JP5951348B2 - 輸送用冷凍装置およびそれを備えた車両 - Google Patents

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本発明は、輸送用冷凍装置およびそれを備えた車両に関するものである。
例えば、トレーラ用の陸上輸送用冷凍装置は、荷室(トレーラ)と運転室(ヘッドユニット)とが分離し、陸上輸送用冷凍装置の制御ユニット本体に表示操作基板(制御ユニット固定のコントローラ)を有しているため、トレーラの運転中は運転室から荷室内の運転状態を把握することができないという問題があった。こうした問題に対処するべく、従来、図5に示されるように、車両100における荷室2内の制御ユニット111側に固定で設けられる表示操作基板101とは別に、運転室3側から制御ユニット111を制御できる、運転室に固定された表示操作装置(運転室固定のコントローラ)102を設け、荷室2の制御ユニット111と運転室3のコントローラとの配線を結束するハーネスXを介して有線接続し、運転室3から荷室2内の制御ユニット111の運転状態を把握するという方法が提案されている。
また、下記特許文献1では、冷凍貯蔵庫本体の開閉ドアに各種スイッチを備えた着脱式の無線式コントローラを備え、冷凍貯蔵庫から離れた場所から無線式コントローラを操作することによって冷凍貯蔵庫の情報を取得したり、庫内温度設定を変更したりすることのできる低温貯蔵庫が開示されている。
特開2005−156135号公報
しかしながら、従来の方法では、荷室側の制御ユニットと運転室側のコントローラとは1対1に対応付けられておらず、荷室が異なる運転室と結合される度に制御ユニットが有するカレンダや設定情報等のデータと運転室のコントローラが有するデータとの同期をとる必要が生じ、使い勝手が良くなかった。また、特許文献1のように無線式コントローラを運転室に配置して使用するケースも考えられるが、運転室の付近は金属素材が多く用いられているので電磁波の反射、或いは吸収が生じ、無線通信が正常に行えない可能性があることから、無線式コントローラを運転室で使用するのは困難であるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、制御ユニットとコントローラとのデータの同期作業が不要であり、かつ、運転室でコントローラを使用できる輸送用冷凍装置およびそれを備えた車両を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、冷凍冷蔵用コンテナと、該冷凍冷蔵用コンテナを運搬するトラクタヘッドとを備える車両の輸送用冷凍装置であって、前記冷凍冷蔵用コンテナに設けられ、前記冷凍冷蔵用コンテナ内の冷却を制御する制御ユニットと、前記制御ユニットに対応付けて設けられ、無線通信によって前記制御ユニットを制御する無線式コントローラと、前記無線式コントローラと電気的に接続可能に配置され、前記トラクタヘッドの運転室外の後方に設けられる第1アンテナと、を具備し、前記無線式コントローラは、前記冷凍冷蔵用コンテナと着脱可能であり、かつ、前記トラクタヘッドの前記運転室内において前記第1アンテナと接続可能にさせる接続部と着脱可能とされ、前記トラクタヘッドの前記運転室において操作される場合に、前記第1アンテナを介して第1電磁波を用いて前記制御ユニットと無線通信する輸送用冷凍装置を提供する。
このような構成によれば、冷凍冷蔵用コンテナとそれを運搬するトラクタヘッドとを備える車両に用いられる輸送用冷凍装置において、冷凍冷蔵用コンテナに備えられる、冷却を制御する制御ユニットと、制御ユニットに対応付けられる無線式コントローラとが無線通信することにより、無線式コントローラから制御ユニットが制御され、無線式コントローラがトラクタヘッドの運転室において操作される場合には、トラクタヘッドの運転室外の後方に設けられる、第1アンテナを介して無線式コントローラから制御ユニットが無線通信によって制御される。
このように、無線式コントローラのアンテナがトラクタヘッドの運転室の後方に設けられるので、運転室内に無線式コントローラのアンテナが設置される場合と比較して、電波伝播の不具合発生を防ぐことができ、無線式コントローラと制御ユニットとの無線通信を確実に行うことができる。また、無線式コントローラは無線通信をするので、有線接続する場合のハーネスが不要となり、設備や接続が簡便となる。
さらに、無線式コントローラは、無線通信によって制御ユニットを制御するので、制御ユニット近傍で使用してもよいしトラクタヘッドの運転室から使用してもよく、無線通信ができる範囲内であれば無線式コントローラの使用場所は限定されず、1個の無線コントローラで対応可能となり、コスト削減に繋がる。なお、第1アンテナの設置位置は、トラクタヘッドの運転室外の後方窓が好適である。
上記輸送用冷凍装置の前記無線式コントローラは、前記第1アンテナと非接続状態にされた場合に、前記第1アンテナを介さず、第2電磁波を用いて前記制御ユニットと無線通信する第2アンテナを具備することが好ましい。
無線式コントローラが第1アンテナと非接続状態となった場合であっても、第2アンテナを介して第2電磁波を用いて制御ユニットの制御ができる。
上記輸送用冷凍装置の前記無線式コントローラは、前記第1電磁波および前記第2電磁波のうち少なくともどちらか一方を用いて前記制御ユニットと無線通信することが好ましい。
第1電磁波或いは第2電磁波によって制御ユニットと無線通信するので、例えば、第1電磁波と第2電磁波を異なる帯域の電磁波を使用する無線通信として設定しておくことにより、第1電磁波が使用できない場所(領域)では、第2電磁波を用いた通信を行わせるなどの対処ができ、通信経路を確保しやすくなる。
上記輸送用冷凍装置の前記無線式コントローラは、前記制御ユニットから読み出された設定情報およびカレンダ情報を格納する記憶手段を具備することとしてもよい。
制御ユニットに対応付けられる無線式コントローラに記憶手段が設けられるので、無線式コントローラの記憶手段に格納される情報(データ)は、対応付けられた制御ユニットに関する情報が格納されることとなる。従来、冷凍冷蔵コンテナ(制御ユニット)とヘッドユニット(ヘッドユニット側のコントローラ)との組み合わせが変更される度に、制御ユニット側とコントローラ側とのそれぞれが有するデータの同期作業が必要であったが、本発明では、無線式コントローラ内には、対応する制御ユニットのみのデータが格納されるので同期作業が不要となり、データ管理が1箇所で行える。また、制御ユニットに格納されていた情報を無線式コントローラの記憶手段に移行させておくことで、記憶手段に格納された各種情報の取り出しを制御ユニットから離れた場所(例えば、屋内)で行うことができる。
本発明は、上記いずれかに記載の輸送用冷凍装置を備える車両を提供する。
本発明は、制御ユニットとコントローラとのデータの同期作業が不要であり、かつ、運転室でコントローラを使用できるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る輸送用冷凍装置を備えた車両の概略構成を示した図である。 第1の実施形態に係る輸送用冷凍装置の機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る輸送用冷凍装置を備えた車両の概略構成を示した図である。 第2の実施形態に係る輸送用冷凍装置の機能ブロック図である。 従来の輸送用冷凍装置を備えた車両の概略構成を示した図である。
以下に、本発明に係る輸送用冷凍装置およびそれを備えた車両の実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施形態〕
図1には、本実施形態に係る輸送用冷凍装置10を備えた車両1の概略構成図が示されている。図1に示されるように、車両1は、輸送用の冷凍冷蔵コンテナ2と、冷凍冷蔵コンテナ2を運搬するトラクタヘッド3とを備えている。本実施形態に係る輸送用冷凍装置10は、冷凍冷蔵コンテナ2に設けられる制御ユニット11と、無線式コントローラ12と、トラクタヘッド3に設けられる第1アンテナ25とを備えている。
制御ユニット11は、冷凍冷蔵用コンテナ2内の冷却を制御する。
無線式コントローラ12は、制御ユニット11に対応付けて設けられ、無線通信によって制御ユニット11を制御する。なお、図1においては、無線式コントローラ12が、冷凍冷蔵コンテナ2に取り付けてあるものと、取り外されて車両1の紙面下側にあるものとの2つ記載されているが、これは着脱可能であることを示すためであり、実際には1つの制御ユニット11に対し、少なくとも1つの無線式コントローラ12を備えていればよい。
第1アンテナ25は、無線式コントローラ12と電気的に接続可能に配置され、トラクタヘッド3内の運転室(運転席)3a外の後方窓に設けられる。また、無線式コントローラ12が第1アンテナ25と電気的に接続され、トラクタヘッドの運転室3aから無線式コントローラ12が操作される場合に、第1アンテナ25は、第1電磁波30を用いて制御ユニット11と無線通信する。
図2には、本実施形態に係る輸送用冷凍装置10の機能ブロック図を示している。
制御ユニット11は、第3アンテナ41と、非常停止スイッチ42と、通信機器24bと、制御基板43と、駆動負荷44と、スイッチ入力45と、各種センサ46と、エンジン47とを備えている。
第3アンテナ41は、第1電磁波30を用いて、無線式コントローラ12に電気的に接続される第1アンテナ25と無線通信する。第3アンテナ41は、制御ユニット11に取り付けられている。
通信機器24bは、制御基板43と接続されており、制御基板43から出力される無線式コントローラ12に対する各種情報の送受信など、第3アンテナ41を介して無線通信するためのモジュールである。
制御基板43は、非常停止スイッチ42と、駆動負荷44と、スイッチ入力45と、各種センサ46と、エンジン47と接続されている。
非常停止スイッチ42は、例えば、緊急時、非常時などにおいて冷凍機の稼働を停止させる場合にユーザにより操作されるスイッチであり、無線式コントローラ12が制御ユニット11から取り外されており表示部20が近傍になくても操作可能なスイッチである。
駆動負荷44は、冷凍機のコンプレッサやファンの回転、膨張弁等の負荷を駆動させる場合の負荷である。
スイッチ入力45は、冷凍機の状態を検出するスイッチである。
各種センサ46は、温度を計測する温度センサを含む各種情報の計測センサである。
エンジン47は、冷凍機のコンプレッサやファンを回転させるエンジンである。
また、制御基板43は、制御部48と、エンジン制御部49と、検出部50と、設定記憶部51とを備えている。
制御部48は、検出部50によって検出された各種センサ46の計測値およびスイッチ入力45の状態に基づいて、冷凍冷蔵コンテナ2に設けられる図示しない冷凍機の冷却を制御する。また、制御部48は、設定情報の読み出し要求を取得した場合には設定記憶部51から要求に応じた情報を読み出して出力する等、要求に応じた応答の制御をする。
エンジン制御部49は、冷凍機に設けられるエンジン47を制御する。
検出部50は、各種センサ46の計測値を検出する。
設定記憶部51は、冷凍機に設定されている温度などの設定情報、カレンダ情報を含む運行データを記憶する。
また、制御ユニット11は、無線式コントローラ12を配置できるスペースを設けておくことが好ましい。これにより、運転室3aで冷凍機の運転状況を確認する必要がない場合には、運転者が、無線式コントローラ12を運転室3a側に持ち運ばず、制御ユニット11側に置いておくことができる。
無線式コントローラ12は、表示部20と、操作部21と、記憶部(記憶手段)22と、時間管理部23と、通信機器24aと、第1アンテナ25とを備えている。
操作部21は、制御ユニット11の管理者(ユーザ)によって操作され、制御ユニット11に対する温度などの設定情報の読み出し要求、設定情報の変更指令、カレンダの読み出し要求などの各種情報が入力される。
表示部20は、操作部21によって入力された操作内容、制御ユニット11から取得した情報などを、文字や画像によってユーザ側に提示する。これにより、ユーザは表示部20を確認することにより、制御ユニット11の状態を簡便に把握することができる。
記憶部22は、冷凍機が運転している場合の冷凍機運転状況およびコンテナ2内の温度データを運転データとして格納する。記憶部22は、運転中の冷凍機の運転データを格納することにより、対応付けられる制御ユニット11の最新の運転データを保有することができる。また、記憶部22は、制御ユニット11から読み出される冷凍機の設定温度を含む設定情報およびカレンダ情報などをも格納する。
時間管理部23は、記憶部22に格納されているカレンダ情報に基づいて必要な運転、設定等のデータを抽出する。
第1アンテナ25は、第1電磁波30を用いて冷凍冷蔵コンテナ2の第3アンテナ41と無線通信する。第1アンテナ25は、運転室3a外の後方窓に取り付けられる形態であればよく、例えば、フィルム状のアンテナが用いられる。
通信機器24aは、無線式コントローラ12と接続されており、無線式コントローラ12から出力される制御ユニット11に対する制御指令の送信、およびその応答の受信など、第1アンテナ25を介して無線通信するためのモジュールである。
また、運転室3aには、無線式コントローラ12と第1アンテナ25とを電気的に接続するための接続部(図示略)が設けられている。接続部と通信機器24aと第1アンテナ25とは、ケーブル等で接続されており、接続部に無線式コントローラ12を接続することにより第1アンテナ25との電気的接続を確保し、無線式コントローラ12の操作部21を介して入力された情報は、通信機器24aおよび第1アンテナ25を介して、制御ユニット11に出力されるようになっている。例えば、接続部は、無線式コントローラ12を置くことで接続させ、第1アンテナ25との電気的接続を確保し、かつ、充電が可能なスタンド形式のものであってもよい。なお、第1アンテナ25、通信機器24a、接続部、およびそれらを接続するケーブルは、車両1に常設しておくことが好ましい。
次に、本実施形態に係る輸送用冷凍装置10の作用について説明する。
制御ユニット11に取り付けられていた無線式コントローラ12が、ユーザによって取り外され、トラクタヘッド3の運転室3a内の接続部に接続されると、無線式コントローラ12と通信機器24aと第1アンテナ25とが電気的に接続される。ユーザによって、運転室3aの無線式コントローラ12の操作部21が操作され、制御ユニット11内の設定情報の読み出し指令が入力されると、第1アンテナ25を介して第1電磁波30が送信され、制御ユニット11に読み出し指令が出力される。
制御ユニット11の第3アンテナ41が第1電磁波30を受信し、通信機器24bを介して読み出し指令が取得されると、設定記憶部51に記憶されている設定情報が読み出され、第3アンテナ41を介して第1電磁波30が送信され、無線式コントローラ12に設定情報が出力される。第1アンテナ25は第1電磁波30を受信し、通信機器24aを介して設定情報が取得されると、無線式コントローラ12の表示部20に、取得した設定情報が提示(表示)される。ユーザは、表示部20に提示された設定情報を確認する。
また、無線式コントローラ12は、制御ユニット11と対応付けて(組み合わせて)用いられるので、制御ユニット11が異なる車両に取り付けられる場合には、無線式コントローラ12は、制御ユニット11が取り外された車両1の運転室3aから取り外され、制御ユニット11が新たに取り付けられる車両のトラクタヘッド3の運転室3aに取り付けられる。
このように、ユーザが運転室3aから無線式コントローラ12を操作する場合には、接続部を介して電気的に接続され、かつ、運転室3a外の後方窓に取り付けられた第1アンテナ25を介して制御ユニット11と無線通信を行うことにより、運転室内で生じると推定される電波伝搬の不具合なく、確実に無線通信することができる。
以上説明してきたように、本実施形態に係る輸送用冷凍装置10およびそれを備えた車両1によれば、冷凍冷蔵用コンテナ2に備えられる、冷却を制御する制御ユニット11と、制御ユニット11に対応付けられる無線式コントローラ12とが無線通信することにより、無線式コントローラ12から制御ユニット11が制御され、無線式コントローラ12がトラクタヘッド3の運転室3aにおいて操作される場合には、トラクタヘッド3の運転室外の後方窓に設けられる、第1アンテナ25を介して無線式コントローラ12から制御ユニット11が無線通信によって制御される。
このように、無線式コントローラ12から送受信される電磁波のアンテナ(第1アンテナ25)がトラクタヘッド3の運転室3a外の後方窓に設けられるので、運転室3a内に無線式コントローラ12のアンテナが設置される場合と比較して、電波伝播の不具合発生を防ぐことができ、無線式コントローラ12と制御ユニット11との無線通信を確実に行うことができる。また、無線式コントローラ12は無線通信をするので、冷凍冷蔵コンテナ2とトラクタヘッド3とを有線接続する場合のハーネス(接続コネクタ)が不要となり、設備や接続が簡便となる。
〔第2の実施形態〕
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。本第2の実施形態に係る輸送用冷凍装置の概略構成は、図3および図4を用いて説明する。本実施形態は、第1の実施形態に係る輸送用冷凍装置の構成に加えて、図4に示されるように、第2アンテナ26を備える点で、第1の実施形態と異なる。本実施形態の輸送用冷凍装置について、第1の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
図3は、本実施形態に係る輸送用冷凍装置10を備える車両1の概略構成を示している。本実施形態に係る輸送用冷凍装置10は、冷凍冷蔵コンテナ2がトラクタヘッド3から取り外されている場合を例に挙げて図3で図示しているが、これに限定されず、冷凍冷蔵コンテナ2がトラクタヘッド3に取り付けられている場合であってもよい。
図3に示されるように、輸送用冷凍装置10は、制御ユニット11と無線式コントローラ12とを備えている。
無線式コントローラ12は、上記第1の実施形態で記載した構成に加え、第2アンテナ26および図示しない通信機器を備えている。
第2アンテナ26は、無線式コントローラ12がトラクタヘッド3の運転室外の後方窓に取り付けられた第1アンテナと非接続状態にされた場合に、第1アンテナを介さず、第2電磁波を用いて制御ユニット11と無線通信する。
また、無線式コントローラ12は、第1電磁波および第2電磁波のうち少なくともどちらか一方を用いて制御ユニットと無線通信する。具体的には、無線式コントローラ12は、第1アンテナ25と電気的に接続可能とされた場合には、第1アンテナ25を介して第1電磁波を用いて制御ユニット11と無線通信し、第1アンテナ25と非接続状態とされた場合には、第2アンテナ26を介して第2電磁波31を用いて制御ユニット11と無線通信する。
ここで、第2電磁波31は、第1電磁波30と同じ帯域の電磁波、或いは、同じ種類の無線通信方式の電磁波であってもよいし、第1電磁波30と異なる帯域の電磁波、或いは、異なる種類の無線通信方式の電磁波であってもよい。
次に、本実施形態に係る輸送用冷凍装置10の作用について説明する。本実施形態においては、無線式コントローラ12は、トラクタヘッド3の運転室3a内の接続部には接続させず、制御ユニット11の第4アンテナ60と通信可能な距離を保った領域において使用される場合を例に挙げる。
制御ユニット11に取り付けられていた無線式コントローラ12が、ユーザによって取り外され、第4アンテナ60と通信可能な領域において、無線式コントローラ12の操作部21が操作され、制御ユニット11内の設定情報の読み出し指令が入力されると、第2アンテナ26を介して第2電磁波31が送信され、制御ユニット11に読み出し指令が出力される。
制御ユニット11の第4アンテナ60が第2電磁波31を受信し、通信機器24bを介して読み出し指令が取得されると、設定記憶部51に記憶されている設定情報が読み出され、第4アンテナ60を介して第2電磁波31が送信され、無線式コントローラ12に設定情報が出力される。第2アンテナ26は第2電磁波31を受信し、通信機器24aを介して設定情報が取得されると、無線式コントローラ12の表示部20に、取得した設定情報が提示(表示)される。ユーザは、表示部20に提示された設定情報を確認する。
このように、無線式コントローラ12がトラクタヘッド3の運転室3a外の後方窓に取り付けられた第1アンテナと非接続状態にされた状態であり、かつ、制御ユニット11に設けられる第4アンテナ60と第2電磁波の送受信可能な領域から無線式コントローラ12を操作する場合には、第2アンテナ26を介して制御ユニット11と無線通信を行うことができる。
以上説明してきたように、本実施形態に係る輸送用冷凍装置およびそれを備えた車両によれば、無線式コントローラ12が第1アンテナ25と非接続状態となった場合であっても、第2アンテナ26を介して第2電磁波31を用いて制御ユニット11と無線通信できるので、第1アンテナ25と接続されていなくても無線通信によって制御ユニット11の制御ができる。
また、第1電磁波30或いは第2電磁波31によって制御ユニットと無線通信するので、例えば、第1電磁波30と第2電磁波31を異なる帯域の電磁波を使用する無線通信として設定しておくことにより、第1電磁波30が使用できない場所(領域)では、第2電磁波31を用いた通信を行わせるなどの対処ができ、通信経路を確保しやすくなる。或いは、第1電磁波30と第2電磁波31とを同じ帯域の同じ無線通信方式を使用する無線通信として設定した場合には、制御ユニット11側の第3アンテナ41と第4アンテナ60とを共通にすることができるので、制御ユニット11を簡素化できる。
無線式コントローラ12は、無線通信によって制御ユニット11を制御するので、制御ユニット11近傍で使用してもよいしトラクタヘッド3の運転室3aから使用してもよく、無線通信ができる範囲内であれば無線式コントローラの使用場所は限定されず、1個のコントローラで対応可能となり、コスト削減に繋がる。
1 車両
2 冷凍冷蔵コンテナ
3 トラクタヘッド
3a 運転室
10 輸送用冷凍装置
11 制御ユニット
12 無線式コントローラ
22 記憶部(記憶手段)
25 第1アンテナ
26 第2アンテナ
30 第1電磁波
31 第2電磁波

Claims (5)

  1. 冷凍冷蔵用コンテナと、該冷凍冷蔵用コンテナを運搬するトラクタヘッドとを備える車両の輸送用冷凍装置であって、
    前記冷凍冷蔵用コンテナに設けられ、前記冷凍冷蔵用コンテナ内の冷却を制御する制御ユニットと、
    前記制御ユニットに対応付けて設けられ、無線通信によって前記制御ユニットを制御する無線式コントローラと、
    前記無線式コントローラと電気的に接続可能に配置され、前記トラクタヘッドの運転室外の後方に設けられる第1アンテナと、を具備し、
    前記無線式コントローラは、前記冷凍冷蔵用コンテナと着脱可能であり、かつ、前記トラクタヘッドの前記運転室内において前記第1アンテナと接続可能にさせる接続部と着脱可能とされ、前記トラクタヘッドの前記運転室において操作される場合に、前記第1アンテナを介して第1電磁波を用いて前記制御ユニットと無線通信する輸送用冷凍装置。
  2. 前記無線式コントローラは、前記第1アンテナと非接続状態にされた場合に、前記第1アンテナを介さず、第2電磁波を用いて前記制御ユニットと無線通信する第2アンテナを具備する請求項1に記載の輸送用冷凍装置。
  3. 前記無線式コントローラは、前記第1電磁波および前記第2電磁波のうち少なくともどちらか一方を用いて前記制御ユニットと無線通信する請求項2に記載の輸送用冷凍装置。
  4. 前記無線式コントローラは、前記制御ユニットから読み出された設定情報およびカレンダ情報を格納する記憶手段を具備する請求項1から請求項3のいずれかに記載の輸送用冷凍装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の輸送用冷凍装置を備える車両。
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