JP5741987B1 - 2,6−ジフルオロフェニルエーテル構造を持つ液晶性化合物及びその液晶組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
A1、A2、A3及びA4は各々独立して
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)ナフタレン−2,6−ジエニル基(この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基であり、
Z1、Z2、Z3及びZ4は各々独立して−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2CH2−、−CF2CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
A5は
m、n、p及びrは各々独立して0又は1を表すが、m+n+p+rは0、1、2又は3である。)で表される化合物を提供し、併せて当該化合物を含有する液晶組成物及び当該液晶組成物を用いた液晶表示素子を提供する。
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
一般式(1a)で表される化合物としては、Rは炭素数1から12のアルキル基、炭素数2から12のアルケニル基、炭素数1から12のアルコキシ基又は炭素数2から12のアルケニルオキシ基を表すことが好ましく、炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることがより好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましく、Y1及びY2は各々独立して水素原子又はフッ素原子であることが好ましく、Wはフッ素原子、シアノ基、−CF3、又は−OCF3であることが好ましい。一般式(1a)で表される化合物としては、下記一般式(1a−1)〜一般式(1a−11)がより好ましく、一般式(1a−1)で表される化合物が更に好ましい。
一般式(1b)で表される化合物としては、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましく、Y1、Y2、Y6、及びY7は各々独立して水素原子又はフッ素原子であることが好ましく、Wはフッ素原子、シアノ基、又は−OCF3であることが好ましく、A7は各々独立して1,4−シクロへキシレン基、1,4−フェニレン基、又は
一般式(1b)で表される化合物のうち、A7が1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)であるものとしては、下記一般式(1b−17)〜一般式(1b−32)がより好ましい。
一般式(1c)で表される化合物としては、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましく、Y1及びY2は各々独立して水素原子又はフッ素原子であることが好ましく、Wはフッ素原子、シアノ基、又は−OCF3であることが好ましく、A8はトランス−1,4−シクロヘキシレン基、又は
一般式(1d)で表される化合物としては、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましく、Y1及びY2は各々独立して水素原子又はフッ素原子であることが好ましく、Wはフッ素原子、シアノ基、又は−OCF3であることが好ましい。一般式(1d)で表される化合物としては、下記一般式(1d−1)〜一般式(1d−9)がより好ましい。
一般式(1e)で表される化合物としては、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましく、Y1、Y2及びY12は各々独立して水素原子又はフッ素原子であることが好ましく、Wはフッ素原子、又は−OCF3であることが好ましい。一般式(1e)で表される化合物としては、下記一般式(1e−1)〜一般式(1e−8)がより好ましく、一般式(1e−1)及び一般式(1e−8)が更に好ましい。
一般式(1f)で表される化合物としては、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましく、Y1、Y2及びY13は各々独立して水素原子又はフッ素原子であることが好ましく、Wはフッ素原子、又は−OCF3であることが好ましい。一般式(1f)で表される化合物としては、下記一般式(1f−1)〜一般式(1f−8)がより好ましい。
一般式(1g)で表される化合物としては、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましく、Y3〜Y5は各々独立して水素原子又はフッ素原子であることが好ましく、Wはフッ素原子、シアノ基、又は−OCF3であることが好ましい。一般式(1g)で表される化合物としては、下記一般式(1g−1)〜一般式(1g−6)がより好ましく、一般式(1g−2)である事が更に好ましい。
一般式(1h)で表される化合物としては、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましく、Y3、Y4、Y5、Y14及びY15は各々独立して水素原子又はフッ素原子であることが好ましく、Wはフッ素原子、シアノ基、又は−OCF3であることが好ましい。一般式(1h)で表される化合物としては、下記一般式(1h−1)〜一般式(1h−12)がより好ましい。
一般式(1i)で表される化合物としては、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましく、Y3〜Y5は各々独立して水素原子又はフッ素原子であることが好ましく、Wはフッ素原子、シアノ基、又は−OCF3であることが好ましく、A9はトランス−1,4−シクロヘキシレン基、又は
一般式(1j)で表される化合物としては、Rは炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数2〜8のアルケニル基であることが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキル基又は炭素原子数2〜5のアルケニル基であることが特に好ましく、Y3〜Y5は各々独立して水素原子又はフッ素原子であることが好ましく、Wはフッ素原子であることが好ましく、A9は各々独立して1,4−シクロへキシレン基、1,4−フェニレン基、又は
本発明の液晶組成物において一般式(1)で表される化合物の含有量が少ないとその効果が現れないため、組成物中に下限値として、1質量%(以下組成物中の%は質量%を表す。)以上含有することが好ましく、2%以上含有することが好ましく、5%以上含有することが更に好ましい。又、含有量が多いと析出等の問題を引き起こすため、上限値としては、50%以下含有することが好ましく、30%以下含有することがより好ましく、20%以下含有することが更に好ましく、10%以下含有することが特に好ましい。一般式(1)で表される化合物は1種のみで使用することもできるが、2種以上の化合物を同時に使用してもよい。
(製法1)
一般式(6)
(製法2)
一般式(1)で表される化合物のうち、一般式(1−1)
で表される化合物は、以下のようにして製造することができる。 一般式(3)で表される化合物をアゾジカルボン酸ジエステル類及びホスフィン類存在下、一般式(4)
で表される化合物と反応させる事により一般式(5)
A6は一般式(4)におけるA6と同じ意味を表す)
で表される化合物を得る事ができる。
(製法3)
一般式(1)で表される化合物のうち、一般式(1−2)
で表される化合物は、以下のようにして製造する事ができる。
前記基板a又は前記基板bは、実質的に透明であれば材質に特に限定はなく、ガラス、セラミックス、プラスチック等を使用することができる。プラスチック基板としてはセルロ−ス、トリアセチルセルロ−ス、ジアセチルセルロ−ス等のセルロ−ス誘導体、ポリシクロオレフィン誘導体、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタレ−ト等のポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリビニルアルコ−ル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリスチレン、ポリアクリレート、ポリメチルメタクリレ−ト、ポリエーテルサルホン、ポリアリレート、更にガラス繊維−エポキシ樹脂、ガラス繊維−アクリル樹脂などの無機−有機複合材料などを用いることができる。
Me:メチル基、Pr:n−プロピル基、Bu:n−ブチル基
(実施例1)trans−2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサン(1−1)の製造
(1−2) 窒素雰囲気下、(1−1)にて得られた5−ヒドロキシメチル−2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1,3−ジオキサン(11.3g)、2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェノール(7.9g,WO2012/161178記載の方法により製造)及びトリフェニルホスフィン(13.2g)をTHF(50mL)に溶解させた。氷冷下、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(9.7g)をゆっくりと加えた後、室温にて5時間撹拌した。水(5mL)を加え、溶媒を減圧留去し、ヘキサン(100mL)及びトルエン(20mL)を加えて懸濁させ、不溶物を濾過した。得られたろ液を減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した後、メタノールから3回再結晶する事で、trans−2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサン(2.2g)を得た。
MS m/z:402[M+]
相転移温度(℃):Cr 61 Iso
1HNMR(CDCl3、TMS内部標準)δ(ppm)=7.15(2H,t,J=7.2Hz),6.71(2H,d,J=8.8Hz),5.38(1H,s),4.39(2H,dd,J1=4.4Hz,J2=11.4Hz),3.95−3.86(4H,m),2.63−2.48(3H,m),1.64−1.55(2H, m),0.92(3H,t,J=7.2Hz)
(実施例2)trans−2−[4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)フェニル]−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサンの製造
MS m/z:478[M+]
相転移温度(℃):Cr 68 SmA 129 N 137 Iso
1HNMR(CDCl3、TMS内部標準)δ(ppm)=7.59(2H,d,J=8.2Hz),7.50(2H,d,J=8.3Hz),7.18(2H,dd,J1=6.6Hz,J2=8.6Hz),6.57(2H,d,J=9.1Hz),5.52(1H,s),4.43(2H,dd,J1=4.5Hz,J2=11.7Hz),3.97−3.90(4H,m),2.68−2.60(1H,m),2.51(2H,t,J=7.4Hz),1.65−1.55(2H, m),0.93(3H,t,J=7.2Hz)
(実施例3)trans−2−[4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−3−フルオロフェニル]−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサンの製造
(3−2) 窒素雰囲気下、(3−1)にて得られた5−ヒドロキシメチル−2−(3−フルオロフェニル)−1,3−ジオキサン(10.1g)、トリフェニルホスフィン(12.7g)及び2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェノール(8.3g)をTHF(50mL)に溶解させ、0℃に冷却し、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(9.8g)をゆっくりと滴下した。室温にて1時間撹拌した後、水(3mL)を加え、溶媒を減圧留去した。残渣にヘキサン(100mL)、トルエン(25mL)、メタノール(100mL)及び水(50mL)を加えて分液した。有機層を水(100mL)及び飽和食塩水(100mL)にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。有機溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、メタノールから3回再結晶する事で、trans−2−(−3−フルオロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル−1,3−ジオキサン(4.5g)を得た。
MS m/z:366[M+]
1HNMR(CDCl3、TMS内部標準)δ(ppm)=7.33−7.29(1H,m),7.19−7.12(2H,m),6.88(1H,d,J=8.9Hz),6.71(2H,d,J=8.8Hz),5.50(1H,s),4.44(2H,dd,J1=4.3Hz,J2=11.2Hz),3.97−3.90(4H,m),2.68−2.60(1H,m),2.53(2H,t,J=7.4Hz),1.65−1.55(2H, m),0.94(3H,t,J=7.2Hz)
(3−3) 窒素雰囲気下、(3−2)にて得られた2−(−3−フルオロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル−1,3−ジオキサン(16.7g)をTHF(120mL)に溶解させ、−78℃に冷却した。冷却下、1mol/L sec−ブチルリチウム/ヘキサン溶液(45mL)をゆっくりと加え、−78℃にて3時間撹拌した。ホウ酸トリイソプロピル(11.0g)をゆっくりと加え、−78℃にて1時間撹拌し、室温までゆっくりと昇温させた。水(20mL)及び飽和塩化アンモニウム水溶液(100mL)を加えて分液した。有機層を水(100mL)及び飽和食塩水(100mL)にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した。残渣をヘキサン/トルエン混合溶媒から再結晶する事で、2−フルオロ−4−(5−(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシメチル)−1,3−ジオキサン−2−イル)フェニルホウ酸(9.9g)を得た。
(3−4) 窒素雰囲気下、3,4,5−トリフルオロブロモベンゼン(4.6g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.0g)、2mol/L炭酸カリウム水溶液(25mL)及びTHF(40mL)を混合し、60℃に加熱した。加熱下、(3−3)にて得られた2−フルオロ−4−(5−(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシメチル)−1,3−ジオキサン−2−イル)フェニルホウ酸(9.9g)をTHF(50mL)に溶解させた溶液をゆっくりと滴下し、60℃にて5時間撹拌した。室温まで放冷し、トルエン(30mL)を加えて不溶物を濾過により除去し、分液した。有機層を飽和食塩水(150mL)にて二回洗浄し、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した。有機溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、エタノール/アセトン混合溶媒から3回再結晶する事でtrans−2−[4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−3−フルオロフェニル]−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサン(5.4g)を得た。
MS m/z:496[M+]
1HNMR(CDCl3、TMS内部標準)δ(ppm)=7.29−7.25(1H,m),7.17(2H,dd,J1=6.6Hz,J2=8.5Hz),7.06−6.97(2H,m),6.59(2H,d,J=9.0Hz),5.50(1H,s),4.44(2H,dd,J1=4.3Hz,J2=11.2Hz),3.97−3.90(4H,m),2.68−2.60(1H,m),2.53(2H,t,J=7.4Hz),1.65−1.55(2H, m),0.94(3H,t,J=7.2Hz)
(実施例4)trans−2−[4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−3,5−ジフルオロフェニル]−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサンの製造
MS m/z:514[M+]
1HNMR(CDCl3、TMS内部標準)δ(ppm)=7.11(2H,t,J=7.6Hz),6.86(2H,d,J=9.3Hz),6.71(2H,d,J=9.2Hz),5.50(1H,s),4.44(2H,dd,J1=4.3Hz,J2=11.4Hz),3.97−3.90(4H,m),2.68−2.60(1H,m),2.51(2H,t,J=7.4Hz),1.65−1.55(2H, m),0.93(3H,t,J=7.2Hz)
(実施例5)trans−2−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−イル)−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサンの製造
(5−2) 窒素雰囲気下、(5−1)で得られたトリフルオロメタンスルホン酸5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−イル(60g)、シアン化カリウム(23.7g)、二臭化ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)(6.3g)、トリフェニルホスフィン(4.8g)及び金属亜鉛(1.2g)をアセトニトリル(270mL)に懸濁させた溶液を80℃に加熱し16時間撹拌した。室温まで冷却した後、水(150mL)及びトルエン(100mL)を加えて分液し、有機層を水(100mL)にて二回洗浄した。得られた有機層に70%tert−ブチルヒドロぺルオキシド水溶液(8mL)を加えて室温にて1時間撹拌した。分液し、有機層を飽和食塩水(100mL)にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、エタノールから再結晶する事で2−シアノ−5,6,7−トリフルオロナフタレン(17.0g)を得た。
(5−3) 窒素雰囲気下、(5−2)で得られた2−シアノ−5,6,7−トリフルオロナフタレン(17.0g)をトルエン(350mL)に溶解させ、氷冷下1.5mol/L水素化ジイソブチルアルミニウム・トルエン溶液(58mL)をゆっくりと加えた。室温にて1時間撹拌した後、氷冷下1mol/L塩酸(100mL)を加えた。室温にて更に1時間撹拌した後分液し、有機層を1mol/L塩酸(50mL)、飽和食塩水(100mL)にて洗浄し、有機層をアルミナカラムを通過させる事で、粗製5,6,7−トリフルオロ−2−ナフトアルデヒド(15.1g,A)を得た。
(5−4) 窒素雰囲気下、マロン酸ジエチル(80g)をTHF(400mL)に溶解させ、氷冷下tert−ブチルオキシカリウム(56.1g)をTHF(560mL)に溶解させた溶液をゆっくりと滴下した。室温にて3時間撹拌した後、氷冷し、ベンジル=クロロメチル=エーテル(78.3g)をTHF(150mL)に溶解させた溶液をゆっくりと加えた。室温にて3時間撹拌したのち、水(100mL)及び1mol/L塩酸(300mL)を加えて分液し、水層に酢酸エチル(300mL)を加えて抽出した。有機層を併せ、水(300mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(300mL)及び飽和食塩水(300mL)にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した。有機溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製する事で、粗製2−ベンジルオキシメチル−マロン酸ジエチル(137.0g)を得た。
(5−5) (5−4)にて得られた2−ベンジルオキシメチル−マロン酸ジエチル(137.0g)及び5%パラジウム炭素(6.9g)をエタノール(600mL)及び酢酸(30mL)に懸濁させ、オートクレーブ中、水素雰囲気下(0.3MPa)、室温にて5時間撹拌した。不溶物を濾過により除去し、ろ液を減圧濃縮する事で、粗製2−ヒドロキシメチル−マロン酸ジエチル(85.1g)を得た。
(5−6) 窒素雰囲気下、(5−5)にて得られた2−ヒドロキシメチル−マロン酸ジエチル(85.1g)、2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェノール(76.9g)及びトリフェニルホスフィン(129.0g)をTHF(400mL)に溶解させ、氷冷した。氷冷下、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(94.8g)をゆっくりと滴下した。室温にて1時間撹拌した後、水(30mL)を加え、有機溶媒を減圧留去した。得られた残渣にヘキサン(400mL)及びトルエン(100mL)を加えて懸濁させ、不溶物を濾過により除去した。ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製する事で、粗製2−(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシメチル)マロン酸ジエチル(134.6g)を得た。
(5−7) 窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム(59.4g)をTHF(300mL)に溶解させ、氷冷下(5−6)にて得られた2−(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシメチル)マロン酸ジエチル(134.6g)をTHF(650mL)に溶解させた溶液をゆっくりと加えた後、還流下3時間撹拌した。氷冷し、水(50mL)をゆっくりと加えた後、1mol/L塩酸(500mL)を加えて分液し、水層にトルエン(100mL)及びTHF(300mL)を加えて抽出した。有機層を併せ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(600mL)、飽和食塩水(600mL)にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した。溶媒を減圧留去する事で、粗製2−(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシメチル)−1,3−プロパンジオール(91.1g)を得た。
(5−8) 窒素雰囲気下、(5−8)にて得られた2−(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシメチル)−1,3−プロパンジオール(18.7g)、(5−3)にて得られた5,6,7−トリフルオロ−2−ナフトアルデヒド(15.1g)、p−トルエンスルホン酸一水和物(0.7g)をトルエン(120mL)に懸濁させ、還流下生成する水を留去しながら3時間撹拌した。室温まで放冷し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(80mL)を加えて分液し、有機層を飽和食塩水(80mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した後、エタノール・アセトン混合溶媒から再結晶し、さらにヘキサン・トルエン混合溶媒から再結晶する事で、trans−2−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−イル)−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサン(10.1g)を得た。
MS m/z:514[M+]
1HNMR(CDCl3、TMS内部標準)δ(ppm)=8.05(1H,d,J=8.7Hz),7.87(1H,s),7.75(1H,d,J=8.7Hz),7.40−7.34(1H,m),6.71(2H,d,J=8.5Hz),5.35(1H,s),4.40(2H,dd,J1=4.4Hz,J2=11.3Hz),3.95−3.86(4H,m),2.63−2.48(3H,m),1.64−1.55(2H,m),0.93(3H,t,J=7.2Hz)
(実施例6)2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−6−[2,6−ジフルオロ−4−(4−(trans−4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)フェニルオキシメチル]−1,3−ジオキサンの製造
MS m/z:590[M+]
1HNMR(CDCl3、TMS内部標準)δ(ppm)=7.60(2H,d,J=8.2Hz),7.51(2H,d,J=8.4Hz),7.47(2H,d,J=8.4Hz),7.21(2H,d,J=8.4Hz),7.16−7.12(2H,m),5.37(1H,s),4.41−4.37(2H,m),3.95−3.86(4H,m),2.63−2.52(1H,m),2.49(1H,tt,J1=3.0Hz,J2=12.1Hz),1.93−1.85(4H,m),1.48−1.18(7H,m),1.10−0.99(2H,m),0.90(3H,t,J=7.1Hz)
(比較例1)trans−4−[3,5−ジフルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)フェニル]シクロヘキシル−(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メタンの製造
(実施例7) 液晶組成物の調製−1
以下の組成からなるホスト液晶組成物(H)
誘電率異方性(Δε):4.76
屈折率異方性(Δn):0.0873
粘度(η20):20.5mPa・s
この母体液晶(H)85%と、実施例1で得られたtrans−2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサン15%からなる液晶組成物(M−A)を調製した。この組成物の物性値は以下の通りである。
Δε:9.66
Δn:0.0884
η20:22.4mPa・s
調製した液晶組成物(M−A)は、室温にて一ヶ月間以上均一なネマチック液晶状態を維持した。
母体液晶(H)85%と実施例2で得られたtrans−2−[4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)フェニル]−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサン15%からなる液晶組成物(M−B)を調製した。この組成物の物性値は以下の通りである。
Δε:9.65
Δn:0.0991
η20:27.0mPa・s
調製した液晶組成物(M−B)は、室温にて一ヶ月間以上均一なネマチック液晶状態を維持した。
(実施例9)液晶組成物の調製−3
母体液晶(H)85%と実施例3で得られたtrans−2−[4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−3−フルオロフェニル]−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサン15%からなる液晶組成物(M−C)を調製した。この組成物の物性値は以下の通りである。
Δε:10.28
Δn:0.0967
η20:27.5mPa・s
調製した液晶組成物(M−C)は、室温にて一ヶ月間以上均一なネマチック液晶状態を維持した。
(実施例10)液晶組成物の調製−4
母体液晶(H)90%と実施例4で得られたtrans−2−[4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−3,5−ジフルオロフェニル]−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサン10%からなる液晶組成物(M−D)を調製した。この組成物の物性値は以下の通りである。
Δε:8.97
Δn:0.0921
η20:26.3mPa・s
調製した液晶組成物(M−D)は、室温にて一ヶ月間以上均一なネマチック液晶状態を維持した。
(実施例11)液晶組成物の調製−5
母体液晶(H)85%と実施例5で得られたtrans−2−(5,6,7−トリフルオロナフタレン−2−イル)−5−[(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メチル]−1,3−ジオキサン15%からなる液晶組成物(M−E)を調製した。この組成物の物性値は以下の通りである。
Δε:10.71
Δn:0.1017
η20:25.4mPa・s
調製した液晶組成物(M−E)は、室温にて一ヶ月間以上均一なネマチック液晶状態を維持した。
(実施例12)液晶組成物の調製−6
母体液晶(H)90%と実施例6で得られた2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−6−[2,6−ジフルオロ−4−(4−(trans−4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)フェニルオキシメチル]−1,3−ジオキサン10%からなる液晶組成物(M−F)を調製した。この組成物の物性値は以下の通りである。
Δε:6.13
Δn:0.0984
η20:27.0mPa・s
調製した液晶組成物(M−F)は、室温にて一ヶ月間以上均一なネマチック液晶状態を維持した。
母体液晶(H)85%と比較例1にて得られたtrans−4−[3,5−ジフルオロ−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)フェニル]シクロヘキシル−(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニルオキシ)メタン15%からなる液晶組成物(M−G)を調製した。この組成物の物性値は以下の通りである。
Δε:9.11
Δn:0.0951
η20:26.5mPa・s
調製した液晶組成物(M−G)は、室温にて一ヶ月間以上均一なネマチック液晶状態を維持した。
Claims (15)
- 一般式(1)
A1、A2、A3及びA4は各々独立して
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基であり、
Z1、Z2、Z3及びZ4は各々独立して−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2CH2−、−CF2CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
A5は
m、n、p及びrは各々独立して0又は1を表すが、m+n+p+rは0、1、2又は3である。)で表される化合物。 - 一般式(1)において、Z1、Z2、Z3及びZ4が各々独立して−OCH2−、−CF2O−、−CH2CH2−、−C≡C−又は単結合を表す、請求項1又は2に記載の化合物。
- 一般式(1)において、Wがフッ素原子、シアノ基又は−OCF3を表す、請求項1から3いずれか一項に記載の化合物。
- 一般式(1)で表される化合物は、一般式(1a)〜一般式(1j)
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
を表す。)
で表される化合物である、請求項1に記載の化合物。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物を一種又は二種以上含有する液晶組成物。
- 請求項8記載の液晶組成物を使用した液晶表示素子。
- 一般式(5)
A1、A2、及びA3は各々独立して
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基であり、
Z1、Z2、及びZ3は各々独立して−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2CH2−、−CF2CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
A6は
X3は水素原子、臭素原子、ヨウ素原子又はトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表し、
Y6は水素原子又はフッ素原子を表し、
m,n及びpは各々独立して0又は1を表すが、m+n+pは0、1又は2である。)で表される化合物。 - 一般式(10)
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基であり、
Z2、Z3及びZ4は各々独立して−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2CH2−、−CF2CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
A5は
X5は塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子又はトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表し、
n、p及びrは各々独立して0又は1を表すが、n+p+rは0、1又は2である。)で表される化合物。 - 一般式(2)
A3A4、A5、Z3、Z4、p及びrは、下記一般式(1)におけるA3、A4、A5、Z3、Z4、p及びrと同じ意味を表す。)で表される化合物と、一般式(3)
(式中、Rは炭素原子数1から15のアルキル基又は炭素原子数2から15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−、−S−、−COO−、−OCO−又は−CO−により置き換えられても良く、これらの基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良く、
A1、A2、A3及びA4は各々独立して
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基であり、
Z1、Z2、Z3及びZ4は各々独立して−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2CH2−、−CF2CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
A5は
m、n、p及びrは各々独立して0又は1を表すが、m+n+p+rは0、1、2又は3である。)で表される化合物を得る製造方法。 - 一般式(3)
す。)で表される化合物と反応させる事により一般式(5)
A1、A2、及びA3は各々独立して
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基であり、
Z1、Z2、及びZ3は各々独立して−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2CH2−、−CF2CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
A6は
X3は水素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子又はトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表し、
Y6は水素原子又はフッ素原子を表し、
m,n及びpは各々独立して0又は1を表すが、m+n+pは0、1又は2である。)
)で表される化合物を得る製造方法。 - 一般式(5)
A6は
X3は水素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子又はトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表し、
Y6は水素原子又はフッ素原子を表す。)
を表す。)
で表される化合物を、一般式(8−1)又は一般式(8−2)
Eは基中に存在する一つ以上の水素原子が各々独立してメチル基に置換されていても良い−(CH2)s−を表し、
sは2,3又は4を表す。)を表す。)
で表される化合物と反応させる事で、一般式(1−1)
A1、A2、及びA3は各々独立して
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基であり、
A4は1,4−フェニレン基(この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)であり、
Z1、Z2及びZ3は各々独立して−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2CH2−、−CF2CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
A5は
を表し、
m、n、及びpは各々独立して0又は1を表すが、m+n+p+rは0、1又は2を表す。)で表される化合物を得る製造方法。 - 一般式(10)
A1は1,4−フェニレン基(この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されていても良い。)を表し、
A2、A3及びA4は各々独立して
(a)1,4−シクロへキシレン基(この基中に存在する1個の−CH2−又は隣接していない2個以上の−CH2−は−O−又は−S−に置き換えられても良い。)
(b)1,4−フェニレン基(この基中に存在する1個の−CH=又は隣接していない2個以上の−CH=は−N=に置き換えられても良く、この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
(c)ナフタレン−2,6−ジイル基(この基中に存在する水素原子はフッ素原子に置換されても良い。)
からなる群より選ばれる基であり、
Z2、Z3及びZ4は各々独立して−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2CH2−、−CF2CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−又は単結合を表し、
A5は
n、p及びrは各々独立して0又は1を表すが、n+p+rは0、1又は2である。)で表される化合物を得る製造方法。
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