JP5738096B2 - 飲料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、飲料酸化を防止できる飲料容器に関する。
従来、飲料等の液体の酸化を防止するために、液体に抗酸化剤を添加する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2001−200250号公報
しかしながら、特許文献1記載の方法では、液体自体に抗酸化剤が含まれるようになるため、液体の特性(飲料の場合は、味や風味)が大きく変化してしまうという問題があった。本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、飲料の特性を大きく変化させることなく、飲料の酸化を防止できる飲料容器を提供することを目的とする。
本発明の第1の飲料容器は、飲料を収容可能な飲料容器であって、前記飲料容器の内側に、苦土橄欖石を含む層を有することを特徴とする。
本発明の飲料容器は、苦土橄欖石により、収容した飲料の酸化還元電位を下げ、飲料の酸化を防止することができる。この効果を奏する原因は、苦土橄欖石が発生させるテラヘルツ波であると推測できる。
土橄欖石を含む層は、苦土橄欖石のみから成る層であってもよいし、苦土橄欖石と他の成分(例えばバインダー)とから成る層であってもよい。バインダーとしては、公知のものを適宜使用することができる。また、バインダーとして、釉薬を使用してもよい。苦土橄欖石を含む層は、例えば、苦土橄欖石の粉末とバインダーとを含むスラリーを、飲料容器本体(飲料容器のうち、苦土橄欖石を含む層を除く部分)の内側塗布することにより形成できる。塗布方法は、公知の方法を適宜選択することができ、例えば、吹き付け、ディップ法、刷毛やローラで塗布する方法等を用いることができる。スラリーを塗布した後、層の強度や密着性を増すために、焼成を行うことができる。
スラリーに含まれる苦土橄欖石の粉末の平均粒径は、例えば、0.1〜1000μmの範囲が好ましく、特に、1〜100μmの範囲が好ましい。
苦土橄欖石を含む層は、飲料容器に収容された飲料に直接接するものであってもよいし、当該層と飲料との間に他の部材(例えば他の層)が存在してもよい。
本発明の飲料容器において、苦土橄欖石を含む層を除く部分は、種々の材料により形成できる。例えば、セラミックス(陶磁器を含む)、樹脂(例えば、シリコン樹脂、PP、PE等)、木、金属、ゴム等を用いることができる。
本発明の飲料容器において、苦土橄欖石を含む層は、飲料容器の内側の全面に形成されていてもよいし、内側の一部のみ(例えば、底のみ、側面のみ、側面の一部のみ等)に形成されていてもよい
本発明の第2の飲料容器、飲料容器を構成する壁の内部に、苦土橄欖石を含むこの場合、例えば、苦土橄欖石の粉末と、母材とを含む混合材料で、飲料容器形状を構成することにより、飲料容器を製造することができる。母材としては、例えば、セラミックス(陶磁器を含む)、樹脂(例えば、シリコン樹脂、PP、PE等)、金属、ゴム等を用いることができる。
本発明の飲料容器を使用する対象となる料としては、例えば、茶類(緑茶、紅茶、ウーロン茶等)、コーヒー、清涼飲料、アルコール飲料等が挙げられる。
(a)は容器本体1の構成を表す縦断面図であり、(b)は容器5の構成を表す縦断面図である。 変形例における容器5の構成を表す縦断面図である。 容器11の構成を表す縦断面図である。 容器21の構成を表す縦断面図である。 (a)は酸化防止部材31の構成を表す縦断面図であり、(b)は酸化防止部材31の使用態様を表す説明図であり、(c)は変形例における酸化防止部材31の構成を表す縦断面図である。
<第1の実施形態>
1.容器5の製造方法
(1)スラリーの調製
橄欖石(ケイ酸塩鉱物)の粉末30重量部と、釉薬70重量部とを混合し、スラリーを調整した。この釉薬は、陶磁器の製造に用いられる、一般的なものである。
ここで用いた橄欖石の粉末の平均粒径は、44μmである。また、ここで用いた橄欖石は、苦土橄欖石であり、化学分析の結果、以下の組成を有するものであった(単位はwt%)。
SiO2:84.16
Al23:8.14
FeO3:0.76
TiO2:0.22
CaO:0.71
MgO:0.21
2O:3.39
Na2O:1.94
KNaO:5.33
TOTAL:99.77
(LOSS):0.24
(2)橄欖石を含む層の形成
図1(a)に示す、陶器製の器である容器本体1を用意した。容器本体1は、上方に開口部を備え、その内部は1つながりの(複数の部屋に仕切られていない)空間となっている。この容器本体1の内面全体に、前記(1)で調製したスラリーを吹きつけ法で塗布し、1200℃で焼成した。その結果、図1(b)に示すように、容器本体1の内面に、橄欖石を含む層3が形成された。以下では、容器本体1と、橄欖石を含む層3とを合わせて、容器5とする。
2.容器5が奏する効果を確かめるための試験
容器5の内部に、市販の緑茶飲料(株式会社伊藤園製の「おーいお茶」(登録商標))を入れ、所定時間保持した後、緑茶飲料を容器5から取り出し、別の容器(橄欖石を含まないもの)に移した。その緑茶飲料について、酸化還元電位(ORP)と、溶存水素量とを測定した。測定は、緑茶飲料を容器5内に保持する時間を変えて、繰り返し行った。
酸化還元電位の測定には、(株)佐藤商事製の業務用酸化還元電位計である「ORPプロ」を使用した。また、溶存水素量の測定には、(株)トタストレックス社製のポータブル溶存水素計(ENH−1000)を使用した。測定時の気温は23℃であり、緑茶飲料の液温は22℃であった。また、緑茶飲料のpHは5.2〜5.4であった。
酸化還元電位と溶存水素の測定結果を表1に示す。
Figure 0005738096
表1に示すように、容器5に収容していた緑茶飲料の酸化還元電位は、負の値となった。また、容器5に収容していた緑茶飲料における溶存水素濃度は、顕著に高い数値となった。レファレンスとして、容器5に収容していない同種の緑茶飲料について、酸化還元電位を測定すると、+50mVであった。また、容器5に収容していない同種の緑茶飲料における溶存水素濃度は、ほぼ0ppbであった。
3.参考
容器5は、図2に示すように、容器本体1の外側に、橄欖石を含む層3を備えていてもよい。この場合、橄欖石を含む層3は、容器本体1の外側面全体に、前記1.(1)で調製したスラリーを吹きつけ法で塗布し、1200℃で焼成することで形成できる。この場合でも、容器5は、液体の酸化を防止する効果を奏する。また、容器5は、容器本体1の内側と外側の両方に、橄欖石を含む層3を備えていてもよい。
<第2の実施形態>
1.容器11の構成及び製造方法
本実施形態の容器11は、前記第1の実施形態と同様の形状を有するが、容器11を構成する壁が、前記第1の実施形態のような2層構造(容器本体1と、橄欖石を含む層3とから成る構造)ではなく、図3に示すように、単層構造である点で、前記第1の実施形態とは相違する。本実施形態の容器11は、橄欖石の粉末が混入された陶磁器である。容器11を構成する壁の中では、橄欖石の粉末が均一に分散している。
本実施形態の容器11は、粘土と橄欖石の粉末とを混ぜて混合材料を調製し、その混合材料を容器11の形に成形し、焼き上げることで製造できる。
2.容器11が奏する効果
容器11も、前記第1の実施形態における容器5と略同様の効果を奏する。
3.変形例
容器11は、他の材料を用いて、異なる製法で製造してもよい。例えば、橄欖石の粉末と、樹脂やゴムとを混合して混合材料を調製し、その混合材料を容器11の形に成形することで容器11を製造してもよい。
また、橄欖石の粉末とセラミックス粉末とを混合して混合材料を調製し、その混合材料を容器11の形に成形し、さらに焼結することで容器11を製造してもよい。
参考例
1.容器21の構成
参考例の容器21は、図4に示すように、外側容器23と、その内部に収容された内側容器25との2重構造になっている。内側容器25の内部(第1の部屋)に液体(例えば飲料)を収容し、内側容器25と外側容器23との間の空間(第2の部屋)に、橄欖石(前記第1の実施形態と同様のもの)の粉末、又は橄欖石の粉末を含むスラリー27を収容することができる。外側容器23、及び内側容器25の材質は、セラミックス(陶磁器を含む)、樹脂(例えば、シリコン樹脂、PP、PE等)、金属、ゴム等の中から適宜設定できる。
2.容器21が奏する効果
容器21も、前記第1の実施形態における容器5と略同様の効果を奏する。
参考例
1.酸化防止部材31の構成
酸化防止部材31は、図5(a)に示すように、袋状の膜33と、その内部に収容された橄欖石(前記第1の実施形態と同様のもの)の粉末から成る。膜33の材質は、樹脂、紙、ゴム、金属等の中から適宜設定できる。
2.酸化防止部材31が奏する効果
酸化防止部材31は、図5(b)に示すように、液体(例えば飲料)37の中に浸漬して使用することができる。酸化防止部材31により、液体37の酸化を防止することができる。
3.変形例
酸化防止部材31は、図5(c)に示すような、常温で固体の母材39と、その母材39中に分散された橄欖石の粉末41とから成るものであってもよい。母材39の材質は、セラミックス(陶磁器を含む)、樹脂(例えば、シリコン樹脂、PP、PE等)、金属、ゴム等の中から適宜設定できる。母材39は、多孔質であることが好ましい。
図5(c)に示す酸化防止部材31も、液体(例えば飲料)中に浸漬して使用することで、液体の酸化を防止することができる。
尚、本発明は前記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
1・・・容器本体、3・・・橄欖石を含む層、5、11、21・・・容器、
23・・・外側容器、25・・・内側容器、31・・・酸化防止部材、
33・・・膜、37・・・液体、39・・・母材、41・・・粉末

Claims (2)

  1. 飲料を収容可能な飲料容器であって、
    前記飲料容器の内側に、苦土橄欖石を含む層を有することを特徴とする飲料容器。
  2. 飲料を収容可能な飲料容器であって、
    前記飲料容器を構成する壁の内部に、苦土橄欖石を含むことを特徴とする飲料容器。
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