JP5734953B2 - やけどによる損傷の治療または予防用薬学的組成物 - Google Patents

やけどによる損傷の治療または予防用薬学的組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP5734953B2
JP5734953B2 JP2012504572A JP2012504572A JP5734953B2 JP 5734953 B2 JP5734953 B2 JP 5734953B2 JP 2012504572 A JP2012504572 A JP 2012504572A JP 2012504572 A JP2012504572 A JP 2012504572A JP 5734953 B2 JP5734953 B2 JP 5734953B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tetrafluoro
benzylamino
trifluoromethyl
benzoic acid
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012504572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012522834A (ja
Inventor
クワァグ,ビョン−ジュ
パク,ウィ−ジン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Neurotech Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Neurotech Pharmaceuticals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=42936693&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5734953(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Neurotech Pharmaceuticals Co Ltd filed Critical Neurotech Pharmaceuticals Co Ltd
Publication of JP2012522834A publication Critical patent/JP2012522834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5734953B2 publication Critical patent/JP5734953B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/19Carboxylic acids, e.g. valproic acid
    • A61K31/192Carboxylic acids, e.g. valproic acid having aromatic groups, e.g. sulindac, 2-aryl-propionic acids, ethacrynic acid 
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/19Carboxylic acids, e.g. valproic acid
    • A61K31/195Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/13Amines
    • A61K31/135Amines having aromatic rings, e.g. ketamine, nortriptyline
    • A61K31/136Amines having aromatic rings, e.g. ketamine, nortriptyline having the amino group directly attached to the aromatic ring, e.g. benzeneamine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • A61P17/02Drugs for dermatological disorders for treating wounds, ulcers, burns, scars, keloids, or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2121/00Preparations for use in therapy
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2300/00Mixtures or combinations of active ingredients, wherein at least one active ingredient is fully defined in groups A61K31/00 - A61K41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

本発明は、やけど(熱傷・火傷)による損傷の治療または予防に有用な薬学的組成物及びやけど(熱傷・火傷)による損傷を治療または予防する方法に関する。
やけどは、主に事故により発生し、原因に応じて、熱によるやけど、電流によるやけど、化学物質によるやけど、放射線によるやけどなどに分類することができる。やけどの重症度は、やけどをした面積の広さ、深さ、やけどを誘発した物体の温度と接触時間、皮膚の状態などに応じて1度、2度、3度と4度のやけどに分かれ、2度のやけどからは傷跡が残し得るため、病院での治療を要する。
1度のやけどは、皮膚が赤くなり、ひりひり感などの痛みを伴う。皮膚層の最も外層である表皮の損傷をもたらし、痛みや紅斑を伴いながら、腫れ上がることもある。数日内に症状がなくなるが、その部位に軽い落屑や色素沈着が残る場合もある。回復後に瘢痕は残らない。日焼けによるやけど(sun burn)の場合は、最も一般的な1度のやけどの例である。
2度のやけどは表皮と真皮両方に影響を及ぼし、紅斑、痛み、腫れ、そして事故後24時間以内に水ぶくれを生じさせる。このやけどはまた、汗腺や毛穴に影響を及ぼすこともある。自覚的には灼熱感や痛みがひどい。水泡が破れてしまえばびらん面を示し、多量の分泌液が出てくる。やけどを受けた面積が体表面積の約15%以上にいたる場合には特に注意を要する。数週間以内に治癒されるが、その場所に色素沈着や色素脱失が残ることが多い。二次感染を起こせば、局所症状はさらに激しく経過も長続きする。
3度のやけどは表皮、真皮、そして皮下まで影響を及ぼすことによって皮膚が黒くなったり、半透明の白になって、皮膚表面のすぐ下の血管を凝固させる。このやけどの部位は感覚がなくなることもがあり得るが、患者は激しい痛みを感じ、皮膚組織と構造が壊死することになって、治療に時間がかかり、後に傷跡が残ることになる。事故後2週間が経過すると、かさぶたが剥がれて潰瘍面が現れる。分泌液が多く、出血しがちであるが、徐々に新しい組織が生じ、表皮が再生され、瘢痕が残って治癒される。皮膚壊死が深い場合、または2次感染を起こした場合、治療が遅れて瘢痕表面が不規則になり、ケロイドができたり、変形や運動障害が残ったりする。やけどをした面積が体表面積の10%以上に及ぶ場合には特に注意を要する。
4度のやけどは、やけどを受けた部位の組織が炭化して黒く変化した場合であり、皮膚層の下にある脂肪層、靭帯、筋膜、筋肉、骨組織などまでやけどをした場合をいう。高圧電気によるやけどで主に発生し、場合によっては深在性2〜3度のやけどで、菌の感染が発生した場合に生じることがある。やけどの範囲が20%以上の場合、全身的な身体反応が起こり得るが、過度な体液の損失に伴う低血圧、ショック、急性腎不全などが生じ得、のちに傷の感染症や肺炎、敗血症、多発性臓器機能不全症候群などが発生することもある。
やけどの治療は、できるだけ早く、初期やけどの創傷を治癒したり、やけどの部位を減らすことが重要である。初期やけどの患部ドレッシングで感染症や炎症の調節、湿潤環境の維持、皮膚の再生を助ける成長因子やサイトカインの投与、局所的なヘパリンの使用等による深部やけどへの転換を防止する初期治療が強調されている。
これらのやけどによる損傷の深刻性を考慮すると、やけどによる損傷の治療または予防に有用な治療薬が開発される場合、やけど患者の治療、状態の改善および傷跡の減少に大いに役立つだろう。
したがって、本発明が成し遂げようとする技術的課題は、やけどによる損傷の治療または予防に有用な薬学的組成物及びこのような組成物の医学的な用途を提供することである。
前記の技術的課題を達成するために、本発明は下記の化学式1で表されるテトラフルオロベンジル(tetrafluorobenzyl)誘導体またはその薬学的に許容可能な塩を含むことを特徴とするやけどの治療または予防用薬学的組成物を提供する。
上記の化学式1において、
上記の化学式1において、R、R、及びRはそれぞれ独立して水素またはハロゲンであり;
はヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロゲンで置換されたアルコキシ、アルカノルオキシまたはニトロであり;
は、カルボン酸、アルキル基で置換されたカルボン酸、カルボン酸アミド、スルホン酸、ハロゲンまたはニトロである。
すなわち、本発明は、やけどによる損傷の治療または予防のため、上記のテトラフルオロベンジル誘導体及びその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物の薬学的組成物および医薬用途を提供する。
上記の化学式1で、アルキルは、炭素数1ないし5のアルキルであることが好ましく、炭素数1または3のアルキルであることがより望ましい。具体的には、上記のアルキルはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2次‐ブチル及び3次‐ブチル基が望ましいが、これらに限定されるものではない。アルコキシは炭素数1ないし5のアルコキシであることが好ましく、炭素数1または3であるアルコキシであることがより望ましい。具体的には、上記のアルコキシはメトキシ、エトキシ、プロトキシ基が望ましいが、これらに限定されるものではない。ハロゲンはフッ素、塩素、臭素及びヨードであることが望ましいが、これらに限定されるものではない。アルカノイル(alkanoyl)は、炭素数2〜10のアルカノルであることが好ましく、炭素数2または5のアルカノルであることがより望ましい。具体的には、上記のアルカノルとしてはエタンノイル(ethanoyl)、プロパノイル(propanoyl)、およびシクルロヘクサンカルボニル(cyclohexancarbonyl)が望ましいが、これらに限定されるものではない。アルカノルオキシは、炭素数1ないし4のアルカノルオキシであることが望ましい。
前記の化学式1で表されるテトラフルオロベンジル誘導体の好ましい例は2‐ヒドロキシ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ−4−トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸(2‐Hydroxy‐5‐(2,3,5,6‐tetrafluoro‐4‐trifluoromethyl−benzylamino)−benzoicacid)(以下、「2‐hydroxy‐TTBA」とする)、2‐ニトロ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸(2‐Nitro‐5‐(2,3,5,6‐tetrafluoro‐4‐trifluoromethyl‐benzylamino)‐benzoicacid)、2‐クロロ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸(2‐Chloro‐5‐(2,3,5,6‐tetrafluoro‐4‐trifluoromethyl‐benzylamino)‐benzoicacid)、2‐ブロモ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸(2‐Bromo‐5‐(2,3,5,6‐tetrafluoro‐4‐trifluoromethyl‐benzylamino)‐benzoicacid)、2‐ヒドロキシ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐メチルベンジルアミノ)‐安息香酸(2‐Hydroxy‐5‐(2,3,5,6‐tetrafluoro‐4‐methyl‐benzylamino)‐benzoicacid)、2‐メチル‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸(2‐Methyl‐5‐(2,3,5,6‐tetrafluoro‐4‐trifluoromethyl‐benzylamino)‐benzoicacid)、2‐メトキシ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸(2‐Methoxy‐5‐(2,3,5,6‐tetrafluoro‐4‐trifluoromethyl‐benzylamino)‐benzoicacid)または、5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐2‐トリフルオロメトキシ安息香酸(5‐(2,3,5,6‐Tetrafluoro‐4‐trifluoromethyl‐benzylamino)‐2‐trifluoromethoxybenzoicacid)を含むが、これらに限定されるものではない。
本発明において、やけどは一般的に熱によって、皮膚細胞が破壊されたり壊死される現象を言い、例えば、火災による炎やけど、熱い液体(水、油など)による熱湯やけど、高温の物体(電気アイロン、炊飯器等)の接触による接触やけど、強酸、強アルカリ等による化学やけど、その他の夏の強い紫外線による日焼けや、放射線およびX線露光による放射線やけどを含むが、これらに限定されるものではない。また、本発明のやけどは1度、2度、3度または4度のやけどであることができる。
本発明による化学式1のテトラフルオロベンジル誘導体およびこれらの薬学的に許容可能な塩または溶媒和物は、これらのやけどによる損傷の治療または予防のために使用することができるが、上記やけどの具体的種類ややけどの程度(深刻度)に限定されるものではない。
本発明のテトラフルオロベンジル誘導体またはその薬学的に許容可能な塩は、米国特許第6,927,303号に開示された製造方法によって製造することができるが、本発明は、このような製造方法に限定されるものではない。
本発明に係る化合物々にとって、いくつかの化合物は薬学的に許容可能な塩の形態で投与することができる。「薬学的に許容可能な塩」は、毒性がないか少ない酸または塩基で製造された塩を言う。本発明の化合物が相対的に酸性の場合、塩基(base)付加塩は十分な量の所望の塩基と適切な不活性(inert)溶媒によりその化合物の中性形態を接触して得ることができる。薬学的に許容可能な塩基付加塩は、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム、マグネシウムまたは有機アミノで構成される塩を含むが、これらに限定されるものではない。本発明の化合物が相対的に塩基性である場合、酸(acid)付加塩は十分な量の所望の酸と適当な不活性溶媒によりその化合物の中性形態を接触して得ることができる。薬学的に許容可能な酸付加塩は、プロピオン酸、イソブチル酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、安息香酸、コハク酸、スベリン酸(suberic)、フマル酸、マンデル酸、フタル酸、ベンゼンスルホン酸、p‐トリルスルホン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸、塩酸、ブロム酸、硝酸、炭酸、一水素炭酸(monohydrogencarbonicacid)、リン酸、一水素リン酸、二水素りん酸、硫酸、一水素硫酸、よう化水素、亜リン酸(phosphorousacid)などで形成された塩を含むが、これらに限定されるものではない。また、アルジネート(arginate)のようなアミノ酸の塩及びグルクロニック(glucuronic)またはガラクツロン(glactunoric)酸のような有機酸の類似塩を含むが、これらに限定されるものではない。
本発明はまた、上記化合物の溶媒和物、特に水和物の形態を含み、溶媒和された形態(例えば、水和物)だけでなく、非溶媒和(unsolvated)形も含む。また、本発明の上記化合物は、結晶形または無定形の形で存在し得、これらのすべての物理的形状は、本発明の範囲に含まれる。また、本発明の化合物は、化合物によって光学中心の不斉炭素原子または二重結合を有し得、ラセミ体、鏡像異性体(エナンチオマー)、ジアステレオマー(Diastereomer)、幾何異性体などが存在することができ、これらもまた、本発明の範囲に含まれる。
本発明はまた、上記化合物またはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物及び薬剤学的に許容される賦形剤や添加剤を含む薬学的組成物を提供する。本発明の化合物またはその薬学的に許容可能な塩/溶媒和物は、単独で、あるいはいくつかの便利な担体、賦形剤などと一緒に混合して投与することができ、そのような投与剤形は、単回投与または反復投与剤形であることができる。
本発明の薬学的組成物は、固形製剤または液状製剤であることができる。固形製剤は、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、坐剤などがあるが、これらに限定されるものではない。固形製剤には、賦形剤、着香剤、結合剤、防腐剤、崩壊剤、滑沢剤、充填剤などが含まれることができるが、これらに限定されるものではない。液状製剤は、水、プロピレングリコール溶液のような溶液剤、懸濁液剤、乳剤などがあるが、これらに限定されるものではなく、適切な着色剤、着香剤、安定化剤、増粘剤などを添加して製造することができる。
たとえば、散剤は、本発明のテトラフルオロベンジル誘導体化合物と、乳糖、デンプン、微結晶セルロース等の薬剤学的に許容される適当な賦形剤を、単純混合することにより製造することができる。顆粒剤は、本発明のテトラフルオロベンジル誘導体;薬剤学的に許容される適当な賦形剤、およびポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース等の薬剤学的に許容される適当な結合剤を混合した後、水、エタノール、イソプロパノールなどの溶媒を用いた湿式造粒法または圧縮力を利用した乾式造粒法を用いて製造することができる。また、錠剤は、上記顆粒剤をステアリン酸マグネシウム等の薬剤学的に許容される適切な滑沢剤を混合した後、打錠機を用いて打錠することにより製造することができる。
本発明の薬学的組成物は、治療すべき疾患、およびオブジェクトの状態に応じて経口剤、注射剤(例えば、筋肉内注射、腹腔内注射、静脈内注射、注入(infusion)、皮下注射、インプラント)、吸入剤、点鼻剤、膣に適用する製剤、直腸に適用する製剤、舌下錠、経皮製剤、局所用製剤などで投与されることができるが、これらに限定されるものではない。投与経路によって通常使用され、非毒性の、薬剤学的に許容される担体、添加剤、ビークルを含む適切な投与単位剤形に製剤化することができる。一定時間薬物を持続的に放出できるデポー(depot)剤形もまた本発明の範囲に含まれる。
本発明はまた、上記の化学式1の化合物、その薬学的に許容可能な塩または溶媒和物の治療学的に有効な量のやけどによる損傷の治療や予防が必要なオブジェクトに投与することを含むやけどによる損傷の治療または予防方法を提供する。
やけどによる損傷の治療のための使用において、本発明の化合物またはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物は、毎日約0.1mg/kgないし約1000mg/kgを投与することができ、約2.5mg/kgないし約500mg/kgの1日投与量が望ましい。しかし、上記投与量は患者の状態(年齢、性別、体重など)、治療している状態の深刻度、使用された化合物などによって変わり得る。必要に応じて、利便性のために1日の総投与量を分け、一日複数回に分けて投与することができる。
本発明は、上記化学式1の化合物、その薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を有効成分として含むことを特徴とするやけどによる損傷の治療や予防に有用な薬学的組成物を提供する。本発明は、また、上記化学式1の化合物、その薬学的に許容可能な塩、または溶媒和物のやけどによる損傷の治療や予防に対する用途を提供する。本発明は、また、上記化学式1の化合物、薬学的に許容可能な塩または溶媒和物の治療学的に有効な量をやけどによる損傷の治療や予防が必要なオブジェクトに投与することを含むやけどによる損傷の治療または予防方法を提供する。
血液化学検査により血清中の乳酸脱水素酵素(lactate dehydrogenase)の濃度を測定した結果であり、これにより、2‐hydroxy‐TTBAがやけどの治療に有効であることを示すグラフである。 やけどの損傷後、7日目に、背中の皮膚を観察した写真である。2‐hydroxy‐TTBAを投与する場合、やけどの損傷が比較的早く回復されることを把握できる。 分析組織部位の上皮層の状態をヘマトキシリン・エオシン(hematoxylin eosin)染色により観察した写真の結果である。 ヘマトキシリン・エオシン染色により停滞帯(zone of stasisまたはzone of tissue injury)の皮膚の全層組織の状態を10倍率で観察した顕微鏡写真の結果である。 クレシルバイオレット(cresyl violet)染色を通じて停滞帯(zone of stasisまたはzone of tissue injury)の皮膚組織の生きた細胞を10倍率で観察した顕微鏡写真の結果である。 Masson’strichrom染色を通じて停滞帯の皮膚組織のコラーゲン(collagen)と筋線維を観察した顕微鏡写真の結果である。
以下、本発明の理解を助けるために実施例などを挙げて詳細に説明することにする。しかし、本発明による実施例は、さまざまな形に変形されることができ、本発明の範囲が下記の実施例に限定されるものと解釈されてはならない。本発明の実施例は、当業界で平均的な知識を持った者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。
<実施例1>接触による熱傷に対する治療効果
2‐hydroxy‐TTBAのやけどに対する治療効果を検証するために、沸騰したお湯(100℃維持)で3分間予熱した青銅製の櫛(brass comb)を使用して、30秒の間、ラットの背中皮膚の両側に接触によるに熱傷を誘発した。5分後に2‐hydroxy‐TTBA 10mg/5ml/kgを5分にかけて静脈内注射(intravenous injection)した。その後、1日2回(10〜12時間の間隔で)、全部で7日間、同じように投与を継続した。ビークル(Vehicle)投与群では薬物のみが含まれていない同量の生理食塩水のみを同様に投与した。実験グループ(Grouping of Rats for Burn experiments)は、下記の表1のとおりである。
上記の表1に、結果分析時の比較のために、正常対照群の動物数と各グループの実験動物数、およびやけどの損傷後、7日内に死亡した個体数を示した。やけどの損傷後、何も処理していないやけど対照群では2匹のラットがそれぞれ5日と7日目に死亡し、他の実験群では全て生存している。
〔血液化学検査による血清中の乳酸脱水素酵素(lactate dehydrogenase)の測定〕
乳酸脱水素酵素(lactate dehydrogenase;LDH)は、ほぼすべての組織に分布している酵素としてピルビン酸(pyruvic acid)と乳酸(lactic acid)との間の可逆的転換に関与して触媒作用をする。組織や細胞が破壊されるときは、血液中に流れ出て、血中のLDHが上昇すると知られている。このため、検査の妨げになる可能性がある溶血した検体を除いた血清から、各グループ間のLDH量を調査した。その結果を図1に示した。
図1に表示されるように、やけど対照群は正常対照群に比べてLDHが約2倍に増加し、2‐hydroxy‐TTBA投与群ではLDHがやけど対照群に比べ有意義に減少した。
〔やけどの後、背中の皮膚変化の観察(Appearance of burns 7 days after injury in experimental groups)〕
図2は、やけどの損傷後、7日目の背中の皮膚を観察した写真である。実験群のラットの背中の両側に予熱した青銅製の櫛(Brass comb)を使用して、4つの10×20mmの大きさの長方形に皮膚の全層火傷を誘導した。誘導後、2時間目には、背中の皮膚の両側に黒ずんでいる青白い色の4つの凝固帯(zone of coagulation or zone of tissue necrosis)と3つの停滞帯(zone of stasis or zone of tissue injury)が発生した。凝固帯は不可逆的な細胞の損傷部位であって、時間が経っても回復が不能であり、停滞帯は24〜48時間内に特別な処置がなければ細胞の壊死が進行する部位であって、持続的なフィブリン沈着、血管収縮、血栓などで虚血が発生し、細胞を死なせる部位である。
したがって、本実験では、薬効の探索のために、創傷の転換部位である停滞帯の中でラット一匹のオブジェクトで発生する総6つの部位のうち、薬剤投与のためにベスト(vest)を着用しているところに近い頭の方を除いた残りの4つの部位(図の点線で示されている長方形の部分)について分析した。
図2の写真の結果と同様に、やけどの損傷後に何の処置もしていないやけど対照群の場合、停滞帯に痂皮が形成され創傷になったり、傷が分離され、皮膚の脱落が観察されたりした。ビークルと2‐hydroxy‐TTBA投与群では、かさぶたのような痂皮の形成が相対的に稀に発生し、特に2‐hydroxy‐TTBA投与群では、肉眼で観察しても毛が伸びるなど、良好な皮膚の状態に回復された。
〔やけどから痂皮の生成と皮膚の上皮層の再生観察(Histological Appearance of Eschar Formation and Wound Epidermis Formation)〕
図3は、グループ別に分析組織の部位をヘマトキシリン・エオシン染色し、上皮層の状態を比較した結果である。図3に示すように、正常対照群で観察される健康な毛包を含めて正しく配列された通常の上皮層(矢印で表示された部分)とは違って、やけど対照群では、痂皮を形成し、炎症細胞を除いては、正常な上皮細胞が観察されておらず、ビークル投与群と2‐hydroxy‐TTBA投与群では上皮層の再生が進んでいることが確認できた。このとき、通常の上皮層の厚さ以上に、上皮増殖(Hyperplasia of epidermis)が起きた場合も観察することができた。このような現象を、グループごとに合計28個の組織の部位を分析し、(グループごとに7匹ずつの4カ所の停滞帯の部位)痂皮の形成と上皮層の再生頻度を測定した結果、やけど群で発生した約93%の創傷転換頻度は、ビークル投与群と2‐hydroxy‐TTBA投与群でそれぞれ約18%と4%程度に低下した。また、再生上皮層が観察される場合にも、やけど対照群と比較して、それぞれ約32%と71%に増加した。その結果を下記の表2(Histological appearance:痂皮の形成と上皮層の再生頻度)に示した。
〔ヘマトキシリン・エオシン染色による皮膚全層の組織学的観察(Histology of Full Thickness Skin stained by Hematoxylin and Eosin)〕
図4は、ヘマトキシリン・エオシン染色を使って停滞帯の皮膚全層組織の状態を10倍率の顕微鏡で観察した写真である。やけど対照群では上皮層、真皮層、皮下組織や筋肉層まで全層にわたって損傷されていることが分かり、痂皮を形成し、その下に炎症細胞が浸潤しており、皮下組織と筋肉の間で多数の炎症細胞が存在していることを観察することができた。ビークル投与群は、かさぶたのような痂皮を形成していないが、相当量の炎症細胞が全皮膚組織や皮下組織にかけて観察され、再生される上皮層の下にまだ多くの炎症細胞が浸潤していた。2‐hydroxy‐TTBA投与群では筋細胞や皮下組織層の部位を除いては、炎症細胞の浸潤がかなり抑えられていることがわり、上皮の再生はもちろん、毛包や皮脂腺、筋肉層においても、保護効果が認められた。
〔クレシルバイオレットによる皮膚全層の組織学的観察(Histology of Full thickness skin stained by Cresyl Violet)〕
図5は、クレシルバイオレット染色を介して停滞帯組織の生きた細胞を10倍率の顕微鏡で観察した写真である。やけど対照群とビークル投与群では、毛包がほとんど観察されておらず、大量の炎症細胞が皮膚の全層に渡って観察される一方、2‐hydroxy‐TTBA投与群では生きている毛包と上皮層が観察され、相対的に炎症性細胞は少なく観察された。
〔Masson’s trichrom染色による皮膚全層の組織学的観察(Histology of Full Thickness Skin stained by Masson’s trichrom)〕
図6は、Masson’s trichrom染色を通じて停滞帯皮膚組織のコラーゲンと筋線維を観察した顕微鏡写真の結果である。正常対照群では、青色のコラーゲンは、真皮層全体に均一に分布して筋線維が赤色に染色されたが、やけど対照群では、痂皮の下にコラーゲンが不規則に沈着しており、その染色程度も、通常に比べて相対的に弱かった。筋線維もほとんど損傷を受けて染色されなかった。ビークル投与群では、他のグループに比べて相対的にコラーゲンの量が最も多く観察され、これは正常対照群に比べても非常に高い水準だった。また、筋線維は損傷を受けて染色されなかったり、または、相当量の出血と炎症細胞の浸潤を伴っていることが観察された。しかし、2‐hydroxy‐TTBA投与群では正常対照群と同様に上皮層、真皮層、皮下脂肪、筋肉層に区分されて現れ、生きている毛包の周囲にコラーゲンが均等に分布しており筋線維もまた、赤く染色されて現れた。

Claims (6)

  1. 下記の化学式1で表されるテトラフルオロベンジル誘導体、またはこれらの薬学的に許容可能な塩を有効成分として含むことを特徴とするやけどによる皮膚の損傷治療または予防するための薬学的組成物:
    上記の化学式1において、R、R、およびRは、相互独立して水素またはハロゲンであり;Rはハイドロキシ、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロゲンで置換されたアルコキシ、アルカノルオキシまたはニトロであり、Rは、カルボン酸、炭素数1ないし4のアルキル基で置換されたカルボン酸、カルボン酸アミド、スルホン酸、ハロゲン、またはニトロである。
  2. 上記のテトラフルオロベンジル誘導体は、2‐ヒドロキシ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐ニトロ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐クロロ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐ブロモ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐ヒドロキシ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐メチルベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐メチル‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐メトキシ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、および5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐2‐トリフルオロメトキシ‐安息香酸からなる群から選択されたいずれか一つ以上であることを特徴とする請求項1に記載の薬学的組成物。
  3. 上記のテトラフルオロベンジル誘導体は、2‐ヒドロキシ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸であることを特徴とする請求項2に記載の薬学的組成物。
  4. 記の化学式1で表されるテトラフルオロベンジル誘導体,またはそれらの薬学的に許容可能な塩の、やけどによる皮膚の損傷治療または予防するための製剤の製造における、使用
    上記の化学式1において、R、R、およびRは、相互独立して水素またはハロゲンであり;Rは、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロゲンで置換されたアルコキシ、アルカノルオキシ、またはニトロであり;Rは、カルボン酸、炭素数1ないし4のアルキル基で置換されたカルボン酸、カルボン酸アミド、スルホン酸、ハロゲン、またはニトロである。
  5. 上記のテトラフルオロベンジル誘導体は、2‐ヒドロキシ‐5‐(2,3,5,6‐テ
    トラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐ニトロ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐クロロ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐ブロモ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐ヒドロキシ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐メチルベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐メチル‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、2‐メトキシ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸、および5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐2‐トリフルオロメトキシ安息香酸からなる群から選択されたいずれか一つ以上であることを特徴とする請求項4に記載の使用
  6. 上記のテトラフルオロベンジル誘導体、2‐ヒドロキシ‐5‐(2,3,5,6‐テトラフルオロ‐4‐トリフルオロメチル‐ベンジルアミノ)‐安息香酸であることを特徴とする請求項5に記載の使用
JP2012504572A 2009-04-06 2010-04-05 やけどによる損傷の治療または予防用薬学的組成物 Active JP5734953B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2009-0029233 2009-04-06
KR20090029233 2009-04-06
PCT/KR2010/002070 WO2010117170A2 (ko) 2009-04-06 2010-04-05 화상 손상의 치료 또는 예방용 약학 조성물

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012522834A JP2012522834A (ja) 2012-09-27
JP5734953B2 true JP5734953B2 (ja) 2015-06-17

Family

ID=42936693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012504572A Active JP5734953B2 (ja) 2009-04-06 2010-04-05 やけどによる損傷の治療または予防用薬学的組成物

Country Status (10)

Country Link
US (1) US20120289602A1 (ja)
EP (1) EP2417972B1 (ja)
JP (1) JP5734953B2 (ja)
KR (1) KR101136513B1 (ja)
CN (1) CN102421430B (ja)
AU (2) AU2010235334A1 (ja)
CA (1) CA2757466C (ja)
DK (1) DK2417972T3 (ja)
ES (1) ES2633691T3 (ja)
WO (1) WO2010117170A2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104042598B (zh) * 2013-03-15 2018-01-16 江苏先声药业有限公司 一种药物组合物及其在制备治疗烫伤药物中的应用
CN104055758B (zh) * 2013-03-18 2018-05-08 江苏先声药业有限公司 一种药物组合物及其在制备治疗烫伤药物中的用途

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5013540A (en) * 1989-11-30 1991-05-07 Board Of Regents, The University Of Texas System Using NMDA receptor antagonists to reduce damage due to laser treatment
ZA200108038B (en) * 2000-10-02 2003-04-01 Pfizer Prod Inc Prophylactic use of n-methyl-d-asparrate (NMDA) antagonists.
EP1674087A1 (en) * 2000-10-02 2006-06-28 Pfizer Products Inc. Prophylactic use of n-methyl-d-aspartate (NMDA) antagonists
GB0108606D0 (en) * 2001-04-05 2001-05-23 Novartis Ag Organic compounds
ES2568491T3 (es) * 2002-06-19 2016-04-29 Gnt Pharma Co., Ltd. Derivados de tetrafluorobencilo y composición farmacéutica para prevenir y tratar enfermedades neurodegenerativas agudas y crónicas en el sistema nervioso central que contiene dichos derivados
WO2004014903A1 (en) * 2002-08-02 2004-02-19 Ab Science 2-(3-aminoaryl)amino-4-aryl-thiazoles and their use as c-kit inhibitors
EP1402888A1 (en) * 2002-09-18 2004-03-31 Jerini AG The use of substituted carbocyclic compounds as rotamases inhibitors
KR100522188B1 (ko) * 2003-01-20 2005-10-18 주식회사 뉴로테크 뉴로트로핀에 의해 유도되는 세포괴사 억제 방법
CN102120031B (zh) * 2003-08-07 2012-12-05 希尔洛有限公司 用于加速伤口愈合的药物组合物和方法
WO2005115385A1 (en) * 2004-05-24 2005-12-08 Ab Science Use of c-kit inhibitors for treating acne
WO2006126825A1 (en) * 2005-05-23 2006-11-30 Choongwae Pharma Corporation Composition comprising tetrafluorobenzyl derivatives or salts of thereof for injection

Also Published As

Publication number Publication date
CA2757466A1 (en) 2010-10-14
DK2417972T3 (en) 2017-08-14
WO2010117170A3 (ko) 2011-03-10
KR20100111245A (ko) 2010-10-14
EP2417972B1 (en) 2017-06-14
CN102421430A (zh) 2012-04-18
US20120289602A1 (en) 2012-11-15
EP2417972A4 (en) 2012-08-22
AU2016219606A1 (en) 2016-09-15
WO2010117170A2 (ko) 2010-10-14
JP2012522834A (ja) 2012-09-27
AU2010235334A1 (en) 2011-11-24
CN102421430B (zh) 2014-06-25
AU2016219606B2 (en) 2018-03-15
KR101136513B1 (ko) 2012-04-17
CA2757466C (en) 2018-07-31
EP2417972A2 (en) 2012-02-15
ES2633691T3 (es) 2017-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20100098633A (ko) 자색반병의 치료를 위한 조성물 및 방법
WO2017011982A1 (zh) 贻贝粘蛋白产品及其抑制皮肤炎症的应用
JP4526042B2 (ja) 創傷治療用外用剤
TWI580422B (zh) Compositions for reducing local fat and weight loss, and pharmaceuticals and applications thereof
MXPA02011622A (es) Utilizacion de derivados de biguanida para fabricar un medicamento que tiene un efecto cicatrizante.
JP5734953B2 (ja) やけどによる損傷の治療または予防用薬学的組成物
KR101451816B1 (ko) 당뇨병성 창상의 예방 또는 치료용 약학 조성물
CN118787621A (zh) R-沙丁胺醇在治疗炎症性肠病及其肠外疾病的新应用
KR101530574B1 (ko) 욕창 및 화상 치료용 조성물
Kar et al. 6 Annular vesiculobullous eruptions in type 2 reaction in borderline lepromatous leprosy: A case report
WO2023182468A1 (ja) 創傷治療用組成物
KR20190005764A (ko) 화상 및 욕창의 완화 및 치료용 조성물
WO2020016155A1 (en) Methods and compositions for promoting wound healing in a subject suffering from ectodermal dysplasias
SK10892000A3 (sk) Použitie prášku a najmenej jedného 1-hydroxy-2-pyridónu
TWI792983B (zh) 腺嘌呤作為製備治療糖尿病潰瘍藥物的用途
KR101523345B1 (ko) 재관류 손상의 치료 또는 예방용 약학 조성물
CN118787730A (zh) 一种用于创面愈合的药物及其制备方法
JP2024158843A (ja) リドカインゲル製剤
KR20140104932A (ko) 당뇨병성 창상의 예방 또는 치료용 약학 조성물
JPWO2021100027A5 (ja)
Singh et al. Oral Propranolol Therapy in the Management of Infantile Cutaneous Haemangiomas
KR20010005396A (ko) 화상 치료용 연고
CN117137997A (zh) 一种生肌烧伤膏
RU2304930C1 (ru) Способ медикаментозной инфильтрации пальца
Murawa et al. Imiquimod as an alternative to surgery in the treatment of skin cancers–experience with the first group of patients

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140408

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140707

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5734953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250