JP5734892B2 - バンド締付け具 - Google Patents
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Description
ここで、回動レバーの基部における摺接部側の断面形状および後端部側の断面形状は、円弧状に形成されており、その摺接部側の断面形状の半径は、後端部側の断面形状の半径より小であり、回動レバーがベース部に対しロック状態にある場合は基部の上面は後端部側から摺接部側へ傾斜し、かつ、回動軸部の回動中心より摺接部側の断面形状の円弧中心の方がベース部の上面に近いようにすると良い。
また、ベース部における対象物側となる底面の前後両端部には、それぞれ、脚部が設けられているようにすると良い。
また、ベース部の回動軸支持部は、当該ベース部の基部側の両側から後方側壁を立設して設けられる一方、ベース部の係合部は、当該ベース部の先端部側の両側から前方側壁を立設して設けられており、その後方側壁と前方側壁との間には、側壁が設けられていないようにすると良い。
また、ベース部の他端側バンド係止孔は3つの他端側バンド係止孔からなり、ベース部の先端部は2つに割れて分割先端部が形成され、その分割先端部間にバンドの幅よりも狭く、先端部側の他端側バンド係止孔に連通するバンド通し部が設けられており、バンドの他端を、回動軸支持部側の他端側バンド係止孔から先端部側の他端側バンド係止孔に向かって順に連続して通すことにより、バンドの他端をベース部に連結すると良い。
また、ベース部の一端側バンド係止孔は2つ以上の一端側バンド係止孔からなり、回動レバーの中央開口部を通ったバンドの一端を、先端部側の一端側バンド係止孔から回動軸支持部側の一端側バンド係止孔に向かって順に連続して通すことにより、回動レバーの回動によってバンドに対し引張力付与可能な状態でバンドの一端をベース部に連結すると良い。
図1は、本発明にかかるバンド締付け具1の斜視図である。図2は、バンド締付け具1を構成する回動レバー11を底面側から見た斜視図、図3(a)〜(c)は、それぞれ、回動レバー11の平面図、正面図、底面図である。また、図4(a),(b)それぞれ、図3(a),(b)におけるA−A線断面図、B−B線断面図である。
11 回動レバー
11a 基部
11b 先端部
11b1 被係合部
11c 摺接部
11d バンド押さえ部
11e 中央開口部
11f 回動軸部
11g 後端部
12 ベース部
12a 回動軸支持部
12a1 後方側壁
12b 係合部
12b1 前方側壁
12b2 係止爪
12c1〜12c3 他端側バンド係止孔
12c4 バンド通し部
12f 分割先端部
12d1〜12d3 一端側バンド係止孔
2 バンド
3 電柱(対象物)
Claims (6)
- 回動レバーと、ベース部とからなり、帯状に形成されたバンドを電柱等の対象物へ取付けるバンド締付け具であって、
回動レバーは、基部の両側に回動軸部を有し、その基部とは反対側となる先端部側にベース部の長手方向にその先端部より突出し、かつ、回動レバーの底面よりも下方に突出するバンド押さえ部と、ベース部に係合してロック状態を保つ被係合部とを有し、基部と先端部との間にバンドの一端を通す中央開口部を有し、基部には、回動軸部の回動中心より回動レバーの先端部側で、かつ、その回動中心に対し後端部より遠い位置に離れて中央開口部に臨むように設けられ、回動レバーを開放状態からロック状態へ回動させた際にバンドの一端に摺接しつつその摺接部分を回動レバーの先端部側に移動させ、バンドの一端を引っ張る摺接部とを有し、その摺接部は、その中央から両側に向かうに従い回動レバーの先端部側に位置するように形成されている一方、
ベース部には、回動レバーの中央開口部を通ったバンドの一端が係止される一端側バンド係止孔と、バンドの他端が係止される他端側バンド係止孔と、回動レバーの回動軸を回動可能に支持する回動軸支持部と、回動レバーの被係合部が係合する係合部とが設けられていることを特徴とするバンド締付け具。 - 請求項1記載のバンド締付け具において、回動レバーの基部における摺接部側の断面形状および後端部側の断面形状は、円弧状に形成されており、その摺接部側の断面形状の半径は、後端部側の断面形状の半径より小であり、回動レバーがベース部に対しロック状態にある場合は基部の上面は後端部側から摺接部側へ傾斜し、かつ、回動軸部の回動中心より摺接部側の断面形状の円弧中心の方がベース部の上面に近いことを特徴とするバンド締付け具。
- 請求項1または請求項2記載のバンド締付け具において、ベース部における対象物側となる底面の前後両端部には、それぞれ、脚部が設けられていることを特徴とするバンド締付け具。
- 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載のバンド締付け具において、
ベース部の回動軸支持部は、当該ベース部の基部側の両側から後方側壁を立設して設けられる一方、ベース部の係合部は、当該ベース部の先端部側の両側から前方側壁を立設して設けられており、その後方側壁と前方側壁との間には、側壁が設けられていないことを特徴とするバンド締付け具。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一の請求項に記載のバンド締付け具において、
ベース部の他端側バンド係止孔は3つの他端側バンド係止孔からなり、ベース部の先端部は2つに割れて分割先端部が形成され、その分割先端部間にバンドの幅よりも狭く、先端部側の他端側バンド係止孔に連通するバンド通し部が設けられており、バンドの他端を、回動軸支持部側の他端側バンド係止孔から先端部側の他端側バンド係止孔に向かって順に連続して通すことにより、バンドの他端をベース部に連結することを特徴とするバンド締付け具。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一の請求項に記載のバンド締付け具において、
ベース部の一端側バンド係止孔は2つ以上の一端側バンド係止孔からなり、回動レバーの中央開口部を通ったバンドの一端を、先端部側の一端側バンド係止孔から回動軸支持部側の一端側バンド係止孔に向かって順に連続して通すことにより、回動レバーの回動によってバンドに対し引張力付与可能な状態でバンドの一端をベース部に連結することを特徴とするバンド締付け具。
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