JP5737962B2 - 輸送用冷凍装置 - Google Patents

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Description

本発明は、商用電源もしくは専用の蓄電池のいずれかを電源として運転可能な輸送用冷凍装置に関するものである。
冷凍車両等に架装して使用される輸送用冷凍装置において、商用電源もしくは冷凍装置用に搭載されている専用の蓄電池のいずれかを電源として運転される輸送用冷凍装置が知られている(例えば、特許文献1−3参照)。このような輸送用冷凍装置では、冷凍車両が停車中であって、商用電源を利用できる場合、商用電源を利用して運転し、同時に蓄電池の充電を行うようにしており、一方、冷凍車両が走行中かもしくは一時的に停車して荷物の集配送を行う場合には、蓄電池を電源に運転される構成とされている。
特開平11−83265号公報 特開2000−283622号公報 特許第3735337号公報
しかしながら、上記輸送用冷凍装置が蓄電池を電源に運転される場合、蓄電池の容量に制限があり、しかも蓄電池容量を徒に大きくすることができないことから、運転中に突然蓄電池容量が規定値以下に低下してしまう虞があった。この場合、冷凍装置は電圧が低下したことを表示して保護停止されるため、庫内に搭載している荷物の品温を維持することができなくなる。
そこで、蓄電池の容量を検出し、その残量を表示して車両管理者(ユーザー)に警告したり、蓄電池を電源に運転する際の出力を制限したり、あるいは蓄電池の残量に応じて圧縮機の回転数が予め設定されている上限値を超えないように制限したりしているが、ユーザーは、何時保護停止状態に陥るかを正確に把握できないことから、蓄電池容量低下に対して、事前の対応ができていないというのが実情であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ユーザーが運行開始前に事前に運行条件を入力することにより運転仕様を自動調整し、蓄電池容量低下による運行途中での運転停止を防止できるようにした輸送用冷凍装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の輸送用冷凍装置は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる輸送用冷凍装置は、商用電源もしくは冷凍装置用に搭載された蓄電池のいずれかを電源に運転される輸送用冷凍装置において、運行を開始する前に、少なくとも設定温度、運行時間等の運行条件を入力し、この運行条件と運転状態とから必要な電力を演算するとともに、該必要電力と前記蓄電池容量とに基づいて予め定められている運転マップにより運転仕様を高効率運転仕様または省動力運転仕様のいずれかに調整し、前記冷凍装置を自動制御運転するコントローラを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、運行を開始する前に、少なくとも設定温度、運行時間等の運行条件を入力し、この運行条件と運転状態とから必要な電力を演算するとともに、該必要電力と蓄電池容量とに基づいて予め定められている運転マップにより運転仕様を高効率運転仕様または省動力運転仕様のいずれかに調整し、冷凍装置を自動制御運転するコントローラを備えているため、運行開始前に入力した運行条件に基づいて必要な電力を演算し、該必要電力と蓄電池容量とから運転仕様を高効率運転仕様または省動力運転仕様のいずれかに調整することによって、例えば蓄電池容量に余裕がある場合は、品温を維持しつつエネルギー消費効率を優先して高効率で運転し、蓄電池容量が低下してきた場合は、消費電力を抑えながら運転するように冷凍装置を自動制御運転することができる。従って、運行中における蓄電池の容量低下による冷凍装置の運転停止を防止し、荷物の品温を保持することによって輸送用冷凍装置の信頼性の維持、向上を図ることができる。
さらに、本発明の輸送用冷凍装置は、上記の輸送用冷凍装置において、前記コントローラは、前記蓄電池容量が前記必要電力よりも大きい場合、最高効率運転仕様で前記冷凍装置を運転し、前記蓄電池容量が前記必要電力よりも小さい場合、消費電力を抑えた省電力運転仕様で前記冷凍装置を運転可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、コントローラが、蓄電池容量が必要電力よりも大きい場合、最高効率運転仕様で冷凍装置を運転し、蓄電池容量が必要電力よりも小さい場合、消費電力を抑えた省電力運転仕様で冷凍装置を運転可能とされているため、蓄電池容量が必要電力よりも大きく、蓄電池容量に余裕がある場合、最高効率運転仕様で冷凍装置を運転してエネルギー消費効率を優先し、蓄電池容量が必要電力よりも小さくなった場合、消費電力を抑えた省電力運転仕様で運転することによって、少なくとも運行開始前に入力した運行時間中は冷凍装置を継続して運転することができる。従って、運行中の蓄電池容量低下による冷凍装置の運転停止を防止し、確実に荷物の品温を維持することができる。
さらに、本発明の輸送用冷凍装置は、上述のいずれかの輸送用冷凍装置において、前記運行条件として、設定温度、運行時間等の他に、集配送場所数、日付・時刻、天候等のいずれか1つまたは複数が入力可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、運行条件として、設定温度、運行時間等の他に、集配送場所数、日付・時刻、天候等のいずれか1つまたは複数が入力可能とされているため、運行条件に基づいて運行中の必要電力を演算する際、設定温度、運行時間以外に、集配送場所数、日付・時刻および天候等を入力することによって、運行時間中の必要電力をより高い精度で演算することが可能となる。従って、運行中に冷凍装置が蓄電池容量の低下で運転停止に陥ることがないように、精度よく自動制御運転することができる。
さらに、本発明の輸送用冷凍装置は、上述のいずれかの輸送用冷凍装置において、前記省電力運転仕様は、(1)圧縮機駆動周波数の低減、(2)運行終了が近い場合のデフロスト運転の見送り、(3)サーモオン/オフ運転時のサーモオフ温度の上昇シフト、(4)コンデンサファンおよびエバポレータファンの回転数および/または運転個数の低減、(5)サーモオフ中のエバポレータファンの運転停止または断続運転、(6)バンボティ扉開放等による庫内温度上昇時の急速冷却運転モードの見送り、のいずれかによる単独運転もしくは複数の組み合わせ運転とされていることを特徴とする。
本発明によれば、省電力運転仕様が、(1)圧縮機駆動周波数の低減、(2)運行終了が近い場合のデフロスト運転の見送り、(3)サーモオン/オフ運転時のサーモオフ温度の上昇シフト、(4)コンデンサファンおよびエバポレータファンの回転数および/または運転個数の低減、(5)サーモオフ中のエバポレータファンの運転停止または断続運転、(6)バンボティ扉開放等による庫内温度上昇時の急速冷却運転モードの見送り、のいずれかによる単独運転もしくは複数の組み合わせ運転とされているため、蓄電池容量が必要電力よりも小さくなった場合、上記(1)ないし(6)のいずれかの単独運転もしくは複数の組み合わせ運転で冷凍装置を運転することによって、確実に消費電力を低減して冷凍装置を省電力運転することができる。従って、運行時間中は冷凍装置を確実に運転継続して蓄電池の容量低下による運転停止を防止し、荷物の品温を維持することができる。
さらに、本発明の輸送用冷凍装置は、上述のいずれかの輸送用冷凍装置において、前記コントローラは、少なくとも前記運行時間の残運行時間および前記蓄電池容量を表示する表示部と、前記蓄電池容量が前記必要電力を下回った場合、車両管理者に警告する警報部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、コントローラが、少なくとも運行時間の残運行時間および蓄電池容量を表示する表示部と、蓄電池容量が必要電力を下回った場合、車両管理者に警告する警報部とを備えているため、車両管理者は運行中、常に表示部の表示により運行時間の残運行時間や蓄電池の容量を確認しながら、集配送作業を行うことができ、蓄電池の容量が必要電力を下回った場合には、異常マークの点灯や点滅、アラーム音の発生等により、あるいは遠隔監視システムに接続されている場合は、該システムを通しての通報により、車両管理者に事態を認識させることができる。従って、車両管理者は、表示部による表示情報および警報部による警報に基づいて蓄電池の容量不足等を判断し、必要に応じて蓄電池を充電する等の処置を採ることにより、蓄電池の容量低下による運転停止を防止して確実に荷物の品温を維持することができる。
さらに、本発明の輸送用冷凍装置は、上述のいずれかの輸送用冷凍装置において、前記コントローラによる自動制御運転中に前記商用電源から電源供給された場合、自動的もしくは任意に自動制御運転が解除可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、コントローラによる自動制御運転中に商用電源から電源が供給された場合、自動的もしくは任意に自動制御運転が解除可能とされているため、例えば運行途中に商用電源から電源が供給されることにより自動制御運転が不要となった場合あるいは蓄電池容量と残運行時間から見て自動制御運転が不要と判断される場合は、自動的もしくは任意に自動制御運転を解除し、高効率運転に切替えることができる。従って、商用電源の有無や運行中の状況に応じて自動的もしくは任意に運転を切替え、冷凍装置の運転を継続することによって、荷物の品温維持を優先しながら、蓄電池の容量低下による運転停止を防止することができる。
本発明によると、運行開始前に入力した運行条件に基づいて必要な電力を演算し、該必要電力と蓄電池容量とから運転仕様を高効率運転仕様または省動力運転仕様のいずれかに調整することにより、蓄電池容量に余裕がある場合は、エネルギー消費効率を優先して高効率で運転し、蓄電池容量が低下してきた場合は、消費電力を抑えながら運転するように冷凍装置を自動制御運転することができるため、運行中における蓄電池の容量低下による冷凍装置の運転停止を防止し、荷物の品温を保持することによって輸送用冷凍装置の信頼性の維持、向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る輸送用冷凍装置を冷凍車両に架装した状態の斜視図である。 図1に示された輸送用冷凍装置の駆動系のシステム構成図である。 図2に示された輸送用冷凍装置の自動制御運転時の制御フローの一部分図である。 図3に示された輸送用冷凍装置の自動制御運転時の制御フローの残余部分図である。
以下に、本発明の一実施形態について、図1ないし図4を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る輸送用冷凍装置を冷凍車両に架装した状態の斜視図が示され、図2には、その駆動系のシステム構成図が示されている。
冷凍車両1には、荷台側に積載されている扉付きバンボディ(冷却庫)2内を冷却または加熱して庫内温度を設定温度に維持する輸送用冷凍装置(冷凍ユニット)3が架装されている。この輸送用冷凍装置3は、バンボディ(冷却庫)2の前面に架装されている一体型のユニットとされている。
輸送用冷凍装置3は、図示省略の圧縮機(コンプレッサ)、コンデンサ、膨張弁、エバポレータ等から構成される公知の冷凍サイクルを備えており、コンデンサおよびエバポレータには、それぞれコンデンサに外気を流通させるコンデンサファンおよびエバポレータを通して庫内空気を循環させるエバポレータファンが付設されている。この圧縮機、コンデンサファンおよびエバポレータファンは、圧縮機モータ、コンデンサファンモータおよびエバポレータファンモータ(以下、総称してモータ負荷という。)4により駆動されるようになっている。
上記のモータ負荷4に対しては、図2に示されるように、冷凍装置駆動用の蓄電池(バッテリ)11または3相AC200Vの商用電源12もしくは単相AC200Vの家庭用電源13Aまたは単相AC100Vの家庭用電源13B(以下、これらを単に商用電源と総称することもある。)のいずれかから選択的に冷凍装置駆動回路10を介して駆動電力が供給可能とされている。
図2には、その駆動系の概略システム構成図が示されている。
上記した冷凍装置駆動回路10に対して、蓄電池(バッテリ)11、商用電源12および家庭用電源13A,13B等の電源からの電力が電力系統14を介して供給され、更にその電力が、冷凍装置駆動回路10を介して所要の駆動電力に制御され、上記の圧縮機モータ、コンデンサファンモータ、エバポレータファンモータ等のモータ負荷4に供給されるように構成されている。
電力系統14は、圧縮機に対する作動電圧の関係から、3相AC200Vの電力系統が標準系とされている。このため、単相AC100Vの家庭用電源13Bからの電力系統に対して、単相AC100Vを、例えば単相AC200Vに変換する電源変換装置(電源変換手段)15が介装されている。電源変換装置15は、単相AC100Vを単相AC180V〜220Vに変圧する昇圧トランスによって構成することができる。なお、電源変換装置15は、冷凍車両/輸送用冷凍装置40側または建屋50側(家庭用電源12側)のいずれに装備されていてもよい。
商用電源12および家庭用電源13A,13Bからの電源回路は、建屋50側に3相AC200Vの商用電源12または単相AC200Vの家庭用電源13Aが準備されている場合は、該商用電源12に接続されている電源ケーブルの他端に設けられた3極4線式の3相用電源プラグを、冷凍車両/輸送用冷凍装置40側に設置されている3相商用電源用のレセプタブルに差し込むことによって、商用電源12からの電源回路を構成することができる。
一方、建屋50側に3相AC200Vの商用電源12または単相AC200Vの家庭用電源13Aがない場合は、建屋50側に設置されている適宜の単相AC100V電源13Bの二又コンセントに電源変換装置15から出ている電源コードを直接または延長コードを介して接続し、この電源変換装置15からの出力側電源ケーブルの端部に設けられている上記の3極4線式の3相用電源プラグと同等の電源プラグを、冷凍車両/輸送用冷凍装置40側に設置されている上記3相商用電源用のレセプタブルに差し込むことにより、家庭用電源13Bからの電源回路を構成することができる。なお、電源ケーブルと電源プラグは、例えばR相、S相およびアースを用いて結線することができる。
冷凍装置駆動用の蓄電池(バッテリ)11は、冷凍車両1の適宜位置に搭載され、電池充放電装置16を介して電力系統14に接続されており、商用電源12および家庭用電源13A,13Bが使用できない状況下で、輸送用冷凍装置3を運転可能するための電源として使用されるものである。蓄電池11は、商用電源12または家庭用電源13A,13Bのいずれかにより充電可能とされている。また、電力系統14には、冷凍車両/輸送用冷凍装置40側に接続されている電源が、商用電源12または家庭用電源13A,13Bのいずかを自動的に判別する電源判別装置(電源判別手段)17が接続されている。この電源判別装置17は、判別した電源の種別信号をコントローラ18に送信するように構成されている。
コントローラ18は、電源判別装置17からの電源の判別信号、扉付きバンボディ2の扉開閉スイッチ19からの開閉信号、外気温度センサ、庫内温度センサおよび蓄電池容量検出センサ等(以下、それらセンサを総称して運転状態検知センサ群20という。)からの運転状態検知信号、並びら冷凍車両1のキャビン内に設置されているコントローラ用の操作盤21からの入力情報に基づいて、冷凍装置駆動回路10および電池充放電装置16を制御するものである。
蓄電池11の充電は、コントローラ18で制御され、電池充放電装置16を介して以下の通り実行されるように構成されている。
冷凍車両1が停車中で、輸送用冷凍装置3が商用電源12または家庭用電源13Aに接続されて運転されている場合、電源容量に余裕があるため、蓄電池11の充電が必要と判断されると、電池充放電装置16を介して電力系統14からの電力で定電圧定電流充電が実行される。一方、接続されている電源が家庭用電源13Bの場合、電源容量の不足でブレーカが落ちる虞があるため、庫内温度が設定温度に到達しているか否かを判定し、未到達のときは、充電を見合わせ、庫内温度が設定温度に到達して電源容量に余裕が生じている場合のみ、電圧または電流を制限した状態で充電を行うようにしている。
また、コントローラ18には、キャビン内に設置されているコントローラ用操作盤21が接続されており、この操作盤21を介して、少なくとも設定温度、運行時間等の運行条件が入力可能とされている。運行条件としては、設定温度および運行時間に加えて、集配送場所数、日付・時刻、天候等の1つ以上を入力することが、運行中の必要電力の演算精度を高める上で望ましい。この操作盤21には、運行時間の残運行時間および蓄電池11の容量を表示する表示部22および蓄電池容量が必要電力を下回った場合、それを車両管理者に警告する警報部23が設けられている。
さらに、コントローラ18は、操作盤21から入力された設定温度、運行時間、集配送場所数、日付・時刻、天候等の運行条件と、運転状態検知センサ群20により検出された外気温度、庫内温度および蓄電池容量等の運転状態検知信号および扉付きバンボディ2の扉開閉スイッチ19からの扉開閉信号等とに基づいて、運行期間中における必要電力(=必要能力)を演算するとともに、演算された必要電力と蓄電池容量とに基づいて予め定められている運転マップにより運転仕様を調整し、冷凍装置駆動回路10を制御して輸送用冷凍装置3を自動制御運転する機能を担っている。
このコントローラ18による輸送用冷凍装置3の自動制御運転機能を、図3および図4に示される制御フローチャート図を用いて以下に詳しく説明する。
上記した設定温度、運行時間、集配送場所数、日付・時刻、天候等の運行条件並びに自動運転制御の有効、無効の選択が、運行開始前にキャビン内に設置されているコントローラ用操作盤21から入力される。冷凍車両1による運行が開始されると、まずステップS1において、操作盤21から入力した運行条件および自動運転制御の選択が読み込まれ、ステップS2に移行される。
ステップS2では、自動運転制御か否かが判定され、「有効(自動)」が選択されておれば、「YES」と判定されてステップS4に移行され、「無効」が選ばれておれば、「NO」と判定されてステップS3に移行される。ステップS3においては、運行条件や蓄電池容量等にかかわりなく、庫内温度が設定温度となるように、商用電源(商用電源12または家庭用電源13A,13B)を電源として輸送用冷凍装置3が最高効率で運転されることになる。一方、ステップS2で「有効(自動)」が選択されていると判定されると、ステップS4に移行され、蓄電池運転か否かが判定される。ここで、「YES」と判定された場合には、ステップS6に移行され、「NO」と判定された場合には、商用電源駆動と判定されてステップS3に移行される。
ステップS6では、ステップS5から運転状態検知センサ群20により検出された外気温度、庫内温度および蓄電池容量等の運転状態検知信号および扉付きバンボディ2の扉開閉スイッチ19からの扉開閉信号等が読み込まれ、これらの運転状態検知信号とステップS1で読み込まれている上記運行条件とから運行中において必要な電力(=必要能力)が演算される。この必要電力の演算は、予め設定されている演算用デーブル(図3参照)に基づいて演算される。ステップS6で必要電力の演算が終了すると、その時の残運行時間および蓄電池容量をステップS7で操作盤21の表示部22に表示した後、ステップS8に移行する。
ステップS8においては、ステップS7で演算された必要電力と蓄電池11の容量とに基づいて、予め定められている運転マップにより運転仕様を調整すべく、蓄電池容量が必要電力よりも大きいか否かを判定(蓄電池容量>必要電力?)する。ここで、「YES」と判定された場合、ステップS9に移行し、庫内温度が設定温度となるように蓄電池11を電源に輸送用冷凍装置3を最高効率で運転する。一方、「NO」と判定された場合、ステップS10に移行し、蓄電池容量が必要電力を下回っていることを操作盤21の警報部23を介して車両管理者(ユーザー)に警報するとともに、ステップS11において、消費電力を抑えた省電力運転仕様で輸送用冷凍装置3を運転する。
省電力運転仕様での運転は、下記(1)ないし(6)のいずれかによる単独運転もしくは複数の組み合わせ運転とされるようになっている。
(1)圧縮機駆動周波数の低減
(2)運行終了が近い場合のデフロスト運転の見送り
(3)サーモオン/オフ運転時のサーモオフ温度の上昇シフト
(4)コンデンサファンおよびエバポレータファンの回転数および/または運転個数の低減
(5)サーモオフ中のエバポレータファンの運転停止または断続運転
(6)バンボティ扉開放等による庫内温度上昇時の急速冷却運転モードの見送り
ステップS8ないしS11を介して必要電力および蓄電池容量に基づいて、予め定められている運転マップにより輸送用冷凍装置3の運転仕様を調整した後、ステップS12に移行し、運行時間タイマ、集配送場所数カウント等を減算する。その後、ステップS13に移行し、運行時間タイマが零か否かを判定し、「NO」の場合、ステップS4とS5との間に戻って上記動作を繰り返し、「YES」の場合、ステップS14に移行する。ステップS14では、集配送場所数が零か否かを判定し、「NO」の場合は、ステップS4とS5との間に戻って上記動作を繰り返し、「YES」の場合は、ステップS15に移行して運転を終了する。
以上のように、コントローラ18は、運行を開始する前に、操作盤21から入力された少なくとも設定温度、運行時間等の運行条件と、この運行条件と運転状態検出信号とから必要な電力を演算するとともに、この必要電力と蓄電池11の容量とに基づいて予め定められている運転マップにより運転仕様を調整し、冷凍装置駆動回路10を制御して輸送用冷凍装置3を自動制御運転する機能を備えている。また、上記した自動制御運転による運行中に、商用電源12等から電源供給された場合は、自動的もしくは任意に自動制御運転を解除し、高効率運転に切替えることができるようになっている。
斯くして、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
輸送用冷凍装置3は、冷凍車両1が走行中の場合、蓄電池(バッテリ)11から供給される電力で運転される。一方、冷凍車両1が停車中の場合、商用電源12もしくは家庭用電源13A,13Bが使用可能であれば、商用電源11もしくは家庭用電源13A,13Bからの電力で運転される。この際、蓄電池(バッテリ)11に対して充電が必要であれば、電池充放電装置16を介して蓄電池11に充電を行うことができる。
輸送用冷凍装置3のコントローラ10には、運行開始前に、キャビン内の操作盤21から設定温度、運行時間、集配送場所数、日付・時刻、天候等の運行条件が入力され、運行中には、外気温度センサ、庫内温度センサおよび蓄電池容量検出センサ等の運転状態検知センサ群20から外気温、庫内温度、蓄電池容量等の検出信号が入力されるとともに、バンボディ2の扉開閉スイッチ19からの開閉信号が入力される。コントローラ10は、これらの運行条件および運行状態検知信号に基づいて、運行中に必要な電力(=必要能力)を演算するとともに、この必要電力と蓄電池容量とに基づいて予め定められている運転マップにより運転仕様を調整し、冷凍装置駆動回路10を制御して輸送用冷凍装置3を自動制御運転する。
つまり、蓄電池容量が必要電力よりも大きい場合は、最高効率運転仕様で輸送用冷凍装置3を運転し、蓄電池容量が必要電力よりも小さい場合は、予め調整されている消費電力を抑えた省電力運転仕様、すなわち、上記した(1)圧縮機駆動周波数の低減、(2)運行終了が近い場合のデフロスト運転の見送り、(3)サーモオン/オフ運転時のサーモオフ温度の上昇シフト、(4)コンデンサファンおよびエバポレータファンの回転数および/または運転個数の低減、(5)サーモオフ中のエバポレータファンの運転停止または断続運転、(6)バンボティ扉開放等による庫内温度上昇時の急速冷却運転モードの見送り、のいずれかの単独運転もしくは複数の組み合わせ運転で運転されるようになっている。
従って、本実施形態によると、運行開始前に入力した運行条件に基づいて必要な電力を演算し、この必要電力と蓄電池容量とから運転仕様を調整することにより、蓄電池11の容量に余裕がある場合は、品温を維持しつつエネルギー消費効率を優先して高効率で運転し、蓄電池11の容量が低下してきた場合は、消費電力を抑えながら省電力運転仕様で運転することにより、少なくとも運行開始前に入力した運行時間中は、輸送用冷凍装置3を継続して自動制御運転することができる。このため、運行中における蓄電池11の容量低下による輸送用冷凍装置3の運転停止を防止し、荷物の品温を保持することによって輸送用冷凍装置3の信頼性の維持、向上を図ることができる。
また、運行条件として、設定温度および運行時間の他、集配送場所数、日付・時刻、天候等のいずれか1つまたは複数を入力するようにしているため、運行条件に基づいて運行中の必要電力を演算する際、運行時間中の必要電力をより高い精度で演算することが可能となる。従って、運行中に輸送用冷凍装置3が蓄電池11の容量低下で運転停止に陥ることがないように、精度よく自動制御運転することができる。
また、蓄電池11の容量が低下してきた場合は、上記(1)ないし(6)のいずれかの単独運転もしくは複数の組み合わせ運転で輸送用冷凍装置3を運転することにより、確実に消費電力を低減して輸送用冷凍装置3を省電力運転仕様で運転することができる。このため、運行時間中は輸送用冷凍装置3を確実に運転継続して蓄電池11の容量低下による運転停止を防止し、荷物の品温を維持することができる。
さらに、キャビン内に設けられているコントローラ用の操作盤21には、少なくとも運行時間の残運行時間および蓄電池容量を表示する表示部22と、蓄電池11の容量が必要電力を下回った場合、車両管理者(ユーザー)に警告を発する警報部23が設けられているため、車両管理者は運行中、常に表示部22の表示により運行時間の残運行時間や蓄電池の容量を確認しながら、集配送作業を行うことができ、蓄電池11の容量が必要電力を下回った場合には、警報部23による異常マークの点灯や点滅、アラーム音の発生、あるいは遠隔監視システムに接続されている場合は、該システムを通しての通報により、車両管理者に事態を認識させることができる。これにより、車両管理者は蓄電池11の容量不足等を判断し、必要に応じて蓄電池11を充電する等の処置を採ることにより、蓄電池11の容量低下による運転停止を防止して確実に荷物の品温を維持することができる。
また、本実施形態では、コントローラ18による自動制御運転中に商用電源12もしくは家庭用電源13A,13Bから電源が供給された場合、自動的もしくは任意に自動制御運転が解除可能とされている。このため、例えば運行途中に商用電源12等から電源が供給されることにより自動制御運転が不要となった場合、あるいは蓄電池11の容量と残運行時間から見て自動制御運転が不要と判断される場合には、自動的もしくは任意に自動制御運転を解除し、高効率運転に切替えることができる。従って、商用電源12等の有無や運行中の状況に応じて自動的もしくは任意に運転を切替え、輸送用冷凍装置3の運転を継続することにより、荷物の品温維持を優先しながら、蓄電池11の容量低下による運転停止を防止することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、蓄電池11の容量が低下した場合、上記省電力運転仕様項目(1)ないし(6)のいずれかの単独運転もしくは複数の組み合わせ運転で輸送用冷凍装置3を省電力運転仕様で運転するようにしているが、蓄電池11の残容量に応じて段階的に省電力運転仕様の項目を増やして行くようにしてもよい。
また、運転状態を検出するため、外気温センサを設け、外気温度を検出するようにしているが、外気温センサを省略し、冷凍装置には必ず設けられている高圧圧力センサの検出値によって代替してもよく、これにより、外気温センサを省き、コスト低減を実現することができる。
1 冷凍車両
2 バンボディ(冷却庫)
3 輸送用冷凍装置
10 冷凍装置駆動回路
11 蓄電池(バッテリ)
12 商用電源
13A 家庭用電源(商用電源)
13B 家庭用電源(商用電源)
18 コントローラ
21 コントローラ用操作盤
22 表示部
23 警報部

Claims (6)

  1. 商用電源もしくは冷凍装置用に搭載された蓄電池のいずれかを電源に運転される輸送用冷凍装置において、
    運行を開始する前に、少なくとも設定温度、運行時間等の運行条件を入力し、この運行条件と運転状態とから必要な電力を演算するとともに、該必要電力と前記蓄電池容量とに基づいて予め定められている運転マップにより運転仕様を高効率運転仕様または省動力運転仕様のいずれかに調整し、前記冷凍装置を自動制御運転するコントローラを備えていることを特徴とする輸送用冷凍装置。
  2. 前記コントローラは、前記蓄電池容量が前記必要電力よりも大きい場合、最高効率運転仕様で前記冷凍装置を運転し、前記蓄電池容量が前記必要電力よりも小さい場合、消費電力を抑えた省電力運転仕様で前記冷凍装置を運転可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の輸送用冷凍装置。
  3. 前記運行条件として、設定温度、運行時間等の他に、集配送場所数、日付・時刻、天候等のいずれか1つまたは複数が入力可能とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の輸送用冷凍装置。
  4. 前記省電力運転仕様は、
    (1)圧縮機駆動周波数の低減
    (2)運行終了が近い場合のデフロスト運転の見送り
    (3)サーモオン/オフ運転時のサーモオフ温度の上昇シフト
    (4)コンデンサファンおよびエバポレータファンの回転数および/または運転個数の低減
    (5)サーモオフ中のエバポレータファンの運転停止または断続運転
    (6)バンボティ扉開放等による庫内温度上昇時の急速冷却運転モードの見送り
    のいずれかによる単独運転もしくは複数の組み合わせ運転とされていることを特徴とする請求項2または3に記載の輸送用冷凍装置。
  5. 前記コントローラは、少なくとも前記運行時間の残運行時間および前記蓄電池容量を表示する表示部と、前記蓄電池容量が前記必要電力を下回った場合、車両管理者に警告する警報部とを備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の輸送用冷凍装置。
  6. 前記コントローラによる自動制御運転中に前記商用電源から電源供給された場合、自動的もしくは任意に自動制御運転が解除可能とされていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の輸送用冷凍装置。
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