JP5735466B2 - メガネの曇り止めマスク - Google Patents

Description

本発明は呼気漏れによるメガネの曇り止め、および、花粉や塵埃などの流入を防止できるメガネの曇り止めマスクに関するものである。

従来、通常のマスクは、鼻、口を覆い、マスク本体を通して呼吸するものであるが、鼻部と頬面の間に窪みがあった。
マスクの上部に金物を取り付け、それを鼻の形に合わせて隙間を減らし、スポンジなど弾力性のあるものを取り付けたものなどがあったが充分とはいえず、呼気漏れが起こっていた。
また、呼吸をしたり、会話をしたり、顔を動かすことにより、その形状が顔の形に合わなくなり、少しずつ隙間ができ、やはり呼気が漏れてメガネが曇るといった不具合が生じていた。
大きめのメガネなら、その下縁で押さえられるがすべてのメガネに適応できるものがなかった。

特願平１１−１７７５９１号公報 実開平２−３０３６１号公報

マスクを着用したとき、鼻の背近傍に隙間ができ、その隙間から呼気が漏れ、漏れた呼気によってメガネが曇っていた。
また、外気が流入し、外気と共に流入する花粉や塵埃などの侵入を防ぐことができなかった。
また、人によって鼻の形や頬の形大きさが異なり、さらにマスクを着用する位置により背近傍にできる隙間の形もそれぞれ異なる。

特許文献１に記載のマスクは、マスク本体から上部へ突出した薄膜状帯をメガネフレーム、または、メガネの下縁で押さえる構造のため、薄膜状帯体が目に非常に近くマスクを使用したとき、違和感がある。
また、通常メガネフレーム、もしくは、メガネレンズと顔面とは隙間があるのが普通で、通常のメガネでは薄膜状帯体を顔面に押さえることはむずかしい。
その結果、鼻の背近傍の隙間をなくすことはむずかしい。

特許文献２記載のマスクでは呼気上昇遮断布の両側縁部がマスク本体の両側縁に、または、その近傍に系止されているため、このマスクを着用したとき、呼気上昇遮断布は、マスク本体と共に左右に引っ張られる。
そのため、鼻の背近傍に遊びがなく、鼻の背近傍の隙間をなくすことはむずかしい。
メガネも必要、マスクも必要という状況において、呼気が漏れるとメガネが曇り、前が見えず、物事に集中できない。危険が見られた。
大きめのメガネなら、そのフレーム、もしくは、メガネレンズの下縁で押さえられるがすべてのメガネに適応できるものはないか。

本願の出願人は、上記課題を解決するために着眼したのが、メガネには必ず付いている鼻部上部両側に当ててメガネを固定するメガネの鼻パッドである。
この固定性を利用すれば、メガネの大小にこだわらずマスクとの連動において、この難問を解決できると考えた。
本発明は、メガネには必ず鼻パッドが付いている。
これを利用して、メガネの大小にこだわらず、この鼻パッドとマスクの一部を使い、鼻パッドでマスクを押さえ呼気漏れを防ぐものである。
マスクの上縁の中央部に２カ所切れ込みを入れ、両外側頬面下方に折り、凸状とする。
その凸部を鼻の上部中央部にあてがう。
その上でメガネの鼻パッド部でマスクの凸部を両側から押さえる。
マスクの切れ込みの両端は、内側頬面に折り込み逆Ｖ字二重構造とする。
上昇呼気は遮断され呼気漏れを防ぐことを目的とする。

マスク本体（１）の上縁の中央部にハの字状に切れ込みを設け、ハの字の内側に凸部（２）を設け、ハの字状切れ込み両外側を下方に折り逆Ｖ字二重構造部（３）とし、上昇呼気遮断帯を設け、マスク本体（１）の凸部（２）を、メガネ（５）の鼻パッド（６）で押さえる構造のメガネの曇り止めマスク。

メガネを着けた状態でマスクを着用しても、メガネが曇ることがない。
メガネが曇らないので、物事に集中できる。
救急・医療・工場・研究室、その他、一般において、メガネが曇り困る、ということがなくなった。
また、花粉や塵埃などの流入、飛沫飛散といった悩みが解消された。

本発明の正面図である。 メガネの付属品の鼻パッドの説明図である。 本発明の使用状態を示した説明図である。

以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図１は、マスク本体（１）の両側に耳かけゴム（４）を設ける、
マスク本体（１）の上縁の中央部にハの字状に切れ込みを入れて、両外側を頬面側下方に折り凸部（２）、および、逆Ｖ字二重構造部（３）を設けた説明図である。
図２は、メガネの付属品の鼻パッドの説明図である。
マスク本体（１）の上縁の中央部２カ所にハの字状に切れ込みを入れる。
ハの字に切った両外側を頬面側に下方に折ることにより凸部（２）を設ける。
その両外側逆Ｖ字二重構造部（３）にて呼気遮断帯を設ける。
次にメガネ（５）には必ず付いている鼻パッド（６）を活用して、この鼻パッド（６）をマスク本体（１）に設けた凸部（２）にあてがい、凸部（２）を鼻パッド（６）の両側で押さえ固定密着させる。
逆Ｖ字二重構造部（３）両端は、下方頬面側に逆Ｖ字形となって折り込まれることにより、エラ蓋の形状を得られ、保たれることにより、上昇呼気は遮断される。
以上、三者鼻パッド（６）、凸部（２）、逆Ｖ字二重構造部（３）の３つのはたらきにより、呼気漏れによるメガネ（５）の曇りを防止することができる。
また、花粉や塵埃等の流入を防ぎ、飛沫飛散防止などの効果がある。

１ マスク本体
２ 凸部
３ 逆Ｖ字二重構造部
４ 耳かけゴム
５ メガネ
６ 鼻パッド

Claims (1)

1. マスク本体（１）の上縁の中央部にハの字状に切れ込みを設け、ハの字の内側に凸部（２）を設け、ハの字状切れ込み両外側を下方に折り逆Ｖ字二重構造部（３）とし、上昇呼気遮断帯を設け、マスク本体（１）の凸部（２）を、メガネ（５）の鼻パッド（６）で押さえる構造のメガネの曇り止めマスク。

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