JP5742264B2 - バリア機構、及び該バリア機構を備えたカメラ - Google Patents

バリア機構、及び該バリア機構を備えたカメラ Download PDF

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Description

本発明は、カメラ等の光学機器における光学系の対物面を開閉保護し、該光学系を塵埃または手指による汚損から保護するバリア機構に係り、特に、モータ駆動による移動鏡筒を備えたカメラ等に好適なバリア機構、及び該バリア機構を備えたカメラに関するものである。
モータ駆動による移動鏡筒を備えたカメラ等のような光学機器における光学系の対物面を開閉保護し、前記光学系を塵埃または手指による汚損等から保護するバリア機構(光学系バリア装置)として、従来から様々なタイプの装置が提案されている。この種の光学系バリア装置においては、複数枚のバリア羽根からなるバリア羽根群を開閉駆動する機構において、バリア羽根群を閉状態となるよう付勢するためにトーションスプリングなどの第1の弾性部材と、第1の弾性部材よりも強い弾性力で作用して前記バリア羽根群を開状態に駆動するための第2の弾性部材と、を備えることが一般的である。
また、外力で駆動されることにより第2の弾性部材の弾性力の前記バリア羽根群への作用を中断させる機構を備えることが一般的である。より具体的には、例えば、支持部材上に回転自在に設置された駆動レバーの一端がバリア羽根のうちの1枚と当接し、他端で第2の弾性部材の駆動力を受けるとともに、駆動レバーはレンズ鏡筒の一部と当接する当接部を備え、第2の弾性部材による付勢力よりも大きなレンズ鏡筒の駆動力を受けて回転することで前記機能を実現する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来技術では、レンズ鏡筒収納時に、駆動レバーがレンズ鏡筒から駆動力を受けた際に、駆動レバーの一部に光軸方向に平行な力が作用して、駆動レバーが傾斜するという問題がある。駆動レバーが傾斜すると、駆動レバーのうちバリア羽根との当接部分が設計値と異なった位置に変位してしまい、バリア羽根群を完全に開状態にすることができないといった作動不良を起こす恐れがある。
本発明の課題は、駆動レバーの傾斜を抑えて、安定した作動を維持することのできるバリア機構、及び該バリア機構を備えたカメラを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のバリア機構は、レンズ鏡筒の被写体側の面に取り付けられたバリア基板と、前記バリア基板に回動自在に設けられた複数枚のバリア羽根からなるバリア羽根群と、前記バリア羽根群をバリア閉方向へ付勢する第1の弾性部材と、前記第1の弾性部材よりも強い弾性力を有する第2の弾性部材と、駆動レバー取付ピンによって前記バリア基板に回動自在に取り付けられ、前記レンズ鏡筒が押し出されたとき、前記第2の弾性部材の弾性力によって一方向へ回動することにより、前記第2の弾性部材の弾性力を前記バリア羽根群へ伝達して、前記第1の弾性部材の弾性力に抗して前記バリア羽根群をバリア開方向へ付勢する駆動レバーと、前記駆動レバーに設けられ、前記レンズ鏡筒の収納時に前記レンズ鏡筒上のカム部材に当接して前記駆動レバーを前記一方向とは逆の方向へ回動させ、前記第2の弾性部材の弾性力が前記駆動レバーを介して前記バリア羽根群に伝達されるのを中断することにより、前記第1の弾性部材の弾性力によって前記バリア羽根群がバリア閉方向へ付勢されるよう制御するピンとを備え、前記駆動レバーと前記駆動レバー取付ピンとの間に、前記駆動レバーの回動時の傾斜を抑制する傾斜抑制部材を有し、前記傾斜抑制部材は、前記駆動レバーの一部を折り曲げることで、前記駆動レバーに一体的に形成された板ばね状であることを特徴とする。
上記構成によれば、レンズ鏡筒の収納時に、駆動レバーがレンズ鏡筒から駆動力を受けた際、つまり、駆動レバーのピンがレンズ鏡筒上のカム部材に当接してピンがカム部材によって押圧された際に、傾斜抑制部材によって駆動レバーの傾斜が抑えられ、駆動レバーの安定した回動動作を実現することができる。
請求項に記載のバリア機構は、請求項1において、前記傾斜抑制部材と前記ピンは、前記第2の弾性部材の弾性力が前記駆動レバーへ作用する作用点と、前記駆動レバーの回動中心とを結ぶ第1の直線よりも、前記レンズ鏡筒の中心軸に近い側に配置され、前記板ばね状の部分の先端部は、前記駆動レバーの回動中心を通り、かつ前記第1の直線に直角な第2の直線上に配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明はカメラの発明であり、請求項1又は2に記載のバリア機構を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、駆動レバーの傾きが抑えられるので、駆動レバーが安定して回動動作を行うバリア機構を実現できるとともに、該バリア機構を備えたカメラを提供するが可能となる。
バリア閉状態のときのバリア機構の斜視図である。 バリア開状態のときのバリア機構の斜視図である。 バリア羽根群及び周辺部材とからなるバリア開閉機構の構成を示した図である。 バリア羽根A1の概要を示しており、(a)はバリア羽根A1の正面図、(b)はバリア羽根A1の側面図である。 バリア羽根B1の概要を示しており、(a)はバリア羽根B1の正面図、(b)はバリア羽根B1の側面図である。 バリア羽根C1の概要を示しており、(a)はバリア羽根C1の正面図、(b)はバリア羽根C1の側面図である。 駆動レバーに外力が作用する前の状況を示す図である。 駆動レバーに外力が作用している状況を示す図である。 駆動レバーの平面図である。 駆動レバーのピンにカム部材から外力(押圧力)が作用したときに、駆動レバーが傾斜する様子を示す図である。 本発明の実施例1による駆動レバーの平面図である。 図11の駆動レバーの要部を拡大した斜視図である。 駆動レバー取付ピンによって、駆動レバーがバリア基板に取り付けられる様子を示した分解斜視図である。 本発明の実施例2による駆動レバーの平面図である。 本発明の実施例3によるカメラの斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
《実施例1》
先ず、本発明に係るバリア機構の構成について説明する。図1及び図2は本発明のバリア機構の概要を示しており、図1はバリア閉状態のときのバリア機構の斜視図、図2はバリア開状態のときのバリア機構の斜視図である。
バリア機構1は撮像レンズ(図示省略)の前面に配置されるものであり、被写体に近い側に位置するバリアカバーF1と、撮像レンズ側に位置するバリア基板F2とを有する。これらバリアカバーF1とバリア基板F2は、一定の間隔tを持って配置されている。
バリアカバーF1は、円盤形状のフレーム構造を成し、中央に前記撮像レンズの有効光路を開放するための窓となる開口部mが形成されている。バリア基板F2も、円盤形状のフレーム構造を成し、中央に前記開口部mと略同形の開口部が形成されている。
バリアカバーF1とバリア基板F2との間には、バリア羽根群G1とバリア羽根群G2とが設けられている。バリア羽根群G1は、バリアカバーF1とバリア基板F2との間で1つの支軸に回動可能に保持された3枚のバリア羽根からなっている。バリア羽根群G2は、バリア羽根群G1と対を成し、バリアカバーF1とバリア基板F2との間で1つの支軸に回動可能に保持された3枚のバリア羽根からなっている。バリア羽根群G1とバリア羽根群G2とは、互いに対を成す同形状のバリア羽根を有している。
バリア羽根群G1では、前記撮像レンズの光軸方向にバリア羽根A1、バリア羽根B1、バリア羽根C1の順番で配列された組合せを有しており、バリア羽根A1はバリア機構1において支軸を中心に回動駆動され、残りのバリア羽根B1,C1はバリア羽根A1の回動に従動して前記支軸を中心に回動するようになっている。
バリア羽根群G2では、前記撮像レンズの光軸方向にバリア羽根A2、バリア羽根B2、バリア羽根C2の順番で配列された組合せを有しており、バリア羽根A2はバリア機構1において支軸を中心に回動駆動され、残りのバリア羽根B2,C2はバリア羽根A2の回動に従動して前記支軸を中心に回動するようになっている。
ここで、バリア機構1が設けられた撮像レンズの有効光路内に、バリア羽根群G1のバリア羽根A1,B1,C1及びバリア羽根群G2のバリア羽根A2,B2,C2を各々回動させて進入させる(これをバリア閉方向への回動という)ことにより、前記有効光路を遮蔽し前記撮像レンズを保護するバリア閉状態となる(図1参照)。また、バリア羽根群G1のバリア羽根A1,B1,C1及びバリア羽根群G2のバリア羽根A2,B2,C2を、前記の場合とは逆方向に回動させて退避させる(これをバリア開方向への回動という)ことにより、前記有効光路を開放する開口部mが形成されたバリア開状態となる(図2参照)。
以下、本発明に係るバリア機構の詳細な構成について説明する。なお、バリア羽根群G1とバリア羽根群G2とは同じ構成からなり、バリア開閉機構に係る周辺部材やそれらの動作も同じであることから、ここでは、バリア羽根群G1とその周辺部材を例に説明する。
図3は、バリア羽根群G1及び周辺部材とからなるバリア開閉機構の構成を示している。図3は撮像レンズ側から見た様子を示しており、バリアカバーF1及びバリア羽根群G1に関するバリア開閉機構のみが描かれ、それ以外の構成は省略されている。
バリア開閉機構は、バリア羽根A1,B1,C1からなるバリア羽根群G1と、バリア羽根A1を一方向に回動させるための第1の弾性部材E11と、該第1の弾性部材E11よりも強い弾性力で作用してバリア羽根A1を第1の弾性部材E11による回動方向とは逆方向に回動させるための第2の弾性部材E12と、第2の弾性部材E12の弾性力をバリア羽根A1に伝達したり、その伝達を中断したりする駆動レバーL1とを備える。
ここで、バリア羽根群G1は、バリアカバーF1とバリア基板F2との間で1つの支軸S11に回動可能に支持され、被写体側から前記撮像レンズの光軸方向に、金属製のバリア羽根A1、モールド樹脂製のバリア羽根B1、及び金属製のバリア羽根C1の順番で配列された組合せを有している。
第1の弾性部材E11は、バリアカバーF1とバリア基板F2との間で、支軸S11に取り付けられたばね用の線材からなるコイル状のスプリングであり、線材の両端部分はそれぞれコイルから一定長さ飛び出している。また、線材の一方の端部は固定され、他方の端部はバリア羽根A1に接し、第1の弾性部材E11は、バリア羽根A1が閉じる方向に回動するよう弾性力を作用させている。
第2の弾性部材E12は、バリア基板F2上に取り付けられ第1の弾性部材E11よりも強い弾性力を有するばね用の線材からなるコイル状のスプリングであり、線材の両端部分はそれぞれコイルから一定長さ飛び出している。また、線材の一方の端部が支軸S13で支持され、他方の端部は駆動レバーL1の一側の折り曲げ部L12(図7及び図8参照)に接し、第2の弾性部材E12は、他方の端部に生ずる弾性力を駆動レバーL1を経由させてバリア羽根A1に伝達して、バリア羽根A1が開く方向に回動するよう作用している。
すなわち、駆動レバーL1は、駆動レバー取付ピンS12(図13参照)によってバリア基板F2に回動自在に支持されており、上述したように一側には折り曲げ部L12を有し、他側にはバリア羽根A1のアームa3に当接可能な折り曲げ部L11(図13参照)を有している。そして、駆動レバーL1は、第2の弾性部材E12の他方の端部から弾性力を受けると、駆動レバー取付ピンS12を中心に回動して、折り曲げ部L11がバリア羽根A1のアームa3に当接して、バリア羽根A1が開く方向に回動するように作用する。また、駆動レバーL1には、前記撮像レンズ側(図3において紙面手前側)に突起したピンP1を有している。
次に、バリア羽根群G1を構成する各バリア羽根の詳細を説明する。
バリア羽根A1は、金属板が板金加工されてなるものであり、その構成材料としては例えばステンレス(SUS)、アルミ、鉄、チタンなどが挙げられる。また、その板厚はバリア羽根として剛性を有する限度で薄いほうがよく、0.2〜0.5mmであることが好ましい。
図4はバリア羽根A1の概要を示しており、(a)はバリア羽根A1の正面図、(b)はバリア羽根A1の側面図である。バリア羽根A1は、撮像レンズを遮蔽する部分となる羽根部分awの一部に、撮像レンズ前面方向に直角に折り曲げられた折り曲げ部a1と、切欠き部a2とを有する。折り曲げ部a1は、バリア閉の際に、隣接するバリア羽根B1に応力を作用させるためものである。また切欠き部a2は、バリア開の際に、隣接するバリア羽根B1に応力を作用させるためのものである。
また、羽根部分awの根元には支軸S11を通すための貫通孔a0が設けられ、この貫通孔a0付近の羽根部分awには、駆動レバーL1の他側の折り曲げ部L11と当接するアームa3が形成されている。
バリア羽根B1は、モールド成形された樹脂からなる板状のものであり、その構成材料は一般的なモールド樹脂(例えばポリカーボネイト)でよい。また、その厚みはバリア羽根として剛性を有する限り可能な限り薄いほうがよく、0.5〜1mmであることが好ましい。
図5はバリア羽根B1の概要を示しており、(a)はバリア羽根B1の正面図、(b)はバリア羽根B1の側面図である。バリア羽根B1は、撮像レンズを遮蔽する部分となる羽根部分bwの一部に、切欠き端面部b11と、撮像レンズ前面方向に突起した突起部b12と、撮像レンズ後面方向に突起した突起部b21と、切欠き端面部b22とを有する。切欠き端面部b11は、バリア閉の際にバリア羽根A1からの応力を受けるためのものであり、突起部b12は、バリア閉の際に、隣接するバリア羽根C1に応力を作用させるためのものである。また、突起部b21は、バリア開の際にバリア羽根A1からの応力を受けるためのものであり、切欠き端面部b22は、バリア開の際にバリア羽根C1に応力を作用させるためのものである。また、羽根部分bwの根元には支軸S11を通すための貫通孔b0が設けられている。
バリア羽根C1は、バリア羽根A1と同様に、ステンレス(SUS)、アルミ、鉄、チタンなどの金属板が板金加工されてなるものであり、その板厚はバリア羽根として剛性を有する限り薄いほうがよく、0.2〜0.5mmであることが好ましい。
図6はバリア羽根C1の概要を示しており、(a)はバリア羽根C1の正面図、(b)はバリア羽根C1の側面図である。バリア羽根C1は、撮像レンズを遮蔽する部分となる羽根部分cwの一部に、切欠き部c1と、撮像レンズ後面方向に直角に折り曲げられた折り曲げ部c2とを有する。切欠き部c1は、バリア閉の際にバリア羽根B1からの応力を受けるものであり、折り曲げ部c2は、バリア開の際にバリア羽根B1からの応力を受けるためのものである。また、羽根部分cwの根元には支軸S11を通すための貫通孔c0が設けられている。
なお、これまでにバリア羽根群G1及びその周辺部材からなるバリア開閉機構に関する構成を示したが、バリア羽根群G2及びその周辺部材からなるバリア開閉機構についてもこれらと同じ構成である。すなわち、バリア開閉機構として、バリア羽根群G2と、バリア羽根A2を一方向に回動させるための第1の弾性部材と、該第1の弾性部材よりも強い弾性力で作用して前記バリア羽根を第1の弾性部材による回動方向とは逆方向に回動させるための第2の弾性部材と、外力で駆動されることにより、第2の弾性部材の弾性力を前記バリア羽根へ伝達したり、その伝達を中断したりする駆動レバーL2(図7及び図8参照)とを備えるものである。
次に、バリア機構1のバリア開閉動作の詳細について説明する。なお、バリア羽根群G1及びその周辺部材からなるバリア開閉機構とバリア羽根群G2及びその周辺部材からなるバリア開閉機構の動作は同じであることから、バリア羽根群G1及びその周辺部材からなるバリア開閉機構を例にとり、以下その動作を説明する。
[1]バリア開状態(図2)からバリア閉状態(図1)への動作
バリア開状態では、駆動レバーL1に外力は作用していない状態であることから、第2の弾性部材E12の弾性力が駆動レバーL1を介してバリア羽根A1のアームa3に作用し、バリア羽根A1,B1,C1にはバリア開となる回動方向にモーメントがかかった状態となっている(ステップS11)。
次いで、駆動レバーL1に外力が作用する。駆動レバーL1に外力が作用するときとは、バリア機構1が取り付けられている撮像レンズの位置を収納状態にするときであり、他の駆動機構の動作を兼ねて、あるいは単独で駆動レバーL1のピンP1に外力が加わるようになっている(ステップS12)。
図7及び図8は駆動レバーL1(L2)に外力が作用する例を示しており、図7は駆動レバーL1(L2)に外力が作用する前の状況を、図8は駆動レバーL1(L2)に外力が作用している状況をそれぞれ示している。また、ここでは、カメラなどの撮像装置に用いられる光学系における回転筒2a、及びバリア機構1の駆動レバーL1,L2のみを示している。
回転筒2aは、円筒形状の呈しており撮像装置の起動とともに円筒外周方向(e方向)で回転しながら前面方向(被写体側方向)に前進し撮像レンズを有するレンズ鏡筒を押し出すようになっており、撮像装置の停止とともに円筒外周方向(e方向とは逆方向となるd方向)で回転しながら沈胴するように後退する構成となっている。また、回転筒2aのバリア機構1側の円筒端面上には駆動レバーL1,L2のそれぞれに対応するようにカム部材2bを備えている。
先ず、図7において、撮像装置に停止に伴って回転筒2aが沈胴するように後退を開始すると、回転筒2aは円筒外周方向(d方向)に回転するとともに、カム部材2bも円筒端面の円周上を回るように移動を開始し駆動レバーL1のピンP1に近づき、当接する。
次いで、回転筒2aは更に回転するが、カム部材2bは回転筒2aの円筒端面厚み方向において先端の幅が狭く徐々に幅が広くなるような傾斜面を有していることから、ピンP1はこの傾斜面に沿って移動し、図8に示すように、回転筒2aの円筒外方向に外力を受けるようになる。これにより、駆動レバーL1は第2の弾性部材E12に抗する方向に力を受けて駆動レバー取付ピンS12を中心に回動し、駆動レバーL1の折り曲げ部L11はバリア羽根A1のアームa3から離れるように移動し、バリア羽根A1には第2の弾性部材E12の弾性力の作用が中断される。
バリア羽根A1への第2の弾性部材E12の弾性力の作用の中断により、バリア羽根A1には第1の弾性部材E11の弾性力が作用するようになり、バリア羽根A1は支軸S11を中心にバリア閉状態となるように回動駆動され、撮像レンズの有効光路内に進入を始める(ステップS13)。
バリア羽根A1の回動により、バリア羽根A1の折り曲げ部a1はバリア羽根B1の切欠き端面部b11に引っ掛かり、さらにバリア羽根A1は回動することから、その回動モーメントはバリア羽根B1に伝達され、バリア羽根B1は支軸S11を中心として回動を始め、撮像レンズの有効光路内に進入を始める(ステップS14)。
バリア羽根B1の回動により、バリア羽根B1の突起部b12はバリア羽根C1の切欠き部c1に引っ掛かり、さらにバリア羽根A1,B1は回動することから、その回動モーメントはバリア羽根C1に伝達され、バリア羽根C1は支軸S11を中心として回動を始め、撮像レンズの有効光路内に進入を始める(ステップS15)。
最終的に、バリア羽根A1,B1,C1は撮像レンズの有効光路を遮蔽するようになる。バリア羽根群G2においても同様の動作が行われ、バリア機構1の開口部mは、図1に示すように、バリア羽根A1,B1,C1及びバリア羽根A2,B2,C2で完全に遮蔽されるようになる(ステップS16)。
[2]バリア閉状態(図1)からバリア開状態(図2)への動作
図8において、撮像装置の起動に伴って回転筒2aが前進を開始すると、回転筒2aは円筒外周方向(d方向とは反対方向であるe方向)に回転するとともに、カム部材2bも円筒端面の円周上を回るように移動を開始し、駆動レバーL1のピンP1から離れる(ステップS21)。
カム部材2bが駆動レバーL1のピンP1から離れることにより、駆動レバーL1への外力の作用がなくなり、これに伴って第2の弾性部材E12の弾性力が駆動レバーL1を介してバリア羽根A1のアームa3に作用するようになる(ステップS22)。
第2の弾性部材E12の弾性力は第1の弾性部材E11の弾性力に抗するように作用しかつ勝っているため、バリア羽根A1は支軸S11を中心にバリア開状態となるように回動駆動され、撮像レンズの有効光路からの退避を開始する(ステップS23)。
バリア羽根A1の回動により、バリア羽根A1の切欠き部a2はバリア羽根B1の突起部b21に当接し、さらにバリア羽根A1は回動することから、その回動モーメントはバリア羽根B1に伝達され、バリア羽根B1は支軸S11を中心として回動を始め、撮像レンズの有効光路からの退避を開始する(ステップS24)。
バリア羽根B1の回動により、バリア羽根B1の切欠き端面部b22はバリア羽根C1の折り曲げ部c2に当接し、さらにバリア羽根A1,B1は回動することから、その回動モーメントはバリア羽根C1に伝達され、バリア羽根C1は支軸S11を中心として回動を始め、撮像レンズの有効光路からの退避を開始する(ステップS25)。
最終的に、バリア羽根A1,B1,C1は撮像レンズの有効光路から退避し、図2に示すような開口部mが形成される(ステップS26)。
次に、本実施例の特徴部分について説明する。
バリア閉状態からバリア開状態へ移行するときは、駆動レバーL1のピンP1にカム部材2bが当接する。このとき、ピンP1は、図9に示すように、カム部材2bによって外力が加わって回転筒2a(図7参照)の外側に押圧され、上述したように第2の弾性部材E12の弾性力がバリア羽根A1へ伝達されるのが中断される。
従来の駆動レバーL1では、図10に示すように、カム部材2bがピンP1に当接したとき、光軸方向に平行な力が作用して、図10に二点鎖線で示すように、駆動レバーL1が僅かに傾斜する。すなわち、駆動レバー取付ピンS12は、小径部51、大径部52、及び小径部51と大径部52の間の外径を有する中径部53を有しており、中径部53が駆動レバーL1の貫通孔54に挿通され、さらに小径部51がバリア基板F2の取付孔55に嵌合されている。そして、駆動レバーL1の回動を円滑にさせるために、中径部53の高さ方向の長さは駆動レバーL1の板厚よりも長く設定されており、大径部52の下面(フランジ状に外側に突出した部分の下面)と駆動レバーL1の上面との間には僅かな隙間が形成されている。すなわち、駆動レバーL1は、光軸方向に若干のガタを有して取り付けられている。そのため、カム部材2bがピンP1に当接してピンP1に押圧力Fが作用したとき、駆動レバーL1はピンP1が設けられた側が浮き上がり、駆動レバーL1全体が僅かに傾斜する。
駆動レバーL1全体が僅かに傾斜すると、駆動レバーL1の他側の折り曲げ部L11がバリア基板F2側に近付くように変形し、折り曲げ部L11の先端部位は正常位置(設計上の位置)よりもδだけ変位する。折り曲げ部L11の先端部位がバリア基板F2側に変位すると、折り曲げ部L11がバリア羽根A1のアームa3を十分に押圧しきれず、バリア羽根A1を正規の開位置にまで回動させることができず、開口部mが完全な状態に開ききらない。
本実施例では、図11及び図12に示すように、駆動レバーL1にスリット56,57が形成されている。なお、図11は駆動レバーL1の平面図であり、図12は駆動レバーL1の中央部を拡大して示した斜視図である。
図11及び図12において、スリット56は、駆動レバーL1の略中央の貫通孔54から駆動レバーL1の側方L13(撮像レンズの光軸に近い側の側方)まで形成され、スリット57は、貫通孔54(貫通孔54のうちスリット56が繋がった付近)から折り曲げ部L12に向かって駆動レバーL1の側方L13に沿って形成されている。
そして、スリット56とスリット57に区画された部分58は、その先端部58aが回転筒2a側(図11においては紙面垂直方向上側)に僅かに立ち上がった形状に形成されている。すなわち、スリット56とスリット57に区画された部分58は、その基部58b付近で微小に折り曲げられ、駆動レバーL1の本体に対して1度程度傾斜している。
図13は、駆動レバー取付ピンS12によって、駆動レバーL1がバリア基板F2に取り付けられる様子を示した分解斜視図である。バリア基板F2の取付穴55に駆動レバーL1の貫通孔54を位置合わせしてから、駆動レバー取付ピンS12の中径部53を貫通孔54に挿通させ、さらに、駆動レバー取付ピンS12の小径部51をバリア基板F2の取付穴55に嵌合させて圧入する。
この場合、駆動レバーL1の回動を円滑にさせるために、中径部53の高さ方向の長さは駆動レバーL1の板厚よりも長く設定されており、大径部52の下面(フランジ状に外側に突出した部分の下面)と駆動レバーL1の上面との間には僅かな隙間が形成されている。
次に、本実施例の上記特徴部分における作用について説明する。
スリット56とスリット57に区画された部分58は、その基部58bが微小に折り曲げられ、先端部58aが僅かに立ち上げられた形状を成しているので、当該部分58は板ばねとして機能する。そのため、カム部材2bがピンP1に当接してピンP1に押圧力F(図10参照)が加わっても、駆動レバーL1は、板ばねとして機能する前記部分58で光軸方向の移動が抑えられ、駆動レバーL1が傾斜するのが防止される。その結果、駆動レバーL1の他側の折り曲げ部L11が、図10のようにバリア基板F2側へ変位することはなく、バリア羽根A1を正規の開位置にまで回動させることができ、開口部mを完全な状態まで開くことが可能となる。
なお、この場合、大径部52の下面(フランジ状に外側に突出した部分の下面)には、スリット56とスリット57に区画された部分58の先端部58aが強く当接することになり、駆動レバーL1を貫通孔54を中心に安定した姿勢で回動させることができる。
《実施例2》
図14は実施例2を示している。本実施例では、スリット56とスリット57に区画された部分58(つまり、板ばね部分)、特にその先端部58aの位置が特定されている。すなわち、先端部58aは、駆動レバーL1の回動軸(つまり、貫通孔54の中心軸C)を通る直線L2上に設けられている。この直線L2は、駆動レバーL1の一側の折り曲げ部L12のうち第2の弾性部材E12と当接する部分59と、駆動レバーL1の貫通孔54の中心軸Cとを結ぶ直線L3と直角を成している。そして、先端部58aを含めて前記板ばね部分58は、直線L3よりもピンP1と同じ側に配置されている。
上記構成によれば、カム部材2bからピンP1に押圧力(外力)が加わって、駆動レバーL1が矢印Mのように直線L3周りに回動しようとしても、板ばね部分58の先端部58aは駆動レバー取付ピンS12の大径部52(図10参照)の下面に当接しているので、駆動レバーL1の前記回動を阻止することができる。その結果、カム部材2bがピンP1に当接したときに駆動レバーL1が傾斜するのを防ぐことができ、実施例1の場合と同様、バリア羽根A1を正規の開位置にまで回動させることができ、開口部mを完全な状態まで開くことが可能となる。
本実施例によれば、板ばね部分58の先端部58aが直線L2上に位置しているので、ピンP1に押圧力が加わった際の、板ばね部分58の先端部58aの浮き上がりを効果的に抑えることができる。また、大径部52の下面(フランジ状に外側に突出した部分の下面)には、板ばね58の先端部58aが強く当接することになり、駆動レバーL1を貫通孔54を中心に安定した姿勢で回動させることができる。
《実施例3》
次に、本発明に係るカメラについて説明する。本発明のカメラは、撮影レンズを有する撮像装置と、撮影レンズのうち最も被写体側に位置する撮影レンズに配置される前述した本発明のバリア機構とを備えることを特徴としている。
図15に、本発明のカメラの構成例を示す。このカメラは、沈胴式のレンズ鏡筒(非撮影時にレンズ鏡筒が本体内に収納されるタイプ)を備えたコンパクトカメラである。図中符号100が示すのは、カメラ本体であり、カメラ本体100と一体に画情報を取り込むレンズ部2がある。また、レンズ部2の前面には前述したバリア機構1を備えている。
カメラ本体100には、被写体までの距離を測るための測距部7が開口しており、また、暗いときの撮影のためのフラッシュ部10がある。その他、撮影のためのレリーズボタン9、カメラ本体100を起動、停止するための電源ボタン8がある。
本発明のカメラにおいて、起動のために電源ボタン8を押すと、レンズ部2においてレンズ鏡筒が前進し、前記ステップS21〜S26のバリア開動作が行われ、バリア機構1はバリア開状態となり撮影が可能となる。
また、停止のために電源ボタン8を押すと、レンズ部2においてレンズ鏡筒が沈胴とともに後退し、カメラ本体100に収納されるとともに、前記ステップS11〜S16のバリア閉動作が行われ、バリア機構1はバリア閉状態となる。
1 バリア機構
2a 回転筒
2b カム部材
54 貫通孔
56,57 スリット
58 スリット56,57で区画された部分(板ばね部分)
58a 先端部
A1,B1,C1 バリア羽根
A2,B2,C2 バリア羽根
C 貫通孔54の中心軸(駆動レバーL1の回動中心)
F1 バリアカバー
F2 バリア基板
G1,G2 バリア羽根群
L1,L2 駆動レバー
L11,L12,L21,L22 折り曲げ部
L2,L3 直線
P1,P2 ピン
S11 支軸
S12 駆動レバー取付ピン
E11 第1の弾性部材
E12 第2の弾性部材
m 開口部
特開2007−102086号公報

Claims (3)

  1. レンズ鏡筒の被写体側の面に取り付けられたバリア基板と、
    前記バリア基板に回動自在に設けられた複数枚のバリア羽根からなるバリア羽根群と、
    前記バリア羽根群をバリア閉方向へ付勢する第1の弾性部材と、
    前記第1の弾性部材よりも強い弾性力を有する第2の弾性部材と、
    駆動レバー取付ピンによって前記バリア基板に回動自在に取り付けられ、前記レンズ鏡筒が押し出されたとき、前記第2の弾性部材の弾性力によって一方向へ回動することにより、前記第2の弾性部材の弾性力を前記バリア羽根群へ伝達して、前記第1の弾性部材の弾性力に抗して前記バリア羽根群をバリア開方向へ付勢する駆動レバーと、
    前記駆動レバーに設けられ、前記レンズ鏡筒の収納時に前記レンズ鏡筒上のカム部材に当接して前記駆動レバーを前記一方向とは逆の方向へ回動させ、前記第2の弾性部材の弾性力が前記駆動レバーを介して前記バリア羽根群に伝達されるのを中断することにより、前記第1の弾性部材の弾性力によって前記バリア羽根群がバリア閉方向へ付勢されるよう制御するピンとを備え、
    前記駆動レバーと前記駆動レバー取付ピンとの間に、前記駆動レバーの回動時の傾斜を抑制する傾斜抑制部材を有し、
    前記傾斜抑制部材は、前記駆動レバーの一部を折り曲げることで、前記駆動レバーに一体的に形成された板ばね状であることを特徴とするバリア機構。
  2. 前記傾斜抑制部材と前記ピンは、前記第2の弾性部材の弾性力が前記駆動レバーへ作用する作用点と、前記駆動レバーの回動中心とを結ぶ第1の直線よりも、前記レンズ鏡筒の中心軸に近い側に配置され、
    前記板ばね状の部分の先端部は、前記駆動レバーの回動中心を通り、かつ前記第1の直線に直角な第2の直線上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のバリア機構。
  3. 請求項1又は2に記載のバリア機構を備えたことを特徴とするカメラ。
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