JP5737959B2 - コイン状部材払出装置 - Google Patents
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Description
合成樹脂製のベース部材(3)と、
前記ベース部材(3)に形成したベース面(6)上に回転可能に配置されており、コイン状部材(M)を受け入れ可能な複数の分離孔(8a)を備えた合成樹脂製の払出ロータ(8)と、
前記ベース部材(3)における前記払出ロータ(8)の外周側の部位に形成した払出口(15)と、
前記ベース部材(3)の定まった位置に配置あるいは形成されており、前記払出ロータ(8)の回転に伴って、各分離孔(8a)に受け入れたコイン状部材(M)を前記ベース面(6)に沿って前記払出口(15)に向けて案内する固定側ガイド部材(16)と、
前記固定側ガイド部材(16)に対して離れる方向に移動可能であり、当該固定側ガイド部材(16)の側に向けて付勢されており、当該固定側ガイド部材(16)によって前記払出口(15)に向けて案内されるコイン状部材(M)によって前記固定側ガイド部材(16)から離れる方向に押されて一時的に移動する可動側ガイド部材(18)と、
前記ベース部材(3)に形成されており、前記固定側ガイド部材(16)および前記可動側ガイド部材(18)の間を通過したコイン状部材(M)を前記払出口(15)に案内する払出通路(14)と、
前記払出通路(14)の通路面における、前記払出口(15)から払い出されるコイン状部材(M)に接触する部位に配置されている払出口導電部材(21)と、
を有しており、
前記払出口導電部材(21)は、前記払出通路(14)を規定している前記ベース部材(3)の凹部(13)の底面部分の全幅に亘って前記払出口(15)に至るまで配置され
ている導電性の金属板であり、
前記払出通路(14)を通って前記払出口(15)からコイン状部材(M)が払い出され終わるまで、当該コイン状部材(M)の円形端面と前記払出口導電部材(21)との接触状態が維持されることを特徴としている。
図1は本実施の形態に係るメダル払出装置の分解斜視図であり、図2は図1のメダル払出装置を一部断面で示す側面図である。これらの図を参照して説明すると、メダル払出装置1は合成樹脂製の装置架台2を備えており、この装置架台2の上面には前傾状態で合成樹脂製の矩形輪郭のベース部材3が取り付けられている。ベース部材3の上面4の中央部分には円形凹部5が形成されており、当該円形凹部5の底面は全体として平坦なベース面6となっている。このベース面6の中心からは当該ベース面6に直交する状態に回転軸7が突出している。この回転軸7には、円形凹部5に収まる径の円盤状の払出ロータ8が同心状態に固定されている。装置架台2の内部にはモーターおよび減速機構からなる回転駆動機構7Aが組み込まれており、回転駆動機構7Aによって回転軸7が回転駆動され、これにより、払出ロータ8が円形凹部5内において回転するようになっている。
図3は、メダル払出装置1において、ホッパー9を取り外して、ベース部材3の上面4およびその円形凹部5に配置されている払出ロータ8を示す上面図である。図3も参照して説明すると、払出ロータ8には、その厚さ方向に貫通している円形の分離孔8aが同一円上に等角度間隔に形成されており、本例では6個の分離孔8aが形成されている。各分離孔8aの内周面は、その払出ロータ8の回転方向Aとは反対側の部分が傾斜内周面8bとなっており、この傾斜内周面8bがホッパー9の円形開口部11から各分離孔8aにメダルMをガイドするためのガイド面やロック等の逃げとなっている。
図1、図3から分かるように、円形凹部5における装置左側の外周側部分には、当該円形凹部5に連続してベース部材3の上面4における端まで延びている凹部13が形成されている。この凹部13と、これに対峙するホッパー9の傾斜底面10の左端部分とによって、メダルMを外部に払い出すための払出通路14が形成されており、当該払出通路14の先端開口が払出口15となっている。払出通路14は、本例では、凹部13とホッパー9の平坦な傾斜底面部分とによって規定されているが、払出通路14は、例えば、傾斜底面部分を凹状にし、ベース部材3の上面4を平坦面としても形成することができる。また、払出通路14を、ベース部材3の上面側部分に形成したスリットによって規定することもでき、本例のような凹部13に限定されるものではない。
次に、払出ロータ8の回転によりメダルMを1枚ずつ分離して払出口15から払い出す動作においては、メダルMが合成樹脂製の払出ロータ8と擦れ合って静電気を帯びる。また、合成樹脂製のベース部材3に形成されているベース面6および内周面5aに沿って搬送される間に、これらと擦れ合って静電気を帯びる。さらには、払出通路14を規定している合成樹脂製のベース部材3の凹部13および合成樹脂製のホッパー9の傾斜底面10の部分における払出通路14に面している部分と擦れ合って静電気を帯びる。そこで、メダル払出装置1ではメダルMの静電気を次のように接地側に逃がすようにしている。
以上説明したように、本実施の形態のメダル払出装置1においては、ベース側導電部材22と、固定側ガイド部材16(ガイド用導電部材)と、払出口導電部材21とが備わっている。これらの導電部材の目的、作用効果を以下に纏めて説明する。
なお、本実施の形態に係るメダル払出装置1では、メンテナンスなどの作業においてホッパー9をベース部材3の上面4に対して簡単な操作によって着脱できるようにしてある。この着脱機構について説明すると、図1から分かるように、ホッパー9の傾斜底面10には、その円形開口部11の内周縁に沿って、当該円形開口部11と略同一内径のロータガイドリング31が同心状態にネジ止め固定されている。このロータガイドリング31には、一定幅の円弧状係止板31aが、所定幅の切り欠き溝31bを挟み、所定の角度を張る状態に形成されている。
2 装置架台
3 ベース部材
4 上面
5 円形凹部
5a 内周面
6 ベース面
7 回転軸
7A 回転駆動機構
8 払出ロータ
8a 分離孔
8b 傾斜内周面
8c ガイド用段差面
9 ホッパー
10 傾斜底面
11 円形開口部
12 メダル投入口
13 凹部
14 払出通路
15 払出口
16 固定側ガイド部材
16a、16b ガイド用端面
16c 固定側ガイド部材の底部
17 ガイド用段差面
18 可動側ガイドピン(可動側ガイド部材)
18a バネ部材
19 円弧溝
20 メダル検出部
21 払出口導電部材
22 ベース側導電部材
22a 円弧板部分
22b 折り曲げ板部分
23、25 取付ネジ
24 第1架台導電部材
26 第2架台導電部材
31 ロータガイドリング
31a 円弧状係止板
31b 切り欠き溝
32 係止爪
33 ロックレバー
33a ロックレバーの後端
33b ロック爪
M メダル
A 払出ロータの回転方向
B ホッパー取り付け時の回転方向
C ホッパー取り外し時の回転方向
Claims (4)
- 合成樹脂製のベース部材(3)と、
前記ベース部材(3)に形成したベース面(6)上に回転可能に配置されており、コイン状部材(M)を受け入れ可能な複数の分離孔(8a)を備えた合成樹脂製の払出ロータ(8)と、
前記ベース部材(3)における前記払出ロータ(8)の外周側の部位に形成した払出口(15)と、
前記ベース部材(3)の定まった位置に配置あるいは形成されており、前記払出ロータ(8)の回転に伴って、各分離孔(8a)に受け入れたコイン状部材(M)を前記ベース面(6)に沿って前記払出口(15)に向けて案内する固定側ガイド部材(16)と、
前記固定側ガイド部材(16)に対して離れる方向に移動可能であり、当該固定側ガイド部材(16)の側に向けて付勢されており、当該固定側ガイド部材(16)によって前記払出口(15)に向けて案内されるコイン状部材(M)によって前記固定側ガイド部材(16)から離れる方向に押されて一時的に移動する可動側ガイド部材(18)と、
前記ベース部材(3)に形成されており、前記固定側ガイド部材(16)および前記可動側ガイド部材(18)の間を通過したコイン状部材(M)を前記払出口(15)に案内する払出通路(14)と、
前記払出通路(14)の通路面における、前記払出口(15)から払い出されるコイン状部材(M)に接触する部位に配置されている払出口導電部材(21)と、
を有しており、
前記払出口導電部材(21)は、前記払出通路(14)を規定している前記ベース部材(3)の凹部(13)の底面部分の全幅に亘って前記払出口(15)に至るまで配置されている導電性の金属板であり、
前記払出通路(14)を通って前記払出口(15)からコイン状部材(M)が払い出され終わるまで、当該コイン状部材(M)の円形端面と前記払出口導電部材(21)との接触状態が維持されることを特徴とするコイン状部材払出装置(1)。 - 請求項1において、
前記ベース部材(3)を支持している合成樹脂製の装置架台(2)と、
前記装置架台(2)に取り付けた接地用の架台側導電部材(24、25、26)とを有し、
前記払出口導電部材(21)は前記架台側導電部材に電気的に接続されていることを特徴とするコイン状部材払出装置(1)。 - 請求項1または2において、
前記ベース部材(3)の上にはコイン状部材(M)を貯蔵する合成樹脂製のホッパー(9)が取り付けられており、
前記払出ロータ(8)の各分離孔(8a)は、前記ホッパー(9)の底部開口部(11)からコイン状部材(M)を受け入れ可能であり、
前記払出通路(14)および前記払出口(15)は、前記ベース部材(3)と前記ホッパー(9)の底面部分(10)の間に形成されており、
前記払出口導電部材(21)は、前記ホッパー(9)の前記底面部分(10)にも配置されていることを特徴とするコイン状部材払出装置(1)。 - 請求項1または2において、
前記固定側ガイド部材(16)におけるコイン状部材(M)が接触する部分(16a、16b)にはガイド側導電部材が配置されており、
前記ベース面(6)には、前記払出ロータ(8)の回転に伴って前記払出通路(14)の側に搬送されるコイン状部材(M)に接触するベース側導電部材(22a)が配置されており、
前記払出口導電部材(21)、前記ガイド側導電部材(16a、16b)および前記ベース側導電部材(22a)は相互に電気的に接続されていることを特徴とするコイン状部材払出装置(1)。
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Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2010024662 | 2010-02-05 | ||
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JP2011007915A Active JP5737959B2 (ja) | 2010-02-05 | 2011-01-18 | コイン状部材払出装置 |
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2011
- 2011-01-18 JP JP2011007915A patent/JP5737959B2/ja active Active
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