JP5725772B2 - 撮像制御システム、制御装置、制御方法、及び、プログラム - Google Patents

撮像制御システム、制御装置、制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置を制御する撮像制御システム、撮像装置の制御装置及び制御方法、並びにプログラムに関する。
従来、ネットワークに接続された撮像装置と、ネットワークを介して撮像装置を制御するクライアント装置とを有する撮像制御システムがある。撮像制御システムでは、クライアント装置での操作により、撮像装置のパン、チルト駆動機構を制御することができる。このような撮像制御システムを用いて撮像装置のパン、チルト駆動を行う場合に、ユーザが目標物の方向に容易に撮像装置を向けられるようにすることを目的とした撮像制御システムが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の撮像制御システムは、パン角度と「東」「西」「南」「北」等の名称表示文字との関係を設定したテーブルを撮像装置内のメモリに格納し、ユーザが入力した名称表示文字に対応するパン角度に撮像装置を向けたり、撮像装置が向いている方向に対応する名称表示文字をモニタに表示させたりする。
特開2004−266876
また、撮像装置のパン、チルト駆動を行う場合に、ユーザが撮像装置の撮像方向を目標の方向に操作することを助ける方法として、パン、チルト駆動方向を撮像画像に重畳表示することが考えられる。しかしながら、パン、チルト駆動方向を重畳表示する場合、特定の撮像方向においてユーザが駆動方向を認識できなくなる場合があるという課題がある。
以下に、駆動方向表示において生じる課題について説明する。表示画像上における駆動方向表示の態様と、チルト機構の動作に伴う駆動方向表示の変化についての説明を、図9を用いて行う。
図9(a)において、軸901は撮像装置110の撮像方向、表示画像910は表示装置に表示される画像、撮像中心911は撮像画像の中心、パン回転中心912は表示画像上におけるパン回転中心位置を示す。また図9(a)において、パン方向ガイド913はパン駆動機構によるパン駆動方向を示すガイド、チルト方向ガイド914はチルト駆動機構によるチルト駆動方向を示す方向ガイドをそれぞれ示している。パン方向ガイド913とチルト方向ガイド914は撮像中心911を通る直線、もしくは曲線で表現される。これら方向ガイドは撮像方向の変化、すなわちパン、チルト、ローテーション機構の動作に応じて動的に形状が変化する。
図9(a)のように軸901がパン回転軸203に対し垂直に近い時、パン方向ガイド913は直線に近づき曲率は小さくなる。一方、軸901の状態からチルト機構を操作し、撮像方向をパン回転軸に近づけた場合の表示画像に関して図9(b)で説明する。図9(b)に示すように、撮像方向がパン回転軸203に近づくにつれ、表示画像920上では、撮像中心911とパン回転中心912の距離が近くなり、また、パン方向ガイド913の曲率は大きくなる。このように撮像方向がパン回転軸203付近の場合では、パン方向ガイド913が小半径の円、もしくは円弧となり、ユーザがパン駆動方向を認識しにくい。また、この撮像装置状態からさらにチルト動作を続けると、撮像方向がパン回転軸に至った時点で、パン方向ガイドが点に収束し表示できなくなる。従って、ユーザはパン駆動方向を認識することができなくなる。
以上のように、撮像画像の中心を通るようにパン方向ガイド、チルト方向ガイドを重畳した際、特定の状態においてパン移動方向が認識しづらくなる、あるいは認識できなくなるため、ユーザが所望の撮像方向に合わせようとした時に混乱が生じる問題がある。そこで、本発明は撮像装置の向きを所望の撮像方向に合わせようとしたときに、ユーザがより簡単に撮像装置の駆動方向を認識できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる制御装置は、光軸と撮像素子との交点を撮像中心として前記撮像素子上に撮像を行う撮像手段と、前記撮像手段をパン駆動するパン駆動手段と、前記撮像手段をチルト駆動するチルト駆動手段とを有する撮像装置を制御する制御装置であって、前記パン駆動手段を操作するためのパン操作手段と、前記チルト駆動手段を操作するためのチルト操作手段と、前記撮像手段によって撮像された撮像画像に、前記パン駆動手段が前記撮像手段をパン駆動するためのパン回転軸を中心とする円弧を表し、かつ、前記パン駆動手段によるパン駆動方向を示すパン方向ガイドを重畳する重畳手段とを備え、前記重畳手段は、前記撮像手段のチルト角に対応して前記パン方向ガイドの形状を決定し、パン駆動により前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを前記撮像画像に重畳することを特徴とする。
本発明は、パン駆動により撮像中心が移動する移動経路に重ならないパン方向ガイドを撮像画像に重畳することによって、ユーザがより簡単に撮像装置の駆動方向を認識できるようにすることができる。
本発明の撮像制御システムを説明するためのブロック図。 パン、チルト、ローテーション機構をもった撮像装置の説明図。 本発明の実施例1における表示画像を説明するための図。 実施例1におけるローテーション駆動時の表示画像を説明するための図。 本発明にかかる制御装置の動作を説明するためのフロー図。 本発明にかかる撮像装置の動作を説明するためのフロー図。 撮像装置を中心とする仮想球面を説明するための図。 本発明の実施例2における表示画像を説明するための図。 従来例の説明図。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の第1の実施例における撮像制御システムのブロック図を図1に示す。図1において、撮像装置110は撮像を行う。クライアント装置130は撮像装置110の設定、撮像画像の表示、録画を行う。ネットワーク190は撮像装置110とクライアント装置130とを接続する。ネットワーク190は、例えばEthernet(登録商標)等の通信規格を満足する複数のルータ、スイッチ、ケーブル等から構成される。本発明においては各サーバ、クライアント間の通信を行うことができるものであればその通信規格、規模、構成を問わない。例えば、ネットワーク190はインターネットや有線LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wireless LAN)、WAN(Wide Area Network)等により構成されてもよい。
まず、撮像装置110の構成について説明する。撮像部111は撮像素子と撮像素子上に被写体の像を結ぶ光学系とを有し、光学系の光軸と撮像素子との交点を撮像中心として撮像素子上に撮像を行う。撮像素子は、CMOS(ComplementaryMetal−Oxide Semiconductor)あるいはCCD(Charged Coupled Device)等の撮像素子である。
パン駆動部112、チルト駆動部113、ローテーション駆動部114は、後述のCPU115の指示に基づいて撮像部111を駆動する。パン駆動部112は撮像部111をパン駆動する。チルト駆動部113は撮像部111をチルト駆動する。ローテーション駆動部114は後述のローテーション回転軸208を中心に撮像部111を構成する後述のレンズユニット207を回転させる。
映像処理部116は撮像部111により撮像された映像信号の処理を行う。映像処理部116において行われる映像処理は、撮像部111において撮像された画像信号のデジタル映像信号化、デジタル映像信号の符号化等である。デジタル映像信号のフォーマットとして例えばYUVなどを用いることができる。また、デジタル映像信号の符号化の方式として、例えば、MPEG4、H.264、MJPEGまたはJPEGなどの規格に基づく方式を用いることができる。映像処理部116により映像処理が行われた映像信号は、メモリ117に一旦記憶され、後述するCPU115の制御のもと、通信制御部118を介して、ネットワーク190からクライアント装置130に出力される。
通信制御部118は符号化されたデジタル映像信号にパケット化処理を行う。さらに通信制御部118はCPU115の制御に従ってデジタル映像信号をネットワーク190に出力するために、所定の形式に従ってパケットの多重化処理を行う。所定の形式とは例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)、RTP(Real−time Transport Protocol)などの形式を用いることができる。通信制御部118は撮像部111により撮像したデジタル映像信号をネットワーク190へ送信する。
CPU115はメモリ117に格納されたプログラムを読み込んで実行することにより、撮像装置110に含まれる各構成の動作を制御する。また、CPU115は、クライアント装置130からネットワーク190を介して受信したコマンドに従ってパン駆動部112、チルト駆動部113、ローテーション駆動部114を制御する。また、CPU115はパン駆動部112、チルト駆動部113、ローテーション駆動部114による駆動結果に基づいて撮像部111のパン、チルト、ローテーション位置を、通信制御部118を介してクライアント装置130へ送信する。さらにCPU115は、撮像部111の画角、撮像部111が撮像した撮像画像の大きさなどを撮像部111から取得して、クライアント装置130へ送信する。
撮像装置110の例を、図2(a)及び図2(b)に示す。図2(a)は撮像装置110の側面図である。図2(a)において、パンの回転部はボトムケース201とターンテーブル202で構成され、パン回転軸203を中心にターンテーブル202が回転する構造である。パン駆動部112はステッピングモーター等により構成され、ターンテーブル202を回転させることにより撮像部111をパン駆動する。
図2(b)は撮像装置110の正面図である。チルトの回転部はレンズ支柱204とレンズケース206で構成され、チルト回転軸205を中心にレンズケース206が回転する構造である。チルト駆動部113はステッピングモーター等により構成され、レンズケース206を回転させることにより撮像部111をチルト駆動する。ローテーションの回転部はレンズケース206とレンズユニット207で構成され、ローテーション回転軸208を中心にレンズユニット207が回転する構成である。ローテーション駆動部114はステッピングモーター等により構成され、レンズユニット207を回転させることにより、撮像部111をローテーション駆動する。
次に、クライアント装置130について、まず図1を用いて説明する。クライアント装置130は、CPU137の制御のもと、撮像装置110から送信された撮像画像を通信制御部131を介して受信し、メモリ132に一旦記憶した後に表示制御部133に送る。
表示制御部133は撮像部111によって撮像された撮像画像にパン駆動部112によるパン駆動方向を示すパン方向ガイドを重畳する。また、表示制御部133は撮像部111によって撮像された撮像画像にチルト駆動部113によるチルト駆動方向を示すチルト方向ガイドを重畳する。そして、表示制御部133はパン駆動部112によるパン駆動方向を示すパン方向ガイド及びチルト駆動部113によるチルト駆動方向を示すチルト方向ガイドを撮像画像に重畳して表示装置170に表示させる。表示の態様については図3を用いて後述する。さらに、表示制御部133は表示装置170上に操作ボタン等のユーザインターフェースを表示させる表示制御を行う。
UI制御部136は後述の入力装置150からの指示を受け、CPU137により通信制御部131を介して、パン駆動部112、チルト駆動部113、ローテーション駆動部114を制御するコマンドを撮像装置110に送信する。UI制御部136はパン駆動部112を操作するためのパン操作部138と、チルト駆動部113を操作するためのチルト操作部139と、ローテーション駆動部114を操作するためのローテーション操作部140を有する。
入力装置150はユーザが撮像装置110を操作するための命令を入力する機器である。入力装置150はユーザが入力したパン、チルト、ローテーション駆動の命令等をUI制御部136に出力する。入力装置150は、例えばキーボードやマウス等である。ユーザは後述の表示装置170に表示された操作ボタン等をキーボードやマウスを用いて操作し、撮像装置110を操作する。あるいは入力装置と表示装置とを一体として構成し、タッチパネル等により撮像装置110への命令を入力することとしてもよい。
表示装置170は表示制御部133の表示制御によって、撮像装置110が撮像した撮像画像および、パン、チルト等の駆動方向を示す方向ガイドを表示する。図1ではクライアント装置130と表示装置170を独立した装置として示したが、クライアント装置130と表示装置170とを一体として構成してもよい。例えば、クライアント装置130としてPC(Personal Computer)を用いる場合には、PCのディスプレイ上に撮像画像及び方向ガイドを表示させることで、PCを表示装置170としても機能させることができる。
次に、表示制御部133の表示制御によって、表示装置170に表示される表示画像の例を図3に示す。図3(a)は撮像方向がパン回転軸203に対し垂直に近い時の図である。図3(a)において、表示画像310はクライアント装置130が撮像装置110から受信した撮像画像に対して表示制御部133が表示制御を行った結果、表示装置170に表示される表示画像である。また、撮像中心311は撮像素子上に被写体の像を結ぶ光学系の光軸と撮像部111の撮像素子との交点である。
パン回転中心312は表示画像310の平面におけるパン回転中心の位置を示している。パン主ガイド313はパン駆動により撮像中心311が移動する移動経路に重なるようにしてパン移動方向を示すパン方向ガイドである。パン回転中心の設定方法及びパン主ガイド313の表示方法については図3(e)を用いて後述する。チルト主ガイド314はチルト駆動により撮像中心311が移動する移動経路に重なるようにしてチルト移動方向を示すチルト方向ガイドである。パン補助ガイド315はパン駆動により撮像中心311が移動する移動経路に重ならないパン方向ガイドである。パン補助ガイド315は、パン回転中心312に対しパン主ガイド313の外側に適切な間隔をあけて表示され、かつ、パン主ガイド313と同様にパン駆動方向をユーザに示す。このようにして、表示制御部133は、パン駆動により撮像中心311が移動する移動経路に重ならないパン方向ガイドを撮像画像に重畳する。パン補助ガイド315の表示方法については後述する。
ここで、パン主ガイド313の表示方法及びパン回転中心312の設定方法について図3(e)を用いて説明する。図3(e)において、パン回転軸203は撮像部111がパン回転を行うための回転軸、撮像装置位置300は撮像装置の位置である。また、図3(e)において、撮像画像302は撮像部111の撮像方向に直交するように仮想的に配置した撮像画像、ベクトル301は撮像画像302の中心の方向を示すベクトルである。ベクトル301の大きさは撮像画像302の画角と撮像画像302の大きさに応じて設定される。
パン主ガイド313の表示制御及びパン回転中心312の設定は表示制御部133が行う。まず表示制御部133は、撮像装置110から取得した画角と撮像画像302の大きさからベクトル301の大きさを求める。ベクトル301の大きさは例えば(式1)によって求められる。ただし、ベクトル301の大きさをL、撮像画像302の対角線の長さを2d、撮像画像302の対角線画角を2αとする。
(式1)L=d/tanα
また、表示制御部133は、パン回転軸203とベクトル301のなす角度303を、撮像装置110から取得したチルト角度より求める。そして、表示制御部133は先に求めたベクトル301の大きさLと、角度303より、パン回転半径304の長さを導出する。パン回転半径の長さは(式2)によって求めることができる。ただし、パン回転半径304の長さをr、角度303の角度をβとする。
(式2)r=L・sinβ
こうして求めたパン回転半径304を半径として、パン回転軸203に直交する円の円周をパン回転軌道305として求める。そして、撮像装置位置300から見たパン回転軌道305を撮像装置位置300から仮想の撮像画像302へ射影して描写することによりパン主ガイド313を表示させる。
さらに、撮像画像302が含まれる平面とパン回転軸203との交点をパン回転中心312として設定する。ただし本実施例では、角度303が90度である場合は、パン回転中心312は撮像画像302の平面において撮像画像302の撮像中心を通りパン回転軸203と平行な線上であって、図面上方に存在するものとして設定されることとする。角度303が90度である場合のパン回転中心312の設定方法はこれに限られない。角度303が90度である場合にはパン回転中心312は撮像画像302の平面上には設定されないものとしてもよい。
パン主ガイド313の表示方法及びパン回転中心312の設定方法はこれに限られない。例えば、表示画像310の撮像中心311から、チルト駆動方向であって図3(a)の上方向にパン回転半径304と等しい距離移動した点をパン回転中心312とする。そして、パン回転中心312からパン回転半径304を半径として描かれる円の弧をパン主ガイド313として表示してもよい。また、パン主ガイド313は弧によって表されなくてもよい。例えば、図3(f)のように矢印を表示することにより、パン駆動方向を示してもよい。矢印は例えば、パン回転軌道305を射影して描画した曲線に外接するようにして描くことができる。あるいは、矢印はパン回転軌道305を射影して描画した曲線に矢印の両端が内接するように表示することができる。これらはパン駆動方向を示すための一例であり、表示方法は上述のものに限られない。
次に、パン補助ガイド315の表示方法について説明する。パン補助ガイド315はパン主ガイド313との距離が一定となるようにして表示することができる。あるいは、パン主ガイド313と同様にして、パン主ガイド313との距離が一定となるようにして表示した曲線に内接又は外接する矢印を表示することによりパン駆動方向を示してもよい。図3(a)ではパン主ガイド313を実線とし、パン補助ガイド315を破線として示したが、パン主ガイド313を破線で表したり、パン補助ガイド315を実線で表したりしてもよい。パン補助ガイド315の表示方法は上述のものに限られず、パン駆動により撮像中心311が移動する移動経路に重ならないようにしてパン駆動方向を示すものであればよい。
図3(a)の状態において、入力装置150から撮像部111のチルト駆動を指示し、パン回転中心位置に向かう方向(図中の上方向)にチルト駆動させ、撮像方向がパン回転軸203に近づいた時の表示画像320について図3(b)を用いて説明する。撮像方向がパン回転軸203に近づくと、撮像中心311とパン回転中心312が近づくため、パン主ガイド313の半径が小さくなり駆動方向を認識しにくくなる。しかし、パン主ガイド313の外側にパン補助ガイド315を表示することにより、より半径の大きい円弧でパン駆動方向を示すことができるので、ユーザは容易にパン駆動方向を認識できる。
図3(b)の状態からさらにパン回転中心位置に向かう方向に撮像部111をチルト駆動させていき、撮像中心311とパン回転軸が一致した時の表示画像330を図3(c)を用いて説明する。この状態では、撮像装置110の状態値から導出したパン回転中心位置と撮像中心311が一致するためパン主ガイド313が一点に収束し表示できなくなる。しかし、パン主ガイド313の外側に表示するよう設定されたパン補助ガイド315は収束せず表示され続けるため、ユーザはパン駆動方向を認識できる。
また、図3(d)に示す表示画像340のように、表示制御部133はパン主ガイド313の内側に第二のパン補助ガイド316を表示させることができる。この第二のパン補助ガイド316は、パン回転中心312に向かう方向(図中の上方向)にチルト駆動させていく際に、パン主ガイド313がどのように変化していくのかを事前にユーザに示すことができる。従って、上述のようにパン主ガイドが収束して表示されなくなってもユーザに混乱を生じさせることなく、撮像画像の移動方向をユーザに適切に伝えることができる。こうして、本実施例にかかる撮像制御システム又は制御装置は、ユーザがより簡単に撮像装置の駆動方向を認識できるようにすることができる。
図3(d)の状態から、撮像部111をローテーション駆動させた時の表示画像410を図4に示す。撮像部111をローテーション駆動させると、図3(d)の表示画像340は撮像中心311を中心として回転する。表示制御部133は表示画像340の回転に伴ってパン主ガイド313、チルト主ガイド314、パン補助ガイド315、パン補助ガイド316の向きを撮像中心311を中心に回転させて撮像画像に重畳する。こうして表示制御部133は、ローテーション駆動部114の駆動に応じて、パン方向ガイド、チルト方向ガイドを撮像画像に重畳する。
これによりクライアント装置130は、撮像部111をローテーション駆動した場合のパン、チルト駆動方向をユーザに示すことができる。また、パン回転中心位置と撮像中心311が一致してパン主ガイド313が一点に収束して表示できなくなった場合にも、パン補助ガイド315によりパン駆動方向をユーザに示すことができる。さらに、パン補助ガイド316により、パン回転中心312に向かう方向にチルトを駆動させていく際に、パン主ガイド313がどのように変化していくのかを事前にユーザに示すことができる。ローテーション駆動すると、図4に示したようにパン駆動方向、チルト駆動方向が傾くため、ユーザはパン駆動方向、チルト駆動方向を把握することが困難になる。しかし、本実施例によれば撮像装置の光軸がパン回転軸に近づいた場合でも、パン駆動方向、チルト駆動方向をユーザに示すことができる。
次に、本実施例にかかるクライアント装置130の動作を図5のフローチャートを用いて説明する。図5の処理フローは、図5に示される手順をクライアント装置130に実行させるためのプログラムを示す。クライアント装置130が内蔵するCPU137はコンピュータであり、クライアント装置130が内蔵するメモリ132から読み出したプログラムを実行する。
まず、クライアント装置130はPTR(パン・チルト・ローテーション)設定モードに入る(S100)。PTR設定モードとは、クライアント装置130から撮像装置110のパン駆動部112、チルト駆動部113、ローテーション駆動部114の動作設定を可能とするモードのことをいう。具体的には、PTRモードになると、CPU137から命令を受けた表示制御部133が表示装置170にパン、チルト、ローテーションの動作設定のための表示画像、操作ボタンを表示させる。そして、クライアント装置130はユーザが入力装置150から操作ボタンを操作して入力した指示に応じて、撮像装置110に対するコマンド指示等を行う。
次に、クライアント装置130は、図3、図4を参照して説明したように、現在のパン、チルト、ローテーション角度に合わせてパン主ガイド313、チルト主ガイド314、パン補助ガイド315、及び、パン補助ガイド316の表示を行う(S110)。
次に、クライアント装置130は、入力装置150から撮像装置110の駆動指示が入力されたか判定する(S120)。入力装置150からクライアント装置130に対して撮像装置110の駆動指示が入力されると(S120でYesの場合)、クライアント装置130は入力された操作に応じた駆動コマンドを撮像装置110に送出する(S130)。その後、S110に戻る。
続いて、本実施例における撮像装置110の動作を図6のフローチャートを用いて説明する。図6の処理フローは、図6に示される手順を撮像装置110に実行させるためのプログラムを示す。撮像装置110が内蔵するCPU115はコンピュータであり、撮像装置110が内蔵するメモリ117から読み出したプログラムを実行する。
撮像装置110は、まず撮像装置110の初期化を行う(S200)。ステップS200では、パン駆動部112、チルト駆動部113、ローテーション駆動部114の初期化、および、撮像装置等の初期化を行う。初期化によって、パン駆動部112、チルト駆動部113、ローテーション駆動部114の原点位置を確認し、現在の撮像位置を検出する。そして、パン駆動部112、チルト駆動部113、ローテーション駆動部114の現在位置及び撮像画像の画角をステータスとしてクライアント装置130に送信する(S210)。初期化が終了すると撮像装置110はクライアント装置130に撮像画像を送信する(S220)。そして、撮像装置110はクライアント装置130からのコマンド受信待ちを行う(S230)。
クライアント装置130よりコマンドが入力されると撮像装置110はコマンドに応じてパン駆動、チルト駆動、ローテーション駆動のいずれか、または、複数の駆動を行う(S240)。パン駆動、チルト駆動、ローテーション駆動はそれぞれ、パン駆動部112、チルト駆動部113、ローテーション駆動部114が行う。撮像装置110はクライアント装置130から指示された駆動を行った後の現在位置及び撮像画像の画角をステータスとしてクライアント装置130に送信する(S250)。その後、また、コマンド受信待ちとなる(S230)。
以上説明した、パン主ガイド313の外側や内側に表示するパン補助ガイド315、パン補助ガイド316は常に表示しておく方法以外にも、撮像部111の撮像領域が特定の範囲内にある時のみ表示するようにしてもよい。例えば、表示制御部133は、パン駆動部112が撮像部111をパン駆動するためのパン回転軸203と撮像部111のベクトル301との為す角度303が閾値以下となった場合に、パン補助ガイド315やパン補助ガイド316を撮像画像に重畳することができる。ここで、ベクトル301と撮像部111の光軸とは一致するものとする。または、図3(a)に示した撮像中心311とパン回転中心312との距離が所定の値以下となった場合にパン補助ガイド315やパン補助ガイド316を表示させるようにすることができる。
上述した通り、撮像中心311とパン回転中心312との距離は図3(e)のパン回転半径304の長さに基づいて決定される。また、パン回転半径304の長さは撮像部111の画角及び撮像画像302の大きさに応じて変化する。従って表示制御部133は、撮像部111の画角及び前記撮像画像の大きさに応じて角度303の閾値を変化させることで、撮像中心311とパン回転中心312との距離が所定値以下の場合にパン補助ガイド315やパン補助ガイド316を表示させることができる。撮像部111の撮像領域が特定の範囲内にあるか判断する方法はその他の方法を採用してもよく、これらのものに限られない。
このようにして、撮像部111をチルト駆動するとパン主ガイド313がパン回転中心312に収束してしまう可能性が高い場合に、チルト駆動を続けるとパン補助ガイド316によりパン主ガイド313が表示されなくなることをユーザに知らせることができる。また、パン主ガイド313が表示されなくなった後でも、パン補助ガイド315によりパン駆動方向をユーザに知らせることができる。さらに、撮像部111の撮像領域が特定の範囲内にない場合にパン補助ガイド315やパン補助ガイド316を非表示とすることで、撮像画像の見易さを優先させることができる。閾値を使用する以外にも、ユーザが自ら表示と非表示を切り替えられるようにしてもよい。本発明のパン、チルト移動方向の表示方法は上記説明した方法に限るものではない。
上述の構成によれば、表示制御部133は、パン駆動により撮像中心が移動する移動経路に重ならないパン方向ガイドを撮像画像に重畳する。従って、撮像中心とパン回転中心とが重なってしまい、パン主ガイド313が表示されなくなってしまった場合であっても、ユーザは移動方向を認識可能となる。また、撮像中心の移動経路より内側(パン回転中心側)にパン補助ガイド316を表示することにより、ユーザは撮像中心とパン回転中心が重なる前にパン主ガイドがどのように変化するか認識することができる。このようにして、本実施例は撮像領域の移動方向をユーザに適切に伝えることができる。従って、ユーザはパン主ガイド313のみを表示画像に表示する場合より簡単に撮像装置110の駆動方向を認識できるようにすることができる。
本実施例では、撮像中心311が移動する移動経路に重なるようにしてパン移動方向を示すパン主ガイド313を表示させる場合について説明したが、パン主ガイド313は表示させずに補助ガイドのみ表示することとしても本発明の効果を奏することができる。
実施例2では撮像画像に、撮像装置110の周囲に仮想的に設定した球面上の緯線、経線を重畳して表示させる撮像システムについて説明する。
まず、実施例2にかかる撮像システムの構成について説明する。クライアント装置130の表示制御部133は、撮像画像にパン主ガイド、チルト主ガイドに加えて、撮像装置110の周囲に仮想的に設定した球面上の緯線、経線を重畳して表示させる。その他の構成については、実施例1において図1を用いて説明した撮像制御システムと同一の構成により実現されるため、各構成の説明を省略する。各構成については図1において用いた番号と同一の番号を付して用いる。
次に、表示制御部133の表示制御によって、表示装置170に表示される表示画像について図7及び図8を用いて説明する。撮像装置110を中心として仮想的に設定した仮想球面を図7(a)に示す。図7(a)において、撮像装置位置710は撮像装置110が設置されている位置を示す。パン回転軸203は撮像部111がパン駆動するための回転軸を示す。球面720は撮像装置周辺に仮想的に設定した球面である。緯線721は球面上に設定した緯線、経線722は球面上に設定した経線である。球面720上の緯線721と経線722は、球面720上の所定位置に設定される。本実施例では、緯線721は撮像装置位置710を中心として、赤道面から一定の緯度ごとに設定する。また、経線722は撮像装置位置710を中心として、基準線となる所定の経線から一定の経度ごとに設定する。緯線721、経線722の設定方法は任意であり上述の方法に限定されない。
次に、撮像装置位置710から撮像装置110が撮像を行った時に表示装置170に表示される表示画像の例を図8(a)及び図8(b)を用いて説明する。撮像装置110で撮像された撮像画像はクライアント装置130に送信される。そして、表示制御部133は仮想球面上に配置した撮像画像に緯線721をパン方向ガイドとして重畳する。さらに本実施例では、表示制御部133はパン主ガイド813、チルト主ガイド814、および、経線722を撮像画像に重畳して表示装置170に出力する。
図8(a)において表示画像810は表示装置170に表示された表示画像を表している。撮像中心811は撮像素子上に被写体の像を結ぶ光学系の光軸と撮像部111の撮像素子との交点である。パン回転中心812は表示画像810の平面におけるパン回転中心の位置を示している。
また、パン主ガイド813はパン駆動により撮像中心811が移動する移動経路に重なるようにしてパン移動方向を示すパン方向ガイドである。チルト主ガイド814は撮像中心811を通り、チルト駆動方向を示す。緯線721は球面上に設定した緯線を示し、経線722は球面上に設定した経線を示している。本実施例では、撮像画像にパン主ガイド813およびチルト主ガイド814を重畳し、さらに緯線721と経線722を重畳表示することで補助的にパン、チルトの駆動方向を示す。緯線721と経線722の表示位置は、球面上に設定した緯線721、経線722の設定値と撮像装置110の撮像位置を用いて制御する。
パン主ガイドの表示方法については実施例1において図3(e)を用いて説明した方法と同じであるため、説明を省略する。次に、緯線721および経線722の表示方法について説明する。まず、クライアント装置130の表示制御部133は、撮像装置110から受信したパン角、チルト角、ローテーション量などの撮像位置情報や画角、画像サイズに基づいて、図7(b)に示すように仮想の球面520上に仮想の表示画像730を設定する。そして、あらかじめ設定された緯線721及び経線722を撮像装置位置710から表示画像730に射影する。こうして表示画像730に射影された緯線721及び経線722を表示画像810における緯線721及び経線722として表示させる。
上述の表示方法は一例であり、緯線721及び経線722の表示方法はこれに限られない。また、図8(a)では破線により緯線721及び経線722を示したが、これに限られず実線や矢印によって表示させてもよい。あるいは、緯線721、経線722、パン主ガイド813、チルト主ガイド814をそれぞれ異なる色によって表示させて区別可能にしてもよい。
次に、図8(a)の状態からチルトを駆動させ、撮像方向がパン回転軸と一致した時の表示画像820を図8(b)を用いて説明する。この状態においては、パン主ガイド813は実施例1と同様に点に収束してしまうため表示することができない。しかし、球面上に設定した緯線721が補助的にパン駆動方向を表示しているため、ユーザはパン駆動方向を認識することが可能となる。また、緯線721によりユーザはパン駆動動作によってパン主ガイドがどのように変化するかあらかじめ確認することができる。このように、本実施例では緯線721が実施例1におけるパン補助ガイド315、パン補助ガイド316の役割を担う。
以上説明した緯線721、経線722は、実施例1同様、常に表示しておく方法以外にも、別途閾値を設定し撮像方向が特定の範囲内にある時のみ表示する方法や、ユーザが自ら表示と非表示を切り替えられるようにしてもよい。また、球面上に設定する緯線721、経線722の位置は可変にしてもよい。
続いて撮像部111をローテーション駆動させた場合、実施例1と同様にして、図8(a)の表示画像810は撮像中心811を中心として回転する。表示制御部133は、撮像画像の回転に伴ってパン主ガイド813、チルト主ガイド814の向きを撮像中心811を中心に回転させる。さらに、表示制御部133は、ローテーション駆動量に応じて、球面720上に表示画像730を新たに設定する。そして、表示制御部133はローテーション後の緯線721、経線722を表示画像730に射影し、射影された緯線721、経線722をローテーション後の表示画像に表示させる。あるいは、パン主ガイド813、チルト主ガイド814と共に、緯線721及び経線722を表示画像810の撮像中心811を中心に回転させてもよい。
これによりクライアント装置130は、撮像部111をローテーション駆動した場合のパン、チルト駆動方向をユーザに示すことができる。また、パン回転中心位置と撮像中心811が一致してパン主ガイド813が一点に収束して表示できなくなった場合にも、緯線721によりパン駆動方向をユーザに示すことができる。さらに、緯線721により、パン回転中心に向かう方向(図中の上方向)にチルトを駆動させていく際に、パン主ガイド813がどのように変化していくのかを事前にユーザに示すことができる。
本実施例にかかる撮像制御システムにおけるクライアント装置130、撮像装置110の動作は、実施例1においてそれぞれ図5及び図6を用いて説明したものと同一であるため、説明を省略する。
上述の構成では、撮像装置を中心として設定した仮想球面上に緯線721を設定し、緯線721を表示画像810に重畳表示する。従って、撮像中心811とパン回転中心812とが重なり、パン主ガイド813が表示されなくなった場合であっても、ユーザは緯線721によって移動方向を認識可能となる。また、緯線721によりユーザは撮像中心811とパン回転中心812が重なる前にパン主ガイド813がどのように変化するか認識することができる。このようにして本実施例は、領域の移動方向をユーザに適切に伝えることができる。従って、ユーザがパン主ガイド813のみを表示画像810に表示する場合より簡単に撮像装置の駆動方向を認識できるようにすることができる。
本実施例では、撮像中心811が移動する移動経路に重なるようにしてパン移動方向を示すパン主ガイド813を表示させる場合について説明したが、パン主ガイド813は表示させずに緯線721のみ表示することとしても本発明の効果を奏することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(その他の実施例)
実施例1と実施例2では、撮像装置110にローテーション機構がある場合に関して説明した。一方、ローテーション機構が無い場合にはクライアント装置上で画像を回転させることで仮想のローテーションを行う事が可能であるが、このような構成においても本発明は実施可能である。このような場合にも、撮像部111をローテーション駆動させた場合と同様にして、撮像装置の光軸がパン回転軸に近づいた場合でも、パン駆動方向、チルト駆動方向をユーザに示すことができる。
さらに、実施例1と実施例2では、パン主ガイド、パン補助ガイドに加えてチルト主ガイドを表示する場合について説明したが、パン補助ガイドのみを表示することとしてもよい。パン補助ガイドのみを表示する場合であっても、撮像部111のチルト駆動によってパン方向ガイドが消えてしまうことなく、撮像領域の移動方向をユーザに適切に伝えることができる。また、実施例1および実施例2において説明したクライアント装置130を撮像装置110と一体としてもよい。すなわち、撮像装置110が撮像した撮像画像にクライアント装置130がパン主ガイド313、パン補助ガイド315を重畳した後、ネットワーク190を介して表示装置170へ表示画像を送信しても本発明は実施可能である。
110 撮像装置
111 撮像部
112 パン駆動部
113 チルト駆動部
114 ローテーション駆動部
130 クライアント装置
133 表示制御部
138 パン操作部
139 チルト操作部
140 ローテーション操作部
311 撮像中心
313 パン主ガイド
315 パン補助ガイド
721 緯線
722 経線

Claims (15)

  1. 光軸と撮像素子との交点を撮像中心として前記撮像素子上に撮像を行う撮像手段と、
    前記撮像手段をパン駆動するパン駆動手段と、
    前記撮像手段をチルト駆動するチルト駆動手段とを有する撮像装置を制御する制御装置であって、
    前記パン駆動手段を操作するためのパン操作手段と、
    前記チルト駆動手段を操作するためのチルト操作手段と、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像に、前記パン駆動手段が前記撮像手段をパン駆動するためのパン回転軸を中心とする円弧を表し、かつ、前記パン駆動手段によるパン駆動方向を示すパン方向ガイドを重畳する重畳手段とを備え、
    前記重畳手段は、前記撮像手段のチルト角に対応して前記パン方向ガイドの形状を決定し、パン駆動により前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを前記撮像画像に重畳することを特徴とする制御装置。
  2. 光軸と撮像素子との交点を撮像中心として前記撮像素子上に撮像を行う撮像手段と、
    前記撮像手段をパン駆動するパン駆動手段と、
    前記撮像手段をチルト駆動するチルト駆動手段と、
    前記撮像手段を前記光軸を中心に回転させるローテーション駆動手段とを有する撮像装置を制御する制御装置であって、
    前記パン駆動手段を操作するためのパン操作手段と、
    前記チルト駆動手段を操作するためのチルト操作手段と、
    前記ローテーション駆動手段を操作するためのローテーション操作手段と、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像に前記パン駆動手段によるパン駆動方向を示すパン方向ガイドを重畳する重畳手段とを備え、
    前記重畳手段は、前記ローテーション駆動手段の駆動に応じて、前記パン方向ガイドを前記撮像中心を中心として回転させて前記撮像画像に重畳することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記重畳手段は、前記撮像装置を中心とする仮想球面上に緯線を設定し、前記仮想球面上に配置した前記撮像画像に前記緯線を前記パン方向ガイドとして重畳することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記重畳手段は、前記パン回転軸と前記光軸とがなすチルト方向の角度が閾値以下となった場合に、前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを前記撮像画像に重畳することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 前記重畳手段は、前記撮像装置を中心とする仮想球面上に配置した前記撮像画像を含む平面と前記パン回転軸との交点であるパン回転中心を円の中心とする前記平面上の円の弧に対応する前記パン方向ガイドを前記撮像画像に重畳することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記重畳手段は、前記パン回転中心から前記撮像中心までの距離よりも大きい半径の前記円の弧に対応する前記パン方向ガイドを前記撮像画像に重畳することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 撮像装置、及び、前記撮像装置を制御する制御手段を有する撮像制御システムであって、前記撮像装置は、
    光軸と撮像素子との交点を撮像中心として前記撮像素子上に撮像を行う撮像手段と、
    前記撮像手段をパン駆動するパン駆動手段と、
    前記撮像手段をチルト駆動するチルト駆動手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記パン駆動手段を操作するためのパン操作手段と、
    前記チルト駆動手段を操作するためのチルト操作手段と、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像に、前記パン駆動手段が前記撮像手段をパン駆動するためのパン回転軸を中心とする円弧を表し、かつ、前記パン駆動手段によるパン駆動方向を示すパン方向ガイドを重畳する重畳手段とを備え、
    前記重畳手段は、前記撮像手段のチルト角に対応して前記パン方向ガイドの形状を決定し、前記パン駆動手段によるパン駆動により前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを前記撮像画像に重畳することを特徴とする撮像制御システム。
  8. 光軸と撮像素子との交点を撮像中心として前記撮像素子上に撮像を行う撮像手段と、
    前記撮像手段をパン駆動するパン駆動手段と、
    前記撮像手段をチルト駆動するチルト駆動手段とを有する撮像装置を制御する制御方法であって、
    重畳手段が、前記撮像手段によって撮像された撮像画像に、前記パン駆動手段が前記撮像手段をパン駆動するためのパン回転軸を中心とする円弧を表し、かつ、前記パン駆動手段によるパン駆動方向を示すパン方向ガイドであって、前記パン駆動手段によるパン駆動により前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを、前記撮像手段のチルト角に対応した形状で、前記撮像手段が撮像した撮像画像に重畳する重畳ステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 光軸と撮像素子との交点を撮像中心として前記撮像素子上に撮像を行う撮像手段と、
    前記撮像手段をパン駆動するパン駆動手段と、
    前記撮像手段をチルト駆動するチルト駆動手段とを有する撮像装置を制御するコンピュータに、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像に、前記パン駆動手段が前記撮像手段をパン駆動するためのパン回転軸を中心とする円弧を表し、かつ、前記パン駆動手段によるパン駆動方向を示すパン方向ガイドであって、前記パン駆動手段によるパン駆動により前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを、前記撮像手段のチルト角に対応した形状で、前記撮像手段が撮像した撮像画像に重畳する重畳手順を実行させるためのプログラム。
  10. 光軸と撮像素子との交点を撮像中心として前記撮像素子上に撮像を行う撮像手段と、
    前記撮像手段をパン駆動するパン駆動手段と、
    前記撮像手段をチルト駆動するチルト駆動手段とを有する撮像装置を制御する制御装置であって、
    前記パン駆動手段を操作するためのパン操作手段と、
    前記チルト駆動手段を操作するためのチルト操作手段と、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像に前記パン駆動手段によるパン駆動方向を示すパン方向ガイドを重畳する重畳手段とを備え、
    前記重畳手段は、前記撮像装置を中心とする仮想球面上の緯線を前記仮想球面上に配置した前記撮像画像に前記パン方向ガイドとして重畳し、かつ、パン駆動により前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを前記撮像画像に重畳することを特徴とする制御装置。
  11. 前記重畳手段は、前記パン駆動手段が前記撮像手段をパン駆動するためのパン回転軸と前記光軸とがなすチルト方向の角度が閾値以下となった場合に、前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを前記撮像画像に重畳することを特徴とする請求項10に記載の制御装置。
  12. 光軸と撮像素子との交点を撮像中心として前記撮像素子上に撮像を行う撮像手段と、
    前記撮像手段をパン駆動するパン駆動手段と、
    前記撮像手段をチルト駆動するチルト駆動手段とを有する撮像装置を制御する制御方法であって、
    重畳手段が、前記撮像手段によって撮像された撮像画像に、前記パン駆動手段によるパン駆動方向を示すパン方向ガイドであってパン駆動により前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを重畳するステップであって、前記撮像装置を中心とする仮想球面上の緯線を前記仮想球面上に配置した前記撮像画像に前記パン方向ガイドとして前記重畳手段が重畳する重畳ステップを有することを特徴とする制御方法。
  13. 前記重畳ステップにおいて、前記パン駆動手段が前記撮像手段をパン駆動するためのパン回転軸と前記光軸とがなすチルト方向の角度が閾値以下となった場合に、前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを前記撮像画像に重畳することを特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  14. 光軸と撮像素子との交点を撮像中心として前記撮像素子上に撮像を行う撮像手段と、
    前記撮像手段をパン駆動するパン駆動手段と、
    前記撮像手段をチルト駆動するチルト駆動手段とを有する撮像装置を制御するコンピュータに、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像に、前記パン駆動手段によるパン駆動方向を示すパン方向ガイドであってパン駆動により前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを重畳する手順であって、前記撮像装置を中心とする仮想球面上の緯線を前記仮想球面上に配置した前記撮像画像に前記パン方向ガイドとして重畳する重畳手順を実行させるためのプログラム。
  15. 前記コンピュータに、
    前記重畳手順において、前記パン駆動手段が前記撮像手段をパン駆動するためのパン回転軸と前記光軸とがなすチルト方向の角度が閾値以下となった場合に、前記撮像中心が移動する移動経路に重ならない前記パン方向ガイドを前記撮像画像に重畳する処理を実行させるための請求項14に記載のプログラム。
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