JP5724858B2 - 電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、矩形有底箱形の電池ケース本体を有する電池ケースと、この電池ケース内に収容された電極体とを備える電池の製造方法に関する。
近年、ハイブリッド自動車、電気自動車などの車両の駆動用電源に、充放電可能なリチウムイオン二次電池(以下、単に電池ともいう)が利用されている。
このような電池を製造する方法として、例えば、特許文献1には、発電要素(後述する電極体)が当接する外装缶(後述する電池ケース本体)の側面(後述する第1ケース壁面)を凹ませた電池に関し、外装缶の側面に予め凹部を形成し、凹部を形成した外装缶に発電要素を挿入する電池の製造方法が開示されている。
特開平7−183010号公報
しかしながら、特許文献1の実施例では、電池ケースの各寸法、例えば、凹部同士間の内寸が特定の値とされている。しかるに、電極体の厚み方向の寸法にバラツキが生じていると、例えば、この電極体が凹部同士間の内寸よりも大きい場合には、電池ケース本体に挿入できない問題が生じる。逆に、電極体が凹部同士間の内寸よりも極端に小さい場合には、挿入後の電極体と凹部との間のクリアランスが所望の値よりも大きくなり、凹部を通じて、電極体の厚み方向に十分な荷重を加えることができない問題が生じる場合もある。
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたものであって、電極体の寸法にバラツキが生じていても、電極体を電池ケース内に確実に挿入でき、かつ、電極体と電池ケース(電池ケース本体)との間のクリアランスを所望の値以下とした電池の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、自身の厚み方向に直交する一対の電極体主平面を有する電極体と、上記電極体を収容し、一対の上記電極体主平面にそれぞれ対向する一対のケース主面を含む有底箱形の電池ケース本体、及び、上記電池ケース本体の開口を封止する封口蓋を有する電池ケースと、を備え、一対の上記ケース主面の少なくともいずれかには、上記電極体に向けて凹む凹部を成形してなる電池の製造方法であって、収容前の上記電極体のうち、上記厚み方向の寸法である電極体厚み寸法を測定する寸法測定工程と、上記電極体を模擬した電極体模擬ブロック体であって、上記電極体の上記電極体厚み寸法に相当する寸法であるブロック体厚み寸法が、測定した上記電極体の上記電極体厚み寸法と同じである電極体模擬ブロック体を、予め用意した上記ブロック体厚み寸法がそれぞれ異なる複数の電極体模擬ブロック体の中から選択し、上記電池ケース本体内に配置して、一対の上記ケース主面の少なくともいずれかに上記凹部をプレス成形する凹部成形工程と、上記凹部成形工程の後、上記電極体模擬ブロック体に代えて、上記電極体を上記電池ケース本体内に挿入する挿入工程と、を備える電池の製造方法である。
上述の電池の製造方法では、ブロック体厚み寸法が、測定した電極体の電極体厚み寸法と同じ電極体模擬ブロック体を、予め用意したブロック体厚み寸法がそれぞれ異なる複数の電極体模擬ブロック体の中から選択し、電池ケース本体内に配置して、一対のケース主面の少なくともいずれかに凹部をプレス成形する。このため、電極体の電極体厚み寸法に適合した寸法に凹部をプレス成形することができる。従って、電極体に厚み寸法のバラツキが発生していても、電極体を電池ケース本体に確実に挿入でき、かつ、電極体と凹部との間のクリアランスを所望の値以下とすることができる。
なお、「電極体」としては、例えば、いずれも帯状の正極板、負極板及びセパレータを捲回軸の周りに捲回してなり、断面が長円形状の扁平捲回型電極体や、いずれも平板状の正極板、負極板及びセパレータを積層してなる積層型電極体が挙げられる。また、電極体の「厚み方向」としては、電極体が扁平捲回型電極体の場合には、断面をなす長円形状の短径方向が挙げられる。また、電極体が積層型電極体の場合には、正極板等が積層する積層方向が挙げられる。
さらに、上述の電池の製造方法であって、前記電池ケースは、その内圧が大気圧よりも低い状態で封止され、前記電極体は、前記凹部を介して、前記一対の電極体主平面間が大気により圧縮されてなり、前記挿入工程の後、作製した上記電池ケース内を減圧する減圧工程を備える電池の製造方法とすると良い。
上述の電池の製造方法では、電池ケース内を減圧して、凹部を通じて大気で電極体の一対の電極体主平面間を圧縮する。このため、例えば、押圧用の構造体を用いることなく、電池ケース内の電極体に厚み方向の荷重を加えた電池を製造することができる。
なお、「電池ケース内を減圧」する手法としては、例えば、電解液の注液孔など電池ケースの内外を連通する連通孔を有する電池ケースを真空チャンバ内に入れ、真空チャンバ内を減圧すると共に、連通孔を通じて電池ケース内を減圧する手法が挙げられる。また、例えば、開閉可能な弁を設けた電池ケースについて、この弁を通じて、真空ポンプ等の減圧装置を接続し、開弁して電池ケース内を減圧する手法が挙げられる。なお、真空チャンバを用いて減圧した電池ケースを封止する手法としては、例えば、減圧した電池ケースの連通孔を真空チャンバ内で封止する(具体的には例えば、連通孔を覆うように配置させた金属部材を電池ケースにレーザ溶接したり、ブラインドリベットで連通孔を閉塞する)手法が挙げられる。また、例えば、減圧した電池ケースの連通孔に、例えばゴム状弾性体からなる樹脂部材を配置(圧入)して、真空チャンバ内を大気圧に戻して電池ケースを真空チャンバから取り出した後、樹脂部材を電池ケースに固着したり、さらに、金属からなる金属部材で連通孔及び樹脂部材を覆って、溶接等により金属部材を電池ケースに固着する手法が挙げられる。
実施形態の電池の部分切欠斜視図である。 実施形態の電池の断面図(図1のA−A断面)である。 実施形態の電池の断面図(図2のB−B断面)である。 実施形態にかかる電池の製造方法のうち、寸法測定工程を示す説明図である。 実施形態にかかる電池の製造方法のうち、凹部成形工程に用いる電極体模擬ブロック体の斜視図である。 実施形態にかかる電池の製造方法のうち、凹部成形工程を示す説明図である。 実施形態にかかる電池の製造方法のうち、挿入工程を示す説明図である。 実施形態にかかる電池の製造方法のうち、減圧工程を示す説明図である。 変形例の電池の部分切欠斜視図である。
(実施形態)
次に、本実施形態にかかる電池の製造方法で製造される電池1について、図1〜3を参照しつつ説明する。
この電池1は、矩形有底箱形の電池ケース本体11、及び、この電池ケース本体11の開口19を封止する封口蓋21を有する電池ケース10と、この電池ケース10内に収容された電極体30とを備えるリチウムイオン二次電池である(図1参照)。また、電池1は、電極体30の正極板31に接続された正極端子部材41、及び、負極板32に接続された負極端子部材42を備える(図1参照)。
このうち電極体30は、いずれも帯状の正極板31及び負極板32が、ポリエチレンからなる帯状のセパレータ33を介して、捲回軸AXの周りに扁平形状に捲回してなり、断面PJが長円形状の扁平捲回型の電極体である(図1参照)。この電極体30には、リチウムイオンを含む有機電解液(図示しない)が含浸されている。
電極体30をなす帯状の正極板31は、アルミニウムからなる正極箔(図示しない)、及び、正極活物質粒子を含む正極活物質層(図示しない)からなる。また、帯状の負極板32は、銅からなる負極箔(図示しない)、及び、負極活物質粒子を含む負極活物質層(図示しない)からなる。
なお、扁平捲回型の電極体30の厚みについては、前述した断面PJがなす長円形状の短径方向DNの寸法で示すことができる(図1,3参照)。つまり、この電極体30において、短径方向DNが電極体30の厚み方向であり、短径方向DNの寸法を、電極体30の第1寸法T1とする。
また、この電極体30は、長円形状の長径方向DMの両端部にそれぞれ位置し、正極板31、負極板32及びセパレータ33が、それぞれR状に湾曲して配置された2つの湾曲捲回部30R,30Rと、これら2つの湾曲捲回部30R,30Rの間に位置し、正極板31等がいずれも平板状とされた中央捲回部30Sとを有する(図3参照)。
このうち、中央捲回部30Sは、図3に示すように、電極体30の厚み方向(短径方向)DNに直交する一対の中央電極体主平面30SF,30SFを有している。この2つの中央電極体主平面30SF,30SFはいずれも、次述する電池ケース10(電池ケース本体11)の第1ケース壁面13に成形された凹部14に密接している。
また、電池ケース10は、共にアルミニウム製の電池ケース本体11及び封口蓋21を有する。なお、この電池ケース10(電池ケース本体11)と電極体30との間には、樹脂からなり、箱状に折り曲げた絶縁フィルム(図示しない)が介在させてある。
電池ケース10の封口蓋21は矩形板状であり、電池ケース本体11の開口19を閉塞して、この電池ケース本体11に溶接されている。
この封口蓋21は、正極端子部材41を電池ケース10の内部から外部に貫通させるための第1貫通孔26、負極端子部材42を電池ケース10の内部から外部に貫通させるための第2貫通孔27、及び、これら第1貫通孔26と第2貫通孔27との間に位置する第3貫通孔29Hを有する(図2参照)。なお、第1貫通孔26と正極端子部材41との間、及び、第2貫通孔27と負極端子部材42との間には、それぞれ絶縁性の樹脂からなる絶縁部材28が介在し、互いを絶縁している。また、第3貫通孔29Hは、矩形板状の安全弁29によって閉塞されている。
さらに、この封口蓋21には、この封口蓋21を電池ケース本体11に溶接して電池ケース10を作製した後、外部から電池ケース10内に電解液(図示しない)を注液するための注液孔22を設けている(図2参照)。但し、図1に示す、できあがった電池1では、注液孔22は封止されている。具体的には、ゴム状弾性体からなる栓部材23が注液孔22内に配置し、さらに、アルミニウム製で円板形状の金属部材24が、電池ケース10の外側から栓部材23及び注液孔22を覆った状態で、封口蓋21の蓋表面21Fに固着している。
また、電池ケース本体11は有底矩形箱形である。即ち、この電池ケース本体11は、自身の底面をなす長方形状のケース底面12を有する。また、このケース底面12の長辺端縁12Lから、このケース底面12に対して垂直に立ち上がる2つの第1ケース壁面13,13、及び、ケース底面12の短辺端縁12Sから、ケース底面12に対して垂直に立ち上がる2つの第2ケース壁面17,17を有している。なお、2つの第1ケース壁面13,13は、前述した一対の中央電極体主平面30SF,30SFにそれぞれ対向している(図3参照)。
このうち、第1ケース壁面13には、電池ケース本体11の内部に向けて凹む凹部14を成形している(図1,3参照)。つまり、矩形平板状の第1ケース壁面13は、自身の四辺を含む周縁をなしている壁面本体部15と、この壁面本体部15の内側に位置し、壁面本体部15よりも電池ケース本体11の内部側に凹ませてなる凹部14とからなる(図1参照)。
なお、本実施形態の電池1は、2つの第1ケース壁面13,13にそれぞれ、上述した凹部14を成形している(図3参照)。
また、この電池1では、電池ケース10が大気圧よりも低い内圧で封止され、電極体30の一対の中央電極体主平面30SF,30SFが、凹部14の主面(凹部主面14F)を介して大気(図3中の矢印)により圧縮されている。つまり、電池ケース10内の電極体30が、例えば、押圧用の構造体(例えば、2枚のプレートで電池を挟持して、電池ケースを介して電極体に荷重を加える装置、等)によらないで、電極体30の厚み方向(短径方向)DNに荷重を受けている。
このため、電極体30において、この厚み方向(短径方向)DNに、正極板31或いは負極板32とセパレータ33とを互いに密接させることができる。従って、初充電等の充電によって電極体30内に発生するガスが、正極板31或いは負極板32とセパレータ33との間に停滞して、正極板31と負極板32との間の電気反応を妨害するのを抑制できる。
次いで、本実施形態にかかる電池1の製造方法について、図面を参照しつつ説明する。
まず、電極体30を公知の手法で作製する。具体的には、いずれも帯状の正極板31及び負極板32を、2つの帯状のセパレータ33,33と共に、円筒形状の芯材(図示しない)の周りに捲回して、捲回軸を有する円筒形状の捲回体(図示しない)を作製した。その後、捲回体から芯材を抜き取り、円筒面を両側から押し潰して、断面が長円形状である扁平捲回型の電極体30を作製した。
その後、電極体30の正極板31に正極端子部材41を、負極板32に負極端子部材42を、それぞれ溶接する。そして、絶縁部材28を介して、正極端子部材41を封口蓋21の第1貫通孔26に、負極端子部材42を封口蓋21の第2貫通孔27にそれぞれ挿通して、封口蓋21に電極体30を固定した(図2,4参照)。
次いで、本実施形態にかかる電池1の製造方法のうち、寸法測定工程について図4を用いて説明する。
この寸法測定工程は、電池ケース本体11に収容する前の電極体30のうち、厚み方向(短径方向)DNの第1寸法T1を測定する工程である。なお、本実施形態の電極体30は、前述したように、一旦円筒形状に作製した捲回体の円筒面を押し潰したものであるため、電極体30の中央電極体主平面30SFが径方向外側に膨らみやすい。そこで、本実施形態では、具体的には、公知の圧縮試験機を用いて、厚み方向DNに所定の大きさの荷重(例えば、8.0kgf/cm2)をかけながら、電極体30の第1寸法T1を、0.1mmオーダで測定した。
次いで、本実施形態にかかる電池1の製造方法のうち、凹部成形工程について図5,6を用いて説明する。
この凹部成形工程では、次述する電極体模擬ブロック体50を電池ケース本体11内に配置して、2つの第1ケース壁面13,13にそれぞれ凹部14をプレス成形する。
ステンレス鋼(SUS)からなる電極体模擬ブロック体50は、電極体30を模擬した形態の本体部51と、この本体部51から延出する複数の脚部52,52とを有している。
このうち複数の脚部52,52は、この電極体模擬ブロック体50を電池ケース本体11内に配置した際、これらの先端がいずれも電池ケース本体11のケース底面12或いは第2ケース壁面17に当接する。このため、電極体模擬ブロック体50を電池ケース本体11内に配置したときに、本体部51が電池ケース本体11の第1ケース壁面13の中央に位置する。
また、本体部51は、電極体30と同様、断面が長円形状の扁平形状である。このため、本体部51の厚みは、電極体30と同様、断面をなす長円形状の短径方向DNの寸法で示す(図5参照)。つまり、この本体部51においても、短径方向DNがこの本体部51の厚み方向であり、厚み方向(短径方向)DNの寸法を、本体部51の第2寸法T2とする(図5参照)。
なお、凹部成形工程では、上述した電極体模擬ブロック体50について、第2寸法T2がそれぞれ異なる複数の電極体模擬ブロック体50,50を予め用意している。こうすることで、電極体30の第1寸法T1にバラツキが生じた場合でも、この電極体30の第1寸法T1と同寸法の電極体模擬ブロック体50を選択することができる。
この工程では、まず、複数の電極体模擬ブロック体50,50のうち、第2寸法T2が、前述した寸法測定工程で測定した電極体30の第1寸法T1と同じ寸法の電極体模擬ブロック体50を、電池ケース本体11内に配置する。
次いで、電池ケース本体11の2つの第1ケース壁面13,13にそれぞれ凹部14をプレス成形する。具体的には、図6に示すように、電極体模擬ブロック体50を内部に収容した電池ケース本体11について、厚み方向(短径方向)DNの両側から、2つのプレス金型PM,PMで挟み込む。
かくして、電池ケース本体11の2つの第1ケース壁面13,13のいずれにも凹部14をプレス成形した。
次いで、本実施形態にかかる電池1の製造方法のうち、挿入工程について図7を用いて説明する。
この挿入工程は、電極体模擬ブロック体50に代えて、電極体30を電池ケース本体11内に挿入する工程である。具体的には、まず、上述した凹部成形工程で凹部14を成形した電池ケース本体11内から電極体模擬ブロック体50を取り出す。そして、この電池ケース本体11に、封口蓋21に固定した電極体30を挿入した(図7参照)。なお、電極体30の外側には、前述した箱状に折り曲げた絶縁フィルム(図示しない)を予め配置しておく。また、電極体30の挿入不良の発生を防ぐため、電池ケース本体11の2つの第1ケース壁面13,13を厚み方向DN外側にそれぞれ引っ張り、この厚み方向DNの寸法を大きくした状態で電極体30を挿入する。
次いで、電池ケース10を作製する工程について説明する。この工程では、上述した挿入工程の後、電池ケース本体11の開口19を封口蓋21で封口して電池ケース10を作製した。具体的には、挿入工程の後、レーザ溶接を用いて、電池ケース本体11と、この電池ケース本体11の開口19を覆うように配置した封口蓋21とを接合した。かくして、内部に電極体30を収容した電池ケース10が完成した。
その後、電池ケース10(封口蓋21)に設けた注液孔22を通じて、電池ケース10の内部に電解液(図示しない)を注液した。
次いで、本実施形態にかかる電池1の製造方法のうち、減圧工程について図8を用いて説明する。
この減圧工程は、電池ケース10内を減圧する工程である。即ち、真空チャンバVCの内部に、封止した電池ケース10を収めた後、真空チャンバVCの内部を減圧する。なお、このときの電池ケース10は注液孔22が封止されていないため、この注液孔22を通じて電池ケース10内が減圧される。
そして、電池ケース10内が減圧された状態で、ゴム状弾性体からなる栓部材23を注液孔22に圧入して、注液孔22を封止(仮封止)した。
封止後、大気圧に戻した真空チャンバCVから電池ケース10を取り出した。そして、金属からなる金属部材24で注液孔22及び栓部材23を覆って、この金属部材24をレーザ溶接により電池ケース10に固着した。
かくして、電池ケース10が大気圧よりも低い内圧で封止され、電極体30の中央電極体主平面30SF,30SFが、凹部14の主面(凹部主面14F)を介して大気に圧縮された、本実施形態の電池1ができあがる(図1〜3参照)。
以上により、本実施形態にかかる電池1の製造方法では、厚み方向(短径方向)DNの第2寸法T2が、測定した電極体30の第1寸法T1と同じ電極体模擬ブロック体50を電池ケース本体11内に配置して、2つの第1ケース壁面13,13の少なくともいずれかに凹部14をプレス成形する(なお、本実施形態では、2つの第1ケース壁面13,13のいずれにも凹部14を成形)。このため、電極体30の第1寸法T1に適合した寸法に凹部14をプレス成形することができる。従って、電極体30に寸法のバラツキが発生していても、電極体30を電池ケース本体11に確実に挿入でき、かつ、電極体30と凹部14との間のクリアランスを所望の値以下として電池を製造することができる。
また、電池ケース10内を減圧して、凹部14(凹部主面14F)を通じて大気で電極体30の一対の中央電極体主平面30SF,30SF間を圧縮する。このため、例えば、押圧用の構造体を用いることなく、電池ケース10内の電極体30に厚み方向(短径方向)DNの荷重を加えた電池1を製造することができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、扁平捲回型の電極体30を備える電池1を示した。しかし、本発明にかかる製造方法で製造する電池を、いずれも平板状の正極板131、負極板132及びセパレータ133を積層方向DJに積層してなる積層型の電極体130を備える電池101としても良い(図9参照)。なお、この場合、電極体130において、正極板131等が積層する積層方向DJが電極体130の厚み方向であり、図9に示すように、この積層方向DJの寸法(第3寸法T3)が、電極体130の厚み寸法である。
また、実施形態では、一対の第1ケース壁面13,13のいずれにも、電極体に向けて凹む凹部14を成形した電池1を示した。しかし、本発明では、一対のケース主面のいずれか一方に凹部を成形した電池としても良い。
また、実施形態の寸法測定工程では、電極体30の中央電極体主平面30SFが径方向外側に膨らみやすいため、電極体30に荷重をかけながら第1寸法T1を測定した。しかし、例えば、扁平捲回型の電極体のうち、電極体主平面(中央電極体主平面)が径方向外側に膨らまないような加工(例えば、プレスやホットプレスを用いた加工など)を施したものや、上述した積層型の電極体130の場合には、電極体に荷重をかけずに、例えばダイヤルゲージ等の厚み測定器を用いて電極体厚み寸法を測定しても良い。
1,101 電池
10 電池ケース
11 電池ケース本体
13 第1ケース壁面(ケース主面)
14 凹部
19 開口
21 封口蓋
30,130 電極体
30SF 中央電極体主平面(電極体主平面)
50 電極体模擬ブロック体
DJ 積層方向(厚み方向)
DN 短径方向(厚み方向)
T1 第1寸法(電極体厚み寸法)
T2 第2寸法(ブロック厚み寸法)
T3 第3寸法(電極体厚み寸法)

Claims (2)

  1. 自身の厚み方向に直交する一対の電極体主平面を有する電極体と、
    上記電極体を収容し、一対の上記電極体主平面にそれぞれ対向する一対のケース主面を含む有底箱形の電池ケース本体、及び、上記電池ケース本体の開口を封止する封口蓋を有する電池ケースと、を備え、
    一対の上記ケース主面の少なくともいずれかには、上記電極体に向けて凹む凹部を成形してなる
    電池の製造方法であって、
    収容前の上記電極体のうち、上記厚み方向の寸法である電極体厚み寸法を測定する寸法測定工程と、
    上記電極体を模擬した電極体模擬ブロック体であって、上記電極体の上記電極体厚み寸法に相当する寸法であるブロック体厚み寸法が、測定した上記電極体の上記電極体厚み寸法と同じである電極体模擬ブロック体を、予め用意した上記ブロック体厚み寸法がそれぞれ異なる複数の電極体模擬ブロック体の中から選択し、上記電池ケース本体内に配置して、一対の上記ケース主面の少なくともいずれかに上記凹部をプレス成形する凹部成形工程と、
    上記凹部成形工程の後、上記電極体模擬ブロック体に代えて、上記電極体を上記電池ケース本体内に挿入する挿入工程と、を備える
    電池の製造方法。
  2. 請求項1に記載の電池の製造方法であって、
    前記電池ケースは、
    その内圧が大気圧よりも低い状態で封止され、
    前記電極体は、
    前記凹部を介して、前記一対の電極体主平面間が大気により圧縮されてなり、
    前記挿入工程の後、作製した上記電池ケース内を減圧する減圧工程を備える
    電池の製造方法。
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