JP5734499B1 - フィルム開封機能付ラベル - Google Patents

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【課題】商品を包装する包装フィルムを簡単かつ楽に開封することが可能なフィルム開封機能付ラベルを提供する。【解決手段】このフィルム開封機能付ラベル90は切断線36で形成されたフィルム裂断部30を有しており、このフィルム裂断部30の裂断端部32が包装フィルム10の易裂方向となるように貼着する。そして、開封者が裂断端部32を押下すると包装フィルム10は裂断端部32に沿って裂断する。これにより包装フィルム10に開封孔Hが形成される。また、包装フィルム10の裂断は側辺33端部のストッパ部38で一旦停止し、開封孔Hが不用意に拡大することはない。そして、開封者はこの開封孔Hを開封端として用いることで、簡単かつ確実に包装フィルム10を開封することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、商品を包装する包装フィルムに貼着するラベルに関し、特に包装フィルムを裂断し開封端を形成するフィルム開封機能付ラベルに関するものである。
従来から、発泡スチロールやプラスチック、紙などのトレーに食品等の商品を載せ、上方から透明のラップフィルムを被せ、裏面側にて内容表示ラベルの貼着やラップフィルムの密着性により固定した包装形態が一般的に行われている。また、ヨーグルト、プリン等のデザート類の複数パック商品やカップ麺等の包装形態として、透明のシュリンクフィルムで商品を包んだ上で、シュリンクフィルムの端部を熱溶着する包装形態も一般的に行われている。しかしながら、これら包装フィルムはある程度の強度と延伸性とを有し、特にシュリンクフィルムは熱溶着を行う関係上、ある程度の厚みを有しその強度も強い。このため、商品を購入した開封者が容易に破くことができず開封時にストレスを感じるという問題点がある。また、特に力の弱い高齢者等では刃物を使用しなければ開封できない場合がある。この問題点に関し下記[特許文献1]には、開封ラベルをラップフィルムに貼着し、この開封ラベルを左右に引っ張ることでラップフィルムを破く発明が開示されている。
特開2011−16569号公報
しかしながら、これら包装フィルムは延伸性を有するため[特許文献1]に記載の発明のように単純に開封ラベルを貼着し引っ張るだけでは、包装フィルムが塑性変形の限界まで延伸し、破れるまでにはある程度の力を要するという問題点がある。特に、シュリンクフィルムは比較的強度が強いため裂断にかなりの力を要し、依然、力の弱い高齢者等では刃物や両手を使用しなければ開封できないという問題点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、包装フィルムを簡単かつ楽に開封することが可能なフィルム開封機能付ラベルを提供することを目的とする。
本発明は、
(1)容易に裂断する易裂方向を有する包装フィルム10に貼着するフィルム開封機能付ラベルであって、裏面側に粘着剤層20を有する合成樹脂製のシート層22と、前記シート層22に形成された切断線36で構成されるフィルム裂断部30と、を有し、
前記フィルム裂断部30は、前記包装フィルム10の裂断端となる裂断端部32と、前記裂断端部32の両側から延びる側辺33と、前記側辺33の端部に形成され前記シート層22の裂断を阻害するストッパ部38と、を備え、
前記ストッパ部38は外側にカールした切断線36によって形成されるとともに、前記裂断端部32が前記包装フィルム10の易裂方向と略同等の方向となるように貼着することを特徴とするフィルム開封機能付ラベル90を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)フィルム裂断部30が略円弧状もしくは略コの字状を呈することを特徴とする上記(1)記載のフィルム開封機能付ラベル90を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)裂断端部32の両側に外側に向けて形成された切込線37を有することを特徴とする上記(1)または(2)に記載のフィルム開封機能付ラベル90を提供することにより、上記課題を解決する。
(4)裂断端部32の切断線36’が破線によって形成されることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のフィルム開封機能付ラベル90を提供することにより、上記課題を解決する。
(5)シート層22が、容易に裂断する易裂方向を有する異方性シートであり、
前記側辺33を前記シート層22の易裂方向に沿って形成することを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載のフィルム開封機能付ラベル90を提供することにより、上記課題を解決する
本発明に係るフィルム開封機能付ラベルは、切断線で形成されたフィルム裂断部を有し、このフィルム裂断部の裂断端部を包装フィルムの易裂方向となるように貼着する。そして、開封者が裂断端部を押下することで、包装フィルムに簡単かつ確実に開封孔を形成することができる。また、本発明に係るフィルム開封機能付ラベルはフィルム裂断部にストッパ部を有するため、開封孔の不用意な拡大を防止することができる。
本発明に係るフィルム開封機能付ラベルの使用例を示す図である。 本発明に係るフィルム開封機能付ラベルの正面図及び模式断面図である。 本発明に係るフィルム開封機能付ラベルの動作を説明する図である。 本発明に係るフィルム開封機能付ラベルの他の例を示す図である。 本発明に係るフィルム開封機能付ラベルの方向性を説明する図である。 本発明に係るフィルム開封機能付ラベルの製造方法を説明する図である。
本発明に係るフィルム開封機能付ラベルの実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るフィルム開封機能付ラベルの使用例を示す図である。また、図2(a)は本発明に係るフィルム開封機能付ラベルの一例を示す正面図であり、図2(b)は包装フィルムに貼着した状態におけるX−X線での模式断面図である。尚、図2(a)、(b)では印刷物Aを有する商品ラベルを兼ねたフィルム開封機能付ラベル90を図示しているが、本発明はこれに限定されるわけではなく、例えば図2(c)に示すように、本発明に係るフィルム開封機能付ラベル90を商品ラベルとは別に包装フィルム10に貼着しても良い。
本発明に係るフィルム開封機能付ラベル90は、商品1を包装する包装フィルム10に貼着するものであり、裏面側に粘着剤層20を有する合成樹脂製のシート層22と、このシート層22に形成された切断線36で構成されるフィルム裂断部30と、を有している。そして、フィルム開封機能付ラベル90の粘着剤層20が包装フィルム10に貼着することで、フィルム開封機能付ラベル90のラベル本体部34とフィルム裂断部30とが包装フィルム10を密着保持する。尚、フィルム開封機能付ラベル90の外形形状には特に限定はなく、矩形、角丸四角形、楕円形等の一般的なラベル形状の他、発注者の要望や商品に応じた様々なデザインとすることができる。
また、フィルム開封機能付ラベル90は、包装フィルム10の内面が商品1と離れている部分、即ち包装フィルム10と商品1との間に間隙が存在する部分に、フィルム開封機能付ラベル90のフィルム裂断部30が位置するように貼着することが好ましい。尚、商品1と包装フィルム10との間に間隙が存在する部分の具体例としては、図1に示すパック詰め商品における商品1と商品1の間や、商品1と商品トレーとの間、カップ麺の底面等であり、商品1等の外形の凹凸によって包装フィルム10に隙間が生じる部分である。
また、フィルム裂断部30は、包装フィルム10の裂断端となる裂断端部32と、裂断端部32の両側から延びる側辺33と、この側辺33の裂断端部32とは逆側の端部に形成されたストッパ部38と、を有している。そして、フィルム裂断部30を構成する裂断端部32の長さは人の指の幅よりも若干長く形成することが好ましい。また、フィルム裂断部30の長さ、即ち裂断端部32の先端から側辺33の終端までの長さは人の指先の長さ、即ち1cm〜2cm程度とすることが好ましい。また、側辺33の端部に形成されるストッパ部38はシート層22の裂断を阻害するものであり、切断線36が外側にカールすることによって形成される。尚、フィルム裂断部30は図2に示されるように略円弧状とすることが好ましいが、特にこれに限定されるわけではなく、図4(a)に示すように略コの字状としても良い。また、それ以外の形状としても良い。ただし、裂断端部32は、後述する包装フィルム10の易裂方向と略同等の方向に位置して、裂断端部32への押圧によって包装フィルム10が容易に裂断する形状とする。またさらに、裂断端部32の両側には外側(ラベル本体部34の側)に向けて形成された1mm〜2mm程度の切込線37を有することが好ましい。
ここで、フィルム開封機能付ラベル90が貼着する包装フィルム10の異方性に関して説明する。一般的な合成樹脂製のシートは合成樹脂スラリを延伸して形成され、この延伸時の方向及び強弱によって容易に裂断する易裂方向と、裂断し難い難裂方向が存在する。この異方性は合成樹脂膜をある程度加熱した状態で一方向に延伸したときに、分子が延伸方向に配列し強度が増すためと考えられ、包装フィルム10(ラップフィルム、シュリンクフィルム)を含む多くの合成樹脂製シートでは短尺方向が易裂方向となる。
そして、本発明に係るフィルム開封機能付ラベル90は、裂断端部32の方向が包装フィルム10の易裂方向(図2中の白抜き矢印で示す)と略同等の方向となるように貼着する。例えば、フィルム裂断部30が略円弧状のものの場合、裂断端部32の略先端部分の接線方向が包装フィルム10の易裂方向と略同等の方向となるように貼着する。また、フィルム裂断部30が略コの字状のものの場合、裂断端部32の方向が包装フィルム10の易裂方向と略同等の方向となるように貼着する。尚、包装フィルム10による商品1の包装及びラベルの貼着が納品先で行われる場合には、商品を包装する際の包装フィルム10の易裂方向と、納品先でのラベルの貼着方向とを予め把握しておき、裂断端部32の方向が包装フィルム10の易裂方向と同じとなるようにフィルム開封機能付ラベル90を形成することが好ましい。尚、上記のように裂断端部32の方向は包装フィルム10の易裂方向と一致することが理想的であるが、裂断端部32の方向と包装フィルム10の易裂方向とが多少ずれていてもフィルム裂断部30は十分に機能する。特に、フィルム裂断部30が略円弧状の場合、裂断端部32の接線方向には幅が存在するため包装フィルム10の易裂方向に対するズレの許容範囲が広く、比較的大きなずれに対しても優れた開封機能を発揮する。
また、フィルム開封機能付ラベル90を構成するシート層22は、周知の合成樹脂製のシート材を用いることができる。尚、シート層22に印刷物Aを形成する場合には、一般的な印刷手法により印刷物Aの形成が可能なシート層22を用いる。また、フィルム開封機能付ラベル90に用いるシート層22は、前述の包装フィルム10と同様、容易に裂断する易裂方向と、裂断し難い難裂方向とを有する異方性シートを用いることが好ましい。そして、シート層22に異方性シートを用いる場合、図2に示すように、フィルム裂断部30の側辺33の方向がシート層22の易裂方向(図2中の黒矢印で示す)となるように形成する。
ここで、本発明のシート層22に特に好適なシート材の構成を簡単に説明する。本発明に好適なシート材はポリプロピレン樹脂を主成分とし、基層と、この基層の上下に形成された2つの表層の3層で構成される。そして、本発明に好適なシート材は、基層が縦方向(長尺方向)に延伸された後、基層の上下面に表層が成膜され、基層とともに横方向(短尺方向)に延伸されてシート化される。よって、基層は長尺短尺の両方向に延伸され、上下表層は短尺方向にのみ延伸される。また、延伸前の基層、表層は微細な空隙を有し、この空隙も延伸方向に引き伸ばされる。よって、特に上下表層の空隙は短尺方向にのみ延伸され、短尺方向に細長い微細空隙となる。この短尺方向に長い微細空隙の存在によってシート材の短尺方向は容易に裂断する易裂方向となる。そして、この本発明に好適なシート材では、易裂方向である短尺方向がフィルム裂断部30の側辺33の方向となるようにフィルム開封機能付ラベル90を形成する。
また、シート層22の裏面に形成する粘着剤層20は、周知の粘着剤を用いることが可能であり、中でもCHR(ホモポリマー)系の水系アクリルエマルジョン粘着剤を用いることが好ましい。また、粘着剤層20は強粘着性のものを用いることが好ましく、その粘着力としてはJIS Z0237に準ずる試験方法で、プラスチック板に対する粘着力が界面破壊の数値で7.6N/25mm程度(6.6N/25mm〜8.6N/25mm)、ステンレス板に対する粘着力が界面破壊の数値で10.8N/25mm程度(9.8N/25mm〜11.8N/25mm)のものを用いることが特に好ましい。そして、この粘着剤層20によりシート層22と包装フィルム10とは強い力で粘着して一体化し、包装フィルム10の延伸性を阻害する。これにより、包装フィルム10はラベル本体部34とフィルム裂断部30との間で自由な伸び縮みができなくなり、延伸性を発揮することなく切断線36に沿って弱い力で簡単に裂断する。この裂断によって包装フィルム10には開封端となる孔が開く。
次に、本発明に係るフィルム開封機能付ラベル90の使用方法を説明する。尚、ここでは包装フィルム10としてシュリンクフィルム10を用いて説明を行う。先ず、フィルム開封機能付ラベル90は、図1に示すように、商品1を包装したシュリンクフィルム10(包装フィルム10)に貼着された状態にある。このとき、シュリンクフィルム10と商品1との間に隙間が生じる部分にフィルム裂断部30が位置するよう貼着する。尚、このときのシュリンクフィルム10の易裂方向は図1中の白抜き矢印で示す方向であり、フィルム開封機能付ラベル90の裂断端部32と略同等な方向である。
次に、開封者がフィルム裂断部30の裂断端部32を指やコイン等で押下する。前述のように、ラベル本体部34と裂断端部32とは切断線36を挟んでシュリンクフィルム10を貼着保持している。そして、裂断端部32の方向はシュリンクフィルム10の易裂方向と略同等の方向である。よって、開封者が裂断端部32を押下すると、ラベル本体部34と裂断端部32とがシュリンクフィルム10の延伸性を阻害し、シュリンクフィルム10は易裂方向である裂断端部32に沿って簡単に裂断する。特にフィルム裂断部30が略円弧状のものの場合、開封者の押下力は裂断端部32の先端近傍に集中するから、より弱い力でシュリンクフィルム10を裂断することができる。裂断端部32に沿って裂断したシュリンクフィルム10は、これと連続して側辺33の切断線36に沿って裂断する。尚、側辺33の方向はシュリンクフィルム10の難裂方向に相当するが、シュリンクフィルム10は裂断端部32で既に裂断しており、さらにラベル本体部34と側辺33の貼着により延伸性が阻害されているから、側辺33に沿って容易に裂断する。これにより、シュリンクフィルム10には、図3に示すように開封孔Hが形成される。
また、裂断端部32は図4(b)、(c)に示すように、断続的に形成された破線状の切断線36’によって形成しても良い。この構成によれば、裂断端部32がラベル本体部34側と部分的に繋がっているため、商品の輸送時や陳列時における偶発的なシュリンクフィルム10の裂断を防止することができる。
そして、上記の開封者の押下によるシュリンクフィルム10の裂断は、ストッパ部38にて一旦停止する。ここで、ストッパ部38が存在しない場合、シュリンクフィルム10の裂断と同時にシート層22がシュリンクフィルム10とともに側辺33の方向に大きく裂断し、開封者の指等がシュリンクフィルム10内に突っ込んで、商品1を傷付けたり、指を痛めたりする虞がある。特に商品1が食品で且つ個別包装がされていない場合、突入した指が食品と直に接触する可能性が有り食品衛生上好ましいものではない。また、商品1が個別包装されている場合では衛生上の問題は生じないが、開封者の意に反して指がシュリンクフィルム10内に突入することは好ましいものではない。この点、本発明に係るフィルム開封機能付ラベル90は、側辺33の端部に外側にカールしたストッパ部38が存在するため、シート層22の裂断はここで一旦停止し、不用意に拡大することがない。
そして、開封者が開封孔Hの更なる拡大を望む場合には、例えば開封孔Hに指を入れ2つの切込線37の間に位置するラベル本体部34を引き上げる。このときの引き上げ方向はシート層22の易裂方向となる。よって、シート層22は切込線37を起点として容易に裂断する。また、シュリンクフィルム10はシート層22のラベル本体部34に貼着保持され延伸性が阻害されているから、これもシート層22とともに容易に裂断する。これにより、シュリンクフィルム10の開封孔Hは拡大し、これを開封端としてシュリンクフィルム10を楽に開封することができる。尚、シュリンクフィルム10の開封方法はこれに限定されるわけではなく、開封孔Hに手指を入れてシュリンクフィルム10を裂き破いても良いし、フィルム裂断部30側を摘まんで引き上げ、ストッパ部38から強引にシート層22及びシュリンクフィルム10を裂断して開封しても良い。
ここで、図5に示すような印刷物Aを有するフィルム開封機能付ラベル90を製造すると仮定する。そして、例えば商品包装時のシュリンクフィルム10の易裂方向が、図5(a)、(c)の白抜き矢印の方向の場合、フィルム開封機能付ラベル90は図5(a)、(c)に示すように、裂断端部32がシュリンクフィルム10の易裂方向となる方向にフィルム裂断部30を形成する。このとき、図5中の黒矢印に示すシート層22の易裂方向は、フィルム裂断部30の側辺33の方向とする。よって、シート層22の易裂方向がシート材の短尺方向の場合、図5(a)に示すフィルム開封機能付ラベル90の印刷方向は図5(b)に示す方向となる。また、図5(c)に示すフィルム開封機能付ラベル90の印刷方向は図5(d)に示す方向となる。尚、フィルム裂断部30には、図5に示すように、開封者に包装フィルムを裂断する動作を示唆する「PUSH」や「押す」等の印刷物aを形成しても良い。
次に、本発明のフィルム開封機能付ラベル90の製造方法の一例を図6を用いて説明する。尚、ここでは印刷物Aを有するフィルム開封機能付ラベル90の製造方法を説明する。先ず、帯状のシート材94が巻回された原反ロール94aをラベル製造装置100に設置する。このシート材94は、粘着剤層20を備えたシート層22と、離形処理が施され粘着剤層20の粘着面に仮貼着されたセパレータ26と、を有している。そしてシート材94は搬送ローラによってラベル製造装置100のラベル面印刷機46に搬送され、ここでシート層22の表面に所定の印刷物Aが印刷形成される。尚、多色印刷等の場合には、このラベル面印刷機46は複数台設置される。ラベル面の印刷が行われたシート材94は打ち抜き機48に搬送され、フィルム裂断部30が形成されるとともに、所定のフィルム開封機能付ラベル90の形状に打ち抜かれる。このとき、セパレータ26に対しては打ち抜きが行われず、フィルム開封機能付ラベル90はセパレータ26上に担持される。打ち抜きの行われたシート材94は周囲の不要な余白部分のシート層22’が剥離除去され巻き取られる。これにより、セパレータ26上に複数のフィルム開封機能付ラベル90が担持されたラベルロール92が完成する。そして、このラベルロール92は例えば受注元に納品され、商品1を包装した包装フィルム10上に貼着される。
以上のように、本発明に係るフィルム開封機能付ラベル90は切断線36で形成されたフィルム裂断部30を有しており、このフィルム裂断部30の裂断端部32が包装フィルム10の易裂方向となるように貼着される。そして、開封者が裂断端部32を押下すると、包装フィルム10に貼着した裂断端部32とラベル本体部34とが包装フィルム10の延伸性を阻害し、包装フィルム10は裂断端部32に沿って簡単に裂断する。次いで、包装フィルム10は側辺33に沿って裂断し、これにより包装フィルム10には開封孔Hが形成される。また、包装フィルム10の裂断は側辺33の端部に形成されたストッパ部38で一旦停止する。これにより、開封孔Hが不用意に拡大することはない。そして、開封者はこの開封孔Hを開封端として用いることで、簡単かつ確実に包装フィルム10の開封を行うことができる。
尚、本例で示したフィルム開封機能付ラベル90の構成は一例であり、フィルム開封機能付ラベル90、フィルム裂断部30の各部の形状、寸法、層構成、製造方法等は上記のものに限定されるものではなく、本発明は本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。
1 商品
10 包装フィルム
20 粘着剤層
22 シート層
30 フィルム裂断部
32 裂断端部
33 側辺
36 切断線
37 切込線
38 ストッパ部
90 フィルム開封機能付ラベル

Claims (5)

  1. 容易に裂断する易裂方向を有する包装フィルムに貼着するフィルム開封機能付ラベルであって、
    裏面側に粘着剤層を有する合成樹脂製のシート層と、前記シート層に形成された切断線で構成されるフィルム裂断部と、を有し、
    前記フィルム裂断部は、前記包装フィルムの裂断端となる裂断端部と、前記裂断端部の両側から延びる側辺と、前記側辺の端部に形成され前記シート層の裂断を阻害するストッパ部と、を備え、
    前記ストッパ部は外側にカールした切断線によって形成されるとともに、
    前記裂断端部が前記包装フィルムの易裂方向と略同等の方向となるように貼着することを特徴とするフィルム開封機能付ラベル。
  2. フィルム裂断部が略円弧状もしくは略コの字状を呈することを特徴とする請求項1記載のフィルム開封機能付ラベル。
  3. 裂断端部の両側に外側に向けて形成された切込線を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルム開封機能付ラベル。
  4. 裂断端部の切断線が破線によって形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のフィルム開封機能付ラベル。
  5. シート層が、容易に裂断する易裂方向を有する異方性シートであり、
    前記側辺の方向が前記シート層の易裂方向となるように形成することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフィルム開封機能付ラベル。
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