JP5743657B2 - 移動通信システム、基地局、ネットワーク装置、及びハンドオーバ制御方法 - Google Patents

移動通信システム、基地局、ネットワーク装置、及びハンドオーバ制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線端末のハンドオーバを制御する移動通信システム、基地局、ネットワーク装置、及びハンドオーバ制御方法に関する。
移動通信システムにおいて、移動しながら無線通信を行う無線端末は、より無線品質の良好な基地局へ接続先を切り替えるハンドオーバを行う。
また、無線品質だけでなく、無線端末で実行中のアプリケーションを考慮してハンドオーバ制御を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の無線端末は、接続先の基地局との間で無線品質が劣化し、且つアプリケーションが必要とするデータレートが該接続先の基地局との間で得られない場合に、該接続先の基地局に隣接する他の基地局へのハンドオーバを行う。
特許文献1に記載の技術によれば、VoIP(Voice over Internet Protocol)等の低データレートで済むアプリケーションを実行している無線端末は、Web閲覧等の高データレートを必要とするアプリケーションを実行している無線端末と比較して、遅めにハンドオーバを行うよう制御される。
特開2005−101930号公報
輻輳中の基地局(すなわち高負荷状態にある基地局)の通信エリアに向けて、同時期に複数の無線端末が移動しているケースでは、該基地局の無線リソースが逼迫していることから、該複数の無線端末のうち一部の無線端末は該基地局へのハンドオーバが許容されるものの、残りの無線端末はハンドオーバが許容されない。
かかるケースにおいて、ハンドオーバが許容されない無線端末でVoIP等のリアルタイムアプリケーションを実行している場合には、無線通信が中断することによって、音声の途切れや遅延等、著しいサービス品質の低下が生じるという問題がある。
特許文献1に記載の技術では、VoIPを実行中の無線端末のハンドオーバは後回しになることから、かかるケースにおいて、該無線端末のハンドオーバが許容されずに、無線通信が中断することによる著しいサービス品質の低下が生じる可能性が高い。
そこで、本発明は、リアルタイムアプリケーションを実行している無線端末において著しいサービス品質の低下が生じる可能性を低減できる移動通信システム、基地局、ネットワーク装置、及びハンドオーバ制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。
まず、本発明に係る移動通信システムの特徴は、第1の基地局(基地局eNB#1)と、該第1の基地局に隣接する第2の基地局(基地局eNB#2)とを有する移動通信システムであって、前記第1の基地局に接続している無線端末(無線端末UE)の移動状態に基づいて、前記第1の基地局から前記第2の基地局への該無線端末のハンドオーバを制御する制御部(制御部207、制御部304、制御部403、制御部504、又は制御部603)を備え、前記制御部は、前記第1の基地局に接続している複数の無線端末(無線端末UE#1,UE#2)が前記第2の基地局の通信エリアに移動すると予測される場合であって、かつ前記第2の基地局の負荷レベルが所定よりも高い場合に、前記複数の無線端末のうちリアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末(無線端末UE#2)のハンドオーバを優先するよう制御すると共に、前記複数の無線端末のうち、必要とするデータレートが高いアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを規制するよう制御する、ことを要旨とする。
このような特徴によれば、第1の基地局に接続している複数の無線端末が第2の基地局の通信エリアに移動すると予測される場合に、該複数の無線端末のうちリアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを優先する。これにより、第2の基地局が輻輳中であっても、リアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバが許容される可能性を高めることができる。従って、リアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末の無線通信が中断することによる著しいサービス品質の低下が生じる可能性を低減できる。
本発明に係る移動通信システムの他の特徴は、上記特徴に係る移動通信システムにおいて、前記制御部は、前記複数の無線端末が前記第2の基地局の通信エリアに移動すると予測される場合に、前記複数の無線端末のうち、必要とするデータレートが低いリアルタイムアプリケーション(例えばVoIP)を実行中の無線端末(無線端末UE#2)のハンドオーバを優先するよう制御することを要旨とする。
本発明に係る移動通信システムの他の特徴は、上記特徴に係る移動通信システムにおいて、前記制御部は、前記第1の基地局に設けられることを要旨とする。
本発明に係る移動通信システムの他の特徴は、上記特徴に係る移動通信システムにおいて、前記制御部は、前記第2の基地局に設けられることを要旨とする。
本発明に係る移動通信システムの他の特徴は、上記特徴に係る移動通信システムにおいて、前記制御部は、前記第1及び第2の基地局よりも上位のネットワーク装置(移動管理装置MME、サービングゲートウェイS−GW、又はPDNゲートウェイP−GW)に設けられることを要旨とする。
本発明に係る基地局の特徴は、第1の基地局(基地局eNB#1)と、該第1の基地局に隣接する第2の基地局(基地局eNB#2)とを有する移動通信システムにおいて、前記第1の基地局又は前記第2の基地局の何れかである基地局であって、前記第1の基地局に接続している無線端末(無線端末UE)の移動状態に基づいて、前記第1の基地局から前記第2の基地局への該無線端末のハンドオーバを制御する制御部(制御部207又は制御部304)を備え、前記制御部は、前記第1の基地局に接続している複数の無線端末(無線端末UE#1,UE#2)が前記第2の基地局の通信エリアに移動すると予測される場合であって、かつ前記第2の基地局の負荷レベルが所定よりも高い場合に、前記複数の無線端末のうちリアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末(無線端末UE#2)のハンドオーバを優先するよう制御すると共に、前記複数の無線端末のうち、必要とするデータレートが高いアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを規制するよう制御することを要旨とする。
本発明に係るネットワーク装置の特徴は、第1の基地局(基地局eNB#1)と、該第1の基地局に隣接する第2の基地局(基地局eNB#2)とを有する移動通信システムにおいて、前記第1及び第2の基地局よりも上位のネットワーク装置(移動管理装置MME、サービングゲートウェイS−GW、又はPDNゲートウェイP−GW)であって、前記第1の基地局に接続している無線端末(無線端末UE)の移動状態に基づいて、前記第1の基地局から前記第2の基地局への該無線端末のハンドオーバを制御する制御部(制御部403、制御部504、又は制御部603)を備え、前記制御部は、前記第1の基地局に接続している複数の無線端末(無線端末UE#1,UE#2)が前記第2の基地局の通信エリアに移動すると予測される場合であって、かつ前記第2の基地局の負荷レベルが所定よりも高い場合に、前記複数の無線端末のうちリアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末(無線端末UE#2)のハンドオーバを優先するよう制御すると共に、前記複数の無線端末のうち、必要とするデータレートが高いアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを規制するよう制御する、ことを要旨とする。
本発明に係るハンドオーバ制御方法の特徴は、第1の基地局(基地局eNB#1)に接続している無線端末(無線端末UE)の移動状態に基づいて、前記第1の基地局から、前記第1の基地局に隣接する第2の基地局(基地局eNB#2)への該無線端末のハンドオーバを制御するステップを備え、前記制御するステップでは、前記第1の基地局に接続している複数の無線端末(無線端末UE#1,UE#2)が前記第2の基地局の通信エリアに移動すると予測される場合であって、かつ前記第2の基地局の負荷レベルが所定よりも高い場合に、前記複数の無線端末のうちリアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末(無線端末UE#2)のハンドオーバを優先するよう制御すると共に、前記複数の無線端末のうち、必要とするデータレートが高いアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを規制するよう制御する、ことを要旨とする。
本発明によれば、リアルタイムアプリケーションを実行している無線端末において著しいサービス品質の低下が生じる可能性を低減できる移動通信システム、基地局、ネットワーク装置、及びハンドオーバ制御方法を提供できる。
本発明の実施形態に係る移動通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る無線端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る移動管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るサービングゲートウェイの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るPDNゲートウェイの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る移動通信システムの全体概略動作を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る移動通信システムによるHOスケジューリング処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る移動通信システムによるHO判断処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る移動通信システムの詳細動作パターン1を示す動作シーケンス図である。 本発明の実施形態に係る移動通信システムの詳細動作パターン2を示す動作シーケンス図である。 本発明の実施形態に係る移動通信システムの詳細動作パターン3を示す動作シーケンス図である。
図面を参照して、本発明の実施形態について、(1)移動通信システムの構成、(2)移動通信システムの動作、(3)実施形態の効果、(4)その他の実施形態の順に説明する。以下の実施形態における図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付す。
(1)移動通信システムの構成
まず、本実施形態に係る移動通信システムの構成について、(1.1)全体概略構成、(1.2)詳細構成の順に説明する。
(1.1)全体概略構成
図1は、本実施形態に係る移動通信システム1の全体概略構成図である。移動通信システム1は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で仕様が策定されているLTE(Long Term Evolution)に基づいて構成されている。
図1に示すように、移動通信システム1は、無線端末UEと、複数の基地局eNBと、移動管理装置MMEと、サービングゲートウェイS−GWと、PDNゲートウェイP−GWと、公衆通信網IMSとを有する。公衆通信網IMSはSIP(Session Initiation Protocol)を用いたマルチメディアサービスに対応したパケット交換網である。
無線端末UEは、ユーザが所持する無線通信装置であり、ユーザ装置とも称される。無線端末UEは、通信実行中の状態(コネクテッドモードと称される)において各種アプリケーションを実行し、接続先の基地局eNBとの間に確立される論理通信路であるベアラを介して、公衆通信網IMS上に設けられたサーバ等との間でユーザデータパケットを送受信する。なお、無線端末UEが実行するアプリケーションの種別、具体的には、無線端末UEが実行するアプリケーションに要求されるサービス品質(QoS)に応じたベアラが確立される。
また、無線端末UEは、より無線品質の良好な基地局eNBへ接続先を切り替えるハンドオーバ(以下、ハンドオーバをHOと略記する)を行う。
複数の基地局eNBのそれぞれは、無線端末UEにサービスを提供すべき通信エリアを形成する。各基地局eNBの通信エリアは、通信エリアの最小単位であるセルを1つ又は複数用いて構成される。
互いに隣接する各基地局eNBは、他の基地局との間の論理的なインターフェイス(以下、インターフェイスをI/Fと略記する)であるX2 I/Fを介して相互に通信可能である。隣接し合う基地局eNB間において、HO制御等に用いられる制御信号が、X2 I/Fを介して送受信される。
複数の基地局eNBのそれぞれは、上位のネットワーク装置(すなわち移動管理装置MME及びサービングゲートウェイS−GW)との間の論理的なI/FであるS1 I/Fを介して、移動管理装置MME及びサービングゲートウェイS−GWと通信可能である。
移動管理装置MMEは、各種制御を行うためのプロトコル群である制御プレーンに対応して設けられる装置であり、位置登録や、着信時の端末呼び出し(ページング)処理、基地局間HOといったモビリティ管理を行う。移動管理装置MMEは、S1 I/Fの一種であるS1-MME I/Fを介して基地局eNBを制御する。
サービングゲートウェイS−GWは、ユーザデータパケットを転送するためのプロトコル群であるユーザプレーンに対応して設けられる装置であり、S1 I/Fの一種であるS1-U I/Fと、PDNゲートウェイP−GWとの間の論理的なI/FであるS5 I/Fとを介して送受信されるユーザデータパケットを中継する。なお、サービングゲートウェイS−GW及び移動管理装置MMEは、S11 I/Fと称される論理的なI/Fを介して相互に通信可能である。
PDNゲートウェイP−GWは、公衆通信網IMSとの間の論理的なI/FであるSGi I/Fと、PDNゲートウェイP−GWとの間の論理的なI/FであるS5 I/Fとを介して送受信されるユーザデータパケットを中継する。
(1.2)詳細構成
次に、移動通信システム1の詳細構成について、基地局eNBの構成、無線端末UEの構成、移動管理装置MMEの構成、サービングゲートウェイS−GWの構成、PDNゲートウェイP−GWの構成の順に説明する。
図2は、基地局eNBの構成を示すブロック図である。
図2に示すように、基地局eNBは、無線端末UEへの無線信号の送信及び無線端末UEからの無線信号の受信を行うためのアンテナ201と、アンテナ201が受信する信号(受信信号)に対するRF(Radio Frequency)帯からベースバンド帯への変換及びアンテナ201から送信する信号(送信信号)に対するベースバンド帯からRF帯からへの変換を行うRF部202と、RF部202が出力する受信信号の復調及びRF部202に入力する送信信号の変調を行う変復調部203と、他の基地局eNBとのI/Fとして機能する基地局I/F部204と、移動管理装置MMEとのI/Fとして機能するMME I/F部205と、サービングゲートウェイS−GWとのI/Fとして機能するS−GW I/F部206と、各種制御を行う制御部207と、各種データを記憶するメモリ208とを含む。
図3は、無線端末UEの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、無線端末UEは、基地局eNBへの無線信号の送信及び基地局eNBからの無線信号の受信を行うためのアンテナ301と、アンテナ301が受信する信号(受信信号)に対するRF帯からベースバンド帯への変換及びアンテナ301から送信する信号(送信信号)に対するベースバンド帯からRF帯からへの変換を行うRF部302と、RF部302が出力する受信信号の復調及びRF部302に入力する送信信号の変調を行う変復調部303と、各種制御を行う制御部304と、各種データを記憶するメモリ305と、各種入力を行う入力部306と、音声及び画像をデコードするデコーダ部307と、音声が入力されるマイク308と、音声を出力するスピーカ309と、各種画像を表示する表示部310と、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信するGPSアンテナ311と、GPSアンテナ311が受信した信号を用いて位置情報を測定するGPS受信機312とを含む。
制御部207は、メモリ305に記憶されているアプリケーション・プログラムを実行することで、各種アプリケーションを実行する。このようなアプリケーションは、リアルタイム性を要求するアプリケーション(以下、リアルタイムアプリケーションと称する)と、リアルタイム性を要求しないアプリケーション(以下、非リアルタイムアプリケーションと称する)とに大別される。
リアルタイムアプリケーションの例としては、VoIP、対戦型ゲーム、テレビ会議、ビデオストリーミング等が挙げられる。なお、VoIPは、リアルタイムアプリケーションの中でも、必要とするデータレートが最も低いアプリケーションである。
非リアルタイムアプリケーションの例としては、Web閲覧、メール、ファイル転送等が挙げられる。
図4は、移動管理装置MMEの構成を示すブロック図である。
図4に示すように、移動管理装置MMEは、基地局eNBとのI/Fとして機能する基地局I/F部401と、サービングゲートウェイS−GWとのI/Fとして機能するS−GW I/F部402と、各種制御を行う制御部403と、各種データを記憶するメモリ404とを含む。
図5は、サービングゲートウェイS−GWの構成を示すブロック図である。
図5に示すように、サービングゲートウェイS−GWは、基地局eNBとのI/Fとして機能する基地局I/F部501と、移動管理装置MMEとのI/Fとして機能するMME I/F部502と、PDNゲートウェイP−GWとのI/Fとして機能するP−GW I/F部503と、各種制御を行う制御部504と、各種データを記憶するメモリ505とを含む。
図6は、PDNゲートウェイP−GWの構成を示すブロック図である。
図6に示すように、PDNゲートウェイP−GWは、サービングゲートウェイS−GWとのI/Fとして機能するS−GW I/F部601と、公衆通信網IMSとのI/Fとして機能するIMS I/F部602と、各種制御を行う制御部603と、各種データを記憶するメモリ604とを含む。
(2)移動通信システムの動作
次に、移動通信システム1の動作について、(2.1)全体概略動作、(2.2)HOスケジューリング処理、(2.3)HO判断処理、(2.4)詳細動作例の順に説明する。
(2.1)全体概略動作
図7は、移動通信システム1の全体概略動作を説明するための図である。
図7(a)に示すように、基地局eNB#1には、基地局eNB#1の通信エリア内であって輸送機器(例えば電車等)内にある複数の無線端末UE#1,UE#2が接続している。
無線端末UE#1,UE#2は、輸送機器の移動に伴い、基地局eNB#1に隣接する基地局eNB#2の通信エリアに向けて移動している。ここで、無線端末UE#1はVoIPを実行せずに非リアルタイムアプリケーションを実行しており、無線端末UE#2はVoIPを実行しているものとする。また、基地局eNB#2は、輻輳中であり、無線リソースが逼迫している状態であるとものとする。
このような状況において、図7(b)に示すように、VoIPのベアラを持つ無線端末UE#2を優先して基地局eNB#2にHOさせる。無線端末UE#2を優先して基地局eNB#2にHOさせるための方法としては、例えば、基地局eNB#2へのHOがし易くなるよう無線端末UE#2のHO閾値を調整するという方法でもよく、無線端末UE#2のHO手順が完了するまで無線端末UE#1のHO手順の開始を待たせるという方法でもよい。
このように、VoIPのベアラを持つ無線端末UE#2を無線端末UE#1よりも優先して基地局eNB#2にHOさせることにより、基地局eNB#2が輻輳中であっても、無線端末UE#2のHOが許容される可能性を高めることができる。
これに対し、非リアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末UE#1については、基地局eNB#2へのHOを行わずに無線通信が中断しても、更なる移動により基地局eNB#3に接続して無線通信を再開すれば、非リアルタイムアプリケーションの特性上、サービス品質が著しく低下することはない。
(2.2)HOスケジューリング処理
図8は、移動通信システム1によるHOスケジューリング処理を示すフローチャートである。ここでは、図7に示した状況でのHOスケジューリング処理を例に説明する。なお、本フローチャートは、基地局eNB#1、基地局eNB#2、移動管理装置MME、サービングゲートウェイS−GW、又はPDNゲートウェイP−GWが、周期的に実行するものとする。
図8に示すように、ステップS11において、基地局eNB#2の負荷レベルを所定レベルと比較し、HOのターゲットとなる基地局eNB#2が輻輳中であるか否かを判別する。
具体的には、基地局eNB#2の負荷レベルが所定レベルよりも高いことが確認できた場合には、基地局eNB#2が輻輳中であると判別する。ここで負荷レベルとは、例えば、基地局eNB#2の無線リソース使用量(あるいは無線リソース使用率)、又は基地局eNB#2のハードウェアリソース使用量(あるいはハードウェアリソース使用率)等を意味する。
基地局eNB#2が輻輳中であると判別された場合(ステップS11;YES)、ステップS12において、無線端末UE#1,UE#2から通知された位置情報に基づき、無線端末UE#1,UE#2が基地局eNB#2の通信エリアに移動するか否かを予測する。
例えば、位置情報に基づき算出した無線端末UE#1,UE#2の移動速度及び進行方向と、メモリ208,404,505,又は604に記憶されている近隣地域の地図情報とに基づき、基地局eNB#2の通信エリアに向かう特定の経路(例えば線路上)に沿って一定以上の速度(例えば80km/h以上)で無線端末UE#1,UE#2が移動していることが確認できた場合に、無線端末UE#1,UE#2が基地局eNB#2の通信エリアに移動すると予測する。
無線端末UE#1,UE#2が基地局eNB#2の通信エリアに移動すると予測される場合(ステップS12;YES)、ステップS13において、VoIPのベアラを持つ無線端末UEを優先してHOさせるためのHO制御情報を生成する。
その際、無線端末UE#2を指定せずに、VoIPのベアラを持つ任意の無線端末UEを優先してHOさせるためのHO制御情報を生成してもよく、無線端末UE#2がVoIPを実行中であることをベアラ種別に基づいて判別し、優先してHOさせるべき無線端末UEとして無線端末UE#2を指定したHO制御情報を生成してもよい。
なお、HO元の基地局eNB#1以外の装置がHO制御情報を生成した場合(ステップS14;YES)、ステップS15において、該装置は、生成したHO制御情報をHO元の基地局eNB#1に送信する。基地局eNB#1は、HO制御情報を受信し、受信したHO制御情報を自局のメモリ208に記憶する。
これに対し、HO元の基地局eNB#1がHO制御情報を生成した場合(ステップS14;NO)、基地局eNB#1は、生成したHO制御情報を自局のメモリ208に記憶する。
(2.3)HO判断処理
図9は、移動通信システム1によるHO判断処理を示すフローチャートである。ここでは、図7に示した状況でのHOスケジューリング処理を例に説明する。
図9に示すように、ステップS21において、基地局eNB#1の制御部207は、VoIPのベアラを持つ無線端末UEを優先してHOさせるためのHO制御情報が自局のメモリ208に記憶されているか否かを確認する。
HO制御情報が記憶されていることが確認できた場合(ステップS22;YES)、ステップS22において、基地局eNB#1の制御部207は、VoIPのベアラを持つ無線端末UE#2を優先して基地局eNB#2にHOさせるHO手順を行うと決定する。例えば、基地局eNB#1の制御部207は、無線端末UE#2が基地局eNB#2にHOし易くなるようHOの閾値を調整する、又は、無線端末UE#2のHO手順が完了するまで無線端末UE#1のHO手順の開始を待たせることで、無線端末UE#2のHOを優先する。
一方、HO制御情報が記憶されていることが確認できない場合(ステップS22;NO)、ステップS23において、基地局eNB#1の制御部207は、通常通りのHO手順を行うと決定する。
なお、HO手順としては、例えば3GPP TS36.300に記載されているHO手順を利用できる。
(2.4)詳細動作例
次に、移動通信システム1の詳細動作パターン1〜3を説明する。ここでは、図7に示した状況での詳細動作パターンを例に説明する。
詳細動作パターン1は基地局eNB#1がHOスケジューリング処理を行うパターンであり、詳細動作パターン2は基地局eNB#2がHOスケジューリング処理を行うパターンであり、詳細動作パターン3は移動管理装置MMEがHOスケジューリング処理を行うパターンである。
なお、サービングゲートウェイS−GW又はPDNゲートウェイP−GWがHOスケジューリング処理を行うパターンについては、詳細動作パターン3と同様の動作であるため、説明を省略する。
(2.4.1)詳細動作パターン1
図10は、移動通信システム1の詳細動作パターン1を示す動作シーケンス図である。
図10に示すように、ステップS101において、基地局eNB#2の制御部207は、自局の負荷レベルを測定し、測定結果を示す負荷情報を生成する。ステップS102において、基地局eNB#2の制御部207は、生成した負荷情報を基地局eNB#1に送信するよう基地局I/F部204を制御する。基地局eNB#1の基地局I/F部204は、負荷情報を受信し、基地局eNB#1の制御部207は、受信された負荷情報を記憶するよう自局のメモリ208を制御する。
ステップS103において、無線端末UE#1のGPS受信機312は、位置情報を測定する。ステップS104において、無線端末UE#1の制御部304は、測定された位置情報を基地局eNB#1に送信するよう変復調部303及びRF部302を制御する。基地局eNB#1のRF部202及び変復調部203は、無線端末UE#1の位置情報を受信し、基地局eNB#1の制御部207は、受信された負荷情報を記憶するようメモリ208を制御する。
また、ステップS105において、無線端末UE#2のGPS受信機312は、位置情報を測定する。ステップS106において、無線端末UE#2の制御部304は、測定された位置情報を基地局eNB#1に送信するよう変復調部303及びRF部302を制御する。基地局eNB#1のRF部202及び変復調部203は、無線端末UE#2の位置情報を受信し、基地局eNB#1の制御部207は、受信された負荷情報を記憶するようメモリ208を制御する。
ステップS107〜S110において、ステップS103〜S106と同様の手順が実行される。
ステップS111において、基地局eNB#1の制御部207は、自局のメモリ208に記憶されている、基地局eNB#2の負荷情報と、無線端末UE#1,#2の位置情報と、近隣地域の地図情報とに基づいて、図8で示したHOスケジューリング処理を実行する。すなわち、本動作パターンにおいて、基地局eNB#1の制御部207は、VoIPを実行中の無線端末UEのHOを優先するよう制御する制御部に相当する。
ステップS112において、基地局eNB#1の制御部207は、HOスケジューリング処理の結果に基づき、図8で示したHO判断処理を実行する。その後、ステップS113において、HO判断処理の結果に応じたHO手順が実行される。
(2.4.2)詳細動作パターン2
図11は、移動通信システム1の詳細動作パターン2を示す動作シーケンス図である。
図11に示すように、ステップS201において、基地局eNB#2の制御部207は、自局の負荷レベルを測定し、測定結果を示す負荷情報を記憶するよう自局のメモリ208を制御する。
ステップS202において、無線端末UE#1のGPS受信機312は、位置情報を測定する。ステップS203において、無線端末UE#1の制御部304は、測定された位置情報を基地局eNB#1に送信するよう変復調部303及びRF部302を制御する。基地局eNB#1のRF部202及び変復調部203は、無線端末UE#1の位置情報を受信する。ステップS204において、基地局eNB#1の制御部207は、受信された位置情報を基地局eNB#2に送信するよう基地局 I/F部204を制御する。基地局eNB#2の基地局I/F部204は、無線端末UE#1の位置情報を受信し、基地局eNB#2の制御部207は、受信された位置情報を記憶するよう自局のメモリ208を制御する。
ステップS205において、無線端末UE#2のGPS受信機312は、位置情報を測定する。ステップS206において、無線端末UE#2の制御部304は、測定された位置情報を基地局eNB#1に送信するよう変復調部303及びRF部302を制御する。基地局eNB#1のRF部202及び変復調部203は、無線端末UE#2の位置情報を受信する。ステップS207において、基地局eNB#1の制御部207は、受信された位置情報を基地局eNB#2に送信するよう基地局 I/F部204を制御する。基地局eNB#2の基地局I/F部204は、無線端末UE#2の位置情報を受信し、基地局eNB#2の制御部207は、受信された位置情報を記憶するよう自局のメモリ208を制御する。
ステップS208〜S213において、ステップS202〜S207と同様の手順が実行される。
ステップS214において、基地局eNB#2の制御部207は、自局のメモリ208に記憶されている、自局の負荷情報と、無線端末UE#1,#2の位置情報と、近隣地域の地図情報とに基づいて、図8で示したHOスケジューリング処理を実行する。すなわち、本動作パターンにおいて、基地局eNB#2の制御部207は、VoIPを実行中の無線端末UEのHOを優先するよう制御する制御部に相当する。
ステップS215において、基地局eNB#2の制御部207は、HOスケジューリング処理でHO制御情報が生成された場合に、該HO制御情報を基地局eNB#1に送信するよう基地局I/F部204を制御する。基地局eNB#1の基地局I/F部204は、HO制御情報を受信し、基地局eNB#1の制御部207は、受信されたHO制御情報を記憶するよう自局のメモリ208を制御する。
ステップS216において、基地局eNB#1の制御部207は、HOスケジューリング処理の結果に基づき、図8で示したHO判断処理を実行する。その後、ステップS217において、HO判断処理の結果に応じたHO手順が実行される。
(2.4.3)詳細動作パターン3
図12は、移動通信システム1の詳細動作パターン3を示す動作シーケンス図である。
図12に示すように、ステップS301において、基地局eNB#2の制御部207は、自局の負荷レベルを測定し、測定結果を示す負荷情報を生成する。ステップS302において、基地局eNB#2の制御部207は、生成した負荷情報を移動管理装置MMEに送信するようMME I/F部205を制御する。移動管理装置MMEの基地局I/F部401は、基地局eNB#2の負荷情報を受信し、移動管理装置MMEの制御部403は、受信された負荷情報を記憶するようメモリ404を制御する。
ステップS303において、無線端末UE#1のGPS受信機312は、位置情報を測定する。ステップS304において、無線端末UE#1の制御部304は、測定された位置情報を基地局eNB#1に送信するよう変復調部303及びRF部302を制御する。基地局eNB#1のRF部202及び変復調部203は、無線端末UE#1の位置情報を受信する。ステップS305において、基地局eNB#1の制御部207は、受信された位置情報を移動管理装置MMEに送信するよう自局のMME I/F部205を制御する。移動管理装置MMEの基地局I/F部401は、無線端末UE#1の位置情報を受信し、移動管理装置MMEの制御部403は、受信された位置情報を記憶するようメモリ404を制御する。
ステップS306において、無線端末UE#2のGPS受信機312は、位置情報を測定する。ステップS307において、無線端末UE#2の制御部304は、測定された位置情報を基地局eNB#1に送信するよう変復調部303及びRF部302を制御する。基地局eNB#1のRF部202及び変復調部203は、無線端末UE#2の位置情報を受信する。ステップS308において、基地局eNB#1の制御部207は、受信された位置情報を移動管理装置MMEに送信するよう自局のMME I/F部205を制御する。移動管理装置MMEの基地局I/F部401は、無線端末UE#2の位置情報を受信し、移動管理装置MMEの制御部403は、受信された位置情報を記憶するようメモリ404を制御する。
ステップS309〜S314において、ステップS303〜S308と同様の手順が実行される。
ステップS315において、移動管理装置MMEの制御部403は、自局のメモリ404に記憶されている、基地局eNB#2の負荷情報と、無線端末UE#1,#2の位置情報と、近隣地域の地図情報とに基づいて、図8で示したHOスケジューリング処理を実行する。すなわち、本動作パターンにおいて、移動管理装置MMEの制御部403は、VoIPを実行中の無線端末UEのHOを優先するよう制御する制御部に相当する。
ステップS316において、移動管理装置MMEの制御部403は、HOスケジューリング処理でHO制御情報が生成された場合に、該HO制御情報を基地局eNB#1に送信するよう基地局I/F部401を制御する。基地局eNB#1のMME I/F部205は、HO制御情報を受信し、基地局eNB#1の制御部207は、受信されたHO制御情報を記憶するよう自局のメモリ208を制御する。
ステップS317において、基地局eNB#1の制御部207は、HOスケジューリング処理の結果に基づき、図8で示したHO判断処理を実行する。その後、ステップS318において、HO判断処理の結果に応じたHO手順が実行される。
(3)実施形態の効果
以上説明したように、本実施形態によれば、基地局eNB#2が輻輳中であって、基地局eNB#1に接続している複数の無線端末UE#1,UE#2が基地局eNB#2の通信エリアに移動すると予測される場合に、複数の無線端末UE#1,UE#2のうち、リアルタイムアプリケーションの一種であるVoIPのベアラを持つ無線端末UE#2のHOを優先する。これにより、基地局eNB#2が輻輳中であっても、VoIPを実行中の無線端末UE#2のHOが許容される可能性を高めることができる。従って、VoIPを実行中の無線端末UE#2の無線通信が中断することにより音声の途切れや遅延が生じる可能性を低減できる。
また、VoIPは、リアルタイムアプリケーションの中でも必要とするデータレートが最も低いアプリケーションであることから、VoIPを実行中の無線端末UE#2が基地局eNB#2にHOしても、基地局eNB#2の負荷レベルは余り増加せず、基地局eNB#2に接続する無線端末UEのサービス品質が低下する可能性を低減できる。
(4)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
(4.1)変更例1
上述した実施形態においては、無線端末UEのベアラ種別に基づいて、無線端末UEの実行中のアプリケーションを特定していたが、ベアラ種別に限らず、ユーザデータパケットに含まれるヘッダ情報又はユーザデータパケットのパケット種別等に基づいて無線端末UEの実行中のアプリケーションを特定してもよい。
(4.2)変更例2
上述した実施形態においては、無線端末UEのGPS受信機312により得られた位置情報を用いて無線端末UEの移動状態を判断する一例を説明したが、そのような位置情報に限らず、移動管理装置MMEが管理している在圏セルの履歴情報や在圏基地局の履歴情報を用いて無線端末UEの移動状態を判断してもよい。
(4.3)変更例3
上述した実施形態においては、基地局eNB#2が輻輳中であって、基地局eNB#1に接続している複数の無線端末UE#1,UE#2が基地局eNB#2の通信エリアに移動すると予測される場合に、複数の無線端末UE#1,UE#2のうち、リアルタイムアプリケーションの一種であるVoIPのベアラを持つ無線端末UE#2のHOを優先するよう制御していた。
しかしながら、このような制御に加えて、次のような制御を採用してもよい。具体的には、基地局eNB#2の負荷レベルが高い場合(すなわち基地局eNB#2が輻輳中である場合)には、必要とするデータレートが高いアプリケーション(例えばファイル転送やWeb閲覧等)を実行中の無線端末UEが基地局eNB#2へのHOを行うと、基地局eNB#2の負荷レベルが限界に達し、それ以上の無線端末UEのHOが許容される可能性が低くなる。
よって、基地局eNB#2が輻輳中であって、基地局eNB#1に接続している複数の無線端末UE#1,UE#2が基地局eNB#2の通信エリアに移動すると予測される場合に、複数の無線端末UE#1,UE#2のうち、必要とするデータレートが高いアプリケーションに対応するベアラを持つ無線端末UEによる基地局eNB#2へのHOを規制するよう制御する。これにより、VoIP等のリアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末UEによる基地局eNB#2へのHOが許容される可能性を高めることができる。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
IMS…公衆通信網、MME…移動管理装置、P−GW…PDNゲートウェイ、S−GW…サービングゲートウェイ、UE…無線端末、eNB…基地局、1…移動通信システム、201…アンテナ、202…RF部、203…変復調部、204…基地局I/F部、205…MME I/F部、206…S−GW I/F部、207…制御部、208…メモリ、301…アンテナ、302…RF部、303…変復調部、304…制御部、305…メモリ、306…入力部、307…デコーダ部、308…マイク、309…スピーカ、310…表示部、311…GPSアンテナ、312…GPS受信機、401…基地局I/F部、402…S−GW I/F部、403…制御部、404…メモリ、501…基地局I/F部、502…MME I/F部、503…P−GW I/F部、504…制御部、505…メモリ、601…S−GW I/F部、602…IMS I/F部、603…制御部、604…メモリ

Claims (8)

  1. 第1の基地局と、該第1の基地局に隣接する第2の基地局とを有する移動通信システムであって、
    前記第1の基地局に接続している無線端末の移動状態に基づいて、前記第1の基地局から前記第2の基地局への該無線端末のハンドオーバを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1の基地局に接続している複数の無線端末が前記第2の基地局の通信エリアに移動すると予測される場合であって、かつ前記第2の基地局の負荷レベルが所定よりも高い場合に、前記複数の無線端末のうちリアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを優先するよう制御すると共に、前記複数の無線端末のうち、必要とするデータレートが高いアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを規制するよう制御する
    ことを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記制御部は、前記複数の無線端末が前記第2の基地局の通信エリアに移動すると予測される場合に、前記複数の無線端末のうち、必要とするデータレートが低いリアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを優先するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記制御部は、前記第1の基地局に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信システム。
  4. 前記制御部は、前記第2の基地局に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信システム。
  5. 前記制御部は、前記第1及び第2の基地局よりも上位のネットワーク装置に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信システム。
  6. 第1の基地局と、該第1の基地局に隣接する第2の基地局とを有する移動通信システムにおいて、前記第1の基地局又は前記第2の基地局の何れかである基地局であって、
    前記第1の基地局に接続している無線端末の移動状態に基づいて、前記第1の基地局から前記第2の基地局への該無線端末のハンドオーバを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1の基地局に接続している複数の無線端末が前記第2の基地局の通信エリアに移動すると予測される場合であって、かつ前記第2の基地局の負荷レベルが所定よりも高い場合に、前記複数の無線端末のうちリアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを優先するよう制御すると共に、前記複数の無線端末のうち、必要とするデータレートが高いアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを規制するよう制御する
    ことを特徴とする基地局。
  7. 第1の基地局と、該第1の基地局に隣接する第2の基地局とを有する移動通信システムにおいて、前記第1及び第2の基地局よりも上位のネットワーク装置であって、
    前記第1の基地局に接続している無線端末の移動状態に基づいて、前記第1の基地局から前記第2の基地局への該無線端末のハンドオーバを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1の基地局に接続している複数の無線端末が前記第2の基地局の通信エリアに移動すると予測される場合であって、かつ前記第2の基地局の負荷レベルが所定よりも高い場合に、前記複数の無線端末のうちリアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを優先するよう制御すると共に、前記複数の無線端末のうち、必要とするデータレートが高いアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを規制するよう制御する
    ことを特徴とするネットワーク装置。
  8. 第1の基地局に接続している無線端末の移動状態に基づいて、前記第1の基地局から、前記第1の基地局に隣接する第2の基地局への該無線端末のハンドオーバを制御するステップを備え、
    前記制御するステップでは、前記第1の基地局に接続している複数の無線端末が前記第2の基地局の通信エリアに移動すると予測される場合であって、かつ前記第2の基地局の負荷レベルが所定よりも高い場合に、前記複数の無線端末のうちリアルタイムアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを優先するよう制御すると共に、前記複数の無線端末のうち、必要とするデータレートが高いアプリケーションを実行中の無線端末のハンドオーバを規制するよう制御する
    ことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
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