JP3114559U - メガネの曇り止めマスク - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案はメガネを掛けた人が、マスクを着用した時呼気でメガネが曇らないようにするマスクを提供すること。
【解決手段】通気可能なマスク本体と、このマスク本体の内側上縁に縦中心軸線を挟んで左右別々に下縁と両側縁をマスク本体に固定しないで上縁のみをマスク本体に固定し、空気を通さない素材又は空気を通しにくい素材で構成した薄膜片を設けた。又この薄膜片をマスク本体の内側上縁に縦中心軸線で少し重ねてもよい。
又は、このマスクに、補助的な役割をする補助薄膜片をマスク本体の内側上縁中央に前記薄膜片と重なるように設けたものである。
【選択図】図1
【解決手段】通気可能なマスク本体と、このマスク本体の内側上縁に縦中心軸線を挟んで左右別々に下縁と両側縁をマスク本体に固定しないで上縁のみをマスク本体に固定し、空気を通さない素材又は空気を通しにくい素材で構成した薄膜片を設けた。又この薄膜片をマスク本体の内側上縁に縦中心軸線で少し重ねてもよい。
又は、このマスクに、補助的な役割をする補助薄膜片をマスク本体の内側上縁中央に前記薄膜片と重なるように設けたものである。
【選択図】図1
Description
本考案はメガネの曇り止めマスクに関するものである。
通常マスクは鼻、口を覆いマスク本体を通して呼吸するものであるが、鼻の背近傍に隙間ができ、その隙間から呼気が漏れ、その結果メガネが曇るといった不具合がある。それを防ぐためにマスク本体の上部に金物を取り付け、金物を鼻の形に合わせて隙間をなくしたり、鼻の背近傍に隙間をなくすように布などを取り付けていたが、マスクをして話したり、呼吸をしたり、顔を動かすことにより、その形状が顔の形に合わなくなり、少しずつ隙間が出来、やはり呼気が漏れメガネが曇るといった不具合がある。
このような問題を解決するための考案として特許文献1に開示されたものがある。この考案のマスクは同文献の第2図に示すように、吐いた息が呼気上昇遮断布4によって鼻の背近傍の隙間からの呼気が漏れないようになっている。
今までのマスクは、マスク本体に呼気上昇遮断布を上縁部又はその近傍並びに両側縁部、又はその近傍に3辺の外緑が系止されている。そのため呼気上昇遮断布とマスク本体とが付着していて、呼気上昇遮断布とマスク本体との間に隙間が少なく、呼気上昇遮断布とマスク本体の間に呼気が入りにくい。そのため呼気上昇遮断布としての効果が少ない。
又呼気上昇遮断布の両側縁部がマスク本体の両側縁部、又はその近傍に系止されているため、このマスクを着用したときマスク本体とともに呼気上昇遮断布が左右に引っ張られる。呼気上昇遮断布がマスク本体とともに左右に引っ張られ、そのため鼻と頬の間に遊びがなく鼻の背近傍の隙間をなくすことが難しい。その結果鼻の背近傍から呼気が外部に漏れる。
又呼気上昇遮断布がマスク上部に左右一体になっているため、鼻の背頂部付近にたるみができる。そのため鼻の背近傍に隙間ができ、できた隙間から呼気が漏れ、そのためメガネが曇りそのたびにメガネをはずしてメガネを拭くというわずらわしさがある。そこで本考案ではそのわずらわしさを解消し、出来るだけマスク本体を通して呼吸が出来るようにしたマスクを提供する。
本考案は、通気可能なマスク本体と、このマスク本体の内側上縁に縦中心軸線を挟んで左右別々に下縁と両側縁をマスク本体に固定しないで上縁のみをマスク本体に固定し、空気を通さない素材又は空気を通しにくい素材で構成した薄膜片を設ける。この薄膜片が顔面に密着し呼気の上部への漏れを防ぐ。
又、前記薄膜片はマスク本体の内側上縁に縦中心軸線で少し重なるように左右別々に設ける事で薄膜片と顔面との密着面積が増し、密着性が向上するのでより呼気の漏れを防ぐ事が出来る。
そして更に、前記マスクに補助的な役割をする補助薄膜片をマスク本体の内側上縁中央に前記薄膜片と重なるように設ける事で、薄膜片と顔面との密着性を向上させる事が出来る。
又、前記薄膜片はマスク本体の内側上縁に縦中心軸線で少し重なるように左右別々に設ける事で薄膜片と顔面との密着面積が増し、密着性が向上するのでより呼気の漏れを防ぐ事が出来る。
そして更に、前記マスクに補助的な役割をする補助薄膜片をマスク本体の内側上縁中央に前記薄膜片と重なるように設ける事で、薄膜片と顔面との密着性を向上させる事が出来る。
通気可能なマスクを着用して呼吸をした時、口、鼻から吐き出された呼気がマスク本体内の空気の圧力を高める。その高くなった空気圧により本考案の薄膜片が顔面に押し付けられ、薄膜片と顔面とが密着して隙間がなくなり、その結果、上部に呼気が漏れなくなる。又、マスクが多少動いても薄膜片が柔らかく、吐く呼気を利用するため、呼気を吐くたびに常に薄膜片が顔面に密着する。その為安定的に呼気の上部への漏れを防ぐ。その結果安定的に呼気の上部から外部への漏れを防ぎ、防ぐことによりメガネの曇りを防止することができる。
花粉防止用、粉じん防止用、医療用等、通気可能なマスク本体に、空気を通さない素材又は空気を通しにくい素材の薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3bをマスク本体の内側上縁に縦中心軸線上部を挟んで左右別々に、薄膜片の上縁のみを呼気が漏れないように固定する。本考案の最も重要な所は呼気を遮断する薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3bにある。
本考案において使用する薄膜片の材質は軟質の樹脂であってナイロン繊維、ビニール繊維、ポリエステル繊維等、空気を通さない素材又は空気を通しにくい素材で薄膜状に形成された物であればよい。
又この呼気を遮断する薄膜片は上縁のみを固定し、下縁や両側縁を固定してないのでマスク内部での動きが自由に出来る。その為マスク本体内の少ない呼気の流れや小さな空気圧にもよく反応する。その結果薄膜片と顔面とが密着し鼻の背近傍での呼気の外部への漏れを防ぐ事が出来る。
本考案において使用する薄膜片の材質は軟質の樹脂であってナイロン繊維、ビニール繊維、ポリエステル繊維等、空気を通さない素材又は空気を通しにくい素材で薄膜状に形成された物であればよい。
又この呼気を遮断する薄膜片は上縁のみを固定し、下縁や両側縁を固定してないのでマスク内部での動きが自由に出来る。その為マスク本体内の少ない呼気の流れや小さな空気圧にもよく反応する。その結果薄膜片と顔面とが密着し鼻の背近傍での呼気の外部への漏れを防ぐ事が出来る。
薄膜片2a,2b,又は薄膜片3a,3bをマスク本体の内側上縁縦中心軸線を挟んで左右に一枚ずつ別々に設ける事によって、鼻の背近傍での薄膜片のたるみをなくし鼻の背近傍での呼気の漏れを防ぐことが出来る。
又設けられた薄膜片2a,2bはマスク本体内側上縁に縦中心軸線を挟んで左右一枚ずつ別々に重なり合わずに設けられている。その為薄膜片2a,2bは互いに影響し合わないので薄膜片2a,2bと顔面との密着性が高くなり鼻の背近傍での呼気の漏れがなくなる。
又薄膜片3a,3bをマスク本体の縦中心軸線で少し重ね合わせてもよい。重ね合わせが少ない為鼻の背近傍に出来るたるみも小さく、このたるみから呼気が漏れること事はない。又薄膜片3a,3bを重ねることによって鼻の背近傍での薄膜片3a,3bと顔面との密着面積を広め、より確実に呼気の漏れを防ぐことができる。
又、前記のマスク本体にもう一枚補助薄膜片4を設ける。この補助薄膜片4はマスク本体の内側上縁に縦中心軸線を跨いで左右一体で設ける。補助薄膜片4は鼻の背近傍での薄膜片2a,2b,又は薄膜片3a,3bの顔面への密着度をより高める補助的な役目をする。
補助薄膜片4を取り付けた結果、鼻の背近傍での薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3bの顔面への密着度が高まり、呼気の漏れをより確実に防ぐことが出来る。
補助薄膜片4は薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3bの補助的役割として使用する。
補助薄膜片4は薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3bのマスク本体側でも顔面側でもよい。
補助薄膜片4を取り付けた結果、鼻の背近傍での薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3bの顔面への密着度が高まり、呼気の漏れをより確実に防ぐことが出来る。
補助薄膜片4は薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3bの補助的役割として使用する。
補助薄膜片4は薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3bのマスク本体側でも顔面側でもよい。
このことから図7で示すように口、鼻から吐き出された呼気がマスク本体内の圧力を高め薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3bを顔面に密着させる。その為鼻の背近傍での呼気の漏れを防ぐ事が出来、その結果メガネが曇るのを防止する事が出来る。
薄膜片2a,2b,又は薄膜片3a,3bの幅はマスク本体の内側上部中心軸線から左右に一枚ずつ頬骨付近ぐらいが望ましく、薄膜片の縦の長さはマスク最上部から鼻頭付近で鼻孔にかからない程度が望ましい。又マスク本体の内側上縁中心軸線ですこし重ねてもよい(薄膜片3a,3b)。
又、補助薄膜片4は薄膜片2a,2b,又は薄膜片3a,3bと同等の大きさかそれより小さくする。又、マスクの形状により多少違いがある。
又、補助薄膜片4は薄膜片2a,2b,又は薄膜片3a,3bと同等の大きさかそれより小さくする。又、マスクの形状により多少違いがある。
本考案に関わるマスクは、マスク本体1とそのマスク本体1の両側に耳掛け紐6とマスク本体1の内側(顔面に接する側)に設けた薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3bから構成されたものと、薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3bと補助薄膜片4とを合わせ持つものから構成されたものである。又、薄膜片2a,2b,又は薄膜片3a,3bはマスク本体の縦中心軸線を挟んで左右一枚ずつ別々に設けられている。薄膜片3a,3bはマスク本体の縦中心軸線で少し重ね合わせてある。補助薄膜片4はマスク本体の縦中心軸線を跨いで左右一体である。
以下、添付図面に従って説明する。1はマスク本体、2a,2b,3a,3b,4は呼気を遮断する薄膜片、5は薄膜片3a,3bが重なり合っている部分である。図7のように口や鼻から吐き出た呼気がマスク本体内の圧力を高めその押圧力により薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3b,薄膜片4を鼻の背近傍に密着させる。その為マスク本体の上部から外部への呼気の漏れがなくなりメガネの曇りを防止できる。
以下、添付図面に従って説明する。1はマスク本体、2a,2b,3a,3b,4は呼気を遮断する薄膜片、5は薄膜片3a,3bが重なり合っている部分である。図7のように口や鼻から吐き出た呼気がマスク本体内の圧力を高めその押圧力により薄膜片2a,2b又は薄膜片3a,3b,薄膜片4を鼻の背近傍に密着させる。その為マスク本体の上部から外部への呼気の漏れがなくなりメガネの曇りを防止できる。
1 マスク本体
2a 薄膜片
2b 薄膜片
5 2枚の薄膜片が重なる部分
3a 薄膜片
3b 薄膜片
4 薄膜片
6 耳掛け紐
2a 薄膜片
2b 薄膜片
5 2枚の薄膜片が重なる部分
3a 薄膜片
3b 薄膜片
4 薄膜片
6 耳掛け紐
Claims (3)
- 通気可能なマスク本体と、このマスク本体の内側上縁に縦中心軸線を挟んで左右別々に下縁と両側縁をマスク本体に固定しないで上縁のみをマスク本体に固定し、空気を通さない素材又は空気を通しにくい素材で構成した薄膜片を設けることを特徴とするメガネの曇り止めマスク。
- 前記薄膜片をマスク本体の内側上縁に縦中心軸線で少し重なるように左右別々に設けた請求項1に記載のメガネの曇り止めマスク。
- 請求項1又は2に記載のマスクに補助的な役割をする補助薄膜片を、マスク本体内側上縁中央に前記薄膜片と重なるように設けたメガネの曇り止めマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005796U JP3114559U (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | メガネの曇り止めマスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005796U JP3114559U (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | メガネの曇り止めマスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3114559U true JP3114559U (ja) | 2005-10-27 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2005005796U Expired - Fee Related JP3114559U (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | メガネの曇り止めマスク |
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JP (1) | JP3114559U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220130889A (ko) * | 2021-03-19 | 2022-09-27 | 구홍식 | 마스크 |
-
2005
- 2005-06-23 JP JP2005005796U patent/JP3114559U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20220130889A (ko) * | 2021-03-19 | 2022-09-27 | 구홍식 | 마스크 |
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