JP5735609B2

JP5735609B2 - Ｍｄｔログを報告する方法及び移動通信装置

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Publication number: JP5735609B2
Application number: JP2013220350A
Authority: JP
Inventors: 呉　志祥; 志祥呉
Original assignee: 宏達國際電子股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2010-06-15
Filing date: 2013-10-23
Publication date: 2015-06-17
Anticipated expiration: 2031-06-15
Also published as: EP2555556A1; CN102291756A; KR20110136757A; US9380483B2; KR101297032B1; JP2014053937A; JP5563526B2; TW201204079A; US8594657B2; JP2012005123A; US20160066206A1; EP2941042B1; US9226187B2; KR20130023293A; EP2555556B1; US20110306345A1; EP2941042A1; TWI433562B; KR101352281B1; EP2398270A3

Description

本発明は、ドライブ試験の省力化（ＭｉｎｉｍｉｚａｔｉｏｎｏｆＤｒｉｖｅＴｅｓｔ、ＭＤＴ）に関するものであって、特に、ＭＤＴログを報告する方法及び移動通信装置に関するものである。

通常の移動通信環境中、ユーザー装置（ＵＥ）は、サービスネットワークのセルラー局により、一つ、又は、それ以上のサービスネットワークと、音声、及び／又は、データ信号の通信を実行する。ＵＥとサービスネットワーク間の無線通信は、様々な無線技術、例えば、広帯域符号分割多元接続（ＷＣＤＭＡ）技術、符号分割多元接続２０００（ＣＤＭＡ２０００）技術、時分割同期符号分割多元接続（ＴＤ−ＳＣＤＭＡ）技術、ワイマックス（ＷｉＭＡＸ）技術、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）技術等に準拠する。

ＭＤＴは、ユーザー装置により実行される測量とデータロギング活動の集合で、オペレータが遠隔通信ネットワークで実行しなければならない人工ドライブ試験を代替する。ＭＤＴは、物理位置に対し、ネットワークパフォーマンスを評価し、様々な遠隔通信システム、例えば、高速パケットアクセス（ＨＳＰＡ）とＬＴＥシステムに応用される。よって、遠隔通信システムで、ＭＤＴログを報告する方法及び通信装置が必要とされる。

本発明は、ＭＤＴログを報告する方法及び移動通信装置を提供することを目的とする。

複数のセルを含むサービスネットワークの移動通信装置によりＭＤＴログを報告する方法の実施形態が開示される。本方法は、移動通信装置により、ＭＤＴログの要求メッセージの受信後、サービングセルにより、ＭＤＴログをサービスネットワークに伝送するステップと、移動通信装置により、ＭＤＴログの伝送を終了し、サービスネットワーク中の第一セルから第二セルへのサービングセルの変化に対応するステップと、を含む。

サービスネットワークの移動通信装置によりＭＤＴログを報告する方法の別の実施形態が開示される。本方法は、移動通信装置により、サービスネットワークからのＭＤＴログの第一要求メッセージを受信するステップと、移動通信装置により、ＭＤＴログの一部からなる第一応答メッセージをサービスネットワークへ伝送して、第一要求メッセージに対応するステップと、を含み、第一応答メッセージは、ＭＤＴログ報告が終了したか、又は、少なくとも一部のＭＤＴログが有効であるかを示す。サービスネットワークの移動通信装置によりＭＤＴログを報告する方法の別の実施形態が開示される。本方法は、移動通信装置により、サービスネットワークからのＭＤＴログの要求メッセージを受信するステップと、移動通信装置により、それぞれ、ＭＤＴログの一部からなる少なくとも二つの応答メッセージをサービスネットワークへ伝送し、要求メッセージに対応するステップと、を含む。

遠隔通信システムで、ＭＤＴログを報告する方法及び装置が提供される。

本発明の実施形態による移動通信環境を示す図である。本発明の実施形態による別の移動通信環境を示す図である。公知のＭＤＴログ報告のメッセージシーケンスチャートである。本発明の実施形態によるＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法メッセージシーケンスチャートである。本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。本発明の実施形態による移動通信装置のＭＤＴログ報告方法を示すフローチャートである。本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。本発明の実施形態による移動通信装置のＭＤＴログ報告方法を示すフローチャートである。本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法メッセージシーケンスチャートである。本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。

図１は、本発明の実施形態による移動通信環境を示す図である。移動通信環境１は、ＵＭＴＳ地上波無線アクセスネットワーク（ＵＴＲＡＮ）１２とコアネットワーク１４を含むユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム（ＵＭＴＳ）ネットワークであり、ＵＴＲＡＮ１２はＮｏｄｅＢ基地局１２０ａと１２０ｂ、無線ネットワークコントローラー（ＲＮＣ）１２２ａと１２２ｂを含む。各ＮｏｄｅＢは複数のアンテナ（図示しない）に結合され、各アンテナは、特定領域を被覆する、又は、特定のネットワークオペレータの無線範囲を提供し、ここでセルと称される。ＵＭＴＳネットワーク中、移動通信装置１０は、ＷＣＤＭＡ技術に基づいて、無線Ｕｕインターフェースにより、ＮｏｄｅＢ１２０ａ、又は、１２０ｂと接続状態で、ＮｏｄｅＢは、ＡＴＭ技術に基づいて、Ｉｕインターフェースにより、ＲＮＣｓ１２２ａ、又は、１２２ｂに結合され、ＩｕｂインターフェースはｎｏｄｅＢ基地局とＲＮＣ間で用いられ、ＩｕｒインターフェースはＲＮＣ間で用いられる。ＵＴＲＡＮ１２と移動通信装置１０間の無線接続を提供するセルはサービングセルと称され、移動通信装置１０とＵＴＲＡＮ１２間のＲＲＣ接続を担当するＲＮＣはサービングＲＮＣ（ＳＲＮＣ）と称される。ＲＮＣｓ１２２ａと１２２ｂは、更に、ＩｕＣＳとＩｕＰＳインターフェースにより、コアネットワーク１４に結合され、それぞれ、回路交換（ＣＳ）サービスとパケット交換（ＰＳ）サービスにアクセスする。コアネットワーク（ＣＮ）１４は、ＣＳベースネットワークとＰＳサービスドメインの二個のサービスドメインを含み、ＣＳサービスドメインはＣＳベースネットワーク、例えば、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）、又は、総合デジタル通信網（ＩＳＤＮ）とインターフェースで接続し、ＰＳサービスドメインは、インターネットプロトコル（ＩＰ）ベースのネットワーク、例えば、インターネットとインターフェースで接続する。

図２は、本発明の実施形態による別の移動通信環境を示す図である。移動通信環境２は、進化型ＵＴＲＡＮ（ＥＵＴＲＡＮ）２２とコアネットワーク２４を含むＬＴＥシステムである。ＥＵＴＲＡＮ２２は進化型ＮｏｄｅＢｓ（ｅＮＢ）２２０ａと２２０ｂを有し、Ｘ２インターフェースにより互いに通信し、Ｓ１インターフェースにより、コアネットワーク２４に結合される。移動通信装置２０はｅＮＢ２２０ａ、又は、２２０ｂと連接する。コアネットワーク２４は、ＬＴＥシステムで、ＰＳサービスドメインだけを含む。各ｅＮＢは複数のアンテナに結合され、各アンテナは特定領域を被覆する、又は、特定のネットワークオペレータの無線範囲を提供するのに関与する。直接、移動通信装置２０と通信するセルはサービングセルと称される。

図１中の移動通信装置１０と図２中の移動通信装置２０は、通信に用いられるあらゆる装置で、例えば、ハンドホールド携帯電話、ブロードバンドネットワークアダプターを配備するラップトップ型コンピュータ、又は、通信可能なその他の装置である。移動通信装置１０は、制御モジュール１０２と通信モジュール１００を含み、移動通信装置２０は、制御モジュール２０２と通信モジュール２００を含む。制御モジュール１０２と２０２は、ハードウェアを有し、デジタル信号処理、符号化と復号化等を含むベースバンド信号処理を実行する。通信モジュール１００と２００はハードウェアを有し、アナログデジタル変換（ＡＤＣ）、デジタルアナログ変換（ＤＡＣ）、利得調整、変調、復調等を実行する。通信モジュール１００と２００は、それぞれ、ＮｏｄｅＢ１２０とｅＮＢ２２０から、ＲＦ信号を受信して、受信されたＲＦ信号を、それぞれ、制御モジュール１０２と２０２により処理されるベースバンド信号にダウンコンバートするか、又は、それぞれ、制御モジュール１０２と２０２から、ベースバンド信号を受信して、受信したベースバンド信号をＲＦ信号にアップコンバートして、アップリンク伝送する。無線周波数は、ＷＣＤＭＡシステムで用いられる９００ＭＨｚ、１９００ＭＨｚ、又は、２１００ＭＨｚ、又は、ＬＴＥシステムで用いられる９００ＭＨｚ、２１００ＭＨｚ、又は、２．６ＧＨｚ、又は、その他の無線アクセス技術に基づく。制御モジュール１０２と２０２は、それぞれ、通信モジュール１００と２００、及び、その他の機能性素子、例えば、ＭＭＩ（ｍａｎ−ｍａｃｈｉｎｅｉｎｔｅｒｆａｃｅ）となるディスプレイユニット、及び／又は、キーパッド、アプリケーションのプログラムコードや技術を保存するストレージユニット等の操作を制御する。移動通信装置１０は３ＧＰＰＴＳ２５．３３１規格とＷＣＤＭＡ技術のその他の関連規に準拠するＵＥであり、移動通信装置２０は３ＧＰＰＴＳ３６．３３１規格とＬＴＥ技術のその他の関連する規格に準拠するＵＥであるが、本発明はこれに限定されない。

ＭＤＴは二種類あり、即ち、即時のＭＤＴとＬｏｇｇｅｄＭＤＴである。即時のＭＤＴは、移動通信装置により、ＣＯＮＮＥＣＴＥＤ状態下で実行される測量、並びに、測量をｅＮＢ／ＲＮＣに報告するのに関する機能であり、ｅＮＢ／ＲＮＣは、報告状態時に有効である。ＬｏｇｇｅｄＭＤＴは、設定された環境が満たされる時、移動通信装置により、ＩＤＬＥ状態下で実行される測量に関する機能で、収集された測量（以下で、ＭＤＴ測量とも称する）は、測量ログ（ＭＤＴログとも称される）に保存され、後の時間点で、ｅＮＢ／ＲＮＣに報告するのに用いられる。ＭＤＴログは、一つのＭＤＴ測量、又は、複数のＭＤＴ測量を含む。移動通信装置（１０、又は、２０）は、ＣＯＮＮＥＣＴＥＤ状態下で、ＬｏｇｇｅｄＭＤＴ設定で設定されて、ＩＤＬＥ状態下で、ＬｏｇｇｅｄＭＤＴ測量を実行する。移動通信装置（１０、又は、２０）は、サービングセルと隣接セルに対し測定された結果であるＭＤＴ測量を受け取り、ＭＤＴ測量をそのメモリ要素中で保留する。接続確立期間、移動通信装置（１０、又は、２０）は、ＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＳｅｔｕｐＣｏｍｐｌｅｔｅメッセージ中の一つのビットインジケーターの手段により、ＭＤＴログの有用性を示し、図３は、公知のＭＤＴログ報告のメッセージシーケンスチャートである。ＲＲＣ接続確立工程の完了時、移動通信装置は、ＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＳｅｔｕｐＣｏｍｐｌｅｔｅメッセージ中で、ＭＤＴログの有用性を示す（Ｓ３００）。インジケーターも、ハンドオーバ、再確立工程、及び、一つのサービングＲＮＣから別のサービングへの変化を含むＵＴＲＡＮＳＲＮＣ再配置工程期間で提供される。全部の状況下で、ロギング期間は終了していなくても、移動通信装置は指示を含む。ＲＡＮは、指示に基づいて、ＭＤＴログの回収を決定する。ＭＤＴログが、予め定義されたロギング期間の終了前に回収される場合、ＭＤＴログは消去されるが、ＬｏｇｇｅｄＭＤＴ測量は、ＬｏｇｇｅｄＭＤＴ設定に従って、継続される。ＭＤＴログ報告は、オンデマンドメカニズムによりトリガーされ、つまり、ＲＲＣシグナリング、例えば、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージにより、移動通信装置は、ネットワークにより、ＭＤＴログを伝送することが要求される（Ｓ３０２）。ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージ中のＭＤＴログ要求に対応して、移動通信装置は、ＬＴＥネットワークのシグナリング無線ベアラーＳＲＢ２とＵＭＴＳネットワーク中のシグナリング無線ベアラーＳＲＢ３、又は、ＳＲＢ４により、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージ中のＭＤＴログをサービングセルに戻す（Ｓ３０４）。その報告は、ＬｏｇｇｅｄＭＤＴ設定がシグナリングされるセル以外の異なるセルで発生する。ＭＤＴログは、サービングセルのＭＤＴ測量（例えば、測量数量）、及び、アイドルモード下で、周波数内（ｉｎｔｒａ−ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）／周波数間（ｉｎｔｅｒ−ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）／ＲＡＴ間（ｉｎｔｅｒ−ＲＡＴ）、時間スタンプ、位置情報に実行される有効なＵＥ測量値である。位置情報は、移動通信装置中の有効な位置情報に基づく。よって、移動通信装置は、位置データとＬｏｇｇｅｄＭＤＴ測量を一緒にタグ付けし、位置データは、測量発生時のサービングセルのＥＣＧＩを含み、測量実行時、移動通信装置内に、有効であるＧＮＳＳ位置情報があり、測量実行時に、ＧＮＳＳ位置情報がない場合、ＰＣＩ／ＰＳＣとＲＳＲＰ／ＣＰＩＣＨＲＳＣＰからなるＲＦ指紋情報を含み、ＲＦ指紋情報は、最大で、６個の異なる周波数間の隣接セルに適用する。

図４は、本発明の実施形態による移動通信装置と無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）間で交換されるＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。接続確立工程で、移動通信装置がＲＲＣＣＯＮＮＥＣＴＥＤ状態に移行し、ＭＤＴログが、ＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＳｅｔｕｐＣｏｍｐｌｅｔｅメッセージ中、有効であることを示す時（Ｓ４００）、ＲＡＮは、要求メッセージＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔを移動通信装置に発令することによりＭＤＴログ検索が初期化される（Ｓ４０２）。要求メッセージに対応し、通信モジュール１００（又は、２００）は、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージ中の収集されたＭＤＴログをＲＡＮに伝送する（Ｓ４０４）。ＭＤＴログをＲＡＮに伝送する間、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、ＬｏｇｇｅｄＭＤＴ設定に従って、ＭＤＴ測量のログを継続する。ＭＤＴログの報告とＬｏｇｇｅｄＭＤＴ設定の受信は、異なるセルで発生する。ＭＤＴログの伝送中、ＲＡＮは、移動通信装置から得られるハンドオーバ測量報告に基づいて、一つのセルから別のセルにネットワークサービスをハンドオーバする必要性を判断する。ＲＡＮは、ハンドオーバメッセージにより、移動通信装置に、サービングセルのハンドオーバの事象の発生を通知する（Ｓ４０６）。ハンドオーバメッセージの受信時、移動通信装置は、サービングセルが、現在のセルからターゲットセルに変化したことを通知し（Ｓ４１０）、ハンドオーバ後、すべての進行データ伝送はターゲットセルに遷移する。ハンドオーバ前、ＲＡＮは、完全にＭＤＴログを受信するのではないので、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、メモリ要素で、ＭＤＴログを保存する。ハンドオーバ（Ｓ４１２）期間で、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、ＭＤＴログの伝送を含む全進行データセッションを終了し、通信モジュール１００（又は、２００）を制御して、ＨａｎｄｏｖｅｒＣｏｍｐｌｅｔｅメッセージをターゲットセルに伝送し、ハンドオーバの完了を表す（Ｓ４１４）。ハンドオーバ後、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、通信モジュール１００（又は、２００）を制御して、ターゲットセルにより、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージをＲＡＮに伝送することにより、ＭＤＴログの伝送を継続する（Ｓ４１６）。ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージの伝送は、自動的、又は、ターゲットセルから受信されるＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージによりトリガーされる。一実施形態中、ハンドオーバ後、移動通信装置は、ＭＤＴログ全体をＲＡＮに再伝送する。別の実施形態中、移動通信装置は、ターゲットセルにハンドオーバされる前に未だ伝送されていない残りのＭＤＴログを伝送することにより、前回の伝送から、伝送を再開する。ＲＡＮは、ＭＤＴログの全部分を収集、結合し、結合したＭＤＴログに従って、セルに適当な調整を行う。ＭＤＴログがＲＡＮにより受信された後、ＭＤＴログ検索が完了し、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、保存されたＭＤＴログを放棄、除去、削除、移動、又は、無効にする。注意すべきことは、ＵＭＴＳネットワーク中、メッセージシーケンスチャートは、ＳＲＮＳ再配置の場合に適用することができることであり、これも、サービングセルの変化を生じる。ＳＲＮＳ再配置工程の場合、ＲＡＮは、Ｓ４０８で、ハンドオーバメッセージに代わって、ＳＲＮＳ再配置メッセージを伝送し、Ｓ４１４で、ＨａｎｄｏｖｅｒＣｏｍｐｌｅｔｅメッセージに代わって、移動通信装置は、ＳＲＮＳ再配置完成メッセージに応答し、メッセージシーケンスの残りの別の部分は図４と同様である。

図５は、本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。図５中、メッセージシーケンスＳ５００〜Ｓ５０４は、図４中のメッセージシーケンスＳ４００〜４０４と同様であるので、説明を省略する。ＭＤＴログの伝送中、移動通信装置は、無線アクセスネットワーク中の別のセルに移動する。ＲＡＮにより放送される情報に基づいて、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、サービングセルと隣接セルからの無線信号の信号品質を判断し、セル更新工程を初期化し、現在のセルから、好ましい信号品質を提供するターゲットセルへのサービングセルを変化させる（Ｓ５０６）。サービングセルが既に別のセルに切り換わったと判定された後、セル更新工程中、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、ＭＤＴログの伝送を含む全データ伝送を終了し（Ｓ５０８）、ＣｅｌｌＵｐｄａｔｅＲｅｑｕｅｓｔメッセージをＲＡＮに伝送して、アクセスネットワークに、サービングセルの変化を通知する（Ｓ５１０）。ＲＡＮは、セル更新工程の前に、ＭＤＴログを完全に受信するのではないので、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、メモリ要素で、ＭＤＴログを保留する。ＣｅｌｌＵｐｄａｔｅＲｅｑｕｅｓｔメッセージの受信時、ＲＡＮは、変化したサービングセルを登録し、新しい無線ネットワーク一時的識別子（ＲＮＴＩ）を含むＣｅｌｌＵｐｄａｔｅＣｏｎｆｉｒｍメッセージを移動通信装置（Ｓ５１２）に伝送し、工程を完成させる。セル更新工程後、ターゲットセルにより、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージをＲＡＮに伝送することにより、制御モジュール１０２（又は、２０２）は通信モジュール１００（又は、２００）を制御して、ＭＤＴログの伝送を継続する（Ｓ５１４）。ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージの伝送は、自動的、又は、新しいサービングセルから受信されるＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージによりトリガーされる。一実施形態中、ターゲットセルに切り換え後、移動通信装置は、メモリ要素中の全ＭＤＴログを再伝送する。別の実施形態中、移動通信装置は、ターゲットセルに切り換えられる前に、未だ伝送されていない残りのＭＤＴログを伝送することにより、前の伝送から、伝送を再開する。ＲＡＮは、ＭＤＴログの全部分を収集、結合し、結合ＭＤＴログに従って、セルに適当な調整を行う。ＭＤＴログがＲＡＮにより受信された後、ＭＤＴログ検索が完了し、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、保存されたＬｏｇｇｅｄＭＤＴログを放棄、除去、削除、移動、又は、無効にする。

図６は、本発明の実施形態による移動通信装置のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法を示すフローチャートである。図６の実施形態は、図４か図５のメッセージシーケンスチャートに基づいて実行される。ＲＡＮに移行する時、移動通信装置はＲＲＣ接続確立工程を初期化し、ＲＲＣシグナリングＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＳｅｔｕｐＣｏｍｐｌｅｔｅ中のＭＤＴログの有用性をＲＡＮに示し（Ｓ６００）、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを用いて、ＭＤＴログ検索を初期化する（Ｓ６０２）。その結果、移動通信装置は、論理チャネル、又は、シグナリング無線ベアラーを通じて、サービングセルにより、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージ中のＬｏｇｇｅｄ測量をＲＡＮに伝送する（Ｓ６０４）。論理チャネルは、移動通信装置とコアネットワーク間を通信するＮｏｎＡｃｃｅｓｓＳｔｒａｔｕｍ（ＮＡＳ）メッセージを運ぶ。本発明の一実施形態中、移動通信装置は、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージ上で、高優先順位をＮＡＳメッセージに割り当て、ＮＡＳメッセージが有効であるときはいつでも、移動通信装置は、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージより前に、ＮＡＳメッセージを伝送する。ＭＤＴログの伝送中、ＮＡＳメッセージが有効であるとき、移動通信装置は、ＭＤＴログの伝送を一時停止、又は、停止し、論理チャネルにより、ＮＡＳメッセージをコアネットワークに伝送し、その後、残りのＭＤＴログの伝送をレジュームするか、又は、完成したＭＤＴログをＲＡＮに再伝送する。ＭＤＴログをＲＡＮに伝送する時、移動通信装置は、ＬｏｇｇｅｄＭＤＴ設定に従って、ＭＤＴ測量のログを継続する。ＭＤＴログの報告とＬｏｇｇｅｄＭＤＴ設定の受信は、異なるセルで発生する。ＭＤＴログの伝送中、移動通信装置は、一つから別のへのサービングセルの変化を有する（Ｓ６０６）。移動通信装置に接続されるサービングセルは、上述のようなハンドオーバ、ＵＴＲＡＮＳＲＮＳ再配置工程、又は、セル更新工程のために、変化する。一つのセルから別のセルへのサービングセルの変化は、ＲＡＮ、又は、移動通信装置により初期化される。サービングセルの変化が発生する場合、移動通信装置は、ＭＤＴログの伝送を含む全データ伝送を終了する（Ｓ６０８）。ＲＡＮは、ＭＤＴログを完全に受信するのではないので、移動通信装置は、メモリ要素で、ＭＤＴログを保留する。サービングセル変化の完了時（Ｓ６１０）、移動通信装置は、新しいサービングセルにより、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージをＲＡＮに伝送することにより、ＭＤＴログの伝送を継続する（Ｓ６０４）。ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージの伝送は、自動、又は、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージによりトリガーされる。一実施形態中、移動通信装置は全ＭＤＴログを再伝送する。別の実施形態中、移動通信装置は、新しいサービングセルに変化する前に、未だ伝送されない残りのＭＤＴログを伝送することにより、前回の伝送から、伝送を再開する。ＲＡＮは、ＭＤＴログの全部分を収集、結合し、結合したＭＤＴログに従って、セルに適当な調整を行う。ＭＤＴログ全体がＲＡＮにより受信された後、ＭＤＴ伝送が完了し（Ｓ６１２）、移動通信装置は、保存されたＭＤＴログを放棄、除去、削除、移動、又は、無効にする（Ｓ６１４）。ＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法６が完了し、終了する。

図７は、本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。図７中、メッセージシーケンスＳ７００〜Ｓ７０４は、図４のメッセージシーケンスＳ４００〜４０４と同様であるので、説明を省略する。ＭＤＴログの伝送中、移動通信装置により得られるハンドオーバ測量報告に基づいて、ＲＡＮは、一つのセルから別のセルへのネットワークサービスのハンドオーバを判断し（Ｓ７０６）、ＴｅｒｍｉｎａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを初期化して、進行中の移動通信装置へのＭＤＴ伝送を終了する（Ｓ７０８）。ＴｅｒｍｉｎａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージの受信時、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、ＭＤＴログの伝送を中止する（Ｓ７１０）。その後、ＲＡＮは、ハンドオーバメッセージにより、移動通信装置に、サービングセルのハンドオーバの事象の発生を通知する（Ｓ７１２）。メッセージシーケンスＳ７１６〜Ｓ７１８は、図４のメッセージシーケンスＳ４１４〜４１６と同様であるので、説明を省略する。

図８は、本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。図８中、メッセージシーケンスＳ８００〜Ｓ８０４は、図５のメッセージシーケンスＳ５００〜５０４と同様であるので、説明を省略する。ＭＤＴログの伝送中、移動通信装置は、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）で別のセルに移動する。ＲＡＮにより放送される情報に基づいて、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、サービングセルと隣接セルからの無線信号の信号品質を判断し、セル更新工程を初期化して、サービングセルを、現在のセルからターゲットセルに変化させ、ターゲットセルは、ＣｅｌｌＵｐｄａｔｅＲｅｑｕｅｓｔメッセージにより、好ましい信号品質を提供する（Ｓ８０６）。ＣｅｌｌＵｐｄａｔｅＲｅｑｕｅｓｔメッセージの受信後、ＲＡＮは、サービングセルの変化を通知し（Ｓ８０８）、ＴｅｒｍｉｎａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを初期化し、進行中の移動通信装置へのＭＤＴ伝送を終了する（Ｓ８１０）。中止要求メッセージの受信時、制御モジュール１０２（又は、２０２）はＭＤＴログの伝送の中止により応答する（Ｓ８１２）。メッセージシーケンスＳ８１４〜Ｓ８１６は、図５のメッセージシーケンスＳ５１２〜５１４と同様であるので、説明を省略する。

図９は、本発明の実施形態による移動通信装置のＭＤＴログ報告方法を示すフローチャートである。図９の実施形態は、図７か図８のメッセージシーケンスチャートに基づいて実行される。図９のフローチャートは、図９中、移動通信装置が、ＲＡＮから受信する伝送要求メッセージに対応して（Ｓ９０６）、ＭＤＴ伝送を終了する（Ｓ９１０）ことを除いて、図６と同様であるが、図６中では、サービングセルの変化を検出する（Ｓ６０６）ので、伝送を終了する。図９の別のステップは、図６中に、対応するステップを見つけることができるので、詳細を省略する。

図１０は、本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。図４のメッセージシーケンスチャートと同様に、移動通信装置は、ＲＲＣシグナリングＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＳｅｔｕｐＣｏｍｐｌｅｔｅのＭＤＴログの有用性をＲＡＮ（Ｓ１０００）に示し、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを用いて、ＭＤＴログ報告を初期化する（Ｓ１００２）。制御モジュール１０２（又は、２０２）は、完成したＭＤＴログを複数の部分（ＭＤＴログの各部分は以下で、ｓｕｂ−ＭＤＴログと称される）に分割し、各ｓｕｂ−ＭＤＴログは、サービングセルによりＲＡＮに伝送されるＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージ（又は、別の適用できるＲＲＣメッセージ）に含まれ、各ｓｕｂ−ＭＤＴログは、論理チャネルにより、連続順序で伝送される（Ｓ１００４−Ｓ１００８）。通信モジュール１００（又は、２００）は、有効であるｓｕｂ−ＭＤＴログがもうなくなるまで、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージの伝送を継続する。伝送が成功するとき、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、各ｓｕｂ−ＭＤＴログを放棄、除去、削除、移動、又は、無効にする。各ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージ（又は、別の適用できるＲＲＣメッセージ）はｓｕｂ−ＭＤＴログを含み、ＭＤＴログ報告が終了したか、又は、少なくとも一つのｓｕｂ−ＭＤＴログが有効であるかも示す。ｓｕｂ−ＭＤＴログの大きさは、所定の固定データサイズであるか、又は、最大低層メッセージサイズ、例えば、最大ＰＤＣＰＰＤＵサイズに従って、調整可能である。ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージはインジケーターを含み、ＭＤＴログ報告が終了したか、又は、少なくとも一つのｓｕｂ−ＭＤＴログが有効であるかを明確に示す。図１０の実施形態中、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージに含まれるｓｕｂ−ＭＤＴログがＭＤＴログの最後のｓｕｂ−ＭＤＴログでない時、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージはインジケーターを含み、ＭＤＴログ報告が終了していない、又は、少なくとも一つのｓｕｂ−ＭＤＴログが有効であることを示す（Ｓ１００４，Ｓ１００６）。一方、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージに含まれるｓｕｂ−ＭＤＴログが最後のｓｕｂ−ＭＤＴログである時、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージは、インジケーターを含まないことにより、ＭＤＴログ報告が終了した、又は、有効であるｓｕｂ−ＭＤＴログがもうないことを示す（Ｓ１００８）。

図１１は、本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。図１１のメッセージシーケンスＳ１１００〜Ｓ１１０８は、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージ（又は、別の適用できるＲＲＣメッセージ）が、ＭＤＴログ報告が終了した、又は、少なくとも一つのｓｕｂ−ＭＤＴログが有効であることを示す以外は、図１０のメッセージシーケンスＳ１０００〜Ｓ１００８に類似する。図１１の実施形態中、制御モジュール１０２（又は、２０２）により生成されるＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージは、ｓｕｂ−ＭＤＴログ（Ｓ１１０４，Ｓ１１０６）を含むことにより、暗に、ＭＤＴログ報告が終了していない、又は、少なくとも一つのｓｕｂ−ＭＤＴログが有効であることを示し、即ち、明示的インジケーターが必要ない；一方、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージは、ｓｕｂ−ＭＤＴログ（Ｓ１１０８）を含まないことにより、暗に、ＭＤＴログ報告が終了した、又は、有効であるｓｕｂ−ＭＤＴログがもうないことを示し、即ち、明示的インジケーターが必要ない。

図１２は、本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。図１２は、ＲＡＮから受信されるＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージに対応して、移動通信装置が各ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージを伝送する以外は、図１０と同様であり、よって、ＲＡＮからＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを受信する時、移動通信装置は、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージをＲＡＮに応答する（Ｓ１３０４，Ｓ１３０８，Ｓ１３１２）。ＲＡＮは、移動通信装置から受信されたＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージの指示に基づいて、次のＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを伝送するか判断する。受信したＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージがＭＤＴログ報告が完成していない、又は、少なくとも一つのｓｕｂ−ＭＤＴログが有効であることを示すインジケーターを含む時、ＲＡＮは、次のＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを伝送して、ＭＤＴログ報告プロセスを継続するか、又は、別のｓｕｂ−ＭＤＴログに要求する（Ｓ１３０６，Ｓ１３１０）。受信したＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージが上述のインジケーターを含まない時、ＲＡＮはあらゆるＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージ（Ｓ１３１２）の伝送を中止し、ＭＤＴログ報告方法が完成する。

図１３は、本発明の実施形態による別のＬｏｇｇｅｄＭＤＴ報告方法のメッセージシーケンスチャートである。図１３は、ＲＡＮから受信するＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージに対応して、移動通信装置が各ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージを伝送する以外は、図１１と同様である。よって、ＲＡＮからＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを受信する時、移動通信装置は、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージをＲＡＮに応答する（Ｓ１４０４，Ｓ１４０８，Ｓ１４１２）。ＲＡＮは、移動通信装置から受信されるＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージの指示に従って、次のＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを伝送するか判断する。受信したＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージが、ｓｕｂ−ＭＤＴログを含み、明示的インジケーターがない（つまり、ＭＤＴログ報告が終了したか、又は、少なくとも一つのｓｕｂ−ＭＤＴログが有効であることを示す）時、ＲＡＮは、次のＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージを伝送して、ＭＤＴログ報告プロセスを継続するか、又は、別のｓｕｂ−ＭＤＴログに要求する（Ｓ１４０６，Ｓ１４１０）。受信したＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージがｓｕｂ−ＭＤＴログ（即ち、ＭＤＴログ報告が終了、又は、有効なｓｕｂ−ＭＤＴログがもうないことを示す）を含まない時、ＲＡＮはあらゆるＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｑｕｅｓｔメッセージの伝送を中止し（Ｓ１４１２）、ＭＤＴログ報告方法が完成する。

図１０、１１、１２、及び、１３の各実施形態中、ＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージを伝送する論理チャネルは、移動通信装置とコアネットワーク間で通信するＮｏｎＡｃｃｅｓｓＳｔｒａｔｕｍ（ＮＡＳ）メッセージを運ぶ。本発明の一実施形態中、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、ｓｕｂ−ＭＤＴログを含むＲＲＣメッセージで、高優先順位をＮＡＳメッセージに割り当て、ＮＡＳメッセージが有効であるときはいつでも、通信モジュール１００（又は、２００）は、ｓｕｂ−ＭＤＴログを含むＲＲＣメッセージの前に、ＮＡＳメッセージを伝送する。伝送が必要とされるＮＡＳメッセージがないとき、制御モジュール１０２（又は、２０２）は、全ＭＤＴ伝送すべてが完了するまで、次のＵＥＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎＲｅｓｐｏｎｓｅメッセージ伝送を継続する。

明細書で用いられる“判定（ｄｅｔｅｒｍｉｎｉｎｇ）”は、計算、演算、処理、取得、調査、捜索（例えば、表、データベース、又は、その他のデータ構造で捜索）、確定等の意味を含む。また、“判定（ｄｅｔｅｒｍｉｎｉｎｇ）”は、解決、検出、選択、獲得等の意味も含む。

本発明で描写される論理ブロック、モジュール、及び、回路は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ（ＦＰＧＡ）信号、又は、別のプログラム可能論理回路、離散ゲート、又は、トランジスタ論理、離散ハードウェアコンポーネント、又は、本発明の描写を実行するそれらの組み合わせを利用する。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであるが、又は、プロセッサは、商業用の有効であるプロセッサ、コントローラー、マイクロコントローラー、状態機械でもよい。

本発明で描写される各種論理ブロック、モジュール、及び、回路の操作、及び、功能は、回路ハードウェア、又は、内蔵ソフトウェアコードにより実現され、プロセッサにより、アクセス、実行される。

本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や変更を加えることができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。

１０移動通信装置
１００通信モジュール
１０２制御モジュール
１４コアネットワーク
２０移動通信装置
２００通信モジュール
２０２制御モジュール
２４コアネットワーク
Ｓステップ

Claims

サービスネットワークの移動通信装置によりＭＤＴログを報告する方法であって、本方法は、
前記移動通信装置により、前記サービスネットワークからの前記ＭＤＴログの第一要求メッセージを受信するステップと、
前記移動通信装置により、前記ＭＤＴログの一部をそれぞれ含む少なくとも二つの応答メッセージを前記サービスネットワークへ伝送するステップと、
前記移動通信装置により、前記少なくとも二つの応答メッセージの第一応答メッセージを伝送するステップであって、前記第一応答メッセージは、前記ＭＤＴログ報告が未だ終了しない、又は、前記ＭＤＴログの少なくとも一部が有効であることを示す、ステップと、
前記移動通信装置により、前記サービスネットワークから、前記ＭＤＴログの第二要求メッセージを受信するステップと、
前記移動通信装置により、前記少なくとも二つの応答メッセージの第二応答メッセージを伝送するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
前記少なくとも二つの応答メッセージの前記第一応答メッセージは、更に、前記ＭＤＴログ報告が既に終了したか、又は、少なくとも一部の前記ＭＤＴログが有効であるかを示すインジケーターを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
前記少なくとも二つの応答メッセージの前記第一応答メッセージ中に含まれる前記ＭＤＴログの前記一部が、前記ＭＤＴログの最後の部分ではない時、前記少なくとも二つの応答メッセージの前記第一応答メッセージは、更に、前記ＭＤＴログ報告が未だ終了していない、又は、少なくとも一部の前記ＭＤＴログが有効であることを示すインジケーターを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
前記第二応答メッセージ中に含まれる前記ＭＤＴログの前記一部が、前記ＭＤＴログの最後の部分である時、前記第二応答メッセージは、前記ＭＤＴログ報告が既に終了した、又は、有効である前記ＭＤＴログの部分がもうないことを示すことを特徴とする請求項１に記載の方法。
更に、前記少なくとも二つの応答メッセージのそれぞれが伝送された後、前記移動通信装置により、ストレージ内の前記ＭＤＴログの前記一部を除去、又は、無効にするステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。