JP5724259B2 - 放射線断層撮影装置 - Google Patents
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Description
すなわち、従来の構成によれば、被検体Mにガスマスクや、その他の装置を装着した状態で消滅γ線対の検出を行う場合に、マーカ64の移動を正確に追尾することができなくなるという問題がある。被検体Mの体動により、カメラ63から見てマーカ64が被検体Mに装着された装置に隠れてしまうと、カメラ63は、マーカ64を見失い、被検体Mの移動を知ることができなくなってしまう。すると、PET装置は被検体Mの移動の様子を知り得ない状態で断層画像を取得することになる。この様に、体動の様子が反映されない状態で取得された断層画像は不鮮明なものとなってしまう。
すなわち、本発明に係る放射線断層撮影装置は、(A)放射線検出器がリング状に配列されることによって構成される消滅放射線対を検出する検出器リングと、(B)消滅放射線対を放射するとともに、被検体に付設された放射線発生手段と、(C)検出器リングに対する放射線発生手段の位置を検出する発生体移動検出手段と、(D)検出器リングから出力された検出データを基に被検体内から発生した消滅放射線対の発生位置を示す位置情報を取得する発生位置取得手段と、(E)被検体内から発したある消滅放射線対が検出器リングに入射したときの放射線発生手段の位置を基にその消滅放射線対の位置情報を補正することにより、被検体が検出器リングに対して移動しなかったときの消滅放射線対の位置情報を取得する補正手段と、(F)補正された位置情報を基に、消滅放射線対の発生位置が空間的にマッピングされた断層画像を取得する画像取得手段とを備え、放射線発生手段は、近赤外光イメージング装置のプローブホルダとなっていることを特徴とするものである。
また、本発明によれば、近赤外光イメージング装置のプローブホルダは被検体の頭頂部を覆うように設けられるので、これを放射線発生手段として利用することができる。
図1は、実施例1に係る放射線断層撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。実施例1に係る放射線断層撮影装置9は、被検体Mを載置する天板10と、天板10をその長手方向(z方向)から導入させる開口を有するガントリ11と、ガントリ11の内部に設けられた天板10をz方向に導入させるリング状の検出器リング12とを備えている。検出器リング12に設けられた開口は、z方向(天板10の長手方向、被検体Mの体軸方向)に伸びた円筒形となっている。したがって、検出器リング12自身もz方向に延伸している。ガントリ11は、被検体Mの頭部が収納できる程度の大きさの開口が設けられている。この開口に被検体Mの頭部が挿入されることになる。従って、放射線断層撮影装置9は、頭部検査用となっている。
次に、実施例1に係る放射線断層撮影装置9の動作について説明する。放射線断層撮影装置9を用いて被検体Mの頭部の診断を行うには、図5に示すように、被検体Mが天板10に載置され(載置ステップS1),被検体Mの頭部から放射される消滅γ線対の検出が開始される(検出開始ステップS2)。そして、プローブホルダ6に設置されたコイン線源5の移動が検出され(線源移動検出ステップS3),消滅γ線対の位置情報が補正される(補正ステップS4)。最後に、補正された位置情報を基に断層画像が生成される(画像生成ステップS5)。以降、これらの各ステップについて順を追って説明する。
まず、被検体Mに放射性薬剤が注射される。この時点から所定の時間が経過した時点で、被検体Mが天板10に載置され、被検体Mの頭部が検出器リング12に挿入される。図1は、この動作が終了した時点を示している。
術者が操作卓35を通じて、消滅γ線対の検出の指示を与えると、検出器リング12は、同時計数部20に検出データの送出を開始する。このとき送出された検出データは、γ線の検出器リング12における入射位置、エネルギーデータ、および入射時間が関連したデータセットとなっている。同時計数部20は、消滅γ線対が検出される事象である同時イベントを計数する。
同時計数部20が出力したLORなどの各データは、ホルダ移動検出部21に送られる。ホルダ移動検出部21は、同時計数部20から出力された位置情報を基に、検出器リング12に対するプローブホルダ6の位置の経時的な位置の変化を検出する。具体的には、ホルダ移動検出部21は、プローブホルダ6に配置された3つのコイン線源5の空間的な位置関係を逐次算出する。この際、消滅γ線対は、コイン線源5以外にも被検体内部からも発生しているので、ホルダ移動検出部21は、同時計数部20が出力した位置情報のうちコイン線源5に関するものを選択して使用する構成になっている。具体的には、ホルダ移動検出部21は、検出器リング12が視野内で最も強く消滅γ線対を検出した3カ所についてのLORをコイン線源5に関するものとしてプローブホルダ6の位置を検出する。コイン線源5には、被検体内から発生する消滅γ線対の発生量よりも多くの消滅γ線対を発生するような放射性物質が封入されている。したがって、ホルダ移動検出部21は、確実にコイン線源5の位置を知ることができるようになっている。
位置情報補正部22には、同時計数部20が出力した被検体内から発した消滅γ線対に関するLORと、ホルダ移動検出部21が出力したプローブホルダ6の移動に関するデータとが送られてきている。位置情報補正部22は、被検体内から発したある消滅γ線対が検出器リング12に入射したときに検出されたプローブホルダ6の位置を基に、その消滅γ線対が検出されたときの検出器リング12に対する被検体Mの相対位置を認識して、その消滅γ線対の位置情報を補正することにより、被検体Mが体動により移動しなかったときの消滅γ線対の位置情報を取得する。
補正後のLORは、画像生成部23に送られる。画像生成部23は、補正後のLORを基に放射性薬剤の分布を示す消滅γ線対の発生位置が空間的にマッピングされた断層画像Dを生成する。トリミング部24は、断層画像Dの端部に写り込んだコイン線源5の像を画像処理でトリミングする。画像処理後の断層画像Dが表示部36に表示されて検査は終了となる。
6 プローブホルダ(放射線発生手段)
12 検出器リング
20 同時計数部(発生位置取得手段)
21 ホルダ移動検出部(発生体移動検出手段)
22 位置情報補正部(補正手段)
23 画像生成部(画像取得手段)
Claims (5)
- (A)放射線検出器がリング状に配列されることによって構成される消滅放射線対を検出する検出器リングと、
(B)消滅放射線対を放射するとともに、被検体に付設された放射線発生手段と、
(C)前記検出器リングに対する前記放射線発生手段の位置を検出する発生体移動検出手段と、
(D)前記検出器リングから出力された検出データを基に被検体内から発生した消滅放射線対の発生位置を示す位置情報を取得する発生位置取得手段と、
(E)被検体内から発したある消滅放射線対が前記検出器リングに入射したときの前記放射線発生手段の位置を基にその消滅放射線対の位置情報を補正することにより、被検体が前記検出器リングに対して移動しなかったときの消滅放射線対の位置情報を取得する補正手段と、
(F)補正された前記位置情報を基に、消滅放射線対の発生位置が空間的にマッピングされた断層画像を取得する画像取得手段とを備え、
前記放射線発生手段は、近赤外光イメージング装置のプローブホルダとなっていることを特徴とする放射線断層撮影装置。 - 請求項1に記載の放射線断層撮影装置において、
前記放射線発生手段は、単一の平面を規定する3つの線源を有することを特徴とする放射線断層撮影装置。 - 請求項2に記載の放射線断層撮影装置において、
前記線源は、消滅放射線対を生じる放射性物質が封入されたものであることを特徴とする放射線断層撮影装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の放射線断層撮影装置において、
前記放射線発生手段は、前記被検体の頭頂部に設けられていることを特徴とする放射線断層撮影装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の放射線断層撮影装置において、
頭部検査用であることを特徴とする放射線断層撮影装置。
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