JP5742286B2 - 舌苔清掃具 - Google Patents

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Description

本発明は、舌苔清掃具に関するものである。
従来、この種のものとして、ヘッド部と、該ヘッド部の一端に連設した竿状把持部を有する舌苔清掃具であって、ヘッド部が、竿状把持部の長手方向と平行に延びる谷部を有する凹曲面を表裏いずれか一方の面に有し、ほぼ等厚な扁平薄型に形成され、他方の面が凸曲面に形成され、そしてヘッド部の表裏の両面に、綾織織布、朱子織りの織布、パイル織りの織布からなるシートが添着されており、この舌苔清掃具により舌の両側部上の舌苔を清掃するとき、凹曲面に舌の盛り上がった両側部が嵌り、舌苔清掃具が横ずれせず、竿状把持部を手で持って凹曲面を舌上に当てて進退動するだけで、舌苔を清掃できるというものである。
さらに、前記従来技術の改良として、前記ヘッド部は、凹曲面が形成された芯材の表面にシートが設けられると共に、シートは芯材の側面で固定されて、凹曲面と該凹曲面に対向するシートはそれぞれやや摺動可能に形成され、ヘッド部を舌の上に当て進退動させると、ヘッドに対してやや摺動可能なシートが舌苔を引起しながら舌苔の陰の垢を掻き出すことができる。このときに、凹曲面や凸曲面にそれぞれ対向するシートが滑ることが可能となり、舌にシートがソフトに接触すると共に、竿状把持部に強い力が加わってもシートが滑ることでこれを緩和することができる。
従来、舌苔清掃具として、棒状物の先端に、パイル面がマルチフィラメント糸であるループパイル布帛を固定したものが知られている。また、ループパイルを用いた舌苔清掃具としては各種公報などにも知られている。
特開2008−188275号公報 米国公開公報2009−131960号公報 日本国実用新案第2515465号公報 米国特許第5938673号公報
前記特許文献2の従来技術においては、凸曲面とこれに対向するシートは常時密着するように添着して、シートは凸曲面を摺動できるようになっている。一方、凹曲面とこれに対向するシートは新品のときには両者間に隙間が形成された状態となり、使用していくとシートはやや伸びるので凹曲面と密着して摺動できるようになっている。
そして、新品のときに凹曲面とこれに対向するシートとの間に隙間ができ、この隙間に舌苔が溜まってしまうおそれがある。
このため、新品のときに凹曲面とこれに対向するシートとの間に隙間ができないよう、できても僅かな隙間で済むように、例えばシートを予め凹曲面に添うように曲げておいたりすることが考えられるが、このような場合製作工程が増加するばかりか、シートを凹曲面に正確に添わせる形状とすることは困難であった。
前述の特許文献3,4のような舌苔の垢の除去にあっては、ループを舌に当てて舌表面に沿ってループを移動して舌苔に隠された垢を掻き取るものである。
ところで、舌の背面と側面などには、多数の細かい舌乳頭という粘膜突起が存在している。この舌乳頭は例えば0.5〜1mm程度の大きさである。
そして、従来の舌苔清掃具にあっては、ループで舌乳頭に付着している垢を掻き取るときに、ループで舌乳頭を傷つけてしまうおそれがある。
本発明は、舌苔を掻き取るため糸状材を複数設けた舌苔清掃具において、舌への引っかき傷を可及的に少なくでき、舌苔の垢を逃すことなく確実に擦り取ることができる舌苔清掃具を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、清掃具本体にループパイルからなる線状材を複数突設した舌苔清掃具であって、前記線状材は複数本ずつ前記清掃具本体から突設され、回転ブラシ圧力を加えて弾性限度を超える変形を与え、圧力を取り去っても歪がそのまま残るように塑性加工することによって形成された凹凸を有するものであることを特徴とする舌苔清掃具である。
請求項2の発明は、前記架設部の長手方向の略中央部を、先方へ突設する円弧型に形成したことを特徴とする請求項1記載の舌苔清掃具である。
請求項1の発明によれば、線状材が舌乳頭に引っ掛かったとき、凹部、凸部が直線状に伸びることで、線状材が舌乳頭より擦り抜けることができる。
また、適度な弾性力を持って舌面に押し当てることができる。
請求項2の発明によれば、舌乳頭が架設部の端に位置していたときには、線状材が舌に対して移動しているときに、相対的に舌乳頭が架設部の略中央に移動できて、線状材が擦り抜けやすくなる。
本発明の参考例1を示す舌苔清掃具の斜視図である。 同図1のA―A線断面図である。 同図1のB―B線断面図である。 同要部の断面図である。 同使用状態の断面図である。 同ヘッドの第1工程を示す断面図である。 同ヘッドの第2工程を示す断面図である。 同ヘッドをセットした状態の成型金型の平面図である。 同ヘッドをセットした状態の成型金型の縦断面図である。 本発明の参考例2を示すヘッドの第1工程を示す断面図である。 同ヘッドの第2工程を示す断面図である。 同ヘッドをセットした状態の成型金型の縦断面図である。 本発明の参考例3を示す舌苔清掃具の斜視図である。 本発明の実施例を示す要部の拡大縦断面図である。 本発明の実施例を示す使用状態の拡大平面図である。 本発明の参考例4を示す要部の拡大縦断面図である。 本発明の参考例4を示す使用状態の拡大平面図である。 本発明の参考例5を示す要部の拡大縦断面図である。 本発明の参考例6を示す一部切り欠き拡大斜視図である
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
参考例1
図1〜5に示すように、舌苔清掃具は、清掃具本体を形成するヘッド部1に竿状把持部2をほぼ一直線状に有しており、ヘッド部1と竿状把持部2は、細いやや柔軟性に富んだ首部3を介して連設されている。このヘッド部1は、扁平薄型に形成されており、このヘッド部1は表面が粗面に形成された第1のシート4と第2のシート5で覆われている。そして、このシート4,5を介してヘッド部1の側面1A外側に固定すると共に、首部3の先方に連設するリング部6を備える。ヘッド部1は先方が幅大で首部3側が幅狭な平面がほぼ二等辺三角形或いはほぼ正三角形で扁平状であり、参考例では角を丸めたほぼ正三角形状に形成されている。一方の扁平部1B側となるヘッド部1の一方の平面、すなわち図2に下面は山部7が竿状把持部2の長手方向に沿って設けられるように舌8の面に合うように凸曲面9が形成されると共に、他方の扁平部1C側となる他方の平面、すなわち上面は谷部10が竿状把持部2の長手方向に沿って設けられると共に舌8の面に合うように凹曲面11が形成される。
そして、凹曲面11にほぼ密着するように或いは僅かの隙間を有して縦断面が湾曲凹状の前述した湾曲凹状シート4を設ける。また凸曲面9に密着するように縦断面が湾曲凸状の湾曲凸状シート5を設ける。また。これらのシート4,5は、図4に示すようにシート4,5の地本体12の表面に繊維13が上方、下方の外側に向かって突設しているもので、参考例ではパイル布の場合を示しており、シート5はヘッド部1にある一方の扁平部1Bと側面1Aの上下方向の一方を覆うように、またシート4はヘッド部1にある他方の扁平部1Cと側面1Aの上下方向の他方を覆うように設けている。そして、シート4の縁4Aとシート5の縁5Aはヘッド部1の先方、左右及び首部3側の側面1Aでリング部6が外側から嵌着することで、ヘッド部1とシート4の縁4A、シート5の縁5Aとリング部6が一体化する。尚、シート4,5はパイル織り以外に、綾織、朱子織などの織シート或いは不織シート、さらには多孔性あるいは多間隙性材などの表面が粗面に形成されたものによって形成される。
次に、前記舌苔清掃具の製造方法を説明する。ヘッド部1の製造にあっては、図6に示すように、上下一対の下型14とこの下型14に接離可能に対向する上型15とが設けられ、一対の分割面16の一方である上型15に設けられる下面に凹曲面11と同一形状の凹曲面成型用凹部17が形成され、また、下型14に設けられる一対の分割面16の他方である上面に凸曲面9と同一形状の凸曲面成型用凹部18が形成されている。尚、下型14は基台19上に上向きのばねなどの弾性手段20を介して支持されている。また、上型15には、プレス機構などの押圧手段21が設けられている。
そして、下型14の凸曲面成型用凹部18上に、シート5を形成するための平らな状態のパイル地からなり繊維13を下向きとしたシート材料5B、凸曲面9が下向きになったヘッド部1、湾曲凹状シート4を形成するための平らな状態のパイル地からなり、繊維13を上向きとしたシート材料4Bを順に積み重ねた後に、押圧手段21を作動して、上型15を下型14にプレス押圧することで、図7に示すようにシート材料5B、ヘッド部1、シート材料4Bは、凸曲面成型用凹部18と凹曲面成型用凸部17との間に圧力が負荷された状態で挟まれ、シート材料4Bは凹曲面成型用凸部17と凹曲面11との間に挟まれて凹曲面11に添うように谷が長手方向に形成されるように曲面状に形成されて湾曲凹状シート4が形成される。また、シート材料5Bは凸曲面成型用凹部18と凸曲面9との間に挟まれて凸曲面9に添うように山部が長手方向に形成されるように曲面状に形成されて湾曲凸状シート5が形成される。さらに、シート4,5のそれぞれの縁4A,5Aは、ヘッド部1の側面1Aで突き合わされて接合されると共に、その接合された縁の外側は切断されるようになっている。
そして、型開きして分割面16を開くことでヘッド部1、湾曲凹状シート4、湾曲凸状シート5が一体化されたものを取り出す。このヘッド部1においては、凹曲面11には凹曲状に成型されたシート4が密着しているか、或いは僅かな隙間が生じている程度であって、シート4は凹曲面11に固定されることなくシート4は凹曲面11に対してやや摺動できるようになっている。また、凸曲面9には凸曲状に成型されたシート5が密着しているか、或いは僅かな隙間が生じている程度であって、シート5と凸曲面9は固定されることなくシート5は凸曲面9に対してやや摺動できるようになっている。
次に、図8、図9に示す射出成型用金型により、竿状把持部2及びリング部6の成型を行う。この射出成型用金型による成型は、シート4,5を一体化したヘッド1を入れ子として、竿状把持部2、首部3、リング部6を一体成型するものである。このための成型用金型は、接離可能な成型用下型22、成型用上型23を備え、成型用下型22、成型用上型23の分割面24に半割状に形成される成型空間たるキャビティ25は、竿状把持部成型部25Aの先方に首部成型部25Bを介してリング部成型部25Cを形成したものであり、このリング部成型部25Cの内側には予め形成しているシート4,5を一体化したヘッド部1の載置部25Dが形成されている。この載置部25Dは、ヘッド1と一体になって凹状となっているシート4が係合できるように、凹曲面11と同形に形成されている。尚、載置部25Dに対向する上型15のキャビティ25箇所は凸曲面9と同形に形成されている。さらに竿状把持部成型部25Aの端部には溶融樹脂の供給口部25Eが形成されている。
したがって、射出成型用金型の型開き状態で成型用下型22の上面の載置部25Dに、シート4を下側にシート5を上側にしてヘッド部1を設置した状態で型閉じし、そして供給口部25Eより供給された溶融樹脂は、竿状把持部成型部25A、首部成型部25B、リング部成型部25Cに充填される。この際、リング部成型部25Cに充填された溶融樹脂は、ヘッドの側面1Aに接することで、リング部6がシート4,5の縁4A,5Aを介してヘッド部1の側面1Aに外嵌して、リング部6の内側にヘッド部1を固定できるようになっている。尚、後述する図12に示すように載置部25Dに、シート4を上側にシート5を下側にしてヘッド部1を設置してもよい。
そして、冷却した成型後に、型開きして製品を取り出すものである。尚、この製品にあっては、凹曲面11には凹曲状に成型された湾曲凹状シート4が密着しているか、或いは僅かな隙間を有しているが、シート4は凹曲面11に固定されることなくシート4は凹曲面11に対してやや摺動できるようになっている。また同様に、凸曲面9には凸曲状に成型された湾曲凸状シート5が密着しているか、或いは僅かな隙間を有して、シート5は凸曲面9に固定されることなく湾曲凸状シート5は凸曲面9に対してやや摺動できるようになっている。
したがって、図5に示すように、竿状把持部2を握ってヘッド5を口に入れて舌8の角など凸状箇所に使用する場合は、凹曲面11側であるシート4を下向きとしてヘッド1を舌8に当てて舌苔を擦り取るものである。この際、ヘッド部1の凹曲面11に対してその外側にあるシート4は隙間なく多少滑ることができるので、竿状把持部2に多少大きな力を加えたとしても、その力はヘッド部1から直ちにシート4に伝達されるようなことはなく、滑りによって力が緩和されるので、舌8を傷つけるおそれを少なくすることができる。また、シート4は予め凹曲面11に添うようにして摺動自在に密着しているので、シート4と凹曲面11の間の間に隙間はなく、このため下苔が溜まるようなおそれを少なくすることができる。
また、図5の二点鎖線で示すように舌8の窪みがある箇所は、凸曲面9側であるシート5を使用する。この際、ヘッド部1の凸曲面9に対してその外側にある湾曲凸状シート5は多少滑ることができるので、竿状把持部2に多少大きな力を加えたとしても、その力はヘッド部1から直ちにシート5に伝達されるようなことはなく、滑りによって力が緩和されるので、舌8を傷つけるおそれを少なくすることができる。
そして、使用後においては、ヘッド部1を水洗いした後に乾燥させておくものである。
以上のように、前記参考例においては、ヘッド部1は、凹曲面11が形成されたヘッド部1の表面に第1のシート4が設けられると共に、該シート4はヘッド部1の側面1Aで固定されていることで、凹曲面11に対向するシート4が滑ることが可能となり、また凸曲面9が形成されたヘッド部1の表面に第2のシート5が設けられると共に、該シート5はヘッド部1の側面1Aで固定されていることで、凸曲面9に対向するシート5が滑ることが可能となり、舌8にシート4,5がソフトに接触すると共に、竿状把持部2に強い力が加わってもシート4,5が滑ることでこれを緩和することができるものであって、さらに、シート4を凹曲面11に密着するように形成しておくことで、シート4と凹曲面11は密着或いは僅かな隙間を形成して、その間に大きな間隙が形成されず、このためシート4と凹曲面11との間に掻き取った舌苔が溜まりにくくなり、衛生的に保つことができる。
さらに、製造方法においては、凹曲面11に当てたシート4のシート材料4Bを凹曲面11に向けてプレスすることで、シート材料4Bを凹曲面11に密着するか、或いは僅かな隙間が形成されるようにしたので、シート4を正確に形成することができる。また同時に凸曲面9に当てたシート5のシート材料5Bを凸曲面9に向けて下型14、上型15によりプレスすることで、凸曲面9に密着するか、僅かな隙間を有するようにしたのでシート5も同様に正確に形成することができる。
また、ヘッド部1を舌苔清掃具の部品状態である単体の状態で凹曲面11にシート4の材料4Bを配置した後に、凹曲面11に向けてシート4の材料4Bをプレスしてシート4を凹曲面11に密着する湾曲面に形成し、そして、ヘッド部1の側面1Aに、竿状把持部2と一体なリング部6を設けてシート4をヘッド部1の側面1Aで固定することで、単体のヘッド部1の凹曲面11にシート4を正確に密着するか、或いは僅かな隙間ができるように取り付けできる。さらに、ヘッド部1が単体の状態で凸曲面9にシート5の材料5Bを配置した後に、凸曲面9に向けてシート5の材料4Bを下型14、上型15によりプレスして、単体のヘッド部1の凸曲面9にシート5を正確に密着するか、或いは僅かな隙間ができるように形成できる。
参考例2
以下に、他の参考例について説明する。尚、前記参考例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図10〜12に示す参考例2においては、参考例1と異なり下型14に凹曲面成型用凸部17が形成され、上型15に凸曲面成型用凹部18が形成されたものである。また、射出成型用金型は、成型用下型22の載置部25Dは凸曲面9と同形に形成され、成型用上型23の載置部25Dと対向するキャビティ25には凹曲面11と同形に形成されている。
そして、下型14の凹曲面成型用凸部17上に、湾曲凹状シート4を形成するための平らな状態のパイル地からなり、繊維13を下向きとしたシート材料4B、凸曲面9が上向きになったヘッド部1、繊維13を上向きとしたシート材料5B、を順に積み重ねた後に、押圧手段21を作動して、上型15を下型14にプレス押圧して、シート4,5をヘッド1に密着するか僅かな隙間を有して参考例1と同様に一体化される。
さらに、載置部25Dにシート5を下向、シート4を上向きにしたヘッド1を載置部25Dに載置し、そして型閉じして竿状把持部2、首部3、リング部6を成型するものである。尚、図9に示すように凹曲面11を載置部25Dに載置して成型するようにしてもよい。
参考例3
図13は参考例3を示しており、前記参考例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。参考例3では、ヘッド部1´の平面を円形にしたものであり、この円形のヘッド部1´の側面1´Aにリング部6´が配置されるようになっている。このような参考例3においても参考例1と同様な作用効果を奏する。
図14、図15に示すように布は実施例ではフイラメントが複数重なっているマルチフイラメント糸であるループパイル布の場合を示しており、図14はパイル布の断面図である。パイル織の織布の場合は、経糸(パイル糸31、地経糸)の一部(パイル糸31)がパイル織の地本体32の表面にリング状の輪33が線状材として飛び出して織られているので、このパイル糸の輪33が舌苔と絡んで舌苔を引起しやすく、舌苔の垢を掻き出しやすくより効果的となる。このパイル織の地本体32の表面にリング状に飛び出した無数のパイル糸の輪33をヘッド部1の平面と交差(直交が望ましい)する方向でヘッド部1に添着しており、舌の上に押し当てたヘッド部1を長手方向を移動方向Zとした進退移動すると、パイル織の地本体32の表面に浮き上がった経糸であるパイル糸の無数の輪33が舌苔と絡んで舌苔を引起して垢を掻きだしやすくなる。このため、パイル糸の輪33は、地本体32側から間隔Lをおいて立ち上がる左右一対或いは前後一対の立ち上り状の突設部34,35と、これら一対の突設部34,35の先端間を架設すると共に、略中央部36Aを先方へ円弧状に突設する架設部36を有する。符号37は緯糸である。尚、突設部34,35間の間隔Lの方向は移動方向Zと交差、実施例では直交している。
さらに、輪33においては、輪33の長手方向に沿って凹部38、凸部39、凹部38、凸部39・・・を繰り返して波型形状に形成している。尚、このような凹部38、凸部39は輪33の全長ではなく、一部分でもよい。
したがって、竿状把持部を握ってヘッド部1を口に入れて舌の窪みがある箇所に使用する場合は、輪33を舌に当てることで、輪33は舌の表面に沿うように倒れて舌苔の垢を擦り取るものである。一方、竿状把持部を握ってヘッド部1を口に入れて舌の角など凸状箇所に使用する場合は、凹曲面を下向きとして舌に当てて舌苔の垢をパイル糸31輪33によって掻き取るように擦り取るものである。
このように、輪33を移動方向Zに移動して舌苔の垢を輪33によって掻き取るときに、例えば輪33の中に舌乳頭40が入り込み、そして輪33の架設部36が舌乳頭40に引っ掛かった場合には、図15の一点鎖線で示すように輪33における凹部38、凸部39、凹部38、凸部39の箇所が波型形状から直線的に伸びることでクッションの役割を果たし、輪33の架設部36が舌乳頭40に対して摺動し、その間に架設部36が舌乳頭40より擦り抜けることができる。この擦り抜けにより輪33が舌乳頭44を傷つけるおそれを少なくすることができる。
そして、輪33にその長手方向に沿って凹部38、凸部39を形成する製造方法としては、図4のようなヘッド部1に取り付ける前の生地の状態でのループ状の繊維13に、例えば回転ブラシ(図示せず)などを押し当てて繊維13に凹凸を形成するように塑性加工するものである。すなわち繊維に回転ブラシなどの圧力を加えて弾性限度を超える変形を与え、圧力を取り去っても歪がそのまま残るように加工するものである。このように加工したものを上述のようにしてヘッド部1に取り付けるものである。
以上のように、前記実施例では、ヘッド部1に線状材として輪33を複数突設した舌苔清掃具であって、輪33は間隔Lをおいた第一及び第二の突設部34,35の先端側間に架設部36が設けられ、第一及び第二の突設部34,35、架設部36に輪33の長手方向に沿って凹部38、凸部39を設けて波型に形成したことにより、輪33が舌乳頭40に引っ掛かったとき、輪33が引っ張られて凹部38、凸部39が直線状に伸びることで、輪33が無理やり舌乳頭40より抜け出るようなことなく、舌乳頭40より擦り抜けることができ舌乳頭40を傷つけるおそれを少なくできる。
また、架設部36の長手方向の略中央部36Aを、先方へ突設する円弧型に形成したことにより、仮に舌乳頭40が架設部36の端に位置していたときには、輪33が舌に対して移動しているときに、相対的に舌乳頭40が架設部36の略中央部36Aに移動できることで、輪33が舌乳頭40より擦り抜ける長さを大きくでき、舌乳頭40を傷つけずに輪33が擦り抜けることができる。
さらに、第一の突設部34及び第二の突設部35、架設部36の総てに輪33の長手方向に沿って凹部38、凸部39を設けて波型に形成したことで、凹部38、凸部39が直線状となって輪33が伸びる割合が可及的に大きくなり、この結果輪33が舌乳頭40より擦り抜ける長さをより大きくでき、舌乳頭40を傷つけずに輪33が擦り抜けることができる。
しかも、輪33を、ループパイルとすることによって、適度な弾性力を持って舌面に押し当てられ、舌面をなおさら傷めることなく傷つけることなく使用することができる。
また、製造方法において輪33に凹部38、凸部39を形成する方法として、ループ状の繊維に、例えば回転ブラシなどを押し当てて繊維に凹凸を形成するように塑性加工することで、簡単に製造することができる。
参考例4
図16,17は参考例4を示しており、パイル布を改良した場合を示しており、線状材41は、一対の第一の突設部34、第二の突設部35、これらの先端間に配置される張り出し部を形成する架設部36´のうち、第一の突設部34、第二の突設部35のうちいずれか一方においてその連続を無くすようにしたものであり、参考例4では第二の突設部35の先端側に切れ目42を形成することで、第一の突設部34と架設部36´が連続して逆J字形状に形成され、第二の突設部35は直線状に形成されている。尚、切れ目42を入れたことで、第一の突設部34、第二の突設部35がほつれるおそれがあるので、地本体32には、ほつれ防止のために接着、溶着などの抜け止め手段(図示せず)を施すことが好ましい。
そして、輪33に切れ目42を入れる製造方法としては、図4のようなヘッド部1に取り付ける前の生地の状態でのループ状の繊維13に、例えばカッターなどを押し当てて繊維13に切れ目42を形成するものである。このように加工したものを上述のようにしてヘッド部1に取り付けるものである。
したがって、清掃具本体に複数突設した線状材41は突設部34の先端側に該突設部34の第一の長手方向43と交差して第二の長手方向44が横向きとなるように張り出し部たる架設部36´を設けると共に、該張り出し部36´の先端45を自由端に形成している。そして、張り出し部36´の長手方向44の略中央部36´Aを、先方へ突設する円弧型に形成すると共に、張り出し部36´の先端45側はヘッド部1に向かって折り返して形成されて、全体としては逆J字型に形成されている。そして突設部41と先端45側間の幅方向が移動方向Zに直交するように形成されている。
尚、製造方法は、ループ状の繊維における第二の突設部35の上端にナイフのような切断手段(図示せず)を当てて切れ目45を形成するものである。
したがって、竿状把持部を握ってヘッドを口に入れて舌に当てて移動方向Zに沿って移動すると、線状材41は舌の表面に沿うように倒れて舌苔の垢を線状材41の横向きの張り出し部36´によって掻き取るように擦り取るものである。
このように、舌苔の垢を線状材41によって移動方向Zに移動して掻き取るときに、例えば張り出し部36´の中に舌乳頭46が入り込み、そして張り出し部36´が舌乳頭17に引っ掛かった場合には、図14の一点鎖線で示すように片持ち状の張り出し部36´が舌乳頭46によって第一の長手方向42に沿うように、第一の長手方向42と第二の長手方向43との挟角が大きくなり、この結果、自由端となっている先端45が舌乳頭46より抜け出て舌乳頭46を傷つけずに済む。
以上のように、前記参考例4では線状材41は突設部41の先端側に該突設部41の長手方向42と交差する方向に張り出し部36´の長手方向を設けると共に、該張り出し部36´の先端45を自由端に形成したことにより、張り出し部36´が舌乳頭44に引っ掛かったとき、舌乳頭44により張り出し部36´が引っ張られて突設部41の第一の長手方向42に沿うように張り出し部36´が変形することで、張り出し部36´が舌乳頭44より擦り抜けることができ舌乳頭44を傷つけるおそれを少なくできる。
また、突設部41の長手方向42に対して張り出し部36´の長手方向43を横向きに設け、ヘッド部1を移動して舌苔を清掃する場合、移動方向Zに対して張り出し部36´が横向きとなるので、舌苔の垢を逃すことなく確実に擦り取ることができる。
さらに、張り出し部36´の先端45側はヘッド部1に向かって折り返して形成されていることにより、移動方向Zに清掃具本体を移動して舌苔を清掃する場合、移動方向Zに対して張り出し部36´が横向きとなると共に先端45側を折り返しているので、突設部41、張り出し部36´、折り返しされた先端45側によって舌苔を包み込むようにいっそう垢を確実に擦り取ることができる。
しかも、張り出し部36´の長手方向43の略中央部36´Aを、先方へ突設する円弧型に形成したことにより、仮に舌乳頭44が架設部36´の端に位置していたときには、線状材18が舌に対して移動しているときに、相対的に舌乳頭17が張り出し部22の略中央部36´Aに移動できることで、張り出し部36´が舌乳頭44より擦り抜けるようになり、舌乳頭44を傷つけずに線状材41が擦り抜けることができる。
参考例5
図18に示す参考例5では、実施例の内容と参考例5の内容を組み合わせたものであり、凹部38、凸部39を連続して設けた輪33の突設部34,35のうちいずれか一方に切れ目42を形成して、張り出し部を形成する架設部36側の先端45を自由端としたものである。
したがって、輪33が舌乳頭に引っ掛かるときには、凹部38、凸部39が伸びてクッションの役目を果たし、さらに自由端となっている先端45もヘッド部の移動方向と反対側に変形することで、舌乳頭をいっそう傷つけることを阻止することができる。
参考例6
図19に示す参考例6では、上下逆のJ字形状の線状材51をヘッド部1に突設したものである。尚、線状材51としては合成樹脂の他に、馬、豚等の動物の毛によって形成してもよい。
したがって、線状材51が舌乳頭に引っ掛かったとき、線状材51の先端側は舌乳頭により引っ張られて変形することで、舌乳頭より擦り抜けることができ舌乳頭を傷つけるおそれを少なくできるなどの効果を奏する。
以上のように本発明に係る舌苔清掃具は、各種の形状、例えばヘッドに谷部や山部がなく表面が平坦になっているようなものでよいなど各種変形実施が可能である。
1 ヘッド部(清掃具本体)
31 パイル糸(線状材)
34 35 突設部
36 架設部
36A略中央部
38 凹部
39 凸部

Claims (2)

  1. 清掃具本体にループパイルからなる線状材を複数突設した舌苔清掃具であって、
    前記線状材は間隔をおいた第一及び第二の突設部の先端側間に架設部が設けられ、
    前記線状材は複数本ずつ前記清掃具本体から突設され、回転ブラシ圧力を加えて弾性限度を超える変形を与え、圧力を取り去っても歪がそのまま残るように塑性加工することによって形成された凹凸を有するものであることを特徴とする舌苔清掃具。
  2. 前記架設部の長手方向の略中央部を、先方へ突設する円弧型に形成したことを特徴とする請求項1に記載の舌苔清掃具。
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