JP5736694B2 - 制御装置及び方法、並びに電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置及び方法、並びに電源装置に関し、特に、充電時間を短縮させることができるようにした制御装置及び方法、並びに電源装置に関する。
従来より、複数のセルブロックを直列に接続して充電する充電方法としては、各セルブロックの電圧を検出して、規定電圧以上となるセルブロックを放電することで、複数のセルブロックをセルバランスさせながら充電させる方法が知られている。
この様なセルバランス制御と称される制御では、全てのセルブロックの電圧を均一に揃えて、理想的な状態にバランスさせながら充電することが要求される。
セルバランス制御としては、セルブロックの電圧が所定の電圧以上となった場合に、一定時間充電を継続した後、該当セルブロックのみ放電を開始する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、セルブロックの電圧が所定の電圧を超えた場合に、システム全体の充電を停止して、該当セルブロックの放電を開始する方法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−176520号公報 特開2002−58170号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法であると、個々のセルブロックを独立に制御するため、セルバランス制御中に、放電対象セルブロックの電圧と、充電対象セルブロックの電圧とが等しくなるときがあるが、これを無視して個々に放電と充電を続けてしまう。ここで、仮に所定電圧以上となった場合の一定時間充電継続を止めたとしても、図7のようになる(特許文献1に開示された方法では図7よりさらに長期化する)。つまり、セルバランスがとれる瞬間があるにもかかわらず、積極的にセルバランスをとる制御ではないため、結果として、個々のセルブロックの電圧のバランスが均衡するまでに、ある程度の時間を要することになる。
また、特許文献2に開示された方法は、システムの全体の充電を停止してから該当セルブロックの放電を開始する方式であるため、システムの充電を持続したまま、該当セルブロックのみを放電する方式とは異なっている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、セルバランス制御により、直列に接続された複数のセルブロックの充電を行うに際して、その充電時間を短縮させることができるようにするものである。
本発明の一側面の制御装置は、1又は複数の二次電池の電池セルから構成されるセルブロックであって、直列に接続された複数のセルブロックを、セルバランスさせながら充電させる制御手段を備え、前記制御手段は、各セルブロックの電圧を検出する検出手段と、検出される各セルブロックの電圧のうちの最大電圧を順次更新する更新手段と、前記複数のセルブロックのうち、検出される電圧と更新される最大電圧との電圧幅が、あらかじめ定められた放電対象電圧幅以内となるセルブロックを、当該セルブロックに充電された電力を熱に変換して電圧を減少させることで放電させる放電手段とを有する。
前記制御手段は、検出される各セルブロックの最大電圧と最小電圧との電圧幅が、あらかじめ定められた規定電圧幅以内に収まるように、セルバランス制御を行う。
前記放電対象電圧幅と前記規定電圧幅は、前記規定電圧幅 ≧ 前記放電対象電圧幅の関係を有する。
前記制御手段は、検出された各セルブロックの電圧が、あらかじめ定められた規定最大電圧以上となった場合、前記複数のセルブロックの充電を停止させる。
本発明の一側面の制御方法は、1又は複数の二次電池の電池セルから構成されるセルブロックであって、直列に接続された複数のセルブロックを、セルバランスさせながら充電させる制御手段を備える制御装置の制御方法において、前記制御手段が、各セルブロックの電圧を検出し、検出される各セルブロックの電圧のうちの最大電圧を順次更新し、前記複数のセルブロックのうち、検出される電圧と更新される最大電圧との電圧幅が、あらかじめ定められた放電対象電圧幅以内となるセルブロックを、当該セルブロックに充電された電力を熱に変換して電圧を減少させることで放電させる。
本発明の制御装置及びその制御方法においては、各セルブロックの電圧が検出され、検出される各セルブロックの電圧のうちの最大電圧が順次更新され、複数のセルブロックのうち、検出される電圧と更新される最大電圧との電圧幅が、あらかじめ定められた放電対象電圧幅以内となるセルブロックが、当該セルブロックに充電された電力を熱に変換して電圧を減少させることで放電させられる。
本発明の一側面の電源装置は、1又は複数の二次電池の電池セルから構成されるセルブロックであって、直列に接続された複数のセルブロックと、前記複数のセルブロックを充電させる充電手段と、前記複数のセルブロックを、セルバランスさせながら充電させる制御手段とを備え、前記制御手段は、各セルブロックの電圧を検出する検出手段と、検出される各セルブロックの電圧のうちの最大電圧を順次更新する更新手段と、前記複数のセルブロックのうち、検出される電圧と更新される最大電圧との電圧幅が、あらかじめ定められた放電対象電圧幅以内となるセルブロックを、当該セルブロックに充電された電力を熱に変換して電圧を減少させることで放電させる放電手段とを有する。
本発明の電源装置においては、各セルブロックの電圧が検出され、検出される各セルブロックの電圧のうちの最大電圧が順次更新され、複数のセルブロックのうち、検出される電圧と更新される最大電圧との電圧幅が、あらかじめ定められた放電対象電圧幅以内となるセルブロックが、当該セルブロックに充電された電力を熱に変換して電圧を減少させることで放電させられる。
本発明によれば、充電時間を短縮させることができる。
本発明を適用した電源装置の一実施の形態の構成を示す図である。 セルバランス制御の詳細を説明するフローチャートである。 第1のシミュレーションの結果(放電対象電圧幅20mV,同一インピーダンス)を示す図である。 第2のシミュレーションの結果(放電対象電圧幅30mV,同一インピーダンス)を示す図である。 第3のシミュレーションの結果(放電対象電圧幅20mV,異なるインピーダンス)を示す図である。 第4のシミュレーションの結果(放電対象電圧幅0mV,異なるインピーダンス)を示す図である。 従来のセルバランス制御による電圧特性を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
[電源装置の構成例]
図1は、本発明を適用した電源装置の一実施の形態の構成を示す図である。
電源装置1は、例えば無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)等の電源装置である。この電源装置1は、図1に示すように、制御回路11、放電回路12、セルブロック13−1乃至13−N、及び充電スイッチ14から構成される。また、電源装置1は、+端子15−1,−端子15−2によって、充電電源部2の+端子、−端子に電気的に接触し、着脱自在に充電電源部2に装着される。
充電電源部2からの電力は、それらの端子を介して直列に接続されたセルブロック13−1乃至13−Nに供給される。セルブロック13−1乃至13−Nは、充電電源部2からの電力により充電される。なお、以下の説明では、セルブロック13−1乃至13−Nを区別する必要がない場合、単に、セルブロック13と称して説明する。
セルブロック13は、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池などの充電可能な二次電池の電池セルから構成される。すなわち、セルブロック13は、例えば、1又は複数の二次電池の電池セルを、直列又は並列に接続した電池セルの組から構成される。
制御回路11は、直列に接続されたセルブロック13−1乃至13−Nを、セルバランスさせながら充電させる。制御回路11には、セルブロック13−1乃至13−Nに対応して、ADC21−1乃至21−Nが設けられており、ADC21−1乃至21−Nによって、対応するセルブロック13の電圧が検出される。制御回路11は、ADC21−1乃至21−Nによるセルブロック13の電圧の検出結果に基づいて、放電回路12のスイッチング素子31−1乃至31−Nのオンオフを制御するための制御信号を、放電回路12に供給する。
直列に接続されたセルブロック13−1乃至13−Nには、それぞれ、放電回路(図1では、セルブロック13−1乃至13−Nのそれぞれに対応する放電回路をまとめて放電回路12と記述している)が並列に接続されている。
例えば、セルブロック13−1には、スイッチング素子31−1、放電抵抗32−1、及び抵抗33−1からなる放電回路が並列に接続されている。この放電回路では、スイッチング素子31−1と放電抵抗32−1とは直列に接続され、スイッチング素子31−1は、制御回路11から抵抗33−1を介して供給される制御信号に応じて、オンオフのスイッチング動作を行う。これにより、制御回路11からの制御信号に応じて、スイッチング素子31−1がオフからオンに切り換えられた場合、接続しているセルブロック13−1の電圧が、放電抵抗32−1により放電される。
また、セルブロック13−2乃至13−Nと並列に接続された各放電回路は、上述したセルブロック13−1と並列に接続された放電回路と同様に構成される。すなわち、放電回路12は、制御回路11からの制御信号に応じて、スイッチング素子31−1乃至31−Nをスイッチング動作させることで、直列に接続されたセルブロック13−1乃至13−Nのうち、対応する所定のセルブロック13を、対応する放電抵抗32−1乃至32−Nにより放電させる。
また、制御回路11は、ADC21−1乃至21−Nによるセルブロック13−1乃至13−Nの電圧の検出結果に基づいて、セルブロック13−1乃至13−Nのうちの所定のセルブロック13が、あらかじめ定められた所定の電圧以上となった場合、充電スイッチ14をオフさせるための制御信号を、充電スイッチ14に供給する。
充電スイッチ14は、制御回路11から供給される制御信号に応じて、オンオフのスイッチング動作を行う。すなわち、充電スイッチ14がオンとなる場合、充電電源部2からの電力は、直列に接続されたセルブロック13−1乃至13−Nに供給され、セルブロック13−1乃至13−Nの充電が行われる。一方、制御回路11からの制御信号に応じて、充電スイッチ14がオンからオフに切り換えられた場合、充電電源部2からの電力の供給が停止されるため、セルブロック13−1乃至13−Nの充電が停止される。
このように、充電スイッチ14は、制御回路11により制御されて、セルブロック13−1乃至13−Nの充放電を切り換える。すなわち、制御回路11及び充電スイッチ14は、充電回路として機能している。
以上のようにして、電源装置1は構成される。
[セルバランス制御]
次に、図2のフローチャートを参照して、図1の制御回路11により実行されるセルバランス制御の詳細について説明する。
電源装置1において、セルブロック13−1乃至13−Nに対する充電が開始されると(ステップS11)、制御回路11では、ADC21−1乃至21−Nによって、対応するセルブロック13−1乃至13−Nの電圧が検出される(ステップS12)。
ステップS13において、制御回路11は、ADC21−1乃至21−Nによって検出された電圧のうちの最大電圧が、規定最大電圧以上となるか否かを判定する。
この規定最大電圧は、セルブロック13の電圧が、規定された電圧以上とならないようにするためにあらかじめ設定される。規定最大電圧としては、例えば3.6Vが設定され、この場合、3.6V以上の電圧となるセルブロック13は過電圧となる。
ステップS13において、最大電圧が規定最大電圧未満であると判定された場合、処理は、ステップS12に戻り、充電中のセルブロック13−1乃至13−Nの電圧の検出が継続して行われる。
そして、セルブロック13−1乃至13−Nに対する充電が行われることで、ステップS13において、検出されたセルブロック13の電圧のうちの最大電圧が、規定最大電圧以上になったと判定された場合、処理は、ステップS14に進む。
ステップS14において、制御回路11は、ADC21−1乃至21−Nによって検出された電圧のうちの最大電圧と最小電圧との電圧幅が、規定電圧幅以上となるか否かを判定する。
この規定電圧幅は、製品の規格などにより決定される電圧幅であって、セルバランス制御では、検出された最大電圧と最小電圧との電圧幅が、規定電圧幅に収まるように制御が行われる。規定電圧幅としては、例えば30mVが設定される。
ステップS14において、検出された最大電圧と最小電圧との電圧幅が規定電圧幅以上となると判定された場合、セルバランスが崩れているため、ステップS15において、制御回路11は、セルバランス制御を開始する。セルバランス制御が開始されると、制御回路11は、ADC21−1乃至21−Nによって検出されたセルブロック13−1乃至13−Nの中に、検出された電圧と最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅以内となるセルブロック13が存在するか否かを判定する。
ここで、放電対象電圧幅とは、最大電圧を基準電圧としたときに、その最大電圧から所定の電圧幅以内の電圧となるセルブロック13を、放電対象とするために設定される電圧幅である。この放電対象電圧幅としては、例えば20mVや30mVが設定され、例えば最大電圧が3.6V、放電対象電圧幅が20mVである場合、3.6Vから3.58V(3.6V−20mV)までの範囲内の電圧となるセルブロック13が、放電されることになる。
ステップS16において、最大電圧との電圧幅が放電対象電圧幅以内となるセルブロック13が存在しないと判定された場合、処理は、ステップS17に進む。ステップS17において、制御回路11は、最大電圧となるセルブロック13のみを放電させる。
例えば、セルブロック13−1乃至13−Nのうち、最大電圧となるのがセルブロック13−1である場合、制御回路11は、セルブロック13−1を放電させるために、スイッチング素子31−1をオンさせるための制御信号を、スイッチング素子31−1に供給する。すると、スイッチング素子31−1は、制御回路11からの制御信号に応じてオンされ、セルブロック13−1に充電された電力が、放電抵抗32−1によって熱に変換される。その結果、最大電圧となる、セルブロック13−1の電圧を減少させることが可能となる。
一方、ステップS16において、最大電圧との電圧幅が放電対象電圧幅以内となるセルブロック13が存在すると判定された場合、処理は、ステップS18に進む。ステップS18において、制御回路11は、最大電圧との電圧幅が放電対象電圧幅以内となる全てのセルブロック13を放電させる。
例えば、セルブロック13−1乃至13−Nのうち、最大電圧との電圧幅が放電対象電圧幅以内となるのがセルブロック13−2とセルブロック13−3である場合、制御回路11は、制御信号をスイッチング素子31−2とスイッチング素子31−3に供給する。すると、スイッチング素子31−2とスイッチング素子31−3は、それぞれ、制御回路11からの制御信号に応じてオンされ、セルブロック13−2とセルブロック13−3に充電された電力が、放電抵抗32−2と放電抵抗32−3によってそれぞれ熱に変換される。また、このとき、最大電圧となるのがセルブロック13−1である場合、制御回路11は、スイッチング素子31−1を制御して、セルブロック13−1の電圧を減少させる。
その結果、最大電圧となる、セルブロック13−1の電圧を減少させるだけでなく、その最大電圧の近傍、すなわち、過電圧状態に近い電圧(例えば3.6Vから3.58Vまでの範囲内の電圧)となる、セルブロック13−2とセルブロック13−3の電圧を減少させることが可能となる。
ステップS17又はS18によって、所定のセルブロック13の放電が終了すると、処理は、ステップS19に進み、ADC21−1乃至21−Nによって、対応するセルブロック13−1乃至13−Nの電圧が検出される(ステップS19)。
ステップS20において、制御回路11は、ADC21−1乃至21−Nによって検出された電圧の中から、最大となる電圧を最大電圧とすることで、最大電圧を更新する。
すなわち、ステップS17又はS18によって、所定のセルブロック13の放電が行われると、セルブロック13−1乃至13−Nの最大電圧が変化するので、最大電圧を順次更新する。つまり、各セルブロック13は、その内部インピーダンスの違いにより放電特性が必ずしも一致せず、若干異なるのが一般的である。そのため、例えばステップS12において最大電圧として検出されたセルブロック13−1の電圧が、常に最大電圧になるとは限らないので、セルバランス制御を行っている最中は、最大電圧を常に更新している(ステップS20)。
そして、制御回路11は、その更新後の最大電圧と、最小電圧との電圧幅が、規定電圧幅以上となるか否かを判定する(ステップS21)。この規定電圧幅は、ステップS14の判定処理で用いられた規定電圧幅と同一の値であり、例えば30mVが設定される。つまり、ステップS21の判定処理によって、ステップS17又はS18による放電が行われた後に、セルバランスが取れるようになったかを判定する。
ステップS21において、更新後の最大電圧と最小電圧との電圧幅が、規定電圧幅以上となると判定された場合、まだ、セルバランスが崩れているため、ステップS16に戻り、ステップS16乃至S21の処理が繰り返される。すなわち、ステップS16乃至S21の処理が繰り返されることで、最大電圧とその最大電圧に近い電圧となるセルブロック13が放電されるので、徐々に最大電圧と最小電圧との差がなくなり、その電圧幅が規定電圧幅未満となって、セルブロック13−1乃至13−Nの電圧が均衡することになる。
なお、このセルバランス制御中に、順次更新される最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅以内となるセルブロック13が新たに検出された場合には、新たに検出されたセルブロック13をも放電対象として、放電を開始させることになる。
そして、ステップS16乃至S21の処理が繰り返されることで、更新後の最大電圧と最小電圧との電圧幅が、規定電圧幅未満になったと判定された場合(ステップS21の「No」)、処理は、ステップS22に進む。ステップS22において、制御回路11は、セルバランス制御を終了し、処理は、ステップS23に進む。
また、セルバランス制御を行う前から検出された最大電圧と最小電圧との電圧幅が規定電圧幅未満となる場合(ステップS14の「No」)、セルブロック13−1乃至13−Nの電圧が均衡しており、セルバランス制御を行う必要がないので、処理は、ステップS23に進む。そして、電源装置1においては、セルブロック13−1乃至13−Nに対する充電が終了される(ステップS23)。
以上のように、制御回路11によって、セルブロック13−1乃至13−Nの電圧の中の最大電圧を順次更新しながら、その最大電圧を基準電圧としたときに、その最大電圧との電圧幅が放電対象電圧幅以内となるセルブロック13を放電させる、セルバランス制御が行われる。
すなわち、複数のセルブロック13を個々に放電させるのではなく、検出される電圧と更新される最大電圧との電圧幅が放電対象電圧幅以内となったセルブロック13の放電を順次開始するため、結果として、個々に放電を開始する方法と比べて、セルバランス制御の処理時間を短縮することが可能となる。その結果、充電時間を短縮させることができる。
[シミュレーションの結果の説明]
次に、図3乃至図6を参照して、本発明の実施の形態によるセルバランス制御(図2)により、具体的にどのくらい処理時間を短縮することができるのかについて、本出願人により実施されたシミュレーションの結果を用いて説明する。
なお、図3乃至図6のシミュレーションにおいては、シミュレーション条件として、8個のセルブロック13−1乃至13−8が設けられ、それらのセルブロック13の充電開始時の電圧は、3.43Vから3.5Vまでの範囲で、0.1V刻みで設定されている。また、セルブロック13−1乃至13−8の内部インピーダンスであるが、図3,図4のシミュレーションでは、全てのセルブロック13で内部インピーダンスが同一となる場合、図5,図6のシミュレーションでは、全てのセルブロック13で内部インピーダンスが異なる場合についてそれぞれ説明する。
また、図3乃至図6のシミュレーションにおいては、シミュレーション条件として、規定最大電圧には、3.6Vが設定され、規定電圧幅には、30mVが設定されているものとする。したがって、各シミュレーションでは、3.6Vで過電圧となり、セルブロック13−1乃至13−8の全ての電圧が30mV以内に収まった時点で、それらの電圧が均衡しているとして、セルバランス制御が終了されるものとする。また、放電対象電圧幅については、図3乃至図6のシミュレーションごとに異ならせている。
まず、図3を参照して、第1のシミュレーションの結果(放電対象電圧幅20mV,同一インピーダンス)について説明する。
なお、図3において、水平方向の軸は、時間[min]を表しており、時間の方向は、図中左から右に向かう方向とされている(吹き出し内の時刻t1〜t5は、その吹き出し内の動作が行われた時刻を示す)。また、垂直方向の軸は、電圧[V]を表しており、図中上にいくほど、電圧のレベルが高くなる。なお、これらの軸の関係については、後述する図4乃至図6についても同様とされる。
先に述べたように、セルブロック13−1乃至13−8(図中の電圧特性グラフではセル1乃至8と略記している)は、その充電開始時の電圧が、セルブロック13−8を3.43Vとして、3.5Vとなるセルブロック13−1まで、0.1V刻みで設定されている。この状態から充電を開始すると、セルブロック13−1乃至13−8は同一インピーダンスとなるので、等間隔で電圧が上昇し、時刻t1において、充電開始時の電圧が最も高いセルブロック13−1の電圧が、規定最大電圧(3.6V)に到達し、過電圧状態となる。
これにより、セルブロック13−1の放電が開始されるが、このとき、セルバランス制御により、セルブロック13−1の電圧(最大電圧)との電圧幅が、放電対象電圧幅(20mV)以内となるセルブロック13−2とセルブロック13−3についても放電する。これにより、セルブロック13−1乃至13−3の電圧は、時刻t1をピークに降下に転じる。
そして、セルバランス制御によって、最大電圧を順次更新しながら、その最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅(20mV)以内となるセルブロック13を新たに検出する処理が継続して行われる。すると、時刻t2において、セルブロック13−4の電圧と最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅(20mV)以内となる。これにより、セルブロック13−4についても放電が開始され、その電圧が時刻t2をピークに降下に転じる。同様にして、時刻t3ではセルブロック13−5、時刻t4ではセルブロック13−6について、それぞれ、最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅(20mV)以内となり、放電が開始され、それらのセルブロック13の電圧が降下に転じる。
このように、セルブロック13−1乃至13−6の放電が順次開始され、セルブロック13−7とセルブロック13−8の電圧が上昇し続けると、充電開始から17分後(時刻t5)に、セルブロック13−1乃至13−8の全ての電圧が30mV以内に収まる。これにより、それらの電圧が均衡しているとして、セルバランス制御は終了する。
次に、図4を参照して、第2のシミュレーションの結果(放電対象電圧幅30mV,同一インピーダンス)について説明する。
第2のシミュレーションの結果は、第1のシミュレーションの結果(図3)と比べて、放電対象電圧幅が、20mVから30mVに変った点が異なっているが、それ以外の条件については同様である。
すなわち、時刻t1において、充電開始時の電圧が最も高いセルブロック13−1の電圧が、規定最大電圧(3.6V)に到達し過電圧状態となると、その最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅(30mV)以内となるセルブロック13−2乃至13−4の放電が、セルブロック13−1の放電とともに開始される。そして、セルバランス制御が継続して行われ、時刻t2ではセルブロック13−5、時刻t3ではセルブロック13−6、時刻t4ではセルブロック13−7について、それぞれ、最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅(30mV)以内となり、放電が開始される。
このように、セルブロック13−1乃至13−7の放電が順次開始され、セルブロック13−8の電圧が上昇し続けると、充電開始から17分後(時刻t5)に、セルブロック13−1乃至13−8の全ての電圧が30mV以内に収まる。これにより、それらの電圧が均衡しているとして、セルバランス制御は終了する。
以上、図3、図4のシミュレーションの結果を参照して説明したように、セルブロック13−1乃至13−7を個々に放電させるのではなく、最大電圧との電圧幅が放電対象電圧幅以内(図3の20mV,図4の30mV)となったセルブロック13の放電を順次開始して、積極的にセルバランスをとる制御を行うため、結果として、個々に放電を開始する方法と比べて、セルバランス制御の処理時間を短縮することが可能となる。
すなわち、個々のセルブロックを独立に制御する方法であると、セルバランス制御中に、放電対象セルブロックの電圧と、充電対象セルブロックの電圧とが等しくなるときがあるが、これを無視して個々に放電と充電を続けてしまう。つまり、セルバランスがとれる瞬間があるにもかかわらず、積極的にセルバランスをとる制御ではないため、結果として、個々のセルブロックの電圧のバランスが均衡するまでに、ある程度の時間を要することになる。一方、図3、図4のシミュレーションの結果から明らかなように、最大電圧との電圧幅が放電対象電圧幅以内(20mV,30mV)となったセルブロック13の放電を順次開始して、積極的にセルバランスをとる制御を行うことで、個々に放電を開始する方法と比べて、セルバランス制御の処理時間を短縮することができる。
また、図3、図4のシミュレーションの結果を参照して説明したように、セルブロック13−1乃至13−8が同一インピーダンスとなる場合、放電対象電圧幅を変えても、その収束時間には影響しないこととなる。その理由としては、セルブロック13−1乃至13−8の電圧が規定電圧幅内に収まるまでの収束時間は、最大電圧と最小電圧に依存するものであって、インピーダンスが同一であれば、電圧が一番高いセルブロック13と、一番低いセルブロック13が変更されないため、収束時間に影響は出ないこととなる。
このように、セルブロック13−1乃至13−Nで内部インピーダンスが同一となる場合には、個々に放電を開始する方法と比べて、セルバランス制御の処理時間を短縮することが可能となるものの、放電対象電圧幅を変更しても、セルバランス制御の処理時間には影響がないことになる。
次に、図5を参照して、第3のシミュレーションの結果(放電対象電圧幅20mV,異なるインピーダンス)について説明する。
先に述べたように、セルブロック13−1乃至13−8は異なるインピーダンスとなるので、電圧の上昇の幅が等間隔とならないが、時刻t1において、充電開始時の電圧が最も高いセルブロック13−1の電圧が、規定最大電圧(3.6V)に到達し、過電圧状態となる。これにより、セルブロック13−1の放電が開始されるが、このとき、セルバランス制御により、セルブロック13−1の電圧(最大電圧)との電圧幅が、放電対象電圧幅(20mV)以内となるセルブロック13−2についても放電する。これにより、セルブロック13−1とセルブロック13−2の電圧は、時刻t1をピークに降下に転じる。
そして、セルバランス制御によって、最大電圧を順次更新しながら、その最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅(20mV)以内となるセルブロック13を新たに検出する処理が継続して行われる。すると、時刻t2において、セルブロック13−3の電圧と最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅(20mV)以内となる。これにより、セルブロック13−3についても放電が開始され、その電圧が降下に転じる。同様にして、時刻t3ではセルブロック13−4、時刻t4ではセルブロック13−5、時刻t5ではセルブロック13−6、時刻t6ではセルブロック13−7について、それぞれ、最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅(20mV)以内となり、放電が開始され、それらのセルブロック13の電圧が降下に転じる。
このように、セルブロック13−1乃至13−7の放電が順次行われ、セルブロック13−8の電圧が上昇し続けると、充電開始から16.5分後(時刻t7)に、セルブロック13−1乃至13−8の全ての電圧が30mV以内に収まる。これにより、それらの電圧が均衡しているとして、セルバランス制御は終了する。
次に、図6を参照して、第4のシミュレーションの結果(放電対象電圧幅0mV,異なるインピーダンス)について説明する。
第4のシミュレーションの結果は、第3のシミュレーションの結果(図5)と比べて、放電対象電圧幅が、20mVから0mVに変った点が異なっているが、それ以外の条件については同様である。
すなわち、時刻t1において、充電開始時の電圧が最も高いセルブロック13−1の電圧が、規定最大電圧(3.6V)に到達し過電圧状態となると、セルブロック13−1の放電が開始される。このとき、その最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅(0mV)以内(すなわち、最大電圧と同一の電圧)となるセルブロック13が存在しないため、セルブロック13−1のみが放電される。
そして、セルバランス制御が継続して行われ、時刻t2乃至時刻t6において、セルブロック13−2乃至13−6について、それぞれ、最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅(0mV)以内(すなわち、最大電圧)となり、放電が開始される。
このように、セルブロック13−1乃至13−6の放電が順次行われ、セルブロック13−7とセルブロック13−8の電圧が上昇し続けると、充電開始から18分後(時刻t7)に、セルブロック13−1乃至13−8の全ての電圧が30mV以内に収まる。これにより、それらの電圧が均衡しているとして、セルバランス制御は終了する。
以上、図5、図6のシミュレーションの結果を参照して説明したように、セルブロック13−1乃至13−8が異なるインピーダンスとなる場合、放電対象電圧幅を変えると、その収束時間に影響が出ることとなる。すなわち、インピーダンスが異なる場合には、放電対象電圧幅0mV(図6)であると、常に、最大電圧となるセルブロック13が変っていくことになる。一方、放電対象電圧幅20mV(図5)のように、電圧幅を持たせると、電圧が一番高いセルブロック13以外のセルブロック13についても放電することで、放電しにくい(放電速度の遅い)セルブロック13を先に放電させることができるため、最大電圧となるセルブロック13の更新が行われず、結果として処理時間が短縮される。
このように、セルブロック13−1乃至13−Nで内部インピーダンスが異なる場合には、個々に放電を開始する方法と比べて、セルバランス制御の処理時間を短縮することが可能となるのみならず、放電対象電圧幅を変更して、セルバランス制御の処理時間を短縮することが可能となる。
なお、実際には、セルブロック13−1乃至13−8のインピーダンスが同一であるということはほぼ無く、図5、図6のシミュレーションの結果が現実的であると言える。したがって、放電対象電圧幅を設定することは、処理時間の短縮に影響することとなる。
ただし、放電対象電圧幅(例えば20mVや30mV)は、上述した規定電圧幅(例えば30mV)よりも低く設定する必要があるため、放電対象電圧幅と、規定電圧幅との関係は、例えば、次の式(1)のように表すことができる。
規定電圧幅 ≧ 放電対象電圧幅・・・(1)
なお、放電対象電圧幅が大きいほど、セルブロック13−1乃至13−8の電圧が規定電圧幅内に収まるまでの収束時間を短くすることが可能となるので、式(1)において、放電対象電圧幅と規定電圧幅とが同一となる場合に、セルバランス制御の処理時間を最も短縮させることができる。
以上のように、本発明の実施の形態では、直列に接続された複数のセルブロック13−1乃至13−Nから検出される最大電圧との電圧幅が、放電対象電圧幅以内となるセルブロック13が存在する場合、そのセルブロック13を、最大電圧となるセルブロック13とともに放電させる。そして、最大電圧を順次更新しながら、最大電圧と最小電圧との電圧幅が、規定電圧幅内に収まるまで、このセルバランス制御を繰り返すことにより、セルバランス制御に要する時間を短縮することができるので、結果として、充電時間を短縮することができる。
特に、充電開始時において各セルブロック13の電圧が大幅に異なるような場合には、セルブロック13を個々に制御する方法では、セルバランスを取れない可能性があるが、本発明の実施の形態では、最大電圧と最小電圧との電圧幅に全てのセルブロック13の電圧が収まるように積極的な制御を行うため、高精度にセルバランス制御を行うことが可能となる。
また、セルバランス制御においては、セルブロック13の電圧が、所定の規定最大電圧(例えば3.6V)を超えた場合には、そのセルブロック13だけでなく、放電対象電圧幅以内となるセルブロック13についても同時に放電を開始するため、過電圧状態に近いセルブロック13をあらかじめ放電させることができる。その結果、セルブロック13に負荷をかけることなく、安全な制御を行うことができる。なお、先に述べた、引用文献1では、所定電圧を超えたのちも一定時間の充電を行うため、電池の内部インピータンスによっては危険な過電圧状態に陥ってしまう可能性があり、安全な制御であるとは言えない。
さらに、本発明の実施の形態では、セルバランスの判定に最大電圧と最小電圧との電圧幅(規定電圧幅)を規定することにより、セルバランス制御による、全てのセルブロックの電圧が、この規定電圧幅に収まることになる。この規定電圧幅を可変にすることで、セルバランスの精度を自由に決定することができる。
なお、本発明の実施の形態においては、充電時に、セルブロック13の電圧が過電圧状態となったとき、制御回路11が、充電スイッチ14をオフして、充電電源部2からの電力を停止してもよいし、充電スイッチ14をオンのままにしておいて、充電電源部2からの電力を停止しないようにしてもよい。すなわち、本発明は、電源装置のシステム構成に依存せずに、過電圧時に充電を停止するシステム、又は過電圧時に充電を継続してセルブロックの放電を行うシステムのいずれにも適用することができる。
なお、本明細書において、図2のフローチャートに示したステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 電源装置, 2 充電電源部, 11 制御回路, 12 放電回路, 13−1乃至13−N セルブロック, 14 充電スイッチ, 21−1乃至21−N ADC, 31−1乃至31−N スイッチング素子, 32−1乃至32−N 放電抵抗, 33−1乃至33−N 抵抗

Claims (6)

  1. 1又は複数の二次電池の電池セルから構成されるセルブロックであって、直列に接続された複数のセルブロックを、セルバランスさせながら充電させる制御手段を備え、
    前記制御手段は、
    各セルブロックの電圧を検出する検出手段と、
    検出される各セルブロックの電圧のうちの最大電圧を順次更新する更新手段と、
    前記複数のセルブロックのうち、検出される電圧と更新される最大電圧との電圧幅が、あらかじめ定められた放電対象電圧幅以内となるセルブロックを、当該セルブロックに充電された電力を熱に変換して電圧を減少させることで放電させる放電手段と
    を有する
    制御装置。
  2. 前記制御手段は、検出される各セルブロックの最大電圧と最小電圧との電圧幅が、あらかじめ定められた規定電圧幅以内に収まるように、セルバランス制御を行う
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記放電対象電圧幅と前記規定電圧幅は、
    前記規定電圧幅 ≧ 前記放電対象電圧幅の関係を有する
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御手段は、検出された各セルブロックの電圧が、あらかじめ定められた規定最大電圧以上となった場合、前記複数のセルブロックの充電を停止させる
    請求項1に記載の制御装置。
  5. 1又は複数の二次電池の電池セルから構成されるセルブロックであって、直列に接続された複数のセルブロックを、セルバランスさせながら充電させる制御手段を備える制御装置の制御方法において、
    前記制御手段が、
    各セルブロックの電圧を検出し、
    検出される各セルブロックの電圧のうちの最大電圧を順次更新し、
    前記複数のセルブロックのうち、検出される電圧と更新される最大電圧との電圧幅が、あらかじめ定められた放電対象電圧幅以内となるセルブロックを、当該セルブロックに充電された電力を熱に変換して電圧を減少させることで放電させる
    制御方法。
  6. 1又は複数の二次電池の電池セルから構成されるセルブロックであって、直列に接続された複数のセルブロックと、
    前記複数のセルブロックを充電させる充電手段と、
    前記複数のセルブロックを、セルバランスさせながら充電させる制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    各セルブロックの電圧を検出する検出手段と、
    検出される各セルブロックの電圧のうちの最大電圧を順次更新する更新手段と、
    前記複数のセルブロックのうち、検出される電圧と更新される最大電圧との電圧幅が、あらかじめ定められた放電対象電圧幅以内となるセルブロックを、当該セルブロックに充電された電力を熱に変換して電圧を減少させることで放電させる放電手段と
    を有する
    電源装置。
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