JP5739613B2 - 組鉄筋の配筋構造 - Google Patents

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本発明は、コンクリートやモルタル内に、格子状の鉄筋やメッシュなどの組鉄筋を埋設する際に適用するスペーサーを使用した組鉄筋の配筋構造である。
従来、鉄骨階段50で、踏板や踊り場の床を、構築現場でコンククリートを打設して構成する場合には、踏み段部31や踊り場部33に予め壁で囲んだ凹状成形枠32、34を形成しておき、その凹状成形枠32、34内にコンクリートやモルタルを充填していた。この場合、踏板や踊り場の床のコンクリートの割れを防止するために、格子鉄筋20やメッシュ(鋼製網)を埋設していた(図6)。
この場合、凹状成形枠32、34は範囲が狭いため(奥行き30cm×巾1m〜2m程度)工場であるいは現場で、凹状成形枠32、34の巾方向に複数の異形鉄筋51、51を並べて、異形鉄筋51、51を凹状成形枠32、34の底に溶接していた。そして、異形鉄筋51、51上に格子鉄筋20を配置して、格子鉄筋20のコンクリートかぶり厚を確保していた(図6)。
一方、一般的な鉄筋コンクリート構造で床スラブの床鉄筋の配筋では、棒状のスペーサーの上端部を屈曲して鉄筋受架部を形成する構造(特許文献1)、板状のスペーサーの上端部に受け溝部を形成する構造(特許文献2)、また、ブロック状のスペーサーの上端部に凹みを形成して凹みに鉄筋を乗せる構造(特許文献3)が提案されている。
特開平9−221878号公報 特開2002−213084号公報 意匠登録第12907129号公報
従来の鉄骨階段50の場合、段板部31の凹状成形枠32の巾(=階段巾)より両端部が若干短い程度の異形鉄筋51、51を使用していたので、ほぼ全長の異形鉄筋51は不要であり、材料の無駄を生じていた。また、材料の無駄を節約するためには、短い鉄筋を複数本並べて溶接する必要があり、この場合には溶接の手間が掛かる問題点があった。
また、スラブ配筋用のスペーサーは、広い範囲(通常、数m×数m)の配筋で、また、床用鉄筋(通常、径10mm〜16mm)を正確に保持する際には有効であるが、格子鉄筋(通常、径5mm程度)、鋼製網(通常、径2mm程度)であり、そのまま適用することはできなかった。
また、凹状成形枠32の形状に併せて、凹状成形枠32の内側に配置されるように格子鉄筋を形成し、通常は、予めスペーサーを凹状成形枠32内に置いて、凹状成形枠32内に入れた格子鉄筋をスペーサー上に乗せる作業をしてきた。したがって、前記従来の床スラブ用のスペーサーを凹状成形枠32内に配置した場合、格子鉄筋20を乗せた後で、格子鉄筋20の各構成鉄筋の位置に会わせて、スペーサーを移動させなければならず、手間を要することになった。
本発明は、上端高さを揃えた凸部を少なくとも3つ以上連続させてスペーサーを構成するので、前記問題点を解決した。
即ち、この発明は、コンクリートを打設する型枠の上面に、複数のスペーサーを乗せ、スペーサー上に、前記型枠の上面から所定距離を保って、組鉄筋を配置してなり、以下のように構成したことを特徴とする組鉄筋の配筋構造である。
(1) 前記スペーサーの基材上面は一方向に連続した少なくとも3つの凸部とその凸部の間に凹部を形成した。
(2) 前記スペーサーは、前記基材下面と前記型枠上面の間、または前記基材上面と前記基材下面との間で、凸部の直下に開口を形成した。
(3) 前記スペーサーは、前記各凸部の頂点を同一高さで形成した。
(4) 前記格子鉄筋と前記スペーサーとは、前記格子鉄筋の全ての構成鉄筋の長さ方向と、前記スペーサーの凸部の連続方向とが、角度を有するように配置する。
(5) 複数の前記スペーサーは、その長さ方向が互いに平行にならないように構成した1組のスペーサーを含む。
また、他の発明は、コンクリートを打設する型枠の上面に、複数のスペーサーを乗せ、スペーサー上に、前記型枠の上面から所定距離を保って、組鉄筋を配置してなり、以下のように構成したことを特徴とする組鉄筋の配筋構造である。
(1) 前記スペーサーの基材上面は一方向に連続した少なくとも3つの凸部とその凸部の間に凹部を形成した。
(2) 前記スペーサーは、前記基材下面と前記型枠上面の間、または前記基材上面と前記基材下面との間で、凸部の直下に開口を形成した。
(3) 前記スペーサーは、前記各凸部の頂点を同一高さで形成した。
(4) 前記格子鉄筋と前記スペーサーとは、前記格子鉄筋の全ての構成鉄筋の長さ方向と、前記スペーサーの凸部の連続方向とが、角度を有するように配置する。
(5)使用する組鉄筋のX方向の構成鉄筋の間隔X 、Y方向の構成鉄筋の間隔Y とする。
(6)スペーサーの隣接する凸部の頂点の間隔をLとし、該間隔LをX方向に変換した間隔X 、Y方向に変換した間隔Y とする。
(7)X 、Y のいずれも、X 、Y と異なる値とした。
前記における組鉄筋は、鉄筋を組み、格子状又は網状に形成した鉄筋群で、通常は、X方向に平行な鉄筋群とY方向に平行な鉄筋群を交叉させて形成されている。X方向とY方向とは通常は直交するが、直交しない場合もある。
また、前記におけるモルタルは、骨材の種類や骨材の有無にかかわらず、セメント類を配合した水硬性材料の総称で、セメントミルクやコンクリートを当然に含む。
この発明は、高さを揃えた少なくとも3つの凸部を有し、かつ開口を有するようにスペーサーを構成したので、格子鉄筋の構成鉄筋に対して、斜めに、複数のスペーサーを配置すれば、少ない長さ及び配置数でも、確実に格子鉄筋を支えて、所定位置に格子鉄筋を配筋できる。また、凸部の下方に開口を形成したので、凸部の頂点に当接した格子鉄筋の構成鉄筋を結束できる。
図1は、この発明のスペーサーで、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 図2は、この発明の実施例の配筋構造の概略した斜視図である。 図3は、この発明のスペーサーの配置を説明する概念図である。 図4は、この発明のスペーサーの配置を説明する踏み段部の凹状成形枠の平面図である。 図5(a)〜(f)は、この発明のスペーサーの他の実施例の正面図である。 図6は、従来の配筋構造で(a)は概略した斜視図、(b)は踏み段部の概略した縦断面図である。
(1) この発明の、スペーサー1は凸部4と凹部8を繰り返した波状に形成され、波の進行方向1aをスペーサー1の長さ方向とする。隣接する凸部4、4の頂点5、5の間隔をLとし(波の振幅にあたる長さ)、凹部8の下面9から凸部4の頂点5までの高さをHとし(波の波長にあたる長さ)、形成されている(図1)。
(2) スペーサー1を適用する格子鉄筋22は、
・Y軸方向で、間隔Xで配置した構成鉄筋22、22
・X軸方向で、間隔Yで配置した構成鉄筋21、21
とを直交して配置して構成する(図3)。
(3)即ち、図3に示すように、格子鉄筋20の構成鉄筋22、22はY軸に沿って並列され、構成鉄筋21、21はX軸に沿って、並列して配置する。
スペーサー1はX軸と進行方向がθ(0<θ<90°)となるように、X軸、Y軸と直交又は平行にならないように配置する。通常は、20°<θ<80°、程度となるように配置することがこのましい。図3ではθ=60°程度で形成する。
この場合、凸部4の頂点5の間隔Lを、X軸、Y軸に変換した長さをX、Yとする。そして、
≠X、かつ Y≠Y
となるように、スペーサー1を形成して角度θで配置すれば、凸部4の頂点5の内、少なくとも1つの頂点(巾Dのいずれかの位置)で、格子鉄筋20の構成鉄筋21又は構成鉄筋22とが当接するので、格子鉄筋20を載置できる。
図面に基づき、この発明の実施例を説明する。
1.スペーサー1の構成(図1)
巾Dの帯状の鋼板を水平に配置して、上下に波状に屈曲して、両端に水平部2、2が形成され、水平部2、2の間に凸部4、4が5つ形成されたスペーサー1を構成する。スペーサー1は、波状の凸部4は上端部が曲面状に凸となっており、隣接する凸部4、4の間に凹部8が形成され、凹部8の底(下端)に水平部9が形成される。
両端部の水平部2、2と凹部8の水平部9、9は、同一平面状に形成され、全ての凸部4、4の頂点5、5も同一高さに形成される(図1(a))。各水平部2、9には、溶接などに使用する透孔11、11を穿設する。
また、水平部2の下面3、水平部9の下面10を結ぶ面と、凸部4、4の下面6、6と基材下面15との間の隙間に、開口13、13が形成される。したがって、凸部4の頂点5の直下(鉛直下方)に開口13が形成される。
前記において、例えば、以下のような寸法で形成される。
スペーサー1の高さ(凸部の高さ)H 15mm
スペーサー1の巾D 19mm
スペーサー1の凸部4の連続方向の長さL 230mm
凸部4、4の間隔L 45mm
また、前記において、帯状の鋼板の上面(凸部4の上面、凹部8の上面、水平部2の上面、水平部9の上面)が基材上面14を構成する。また、帯状の鋼板の下面(凸部4の下面6、凹部8の下面、水平部2の下面3、水平部9の下面10)が基材下面を構成する(図1(a))。
また、このように帯状の鋼板を波状に屈曲して、スペーサー1を構成する場合、このスペーサー自体がモルタル版の補強や割れの防止に寄与できる。したがって、使用する格子鉄筋20の構成鉄筋21、22の径を小さくしり、構成鉄筋21、22の間隔を広くして格子枠の大きさを大きくすることもできる。したがって、格子鉄筋20で使用する鉄筋量を軽減できる。
2.配筋構造
(1) 使用する格子鉄筋20は、例えば、径5mmの鉄筋をX方向(構成鉄筋21)及びY方向(X方向と直交。構成鉄筋22)に組み、格子の大きさ50mm×50mm程度に組んで構成する。
(2) 鉄骨階段30は、階段状の段板部31の両側(階段巾方向)と、段板部31の上下に踊り場部33、33を形成し、段板部31と踊り場部33の両側をささら桁35で挟んで構成する。段板部31には、ささら桁35と協同して、1段の踏板部分に、モルタルを充填するための凹状成形枠32、32が形成されている。また、踊り場部33にもささら桁35と協同して、モルタルを充填するための凹状成形枠34、34が形成されている。
(3) 続いて、鉄骨階段30の凹状成形枠32、32の平坦な底32a、凹条成形枠34、34の平坦な底34aに、夫々スペーサー1を4つ配置する。この場合、
・凹状成形枠に階段巾方向に、格子鉄筋30のX方向が沿い
・階段巾方向に直角な方向に、格子鉄筋30のY方向が沿い
となるように、格子鉄筋30を配置する予定であるので、スペーサー1は、凹状成形枠32、34の底32a、34aに、格子鉄筋30のX方向(階段の巾方向)と角度θ(θ=45度程度)となるように、中心線(巾方向に二分する線)41から一側に2つスペーサー1A、1A、他側に2つのスペーサー1B、1Bを夫々配置する。一側のスペーサー1A、1Aは互いに平行で、他側の2つのスペーサー1B、1Bも互いに平行に配置され、4つのスペーサー1A、1B全体で、中心線41で線対称となるように配置される(図4、図2)。
スペーサー1の長さ方向の両端(水平部2の端縁)は、凹状成形枠32、34の側壁から所定距離(コンクリートかぶり厚相当)離して配置される。また、配置したスペーサー1(1A、1B)は、透孔11又は水平部2、9の周縁の一方又は両方で溶接して、スペーサー1(1A、1B)が凹状成形枠32、34内で動かないようにする。
(4) 続いて、凹状成形枠32、34に格子鉄筋20を配置する。格子鉄筋20は、一側のスペーサー1A、1Aの10個の凸部4、4の頂点5の少なくとも2箇所と夫々当接し、他側のスペーサー1B、1Bの10個の凸部4、4の頂点5でも少なくとも2箇所で夫々当接する。したがって、格子鉄筋20は、凹状成形枠32、34の底面32a、34aから所定距離Hで、ほぼ水平に配置される。
また、必要ならば、格子鉄筋20の構成鉄筋21、22と、当接した凸部4、4の頂点5とを結束線で連結する(図示していない)。この際、結束線は開口13を通過できるので、結束作業が容易にできる。また、工場で予め凹条成形枠32、34に格子鉄筋20、20を取り付ける場合など、当接した凸部4の頂点5と構成鉄筋21、22とを溶接することもできる。
(5) 続いて、凹状成形枠32、34内にモルタル39を充填して、格子鉄筋20を凹条成形枠32、34内に埋設する。モルタル39が固化後に、固化モルタル39が踏板を構成し、踏板が一体の鉄骨階段30を構成する。格子鉄筋20は、固化モルタル39(踏板)の厚さ方向の中央付近に埋設される。
(6) 前記において、凹条成形枠32、34内にスペーサー1A、1Bを配置し、スペーサー1A、1B上に格子鉄筋を載せた状態で、この発明の配筋構造を構成する。
(7) 前記において、配置したスペーサー1、1で、階段巾方向(中心線41に直交する方向)で隣接するスペーサー1、1の間隔Lは300mm程度に形成する。また、歩行方向(階段巾方向に直交する方向。中心線41の方向)で隣接するスペーサー1、1の間隔Lは300mm程度に形成する(図2)。通常踏み面巾が300mm程度であるので、支持間隔を同程度としたものである。この場合、L、Lを300mmより大幅に広げると、格子鉄筋20配筋後に現場作業者が歩行に使用する場合や、モルタル打設時にモルタルの重量がかかった場合、配置した格子鉄筋20がたわむおそれがある。逆に、L、Lを300mmより大幅に狭くした場合には、材料の無駄が生じるおそれがあった。
(8) また、前記において、鉄骨階段30に適用したので、最適であるが、通常の鉄筋コンクリート構造のスラブの配筋など、略水平面にある程度の厚さの水平の版(モルタル製)を構築する際に使用することもできる。
3.他の実施例
(1) 前記実施例において、スペーサー1の凸部4は5つ形成したが、少なくとも3つ形成して有ればよい(図示していない)。
(2) また、前記実施例において、帯状の鋼板を屈曲して形成したので、単独で安定して配置でき、かつ格子鉄筋20の構成鉄筋21、22が凸部4の頂点5とより多くの位置で当接するので、帯状が好ましい。しかし、同様に、凸部4、凹部8等が形成されれば、棒状の鉄筋などを使用することもできる(図示していない)。
(3) また、前記実施例において、スペーサー1の水平部9に透孔11を形成したが、透孔11は主に溶接用の手段であるので、一部又は全部の水平部9で透孔11を省略することもできる(図示していない)。
(4) また、前記実施例において、帯状の鋼板を波状に屈曲してスペーサー1を形成したので、少ない鋼材で充分な強度を有し、またモルタルとの定着も良く、製造も容易である利点を有するが、凸部4、4を3つ以上有し、かつ開口13を有する構造であれば、他の構成とすることもできる(図5)。
例えば、帯状の鋼板を四角の波状に折り曲げて構成し(図5(a))、また、三角形の波状に折り曲げて、スペーサー1を構成することもできる。また、パイプ(円筒)を半割にした部材17、17を凸部4を上にして、ベース板16に固定して、スペーサー1を構成することでもできる(図5(c))。また、パイプ(円筒)からなる部材17をベース板16上に固定して、スペーサー1を構成することでもできる(図5(d))。
また、パイプ(円筒)からなる部材17、17を並べて、鉄筋からなる連結材18で連結して、スペーサー1を構成することでもできる(図5(e))。また、凸部4、4を有するブロック状の部材で、頂点5の直下に開口13を形成して、スペーサー1を構成することでもできる(図5(f))。
1 スペーサー
2 スペーサーの水平部
3 水平部の下面
4 スペーサーの凸部
5 凸部の頂点
6 凸部の下面
8 スペーサーの凹部
9 スペーサーの水平部(凹部)
10 水平部の下面
11 水平部の透孔
13 スペーサーの開口
14 基材上面
15 基材下面
20 格子鉄筋
21 構成鉄筋(X方向)
22 構成鉄筋(Y方向)
30 鉄骨階段
31 鉄骨階段の段板部
32 段板部の凹状成形枠
32a 凹状成形枠の底
33 鉄骨階段の踊り場
34 踊り場の凹状成形枠
34a 凹状成形枠の底
35 ささら桁
39 モルタル
41 中心線(スペーサー配置)
50 鉄骨階段(従来)
51 異形鉄筋(従来の鉄骨階段)

Claims (2)

  1. コンクリートを打設する型枠の上面に、複数のスペーサーを乗せ、スペーサー上に、前記型枠の上面から所定距離を保って、組鉄筋を配置してなり、以下のように構成したことを特徴とする組鉄筋の配筋構造。
    (1) 前記スペーサーの基材上面は一方向に連続した少なくとも3つの凸部とその凸部の間に凹部を形成した。
    (2) 前記スペーサーは、前記基材下面と前記型枠上面の間、または前記基材上面と前記基材下面との間で、凸部の直下に開口を形成した。
    (3) 前記スペーサーは、前記各凸部の頂点を同一高さで形成した。
    (4) 前記格子鉄筋と前記スペーサーとは、前記格子鉄筋の全ての構成鉄筋の長さ方向と、前記スペーサーの凸部の連続方向とが、角度を有するように配置する。
    (5) 複数の前記スペーサーは、その長さ方向が互いに平行にならないように構成した1組のスペーサーを含む。
  2. コンクリートを打設する型枠の上面に、複数のスペーサーを乗せ、スペーサー上に、前記型枠の上面から所定距離を保って、組鉄筋を配置してなり、以下のように構成したことを特徴とする組鉄筋の配筋構造。
    (1) 前記スペーサーの基材上面は一方向に連続した少なくとも3つの凸部とその凸部の間に凹部を形成した。
    (2) 前記スペーサーは、前記基材下面と前記型枠上面の間、または前記基材上面と前記基材下面との間で、凸部の直下に開口を形成した。
    (3) 前記スペーサーは、前記各凸部の頂点を同一高さで形成した。
    (4) 前記格子鉄筋と前記スペーサーとは、前記格子鉄筋の全ての構成鉄筋の長さ方向と、前記スペーサーの凸部の連続方向とが、角度を有するように配置する。
    (5)使用する組鉄筋のX方向の構成鉄筋の間隔X 、Y方向の構成鉄筋の間隔Y とする。
    (6)スペーサーの隣接する凸部の頂点の間隔をLとし、該間隔LをX方向に変換した間隔X 、Y方向に変換した間隔Y とする。
    (7)X 、Y のいずれも、X 、Y と異なる値とした。
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