JP5739951B2 - ダンプトラックの荷こぼれ防止装置 - Google Patents

ダンプトラックの荷こぼれ防止装置 Download PDF

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Description

本発明は、土砂等を運搬するために用いられるダンプトラックにおいて、走行中にその荷台から土砂等の積荷がこぼれ落ちないように保持するためのダンプトラックの荷こぼれ防止装置に関するものである。
ダンプトラックは土砂等を荷台に積載して運搬するものである。荷台は車台に設置した底板と周囲の周壁とからなり、土砂等を積載するための所定の容積を有する容器である。荷台の周壁のうち、左右の側板及び後端板は開閉可能となっており、後端板にゲート、左右の側板は、煽りと呼ばれるように、上下に開閉可能な構成となっている。
ダンプトラックは一般の道路を走行するものであるから、道路交通法による規制に従わなければならない。規制の重要なものとして積載重量規制がある。道路交通法の規定上ではダンプトラックの最大積載重量が設定されており、この最大積載重量を超過して道路を走行することは禁止されている。このために、荷台の側板の高さ寸法を所定の値に設定して、土砂を荷台上面より高く積み上げるよう積載できないようにしている。
荷台に土砂を満載した状態でダンプラックが路面を走行している間には、積載土砂が落下しないように、即ち荷こぼれがないようにしなければならない。この荷こぼれ防止のためには、一般的に、カバーシートが用いられる。カバーシートは荷台に積載した土砂を覆うものであり、通常、荷台の全面を覆うように装着し、側板の先端に着脱可能に固定されるようになっている。しかしながら、このようなカバーシートの着脱は面倒なものであり、多大の時間を要するものである。一般的な土砂の場合には、必ずしも荷台全体をカバーシートで覆わなくても、側板の上面に、この側板を延長するようにして枠体を設け、この枠体にシートを張り付けることにより内容物落下防止壁とすることによっても、内容物の落下防止壁とすることができる。
ただし、前述した落下防止壁は荷台の深さを延長して、積載量を増加させる、所謂差し枠のようなものであってはならない。このために、落下防止壁を構成する枠体は、例えば特許文献1に開示されているように、側板の上部に延在させた作動位置と、側板の外面に沿うように下方に折り返した格納位置との間で、概略180度上下方向に回動可能としている。そして、この枠体に貼り付けられるシートは枠体に対して着脱可能とする。
特許文献1では、どのようにして枠体にシートを張り付けるかについて、格別の記載はない。シートを側板に着脱可能に取り付ける方式としては、一般的には、特許文献2に開示されているように、シートの端部に所定のピッチ間隔をもって小孔を穿設して、ロッド状部材に縫い付けるように構成することができる。即ち、枠体を構成する横杆部に、シートの小孔を介して止着紐で縫い込むようにしてシートの端部を固定することができる。
実公平3−13379号公報 特開2009−29232号公報
特許文献1の落下防止壁をダンプトラックに装着するために、特許文献2に記載されているシートの固定方式を採用することができるが、ダンプトラックの荷台は長尺のものであり、荷台の側板に立設状態にした枠体の全長にシートを縫い込むようにて装着するのには、やはり長時間を要するものであり、より簡易な装着方式の開発が待ち望まれていた。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ダンプトラックに支持枠とシート部材とからなる落下防止壁を容易に、かつ迅速に着脱できるようにすることをその目的とするものである。
前述した目的を達成するために、本発明は、ダンプトラックの荷台側板の先端部に、上下方向に傾動可能に連結して設けた支持体と、この支持体に着脱可能に装着される可撓壁を構成するシート部材とからなり、前記荷台から積載物が落下しないように堰き止める落下防止装置であって、前記支持体は、少なくとも前記荷台側板に回動軸受に連結された一対の縦杆部と、これら縦杆部間に架け渡した少なくとも1本の横杆部とから構成され、前記可撓壁の一端側を前記横杆部の上方から巻き込むようにして折り返して前記支持体に装着され、折り返した端部を面ファスナにより折り返し前の表面に止着することによって、前記支持枠に張り付け固定する構成としたことをその特徴とするものである。
支持体はダンプトラックの左右の側板、つまり煽りの先端に連結して設けられる。煽りの先端部には、少なくとも前後一対からなる回動軸受が取り付けられており、支持体はこの回動軸受に上下方向に向けて回動可能に連結される。支持体は、上下方向に回動可能な少なくとも一対の縦杆部と、両縦杆部の先端間に架け渡すようにして設けた横杆部とから構成される。縦杆部は両回動軸受に連結される。シート部材は、縦杆部の先端間に架け渡された横杆部を上方から巻き込むようにして折り返すようにして装着される。シート部材には、横杆部に着脱可能に固定するために、押圧により止着可能な一対のファスナ帯片からなる面ファスナが固着される。従って、面ファスナを構成するファスナ帯片同士を押圧することにより固定される。
ここで、シート部材の上端部は折り返されるが、この折り返しは、荷台の外側から内側に向けたものであっても良いが、装着後において、荷台に土砂等の積載物を収容させたときに、土圧は外向きに作用することになるので、この土圧が面ファスナによる止着部が剥離される方向に作用するのではなく、密着する方向に作用させるように、荷台の内側から外側に向けて折り返すようになし、面ファスナによる止着部が荷台の外側に配置するようにすることが望ましい。
シート部材の他方の端部、即ち下端部は側板に固定することができる。固定方式としては、ねじ止めや粘着テープで簡易に着脱できるように止着することができる。また、荷台には土砂による押圧力が作用することから、シート部材に対して下向きの加圧力が作用するようにして装着することもできる。このためには、シート部材は側板の内部に入り込ませるようにして、土圧を作用させる。
ファスナ帯片はシート部材の中間部と他端部との間に設けられ、シート部材が支持体に掛けて折り返すように装着して、両ファスナ帯片間を押圧することにより止着される。一方、シート部材の他側の端部は煽りの上面部に着脱可能に固定される。
ここで、支持体は、具体的には、パイプを方形枠状に曲成した枠状本体部を有し、回動軸受に連結した一対の縦杆部をこの枠状本体部に連結して設ける構成とすることができる。さらに、シート部材はその両端を枠状本体部の両端の縦杆部に巻きて、面ファスナで着脱可能に固定することによって、シート部材は煽りの上面部に装着することができる。このように構成すると、荷こぼれ防止壁がダンプトラックの荷台に安定した状態に装着され、走行中にダンプトラックの荷台から土砂等が路面にこぼれ落ちるのを確実に防止できる。
ところで、荷台には主に土砂が投入されることから、可撓壁を構成するシート部材が土砂との摩擦により摩耗乃至損傷することになる。このために、シート部材は適宜交換しなければならない。早期に摩耗、損傷するのは土砂と接触する部位であり、特に荷台の上端部と接触している箇所及びその近傍がより高くなる。可撓壁を構成するシート部材は、薄手の軟性樹脂材から構成されるために、摩耗による損傷はさらに高いものとなる。
このために、可撓壁を構成するシート部材を、荷台の上端部より上部側の位置に設けた第1可撓壁部と、この第1の可撓壁部に着脱可能に連結され、荷台の上端部を含み、内部にまで延在させた第2の可撓壁部とに分割する構成とすることができる。従って、摩耗等による損傷の頻度が高い部位は第2の可撓壁部となり、この第2の可撓壁部を交換することによって、交換すべき損傷範囲を最小限に抑制することができる。
シート部材に張りを持たせた状態で装着すると、投入土砂との接触による摩耗がより激しくなる。しかしながら、荷台から土砂等がこぼれ落ちるのを防止するには、シート部材をある程度の張りを持たせて装着することが望ましい。シート部材に張りを持たせるには、それを下方から引っ張るようにして装着する。このためには、シート部材の下端部に剛性を有するロッド,角材,若しくはパイプ等からなる剛性部材からなる棒状の保形部材を装着して、保形性を持たせることができる。この構成は、シート部材を1枚構成とした場合も適用できるが、第1,第2の可撓壁部に分割して、着脱可能に装着する場合には、第2可撓壁部の下端部に保形部材を着脱可能に装着することになる。
ダンプトラックの走行中に、荷台から土砂等の積載物がこぼれ落ちるのを防止できる落下防止壁を、特別な工具を用いることで、容易に、しかも迅速かつ確実に着脱することができる。
ダンプトラックの一般的な構成を示す正面図である。 荷こぼれ防止装置を構成する支持枠の正面図である。 図2の支持枠にシート部材を装着した荷こぼれ防止装置としたものを示す正面図である。 シート部材の平面図である。 図3のA−A部断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図5と同様の位置の断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。まず、荷こぼれ防止装置が装着されるダンプトラック1の構成を図1に示す。同図から明らかなように、車輪2を装着した車台3には運転室4が設けられており、運転室4の後方位置に荷台5が設けられている。荷台5は、底板10と、この底板10の周囲に設けた壁面からなり、内部に土砂等の積載物を収納する容器とするための周壁部とから構成される。
周壁部は、前板11と、左右の側板12,12及び後端板13とから構成される。側板12は、底板10の下方に回動可能な煽り構造を有するものであり、また後端板13はゲートとなっている。荷台5は車台3の後端部に回動可能に連結されており、ゲートとなる後端板13を開いた状態で、後方に向けて持ち上がるように傾動できる構成となっている。これによって、荷台5に積載した土砂を排出できることになる。
荷台5に土砂を積載する際には、最大限の積み込みを行うために、重量制限の範囲内であることを条件として、効率的な運搬を可能にするために、できるだけ多くの土砂が積み込まれることになる。従って、土砂は荷台5の上面とほぼ同じ高さとなるように積み込まれることがある。
ダンプトラック1が走行中に積荷土砂が周囲にこぼれ落ちないようにする必要がある。このために、荷台5を構成する少なくとも左右の側板12に、その上方に延在するように、荷こぼれ防止装置20が装着される。前板側11側は丈高になっているので、土砂が前方にこぼれることはない。また、後端部側については、後端板13の上部まで土砂を積み込まないようにすることによりこぼれ落ちないようにすることができるが、必要であれば、この後端板13にも荷こぼれ防止装置20を装着することもできる。
荷こぼれ防止装置20の構成を図2乃至図4に示す。荷こぼれ防止装置20は、可撓性のある合成樹脂等からなるシート部材21と、側板12の上部に連結して設けられ、このシート部材21が着可能に張り付けられる支持枠22とから構成されている。ここで、荷こぼれ防止装置20は、荷台5における左右の側板12を上方に延長するものであるが、この荷こぼれ防止装置20は、固定的な壁面を構成するものではないので、差し枠としての機能を有しない。つまり、荷台5に積み込まれる土砂は荷台5の上面から盛り上がるように積み込まれることはない。
支持枠22は、図2に示したように、金属製のパイプを横長の方形枠状に曲成した枠状本体部23と、この枠状本体部23の下部位置に連結した一対の回動軸部24とから構成される。枠状本体部23は、ほぼ側板12の長さを有する上下の横杆部23a,23bと、両横杆部23a,23b間に架け渡すようにして設けた複数の縦杆部23cとから構成される。縦杆部23cの長さは荷こぼれ防止機能を発揮するのに必要な高さを持たせるものであり、さらに縦杆部23c,23cの間に補強杆部23dが設けられている。回動軸部24は枠状本体部23の下端側の横杆部23bに連設した概略L字状のものであり、水平部が側板12の上面に設けた軸受部材14に軸支されている。これによって、枠状本体部23は軸受部材14への連結部を中心として下方に向けて側板12の外面に沿うように倒した格納位置と、側板12の上部に立てた作動位置との間に概略180度回動変位できるようになっている。
以上のように構成される支持枠22に、その内面側からシート部材21を装着して、上部側の横杆部23aを越えた位置で、この横杆部23aを巻き込むようにして折り返した上で、その端部をシート部材21の表面に面ファスナ25により着脱可能に固定されることになる。
シート部材21は、図4に示したように、枠状本体部23を構成する横杆部23a,23bの長さと同じか、またはそれより僅かに長い長尺の可撓性シートから構成される。そして、同図に点線で示した折り返し線21aを有するものであって、シート部材21はこの折り返し線21aの位置で折り返すように畳み込まれている。シート部材21のシート端位置には面ファスナ25を構成する一方側のファスナ帯片25aが装着されている。また、シート部材21をこのように畳み込んだときに、ファスナ帯片25a重なり合う位置にも他方側のファスナ帯片25bが装着されている。
さらに、シート部材21の左右の両端部には幅狭の張り出し部26,26が設けられている。この張り出し部26は折り返し線26aに沿って折り返されて、その端部と、シート部材21の本体部分との間にも、側部面ファスナ27を構成する一対のファスナ帯片27a,27bが装着されている。
支持枠22は、荷台5に土砂が積み込まれるまでは、側板12の外面に沿う格納位置に保持される。この状態ではシート部材21は装着されていない。なお、支持枠22は格納位置及び作動位置で固定的に保持するためのストッパ手段が設けられているが、図示及び説明は省略する。
荷台5に土砂が積み込まれた状態において、積込土砂の量が少なく、ダンプトラック1が走行しても積込土砂が外部にこぼれ落ちない程度のものであれば、支持枠22は格納状態に保持される。土砂の積み込みが荷台5において、ほぼ満杯の状態となり、表面が荷台5の上面の位置と同じか、またはそれに近い状態となっていると、荷こぼれ防止装置20を作動位置とする。勿論、土砂が荷台5から盛り上がるように積み込まれることはない。
荷こぼれ防止装置20を作動状態にするには、支持枠22を、軸受部材14を中心として立てる方向に回動させて、ほぼ鉛直状態になると、その位置で固定的に保持する。そして、図5に示したように、この支持枠22の内側にシート部材21を添設すると共に、支持枠22の枠状本体部23を構成する上側の横杆部23に掛けるようにする。このシート部材21の横杆部23に掛ける部位は折り返し線21aを目安とする。
シート部材21の下端部は側板12の内面に沿って底板10の表面に近い位置まで延在される。これによって、土砂が積み込まれたときには、土圧により側板12の内面に押し付けられるようになる。なお、必要に応じてシート部材21の端部は着脱可能に固定することもできる。
シート部材21を支持枠22の内面に沿って上方に延在させるようになし、横杆部23a上に掛けて、端部を外側に折り返す。この折り返した端部には面ファスナ25を構成するファスナ帯片25aが設けられており、このファスナ帯片25aはシート部材21の中間部表面に設けた他方側のファスナ帯片25bに押圧することによって、固着されるものである。このために、横杆部23aを挟むように巻き付けた状態で固着される。これによって、シート部材21は支持枠22に固定されるようになる。ここで、支持枠22を構成する支持枠本体部23には、複数の縦杆部23cが設けられており、この縦杆部23cの部位では、面ファスナ25を欠落させるようするのが望ましい。
また、シート部材21の前後の両端部には、張り出し部26が設けられており、これら両張り出し部26は両端の縦杆部23cを巻き込むようにして、面ファスナ27により固定する。
以上によって、側板12にはシート部材21を含む荷こぼれ防止装置20が極めて容易に装着される。荷こぼれ防止装置20が荷台5に装着されると、図5において、Sで示したように、荷台5に土砂が満杯の状態で積み込まれていても、ダンプトラック1の走行中に土砂が外部にこぼれ落ちるのを確実に防止できるようになる。しかも、荷こぼれ防止装置20は可撓性のシート部材21から構成され、しかも荷台5に着脱可能に装着されるものであり、差し枠とは異なり、積載量を増量するためのものではないので、重量規制に基づく過重量の問題は生じることはない。そして、荷こぼれ防止装置20を脱着するには、シート部材21の下端部を側板12に固定している止めねじ15を取り外し、面ファスナ25,28を構成するファスナ帯片25a,25b間及びファスナ帯片27a,27b間を分離することによって、シート部材21が取り外され、支持枠22を格納位置に変位させれば良い。
次に、図6に本発明の第2の実施形態を示す。この実施形態においては、可撓壁を構成するシート部材121を第1の可撓壁部121aと、この第1の可撓壁部121aの下部側の位置に連結される第2の可撓壁部121bとから構成している。第1の可撓壁部121aは、支持枠23を構成する上下の横杆部23a,23b間にループ状に巻回して設けられて、面ファスナ25を用いて両端部が連結した状態に保持されている。
このようにして装着された状態では、荷台5の側板12の上面部と下側の横杆部23bとの間に隙間が生じている。第2の可撓壁部121bは、この隙間を埋めるために設けられるものであり、第1の可撓壁部121aの装着部の下方位置において、その内側面に連結されている。この第2の可撓壁部121bと第1の可撓壁部121aとの間は、面ファスナ125を用いて着脱可能に連結されている。そして、第2の可撓壁部121bの下端部は荷台5における側板12の内部にまで延在されている。
このように構成することによって、荷こぼれ防止装置を構成するシート部材121は、上部側の構造である第1の可撓壁部121aと、この第1の可撓壁部121aの下端部と荷台3の側板12の上端面との間の隙間を塞ぐように装着した下部側の構造としての第2の可撓壁部121bとから構成され、荷台5に土砂を投入したときには、投入土砂Sと接触するのは第2の可撓壁部121bであり、第1の可撓壁部121aは実質的に土砂Sとは接触しない状態に保持される。これによって。土砂投入時及び排出時や、ダンプトラック1による土砂Sの運搬時に、第1の可撓壁部121aは土砂と殆ど接触することがないので、その寿命を長くすることができる。
一方、第2の可撓壁部121bは土砂と接触することから、摩耗や損傷が発生するが、この第2の可撓壁部121bは第1の可撓壁部121aに面ファスナ125により着脱可能に連結されているので、適宜交換できる。従って、第2の可撓壁部121bの幅を、第1の可撓壁部121aが土砂Sによる摩耗や損傷を抑止でき、しかも側板12の上端面との間に隙間が生じないようにできることを条件に、できるだけ短い幅のものとすることによって、交換部分のシート部材を最小限のものとすることできる。
第2の可撓壁部121bは荷台5の内側にまで延在されるが、この第2の可撓壁部121bの下端部には筒状部130を全長にわたって形成し、この筒状部130内に長尺の保形部材131を挿通させるようにして設けることができる。ここで、保形部材131は図示したように、角材状のものとするが、その形状は、丸棒状やパイプ状とすることもできる。これによって、第2の可撓壁部121bは所定の張りを持った状態となる。従って、荷台5内に収容させた土砂が部分的に第2の壁部121bを外向きに押圧しても、この第2の可撓壁部121bは、その全体に平面状態に保持されることになり、荷台5内に収容した土砂Sは確実に保持されて、外部にこぼれ出すおそれはない。
1 ダンプトラック
5 荷台
10 底板
11 前板
12 側板
13 後端板
14回動軸部材
20 荷こぼれ防止装置
21,121 シート部材
22 支持枠
23 枠状本体部
23a,23b 横杆部
23c 縦杆部
24 回動軸部
25,125 面ファスナ
25a,25b ファスナ帯片
26 張り出し部
27 側部面ファスナ
27a,27b ファスナ帯片
121a 第1の可撓壁部
121b 第2の可撓壁部
130 筒状部
131 保形部材

Claims (5)

  1. ダンプトラックの荷台側板の先端部に、上下方向に傾動可能に連結して設けた支持体と、この支持体に着脱可能に装着される可撓壁を構成するシート部材とからなり、前記荷台から積載物が落下しないように堰き止める落下防止装置であって、
    前記支持体は、少なくとも前記荷台側板に回動軸受に連結された一対の縦杆部と、これら縦杆部間に架け渡した少なくとも1本の横杆部とから構成され、
    前記可撓壁の一端側を前記横杆部の上方から巻き込むようにして折り返して前記支持体に装着され、折り返した端部を面ファスナにより折り返し前の表面に止着することによって、前記支持枠に張り付け固定する
    構成としたことを特徴とするダンプトラックの荷こぼれ防止装置。
  2. 前記支持枠体は金属製のパイプを方形枠状に曲成した枠状本体部を有するものであり、前記回動軸受に連結した前記一対の縦杆部はこの枠状本体部に連結して設けられており、前記シート部材はその両端が前記枠状本体部の両端の縦杆部に巻き付けて、面ファスナで着脱可能に固定していることを特徴とする請求項1記載のダンプトラックの荷こぼれ防止装置。
  3. 前記可撓壁の折り返し部は前記荷台の内側から外側に向けられ、前記面ファスナによる止着部はこの荷台の外側に配置する構成としたことを特徴とする請求項1記載のダンプトラックの荷こぼれ防止装置。
  4. 前記可撓壁は前記荷台の上端部より上部位置に設けた第1可撓壁部と、この第1の可撓壁部に着脱可能に連結され、前記荷台の内部にまで延在させた第2の可撓壁部とに分割したものであることを特徴とする請求項1記載のダンプトラックの荷こぼれ防止装置。
  5. 前記第2の可撓壁部の下端部には、剛性を有する棒状の保形部材を着脱可能に装着する構成としたことを特徴とする請求項4記載のダンプトラックの荷こぼれ防止装置。
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