JP5740176B2 - 携帯型の錠前用キー挿入補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯型の錠前用キー挿入補助具に関する。
特許文献1には、「バリヤーフリーの観点から、キーを指で押し込むことにより、錠前を容易に解錠することができることを目的」として、「円柱状カムの外面にカム係合部及び先端面にブレード部分を有するキー本体と、前記カムに外嵌合すると共に、前記カム係合部に係合するカーブ状制御案内部を有する収納ケースとから成る錠前用キー」が開示されている。
この錠前用キーは、本発明と同様に携帯型であって、錠前を容易に施・解錠することを目的とするものであるが、本発明の所期の目的は、錠前の鍵穴の形状や水平方向かそれとも垂直方向かの如何を問わず、仮に鍵穴の角度とキーの挿入角度が不一致の場合であっても、錠前の鍵穴の周囲に錠前用キー挿入補助具の先端部を押しつけながらキーの差込み部分を鍵穴へと自動的に誘導し、かつ錠前の施・解錠を容易に行うことができることから、発明の課題・構成が相違する。
また、特許文献2には、外筒体と、該外筒体に後退動可能に嵌合する内筒体を含む鍵収納ケースが記載され、図1には、本発明と同様に外筒体を持ちながら内筒体の先端面を錠前の鍵穴の周囲に押し付ける事項が記載されている。
しかしながら、該特許文献2の発明の目的は、錠前を改造することなく、低コストで鍵使用の検知手段を設けることであり、特許文献1と同様に発明の課題・構成が相違する。
特開2007−162230号公報 特開2001−207701号公報の図1
本発明の第1の目的は、錠前の鍵穴の形状や水平方向かそれとも垂直方向かの如何を問わず、仮に鍵穴の角度とキーの挿入角度が不一致の場合であっても、錠前の鍵穴の周囲に錠前用キー挿入補助具の先端部を押しつけながらキーの差込み部分を鍵穴へと自動的に誘導して挿入することである。第2の目的は、鍵穴の角度とキーの挿入角度が不一致の場合に、その角度差如何を問わず、外筒体と連結体(例えば内筒体、棒状体)とキーがそれぞれ一体的に結合させて錠前の施・解錠操作を実現することである。第3の目的は、錠前の施・解錠操作時、連結体がキーを確実に捕捉することである。第4の目的は、キー本体の回転角度の範囲を広げ、例えばキーの差込み部分が、その両側縁部に複数の刻み溝を有しない平坦状のブランキーであるものにも適用できることである。
本発明の携帯型の錠前用キー挿入補助具は、筒体にキーガイドを介して後退かつ回転可能に支持されたキーと、外筒体に案内手段を介して非回転の状態で後退動可能に係合しかつ該外筒体の先端開口から突出する筒状又は棒状のいずれかである連結体と、キーを常に突出方向へ付勢するキー用復帰バネと、連結体を常に突出方向へ付勢する連結体用復帰バネとを備え、さらに、前記キーの後端部側にキー回転止用の係合部を設け、鍵穴に前記キーを挿入する際、外筒体を持ってキーの差込み部分を前記鍵穴に交差状態に圧接すると、該キーは前記キーガイドを介して回転して前記差込み部分が錠前の鍵穴と一致し、その後、前記連結体が錠前の鍵穴の周囲の少なくとも一部に押付けられながら所定位置まで後退すると共に前記差込み部分が前記鍵穴に完全に入り込んだ際に、該連結体の係合後端部がキーの係合部に係合して外筒体と連結体とキーがそれぞれ一体的に結合することを特徴とする。
(a)キー11を鍵穴aに正確に合わせなくても、外筒体を持って押し付けるだけで、キー11が自動的に鍵穴aに誘導されるので、挿入が楽である。また、外筒体を錠前に押し付けた状態で錠前の施・解錠操作をすることができる。付言すると、キー11の角度と鍵穴aの角度が完全一致する場合のみならず、両者の角度が一致しない場合においても、連結体(例えば内筒体、棒状体)21の先端面を錠前Xの鍵穴aの周囲bに当てながら外筒体1を押し付けると、前記周囲bに圧接するキー11は回転しながら、最終的には、その差込み部分が鍵穴aに誘導挿入され、それと同時或いは追動して連結体21が後退動して、その後端部がキー11の係合部を捕捉し、各構成部材1、11、21が一体的に結合することから、簡単な手順操作で錠前を施・解錠することができる。
(b)請求項2に記載の発明は、連結体の一例としての内筒体21の後端部に、少なくとも1以上の係合歯或いは被係合歯が形成され、一方、キー回転止用の係合部には、前記係合歯或いは被係合歯に嵌脱する被係合歯或いは係合歯が形成されているので、外筒体はキー回転止用の係合部51を介して内筒体21と一体的に成る。なお、連結体が棒状体又はこれに類似する類の場合には、その後端部に形成された1つ以上の係合歯或いは被係合歯がキー回転止用の係合部51に嵌合或いは係合する。
(c)請求項3に記載の発明は、キー回転止用の係合部51は、キー11を構成するシャフト16に外嵌合し、例えば鍔状の該係合部51の外周面に歯車状の係合歯51aが形成されているので、キー11と内筒体21は強固に結合する。
図1乃至図15は本発明の最良の実施例(第1の実施形態)を示す各説明図。図16及び図17は本発明の最良の実施例(第2の実施形態)を示す各説明図。
本発明の全体の環境状態を示す概略説明図(概念図)。 初期状態(連結体の先端面を錠前の鍵穴の周囲に押付ける前)の概略説明図(概念図)。 図2の3−3線端面図。 図2の4−4線端面図。 要部(キー回転止用の係合部等)を示す説明図。 外筒体を縦断面で示した概略説明図。 復帰バネを除いて外筒体を縦断面で示した斜視図。 要部(内筒体が非回転状態で移動可能)の説明図。 実施化(設計図)レベルの分解説明図。 外筒体を持って内筒体の先端面を錠前の鍵穴の周囲に押付けた第1段階の説明図。 キーが回転可能である旨の説明図。 キーが外筒体のキーガイドに案内(回転しながら後退)される説明図。 内筒体の後端部がキーの係合部に嵌合する説明図。 キーの差込み部分が錠前の鍵穴に完全に入り込んだ説明図。 内筒体、キー、外筒体が一体的に回転可能である旨の説明図。 第2の実施形態の通常時の説明図(連結体が棒状体である一例)。 棒状の連結体が非回転状態で後退動してキーの係合部に嵌合或いは係合した状態の説明図。
以下、図1乃至図15に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の実施の環境
図1は発明の実施の環境を示す概略説明図である。また、図2は連結体(例えば内筒体)の先端面を錠前の鍵穴の周囲に押付ける前の概略説明図である。
図1及び図2に於いて、Xは錠前、aは錠前の鍵穴、bは鍵穴の周囲(前面)、Yは扉、そして、Zは、本発明の携帯型の錠前用キー挿入補助具(以下、「キー挿入補助具」という。)である。
このキー挿入補助具Zは、図1及び図2の概念図で発明の技術的思想を示すように、後端部にキーガイド7を有する外筒体1と、この外筒体1に前記キーガイド7を介して後退かつ回転可能に支持されたキー11と、前記外筒体1に案内手段3、23を介して非回転の状態で後退動可能に嵌合し、かつ該外筒体1の開口端(先端開口)4から突出すると共に、前記キーの一部又は全部を覆う連結体の一例としての内筒体21と、前記キーガイド7に設けられ、かつ前記キー11を常に突出方向へ付勢するキー用復帰バネ31と、前記外筒体1の内部空間2に設けられ、かつ前記連結体21を常に突出方向へ付勢する連結体用復帰バネ41を備え、さらに、前記キー11の後端部寄りの部位にキー回転止用の係合部51を設け、前記連結体21が錠前Xの鍵穴aの周囲bに押付けられながら所定位置まで後退した時に、該連結体21の後端部が前記係合部51に嵌合して外筒体1とキー11と連結体21がそれぞれ一体的に結合する。以下、本発明の特定要件について順次説明するが、細部的な事項は極力その説明を割愛する。
(2)錠前Xの鍵穴a
錠前Xの鍵穴aは、水平方向又は垂直方向のいずれであっても良い。また鍵穴aの形状は、例えばブレード部分と称される差込み部分の両側縁部分に刻み状の鍵溝を有するもの、又はブランキーと称される平坦面に幾何学的溝、逆円錐台状窪み等を有するものがそれぞれ挿入可能なものであれば良い。図7、図11等で示すように、本実施形態のキーはブランキーと称されるものなので、錠前Xの鍵穴aは、例えば単純な水平方向の穴である。
(3)キー挿入補助具Zの外筒体1
図3は図2の3−3線端面図である。図3で示すように、キー挿入補助具Zは、連結体の一例としての内筒体21と、該内筒体に外嵌合する外筒体1とを備えている。そして、ハッチングで示したキー11は、内筒体21の内部空間22の略中央部に位置している。内筒体21と外筒体1は共に円筒状に形成され、本実施形態では、案内手段の一方を構成する複数個の係合突起23、23はパイプ状内筒体21の外周壁の左右に一対設けられ、一方、案内手段の他方を構成する係合溝3、3は、外筒体1の内周壁の左右部位に長さ方向に沿って一対形成されている。内筒体21の前記係合突起23、23は外筒体1の前記係合溝3、3に係合しているから、内筒体21は外筒体1に案内手段23、3を介して非回転の状態でかつ後退動可能に嵌合していることに成る。
ここで、図2を参照にして外筒体1の構成を簡単に説明すると、2は外筒体1の内部空間で、この内部空間2は、開口端4を形成する環状のストッパ部分5と短筒状のキーガイド7の先端内面の間の領域である。したがって、この内部空間2内に前述した係合溝3、3が筋条(直線状)に形成されている。
(4)キーガイド7
図4は図2の4−4線端面図である。図4で示すように、短筒状のキーガイド7は、キー挿入補助具Zの中央部に相当する中央穴12に単数又は複数(本実施形態)の螺旋状案内溝8、8を有し、これらの螺旋状案内溝8、8には、キー11の後端部外周壁に突設した単数又は複数(本実施形態)の小突起13、13が係合している。
したがって、長尺状のキー11は、外筒体1に前記キーガイド7を介して後退かつ回転可能に支持されている。本実施形態では、外筒体1と、該外筒体の後端部内に設けられたキーガイド7は、例えば一体に成形されているが、実施形態如何によっては、例えば外筒体1とキーガイド7をそれぞれ硬質の合成樹脂で別個に成形し、両端開口の長筒状外筒体内の後端部に短筒状キーガイド7を固定的に組み込み、適宜、長筒状外筒体の後端開口を蓋体で閉じても良い(実質的同一)。また、単数又は複数の螺旋状案内溝8を長尺状のキー11の後端部外周壁に形成し、これに係合する単数又は複数の小突起13をキーガイド7の中央穴12を形成する内周壁に設けても良い(実質的同一)。
(5)連結体21
連結体の一例としての内筒体21は、図2で示すように、初期状態では、連結体用復帰バネ41のバネ力により外筒体1の先端開口4から突出すると共に、キー1の後端部寄りの部位に固定的に設けられた係合部51及び小突起13、13を有する後端部を除き、キー1の差込み部分を覆う。付言すると、内筒体21は、初期状態の時、外筒体1の先端開口4から外れないように、例えば後端部側の外周壁にフランジ状の当接部分24を有し、該当接部分24は外筒体1のストッパ部分5に圧接している。
また、内筒体21は、初期状態の時はキー1を捕捉していないものの、後述するように、内筒体が錠前Xの鍵穴aの周囲bに押付けられながらかつ連結体用復帰バネ41のバネ力に抗して所定位置まで後退した時に、その後端部がキー1の係合部51に嵌合状態に係合(捕捉)する。
その結果、外筒体1とキー11と内筒体21がそれぞれ一体的に結合する。なお、内筒体21は、本実施形態ではキー11の差込み部分を略全体的に覆っているが、これは発明の本質的事項ではなく、キー11の差込み部分が内筒体21の先端面から突出していても良い。
(6)係合部51、連結体用復帰バネ41
図5はキー回転止用の係合部51、連結体用復帰バネ41等の要部を示す説明図である。この図に於いて、41は連結体用復帰バネで、この連結体用復帰バネ41は内筒体21の後端部内面21aとキーガイド7の先端部内面7bとの間に嵌挿されている。
そして、本実施形態では、例えばキー11の中央部或いは後端部寄りの部位にキー回転止用の係合部51が固定的に外嵌合し、該係合部51は楕円或いは環状の形態であり、その外周に単数又は複数の係合歯51aが形成されている。なお、係合部51は、その中心部に非真円或いは角形状の嵌合孔を有している。
ところで、前記係合部51は、本実施形態では、キー11の後端部寄りの部位に鍔状に設けられ、該鍔状係合部51には、少なくとも1以上の被係合歯或いは係合歯51aが形成されている。
付言すると、内筒体21の後端部の内周壁には、少なくとも1以上の係合歯或いは被係合歯が形成され、一方、キー回転止用の係合部51の外周面には、前記係合歯或いは被係合歯に嵌脱する被係合歯或いは係合歯51aが形成されている。もちろん、鍔状係合部51及び係合歯51aの各形状は、係合部51とキー11が一体的に係脱可能であれば、任意に設計変更することができる事項である。
また、特に図示しないが、筒状連結体21の係合後端部22とキー回転止用の係合部51との係脱構造は、公知・周知のクラッチ機構(円盤体の対向面同士の凹凸、ゴム板に対する摩擦係合など)であっても良い。
(7)キー用復帰バネ31
キー用復帰バネ31は、例えば図6で示すように、キーガイド7の中央孔12を形成する外筒体1の後壁(実施形態によっては蓋体)の内面とキー11の後端面の間に介在し、キー11を常に突出する方向に付勢している。このキー用復帰バネ31の付勢力は、前方に位置している連結体用復帰バネ41のそれよりも強く設定されている。キー用復帰バネ31並びに連結体用復帰バネ41の線径、巻き数、強さ等は、キー11の回転後退、内筒体21の後退動等を考慮して適宜に設定される事項である。
(8)キー11、外筒体1等の実施化レベルの詳細
ここで、図9を参照にして、キー11、外筒体1等の実施化レベルの構成を説明する。まず15は、キー11を構成するシャフトで、このシャフト15の角軸部に歯車状の係合部51が固定的に外嵌合している。16は差込み部分を有するキー本体で、このキー本体16の後端部は、キー押え部材としてのやや肉厚状固定平板17及び複数個の固着具18を介して前記シャフト15の先端部側に固定されている。シャフト15の後端部には、複数の小突起(係合部)13が設けられ、これらの小突起13は、前述したように、キーガイド7の中央孔12の内周壁に形成した2本の螺旋状案内溝8、8にそれぞれ係合している。
したがって、キー11は、キー用の案内手段(小突起13、螺旋状案内溝8)を介して軸方向へ後退する際は回転しながら後退する。図11はキー11が回転可能である旨の説明図である。
次に、実施形態の外筒体1は、組立容易性の課題を考慮して、その中心部から長さ方向に二分割され、例えば竹を割ったような形態をしている。このように二分割された分割外筒片1a、1bは、後端部等に不番の固着具用を有し、複数個の固着具6を用いて合体する。
(9)手順・作用
図1、図2等で示すように、初期位置(携帯時の通常位置)では、内筒体21は自己の復帰バネ41のバネ力により、外筒体1の先端開口4から突出している。また、キー(キー本体16)11も自己の復帰バネ31のバネ力により、外筒体1の先端開口4から突出しているものの、実施形態のものは略(おおよそ)全体が内筒体21に覆われ、内筒体21の先端面とキー(キー本体16)11の差込み部分の先端面は、略同一位置である。
図10は、外筒体1を持って内筒体21の先端面を錠前Xの鍵穴aの周囲bに押付けた第1段階の説明図である。そこで、外筒体1を持って矢印A方向へ押し付ける。この場合、当然のことながら、錠前Xの鍵穴aとキー11の差込み部分の先端面が一致している場合には、内筒体21の後退動に対応してキー11の差込み部分がそのまま鍵穴aに入り込む(キー非回転)。
しかし、ここでは、発明の所期の目的との関係上、該態様の詳細説明を省略する。ここで問題にするのは、キー11の差込み部分の先端面が鍵穴aに対して不一致の場合であり、例えば差込み部分の先端面が水平或いは垂直方向の鍵穴aに対して、45度、50度、90度という具体に大きく交差している場合である。
上記のような場合には、外筒体1を矢印A方向へ押し付けると、内筒体21と同時にキー11の差込み部分の先端面が鍵穴a縁部分に圧接(同時圧接)するので、図10、図12で示すように、キー11は外筒体1のキーガイド7に案内され、矢印C方向に回転しながら矢印B方向に後退動する。この時、内筒体21も同時に後退動する。このように、キー挿入補助具Zを持って錠前の前面に押し付けると、キー11の差込み部分は鍵穴と一致するように自動的に誘導される。
なお、連結体の突出量が短い実施形態によっては、キー11の先端面が鍵穴a縁部分に圧接した後に連結体21の先端面が鍵穴aの周囲に圧接する(異時圧接)。
図13は内筒体21の後端部がキー11の係合部51に外嵌合する説明図である(第2段階)。この第2段階では、図14で示すように、キー11の差込み部分の先端面が鍵穴a縁部分に圧接しながら回転し、キー11の角度と鍵穴aの角度が完全一致する状態となり、キー11の差込み部分が鍵穴aに入り込む。
キー11の角度と鍵穴aの角度が完全一致した場合には、外筒体1をそのまま持って、さらに矢印A方向へ押し付けると、キー11の差込み部分は鍵穴aに挿入され、それと同時に内筒体21は案内手段3、23に非回転状態で案内されながら、かつ自己の復帰バネ41のバネ力に抗して所定位置まで後退する。その結果、被係合歯を有する係合後端部がキー11の係合部51の係合歯51aに係合(実施例では外嵌合)する。
図15は内筒体21、キー11、外筒体1が一体的に回転可能である旨の説明図である。嵌合時、内筒体21とキー11は係合部・被係合部としての凹凸が互いに噛み合い、また内筒体21と外筒体1は案内手段(筋状係合溝3、係合突起23)を介して一体的に係合しているので、外筒体1を持って施・解錠方向へ操作することができる。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、連結体21は筒状体である旨を説示したが、その形状は筒状体(内筒体)に限定する必要はない。連結体21は非回転状態で後退動し、かつキー11の係合部51に係合すれば十分(外筒体に対してスイッチ的機能、或いは捕捉係合機能)であるから、その形態は発明の目的を逸脱しない範囲で任意に設計変更することができる。
そこで、図16及び図17は本発明の最良の実施例(第2の実施形態)を示す各説明図である。この図から明らかなように、連結体21Aは、その全部或いは一部が棒状体であり、外筒体1から一部突出しかつ指先を折り曲げたような格好の先端部21bが、前述した錠前Xの鍵穴aの鍵穴の周囲(一部も含む)bに圧接する部分である。
この連結体21Aは、いわば第1実施形態の筒状体の先端部側を一部切欠したものであるが、このように構成しても、本発明の所期の目的を達成することができる。
なお、本実施形態に於いて、連結体用復帰バネ41は外筒体1の内部空間2に全て内装されているが、必ずしも内部空間2に全て内装する必要はなく、例えばその後端部を内部空間2に位置させ、一方、先端部側を連結体(内筒体)21に内装させた状態で支持しても良い。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
X…錠前、a…鍵穴、b…鍵穴の周囲、Y…扉、Z…錠前用キー挿入補助具、1…外筒体、2…内部空間、3…案内手段(係合溝)、4…先端開口、5…ストッパ部分、7…キーガイド、8…キー用の案内手段(螺旋状案内溝)、11…キー、12…中央穴、13…小突起、15…シャフト、16…キー本体、21…連結体(内筒体)、22…内部空間、23…案内手段(係合突起)、24…当接部分、31…キー用復帰バネ、41…連結体用復帰バネ、51…キー回転止用の係合部、51a…係合歯。

Claims (3)

  1. 外筒体にキーガイドを介して後退かつ回転可能に支持されたキーと、外筒体に案内手段を介して非回転の状態で後退動可能に係合しかつ該外筒体の先端開口から突出する筒状又は棒状のいずれかである連結体と、キーを常に突出方向へ付勢するキー用復帰バネと、連結体を常に突出方向へ付勢する連結体用復帰バネとを備え、さらに、前記キーの後端部側にキー回転止用の係合部を設け、鍵穴に前記キーを挿入する際、外筒体を持ってキーの差込み部分を前記鍵穴に交差状態に圧接すると、該キーは前記キーガイドを介して回転して前記差込み部分が錠前の鍵穴と一致し、その後、前記連結体が錠前の鍵穴の周囲の少なくとも一部に押付けられながら所定位置まで後退すると共に前記差込み部分が前記鍵穴に完全に入り込んだ際に、該連結体の係合後端部がキーの係合部に係合して外筒体と連結体とキーがそれぞれ一体的に結合する携帯型の錠前用キー挿入補助具。
  2. 請求項1に於いて、連結体の係合後端部には、少なくとも1以上の係合歯或いは被係合歯が形成され、一方、キー回転止用の係合部には、前記係合歯或いは被係合歯に嵌脱する被係合歯或いは係合歯が形成されていることを特徴とする携帯型の錠前用キー挿入補助具。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、キー回転止用の係合部は、キーを構成するシャフトに半径外方向に鍔状に設けられ、該係合部の外周面には歯車状の係合歯が形成されていることを特徴とする携帯型の錠前用キー挿入補助具。
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