JP2006296486A - マスク - Google Patents
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Abstract
【課題】鼻水、鼻づまり、くしゃみ等の鼻等の諸症状を軽減するのみならず、目のかゆみ、涙目等の目の諸症状をも軽減できるマスクを提供すること。
【解決手段】マスク50は、マスク本体10と、該マスク本体10の顔面側に形成され、前記マスク本体10の両側と下側からの呼気の漏出を防ぐ漏出防止手段20と、前記マスク本体10に形成される掛け紐40とを備えてなる。このマスク50において、漏出防止手段は略凹字状に形成された漏出防止用片20の両側と下側をそれぞれマスク本体10の両側と下側に取着し、鼻と口が凹んだ位置にてマスク本体10に当接又は対向するようにしても良い。このマスク50において、マスク50で保湿かつ保温された呼気を両目に導くガイド片30がマスク本体10の顔面側の上部に形成しても良い。このマスク50において、ガイド片30がマスク本体10の上端縁から上方に突出して形成しても良い。
【選択図】図2
【解決手段】マスク50は、マスク本体10と、該マスク本体10の顔面側に形成され、前記マスク本体10の両側と下側からの呼気の漏出を防ぐ漏出防止手段20と、前記マスク本体10に形成される掛け紐40とを備えてなる。このマスク50において、漏出防止手段は略凹字状に形成された漏出防止用片20の両側と下側をそれぞれマスク本体10の両側と下側に取着し、鼻と口が凹んだ位置にてマスク本体10に当接又は対向するようにしても良い。このマスク50において、マスク50で保湿かつ保温された呼気を両目に導くガイド片30がマスク本体10の顔面側の上部に形成しても良い。このマスク50において、ガイド片30がマスク本体10の上端縁から上方に突出して形成しても良い。
【選択図】図2
Description
本発明はマスクに関し、詳細には、花粉症により発症する目のかゆみ、涙目、目の充血、目の痛みなどにも有効なマスクに関する。
近年、花粉症の罹患者は増加傾向にあり、その数は国民の約20%に及ぶともいわれている。花粉症は、花粉を抗原とするアレルギー性疾患で、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳などの症状(以下、「鼻等の諸症状」という)や目のかゆみ、涙目、目の充血、目の痛みなどの症状(以下、「目の諸症状」という)を主たる症状とする。花粉症対策には、薬物療法などのメディカルケアと、鼻、口、目に花粉が入らないようにマスクや花粉用眼鏡などを装着するセルフケアがある。セルフケアにおいては、花粉の侵入をいかに多く防止するかで花粉症の症状の程度が左右されるので、従来から花粉の侵入を確実に防止できるように工夫されたマスクや花粉用眼鏡の提案がなされており、例えば、表地部と、裏地部とを有するマスクであって、該裏地部の少なくとも一部分が、二層以上の繊維層からなる多層構造糸から形成されているマスク(特許文献1参照)、また、眼鏡のレンズサイドに絹織物を利用することにより、目を粉塵や花粉から守る眼鏡(特許文献2参照)の提案がある。
しかしながら、花粉が飛散する季節にはマスクを装着する人を数多く見かけるものの、花粉用眼鏡はマスクに比べて装着感や違和感が強く体裁も悪いため、花粉用眼鏡を装着している人はほとんど見かけることがない。このことは、花粉症の罹患者の多くが目の諸症状を我慢していることに他ならない。したがって、鼻等の諸症状と目の諸症状の両者を同時に軽減できるセルケアが強く望まれていたが、上記のマスクや花粉用眼鏡を含む従来のマスクや花粉症眼鏡は鼻等の諸症状と目の諸症状をそれぞれ軽減できるのみであった。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、鼻等の諸症状を軽減するのみならず、目の諸症状をも軽減するマスクを提供することを目的とする。
本発明者は、花粉用眼鏡を装着することなく花粉で発症する目の諸症状を軽減できる方法について検討を重ねた結果、マスクの保湿効果と保温効果により生じる保湿かつ保温された呼気を目に当てることで目の諸症状が軽減されることを見出した。また、マスクは花粉が侵入しないように顔と接する箇所の密着性を高められているが、完全には密着させられないため、マスクと顔とが接する箇所から呼気の一部が漏出する。本発明者は、これらの知見に基づき本発明を完成した。すなわち、本発明は、マスク本体と、該マスク本体の顔面側に形成され、マスク本体の両側と下側からの呼気の漏出を防ぐ漏出防止手段と、前記マスク本体に形成される掛け紐とを備えてなるマスクを要旨とする。
上記の構成の発明は、マスクの両側と下側からの呼気の漏出を防ぐので、漏出できない呼気は漏出防止手段が講じられていないマスクの上側から漏出し、その結果より多くの保湿かつ保温された呼気が両目に当たり、目の諸症状を軽減する。
上記の発明において、漏出防止手段は略凹字状に形成された漏出防止用片の両側と下側をそれぞれマスク本体の両側と下側に取着し、鼻と口が凹んだ位置にてマスク本体に当接又は対向するようにしたものでも良い。これにより、簡単な構成でマスクの両側と下側からの呼気の漏出を防止できる。
上記の各発明において、マスクで保湿かつ保温された呼気を両目に導くガイド片をマスク本体の顔面側の上部に形成しても良い。これにより、呼気を確実に両目に導くことができる。また、ガイド片はマスク本体の上端縁から上方に突出して形成しても良い。これにより、呼気をさらに確実に両面に導くことができると同時に吸気の際の外気の侵入を抑制できる。
本発明のマスクによれば、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳などの諸症状を軽減できるだけでなく、目のかゆみ、涙目、目の充血、目の痛みなどの諸症状をも軽減できるので、マスクを装着するだけで花粉症に伴う不快な思いから開放され、花粉症の罹患者には大きな福音となる。また、本発明のマスクによれば、眼鏡が曇るのを防止できるので、冬場の電車の中など温度差のある場所での使用に有用である。
以下、本発明を図面を参照しながら実施の形態により説明する。図1は、本実施形態のマスクの斜視図であり、図2は本実施形態のマスクの顔側の平面図である。
マスク50は、マスク本体10と、漏出防止用片20と、ガイド片30と、掛け紐40とからなる。マスク本体10は、外側の不織布11と、中間のフイルター12と、内側の不織布13の3層体からなり、3層体は折り曲げられプリーツが形成されている。また、3層体は、その両側と上下端がそれぞれ両側縁材14と上下限縁材15で挟持固定されている。マスク本体10の上端には、アルミニウム板製の位置決め用板体45が内設されている。位置決め用板体45は、可撓性金属や可撓製樹脂などにより形成できる。
マスク本体10の両側上下には、それぞれ掛け紐40が取着されている。掛け紐40は、ウーリーゴムで形成されている。
マスク本体10に形成される漏出防止手段は、略凹字状に形成された漏出防止用片20の両側と下側がそれぞれマスク本体10の両側と下側に取着され、漏出防止用片20の両側と下側の取着箇所以外は自由端となるようにして構成されている。また、鼻と口は、漏出防止用片20の凹んだ位置Xにてマスク本体10に当接するようになっている。漏出防止用片20は、内側の不織布13と同じ素材で形成されている。
マスク本体10の上部には、略矩形状の一対のガイド片30がそれぞれ両目に向けて形成されている。ガイド片30は、その下側がマスク本体10に取着され、下側の取着箇所以外は自由端になっている。また、ガイド片30はマスク本体10の上端縁から上方に突出して形成されている。ガイド片30は、内側の不織布13と同じ素材で形成されている。
次いで、マスク50の使用方法と作用を説明する。マスク50の使用方法は、既存のマスクと同様で、まずマスク50を顔に当接させ、次いで掛け紐40を耳に掛け、位置決め用板体45を折り曲げることで簡単に装着できる。マスク50の装着者の鼻と口は、漏出防止用片20の凹んだ位置Xにてマスク本体10に当接し、また漏出防止用片20の両側と下側の取着箇所以外は自由端となっているので、鼻と口から出された呼気は図2の点線の矢印Aで示すように、マスク本体10と漏出防止用片20との間にできる隙間に入り込む。隙間に入り込んだ呼気は、マスク本体10の両側と下側からの漏出が規制されているので、図2の実線の矢印Bに示すように、漏出防止手段が講じられていないマスク本体10の上方へと移動し、さらにガイド片30によって呼気は確実に両目へと導かれる。このようにして、マスク50によって多くの保湿かつ保温された呼気が両目に当たり、目の諸症状が軽減される。また、ガイド片30がマスク本体10の上端縁から上方に突出して形成され、またガイド片30の取着箇所以外は自由端となっているので、吸気の際、ガイド片30はマスク本体10との取着箇所を基端として顔側に撓み、これにより外気がマスク50内に入り込むのを抑制できるようになっている。なお、保湿かつ保温された呼気が両目に当たるので、眼鏡が曇るのも防止できる。
次いで、本発明を実施例を挙げて説明する。年齢、性別を問わず選ばれた花粉症に罹患し、鼻等の諸症状と目の諸症状とを併せて発症している5名のパネラーに、マスク50を延べ2日間に亘り装着してもらい、症状の軽減の評価を行った。結果は、表1に示した。
表1に示すように、本発明のマスク50を装着することにより、目の諸症状が軽減された。また、マスクが本来有する鼻等の諸症状も十分に軽減された。
本発明のマスクは、種々形態を変更し具体化して実施できるので、以下に例示する。
(1)マスク本体を構成する素材に限定はなく、またどのような構成のマスクにも適用でき、例えば、立体的なマスクにも適用できる。立体的なマスクの場合、鼻と口は漏出防止用片の凹んだ箇所にてマスク本体に対向し、漏出防止片は立体的になるようにマスク本体に立設する構成が好ましい。
(2)掛け紐は、マスク本体と一体に形成されたものでも良い。
(3)漏出防止用片の素材は、薄板状であれば特に限定がない。また、ガイド片の素材は、薄板状で可撓性があれば特に限定がなく、このような素材としては不織布より硬質の樹脂製のフィルムが好ましい。これにより、吸気の際の外気の侵入をより抑制できる。
(4)漏出防止手段は、マスク本体の両側と下側からの呼気の漏出を防止できる構成であれば、上記略凹字状に形成される漏出防止用片に限定されない。
(5)本発明のマスクの使用は、花粉症の罹患者に限定されるものではなく、風邪やインフルエンザ等の罹患者等も使用できる。
(1)マスク本体を構成する素材に限定はなく、またどのような構成のマスクにも適用でき、例えば、立体的なマスクにも適用できる。立体的なマスクの場合、鼻と口は漏出防止用片の凹んだ箇所にてマスク本体に対向し、漏出防止片は立体的になるようにマスク本体に立設する構成が好ましい。
(2)掛け紐は、マスク本体と一体に形成されたものでも良い。
(3)漏出防止用片の素材は、薄板状であれば特に限定がない。また、ガイド片の素材は、薄板状で可撓性があれば特に限定がなく、このような素材としては不織布より硬質の樹脂製のフィルムが好ましい。これにより、吸気の際の外気の侵入をより抑制できる。
(4)漏出防止手段は、マスク本体の両側と下側からの呼気の漏出を防止できる構成であれば、上記略凹字状に形成される漏出防止用片に限定されない。
(5)本発明のマスクの使用は、花粉症の罹患者に限定されるものではなく、風邪やインフルエンザ等の罹患者等も使用できる。
10 マスク本体
20 漏出防止用片
30 ガイド片
40 掛け紐
50 マスク
20 漏出防止用片
30 ガイド片
40 掛け紐
50 マスク
Claims (4)
- マスク本体と、該マスク本体の顔面側に形成され、前記マスク本体の両側と下側からの呼気の漏出を防ぐ漏出防止手段と、前記マスク本体に形成される掛け紐とを備えてなることを特徴とするマスク。
- 漏出防止手段は、略凹字状に形成された漏出防止用片の両側と下側をそれぞれマスク本体の両側と下側に取着し、鼻と口が凹んだ位置にてマスク本体に当接又は対向するようにしてなる請求項1記載のマスク。
- マスクで保湿かつ保温された呼気を両目に導くガイド片がマスク本体の顔面側の上部に形成されてなる請求項1又は請求項2記載のマスク。
- ガイド片がマスク本体の上端縁から上方に突出して形成されてなる請求項3記載のマスク。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005118673A JP2006296486A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005118673A JP2006296486A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006296486A true JP2006296486A (ja) | 2006-11-02 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005118673A Pending JP2006296486A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | マスク |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2021131254A1 (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-01 | 小林製薬株式会社 | マスク |
-
2005
- 2005-04-15 JP JP2005118673A patent/JP2006296486A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011116173A3 (en) * | 2010-03-19 | 2012-01-19 | 3M Innovative Properties Company | Mask with leak preventing section |
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JP2021102830A (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-15 | 小林製薬株式会社 | マスク |
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