JP5725622B2 - レクテナ装置 - Google Patents
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Description
シングルシャント整流回路は、1つのダイオード、λg/4線路、及びキャパシタで構成された出力フィルタと、入力低域通過フィルタとで構成される。シングルシャント整流回路は、出力フィルタで高調波合成を行うことで理論効率100%を実現する整流回路である。
アンテナ901は、入力低域通過フィルタ902の入力端に接続されている。入力低域通過フィルタ902は、アンテナ901が受信した信号のうち、予め定められた周波数帯域の信号を通過させてシングルシャント整流回路910に出力する。シングルシャント整流回路910は、入力された信号を整流して負荷に出力する。
アンテナ921は、スイッチング素子923のドレインに接続されている。スイッチング素子923は、ソースが接地され、ドレインが高周波チョーク922を介して電源電圧Vddに接続されている。入力低域通過フィルタ930は、キャパシタ931と、λg/4線路932とを備えている。キャパシタ931は、一端がアンテナ921に接続され、他端がλg/4線路932の一端に接続されている。λg/4線路932は、アンテナ921で受信する基本波の4分の1の波長に対応する長さの線路で構成され、他端が共振回路940及び負荷950に接続されている。共振回路940は、インダクタ941と、キャパシタ942とを備えている。インダクタ941とキャパシタ942とは、並列に接続され、それぞれの一端がλg/4線路932及び負荷950に共通接続され、それぞれの他端が共に接地されている。すなわち、共振回路940はLC共振回路であり、予め定められた周波数(基本波の周波数)において共振する。
スイッチング素子923のドレイン側から入力低域通過フィルタ930を介してみると、偶数次高調波に対して短絡回路になり、奇数次高調波に対して開放回路となる。このため、スイッチング素子923に十分なバイアスを与え、アンテナ921から高周波信号が入力されると、ドレインの電圧波形が基本波と偶数次高調波とからなる半波整流波形になる。
「背景技術」において説明したレクテナ装置における入力低域通過フィルタは、高周波の通過特性を悪くして、高周波の信号を通過させないようにすることで実現されている。このとき、高周波におけるインピーダンス特性が劣化しないように、キャパシタを用いない入力低域通過フィルタを用いることが考えられる。その例を以下に示す。
図7は、レクテナ装置900において、入力低域通過フィルタを用いない場合と、入力低域通過フィルタ10を用いた場合との特性を示す図である。図7(a)は入力低域通過フィルタを用いない場合におけるダイオード電圧及びダイオード電流を示すグラフである。同図において、横軸は時間[ps]を示し、縦軸は電圧[V]及び電流値[mA]を示している。図7(b)は入力低域通過フィルタを用いない場合におけるダイオード電流の周波数特性を示すグラフである。同図において、横軸は周波数[GHz]を示し、縦軸はダイオード電流の振幅[A]を示している。
図7(c)は入力低域通過フィルタ10を用いた場合におけるダイオード電圧及びダイオード電流を示すグラフである。同図において、横軸は時間[ps]を示し、縦軸は電圧[V]及び電流値[mA]を示している。図7(d)は入力低域通過フィルタ10を用いた場合におけるダイオード電流の周波数特性を示すグラフである。同図において、横軸は周波数[GHz]を示し、縦軸はダイオード電流の振幅[A]を示している。
比較例における比較結果を踏まえて、高調波に対するインピーダンスを考慮して、入力低域通過フィルタを構成することを検討し、レクテナ装置を構成した。
ここで、本実施形態におけるレクテナ装置100の特徴は、レクテナ装置100が受信する信号のうち予め定められている基本波の奇数次の高調波における波長の4分の1の長さを有する線路を入力低域通過フィルタ20が備えることにある。
分布定数線路L2は、一端がPort1に接続され、他端がPort2に接続されている。分布定数線路L1は、一端がPort1と分布定数線路L2との間に接続され、他端が開放端となっているオープンスタブである。分布定数線路L1及びL2は、ダイオード電流における奇数次の高調波成分を抑圧して、高調波成分を含む整流波形に乱れがない理想の波形に近づくように設けられている。例えば、分布定数線路L1及びL2は、インピーダンスが3次の高調波の周波数において誘電体内波長の4分の1の長さとなる線路で構成されている。
図4は、レクテナ装置900において入力低域通過フィルタ10を用いた場合と、レクテナ装置100との特性を示す図である。図4(a)は入力低域通過フィルタ10を用いた場合におけるダイオード電圧及びダイオード電流を示すグラフである。同図において、横軸は時間[ps]を示し、縦軸は電圧[V]及び電流値[mA]を示している。図4(b)は入力低域通過フィルタ10を用いた場合におけるダイオード電流の周波数特性を示すグラフである。同図において、横軸は周波数[GHz]を示し、縦軸はダイオード電流の振幅[A]を示している。
図4(c)はレクテナ装置100におけるダイオード電圧及びダイオード電流を示すグラフである。同図において、横軸は時間[ps]を示し、縦軸は電圧[V]及び電流値[mA]を示している。図4(d)はレクテナ装置100におけるダイオード電流の周波数特性を示すグラフである。同図において、横軸は周波数[GHz]を示し、縦軸はダイオード電流の振幅[A]を示している。
なお、図9において示したレクテナ装置920において、入力低域通過フィルタ20を用いるようにしてもよい。この場合、入力低域通過フィルタ930に替えて、入力低域通過フィルタ20を用い、入力低域通過フィルタ20の入力端子をスイッチング素子923のドレイン、アンテナ921、高周波チョーク922接続し、出力端を共振回路940及び負荷950に接続する。
また、上述の実施形態において、入力低域通過フィルタ20が3次の高調波を抑圧する構成について説明したが、3次及び5次の高調波を抑圧する構成としてもよいし、複数の奇数次の高調波を抑圧する構成としてもよい。
100,900,920…レクテナ装置
101,901,921…アンテナ
902,930…入力低域通過フィルタ
110,910…シングルシャント整流回路
111,911…ダイオード
112,912,932…線路
113,913,931…キャパシタ
922…高周波チョーク
923…スイッチング素子
940…共振回路
941…インダクタ
942…キャパシタ
950…負荷
L1,L2…分布定数線路
Claims (3)
- 受信した電波の周波数に応じた信号を出力するアンテナと、
前記アンテナが出力する信号に対して帯域制限をして出力するフィルタと、
前記フィルタの出力を整流する整流回路と
を具備し、
前記フィルタは、
前記アンテナが受信する電波に含まれる基本波の奇数次および偶数次の高調波のうち、奇数次の高調波のみについて、それぞれ波長の4分の1の長さを有する第1の線路と第2の線路とを備え、
前記第1の線路は、一端が前記フィルタの入力端に接続され、他端が前記フィルタの出力端に接続され、
前記第2の線路は、一端が前記フィルタの入力端に接続され、他端が開放端になっており、
前記整流回路に入力される信号に含まれる前記奇数次の高調波のみを抑圧する
ことを特徴とするレクテナ装置。 - 請求項1に記載のレクテナ装置であって、
前記第1および第2の線路は、それぞれ
前記基本波に対して3次の高調波における波長の4分の1の長さである
ことを特徴とするレクテナ装置。 - 請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載のレクテナ装置であって、
前記整流回路は、
アノードが接地され、カソードが前記フィルタの出力端に接続されたダイオードと、
一端が前記フィルタの出力端に接続され、他端が負荷に接続された前記基本波の波長の4分の1の長さを有する第3の線路と、
一端が接地され、他端が前記第3の線路の他端に接続されたキャパシタと
を備える
ことを特徴とするレクテナ装置。
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