JP5735164B1 - 下肢用衣類 - Google Patents

下肢用衣類 Download PDF

Info

Publication number
JP5735164B1
JP5735164B1 JP2014193964A JP2014193964A JP5735164B1 JP 5735164 B1 JP5735164 B1 JP 5735164B1 JP 2014193964 A JP2014193964 A JP 2014193964A JP 2014193964 A JP2014193964 A JP 2014193964A JP 5735164 B1 JP5735164 B1 JP 5735164B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thigh
tightening force
buttocks
strong
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014193964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016065332A (ja
Inventor
菜都子 土井
菜都子 土井
尚久 亀田
尚久 亀田
Original Assignee
株式会社シャルレ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シャルレ filed Critical 株式会社シャルレ
Priority to JP2014193964A priority Critical patent/JP5735164B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5735164B1 publication Critical patent/JP5735164B1/ja
Publication of JP2016065332A publication Critical patent/JP2016065332A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Corsets Or Brassieres (AREA)

Abstract

【課題】臀部の形状を補正し、さらに脚の動きを妨げにくい下肢用衣類を提供する。【解決手段】下肢用衣類10は、大腿強緊締力部30を備える。大腿強緊締力部30は、背面の臀部まわりと対応する部分である上方部分31、大腿外側面の大転子と対応する部分である第1の外側部分32A、大転子よりも下方の部分と対応する部分である第2の外側部分32B、および、大腿の正面と対応する部分である正面部分33を含む。正面部分33は、大腿の内側面側に向かうにつれて下方側に傾斜する。第1の外側部分32Aの緊締力は、第2の外側部分32Bの緊締力よりも弱い。【選択図】図1

Description

本発明は、臀部の形状を補正することに寄与する下肢用衣類に関する。
臀部の形状を美しく見せるための下肢用衣類が知られている。多くの下肢用衣類は主に臀部と対応する部分に緊締力が強い部分を形成し、その部分により臀部を押さえることにより臀部の形状を補正する。特許文献1に開示される下肢用衣類はその一例であり、臀部の外縁に沿って形成される強緊締力部を備える。
特許第4493047号公報
特許文献1の下肢用衣類によれば、強緊締力部が股関節を大腿外側から強く押さえるため、ユーザーが脚を動かしにくいと感じるおそれがある。
本発明の目的は、臀部の形状を補正し、さらに脚の動きを妨げにくい下肢用衣類を提供することである。
〔1〕本発明の一形態に従う下肢用衣類は、背面の臀部まわりと対応する部分である上方部分、大腿外側面の大転子と対応する部分である第1の外側部分、大腿外側面の大転子よりも下方の部分と対応する部分である第2の外側部分、および、大腿の正面と対応する部分である正面部分を含む大腿強緊締力部を備え、前記正面部分は、上端が前記第2の外側部分と連続し、前記第1の外側部分および前記第2の外側部分を大腿の外側面に押さえつけるものであり、大腿の内側面側に向かうにつれて下方側に傾斜し、前記第1の外側部分の緊締力が前記第2の外側部分の緊締力よりも弱い。
臀部の形状を補正するための下肢用衣類は、一般に臀部を下方から上方に引き上げることにより臀部の形状を美しい形状に整えることを意図している。一方、本願発明者は臀部の形状に影響を及ぼす各種の事項について検討した結果、大腿の外側部分における臀部の膨らみも臀部の形状の美しさに大きく影響することに着目した。大腿の外側部分における臀部の膨らみが押さえられる場合、下方から上方に引き上げる従来の補正が臀部に加えられなくとも臀部の形状が美しい形状に補正される。また、大腿の外側部分における臀部の膨らみを押さえる補正に加えて従来の補正が臀部に加えられる場合には、臀部の形状が一層美しい形状に補正される。
また、本願発明者は、上記事項に加え、大腿の外側部分における臀部の膨らみを適切に押さえるためには、大腿外側面における大転子と対応する部分、および、大腿外側面における大転子よりも下方の部分を押さえることが好ましい点についても着目した。
本下肢用衣類を着用するユーザーによれば、大腿外側面における大転子と対応する部分、および、大腿外側面における大転子よりも下方の部分が大腿強緊締力部により押さえられるため、臀部の形状が美しい形状に補正されやすい。また、第1の外側部分の緊締力が第2の外側部分の緊締力よりも弱い。このため、第1の外側部分の緊締力が第2の外側部分の緊締力と同じまたは強い場合と比較して、ユーザーが脚を動かしやすい。このように、本下肢用衣類は臀部の形状を補正し、さらに脚の動きを妨げにくい。
〔2〕前記下肢用衣類に従属する一形態によれば、前記正面部分は、前記第2の外側部分から大腿の内側面側に向かうにつれて下方側に傾斜する帯形状を有する。
〔3〕前記下肢用衣類に従属する一形態によれば、臀部の外縁と対応する部分である臀部強緊締力部をさらに備える。
本下肢用衣類を使用するユーザーによれば、臀部強緊締力部により臀部が下方から上方に持ち上げられやすい。このため、臀部の形状が一層美しい形状に補正される。
〕前記下肢用衣類に従属する一形態によれば、大腿正面における大腿の付け根の内側と対応する部分が前記大腿強緊締力部の緊締力よりも弱い。
本下肢用衣類を使用するユーザーによれば、大腿の付け根の内側と対応する部分、すなわち、大腿の外側面側と比較して段差が形成されやすい部分の緊締力が弱いため、その部分に段差が形成されにくい。このため、臀部の形状の補正にともない他の部分の形状が崩れるおそれが低減される。
〕前記下肢用衣類に従属する一形態によれば、前記大腿強緊締力部は、前記正面部分の下端部である大腿内側の部分から内腿を通過して臀部の内側部分の下端に向けて伸びる第1の背面部分をさらに含む。
本下肢用衣類によれば、第2の外側部分に作用する反力が第1の背面部分によっても受けられるため、第2の外側部分が大腿強緊締力部により大腿の外側面にしっかり押し付けられる。このため、臀部の形状を補正する効果が一層高められる。
〕前記下肢用衣類に従属する一形態によれば、前記第1の背面部分の形状が縦長形状である。
本下肢用衣類のユーザーによれば、大腿に対して斜めに伸びる緊締力部と比較して大腿に段差を形成しにくい縦長形状の第1の背面部分により大腿の背面が補正されるため、大腿の形状が美しい形状に補正されやすい。
〕前記下肢用衣類に従属する一形態によれば、前記第1の背面部分よりも大腿内側に形成され、前記第1の背面部分に沿って上下方向に伸びる内腿弱緊締力部をさらに備える。
本下肢用衣類を使用するユーザーによれば、大腿の外側面側と比較して段差が形成されやすい大腿内側の緊締力が弱いため、その部分に段差が形成されにくい。このため、臀部の形状の補正にともない他の部分の形状が崩れるおそれが低減される。
〕前記下肢用衣類に従属する一形態によれば、前記大腿強緊締力部は、前記第1の外側部分および前記第2の外側部分の少なくとも一方と繋がり、大腿背面のうちの上方と対応する部分である第2の背面部分をさらに含む。
本下肢用衣類によれば、第1の外側部分および第2の外側部分の少なくとも一方に作用する反力が第2の背面部分によっても受けられるため、第1の外側部分および第2の外側部分の少なくとも一方が大腿強緊締力部により大腿の外側面にしっかり押し付けられる。このため、臀部の形状を補正する効果が一層高められる。
〕前記下肢用衣類に従属する一形態によれば、前記第2の背面部分の大腿内側の部分が前記第1の背面部分と繋がる。
本下肢用衣類によれば、大腿強緊締力部が大腿を一周しているため、第1の外側部分および第2の外側部分の少なくとも一方が大腿強緊締力部により大腿の外側面にさらにしっかり押し付けられる。このため、臀部の形状を補正する効果が一層高められる。
10〕前記下肢用衣類に従属する一形態によれば、前記第2の外側部分の横方向の緊締力が前記第2の外側部分の縦方向の緊締力よりも強い。
本下肢用衣類によれば、第2の外側部分が大腿の外側面から反力を受けても大腿の周方向に伸びにくい。このため、大腿外側面における大転子よりも下方の部分が大腿強緊締力部によりしっかり押さえられる。
11〕前記下肢用衣類に従属する一形態によれば、前記大腿強緊締力部は緊締力の弱い部分を構成する繊維材料とは異なる繊維材料をさらに含むことにより形成された部分である。
本下肢用衣類は、臀部の形状を補正し、さらに脚の動きを妨げにくい。
実施形態の下肢用衣類の正面側の斜視図。 図1の下肢用衣類の背面側の斜視図。 図1の下肢用衣類の左側生地の展開図。 図1の下肢用衣類と人体との関係を示す模式図。 図1の下肢用衣類の作用を説明する模式図。 変形例の下肢用衣類の左側生地の展開図。 変形例の下肢用衣類の正面側の斜視図。
図1および図2を参照して、下肢用衣類10の構成について説明する。
図1に示されるように、下肢用衣類10は、例えばガードルであり、ユーザーの腰から膝上までを覆う。下肢用衣類10は、右半身を覆う右側生地11、左半身を覆う左側生地12、腹部の正面側中央を覆う腹部生地13、および、ウエスト14が互いに縫い合わせられることにより構成されている。右側生地11と左側生地12とは、互いに左右対称である。ウエスト14は、ゴム生地である。
右側生地11、左側生地12、および、腹部生地13は、生地の一部または全部の緊締力が他の部分の緊締力よりも強くなっている。具体的には、異なる複数の繊維材料を含む強緊締力生地の一部において1つの繊維材料のみを格子状に除去することにより、生地の緊締力が強緊締力よりも緊締力が弱い中緊締力に低下する。また、強緊締力生地の一部において1つの繊維材料のみを全体的に除去することにより、生地の緊締力が中緊締力よりも緊締力が弱い弱緊締力に低下する。このようにして、下肢用衣類10の緊締力は、強緊締力、中緊締力、および、弱緊締力を含む。なお、異なる複数の繊維材料としては、例えば、ナイロンおよびポリエステルを採用できる。この場合、除去される1つの繊維材料はポリエステルである。
腹部生地13の緊締力は、中緊締力である。
右側生地11および左側生地12は、強緊締力および中緊締力を含む強緊締力部20と、弱緊締力部により構成される弱緊締力部40とを備えている。
強緊締力部20は、脇腹を押さえるための腹部強緊締力部21、臀部の縁を押さえるための臀部強緊締力部22(図2参照)、および、大腿の外側を押さえるための大腿強緊締力部30を備えている。
腹部強緊締力部21は、腹部生地13の外側において腹部生地13と連続している。腹部強緊締力部21は、大腿よりも上方に位置している。腹部強緊締力部21の緊締力は、中緊締力である。腹部強緊締力部21は、腹部生地13とともに、腹部の形状を補整する。
図2に示されるように、臀部強緊締力部22は、臀部の外縁と対応する部分に配置されている。臀部強緊締力部22は、臀部の外縁に沿った形状であり、臀部の下縁および脇縁を覆っている。臀部強緊締力部22の緊締力は、中緊締力である。このため、臀部強緊締力部22は、ユーザーの身体に臀部の下縁を下方から上方に押し上げ、かつ、下縁および脇縁の膨らみを押さえ付ける力を付与する。
大腿強緊締力部30は、背面の臀部まわりと対応する上方部分31、図1に示される大腿外側面の大転子および大転子よりも下方の部分と対応する外側部分32、正面の大腿と対応する正面部分33、および、大腿背面の大腿内側面と対応する背面部分34を備えている。
図2に示されるように、上方部分31は、臀部強緊締力部22と連続している。上方部分31の緊締力は、中緊締力である。
図1に示されるように、外側部分32は、上方部分31の下端と連続している。外側部分32は、大腿の上方、すなわち、高さ方向において臀部と対応する部分の外側面を覆う。外側部分32は、大転子(図4参照)と対応する第1の外側部分32A、および、大転子よりも下方と対応する第2の外側部分32Bを備えている。第1の外側部分32Aの緊締力は、中緊締力である。第2の外側部分32Bの緊締力は、強緊締力である。このため、第1の外側部分32Aの緊締力は、第2の外側部分32Bの緊締力よりも弱い。
図3に示されるように、第2の外側部分32Bは、上底が下底よりも短い台形形状である。すなわち、第2の外側部分32Bは、上方から下方にむかうにつれて、幅が広くなっている。また、第2の外側部分32Bの横方向の緊締力は、第2の外側部分32Bの縦方向の緊締力よりも強い。
図1に示されるように、正面部分33は、外側部分32の下端と連続している。正面部分33は、帯形状を有し、大腿の外側面側から大腿の内側面側に向かうにつれて下方に傾斜している。図2に示されるように、正面部分33の下端部33Aは、大腿内側面まで到達している。正面部分33の緊締力は、中緊締力である。
背面部分34は、上方部分31と連続している。背面部分34は、大腿背面の内腿側と対応する第1の背面部分34Aと、大腿背面のうちの上方かつ外側と対応する第2の背面部分34Bとを備えている。
第1の背面部分34Aは、正面部分33における大腿内側の下端部33Aから臀部の内側部分の下端に向かって伸びる。第1の背面部分34Aは、下端部33Aと繋がっている。第1の背面部分34Aの形状は、縦長形状である。第1の背面部分34Aの緊締力は、中緊締力である。
第2の背面部分34Bは、第1の外側部分32A、第2の外側部分32B、および、上方部分31と繋がっている。第2の背面部分34Bの大腿内側の部分は、第1の外側部分32Aと繋がっている。第2の背面部分34Bの緊締力は、中緊締力である。
弱緊締力部40は、大腿内側を覆う内腿弱緊締力部41、大腿外側を覆う外腿弱緊締力部42、および、臀部の外縁よりも内側を覆う臀部弱緊締力部43(図2参照)を備えている。
図2に示されるように、内腿弱緊締力部41は、第1の背面部分34Aに沿って上下方向に伸びる。内腿弱緊締力部41は、腹部強緊締力部21の下縁、正面部分33の上縁、および、第1の背面部分34Aの内側縁に囲まれた部分である。腹部強緊締力部21は、大腿よりも上方に配置されている。正面部分33は、大腿の付け根よりも下方に配置されている。このため、内腿弱緊締力部41は、大腿正面において大腿の付け根を覆っている。すなわち、大腿の付け根の内側と対応する部分の緊締力が強緊締力部20の緊締力よりも弱い。
外腿弱緊締力部42は、図1に示す正面部分33の下縁、図2に示す第2の背面部分34Bの下縁、第1の背面部分の外側縁、および、下肢用衣類10の裾に囲まれた部分である。外腿弱緊締力部42は、大腿外側面のうちの大臀筋の下端よりも下方の部分を覆っている。
図5を参照して、下肢用衣類10の作用について説明する。
発明者は、臀部の外形形状により、臀部の大きさに対する印象が異なることを発見した。例えば、図5の人物100、200、および、300は、それぞれ臀部まわりの形状が異なるユーザーの体型を示している。
人物100は、最も臀部および臀部まわりの贅肉が少ない。人物200は、臀部、腰回り、および、大腿側面Xにおいて人物100よりも贅肉が多く、横幅が大きい。人物300は、腰回りは人物100よりも贅肉が多く、かつ、人物200よりも贅肉が少なく、臀部および大腿側面Xの贅肉は人物200よりも多い。発明者は、人物100が最も臀部が小さく見え、人物200および人物300は、人物100よりも臀部が大きく見えることに着目した。
発明者はこの発見に基づいて、臀部の大きさに対する印象が異なる要因を解析した。この結果、発明者は、以下に述べるように、大腿側面Xの外側への膨らみが臀部の大きさに対する印象に大きく影響していることを突き止めた。
例えば、人物201は、人物200の大腿側面Xの膨らみのみを小さくした以外は人物200と同じ体型である。人物201は、臀部および腰回りの大きさは人物200とほとんど変わらないにも関わらず、人物200よりも臀部が小さく見える。このため、人物201の臀部の大きさに対する印象が、人物200よりも人物100に近づいている。
人物301は、人物300の大腿側面Xの膨らみのみを小さくした以外は人物300と同じ体型である。人物301は、臀部および腰まわりの大きさは人物300とほとんど変わらないにも関わらず、人物300よりも臀部が小さく見える。このため、人物301の臀部の大きさに対する印象が、人物300よりも人物100に近づいている。
下肢用衣類10は、外側部分32が臀部の大きさに対する印象に影響の大きい大腿側面Xの膨らみを外側から内側に向かって押さえる。このため、臀部を効果的に小さく見せることができる。
そして、外側部分32は、第2の外側部分32Bと、第2の外側部分32Bよりも緊締力の弱い第1の外側部分32Aを備えている。このため、大腿強緊締力部30が大転子を押さえる力を弱くできる。このため、大腿強緊締力部30が大転子を含んで形成される股関節の動きを阻害しにくい。このため、ユーザーは脚を動かしやすい。
本実施形態の下肢用衣類10は以下の効果を奏する。
(1)下肢用衣類10を着用するユーザーは、大腿外側面における大転子と対応する部分、および、大腿外側面における大転子よりも下方の部分が大腿強緊締力部30により押さえられる。このため、臀部の形状が美しい形状に補正されやすい。また、第1の外側部分32Aの緊締力が第2の外側部分32Bの緊締力よりも弱いため、第1の外側部分32Aの緊締力が第2の外側部分32Bの緊締力と同じまたは強い場合と比較して、ユーザーが脚を動かしやすい。このように、下肢用衣類10は臀部の形状を補正し、さらに脚の動きを妨げにくい。
(2)正面部分33を水平に伸びる帯状にした場合、下肢用衣類10の大腿上方における緊締力が過度に高くなり、ユーザーが窮屈に感じるおそれがある。正面部分33は、大腿の内側面側に向かうにつれて下方側に傾斜している。このため、正面部分33から大腿上方にかけられる力を大腿の高さ方向において分散させることができる。このため、大腿上方において段差が形成されにくくなり、臀部の形状の補正にともない他の部分の形状が崩れるおそれが低減される。また、大腿上方、具体的には、大腿のうちの正面部分33よりも上方と対応する部分の大腿強緊締力部30の面積を低減でき、緊締力が過度に高くなることを抑制できる。
(3)下肢用衣類10を着用するユーザーは、臀部強緊締力部22により臀部が下方から上方に持ち上げられやすい。また、臀部の外側の膨らみが押さえられやすい。このため、臀部の形状が一層美しい形状に補正される。
(4)下肢用衣類10を着用するユーザーは、大腿の付け根の内側と対応する部分、すなわち、大腿の外側面側と比較して段差が形成されやすい内腿弱緊締力部41の緊締力が弱い。このため、その部分に段差が形成されにくい。このため、臀部の形状の補正にともない他の部分の形状が崩れるおそれが低減される。
(5)下肢用衣類10は、第2の外側部分32Bに作用する反力が第1の背面部分34Aによっても受けられる。このため、第2の外側部分32Bが大腿強緊締力部30により大腿の外側面にしっかり押し付けられる。このため、臀部の形状を補正する効果が一層高められる。
(6)下肢用衣類10を着用するユーザーは、大腿に対して斜めに伸びる仮想の緊締力部と比較して大腿に段差を形成しにくい縦長形状の第1の背面部分34Aにより大腿の背面が補正される。このため、大腿の形状が美しい形状に補正されやすい。
(7)下肢用衣類10は、大腿の外側面側と比較して段差が形成されやすい大腿内側の緊締力が弱い。このため、下肢用衣類10を着用するユーザーは、その部分に段差が形成されにくい。このため、臀部の形状の補正にともない他の部分の形状が崩れるおそれが低減される。
(8)下肢用衣類10は、第1の外側部分32Aおよび第2の外側部分32Bに作用する反力が第2の背面部分34Bによっても受けられる。このため、第1の外側部分32Aおよび第2の外側部分32Bが大腿強緊締力部30により大腿の外側面にしっかり押し付けられる。このため、臀部の形状を補正する効果が一層高められる。
(9)下肢用衣類10は、大腿強緊締力部30が大腿を一周している。このため、第1の外側部分32Aおよび第2の外側部分32Bの少なくとも一方が大腿強緊締力部30により大腿の外側面にさらにしっかり押し付けられる。このため、臀部の形状を補正する効果が一層高められる。
(10)下肢用衣類10は、第2の外側部分32Bの横方向の緊締力が第2の外側部分32Bの縦方向の緊締力よりも強い。このため、第2の外側部分32Bが大腿の外側面から反力を受けても大腿の周方向に伸びにくい。このため、大腿外側面における大転子よりも下方の部分が大腿強緊締力部30によりしっかり押さえられる。
(11)大腿強緊締力部30は緊締力の弱い部分を構成する繊維材料とは異なる繊維材料をさらに含むことにより形成された部分である。このため、緊締力の異なる生地を互いに縫い合わせて下肢用衣類10を形成する場合と比較して、下肢用衣類10の縫製にかかる手間を低減できる。また、下肢用衣類10の縫い目による段差が少ないため、着心地が良い。
本下肢用衣類が取り得る具体的な形態は、上記実施形態に例示された形態に限定されない。本下肢用衣類は、上記実施形態とは異なる各種の形態を取り得る。以下に示される上記実施形態の変形例は、本下肢用衣類が取り得る各種の形態の一例である。
・図6に示すように、右側生地11および左側生地12の大腿強緊締力部30と対応する部分の全体の緊締力を中緊締力とし、第2の外側部分32Bと対応する部分に部分生地50を取り付けることもできる。この場合、大腿強緊締力部30は、右側生地11および左側生地12の大腿強緊締力部30と対応する部分と、部分生地50とにより構成される。部分生地50の緊締力は、弱緊締力、中緊締力、および、強緊締力のいずれかと同じにすることもできる。
・上記変形例において、右側生地11および左側生地12の大腿強緊締力部30と対応する部分と、部分生地50との間に、さらに別の生地である自由生地を配置することもできる。自由生地は、部分生地50と類似した形状を有する。自由生地の上辺および下辺は、右側生地11または左側生地12に縫い付けられ、右辺および左辺は右側生地11または左側生地12に縫い付けられていない。このため、右側生地11および左側生地12と部分生地50と幅方向において独立して伸縮することができる。このため、着用時等に右側生地11および左側生地12が幅方向に伸びるとき、自由生地は右側生地11および左側生地12の伸縮を妨げにくい。このため、第2の外側部分32Bの緊締力を高めることに起因して下肢用衣類10が着用しにくくなることを抑制できる。他方、ユーザーが下肢用衣類10を着用しているときには、自由生地がユーザーの大腿外側面を効果的に押さえることができる。
なお、自由生地の上辺および下辺の少なくとも一方が、右側生地11または左側生地12に縫い付けられない構成に変更することもできる。さらに、右辺および左辺の一方を右側生地11および左側生地12に縫い付けるようにすることもできる。
・正面部分33の下端部33Aを、大腿正面の幅方向の中央部分に形成することもできる。この場合、下端部33Aと第1の背面部分34Aとが連続しないようにすることもできる。
・図7に示すように、大腿の内側面側に向かうにつれて上方側に傾斜する正面部分133に変更することもできる。正面部分133の内側面側の端部は、第1の背面部分34A(図2参照)の上方側の部分に接続される。この場合、内腿弱緊締力部141は、正面部分133により、上方側の部分141Aと下方側の部分141Bとに区画される。この構成においても、実施形態の(2)の効果に準じた効果を得ることができる。なお、正面部分133の内側面側の端部を大腿正面の幅方向の中間部分に形成することもできる。この場合、正面部分133と第1の背面部分34Aとは不連続になる。また、正面部分133の内側面側の端部が腹部生地13に接続するようにさらに変更することもできる。
・背面部分34を、大腿背面の内側に向かうにつれて下方に傾斜する帯形状に変更することもできる。
・第1の背面部分34Aを省略し、第1の背面部分34Aと対応する部分の緊締力を中緊締力よりも弱い緊締力にすることもできる。なお、中緊締力よりも弱い緊締力は、弱緊締力、および、弱緊締力よりも弱い緊締力を含む。
・第2の背面部分34Bを省略し、第2の背面部分34Bと対応する部分の緊締力を第3緊締力にすることもできる。
・上方部分31、正面部分33、第1の背面部分34A、および、第2の背面部分34Bの少なくとも1つの少なくとも一部の緊締力を強緊締力にすることもできる。
・腹部強緊締力部21を省略し、腹部強緊締力部21と対応する部分の緊締力を中緊締力よりも弱い緊締力にすることもできる。
・臀部強緊締力部22の緊締力を、中緊締力よりも強い緊締力にすることもできる。なお、中緊締力よりも強い緊締力は、強緊締力、および、強緊締力よりも強い緊締力を含む。
・臀部強緊締力部22を省略し、臀部強緊締力部22と対応する部分を中緊締力よりも弱い緊締力にすることもできる。この場合も、大腿強緊締力部30が、大腿外側を押さえるため、臀部の形状の補正効果を奏することができる。
・大腿強緊締力部30と臀部強緊締力部22とを不連続にすることもできる。例えば、正面部分33の下端部33Aを大腿正面の幅方向の中間部分に形成する。
・強緊締力部20と弱緊締力部40とを異なる生地により構成し、互いに縫い合わせることにより、右側生地11および左側生地12を形成することもできる。
・右側生地11および左側生地12の全体の緊締力を中緊締力よりも弱い緊締力とし、右側生地11および左側生地12と異なる生地を右側生地11および左側生地12縫い合わせる、または、接着することにより、強緊締力部20を形成することもできる。この場合、第2の外側部分32Bと対応する部分は、異なる生地を2重にすることもできる。または、異なる生地の第2の外側部分32Bと対応する部分の緊締力を、他の部分よりも強くすることもできる。
・上記変形例において、腹部強緊締力部21、臀部強緊締力部22、および、大腿強緊締力部30の1または2つを、右側生地11および左側生地12に異なる生地を縫い合わせる、または、接着することにより形成することもできる。
・下肢用衣類10の裾を膝以下の部分、例えば、ふくらはぎ、または、足首と対応する部分に形成することもできる。この場合、下肢用衣類10は、ユーザーの腰から膝下までを覆う。
・下肢用衣類10の裾を膝上よりも上方、例えば、図7に示すように外側部分32の下端と同じ位置に形成することもできる。
10…下肢用衣類、11…右側生地、12…左側生地、13…腹部生地、14…ウエスト、20…強緊締力部、21…腹部強緊締力部、22…臀部強緊締力部、30…大腿強緊締力部、31…上方部分、32…外側部分、32A…第1の外側部分、32B…第2の外側部分、33…正面部分、33A…下端部、34…背面部分、34A…第1の背面部分、34B…第2の背面部分、40…弱緊締力部、41…内腿弱緊締力部、42…外腿弱緊締力部、43…臀部弱緊締力部。

Claims (11)

  1. 背面の臀部まわりと対応する部分である上方部分、大腿外側面の大転子と対応する部分である第1の外側部分、大腿外側面の大転子よりも下方の部分と対応する部分である第2の外側部分、および、大腿の正面と対応する部分である正面部分を含む大腿強緊締力部を備え、
    前記正面部分は、上端が前記第2の外側部分と連続し、前記第1の外側部分および前記第2の外側部分を大腿の外側面に押さえつけるものであり、大腿の内側面側に向かうにつれて下方側に傾斜し、
    前記第1の外側部分の緊締力が前記第2の外側部分の緊締力よりも弱い
    下肢用衣類。
  2. 前記正面部分は、前記第2の外側部分から大腿の内側面側に向かうにつれて下方側に傾斜する帯形状を有する
    請求項1に記載の下肢用衣類。
  3. 臀部の外縁と対応する部分である臀部強緊締力部をさらに備える
    請求項1または2に記載の下肢用衣類。
  4. 大腿正面における大腿の付け根の内側と対応する部分が前記大腿強緊締力部の緊締力よりも弱い
    請求項〜3のいずれか一項に記載の下肢用衣類。
  5. 前記大腿強緊締力部は、前記正面部分の下端部である大腿内側の部分から内腿を通過して臀部の内側部分の下端に向けて伸びる第1の背面部分をさらに含む
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の下肢用衣類。
  6. 前記第1の背面部分の形状が縦長形状である
    請求項5に記載の下肢用衣類。
  7. 前記第1の背面部分よりも大腿内側に形成され、前記第1の背面部分に沿って上下方向に伸びる内腿弱緊締力部をさらに備える
    請求項6に記載の下肢用衣類。
  8. 前記大腿強緊締力部は、前記第1の外側部分および前記第2の外側部分の少なくとも一方と繋がり、大腿背面のうちの上方と対応する部分である第2の背面部分をさらに含む
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の下肢用衣類。
  9. 前記第2の背面部分の大腿内側の部分が前記第1の背面部分と繋がる
    請求項8に記載の下肢用衣類。
  10. 前記第2の外側部分の横方向の緊締力が前記第2の外側部分の縦方向の緊締力よりも強い
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の下肢用衣類。
  11. 前記大腿強緊締力部は、緊締力の弱い部分を構成する繊維材料とは異なる繊維材料をさらに含むことにより形成された部分である
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の下肢用衣類。
JP2014193964A 2014-09-24 2014-09-24 下肢用衣類 Active JP5735164B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193964A JP5735164B1 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 下肢用衣類

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193964A JP5735164B1 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 下肢用衣類

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5735164B1 true JP5735164B1 (ja) 2015-06-17
JP2016065332A JP2016065332A (ja) 2016-04-28

Family

ID=53487065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014193964A Active JP5735164B1 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 下肢用衣類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5735164B1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11158705A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 L Rose:Kk ロングパンツ
JP2006322121A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Keio Gijuku 下肢部保護衣料
JP2008188213A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Tamura:Kk 骨盤矯正用パンティーガードル
JP2011144484A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Charle Co Ltd 下肢矯正被服
JP2011214188A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Wacoal Corp 股付き衣類
JP2012046837A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Naigai Co Ltd テーピング機能を有する下半身用衣料
JP2012077408A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd ガードル
JP2012233285A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Wacoal Corp 補整機能を有する衣類
WO2013153624A1 (ja) * 2012-04-10 2013-10-17 株式会社ワコール 運動用股付き衣類

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11158705A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 L Rose:Kk ロングパンツ
JP2006322121A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Keio Gijuku 下肢部保護衣料
JP2008188213A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Tamura:Kk 骨盤矯正用パンティーガードル
JP2011144484A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Charle Co Ltd 下肢矯正被服
JP2011214188A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Wacoal Corp 股付き衣類
JP2012046837A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Naigai Co Ltd テーピング機能を有する下半身用衣料
JP2012077408A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd ガードル
JP2012233285A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Wacoal Corp 補整機能を有する衣類
WO2013153624A1 (ja) * 2012-04-10 2013-10-17 株式会社ワコール 運動用股付き衣類

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016065332A (ja) 2016-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20100089685A (ko) 힙업기능을 갖춘 바지
US20170295871A1 (en) Garment with compression-generating sections
JP3175705U (ja) ハーフトップ
JP4660630B1 (ja) 姿勢改善の効果が期待できるウエア
JP2009114589A (ja) ガードル及び2wayアップガードル
JP6604146B2 (ja) ボトム衣類
KR200476293Y1 (ko) 레깅스
JP4783415B2 (ja) 股部を有する衣類
JP5735164B1 (ja) 下肢用衣類
JP2009097110A (ja) 下半身衣類
JP3213134U (ja) 作業ズボン
JP3155508U (ja) 成形衣料
JP3171815U (ja) ヒップアップ用ショーツ
JP5544657B2 (ja) ガードル
WO2018079676A1 (ja) 被服
JP6916594B2 (ja) ヒップ部を形成する女性用衣料
JP3236395U (ja) 下肢用衣料
JP3197736U (ja) 骨盤サポート機能付きショーツ
JP6171366B2 (ja) ボトム衣類
JP7084369B2 (ja) 衣類
JP3235294U (ja) 下肢用衣料
JP3180977U (ja) パンツ
JP2019090151A (ja) 下肢用衣料
JP2019085687A (ja) 下肢用衣料
JP3128989U (ja) 補正下着

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5735164

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250