JP5726127B2 - ダンパー付きステー - Google Patents

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Description

本発明は、開き戸等の回転体の回転動作に対する緩衝を行うダンパー付きステーに関する。
従来のダンパー付きステーとしては、特許文献1のように、基部を開閉する蓋部の開動作を緩衝するものがある。このダンパー付きステーは、端部間が回転自在に結合された一対のアームにダンパーの両端部を軸支し、一対のアームを蓋部及び基部に取り付けられる。一対のアームは、蓋部の上下方向の回転による開動作に応じ、相対回転してダンパーを収縮させる。これにより、蓋部の開動作に対するダンパー効果を発揮することができる。
しかし、かかる従来のダンパー付きステーでは、ダンパーの両端部が一対のアームに軸支されているので、ダンピング特性がダンパー自体の特性とダンパーの取付位置とで一義的に決まる。
このため、蓋部の重量等が異なるものに適用する場合は、ダンパー自体の特性の変更やダンパーの取付位置を変更した別のステーを用いて、ステーのダンピング特性を変更していた。
このようにダンピング特性を変更するには、ダンパー又はステー全体の主要部品の変更が必要となり、その主要部品の共通化が妨げられてコスト高となっていた。
特開2007−23556号公報
解決しようとする問題点は、ダンピング特性変更のために主要部品の変更が必要な点である。
本発明は、主要部品を変更することなくダンピング特性を変更可能とするため、端部間が回転自在に結合された一対のアームと、該一対のアームの相対回転によって収縮し緩衝動作を行うダンパーとを備え、前記ダンパーの一端部側を、前記一対のアームの一方に取り付け、前記一対のアームの他方に、前記相対回転に応じ前記ダンパーの他端部を押圧して前記ダンパーの収縮を行わせるカム面を設け、前記ダンパーは、前記一対のアームの一方に沿って取り付けられ、前記他端部が前記一対のアームの他方の端部に隣接配置され、前記カム面は、前記一対のアームの他方の端部に形成され、前記一対のアームの一方の端部は、前記一対のアームの他方の端部に対して回転軸方向の両側に位置すると共に回転自在に結合される一対の壁部を備え、前記ダンパーの他端部が、前記一対の壁部間に臨み、前記一対のアームの一方が、前記壁部間に連通して前記ダンパーの一端部側を保持する保持孔部を備えたことを最も主な特徴とする。
本発明によれば、主要部品を変更することなく、カム面の形状変更によってダンピング特性を自在に変更することができる。
ダンパー付きステーを備えた開き戸の要部断面図であり、(a)は開き戸の閉じ状態、(b)は開き戸の開状態を示している(実施例1)。 ダンパー付きステーの拡大斜視図であり、(a)は開き戸の閉じ状態、(b)は開き戸の開状態を示している(実施例1)。 図2のダンパー付きステーを拡大して示す分解斜視図である(実施例1)。 図1のダンパー付きステーを拡大して示し、(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は底面図である。(実施例1)。 図1のダンパー付きステーの一方のアームを示し、(a)は側面図、(b)は(a)の要部拡大図である(実施例1)。 図1のダンパー付きステーの他方のアームのアーム壁部を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である(実施例1)。 図1のダンパー付きステーの他方のアームのアーム壁部を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である(実施例1)。 図1のダンパー付きステーのスライダーを拡大して示し、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は背面図である(実施例1)。 図4(a)のスライダー周辺を示す要部拡大図である(実施例1)。 ダンパー付きステーを備えた開き戸の要部断面図であり、(a)は開き戸の開状態、(b)は開き戸の閉じ状態を示している(実施例2)。 図10のダンパー付きステーを拡大して示す側面図である(実施例2)。
主要部品を変更することなくダンピング特性を変更可能とするという目的を、ダンパーの一端部側を一対のアームの一方に取り付け、一対のアームの他方に相対回転に応じてダンパーの他端部を押圧しダンパーの収縮を行わせるカム面を設けることで実現した。
好ましくは、カム面とダンパーとの間に、ダンパーの伸縮方向に移動自在なスライダーを介設する。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
[ダンパー付きステーの構成]
図1は、本発明の実施例1に係るダンパー付きステーを備えた開き戸の要部断面図であり、(a)は開き戸の閉じ状態、(b)は開き戸の開状態を示している。
図1のように、本実施例のダンパー付きステー1は、開き戸3と家具の収納部等の基部4との間に設けられ、開き戸3の開動作に対する緩衝を行う。
具体的には、開き戸3は、基部4に対して下部側で回転自在に支持され、その回転動作によって基部4側を開閉する。この開き戸3は、下方側に向けて回動することで開動作を行い、この開動作がダンパー付きステー1により緩衝される。
ダンパー付きステー1は、一対のアーム5,7と、ダンパー9とを備えている。
図2〜図4は、図1のダンパー付きステーを拡大して示し、図2(a)は開き戸の閉じ状態の斜視図、図2(b)は開き戸の開状態の斜視図、図3は分解斜視図、図4(a)は側面図、図4(b)は背面図、図4(c)は底面図である。なお、図1〜図4のダンパー付きステーは、若干形状が相違するが、基本的に同一構造である。
一対のアーム5,7は、図1〜図4のように、開き戸3の閉じ状態(ダンパー付きステー1の待機状態)で、上下方向に沿って並設配置され、下端部11,13間が回転自在に結合されると共に上端部15,17が開き戸3及び基部4にそれぞれ軸支されている。
図5(a)は、一方のアームを示す側面図であり、図5(b)は、同要部拡大図である。
一方のアーム5は、図4及び図5のように、略矩形状に形成されたステンレス等の金属板からなっている。アーム5の上端部15には、支持孔19が貫通形成されている。この支持孔19を挿通する支持ピン21を介し、アーム5の上端部15が開き戸3側のブラケット23に軸支されている(図1参照)。
アーム5の下端部11には、他方のアーム7に対する結合孔25が貫通形成されている。結合孔25は、他方のアーム7側に水平方向(一対のアーム5,7の並設方向)で偏倚した位置に設けられている。この下端部11には、下端面27及びカム面29が設けられている。
下端面27は、結合孔25を中心とした円弧状に形成され、結合孔25に対して他方のアーム7側に突出した位置でカム面29に連続している。カム面29は、水平方向の面からなり、ダンパー付きステー1のダンピング特性に応じた曲率の円弧状となっている。なお、カム面29の曲率半径は、下端面27の曲率半径よりも小さく設定されている。カム面29の下端面27側には、直線状の終端部29aが形成されている。
かかるカム面29は、結合孔25を基準に上端部15とは反対側に形成されており、一対のアーム5,7が離間するときに後述するダンパー9の収縮方向に突出するようになっている。
他方のアーム7は、図2〜図4のように、一対のアーム壁部31,33の合わせ構造となっている。なお、各アーム壁部については、図6及び図7に示す。アーム壁部31,33は、略矩形状に形成されたステンレス等の金属板からなり、合わせ方向で対称な同一構成を有する。
アーム壁部31,33は、他方のアーム7の上端部17において、相互に面合わせした状態で固定されている。この上端部17においては、アーム壁部31,33に支持孔35が貫通形成されており、支持孔35を挿通する支持ピン37を介して基部4側に軸支されている(図1参照)。
これらのアーム壁部31,33は、アーム7の中間部から下端部13にわたり、傾斜部39を介し相互に離間した状態で対向配置されている。他方のアーム7の下端部13では、アーム壁部31,33間に一方のアーム5の下端部11の一部が位置している。
アーム壁部31,33には、一方のアーム5の結合孔25に対応して、結合孔41が貫通形成されている。これらアーム壁部31,33の結合孔41には、一方のアーム5の結合孔25と共に結合ピン43が挿通している。これにより、一対のアーム5,7は、下端部11,13間が回転自在に結合されている。
従って、一対のアーム壁部31,33は、一方のアーム5の下端部11に対して回転軸方向の両側に位置すると共に回転自在に結合される構成となっている。また、他方のアーム7の下端部13側には、アーム壁部31,33に上下方向に沿ったスリット45が貫通形成されている。
他方のアーム7の中間部には、アーム壁部31,33間にダンパー9の保持孔部47が区画されている。保持孔部47は、下端部13のアーム壁部31,33間に連通した構成となっている。この保持孔部47に対応して、アーム壁部31,33には内外を貫通する貫通孔49が設けられている。
ダンパー9は、直動型のダンパー装置であり、一端部側のダンパー・ケース51に対して他端部側のダンパー・シャフト53が出没自在に支持されている。ダンパー・ケース51内には、例えばシリコンオイル等の作動流体が封入されると共にダンパー・シャフト53に結合されたピストンを収容している。そして、ダンパー9は、ダンパー・シャフト53の没入動作によって全体として収縮し、ダンパー効果を発揮する。
このダンパー9は、ダンパー・ケース51が他方のアーム7の保持孔部47内に収容保持されている。これにより、ダンパー9は全体として他方のアーム7に沿って配置されている。
ダンパー・ケース51の外周の一部は、他方のアーム7のアーム壁部31,33から貫通孔49を介して外部に突出している。この突出により、ダンパー・ケース51は、他方のアーム7の保持孔部47内に位置決め固定される。なお、ダンパー・ケース51は、例えばスポット溶接等で他方のアーム7の固定してもよい。
ダンパー・ケース51からは、ダンパー・シャフト53が、他方のアーム7の下端部13側に向けて引き出されてアーム壁部31,33間に臨む。従って、ダンパー・シャフト53は、その先端(ダンパー9の他端部)が一方のアーム5の下端部11(カム面29)に隣接して配置される。このダンパー・シャフト53の先端とカム面29との間には、スライダー55が介設されている。
図8は、スライダーを拡大して示し、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は背面図である。図9は、図4(a)のスライダー周辺を示す要部拡大図である。
スライダー55は、樹脂からなり、ダンパー・シャフト53とは別体の矩形板状に形成されている。スライダー55の幅方向両側には、上下方向に沿った突条部57,59が設けられている。突条部57,59は、図2〜図4のように、他方のアーム7のアーム壁部31,33のスリット45にスライド自在に係合し、スライダー55の上下方向(ダンパー9の伸縮方向)の移動を案内するようになっている。
スライダー55の上端側は、図9のように、ダンパー・シャフト53の先端に当接し、下端側は、カム面29に当接する当接面61となっている。当接面61には、水平方向の一角部が曲面部61aが形成され、この曲面部61aは、開き戸3の閉じ状態、つまりダンパー付きステー1の待機状態でカム面29に当接する。
[ダンパー付きステーの作用]
本実施例のダンパー付きステー1は、図1(b)、図2(b)、及び図4(a)の二点差線のように、開き戸3の開動作に応じて、一対のアーム5,7が相対回転してダンパー9による緩衝を行う。
具体的には、開き戸3を閉じ状態から基部4に対して開動作させると、開き戸3の下方側へ向けた回転に応じて一方のアーム5が他方のアーム7に対して離間するように相対的に回転する。
この回転より、一方のアーム5のカム面29は、ダンパー9の収縮方向に突出していき、スライダー55を介してダンパー・シャフト53をダンパー・ケース51側に押圧する(図4(a)参照)。このとき、一方のアーム5は、下端部11の回転動作が他方のアーム7のアーム壁部31,33間で案内され、カム面29によるダンパー・シャフト53の押圧を円滑且つ確実に行うことができる。
かかる押圧により、ダンパー付きステー1では、ダンパー・シャフト53をダンパー・ケース51内に収縮移動させて、ダンパー9の抗力を発生させることができる。結果として、ダンパー付きステー1では、カム面29の形状とダンパー9自体の特性とに応じたダンピング特性によるダンパー効果を発揮することができる。
このとき、カム面29とスライダー55との間には、ダンパー9の抗力に感応する摩擦力が生じるので、ダンパー9の能力を増大することができる。
なお、スライダー55は、カム面29との摩擦力によって水平方向の力が作用することになるが、この水平方向の力は、スライダー55がダンパー・シャフト53とは別体に形成されていることから、スライダー55からダンパー・シャフト53に入力されることが防止される。
従って、ダンパー・シャフト53に収縮方向の押圧力のみを作用させることができ、ダンパー9内のシール等を保護することができる。結果として、ダンパー付きステー1では、ダンパー9の耐久性等の低下を抑制できる。
こうして開き戸3が完全に開状態となると、ダンパー9が完全に収縮してスライダー55の上端がダンパー9のダンパー・ケース51に突き当てられると共にスライダー55の下端にカム面29の終端部29aが当接する。
従って、一方のアーム5の回転が止められて開き戸3の開状態が保持される。なお、本実施例では、開き戸3の開状態において、アーム5,7間の角度が120度程度となっている。
一方、図1(a)、図2(a)、及び図4(a)の実線ように、開き戸3を閉じ動作させると、開き戸3の上方側へ向けた回転に応じて一方のアーム5が他方のアーム7に近接するように回転する。これにより、一方のアーム5のカム面29が、ダンパー9の伸張方向に退避することになる。このとき、ダンパー9は、ダンパー・ケース51内の付勢部材によりダンパー・シャフト53が突出して伸張する。
こうして、開き戸3が完全に閉じ状態になると、ダンパー9が完全に伸張してスライダー55の上端がカム面29に突き当てられた待機状態となる。
[実施例1の効果]
本実施例のダンパー付きステー1は、下端部11,13間が回転自在に結合された一対のアーム5,7と、一対のアーム5,7の相対回転によって収縮し緩衝動作を行うダンパー9とを備え、ダンパー9の一端部側のダンパー・ケース51を他方のアーム7(一対のアーム5,7の一方)に取り付け、一方のアーム5(一対のアーム5,7の他方)に相対回転に応じてダンパー9の他端部側のダンパー・シャフト53を押圧しダンパー9の収縮を行わせるカム面29を設けている。
従って、ダンパー付きステー1では、カム面29の形状とダンパー9自体の特性とに応じたダンピング特性によるダンパー効果を発揮することができる。
このため、ダンパー付きステー1は、双方のアーム5,7やダンパー9を別のものに変更する等の主要部品の変更をすることなく、カム面29の形状変更によってダンピング特性を自在に変更することができる。結果として、ダンパー付きステー1では、アーム5を除く主要部品の共通化を図ることができ、コスト低減を図ることができる。
また、カム面29には、ダンパー・シャフト53側との間でダンパー9の抗力に感応する摩擦力が生じるので、ダンパー9の能力を増大することができる。このため、本実施例では、ダンパー付きステー1の高性能化を図ることができる。
本実施例においては、カム面29とダンパー・シャフト53との間にダンパー9の伸縮方向に移動自在なスライダー55を介設しているので、上記摩擦力によるダンパー9の収縮交差方向の力がスライダー55からダンパー・シャフト53に入力されることを防止できる。
従って、上記のようにダンパー付きステー1の高性能化を図ることができながら、ダンパー9内のシール等を保護することができ、ダンパー9の耐久性等の低下を抑制できる。
また、本実施例では、ダンパー9が、他方のアーム7に沿って取り付けられると共にダンパー・シャフト53の先端を一方のアーム5の下端部11に隣接配置され、カム面29が、一方のアーム5の下端部11に形成されている。
従って、ダンパー付きステー1の構成をコンパクトにできると共にカム面29によって確実にダンパー9を収縮させてダンパー効果を得ることができる。
また、本実施例のダンパー付きステー1では、他方のアーム7の下端部13が、一方のアーム5の下端部11に対して回転軸方向の両側に位置すると共に回転自在に結合される一対のアーム壁部31,33を備え、ダンパー9のダンパー・シャフト53の先端が、一対のアーム壁部31,33間に臨んでいる。
従って、アーム壁部31,33間で一方のアーム5の下端部11の動作を案内して、カム面29によるダンパー9の収縮を円滑且つ確実に行わせることができる。
他方のアーム7は、アーム壁部31,33間に連通してダンパー9のダンパー・ケース51を保持する保持孔部47を備えているので、より確実にダンパー付きステー1の構成をコンパクトにすることができる。
図10は、本発明の実施例2に係るダンパー付きステーを備えた開き戸の要部断面図であり、(a)は開き戸の開状態、(b)は開き戸の閉じ状態を示している。図11は、図10のダンパー付きステーを拡大して示す側面図である。
なお、本実施例は、上記実施例1と基本構成が共通しているため、対応する構成部分に同符号又は同符号にAを付加したものを用いて重複した説明を省略する。
本実施例のダンパー付きステー1Aは、基部4Aに対して開き戸3Aの閉じ動作の緩衝を行うものである。具体的には、開き戸3Aが上部側で基部4Aに回転自在に支持され、上方側に向けて回動することで開動作を行うと共に開状態から下方側に向けて回動することで閉じ動作を行うようになっている。かかる開き戸3Aの閉じ動作が、ダンパー付きステー1Aにより緩衝される。
このダンパー付きステー1Aでは、開き戸3Aの閉じ状態(ダンパー付きステー1の待機状態)で上下方向に沿って並設配置されており、上端部15A,17A間が回転自在に結合され、下端部11A,13Aが開き戸3A及び基部4にそれぞれ軸支されている。
一方のアーム5Aは、他方のアーム7Aの水平方向一側に回転自在に結合されていると共に他方のアーム7Aを跨いで延設された延設部63を備えている。本実施例では、この延設部63にカム面29Aが形成されている。
カム面29Aは、一方のアーム5Aの結合孔25Aと下端部11Aとの間に形成されており、一対のアーム5A,7Aが近接するときにダンパー9の収縮方向に突出するようになっている。
従って、ダンパー付きステー1Aでは、図10(b)及び図11の二点差線のように、実施例1とは逆に開き戸3Aの閉じ状態でダンパー9が完全に収縮している。
かかるダンパー付きステー1Aは、開き戸3Aの開動作させると、一方のアーム5Aが他方のアーム7Aから離間するように回転してカム面29Aがダンパー9の伸張方向に退避することになる。
開き戸3Aが完全に開状態になると、図10(a)及び図11の実線ように、ダンパー9が完全に伸張してスライダー55の上端がカム面29Aに突き当てられた待機状態となる。
この状態で、開き戸3Aが閉じ動作すると、一方のアーム5Aが他方のアーム7Aに近接するように相対的に回転し、一方のアーム5Aのカム面29Aがダンパー9の収縮方向に突出していく。
これにより、カム面29Aは、スライダー55を介してダンパー・シャフト53をダンパー・ケース51側に押圧し、ダンパー9は、収縮により抗力を発生させることができる。
かかる実施例2においても、上記実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
[その他]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種の変更が可能である。
例えば、上記実施例では、スライダー55を設けていたが、これを省略することも可能である。
また、上記実施例の開き戸3,3Aは、上下方向の回転によって開閉動作を行うものであったが、例えば水平方向の回転によって開閉動作を行うものでもよい。
また、ダンパー9を保持する他方のアーム5,5Aは、基部4側に支持されていたが、開き戸3,3A側に支持することも可能である。この場合は、一方のアーム7,7Aを基部4側に支持すればよい。
また、ダンパー9は、他方のアーム7,7Aに沿って配置していたが、従来のように一対のアーム間を橋渡すように配置させてもよい。この場合は、ダンパー・シャフト53の先端を、従来のようにアームに固定せず、上記実施例のようにアームに形成したカム面に突き当てた状態で保持すればよい。
1 ダンパー付きステー
5,7 アーム
9 ダンパー
11,13 下端部(端部)
29 カム面
31,33 アーム壁部(壁部)
47 保持孔部
51 ダンパー・ケース
53 ダンパー・シャフト
55 スライダー

Claims (5)

  1. 端部間が回転自在に結合された一対のアームと、
    該一対のアームの相対回転によって収縮し緩衝動作を行うダンパーとを備え、
    前記ダンパーの一端部側を、前記一対のアームの一方に取り付け、
    前記一対のアームの他方に、前記相対回転に応じて前記ダンパーの他端部を押圧し前記ダンパーの収縮を行わせるカム面を設け
    前記ダンパーは、前記一対のアームの一方に沿って取り付けられ、前記他端部が前記一対のアームの他方の端部に隣接配置され、
    前記カム面は、前記一対のアームの他方の端部に形成され、
    前記一対のアームの一方の端部は、前記一対のアームの他方の端部に対して回転軸方向の両側に位置すると共に回転自在に結合される一対の壁部を備え、
    前記ダンパーの他端部が、前記一対の壁部間に臨み、
    前記一対のアームの一方が、前記壁部間に連通して前記ダンパーの一端部側を保持する保持孔部を備えた、
    ことを特徴とするダンパー付きステー。
  2. 請求項1記載のダンパー付きステーであって、
    前記カム面と前記ダンパーとの間に前記ダンパーの伸縮方向に移動自在なスライダーを介設した、
    ことを特徴とするダンパー付きステー。
  3. 請求項1又は2に記載のダンパー付きステーであって、
    前記ダンパーは、一端部側のダンパー・ケース及び該ダンパー・ケースに対して出没する他端部側のダンパー・シャフトを備え、
    前記ダンパー・ケースを、前記一対のアームの一方に取り付け、
    前記カム面が、前記ダンパー・シャフトの先端を押圧する、
    ことを特徴とするダンパー付きステー。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のダンパー付きステーを備えた開き戸であって、
    前記開き戸が下部側で基部に回転自在に支持され、上下方向に沿った閉じ状態から下方側に向けて回動することで開動作を行うと共に開状態から上方側に向けて回動することで閉じ動作を行ない、
    前記ダンパー付きステーは、前記開き戸の閉じ状態で前記回転自在に結合された一対のアームの各端部が下端部となるように上下方向に沿って並設配置され、且つ前記一対のアームの各上端部が前記開き戸と前記基部とにそれぞれ軸支され、
    前記カム面は、前記開き戸が前記開動作を行うとき前記一対のアームの相対回転によって前記ダンパーの他端部を押圧し前記ダンパーの収縮を行わせる、
    ことを特徴とするダンパー付きステーを備えた開き戸
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載のダンパー付きステーを備えた開き戸であって、
    前記開き戸が上部側で基部に回転自在に支持され、上下方向に沿った閉じ状態から上方側に向けて回動することで開動作を行うと共に開状態から下方側に向けて回動することで閉じ動作を行ない、
    前記ダンパー付きステーは、前記開き戸の閉じ状態で前記回転自在に結合された一対のアームの各端部が上端部となるように上下方向に沿って並設配置され、且つ前記一対のアームの各下端部が前記開き戸と前記基部とにそれぞれ軸支され、
    前記カム面は、前記開き戸が前記閉じ動作を行うとき前記一対のアームの相対回転によって前記ダンパーの他端部を押圧し前記ダンパーの収縮を行わせる、
    ことを特徴とするダンパー付きステーを備えた開き戸
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