JP5739273B2 - ワンウェイクラッチ - Google Patents
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Description
なお、切換部材が第1の操作部材に対して相対的に回転するというのは、外部から見たときに、切換部材が停止していて、第1の操作部材が回転する場合をも含む意味である。このような場合には、切換部材は、相対的には、第1の操作部材に対して回転しているからである。
また、アームレストRは、引出操作時に位置Aまで完全に移動させると、ロック状態に戻るようになっている。そして、上記の動作とは別に、アームレストRは、先端に設けられた操作レバーR2の下端部を押すことで、任意の姿勢においてロック解除することができるようになっている。
図3に示すように、アームレストRは、樹脂からなるアームフレームR1を備え、図示はしないが、このアームフレームR1の外側にクッションや表皮が設けられる。アームフレームR1は、図3における前後に長い形状を有し、後端部で図示しないボルトなどによりワンウェイクラッチ1を介してシートバックS1に回動可能に取り付けられる。アームフレームR1の後端部には、左側に、ワンウェイクラッチ1を構成する内輪2の一部として、樹脂内輪2Bが形成されている。樹脂内輪2Bの外周には、一定ピッチで外径が異なることで凹凸形状部(凹凸)21Bが形成されている。
樹脂内輪2Bの径方向外側には、樹脂内輪2Bを挟んで2箇所に左側(ワンウェイクラッチ1側)に向けて突出するストッパR4が形成されている。ストッパR4は、後述する外輪3(内輪2および外輪3のうち、シートバックS1に固定される方)のストッパ38と周方向で係合することで、外輪3とアームフレームR1の相対回動範囲を規制するためのものである。
なお、付勢部材保持凹部23の径方向内側には、前記した金属内輪2Aの内周の凹凸形状部21Aのうち凸形状(径方向内側に凸の部分。図5の符号21X参照。)が位置している。これにより、金属内輪2Aの径方向の幅を確保して金属内輪2Aに局部的な弱い部分ができるのを抑制している。
金属外輪3Aは、前記したように、内周31が円筒面からなり、外周には、一定ピッチで外径が異なることで凹凸形状部(凹凸)32Aが形成されている。樹脂外輪3Bには、内周に、凹凸形状部32Aに対応した凹凸形状部32Bが形成されており、金属外輪3Aの凹凸形状部32Aと樹脂外輪3Bの凹凸形状部32Bが係合することで、金属外輪3Aと樹脂外輪3Bとが互い周方向にずれないように組み合わされている。このように、外輪3が金属外輪3Aと樹脂外輪3Bを組み合わせていることで、必要な強度を持たせつつ、軽量化を図ることができる。ワンウェイクラッチ1がロック可能な状態にあるとき、すなわち、図2(a)で示した、アームレストRが収納操作時における位置Aから位置Bの範囲にあるときには、ローラ71の径方向外側に、金属外輪3Aの外周の凹凸形状部32Aのうち、凸形状(径方向外側に凸の部分)が位置しているのが望ましい。このようにすることで、金属外輪3Aの剛性が高い部分でローラ71の接触圧を受けることができ、金属外輪3Aの強度を確保することができる。
解除部材4の左側の側面には、各ローラ71に対応して前記した解除片41が突出して設けられている。
まず、図6を参照しながらローラ71およびポケットPKによるワンウェイ機構の動作と、解除片41によるロック解除の動作を説明する。図6(a)に示すように、外輪3に対して内輪2を時計回りに回転させようとするとき、ポケットPKの空間は、外輪3に対して時計回りに回転するので、ローラ71との関係でいうと、ポケットPKの狭い部分がローラ71から離れる方向に移動する。ローラ71を基準にして言えば、ローラ71は、ポケットPKの内壁(傾斜面22および内周31)により形成されるくさび形の空間の広い方へ相対的に移動しようとする(実際には、スプリング72によりローラ71が付勢されているので、ポケットPK内でローラ71は相対的に移動しない)。そのため、ポケットPKの内壁とローラ71の間の接触圧は高まらず、ローラ71は、図の反時計回りに転がることができ、内輪2は外輪3に対して相対的に回転することが可能である。この方向の回転を非ロック方向への回転とする。
図7(a)に示すように、アームフレームR1(アームレストR)が最も下に位置しているとき、すなわち、収納操作前においてアームレストRが位置Aにあるとき、外輪3の回転規制部35は、規制壁56と規制壁57の間の規制壁56側に寄っており、操作ロッド6の当接部63は、外輪3の小径部51のうち大径部52に最も近い、戻し係合部53に隣接したところに位置している。このとき、解除片41はローラ71に当接しておらず、図6(a)および図6(b)を参照して説明したように、回転方向によってはロック可能な状態となっている。なお、外輪3は、上述したようにシートバックS1に固定されているので、図7(a)および図8〜図11において不動である。
例えば、図12に示すように、ポケットPKの内壁に、ローラ71に対してポケットPKの径方向の幅が小さくなる側に近接して突起22Aを設けてもよい。こうすると、内輪2と外輪3のロック方向への強制的な相対回転時に突起22Aとローラ71とが接触し、それ以上はローラ71とポケットPKの内壁との接触圧が大きくならないので、内輪2と外輪3に過大な径方向荷重が掛かるのを抑制することができる。なお、この突起22Aは、外輪3の内周31に設けられていてもよい。
また、解除部材4を周方向のいずれの方向に回転させたときに内輪2と外輪3をロック可能にし、またはロック解除状態にするかは、ポケットPKのくさび形状の向きに応じて適宜変更することができる。
2 内輪
2A 金属内輪
2B 樹脂内輪
3 外輪
3A 金属外輪
3B 樹脂外輪
4 解除部材
5 切換部材
6 操作ロッド
21A 凹凸形状部
21B 凹凸形状部
22 傾斜面
22A 突起
23 付勢部材保持凹部
26 ローラ保持部
31 内周
32A 凹凸形状部
32B 凹凸形状部
35 回転規制部
41 解除片
42 延出部
43 係合突起
51 小径部
52 大径部
53 戻し係合部
54 内周部
56 規制壁
57 規制壁
61 第1操作部
62 第2操作部
63 当接部
69 係合孔
71 ローラ
72 スプリング
PK ポケット
R アームレスト
R1 アームフレーム
Claims (10)
- 内輪と、
前記内輪の径方向外側に、前記内輪から離間して設けられた外輪と、
前記内輪と外輪の間に位置し周方向の一方へ向かうにつれ径方向の幅が小さくなる部分を有するポケットに収容された可動片と、
前記内輪および外輪の双方に対し同軸で回動可能に設けられた解除部材と、
前記解除部材に係合または固定された第1の操作部材と、
前記内輪および外輪の一方に連動して前記第1の操作部材に対して相対的に回動し周面を有する切換部材とを備えたワンウェイクラッチであって、
前記解除部材は、前記可動片に対し周方向の前記一方側に隣接して配置された解除片を有し、
前記第1の操作部材は、前記切換部材の前記周面に当接し、
前記切換部材は、前記周面として小径部と、当該小径部より大径の大径部とを有し、
前記第1の操作部材が前記小径部および前記大径部の一方に当接することで前記解除部材を周方向の前記一方に回動させて前記可動片が前記ポケットに挟持されてロックされるのを可能とし、前記第1の操作部材が前記小径部および前記大径部の他方に当接することで前記解除部材を周方向の他方に回動させて前記可動片のロックを解除するように構成したことを特徴とするワンウェイクラッチ。 - 前記切換部材は、前記内輪および前記外輪の双方に対して回動可能に設けられ、
前記内輪または前記外輪の一方は、前記切換部材に係合して前記切換部材に対する相対回転を所定角度範囲内に規制する回転規制部を有し、
前記周面には、径方向外側に向けて突出する戻し係合部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のワンウェイクラッチ。 - 前記解除部材は、径方向外側に向けて延びる延出部を有し、
前記第1の操作部材は、前記延出部において前記解除部材と係合し、前記外輪の径方向外側、かつ、軸方向において前記外輪と重なる範囲に配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワンウェイクラッチ。 - 前記ポケットの内壁には、前記可動片に対し周方向の前記一方側に突起が設けられ、前記内輪と前記外輪のロック方向への強制的な相対回転時に前記突起と前記可動片を接触させるように構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ。
- 前記解除部材に係合または固定された第2の操作部材をさらに備え、
第2の操作部材の操作により前記解除部材を周方向の前記他方に回動させることで、前記内輪および前記外輪のロックを解除可能にしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ。 - 前記小径部および前記大径部は、前記切換部材の周縁を軸方向に延出させてなるフランジとして形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ。
- 前記小径部を形成するフランジおよび前記大径部を形成するフランジは連続していることを特徴とする請求項6に記載のワンウェイクラッチ。
- 前記戻し係合部は、前記切換部材と一体成形されてなることを特徴とする請求項2に記載のワンウェイクラッチ。
- 前記延出部は、前記解除部材と一体成形されてなることを特徴とする請求項3に記載のワンウェイクラッチ。
- 前記内輪に第1被取付部材が固定され、前記外輪に第2被取付部材が固定され、
前記第1被取付部材および前記第2被取付部材の一方には、ワンウェイクラッチ側に突出して、前記第1被取付部材および前記第2被取付部材の他方に固定される前記内輪または前記外輪と係合して前記一方の回動範囲を規制するストッパを有し、
前記ストッパは、軸方向において前記延出部と重なる範囲に設けられているとともに、軸方向から見て前記延出部と重ならない範囲に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のワンウェイクラッチ。
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