JP5739033B1 - 紙幣の搬送保管設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紙幣投入装置で投入された紙幣を別の場所の紙幣保管室まで確実且つ拘束で搬送して、安全に保管できるようにする。【解決手段】 遊技店の複数の貸機の背後に紙幣を送るダクト1を配置し、ダクト1の終端を紙幣分離キャリア戻し部1bを介して紙幣保管室Hに接続し、又ダクト1内部に紙幣通路10を設け、ダクト1の内部のガイド12に案内されて紙幣通路10を移動できるキャリアCを配置し、紙幣分離キャリア戻し部1bではダクト1内の紙幣はそのまま紙幣保管室Hへ送り、キャリアCはダクト1の終端に戻され、このダクト1にキャリアCを空気流で走行させるために送風機Bが設けられている。【選択図】図2

Description

遊技店の貸機,ゲーム機,交通切符販売機,ATM機,自動販売機,娯楽施設の入場券購入機,両替機等には、紙幣が使用できるように紙幣投入装置の機能が付属され、投入される紙幣の真偽と枚数等を計算・表示している。これら機器の紙幣投入装置に紙幣が投入されると、その投入者に対して所要の商品・サービスの提供がなされるようになっている。本願発明は、これら紙幣投入装置で投入された紙幣を安全の為又は勘定の為にその装置から離れた別の場所に設置された紙幣保管室・金庫等に搬送して、これら室庫で紙幣を保管できるようにする技術に関する。
従来、これらの紙幣投入装置の内部に投入された紙幣を一時保管するものがあるが、これでは投入された紙幣は紙幣投入装置の内部に蓄積され、高額の金額が格納される。そのため、不法行為者によって紙幣投入装置から紙幣が盗まれる犯罪が発生していた。又、紙幣投入装置に納った紙幣を定期的に又は不定期的に取り出して安全な金庫・銀行等の場所へ運搬することはなされているが、これは手間・費用のかかることであり、又その取り出し・運搬途中に強盗にあう危険性もあった。
これを解消するため、紙幣投入装置に投入された紙幣を直ちに安全な場所へ搬送する装置が開発されてきた。
その一つとして、特許文献1の発明がある。この発明は、紙幣等の投入装置からの紙幣等の紙葉類を搬送する搬送管を設け、同搬送管内に円柱状の搬送補助体を配置し、同搬送補助体を搬送管内に送り込んだ空気流でもって移動させ、搬送管内に投入装置によって挿入された紙葉類を搬送補助体に当てて下流側へ送り込む装置である。
しかし、この特許文献1の発明では紙葉体が円柱状の搬送補助体によって確実に同行することが、紙葉体が搬送補助体との衝突で変形・変位し、又搬送管と搬送補助体との間の間隙・境界にからむ可能性があり、確実な紙葉類の搬送に問題がある。
又、他の方法として特許文献2の発明がある。送風管内に紙葉類を投入して送風管内の空気流で紙葉類を下流側へ搬送しようとする技術である。紙葉類と同行して強制搬送する剛体のキャリアを使用しない方法である。
しかし、空気流の空気力・乱流によって紙葉類が変形・変位すると、紙葉類が途中で詰ったり、送風管の管壁に吸着したりして、円滑に紙幣類を搬送できないという問題点がある。
特開2012−76875号公報 特開2008−266027号公報
本発明が解消しようとする課題は、従来の紙葉類の搬送装置の問題点を解消し、紙幣を確実に且つ高速度で紙幣保管室まで搬送でき、紙幣を速やかに安全な紙幣保管室まで移動させ、盗難の問題を解決させることにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 紙幣を投入するとその投入者に対し所定の商品又はサービスの提供が与えられるようにするための紙幣投入装置と、同紙幣投入装置の設置場所から離れた場所に設置される紙幣保管室と、前記紙幣投入装置で投入された紙幣を前記紙幣保管室まで安全に搬送する紙幣搬送装置からなる紙幣の搬送保管設備であって、
前記紙幣搬送装置は、紙幣の紙面が略垂直の姿勢で送れる紙幣通路を内部に形成した密閉のダクトを前記紙幣投入装置の位置から前記紙幣保管室の位置まで配設し、前記紙幣通路内に置かれて前記ダクトの内側ガイドによって案内されて紙幣通路に沿って前記紙幣保管室まで下流に向って移動でき且つ紙幣通路に置かれた紙幣を途中で捕捉できるキャリアを1個又は複数個紙幣通路に配置し、
又、前記紙幣投入装置に投入された紙幣をダクト側壁の狭い開口を介してダクト内の紙幣通路までその紙面が略垂直状態となるように送り込む紙幣挿入手段を備え、
前記ダクトの前記紙幣保管室の前方位置のダクト終端で前記キャリアが捕捉した紙幣とキャリアとを分離して紙幣は前記紙幣保管室へ送り込み、しかもダクト終端側のガイドとダクトの最上流位置にある紙幣投入装置の位置より上流位置にあるダクト始端側のガイドとを湾曲ガイドでつなぎ、同つなぎの空間をケーシングで密閉し、キャリアをダクト終端から始端へ戻してキャリアの循環使用を可能とする紙幣分離キャリア戻し部を備え、
又、前記の湾曲ガイドの途中位置又は最上流の紙幣投入装置の位置からダクト始端までのダクト内の途中位置に設けた待機位置にキャリアの一時停止と発進を可能とする電動ストッパを設け、
更にダクトの上流側位置にダクト内へ空気流を送り込む送風機を設け、
各紙幣投入装置毎に投入された紙幣が前記ダクト内の前記紙幣通路に置かれたことを検出する紙幣検出センサーを設け、同紙幣検出センサーの紙幣検出信号で前記キャリアを待機位置から紙幣通路に沿って下流側の紙幣保管室へ向けて移動可能とし且つ前記送風機を作動状態にできるようにする制御部を備えた構造とし、
更に、前記キャリアは前記ダクト内の空気流を受けて下流方向に推進力を発生させる受圧部と、前記紙幣通路に置かれた紙幣を捕捉する下流に向って前方が開いた略V字状の紙幣捕捉部と、ダクト内壁のガイドと接習してキャリアをガイドに沿って円滑に移動させる案内部とを有する構造としたことを特徴とする、紙幣の搬送保管設備
2) 前記1)において記載されたキャリアの受圧部は略V字状に後方に拡がった羽根部を有し、同羽根部でダクトと壁面と近接又は接触させる寸法とし、空気流からの空気力を略V字状の羽根部分で受圧してキャリアの推進力を高めたものとした、前記1)記載の紙幣の搬送保管設備
3) 前記2)において記載されたキャリアの略V字状の羽根部を弾性変形可能にして、空気流で羽根部が弾性変形してダクトの内壁面に接触するように拡がることができるようにした、前記2)記載の紙幣の搬送保管設備
4) ダクトの内壁に設けたガイドが、左右のダクト内壁から中央に向けて水平に張り出した板状のものであって、前記の左右一対のガイドの中央側となる先端の間のダクト内空間を紙幣通路とし、しかも前記ガイドと接習するキャリアの前方が開いた略V字状の紙幣捕捉部に前記ガイドと接習するガイド溝を形成し、同ガイド溝を紙幣捕捉部に形成した案内部とし、又紙幣捕捉部の略V字状に拡がった先端は前記ガイドの中央側先端よりダクト内壁側に延びている形状とした、前記1)〜3)いずれかに記載の紙幣の搬送保管設備
5) 紙幣分離キャリア戻し部の構造として、紙幣保管室の縦長の紙幣取込口とダクトの下流終端の縦長の紙幣通路の開口とを空間で連通し、ダクトの前記下流終端開口からその内側にあるガイドを円弧状の湾曲ガイドでもってダクト始端にあるガイドと接続し、ダクトの下流終端開口とダクトの始端開口との間の湾曲ガイドの外周をケーシングで密閉し、しかもダクトの終端開口位置で直線運動してきたキャリアを湾曲ガイドに沿って回転運動に移行させ易くするためにダクト終端位置でキャリアを一旦停止又は減速させるブレーキ装置を設け、
更に、湾曲ガイドの途中位置でキャリアの一時停止と発進を可能とする出没自在な電動ストッパを設けてこの位置を待機位置とする構造とした、前記1)〜4)いずれか記載の紙幣の搬送保管設備
6) 前記5)の記載の紙幣分離キャリア戻し部におけるブレーキ装置が、ダクト内面から紙幣通路近くまでスプリングで付勢されて突出できるキャリア係止部と、その後方にキャリアの紙幣捕捉部の先端部と接触でき且つダクト終端方向に向って紙幣通路側に近づくように傾斜した斜面を有する摩擦部材とを有する係合部材を設け、キャリアが前記摩擦部材で減速された後キャリア係止部と係合して一時停止した後短い時間後に係合部材をダクト外壁方向に電動で後退させてキャリアとキャリア係止部との係合を解く機構を備え、キャリアの紙幣捕捉部の先端部が摩擦部材と接触してキャリアの移動速度を減速させ、次にキャリア係止部と係合してキャリアを一旦停止後電動でキャリア係止部を退却させてキャリアを湾曲ガイドに沿って移動可能とした、前記5)記載の紙幣の搬送保管設備
7) 紙幣挿入手段は紙幣投入装置から送られる紙幣をローラーで取り込んで一時停止させた後ダクトに設けた細長のスリット状開口部へ送り出すことができる紙幣受取部と、前記ダクトのスリット状開口部に設けられて紙幣受取部から送り出される紙幣をダクト内の紙幣通路へ誘導する変向ガイドと、紙幣受取部のローラーを駆動するローラー駆動部と、紙幣受取部に一時停止された紙幣の存在を検出する受取検出センサーとを備える構造である、前記1)〜6)いずれか記載の紙幣の搬送保管設備
8) キャリアがダクトの紙幣通路を移動して待機位置に戻ったことを検出するキャリア戻り検出センサーを設け、制御部はコンピュータを用いて制御するものであって、同制御部は各紙幣投入装置毎に設けた紙幣挿入手段の紙幣受取部の受取検出センサーからの検出信号を受け取って、その紙幣挿入手段のIDと関連づけてその検出信号の受取時刻を記憶する記憶部と,同記憶部で記憶された時刻順の受取時刻を所定時間・分又は日単位で区分し、受取時刻が早い区分順で且つ区分中にある受取時刻を発した紙幣を所要の順番で、ダクト内の紙幣通路に1枚毎送り込むようにその送出順番を決定して記憶部に書き込んでいく順番決めソフトと,前記キャリア戻り検出センサーからのキャリア戻り信号によってそのキャリアが送った紙幣に対して記憶部にその紙幣の送り処理済みのマークを書き込み且つダクトへ送出する紙幣の送出順番を次の順番の紙幣とする順番繰り上げ部と,ダクトに沿って設けた全ての紙幣検出センサーのセンサー信号から紙幣通路に紙幣が全く置かれていないことを確認し且つキャリア戻り検出センサーのセンサー信号からキャリアが待機位置にあることを確認すると、順番決めソフトで決められた記憶部の送出順番でその送出の順番となった紙幣をダクト内の紙幣通路に送り込むようにその送出順番のIDの紙幣挿入手段のローラー駆動部のみを作動させ、それ以外の紙幣挿入手段のローラー駆動部の作動を停止させ、その送られた紙幣をダクト内の紙幣検出センサーが検出すると、電動ストッパを作動させて待機位置のキャリアを発進可能とし、送風機による送風状態とする送出制御部とを有し、ダクトの紙幣通路に紙幣1枚置いて紙幣1枚毎キャリアを移動して紙幣保管室まで移動させるように制御するものである、前記7)記載の紙幣の搬送保管設備
9) 前記8)において、制御部はキャリアがダクト内を移動して紙幣分離キャリア戻し部を経てキャリア待機位置に戻って、キャリア戻り検出センサーからの検出信号があった時点で記憶部に次の送出順番の紙幣が存在することが確認できれば、送風機の作動を続行して送風状態を維持するようにし、送風機の送風時間及びダクト内の安定送風までの立上り時間を省いて紙幣の搬送時間を短くした、前記8)記載の紙幣の搬送保管設備
10) 前記8)又は9)において、順番決めソフトが区分を1日又は長い時間に設定し、その区分での受取時刻の早い時刻順をもって紙幣のその区分での送出順番とするものである、前記8)又は9)記載の紙幣の搬送保管設備
11) ダクトはダクト外壁と内部の紙幣通路とダクト内壁から中央に向け突出させたガイドとを一体成型で形成された、前記1)〜10)記載の紙幣の搬送保管設備
12) ダクトの途中の複数個所で、下流に向けて空気流を送り込む補助送風機を設けた、前記1)〜11)いずれか記載の紙幣の搬送保管設備
13) 紙幣投入装置が遊技店内の遊技機島の前後それぞれに所定間隔で設置された複数ある貸機であって、ダクトは島の前後の貸機の背面間に配設され、島の先端の湾曲ダクト部でキャリアが移行できるように折り返された二本の直線ダクト部を互に近接するように有する長尺のダクトであり、紙幣保管室と紙幣分離キャリア戻し部を直線ダクト部の島の基端側に設けた、前記1)〜12)いずれか記載の紙幣の搬送保管設備
14) 二本の直線ダクト部が下流側となる直線ダクト部が上段となるように上下二段に配置され、しかも前後に設けた全貸機の紙幣挿入手段は前記上段の直線ダクト部内の紙幣通路へ紙幣を置くようにし、下段の直線ダクト部はキャリアだけの送りとする、前記13)記載の紙幣の搬送保管設備
15) 上下二段の直線ダクト部が一体成型で一体化されたものである、前記14)記載の紙幣の搬送保管設備
16) 前記14)又は15)において上下二段の直線ガイド部のダクトの紙幣通路及びガイドの形状寸法が上下反転しても上下左右同じとなる構造とし、しかも湾曲ダクト部で下段の直線ダクト部のキャリアを上下反転して上段の直線ダクト部へ移動させた、前記14)又は15)記載の紙幣の搬送保管設備
17) 二本の直線ダクト部が、上流側となる直線ダクト部が前側になるように前後に並列状に配置され、しかも前側の貸機の紙幣挿入手段は前側の直線ダクト部内の紙幣通路に紙幣を置くようにし、後側の貸機の紙幣挿入手段は後側の直線ダクト部内に紙幣を挿入するようにし、更に湾曲ダクト部でキャリアは上下左右そのままで前側の直線ガイド部から後側の直線ガイド部へ移行させるようにした、前記13)記載の紙幣の搬送保管設備
にある。
本発明では、紙幣投入装置から投入された紙幣を密閉したダクト内に送り込んで、キャリアで紙幣を捕捉してダクト内を移動して、安全性の高い一個所の紙幣保管室に格納するので、及び紙幣はダクト内に閉鎖されるので、紙幣の搬送途中での抜き取りが難しい。又、ダクト内では空気流で移動するキャリアに紙幣を捕捉して高速に移動するので、紙幣移動中はキャリアも動いているのでダクト内での紙幣抜き取りも困難である。
本願発明のキャリアは、略V字状の紙幣捕捉部を有するので、ダクトの紙幣通路に置かれた紙面が略垂直になるように置かれた紙幣は、V字状に前方が拡がった紙幣捕捉部で紙幣の置かれた位置ズレ及び多少の変形があっても、確実に左右に拡がったラッパ状の紙幣捕捉部で受け止められて、紙幣をキャリアとともに下流方向に捕捉したまま確実に搬送できる。
又、キャリアの後部にある受圧部がV字状に後方に拡がった羽根部を有する構造とすれば、同羽根部がダクト内の空気流を大きく受け止めることとなり、高い推進力を発生させることができる。これによって、キャリアは遊技店の一つの島において、紙幣を11〜20秒程で貸機の挿入手段から紙幣保管室まで届けることができる。本発明の受圧部は略V字状のものに限るものでなく、平面状のものでもよい。あるいは、空気流を狭い面積で受けるようにもできる。
特に、上記羽根部が弾性変形可能のものにすると、羽根部が空気圧で左右に拡がってダクト内壁面に接触できる程となり、受圧面積が広くなってより高い推進力を得るとともに、キャリアが弾性変形可能な羽根部によってダクト内面と軽く接触して滑らかに移動できるようにする。
又、ダクトの始端と終端を絡いでその内部紙幣通路を循環路にし、ダクトの紙幣保管室の前でキャリアが捕捉した紙幣を紙幣保管室へ送り込んだ後、キャリアをダクト終端側のガイドと湾曲ガイドとダクトの始端側にあるガイドとを連接した湾曲ガイドの途中位置、又はダクト途中に設けた待機位置まで送ってこの位置で待機させれば、キャリアを繰り返し循環使用できるようにできる。
又、湾曲ガイドでキャリアは減速又は一時停止してゆっくり回転することで、紙幣捕捉部の紙幣を紙幣保管室方向にゆっくりと送り出して、紙幣を紙幣保管室に確実に送り込める。
又、ダクトの終端にキャリアの速度を減じ又はキャリアを一時停止させるブレーキ装置を設ければ、ブレーキ装置でキャリアを減速させてキャリアの急激停止による衝撃・破損を少なくし、キャリアを湾曲ガイドで減速させて衝撃少なく一時停止し、ゆっくりとダクトの始端側の待機位置へ円滑に移行できる。又、キャリアに捕捉した紙幣もゆっくりと紙幣保管室へ移動させることができる。
上記ブレーキ装置で、キャリアの紙幣捕捉部先端と接触して摩擦で減速させる摩擦部材を設けるものでは、簡単な構造でキャリアの速度を落すブレーキ機能を保持させることができる。
本発明の制御部は、コンピュータを用いてプログラム処理でき及び電気制御信号を入力でき且つ生成して出力させることを一般とする。また内蔵の時計とカレンダーを有し、時刻及び年月日を出力できるようにしている。コンピュータを用いずに同等の機能を電子回路・ロジック回路でも可能にできる。
紙幣投入装置に投入された紙幣がその背後側から排出され、紙幣挿入手段に送られ、その紙幣受取部で少し取り込まれて一時停止される。又、その位置で受取検出センサーがその紙幣を確認して、紙幣検出信号を制御部の記憶部に出力する。記憶部では同紙幣検出信号が入力されると、その紙幣投入装置・紙幣挿入手段のローラー駆動部のIDと関連付けられて、その紙幣検出信号入力時の時刻を記憶する。記憶部ではその紙幣検出信号入力時の時刻を時刻順に列べて、一定の時間でもって区分化する。この区分の時間を長い日数、一日単位などにすれば、区分なしと同じになる。本発明はこれも含むものである。
次に、順番決めソフト(プログラム)は、その区分の中で1枚毎に紙幣をダクト内の紙幣通路に送り込む送出順番を決定し、送出制御部に出力し、その送出順番に従ってその送出順番の紙幣の紙幣受取部のローラー駆動部に作動信号を送り、その間は他のローラー駆動部には停止信号のままとさせる。
そして、1枚の送出順番となった紙幣がダクト内の紙幣通路に置かれると、その紙幣検出センサーが検出して待機位置にキャリアがあり、紙幣通路の途中にキャリアがなく待機位置にいることを確認するとキャリアを発進可能とし、又送風機を起動して又は送風作動状態を維持してキャリアをダクト内で移動させて、キャリアの前方のV字状の紙幣捕捉部がその紙幣を捕捉して、その下流の紙幣保管室へ送るものである。
そして、そのキャリアが待機位置に戻るとキャリア戻り検出センサーが待機位置戻り信号を出力して、プログラムソフトの順番繰り上げ部が次に送出する紙幣の送出順番を次の発進とし、送出制御部は紙幣検出センサーによってダクト内の紙幣通路に紙幣がないこと及びキャリアが待機位置にいることを確認できると、次の送出順番の紙幣を紙幣通路へ送り込む。もし、次の送出順番の紙幣がないなら送風機を停止し、紙幣の投入を待つか又は次の区分の最初の送出順番の紙幣を送り込むようにしている。
又、順番決めソフト(プログラム)で最も単純なものは、記憶部に入力された時刻とそのローラー駆動部IDを関連付けて記憶し、区分を設けずに又は区分を1日単位として日毎にクリアして、入力された時刻の早い順にその紙幣をダクトの紙幣通路に置くようにする送出順番とするものである。
この順番決めソフトは記憶部に入力された時刻順ばかりでなく、一定の時間例えば15分の間隔で入力時刻をその時刻をもって区分し、紙幣のダクト内の挿入位置等によって時刻順でない送出順番で紙幣を送り込むことも可能である。
又、紙幣挿入手段がダクトの縦長の開口部に下流側に湾曲した変向ガイドを設けるものでは、紙幣を開口部からダクトの紙幣通路に置かれる紙幣は、紙幣通路方向に略直角に変向されて、紙幣通路に沿って紙面が一直線の垂直状態にすることが容易にできる。
送風機の起動・作動・停止は制御部によって制御されるが、キャリアがダクト内を移動して待機位置に戻った時点(キャリア戻り検出センサーの検出信号入力時点)で、記憶部に次の送出順番の紙幣が存在するときは、送風機を停止させず作動を維持し、送風状態を続けるように制御することが好ましい。送風機を停止し、起動・再開すると、送風機の起動時間及びその送風機による送風の気流がダクト内を一巡して安定送風状態になるまで6秒程かかるので、紙幣を連続搬送する場合は送風機を作動状態に維持することが紙幣の搬送時間を短縮する上で好ましい。これによって、9秒程の紙幣搬送時間を短縮できる。尚、勿論キャリア戻し毎に送風機の強制停止する形態も本発明に含まれるものである。
又、ダクトの途中にダクト内に空気流を送り込む補助送風機を設ければ、ダクトの始端上流のメインの送風機の送風力が低下しても途中の補助送風機が空気流を追加して、所要の流速の空気流を確保することができる。
図1は、実施例の機器配置を示す正面矢視の説明図である。 図2は、実施例の機器配置を示す平面の説明図である。 図3は、実施例の機器配置を示す斜視図である。 図4は、実施例の紙幣分離キャリア戻し部を示す拡大縦断面図である。 図5は、実施例の湾曲ダクト部のガイドを示す説明図である。 図6は、実施例の湾曲ダクト部の一部切欠図である。 図7は、実施例のダクトの縦断構造を示す説明図である。 図8は、実施例のダクトの一部切欠説明図である。 図9は、実施例のキャリアを示す正面図である。 図10は、実施例のキャリアを示す側面図である。 図11は、実施例のキャリアを示す平面図である。 図12は、実施例のキャリアのダクト内の挿入状態を示す説明図である。 図13は、実施例の紙幣挿入手段を示す説明図である。 図14は、実施例の補助送風機の配置を示す説明図である。 図15は、実施例のダクトの終端と始端部分を示す斜視図である。 図16は、実施例の紙幣挿入手段のダクトとの接続を示す斜視図である。 図17は、実施例のブレーキ装置の構造と動作を示す説明図である。 図18は、実施例のブレーキ装置の構造と動作を示す説明図である。 図19は、実施例のブレーキ装置の構造と動作を示す説明図である。 図20は、実施例のブレーキ装置の構造と動作を示す説明図である。 図21は、実施例の電動ストッパの発進時の状態を示す説明図である。 図22は、実施例の電動ストッパのキャリア係合状態を示す説明図である。 図23は、実施例の電動ストッパの構造と動作を示す説明図である。 図24は、実施例のコンピュータのハードとソフトの構成説明図である。 図25は、実施例の記憶部と順番決めソフトのフローチャート図である。 図26は、実施例の送出制御部と順番繰り上げ部のフローチャート図である。 図27は、実施例の送出制御部と順番繰り上げ部のフローチャート図である。 図28は、実施例の記憶部のメモリ状態例を示す説明図である。 図29は、実施例の湾曲ダクト部の他の構造例を示す斜視図である。 図30は、図29に示す湾曲ダクト部でのキャリアのひねり具合を示す説明図である。 図31は、図29,30の湾曲ガイド部でのキャリアCの姿勢を示す説明図である。 図32は、折り返すダクトが前後に並列に設けるダクトの他の実施例を示す説明図である。 図33は、図32に示す他の実施例の平面図である。 図34は、他の実施例の側面図である。 図35は、他の実施例のダクトの縦断面を示す説明図である。 図36は、他の実施例の紙幣分離キャリア戻し部を示す一部切欠斜視図である。 図37は、他の実施例のダクトのガイド及び開口部を示す一部切欠斜視図である。 図38は、他の実施例の紙幣挿入手段の配置を示す説明図である。 図39は、他の実施例の紙幣挿入手段の内部構造を示す説明図である。 図40は、本発明においてダクトが曲線状に配置された他のダクトの配置例を示す説明図である。 図41は、本発明において店内の柱部材を迂回してガイドを設けた他のダクトの配置例を示す説明図である。
一般に紙幣投入装置には、投入された紙幣の真偽を判定する装置、その紙幣の枚数をカウントする装置及び投入された紙幣の額を表示する表示器が一般的に備えられている。本願発明の紙幣投入装置も上記判定装置、カウント装置及び表示器を備えるのを一般としている。
本発明の紙幣保管室は安全な場所で特定の人のみが開錠でき、金庫の如く外部からの開錠が難しく、破壊されにくい金属素材で耐火性のあるものとしているのが好ましい。又、種々の防犯機器が装置されているのがよい。
本発明のダクト及び湾曲部のケーシング、湾曲ガイドは外部から分解しにくい一体成型材とするのがよい。そして、直線ダクト部の外壁、ガイド、紙幣通路等は一体成型の直線状の長尺材にして使用することが好ましい。ダクトが湾曲する部分は別体で湾曲ダクト部だけを製作し、前後又は上下の直線ダクト部と内部のガイド、紙幣通路が連続するように接続する。
又、ダクトの途中で折り返して直線ダクト部を上下二段又は前後に並行する場合は、折り返した二本の直線ダクト部を一体化して内部の隔壁で分離して、内部に二本の紙幣通路・各ガイドを形成してもよい。一体化は上下二段ばかりでなく前後に並列するように一体成型してもよい。
更に、ダクトは図40,41に示すように曲線形状でも又は店内等の構造物を迂回する形状にすることもある。
本発明のキャリアは、プラスチックで製作するのが軽量で風力も低いものでよいので好ましい。又、その弾性変形可能なV字状の羽根部はその部分だけを弾性変形できる軟質のプラスチック又はバネ鋼材の素材を使用するのがよい。
又、本発明のキャリアの受圧部は後方で開いたV字状の羽根部を有するのが空気流からの推進力が高いので好ましいが、本発明はこれに限るものでなく、空気流の流れを直角に受ける平面的な受圧部でもよい。又は、キャリアの特定の後面部分のみに空気流を受けるものであってもよい。更に、ダクト内に紙幣通路と分離独立した送風路を形成し、同送風路の空気流に当るようにキャリアの受圧部を設ける構造として、紙幣通路に空気流が入らないようにすることもできる。
本発明の受取検出センサーは、紙幣投入装置の後部に設けた紙面を垂直にして送る紙幣送りローラー装置に続いた紙幣挿入手段のローラー駆動部に設ける。同ローラー駆動部の送り込みローラーの先のダクトの縦長の狭い巾の開口部の周縁には、紙幣の送り込み方向をダクト内の紙幣通路の方向になるように変向させる変向ガイドを設けることが好ましい。尚、同開口部から内側のガイドも一部切り欠いて、紙幣通路までの紙幣送りの通路を設ける。
又、ダクトが長い場合は送風力が最上流の送風機のみでは能力が不足する場合又は途中で風速が低下するときは、図14に示すようにダクトの始端と終端の中間に補助送風機を設けることが好ましい。
又、ダクトの密閉は全ダクトで完全な気密性を要求するものでなく、ダクトの外周壁からの空気洩れが多少あってもよく、送風機の能力が過大にならないように空気洩れを少なくする程度であればよい。又、紙幣挿入手段の付近のダクトの縦長の開口部は紙幣挿入手段の内部と連通して大きな空気洩れを生起させないので、影響は少ない。必要ならば、貸機から紙幣挿入手段の紙幣通路途中に空気のダクト側からの風圧を遮断する紙幣の通過のみを許容する逆止弁1nを設けるのがよい。
又、本発明ではダクト内の紙幣通路内に紙幣が置かれると、全ての紙幣挿入手段を停止して、送風によってキャリアを送って1枚の紙幣を1台のキャリアで紙幣保管室へ送る紙幣1枚毎キャリア送りするように制御部で制御する方法が好ましい。これであれば、紙幣を安全に迅速に紙幣保管室へ格納することができて好ましい。本発明はこれに限るものでなく、紙幣通路に複数枚の紙幣が置かれて、1台のキャリアが複数枚の紙幣を捕捉して、紙幣保管室へ送るようにもできる。以下の実施例では紙幣1枚毎送りであるが、複数個のキャリアを使うこともできる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜28に示す本実施例は、遊技店の遊技機の島S(島ID=08)の前後それぞれに、一定間隔で配置された20台程の貸機K(計40台程)を紙幣投入装置とするものであり、前後の貸機Kの間にプラスチック製ダクト1を配置していて、同ダクト1は島Sの先端で折り返して貸機Kの間に配置され、しかも折り返したダクト部分は直線的で上下二段に重ねられ、上下二段の直線ダクト部1u,1dとなっていて、しかも直線ダクト部1u,1dは一体成型で隔壁を介して上段と下段に分れて形成されている。しかも、各直線ダクト部1u,1dの断面形状は上下反転しても上下・左右は同一形状寸法となるように上下左右対称に成型されている。島Sの先端で直線ダクト部1uと直線ダクト部1dとは湾曲ダクト部1aの湾曲ガイド1aで、キャリアCを下段の直線ダクト部1dから上段の直線ダクト部1uへ上下反転させて移行できるように接続されている。
直線ダクト部1u,1dの島Sの基端側終端に強固で破壊しにくく、遠隔監視された紙幣保管室Hと紙幣分離キャリア戻し部1bを設けている。同紙幣分離キャリア戻し部1bには上段の直線ダクト部1uの終端のガイド12と、下段の直線ダクト部1dの始端のガイド12とは湾曲ガイド1bによって連結されて、キャリアCは上段の直線ダクト部1uから下段の直線ダクト部1dに移動できるようになっている。湾曲ガイド1bの途中に待機位置1bが設けられ、この紙幣分離キャリア戻し部1bの直前の上段の直線ダクト部1uの終端部にブレーキ装置1bを設け、湾曲ガイド1bの途中にキャリアCの停止待機と発進を切換える電動ストッパ1bを設けている。
更に、島Sの前後にある全部の貸機Kの紙幣挿入手段1nは、上段の直線ダクト部1uの紙幣通路に紙幣を挿入するようにしている。そして、下段の直線ダクト部1d及び湾曲ダクト部1aの紙幣通路はキャリアCのみしか送られず、紙幣は送られないキャリア送路専用としている。
更に、本実施例のキャリアCの受圧部C2はV字状に後方に拡がった羽根部C21を有し、しかもこの羽根部C21を弾性変形する羽根部としている。又、キャリアCとのガイド12には上下二段の直線ダクト部1u,1dの中間の高さで二段に棚状に形成されていて、しかも直線ダクト部1u,1dの断面形状は上下反転しても上下対称で上下左右同形状寸法となるようになっている。キャリアCはこのガイド12に係合する上下二段のスリット状のガイド溝の案内部C11,22を搬送方向に向って左右対称に設けている。左右一対のガイド12の先端12a間の空間が紙幣通路10となっている。
本実施例の制御部CONは、ダクト部1u内の紙幣通路10の紙幣挿入位置に紙幣が置かれてないことを紙幣検出センサー1Sによって感知し、且つキャリア戻り検出センサー1bでキャリアCが戻って待機位置1bにあることを各センサーからの信号の入力で確認すれば、送出順番の紙幣の紙幣挿入手段1nのローラー駆動部1nのみ作動させ、他のローラー駆動部1nは作動停止状態にする。作動されたローラー駆動部1nによって一時停止していた紙幣が開口部13から変向ガイド1nに案内されて挿入され、紙幣通路10に置かれて、紙幣検出センサー1Sが紙幣通路10の紙幣1枚を感知すれば、待機位置1bにある1台のキャリアCを電動ストッパ1bを作動させて発進可能とし、キャリアCを送風機の送風による空気力で移動させて下段の直線ダクト部1d・その先端の湾曲ダクト部1aから上段の直線ダクト部1uへ移動させ、上段の直線ダクト部1uの1枚の紙幣を捕捉して紙幣保管室まで搬送して格納するようにしている。尚、送風機の送風は処理済みでない送出順番の紙幣が2枚以上あるときは「送風状態」を維持するようにしている。又、紙幣検出センサー1Sで感知された紙幣は、送風で紙幣通路10を下流方向に流されても支障なく、キャリアCで紙幣を確実に捕捉して搬送できる。
(図面の符号説明)
図1〜図28は実施例の図面である。図中Kは遊技店の島S(ID=08)にある紙幣投入装置となる貸機、Pは島Sの貸機Kの間に設けられる遊技ゲーム機(図面中では大部分省略している)、Bは送風機、ダクトの途中に設けたBBは補助送風機、Hは紙幣保管室、Sは遊技店の島、Cはキャリアである。
図24は実施例に使用したコンピュータのハードとソフト構成と、その周辺機器との接続状態を示す説明図である。図21中、COM1はコンピュータ、COM2はそのCPU、COM3はコンピュータCOM1に接続された周辺機器との入出力の信号の授受を行うインターフェース、CONは制御部、CON1は記憶部、CON2は順番決めソフト、CON4は種々のセンサーの信号からの情報に基づいて機器の作動・停止を制御する送出制御部、CON5はキャリアCの待機位置に戻ったときの次の送出順番を次の処理済みでない若い送出順番のものにする順番繰り上げ部である。
又、図中1はプラスチック製ダクトで、前後の貸機Kの間に設けた上下二段の直線ダクト部1u,1dの一体成型部分と、島Sの先端の湾曲ダクト部1aとからなる。10は同ダクト内の紙幣通路、11はダクト外壁、12はダクト外壁11の内壁から中央に向けて突出したガイド、1aは下段の直線ダクト部1dと上段の直線ダクト部1uとをキャリアCが通過できるように連結する湾曲ダクト部、1aはその湾曲ガイド、1bはダクト1の始端とダクト1の終端とを連結する紙幣分離キャリア戻し部、1bは同紙幣分離キャリア戻し部1bの湾曲ガイド、1bは紙幣分離キャリア戻し部1bのケーシング、1bはキャリアCの待機位置、1bはキャリアCの停止及び発進を制御する電動ストッパであり、1b41はキャリアCを停止させるストッパピン、1b42は同ストッパピンを頭部中央に突設させた鉄製の進退ボディ、1b43は同進退ボディのケーシング1b側の頭部に張り出したスプリング1b44を受ける鍔部、1b44はストッパピン1b41及び進退ボディ1b42をケーシング1bの内部方向に付勢するスプリング、1b45は鉄製の進退ボディ1b42を外側方向に引き寄せる常時非通電の電磁石、1b46は電動ストッパ1bのストッパケース、1b47はスプリング1b44の受座を形成し、進退ボディ1b42を進退できるように開口を設けた中間壁である。1bはブレーキ装置、1b51はL字状に折曲したキャリア係止部1b52を備えたキャリアCを係止できる係合部材、1b53は同係合部材1b51をダクト1内に向けて付勢するスプリング、1b54はキャリアCの紙幣捕捉部C1の先端と接触してキャリアCの速度を減速する表面摩擦が高い摩擦部材、1b55は係合部材1b51の一端に固着された電磁石、1b56は同電磁石で吸引される係合部材1b51の一端に取付けた鉄片、1b57は係合部材1b51の揺動支点である。1b58はキャリアCの存在を検出する係合部材1b51近くに設けたキャリア進入検出センサーで、常時はOFFでキャリアCが進入して係合部材1b51で係止して一旦停止すると検出信号を出力し、タイムラグスイッチ1b59をONする。1b59はキャリア進入検出センサー1b58の検出信号でその検出信号入力後0.5秒の遅延タイム後に電磁石1b55に通電(ON)するタイムラグスイッチ、1bは待機位置にキャリアCがあることを検出するキャリア戻り検出センサー、1xはダクト1内の空気圧力を調整する圧力開放弁である。
又、図9〜12中Cはプラスチック製のキャリア,C1はその略V字の紙幣捕捉部、C11は紙幣捕捉部C1に設けたガイド溝で案内部、C2はキャリアCの略V字状に後方に拡がる受圧部、C21は受圧部の弾性変形可能な羽根部、C22はダクト1のガイド12と接習するためのガイド溝で羽根部C21に形成した案内部である。
又、図13中1nは紙幣挿入手段、1nは同紙幣挿入手段の紙幣受取部、1nは各紙幣挿入手段毎に設けたダクト外壁11の縦長のスリット状の開口部13の周縁に取付けた変向ガイド、1nは貸機Kから送り出される紙幣の取り込みを行い、一時停止させ、又紙幣挿入の信号でダクト1の開口部13へ送り出すローラー駆動部、1nは紙幣受取部1nへ貸機Kから送られてくる紙幣を感知すると、ローラー駆動部1nを少し作動させて紙幣を少し取り込んで、一時停止位置でその紙幣を停止して待機させて、紙幣の存在の信号を制御部CONへ出力する受取検出センサーである。
CONはコンピュータを用いた制御部、CON1は島Sの番号とその起動月日の情報で定まる値を有する区分値で区分しながら紙幣受取の時刻をそのローラー駆動部1nのIDとともに記憶する記憶部、CON2は送出順番を決める順番決めソフト、CON4は送出制御部、CON5は順位繰り上げ部(ソフト)である。制御部CONには、年月日のカレンダー及び時刻の情報を利用でき、年月日・時刻を出力できるようになっている。本実施例では島番号08と起動月日を2月11日とすると、区分は08−211のコードで一日同一区分としている。記憶部CON1の状態例を図28に示している。又、制御部CONのフローチャートは図25〜27に示している。
(実施例の動作)
この実施例では、遊技店の遊技装置の島S毎に一つの盗難しにくく盗難防止処理した紙幣保管室Hを設け、島Sには紙幣投入装置である貸機Kが島の前後面それぞれに20台程設けられている。紙幣を貸機Kから紙幣保管室Hへ送るダクト1の下段・上段の直線ダクト部1d,1uは、島Sの前後にある貸機Kの中間に配置されている。
この貸機Kに千円札が投入されると投入された千円札の真偽を判定した後、真札であれば貸機Kの紙幣送りローラー装置K1によって、その千円札は紙幣挿入手段1nの紙幣受取部1nへ送られ、その受取検出センサー1nが紙幣を感知するとローラー駆動部1nを作動して、紙幣を一時停止位置まで送って停止させる。一時停止後に受取検出センサー1nは、紙幣検出信号を制御部CONの記憶部CON1へ出力する。貸機K毎にその背後に設けた紙幣挿入手段1nは貸機Kの数だけ存在し、千円札が投入された貸機Kの背後の紙幣挿入手段1nの受取検出センサー1nから、検出信号が制御部CONへ出力されていく。
制御部CONに紙幣受取部1nの受取検出センサー1nから紙幣(受取)検出信号が入力されると、図25,28に示すようにその記憶部CON1にその検出信号の入力時刻とその出力してきたローラー駆動部1n(紙幣挿入手段1n,紙幣受取部1n,貸機Kとも同じID)のID(識別番号)とを関連付けて記憶する。ローラー駆動部1nが送る紙幣はダクトの直線ダクト部1u内に挿入されたか否かを紙幣検出センサー1Sが検出する。紙幣検出センサー1Sも前記と同じID(識別番号)を有するようにしている。
実施例の制御部CONの順番決めソフトCON2は、1日1区分として入力時刻の早い方の順番で紙幣を紙幣通路10に1枚毎送り出すように送出順番を決めている。
ダクトの紙幣通路10内に1枚の紙幣も置かれていないことを紙幣の置き位置に設けた全ての紙幣検出センサー1Sで確認し、且つキャリアCが待機位置にあることを確認(即ちキャリアCがダクト1の途中の紙幣通路10に存在しないことを確認)すると、順番決めソフトCON2によって、最初の送出順番(記憶部CON1の中で最も入力時刻が早いもの)のIDのローラー駆動部1nに起動信号を送出制御部CON4から発生させる。又、それ以外のローラー駆動部1nは送出を非作動(停止)状態とする(図27参照)。
上記手順での起動信号が与えられた1台のローラー駆動部1nは作動し、ここに紙面を縦にして一時停止していた紙幣をローラーで直線ダクト部1uの縦長のスリット状開口部13へ向けて送り出す。ここで、開口部13には湾曲した変向ガイド1nがあり、垂直な紙幣はこの変向ガイド1nによって湾曲・変向しながら、開口部13内のガイド12のガイド先端12a間の紙幣通路10の空間内に垂直に挿入される。
挿入された紙幣は左右のガイド12によって左右に倒れたり、大きく変曲することなく略垂直の状態が保持される。
紙幣を送り出した後、ローラー駆動部1nは停止し、次の貸機Kからの紙幣の受け取り作動するまで待機の非作動のままとなる。
このように、1枚の紙幣が上段の直線ダクト部1uの紙幣通路10に置かれると、そのダクト壁に設けた紙幣検出センサー1Sから紙幣検出信号を制御部CONの送出制御部CON4へ出力される。その信号を受けて、送出制御部CON4は送風機Bを作動させ(又は作動中であれば送風状態を維持し)、次に待機位置の電動ストッパ1bを作動し、待機した最上流のキャリアCを1台移動可能とする。
送風機の起動は図26,27に示すように、送出順番「1」の最初の紙幣がダクト1内に置かれて、紙幣検出センサー1Sがそれを感知すると起動する。送風機B,BBの起動時間は大略3秒で安定作動する。そして、この送風機の作動による空気流がダクト内を6秒程で周回した時点において待機位置で発進可能となったキャリアが約9秒後にダクト内を移動できるようになる。従って、送出順番「1」の紙幣の搬送時間は送風機の立上り時間と送風の一巡までの時間9秒程が経た後に、キャリアCは待機位置から発進可能となり、20秒程の長い紙幣の搬送時間を要する。
一方、開店時刻の送出順番「2」以後の紙幣の搬送時間は、キャリアCが待機位置1bに戻った時点で、次の送出順番の紙幣が紙幣受取部1nで待機していることが多いので、送風機B,BBを停止させないで「送風状態」(送風機作動状態)のままにして、次の送出順番の紙幣のローラー駆動部1nへ作動信号を送る。従って、本実施例ではその作動信号の時刻から11秒後に紙幣は紙幣保管室Hに収納される。
このように、処理済みでない送出順番の紙幣が短時間に連続している場合は、紙幣は約11秒の間隔で紙幣を搬送する。
遊技店の朝10時の開店時刻では、紙幣の貸機Kへの投入が短い秒間でなされるので、最初の紙幣を除いて紙幣は約11秒の間隔で搬送される。
昼等のように、紙幣の貸機Kへの投入間隔が平均23秒間隔と長くなると、送風機B,BBは紙幣搬送後一時作動停止させ、電力の消費を少なくできるようにしている。
キャリアCは前方から広く左右に開いた略V字状の紙幣捕捉部C1と、後部には後方に向って拡がる羽根部C21を有する受圧部C2を備えている。そして、ダクト1の左右の側内面から水平に張り出した板状のガイド12を紙幣捕捉部C1のガイド溝の案内部C11に嵌挿し、又後部の受圧部C2のガイド溝の案内部C22に嵌挿して接習させている。キャリアCを案内部C11,C22に嵌挿したガイド12によって水平に保持し、キャリアCが上下・左右・前後に倒れることなく、常に同じ姿勢を保持させている。
特に受圧部C2の羽根部C21は弾性変形可能であり、羽根部C21によってガイド12,ダクト内壁と接触しても強い衝撃を与えずに軽く支持して、キャリアCの移動を円滑にしている。
キャリアCの推進力は送風機B及び補助送風機BBによってダクト1内に送り込まれた空気流が受圧部C2に作用し、受圧部C2に空気力が発生し、キャリアCは待機位置から発進され、下段の直線ダクト部1d内を推進する。
実施例のキャリアCの羽根部C21は弾性変形できるので、空気流を受けると左右方向に拡がって受圧面積を増大させ、高い空気力を発生してキャリアの移動速度を高める。キャリアCが島Sの先端に達すると湾曲ダクト部1aに進入し、キャリアCは直線状のガイド12から湾曲ガイド1aによって上下反転されて、上段の直線ダクト部1uへ移行する。直線ダクト部1u,1dは上下反転しても上下左右形状寸法を同じくするので、キャリアCは上下逆になって直線ダクト部1u内を送られる。
次に、キャリアCの前部には前方に拡がった略V字状の紙幣捕捉部C1があり、しかもその紙幣捕捉部C1の拡がった左右の先端はガイド12のガイド先端12aよりダクト内壁側に近くなっている。
これによって、左右のガイド先端12a間の紙幣通路10の巾より紙幣捕捉部C1の先端間の方が巾広となって、上段の直線ダクト部1uの紙幣通路10に置かれた垂直な紙幣は確実に紙幣捕捉部C1によって捕捉され、その略V字状の内側に紙幣は納められる。
ダクト内の紙幣はキャリアCによって捕捉された状態で、キャリアCは上段の直線ダクト部1u内を紙幣保管室Hの方の下流に向って移動する。
そして、キャリアCがダクト1(上段の直線ダクト部1u)の下流の終端から紙幣分離キャリア戻し部1bへ到達すると、図17〜20に示すようにこのブレーキ装置1bはスプリング1b53によって摩擦部材1b54がダクトの開口から紙幣通路10側へ斜め突出状態にあり、ここに進入してきたキャリアCの紙幣捕捉部C1の先端がこの摩擦部材1b54にまず接触してキャリアCを大きく減速させ、更にキャリア係止部材1b52と紙幣捕捉部C1の先端とが係止して一時停止される。この一時停止状態でキャリア進入検出センサー1b58がONとなり、タイムラグスイッチ1b59によって0.5秒一時停止後に、電磁石1b55が働いて、鉄片1b56・係合部材1b51を揺動支点1b57まわりに回転させ、キャリア係止部材1b52を外方向に退却させて、キャリアCの係止を解除する。
一時停止して係止解除すると、キャリアCが空気流によってゆっくり湾曲ガイド1bに沿って回動する。これによって、キャリアCが捕捉していた紙幣Mをゆっくりと紙幣保管室Hへ送り出し、紙幣Mを紙幣保管室の開口から格納させる。キャリアCは湾曲ガイド1bに沿って待機位置1bへ向う。又、湾曲ガイド1bは下段の直線ダクト部1dの始端側ダクト1のガイド12と連結されて、キャリアCは湾曲ガイド1bで下段の直線ダクト部1dの始端部へ移動できるようになっている。
このキャリアCがこの紙幣分離キャリア戻し部1bに到着して、ブレーキ装置1bでキャリアCが減速して一時停止する。紙幣はその再始動又は減速されたキャリアCによってダクト1の延長方向にゆっくりと直線的に投げ出され、又はキャリアCで押されてそのまま紙幣保管室Hの縦長の開口へ移動して、紙幣保管室H内で収納保管される。紙幣保管室Hに移動した紙幣は、内部機構で紙幣を所定空間に重ねられて保管される(その内部機構は図示していない)。
更に、図21〜23に示すように紙幣を送った後キャリアCは湾曲ガイド1bで回転されながら移動する。湾曲ガイド1bの途中に電動ストッパ1bがあり、ストッパピン1b41はスプリング1b44によって常時突出状態にあって、湾曲ガイド1bに沿って動いてくるキャリアCの紙幣捕捉部C1の先端部がこのストッパピン1b41に係止されてキャリアCは停止する。
この停止位置が待機位置1bとなる。そして、待機位置1bにキャリアCが停止すると、キャリア戻り検出センサー1bがキャリアCが待機していることを示す待機信号を制御部CONに送る。
図21〜23に示す電動ストッパ1bについて詳しく説明する。電動ストッパ1bは紙幣分離キャリア戻し部1bのケーシング1bから内部に向って出没自在なストッパピン1b41を備えていて、同ストッパピン1b41は鉄製の進退ボディ1b42の頭部中央にケーシング1b内に向けて突設されている。同進退ボディ1b42の頭部の鍔部1b43とそれらを納めるストッパケース1b46の中間壁1b47との間に進退ボディ1b42とストッパピン1b41をケーシング内に向けて付勢するスプリング1b44が配置されている。
電磁石1b45は常時非通電であり、ストッパピン1b41はスプリング1b44によって、ケーシング1bの内部に常時突出している(図22,23(a),(b)参照)。そして、送出制御部CON4からの信号によって通電されるものであり、通電されると電磁石1b45は鉄製の進退ボディ1b42を磁力で吸引してストッパピン1b41をケーシング1bの外側へ退却させて、キャリアCの係合を解いて発進可能となる(図21,23(c)参照)。発進後、待機位置にキャリアCがいなくなると、キャリア戻り検出センサー1bがキャリアCの非検出信号となって制御部CONに入力され、この非検出信号を受けて電磁石1b45は非通電状態となり、スプリング1b44によってストッパピン1b41は突出状態に戻る。
キャリア戻り検出センサー1bがキャリアCの待機信号を制御部CONに送れば、順番繰り上げ部CON5が作動して順番決めソフトCON2に入力して、紙幣を送り出す送出順番を次の送出順番に繰り上げる(送出順番を「1」加えた送出順番とする)。又、送られた紙幣の搬送処理済み「*」を記憶部CON1に書き込む。
制御部CONに入力されている全ての紙幣検出センサー1Sが紙幣なしの状態であれば、次の紙幣送りのサイクルに入る。
順番決めソフトCON2によって決定されて記憶部CON1に書き込まれた次の送出順番(時刻順)のIDのローラー駆動部1nのみを駆動させる信号を送出制御部CON4に送り出す。
すると、前記の通り次の送出順番の紙幣がダクト1内の紙幣通路10に送られ、その紙幣検出センサー1Sが紙幣を確認すると前記の如く、送風機を起動して又は送風機の送風状態を維持して待機位置の電動ストッパ1bの電磁石1b45を作動し、そのストッパピン1b41を沈めてキャリアCを移動可能にする。キャリアCを受圧部C2に働く空気力で下段の直線ダクト部1d内を移動させる。前記同様、島Sの先端の湾曲ダクト部1aによって反転させて上段の直線ダクト部1u内を移動させて途中の紙幣を捕捉して、紙幣保管室Hへ送り込む。
このように、紙幣を1枚毎ダクト1の紙幣通路10に置いてキャリアCを空気力で移動させ、紙幣1枚毎紙幣保管室Hへ送り込むことを繰り返すことで、貸機Kに投入された紙幣を迅速に且つ確実に安全な紙幣保管室へ短時間でその送出順番で移動されるようにした。
このように、紙幣を貸機Kの中に残らないように迅速に安全な紙幣保管室へ移動されて紙幣は重ねられて保管されることで、紙幣の盗難を大巾に低減させることができる。その機構・構造は省略している。
一方、紙幣を送った後キャリアCは湾曲ガイド1bで回転させられて、その途中で電動ストッパ1bの突出した出没自在のストッパピン1b41でキャリアCを停止させる。この停止位置がキャリアCの待機位置1bとなる。
キャリアCが待機位置1bに至れば、キャリア戻り検出センサー1bでキャリアCが待機位置1bで待機していることを示す待機信号を制御部CONに送る。
キャリアの待機信号が制御部CONに送れば、順番繰り上げ部CON5が作動して、紙幣を送り出す送出順番を次の送出順番のものに繰り上げる。次の送出順番がない場合は、紙幣受取部1nの受取検出センサーからの紙幣受取信号を待つ。その場合は、送風機B,補助送風機BBともに停止する。
制御部CONに入力されている全ての紙幣検出センサー1Sが紙幣なしの状態であれば、次の紙幣送りのサイクルに入る。
紙幣なしで次の紙幣の投入を待ち、新しい紙幣が投入されると順番決めソフトCON2から紙幣を送り出す次の送出順番が決定し、その決定を受けて次の送出順番(時刻順)のIDのローラー駆動部1nのみを駆動させる信号を送出制御部CON4に送り出す。又は、次の送出順番の紙幣がある場合は、その次の順番のIDのローラー駆動部1nのみを作動させる。
すると、前記の通り次の順番の紙幣が上段の直線ダクト部1u内の紙幣空間に送られ、ダクト1に設けた紙幣検出センサー1Sがその紙幣の挿入を確認すると待機位置の電動ストッパ1bを作動し、そのストッパピン1b41を沈めてキャリアCを移動可能にし、キャリアCを受圧部C2に働く空気力でダクト内を移動させる。前記同様キャリアCを下段の直線ダクト部1dと湾曲ダクト部1a内に沿って移動させ、上段の直線ダクト部1uの途中で紙幣を捕捉して、紙幣保管室Hへ送り込む。
このように、紙幣を1枚毎ダクトの上段の直線ダクト部1uの紙幣通路10に置いてキャリアCを空気力で移動させ、紙幣1枚毎紙幣保管室Hへ送り込むことを繰り返すことで、貸機Kに投入された紙幣を紙幣受取部1nに一時待機した後、安全な紙幣保管室Hへ約11秒程の搬送時間で移動できるようにした。
紙幣を貸機Kの中に残さないように安全な紙幣保管室Hへ移動させることで、紙幣の盗難を大巾に低減させることができる。
尚、上記実施例において、キャリアCの待機位置1bをダクト1の中間位置の湾曲ダクト部1aの前後に配置することもできる。この場合、ブレーキ装置1b・電動ストッパ1b及びキャリア戻り検出センサー1bもこの湾曲ダクト部1aの待機位置に更に配置し、キャリアを2台とする。この2個所の待機位置とすることで、湾曲ダクト部1aの待機位置のキャリアCは上段の直線ダクト部1uへ早期に移行し、紙幣を短時間に捕捉して紙幣分離キャリア戻し部へ送れる。一方、紙幣分離キャリア戻し部の別のキャリアCは湾曲ダクト部1aの待機位置に移動し、待機する。
このようにすれば、下段の直線ダクト部1dの送り時間分だけ紙幣を捕捉して搬送する時間が短縮できる。
図29〜31に示す湾曲ダクト部1aは前記実施例とは別の湾曲ダクト部1aの例である。この図29〜31に示す湾曲ダクト部1aは下段の直線ダクト部1d及び上段の直線ダクト部1uとを90°ひねって横向きのダクト状態にし、上下の横向きダクトを円弧状ダクトで連結するものであり、キャリアCは上下反転して下段から上段へ送られるものである。
(他の実施例)
図32〜39に示す他の実施例は、島Sの先端で折り返した二本の直線ダクト部1front,1backを前後の貸機Kの間に配置するとともに、一方の前方の直線ダクト部1frontを前方の貸機Kの背面に対向するように、他方の後方の直線ダクト部1backを後方の貸機Kの背面に対向するように前後に並列的に配置し、島Sの先端の平面的に円弧状に曲った湾曲ダクト部1aで前後の直線ダクト部1front,1backのガイド12と湾曲ガイド1aを接続して、一方の前の直線ダクト部1frontを上下をそのままで他方の後の直線ダクト部1backに連絡させ、キャリアCは上下反転せずに前方の直線ダクト部1front,湾曲ダクト部1a,後方の直線ダクト部1backへ送られ、紙幣分離キャリア戻し部1bへと送るものである。ここで、直線ダクト部1frontと直線ダクト部1backの断面形状は同一となっている。キャリアCは前実施例と同一形状のものを使っている。又、紙幣分離キャリア戻し部1bでは、後方の直線ダクト部1backから送られてくるキャリアCは、前記図1〜28に示す実施例と同様に、ブレーキ装置1bで減速され一時停止した後に、紙幣を紙幣保管室Hへ送りながら少し前方側に捩った上下に円弧状の湾曲ガイド(図示せず)に沿って、前方の直線ダクト部1frontへ送られるものである。キャリアCは上下反転し、左右(キャリア進行方向に対しての左右)逆になって、前方の直線ダクト部1frontへ移行する。この途中に電動ストッパ1bと、待機位置1b、キャリア戻り検出センサー1bが設けられている。
この例では、前方の貸機Kで投入された紙幣は前の直線ダクト部1frontの紙幣通路10へ紙幣挿入手段1nによって挿入される。又、後方の貸機Kで投入された紙幣は、後方の直線ダクト部1backの紙幣通路10へ挿入される。
従って、前方の貸機Kで投入された紙幣は、前方の直線ダクト部1frontの紙幣通路10に置かれ、キャリアCは前方の直線ダクト部1frontの紙幣通路10の紙幣をキャリアCで捕捉し、湾曲ダクト部1aで後方の直線ダクト部1backへ移動して、紙幣を捕捉したまま後方の直線ダクト部1back内を搬送され、前記実施例と同様の構造の紙幣分離キャリア戻し部1bへ到り、ここで前記実施例と同様に紙幣を紙幣保管室へ送り込み、キャリアCを湾曲ガイド1bによって待機位置1bへ移動し、一時停止させて待機するものである。
この例では、湾曲ダクト部1aの湾曲ガイド1aは平面的に円弧状に湾曲していて、直線ダクト部1front,1backを上下・左右逆にせずにキャリアCをそのままの姿勢で移行できるようにしている。
又、前方の直線ダクト部1frontと1backとはプラスチック製で一体成型されている。
この例に湾曲ダクト部1aでは紙幣を捕捉したまま回転するので、キャリアCを高速にしにくいが、実用的には可能な構造となっている。
他の構造・作用効果は、前の上段・下段の直線ダクト部1u,1dの実施例と同様となっている。
本発明は紙幣以外に、紙のカード、プラスチックカード、プラスチックシートの搬送と集中保管にも利用できる。
B 送風機
BB 補助送風機
B1 送風口
C キャリア
H 紙幣保管室
K 貸機(紙幣投入装置)
K1 紙幣送りローラー装置
S 島
P 遊技ゲーム機
M 紙幣
1 ダクト
1front 前列の直線ダクト部
1back 後列の直線ダクト部
1u 上段の直線ダクト部
1d 下段の直線ダクト部
1S 紙幣検出センサー
10 紙幣通路
11 ダクト外壁
12 ガイド
12a ガイド先端
13 開口部
1a 湾曲ダクト部
1a 湾曲ガイド
1b 紙幣分離キャリア戻し部
1b 湾曲ガイド
1b ケーシング
1b 待機位置
1b 電動ストッパ
1b41 ストッパピン
1b42 進退ボディ
1b43 鍔部
1b44 スプリング
1b45 電磁石
1b46 ストッパケース
1b47 中間壁
1b ブレーキ装置
1b51 係合部材
1b52 キャリア係止部
1b53 スプリング
1b54 摩擦部材
1b55 電磁石
1b56 鉄片
1b57 揺動支点
1b58 キャリア進入検出センサー
1b59 タイムラグスイッチ
1b キャリア戻り検出センサー
1b 通過紙幣検出センサー
1n 紙幣挿入手段
1n 紙幣受取部
1n 変向ガイド
1n ローラー駆動部
1n 受取検出センサー
1n 逆止弁
1x 圧力開放弁
C キャリア
C1 紙幣捕捉部
C11 案内部(ガイド溝)
C2 受圧部
C21 羽根部
C22 案内部(ガイド溝)
CON 制御部
CON1 記憶部
CON2 順番決めソフト
CON4 送出制御部
CON5 順番繰り上げ部
COM1 コンピュータ
COM2 CPU
COM3 インターフェース
HDD ハードディスク
DIS ディスプレイ
KEY キーボード
CAL カレンダー
CLO 時計

Claims (17)

  1. 紙幣を投入するとその投入者に対し所定の商品又はサービスの提供が与えられるようにするための紙幣投入装置と、同紙幣投入装置の設置場所から離れた場所に設置される紙幣保管室と、前記紙幣投入装置で投入された紙幣を前記紙幣保管室まで安全に搬送する紙幣搬送装置からなる紙幣の搬送保管設備であって、
    前記紙幣搬送装置は、紙幣の紙面が略垂直の姿勢で送れる紙幣通路を内部に形成した密閉のダクトを前記紙幣投入装置の位置から前記紙幣保管室の位置まで配設し、前記紙幣通路内に置かれて前記ダクトの内側ガイドによって案内されて紙幣通路に沿って前記紙幣保管室まで下流に向って移動でき且つ紙幣通路に置かれた紙幣を途中で捕捉できるキャリアを1個又は複数個紙幣通路に配置し、
    又、前記紙幣投入装置に投入された紙幣をダクト側壁の狭い開口を介してダクト内の紙幣通路までその紙面が略垂直状態となるように送り込む紙幣挿入手段を備え、
    前記ダクトの前記紙幣保管室の前方位置のダクト終端で前記キャリアが捕捉した紙幣とキャリアとを分離して紙幣は前記紙幣保管室へ送り込み、しかもダクト終端側のガイドとダクトの最上流位置にある紙幣投入装置の位置より上流位置にあるダクト始端側のガイドとを湾曲ガイドでつなぎ、同つなぎの空間をケーシングで密閉し、キャリアをダクト終端から始端へ戻してキャリアの循環使用を可能とする紙幣分離キャリア戻し部を備え、
    又、前記の湾曲ガイドの途中位置又は最上流の紙幣投入装置の位置からダクト始端までのダクト内の途中位置に設けた待機位置にキャリアの一時停止と発進を可能とする電動ストッパを設け、
    更にダクトの上流側位置にダクト内へ空気流を送り込む送風機を設け、
    各紙幣投入装置毎に投入された紙幣が前記ダクト内の前記紙幣通路に置かれたことを検出する紙幣検出センサーを設け、同紙幣検出センサーの紙幣検出信号で前記キャリアを待機位置から紙幣通路に沿って下流側の紙幣保管室へ向けて移動可能とし且つ前記送風機を作動状態にできるようにする制御部を備えた構造とし、
    更に、前記キャリアは前記ダクト内の空気流を受けて下流方向に推進力を発生させる受圧部と、前記紙幣通路に置かれた紙幣を捕捉する下流に向って前方が開いた略V字状の紙幣捕捉部と、ダクト内壁のガイドと接習してキャリアをガイドに沿って円滑に移動させる案内部とを有する構造としたことを特徴とする、紙幣の搬送保管設備。
  2. 請求項1において記載されたキャリアの受圧部は略V字状に後方に拡がった羽根部を有し、同羽根部でダクトと壁面と近接又は接触させる寸法とし、空気流からの空気力を略V字状の羽根部分で受圧してキャリアの推進力を高めたものとした、請求項1記載の紙幣の搬送保管設備。
  3. 請求項2において記載されたキャリアの略V字状の羽根部を弾性変形可能にして、空気流で羽根部が弾性変形してダクトの内壁面に接触するように拡がることができるようにした、請求項2記載の紙幣の搬送保管設備。
  4. ダクトの内壁に設けたガイドが、左右のダクト内壁から中央に向けて水平に張り出した板状のものであって、前記の左右一対のガイドの中央側となる先端の間のダクト内空間を紙幣通路とし、しかも前記ガイドと接習するキャリアの前方が開いた略V字状の紙幣捕捉部に前記ガイドと接習するガイド溝を形成し、同ガイド溝を紙幣捕捉部に形成した案内部とし、又紙幣捕捉部の略V字状に拡がった先端は前記ガイドの中央側先端よりダクト内壁側に延びている形状とした、請求項1〜3いずれかに記載の紙幣の搬送保管設備。
  5. 紙幣分離キャリア戻し部の構造として、紙幣保管室の縦長の紙幣取込口とダクトの下流終端の縦長の紙幣通路の開口とを空間で連通し、ダクトの前記下流終端開口からその内側にあるガイドを円弧状の湾曲ガイドでもってダクト始端にあるガイドと接続し、ダクトの下流終端開口とダクトの始端開口との間の湾曲ガイドの外周をケーシングで密閉し、しかもダクトの終端開口位置で直線運動してきたキャリアを湾曲ガイドに沿って回転運動に移行させ易くするためにダクト終端位置でキャリアを一旦停止又は減速させるブレーキ装置を設け、
    更に、湾曲ガイドの途中位置でキャリアの一時停止と発進を可能とする出没自在な電動ストッパを設けてこの位置を待機位置とする構造とした、請求項1〜4いずれか記載の紙幣の搬送保管設備。
  6. 請求項5の記載の紙幣分離キャリア戻し部におけるブレーキ装置が、ダクト内面から紙幣通路近くまでスプリングで付勢されて突出できるキャリア係止部と、その後方にキャリアの紙幣捕捉部の先端部と接触でき且つダクト終端方向に向って紙幣通路側に近づくように傾斜した斜面を有する摩擦部材とを有する係合部材を設け、キャリアが前記摩擦部材で減速された後キャリア係止部と係合して一時停止した後短い時間後に係合部材をダクト外壁方向に電動で後退させてキャリアとキャリア係止部との係合を解く機構を備え、キャリアの紙幣捕捉部の先端部が摩擦部材と接触してキャリアの移動速度を減速させ、次にキャリア係止部と係合してキャリアを一旦停止後電動でキャリア係止部を退却させてキャリアを湾曲ガイドに沿って移動可能とした、請求項5記載の紙幣の搬送保管設備。
  7. 紙幣挿入手段は紙幣投入装置から送られる紙幣をローラーで取り込んで一時停止させた後ダクトに設けた細長のスリット状開口部へ送り出すことができる紙幣受取部と、前記ダクトのスリット状開口部に設けられて紙幣受取部から送り出される紙幣をダクト内の紙幣通路へ誘導する変向ガイドと、紙幣受取部のローラーを駆動するローラー駆動部と、紙幣受取部に一時停止された紙幣の存在を検出する受取検出センサーとを備える構造である、請求項1〜6いずれか記載の紙幣の搬送保管設備。
  8. キャリアがダクトの紙幣通路を移動して待機位置に戻ったことを検出するキャリア戻り検出センサーを設け、制御部はコンピュータを用いて制御するものであって、同制御部は各紙幣投入装置毎に設けた紙幣挿入手段の紙幣受取部の受取検出センサーからの検出信号を受け取って、その紙幣挿入手段のIDと関連づけてその検出信号の受取時刻を記憶する記憶部と,同記憶部で記憶された時刻順の受取時刻を所定時間・分又は日単位で区分し、受取時刻が早い区分順で且つ区分中にある受取時刻を発した紙幣を所要の順番で、ダクト内の紙幣通路に1枚毎送り込むようにその送出順番を決定して記憶部に書き込んでいく順番決めソフトと,前記キャリア戻り検出センサーからのキャリア戻り信号によってそのキャリアが送った紙幣に対して記憶部にその紙幣の送り処理済みのマークを書き込み且つダクトへ送出する紙幣の送出順番を次の順番の紙幣とする順番繰り上げ部と,ダクトに沿って設けた全ての紙幣検出センサーのセンサー信号から紙幣通路に紙幣が全く置かれていないことを確認し且つキャリア戻り検出センサーのセンサー信号からキャリアが待機位置にあることを確認すると、順番決めソフトで決められた記憶部の送出順番でその送出の順番となった紙幣をダクト内の紙幣通路に送り込むようにその送出順番のIDの紙幣挿入手段のローラー駆動部のみを作動させ、それ以外の紙幣挿入手段のローラー駆動部の作動を停止させ、その送られた紙幣をダクト内の紙幣検出センサーが検出すると、電動ストッパを作動させて待機位置のキャリアを発進可能とし、送風機による送風状態とする送出制御部とを有し、ダクトの紙幣通路に紙幣1枚置いて紙幣1枚毎キャリアを移動して紙幣保管室まで移動させるように制御するものである、請求項7記載の紙幣の搬送保管設備。
  9. 請求項8において、制御部はキャリアがダクト内を移動して紙幣分離キャリア戻し部を経てキャリア待機位置に戻って、キャリア戻り検出センサーからの検出信号があった時点で記憶部に次の送出順番の紙幣が存在することが確認できれば、送風機の作動を続行して送風状態を維持するようにし、送風機の送風時間及びダクト内の安定送風までの立上り時間を省いて紙幣の搬送時間を短くした、請求項8記載の紙幣の搬送保管設備。
  10. 請求項8又は9において、順番決めソフトが区分を1日又は長い時間に設定し、その区分での受取時刻の早い時刻順をもって紙幣のその区分での送出順番とするものである、請求項8又は9記載の紙幣の搬送保管設備。
  11. ダクトはダクト外壁と内部の紙幣通路とダクト内壁から中央に向け突出させたガイドとを一体成型で形成された、請求項1〜10記載の紙幣の搬送保管設備。
  12. ダクトの途中の複数個所で、下流に向けて空気流を送り込む補助送風機を設けた、請求項1〜11いずれか記載の紙幣の搬送保管設備。
  13. 紙幣投入装置が遊技店内の遊技機島の前後それぞれに所定間隔で設置された複数ある貸機であって、ダクトは島の前後の貸機の背面間に配設され、島の先端の湾曲ダクト部でキャリアが移行できるように折り返された二本の直線ダクト部を互に近接するように有する長尺のダクトであり、紙幣保管室と紙幣分離キャリア戻し部を直線ダクト部の島の基端側に設けた、請求項1〜12いずれか記載の紙幣の搬送保管設備。
  14. 二本の直線ダクト部が下流側となる直線ダクト部が上段となるように上下二段に配置され、しかも前後に設けた全貸機の紙幣挿入手段は前記上段の直線ダクト部内の紙幣通路へ紙幣を置くようにし、下段の直線ダクト部はキャリアだけの送りとする、請求項13記載の紙幣の搬送保管設備。
  15. 上下二段の直線ダクト部が一体成型で一体化されたものである、請求項14記載の紙幣の搬送保管設備。
  16. 請求項14又は15において上下二段の直線ガイド部のダクトの紙幣通路及びガイドの形状寸法が上下反転しても上下左右同じとなる構造とし、しかも湾曲ダクト部で下段の直線ダクト部のキャリアを上下反転して上段の直線ダクト部へ移動させた、請求項14又は15記載の紙幣の搬送保管設備。
  17. 二本の直線ダクト部が、上流側となる直線ダクト部が前側になるように前後に並列状に配置され、しかも前側の貸機の紙幣挿入手段は前側の直線ダクト部内の紙幣通路に紙幣を置くようにし、後側の貸機の紙幣挿入手段は後側の直線ダクト部内に紙幣を挿入するようにし、更に湾曲ダクト部でキャリアは上下左右そのままで前側の直線ガイド部から後側の直線ガイド部へ移行させるようにした、請求項13記載の紙幣の搬送保管設備。
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