JP5999528B2 - 放射線断層撮影装置 - Google Patents
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Description
本発明は、被検体から照射される消滅放射線のペアを検出して、被検体内の放射性薬剤分布をイメージングする放射線断層撮影装置に関する。
医療機関には、放射線薬剤の分布をイメージングする放射線断層撮影装置が配備されている。この様な放射線断層撮影装置の具体的な構成について説明する。従来の放射線断層撮影装置は、放射線を検出する放射線検出器が円環状に並んで構成される検出器リングが備えられている。この検出器リングは、被検体内の放射性薬剤から放出される互いに反対方向となっている一対の放射線(消滅放射線のペア)を検出する(例えば特許文献1参照)。
従来の放射線撮影装置では、検査に際し、被検体を検出器リングに挿入させる。この状態で、検出器リングは、被検体から照射される消滅放射線のペアを検出する。このとき、消滅放射線のペアは、異なる放射線検出器で検出されることになる。
検出器リングは、被検体から発せられた消滅放射線のペアの発生源を特定して、この位置情報を基に放射性薬剤の分布が生成される。
この消滅放射線のペアを検出するときに装置にかかる負荷は、相当高い。検出器リングを構成する放射線検出器のうちの任意の2つの組み合わせがそれぞれ消滅放射線のペアを検出するものと想定しなければならないからである。この考えによれば、検出器リングを構成する放射線検出器のうちから2つを選択するときの組み合わせの全てについて消滅放射線のペアが検出されたかどうかを判断しなければならないことになる。
従来構成においては、この負荷を軽減する目的で、放射線検出器の組み合わせのうちどれを消滅放射線のペアの検出に用いるかを選択するようにしている。例えば、図21上段のように放射線検出器51が円環状に配列された検出器リングがあるとして、2つの放射線検出器を直線で結ぶとする。このときの直線が被検体が載置される中心部(図21上段では、破線の円で表している)を通過しない場合、この様な組み合わせの放射線検出器の間で消滅放射線のペアの計測をしても、断層画像の画質向上には寄与しない。この様な組み合わせが測定した消滅放射線のペアは被検体の体外から生じたものであるか、そもそも消滅放射線のペアでないものが検出の際の誤認によりペアとなされたものであるからである。
しかしながら、従来構成によれば、次のような問題点がある。
すなわち、従来構成は、装置構成の自由度を低下させる。
すなわち、従来構成は、装置構成の自由度を低下させる。
上述の従来構成によれば、検出器リングに占める放射線検出器の位置が一定である。したがって、消滅放射線のペアの測定を行う放射線検出器の組み合わせの選択は、放射線検出器が移動しないことが前提となっている。
また、円環状の検出器リングを持たない対向する検出器ヘッドをもつ装置も開発されいる。このようなタイプの装置によれば、図21下段に示すように放射線検出器51が上下に3つずつの検出器ヘッドを構成している。
このような複数の検出器ヘッドを備えた装置は、検出の死角を無くす目的で、検出器ヘッドの対向する位置関係を変化させるために検出器ヘッドもしくは検出器の一部が移動できるようになっている。
この様な装置においても、それでも多くの放射線検出器を有することに変わりなく、消滅放射線のペアを検出するときの負荷が高いという事情は変わらない。そこで、放射線検出器の組み合わせのうちどれを消滅放射線のペアの検出に用いるかを選択しなければならない。
放射線検出器が固定されている従来装置においては、ペアの検出に用いない放射線検出器の組み合わせを予め設定しておくだけで装置の負荷が効果的に軽減できる。しかしながら、放射線検出器が移動できる構成では、放射線検出器が移動すると、放射線検出器の位置関係が変化してしまう。したがって、放射線検出器の組み合わせのうちどれを消滅放射線のペアの検出に用いるかが放射線検出器の位置に応じて変わってきてしまう。
従来構成によれば、このような放射線検出器が移動するタイプの装置にまで対応することができない。従って、従来構成によれば、放射線検出器が移動しない構成についてしか適用できないのである。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、検出器リングを構成する放射線検出器が移動可能となっている構成の放射線断層撮影装置において、消滅放射線のペアの検出にかかる負荷を軽減することができる放射線断層撮影装置を提供することにある。
本発明は上述の課題を解決するために次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る放射線断層撮影装置は、放射線を検出する検出器が複数まとまって保持された複数の検出器群と、ある検出器又は検出器群を他の検出器又は検出器群に対して相対的に移動させる検出器移動手段と、検出器移動手段を制御する検出器移動制御手段と、検出器又は検出器群の移動先に関する術者の指示を入力させる入力手段と、検出器の組み合わせの各々と、消滅放射線のペアの検出を行うかどうかを示すフラグとが関連したテーブルが検出器又は検出器群の移動先ごとに記憶された記憶手段と、入力手段を通じて入力された検出器の移動先に対応したテーブルを読み出して、テーブルが規定する検出器の組み合わせを用いて消滅放射線のペアの同時計数を行う同時計数手段とを備えることを特徴とするものである。
すなわち、本発明に係る放射線断層撮影装置は、放射線を検出する検出器が複数まとまって保持された複数の検出器群と、ある検出器又は検出器群を他の検出器又は検出器群に対して相対的に移動させる検出器移動手段と、検出器移動手段を制御する検出器移動制御手段と、検出器又は検出器群の移動先に関する術者の指示を入力させる入力手段と、検出器の組み合わせの各々と、消滅放射線のペアの検出を行うかどうかを示すフラグとが関連したテーブルが検出器又は検出器群の移動先ごとに記憶された記憶手段と、入力手段を通じて入力された検出器の移動先に対応したテーブルを読み出して、テーブルが規定する検出器の組み合わせを用いて消滅放射線のペアの同時計数を行う同時計数手段とを備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]本発明の構成は、装置を構成する複数の検出器群ごと、または検出器群を個別に移動させることができる。この様な装置においてどのようにして同時計数手段の負担を軽減させるかが問題となる。本発明によれば、検出器リングを構成する検出器の組み合わせの各々と、消滅放射線のペアの検出を行うかどうかを示すフラグとが関連したテーブルが検出器の移動先ごとに複数記憶されている。そして、同時計数手段は、検出器の移動先に対応したテーブルを読み出して、テーブルが規定する検出器の組み合わせを用いて消滅放射線のペアの同時計数を行うようになっている。これにより、同時計数手段は無駄な同時計数を行わなくて済み、同時計数手段の負担が軽減される。
また、上述の放射線断層撮影装置において、記憶手段が記憶するテーブルは、複数の検出器群で構成される検出器リングに属する2つの検出器を結ぶ直線が検出器リング内部において被検体が位置する領域である関心領域を通過する場合、当該2つの検出器について消滅放射線のペアの検出行うフラグ付けがされていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明のより具体的な構成を示すものとなっている。2つの検出器を結ぶ直線が検出器リング内部において被検体が位置する領域である関心領域を通過するかどうかを指標として2つの検出器の間での消滅放射線のペアの検出を行うかどうかを決めれば、関心領域から発する消滅放射線のペアを検出できない検出器の組み合わせについて同時計数を行わなくても良くなる。
また、上述の放射線断層撮影装置において、同時計数手段をそれぞれ備えた複数のモジュールを有し、モジュールの各々は、異なる検出器に接続されるとともに他のモジュールとも接続され、同時計数手段は、検出器から送出された検出データを相互に送受信することにより、検出データを共有して動作すればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明のより具体的な構成を示すものとなっている。
また、上述の放射線断層撮影装置において、モジュールは、検出器の各々に設けられていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成によれば、異なる放射線検出器から検出データを受信する複数のモジュールを有する。そして、モジュールの各々が検出データを送受信し合うことにより、検出データを共有して同時イベントを計数する。すなわち、複数のモジュールが協働して同時イベントを計数する同時計数手段として機能するのである。つまり、放射線断層撮影装置を製造する際に、各モジュールを配線するだけで同時計数手段が実現できる。この様に構成すれば、同時計数を行う基板を新たに開発することなく放射線断層撮影装置が製造できるので、開発コストが抑制された安価な放射線断層撮影装置が提供できる。
また、上述の放射線断層撮影装置は、複数の検出器群で構成される検出器リングには検出器が設けられていない欠損領域を有し、検出器移動手段は、検出器を相対的に移動させることにより検出器リングの欠損領域の出現位置を変更させるようにしてもよい。
また、上述の放射線断層撮影装置において、検出器移動手段は、複数の検出器を互いに独立に移動させるようにすることもできる。このように、本発明は様々な態様の装置に適用可能である。
本発明の構成は、検出器リングを構成する検出器の一部を検出器リングに対して移動させることができる。この様な装置においてどのようにして同時計数手段の負担を軽減させるかが問題となる。本発明によれば、検出器リングを構成する検出器の組み合わせの各々と、消滅放射線のペアの検出を行うかどうかを示すフラグとが関連したテーブルが検出器の移動先ごとに複数記憶されている。そして、同時計数手段は、検出器の移動先に対応したテーブルを読み出して、テーブルが規定する検出器の組み合わせを用いて消滅放射線のペアの同時計数を行うようになっている。これにより、同時計数手段は無駄な同時計数を行わなくて済み、同時計数手段の負担が軽減される。
<放射線断層撮影装置の構成>
以下、本発明に係る放射線断層撮影装置9の実施例を図面を参照しながら説明する。図1は、実施例1に係る放射線断層撮影装置9の構成を説明する機能ブロック図である。実施例1に係る放射線断層撮影装置9は、全身撮影用となっており、被検体Mを載置する天板10と、天板10をその長手方向(z方向)から導入させる開口を有するガントリ11と、ガントリ11の内部に設けられた天板10をz方向に導入させるリング状の検出器リング12とを備えている。検出器リング12に設けられた開口は、z方向(天板10の長手方向、被検体Mの体軸方向)に伸びた円筒形となっている。したがって、検出器リング12自身もz方向に延伸している。ガントリ11は、被検体Mが収納できる程度の大きさの開口が設けられている。この開口に被検体Mが挿入されることになる。
以下、本発明に係る放射線断層撮影装置9の実施例を図面を参照しながら説明する。図1は、実施例1に係る放射線断層撮影装置9の構成を説明する機能ブロック図である。実施例1に係る放射線断層撮影装置9は、全身撮影用となっており、被検体Mを載置する天板10と、天板10をその長手方向(z方向)から導入させる開口を有するガントリ11と、ガントリ11の内部に設けられた天板10をz方向に導入させるリング状の検出器リング12とを備えている。検出器リング12に設けられた開口は、z方向(天板10の長手方向、被検体Mの体軸方向)に伸びた円筒形となっている。したがって、検出器リング12自身もz方向に延伸している。ガントリ11は、被検体Mが収納できる程度の大きさの開口が設けられている。この開口に被検体Mが挿入されることになる。
天板10は、ガントリ11(検出器リング12)の開口をz方向から貫通するように設けられているとともに、z方向に沿って進退自在となっている。この様な天板10の摺動は、天板移動機構15によって実現される。天板移動制御部16は、天板移動機構15を制御する天板移動制御手段である。天板10は、その全域が検出器リング12の外側に位置している位置から摺動して、検出器リング12の開口にその一方側から導入される。
ガントリ11の内部には、被検体Mから放射される対消滅放射線のペアを検出する検出器リング12が備えられている。この検出器リング12は、被検体Mの体軸方向に伸びた筒状であり、そのz方向の長さは、15cmから26cm程度である。リング状の吸収体13a,13bは、検出器リング12の中心軸方向(z方向)の両端を覆うように設けられている。吸収体13a,13bは、放射線を透過しにくい部材で生成されており、検出器リング12の外部から内部に放射線が入射するのを防いでいる。吸収体13a,13bは、被検体Mの断層画像Dの撮影に邪魔となる検出器リング12の外部で生じた放射線を除去する目的で設けられている。この吸収体13a,13bの内径は、検出器リング12の内径よりも小さくなっている。
検出器リング12を構成する放射線検出器1の構成について簡単に説明する。図2は、実施例1に係る放射線検出器の構成を説明する斜視図である。放射線検出器1は、図2に示すように放射線を蛍光に変換するシンチレータ2と、蛍光を検出する光検出器3とを備えている。そして、シンチレータ2と光検出器3との介在する位置には、蛍光を授受するライトガイド4が備えられている。放射線検出器1は、本発明の検出器に相当する。
シンチレータ2は、シンチレータ結晶が二次元的に配列されて構成されている。シンチレータ結晶Cは、Ceが拡散したLu2(1−X)Y2XSiO5(以下、LYSOとよぶ)によって構成されている。そして、光検出器3は、どのシンチレータ結晶が蛍光を発したかという蛍光発生位置を特定することができるようになっているとともに、蛍光の強度や、蛍光の発生した時刻をも特定することができる。放射線検出器1は、蛍光の強度により検出した放射線のエネルギーを求め、エネルギーデータを出力することができる。また、実施例1の構成のシンチレータ2は、採用しうる態様の例示にすぎない。したがって、本発明の構成は、これに限られるものではない。
検出器リング12の構成について説明する。実施例1によれば、図3に示すように複数個の放射線検出器1がz方向に垂直な平面上の仮想円VAに配列することで1つの単位リング12bが形成される。この単位リング12bを中心軸方向(z方向)に複数配列されて検出器リング12を構成してもよい。いずれにせよ検出器リング12は、放射線を検出する放射線検出器1が弧状に配列されて構成されている。
検出器リング12には、放射線検出器1が設けられていない欠損領域Nが設けられている。この欠損領域Nは、検出器リング12の外側から検査中の被検体にアクセスできるように設けられている。また、この欠損領域Nを設けることで検出器リング12を構成する放射線検出器1の個数を少なくして、後述の同時計数部21にかかる負荷が軽減されもする。検出器リング12が複数の単位リング12bをz方向に配列した構成である場合は、単位リング12bが有する欠損領域Nがz方向に連接した状態となっている。
検出器リング12を構成する放射線検出器1には、ガントリ11に対して位置が変化しない固定の放射線検出器1と、固定の放射線検出器1に対して移動可能な可動の放射線検出器1とがある。図4は、可動の放射線検出器1が移動する前の状態(初期状態)を表している。このうち、可動の放射線検出器1は、網掛けで示している。可動の放射線検出器1は、すき間無く弧状に配列されて可動アレイ12dを構成する。そして、図4において網掛けをしていないのは固定の放射線検出器1である。固定の放射線検出器1も、すき間無く弧状に配列されて固定アレイ12sを構成する。図4においては、可動アレイ12dと固定アレイ12sとが1列につながった状態となっている。検出器リング12が複数の単位リング12bをz方向に配列した構成である場合は、単位リング12bが有する可動アレイ12dがz方向に連接した状態となっている。このような事情は、固定アレイ12sについても同様である。
可動アレイ12dは、これを構成する放射線検出器1の位置関係を保ちながら固定アレイ12sに対し移動する。この可動アレイ12dの移動は、可動アレイ12dが有する放射線検出器1の全てが常に仮想円VA上にあるような回転移動であり、可動アレイ12dの仮想円VAに沿った移動と表現することもできる。すなわち、可動アレイ12dは、図4の初期状態から移動され、例えば、図5のような位置まで移動される。この場合、可動アレイ12dと固定アレイ12sとの間には2カ所の欠損領域Nが現れる。また、可動アレイ12dは、図4の初期状態から移動され、例えば、図6のような位置まで移動される。この場合、可動アレイ12dと固定アレイ12sとが1列につながり、これに伴って欠損領域Nは、再び一つとなる。すなわち、検出器リング12には放射線検出器1が設けられていない欠損領域Nを有しており、可動アレイ12dが円弧の軌跡を描くように移動されることにより検出器リング12の欠損領域Nの出現位置が変更される。
なお、検出器リング12が複数の単位リング12bをz方向に配列した構成である場合は、可動アレイ12dおよび固定アレイ12sの各々はz方向に幅広の構成となる。この様な構成では、単位リング12bの各々が有する可動アレイ12dがz方向に連接した置関係を保ちながら移動する。
この様な可動アレイ12dの移動は、検出器移動機構17が実現する。検出器移動制御部18は、検出器移動機構17を制御するものである。検出器移動制御部18は、操作卓35を通じた術者の指示により、可動アレイ12dを固定アレイ12sに対して移動させて、両アレイが術者が所望する位置関係となるまで可動アレイ12dを移動させる。このように、検出器移動機構17は、検出器リング12を構成する放射線検出器1の一部を検出器リング12に対して移動させる。また、操作卓35は、放射線検出器1の移動先に関する術者の指示を入力させる入力手段である。検出器移動機構17は、本発明の検出器移動手段に相当し、検出器移動制御部18は、本発明の検出器移動制御手段に相当する。
放射線パルス演算部20について説明する。放射線検出器1は、放射線を検出すると、放射線パルス演算部20に放射線検出に関する原信号を送信する。放射線パルス演算部20は、この原信号を基に、放射線が放射線検出器1のどこに入射したかを特定する。その後、放射線パルス演算部20は、先程特定した入射位置が検出器リング12におけるどの位置に相当するかを特定する。検出器リング12における位置の特定には、検出器位置データが用いられる。最後に放射線パルス演算部20は、同時計数部21に検出データを出力する。
同時計数部21(図1参照)には、放射線パルス演算部20から出力された検出データが送られてきている。検出器リング12に同時に入射した2つの放射線は、被検体内の放射性薬剤に起因する消滅放射線のペアである。同時計数部21は、検出器リング12を構成するシンチレータ結晶のうちの2つの組み合わせ毎に消滅放射線のペアが検出された回数をカウントし、この結果を画像生成部25に送出する。なお、同時計数部21による検出データの同時性の判断は、装置に付属のクロック19によって検出データに付与された時刻情報が用いられる。
同時計数におけるシンチレータ結晶の位置関係は、消滅放射線のペアが検出器リング12に入射した位置と入射した方向を示すものであり、放射性薬剤のマッピングに必要な情報である。シンチレータ結晶の組合せ毎に記憶される消滅放射線のペア検出の回数および消滅放射線のエネルギー強度は、被検体内における消滅放射線のペアの発生のバラツキを示すものであり、放射性薬剤のマッピングに必要な情報である。
本発明は同時計数部21の動作に特徴がある。これについて具体的に説明する。同時計数部21は、検出器リング12を構成する2つの放射線検出器1が同時に放射線を検出した事象(同時イベント)に基づいて同時計数を行う。同時イベントを検出する放射線検出器1の組み合わせは、2つともが可動アレイ12dに属している場合もあるし、2つともが固定アレイ12sに属している場合もある。また、同時イベントを検出する放射線検出器1の組み合わせは、一方が可動アレイ12dに属し、もう一方が固定アレイ12sに属している場合もある。
本発明の放射線断層撮影装置は、被検体の全身が導入できるほどであるから、検出器リング12を構成する放射線検出器1の数も相当なものとなる。したがって、検出器リング12を構成する放射線検出器1のうちから2つを選ぶ組み合わせの全てについて同時計数を行うようにすると、同時計数部21にかかる負荷は極めて高いものとなる。そこで、本発明における同時計数部21は、負担軽減を目的として図7に示すテーブルTを参照して動作する。このテーブルTは、記憶部37に記憶されているので、同時計数部21は、テーブルTを記憶部37から読み出して動作することになる。記憶部37は、本発明の記憶手段に相当する。
テーブルTは、図7に示すように、検出器リング12を構成する放射線検出器1の識別番号と、0または1のフラグが関連づけられて構成される。このテーブルTは、識別番号が縦方向に連番に配列されるとともに横方向にも連番に配列された2次元テーブルとなっている。テーブルTを構成するフラグの0は、同時計数を行わない指定を意味し、フラグの1は、同時計数を行う指定を意味している。したがって、テーブルTは、検出器リング12を構成する放射線検出器1のうちから2つを選ぶ組み合わせの全てについて同時計数を行うかどうかの指定を保持している。
同時計数部21は、テーブルTを構成するフラグに従って、同時計数を行う放射線検出器1の組み合わせの全通りを認識して動作する。テーブルT中、フラグが0となっている放射線検出器1の組み合わせについては、同時計数が行われないので、それだけ同時計数部21の負荷を軽減することができる。一方、テーブルT中、フラグが1となっている放射線検出器1の組み合わせについては、同時計数部21による同時計数が行われる。
テーブルTは、放射線検出器1のうち同時計数にふさわしくない組み合わせを0と規定する。例えば、テーブルTを構成する各セルのうち、縦横の識別番号が同じセルや縦横の識別番号が互いに類似しているセルには、0が設定されている。このような放射線検出器1の組み合わせは、被検体から放射される消滅放射線のペアを検出できる位置関係にないので、同時計数にふさわしい放射線検出器1の組み合わせではないのである。
<テーブルと放射線検出器の移動の関係>
本発明で最も特徴的なのは、複数のテーブルが用意されていることである。この様に構成するのは、放射線検出器が可動となっていることに関係する。本発明の構成によれば、可動アレイ12dの位置に対応した複数のテーブルTを有しているのである。つまり、記憶部37には、検出器リング12を構成する放射線検出器1の組み合わせの各々と、消滅放射線のペアの検出を行うかどうかを示すフラグとが関連したテーブルTが放射線検出器1の移動先ごとに複数記憶されている。
本発明で最も特徴的なのは、複数のテーブルが用意されていることである。この様に構成するのは、放射線検出器が可動となっていることに関係する。本発明の構成によれば、可動アレイ12dの位置に対応した複数のテーブルTを有しているのである。つまり、記憶部37には、検出器リング12を構成する放射線検出器1の組み合わせの各々と、消滅放射線のペアの検出を行うかどうかを示すフラグとが関連したテーブルTが放射線検出器1の移動先ごとに複数記憶されている。
同時計数部21は、検出器移動制御部18より、固定アレイ12sに対する可動アレイ12dの位置情報を取得して、現在の可動アレイ12dの位置情報に対応するテーブルTを記憶部37から読み出して動作する。このとき、同時計数部21は、記憶部37に記憶された位置情報とテーブルTの種類とが関連した対応表を参照して、位置情報に対応したテーブルTを記憶部37より読み出す。図8は、このときに同時計数部21が参照する対応表を表している。
このように、同時計数部21は、操作卓35を通じて入力された放射線検出器1の移動先に対応したテーブルTを読み出して、テーブルTが規定する放射線検出器1の組み合わせを参照して消滅放射線のペアの同時計数を行う。
<テーブルの生成方法>
次に、テーブルTの生成方法について説明する。テーブルTは、可動アレイ12dの位置ごとに作成する必要がある。まず、図9を用いて、可動アレイ12dの位置が図4で説明した状態となっているときのテーブルT1の生成方法について説明する。このときの可動アレイ12dの移動先を移動先p1と呼ぶことにする。
次に、テーブルTの生成方法について説明する。テーブルTは、可動アレイ12dの位置ごとに作成する必要がある。まず、図9を用いて、可動アレイ12dの位置が図4で説明した状態となっているときのテーブルT1の生成方法について説明する。このときの可動アレイ12dの移動先を移動先p1と呼ぶことにする。
検出器リング12を構成する放射線検出器1は、個体を識別する識別番号が付されている。この識別番号は、可動アレイ12dと固定アレイ12sとを通じて付され、各アレイにおいて放射線検出器1が配列している順に連番で付されている。図9において放射線検出器1の隣に付した1,2,16,29の番号は、放射線検出器1の識別番号を表している。この識別番号は、放射線検出器1を構成する各個体に付された固有の番号である。したがって、可動アレイ12dが移動しても、放射線検出器1の各々と識別番号の各々との対応関係が変化することはない。
テーブルT1を生成するには、まず検出器リング12の内部空間の一部が関心領域FOVと設定される。この関心領域FOVは、検出器リング12内で被検体が占める領域であり、この部分から消滅放射線のペアが発生すると想定される領域である。従って、この関心領域FOVから発する消滅放射線のペアが検出できない位置関係にある放射線検出器1の組み合わせについては同時計数をさせる必要がない。この関心領域FOVは、検出器リング12の内部空間のうち、検出器リング12の中心軸を含み、放射線検出器1近傍に当たる周縁部を含まない。
テーブルT1は、検出器リング12を構成する放射線検出器1のうちから2つを選ぶ組み合わせの各々について同時計数をさせるかどうかを判定し、テーブルT1の各セルに0または1のフラグを設定することで生成される。図9左側の例では、識別番号1と16の放射線検出器1の組合わせについて同時計数をさせるか判定している状態を表している。これらの放射線検出器1を直線で結ぶと、関心領域FOVを通過する。したがって、これら放射線検出器1の組み合わせは、関心領域FOVから発した消滅放射線のペアを検出することができる。テーブルT1を構成するセルのうち、このような組み合わせについてのものには1のフラグが設定される。
同様に、識別番号1と29の放射線検出器1の組合わせについて同時計数をさせるか判定する場合、これらの放射線検出器1を直線で結ぶと、やはり関心領域FOVを通過する。したがって、テーブルT1を構成するセルのうち、この組み合わせについてのものにも1のフラグが設定される。一方、放射線検出器1同士を直線で結んでも、関心領域FOVを通過しない放射線検出器の組み合わせでは、関心領域FOVから発した消滅放射線のペアを検出することができない。したがって、このような組み合わせについてのものには、テーブルT1上で0のフラグが設定される。
この様にして生成されたテーブルT1は、図9右側に示されている。この様なテーブルの生成は、テーブル生成部22が実行する。テーブル生成部22は、生成されたテーブルT1を記憶部37に送出する。このとき、テーブル生成部22は、テーブルT1に対応した可動アレイ12dの位置が移動先p1である旨を対応表を上書きすることで記憶部37に記憶させる。
テーブル生成部22は、可動アレイ12dの位置を変えながらこれらに対応するテーブルを生成する。このときテーブル生成部22は、可動アレイ12dと固定アレイ12sとの位置関係を仮想的に把握できれば良く、可動アレイ12dを実際に移動させる必要はない。
図10は、可動アレイ12dの位置が図6で説明した状態となっているときのテーブルTnの生成方法について説明する。このときの可動アレイ12dの位置を移動先pnと呼ぶことにする。テーブル生成部22は、移動先pnについても先程と同様の動作を繰り返す。すなわち、識別番号1と16の放射線検出器1の組合わせについては、これらの放射線検出器1を直線で結ぶと、関心領域FOVを通過するので、テーブルTn上において1のフラグが設定される。
ところが、識別番号1と29の放射線検出器1の組合わせについて同時計数をさせるか判定する場合、これらの放射線検出器1を直線で結んでも、図9の場合とは異なり関心領域FOVを通過しない。可動アレイ12dが固定アレイ12sに対して移動し、放射線検出器1の位置関係が変化したからである。つまり、これら放射線検出器1の組み合わせは、可動アレイ12dの移動により関心領域FOVから発した消滅放射線のペアを検出することができなくなったのである。したがって、テーブルTnを構成するセルのうち、このような組み合わせについてのものには0のフラグが設定される。
この様にして生成されたテーブルTnは、図10右側に示されている。テーブル生成部22は、テーブルTnに対応した可動アレイ12dの位置が移動先pnである旨を対応表を上書きすることで記憶部37に記憶させる。
このように生成されたテーブルT1〜Tnは、消滅放射線のペアが検出可能な放射線検出器1の組み合わせを的確に表している。消滅放射線のペアが検出可能な放射線検出器1の組み合わせは、可動アレイ12dの位置に応じて変化する。本発明の構成によれば、どの組み合わせが消滅放射線のペアを検出に用いることができるかを可動アレイ12dの位置に応じて記憶しているのである。
つまり、記憶部37が記憶するテーブルTは、検出器リング12に属する2つの放射線検出器1を結ぶ直線が検出器リング12内部において被検体Mが位置する領域である関心領域FOVを通過する場合、当該2つの放射線検出器1について消滅放射線のペアの検出行うフラグ付けがされているということになる。
また、クロック19は、放射線検出器1の各々に時刻情報を送信する。そして、放射線検出器1は、クロック19の時刻情報を基に、放射線検出の時刻を認識する。同時計数部21は、この認識に基づいて放射線検出の同時性について判断する。
画像生成部25は、同時計数部21が保持する同時計数に関するデータを基に被検体内の放射性薬剤の分布がイメージングされた断層画像Dを生成する。
その他、放射線断層撮影装置9は、各部を統括的に制御する主制御部41と、放射線断層画像を表示する表示部36とを備えている。この主制御部41は、CPUによって構成され、各種のプログラムを実行することにより、各部16,18,19,20,21,22,25を実現している。なお、上述の各部はそれらを担当する制御装置に分割されて実現されてもよい。操作卓35は、各部16,18,19,20,21,22,25に対して術者の操作を入力させるものである。
<放射線断層撮影装置の動作>
次に、図11に示す放射線断層撮影装置9の動作について説明する。
次に、図11に示す放射線断層撮影装置9の動作について説明する。
<検出器移動ステップS1>
術者が操作卓35を通じて検出器の移動の指示を行うと、検出器移動制御部18は、検出器移動機構17を通じて可動アレイ12dを固定アレイ12sに対して移動させる。検出器移動制御部18は、移動の後、可動アレイ12dの位置を示す位置情報を同時計数部21に送出する。可動アレイ12dは、以降の各ステップにわたって動くことはない。
術者が操作卓35を通じて検出器の移動の指示を行うと、検出器移動制御部18は、検出器移動機構17を通じて可動アレイ12dを固定アレイ12sに対して移動させる。検出器移動制御部18は、移動の後、可動アレイ12dの位置を示す位置情報を同時計数部21に送出する。可動アレイ12dは、以降の各ステップにわたって動くことはない。
図12は、本ステップにおける単位リング12bと被検体Mとの位置関係について説明している。術者が操作卓35を通じて天板10の駆動の指示を与えると、天板10を移動させる駆動機構が、天板10ごと被検体Mを鉛直方向に移動させる。図13は、天板10が移動された様子を図示している。こうして本発明に係る放射線断層撮影装置9は、検出器リング12と被検体Mとの垂直方向の位置関係を調節できるようになっている。
<被検体載置ステップS2>
そして、図1に示すように放射性薬剤が投与された被検体Mが天板10に載置される。そして、天板移動機構15により天板10が移動され、被検体Mが検出器リング12の内部に導入される。
そして、図1に示すように放射性薬剤が投与された被検体Mが天板10に載置される。そして、天板移動機構15により天板10が移動され、被検体Mが検出器リング12の内部に導入される。
<テーブル読み出しステップS3>
同時計数部21は、検出器移動制御部18が送出した位置情報を基に、記憶部37に記憶された複数のテーブルTのうちの一つを選択して、同時計数に用いる放射線検出器1の組み合わせを認識する。同時計数部21は、テーブルT上のフラグが1となっている放射線検出器の組み合わせについてのみ同時計数を行い、テーブルT上のフラグが0となっている放射線検出器の組み合わせについては同時計数を行わない。
同時計数部21は、検出器移動制御部18が送出した位置情報を基に、記憶部37に記憶された複数のテーブルTのうちの一つを選択して、同時計数に用いる放射線検出器1の組み合わせを認識する。同時計数部21は、テーブルT上のフラグが1となっている放射線検出器の組み合わせについてのみ同時計数を行い、テーブルT上のフラグが0となっている放射線検出器の組み合わせについては同時計数を行わない。
<同時計数開始ステップS4>
術者が操作卓35を通じて同時計数開始の指示をすると、検出器リング12を構成する放射線検出器1が放射線の検出を開始する。同時計数部21は、テーブルTにより定められた放射線検出器1の組み合わせについて同時計数を行う。これにより、同時計数部21の負荷が軽減される。
術者が操作卓35を通じて同時計数開始の指示をすると、検出器リング12を構成する放射線検出器1が放射線の検出を開始する。同時計数部21は、テーブルTにより定められた放射線検出器1の組み合わせについて同時計数を行う。これにより、同時計数部21の負荷が軽減される。
<画像生成ステップS5>
同時計数部21は、同時計数データを画像生成部25に送出する。画像生成部25は、同時計数データを基に被検体内の放射性薬剤の分布を示した断層画像Dを取得する。この断層画像Dが表示部36に表示されて検査は終了となる。同時計数部21は、本発明の同時計数手段に相当する。
同時計数部21は、同時計数データを画像生成部25に送出する。画像生成部25は、同時計数データを基に被検体内の放射性薬剤の分布を示した断層画像Dを取得する。この断層画像Dが表示部36に表示されて検査は終了となる。同時計数部21は、本発明の同時計数手段に相当する。
以上のように、本発明の構成は、検出器リング12を構成する放射線検出器1の一部を検出器リング12に対して移動させることができる。この様な装置においてどのようにして同時計数部21の負担を軽減させるかが問題となる。本発明によれば、検出器リング12を構成する放射線検出器1の組み合わせの各々と、消滅放射線のペアの検出を行うかどうかを示すフラグとが関連したテーブルTが放射線検出器1の移動先ごとに複数記憶されている。そして、同時計数部21は、放射線検出器1の移動先に対応したテーブルTを読み出して、テーブルTが規定する放射線検出器1の組み合わせを用いて消滅放射線のペアの同時計数を行うようになっている。これにより、同時計数部21は無駄な同時計数を行わなくて済み、同時計数部21の負担が軽減される。
また、上述のように、2つの放射線検出器1を結ぶ直線が検出器リング内部において被検体が位置する領域である関心領域を通過するかどうかを指標として2つの放射線検出器1の間での消滅放射線のペアの検出を行うかどうかを決めれば、関心領域から発する消滅放射線のペアを検出できない放射線検出器1の組み合わせについて同時計数を行わなくても良くなる。
次に、実施例2に係る放射線断層撮影装置について説明する。実施例2に係る放射線断層撮影装置は、実施例1で説明した装置とほぼ同様の構成をしている。実施例2における放射線断層撮影装置は、放射線パルス演算部20,および同時計数部21の構成に特徴があるのでこれについて詳細する。
まずは、図14を用いて放射線パルス演算部20の構成について説明する。放射線パルス演算部20は、図14に示すように、検出器リング12を構成する放射線検出器1の各々に設けられた複数の放射線パルス演算モジュール20aで構成される。この放射線パルス演算モジュール20aは、放射線検出器1に1対1対応で接続されている。したがって、放射線検出器の全てに放射線パルス演算モジュール20aが用意されていることになる。また、放射線パルス演算モジュール20aの各々は、これに対応する放射線検出器が検出器リング12の固定アレイ12s,可動アレイ12dにおいてどの位置に占めるかを示すデータ(検出器位置データ)を記憶している。放射線パルス演算モジュール20aが記憶する検出器位置データは、放射線パルス演算モジュール20aの各々で互いに異なっている。検出器リング12の固定アレイ12s,可動アレイ12dにおける放射線検出器1の位置は放射線検出器1の各々で互いに異なるからである。
次に、図14を用いて同時計数部21の構成について説明する。同時計数部21は、図14に示すように、放射線パルス演算モジュール20aの各々に設けられた同時計数モジュール21aで構成される。この同時計数モジュール21aは、放射線パルス演算モジュール20aに1対1対応で接続されている。したがって、同時計数モジュール21aは、放射線検出器1の全てに1対1対応で接続されていることにもなる。つまり、ある同時計数モジュール21aは、これに対応づけられたある放射線検出器から検出データを取得する(具体的には、ある放射線パルス演算モジュール20aを通じて検出データを取得する)。また、別の同時計数モジュール21aは、これに対応づけられた別の放射線検出器から検出データを取得する(具体的には、別の放射線パルス演算モジュール20aを通じて検出データを取得する)。同時計数モジュール21aは、本発明のモジュールに相当する。同時計数モジュール21aは、本発明のモジュールに相当する。同時計数モジュール21aは、放射線検出器1の各々に設けられている。
放射線パルス演算部20の動作について説明する。放射線検出器1は、放射線を検出すると、対応する放射線パルス演算モジュール20aに放射線検出に関する原信号を送信する。放射線パルス演算モジュール20aは、この原信号を基に、放射線が放射線検出器1のどこに入射したかを特定する。その後、放射線パルス演算モジュール20aは、先程特定した入射位置が検出器リング12の固定アレイ12s,可動アレイ12dにおけるどの位置に相当するかを特定する。検出器リング12における位置の特定には、検出器位置データが用いられる。
放射線パルス演算モジュール20aには、検出器移動制御部18より検出器の位置情報が送出されている。放射線パルス演算モジュール20aは、この位置情報に応じて、可動アレイ12dを構成する放射線検出器1が検出した放射線の検出データを放射線検出器1の位置に応じて補正して同時計数部21に送出する。最後に放射線パルス演算モジュール20aは、同時計数部21に検出データを出力する。
次に、同時計数部21の動作について説明する。同時計数モジュール21aは、これに対応する放射線パルス演算モジュール20aから検出データを受信すると、クロック19より時刻情報を参照して検出データに時刻情報を付加する。そして、この時刻情報付加後の検出データを用いて同時計数が行われる。
同時計数モジュール21aは、他の同時計数モジュール21aにも接続されており、時刻情報付加後の検出データを別の同時計数モジュール21aに送出する。この様に同時計数モジュール21aの各々が検出データを相互に送受信することにより、検出データを共有して同時計数がされるのである。このとき、同時計数モジュール21aは、予め記憶部37から読み出されたテーブルTを参照して、画像生成に必要とされる放射線検出器1の組み合わせのみについてのみ同時計数を行う。
図15は、同時計数モジュール21a同士が検出データを送受信し合う様子について説明している。説明の簡単のため、同時計数部21は、4つの同時計数モジュール21aから構成されているものとする。図15の左側は、4つの同時計数モジュールMa,Mb,Mc,Mdを各々に対応する放射線検出器の位置に倣って配列したものである。各同時計数モジュールMa,Mb,Mc,Mdは、図15において時計回りに配列されているように描かれている。
同時計数モジュールMa,Mb,Mc,Mdの動作について説明する。図15左側に示すように、同時計数モジュールMa,Mb,Mc,Mdは、検出データを時計回りに送信する。すなわち、同時計数モジュールMaは、検出データを同時計数モジュールMbに送信し、同時計数モジュールMbは、検出データを同時計数モジュールMcに送信する。そして、同時計数モジュールMcは、検出データを同時計数モジュールMdに送信し、同時計数モジュールMdは、検出データを同時計数モジュールMaに送信する。送信方向が時計回りであるのは説明上であり、反時計回りであってもよい。
図15右側は、同時計数モジュールMa,Mb,Mc,Mdの各々が、対応する放射線パルス演算モジュール20aの各々から検出データを受信した状態を示している。したがって、この状態では同時計数モジュールの間で検出データの送受信は未だされていない。同時計数モジュールMaが放射線パルス演算モジュール20aより受信した検出データを検出データDaとし、同時計数モジュールMbが放射線パルス演算モジュール20aより受信した検出データを検出データDbとする。また、同時計数モジュールMcが放射線パルス演算モジュール20aより受信した検出データを検出データDcとし、同時計数モジュールMdが放射線パルス演算モジュール20aより受信した検出データを検出データDdとする。
図16は、検出データのうち検出データDa,Db,Dc,Ddが同時計数モジュールMa,Mb,Mc,Mdの間で送受信される様子を表している。まず、図16左側に示すように、同時計数モジュールMaは、検出データDaを同時計数モジュールMbに送信し、同時計数モジュールMbは、検出データDbを同時計数モジュールMcに送信する。そして、同時計数モジュールMcは、検出データDcを同時計数モジュールMdに送信し、同時計数モジュールMdは、検出データDdを同時計数モジュールMaに送信する。
この送信がなされた時点(図16左側参照)で、同時計数モジュールMaは、同時計数モジュールMdより送信された検出データDdの他、検出データDaを保持している。したがって、同時計数モジュールMaは、検出データDd,Daの間で同時計数を行うことができる。この動作により、同時計数モジュールMd,Maに対応する2つの放射線検出器に入射した消滅放射線対の個数が計数できる。
同様に、送信がなされた時点(図16左側参照)で、同時計数モジュールMbは、同時計数モジュールMaより送信された検出データDaの他、検出データDbを保持している。また、同時計数モジュールMcは、同時計数モジュールMbより送信された検出データDbの他、検出データDcを保持している。そして、同時計数モジュールMdは、同時計数モジュールMcより送信された検出データDcの他、検出データDdを保持している。
したがって、送信がなされた時点(図16左側参照)で、同時計数モジュールMbは、検出データDa,Dbの間で同時計数を行うことができ、同時計数モジュールMcは、検出データDb,Dcの間で同時計数を行うことができる。そして、同時計数モジュールMdは、検出データDc,Ddの間で同時計数を行うことができる。
その後、図16右側に示すように、同時計数モジュールMaは、検出データDdを同時計数モジュールMbに送信し、同時計数モジュールMbは、検出データDaを同時計数モジュールMcに送信する。そして、同時計数モジュールMcは、検出データDbを同時計数モジュールMdに送信し、同時計数モジュールMdは、検出データDcを同時計数モジュールMaに送信する。
この図16左側の時点で、同時計数モジュールMaは、同時計数モジュールMdより送信された検出データDcの他、検出データDaを保持している。したがって、同時計数モジュールMaは、検出データDa,Dcの間で同時計数を行うことができる。この動作により、同時計数モジュールMa,Mcに対応する2つの放射線検出器に入射した消滅放射線対の個数が計数できる。
同様に、図16右側の時点で、同時計数モジュールMbは、同時計数モジュールMaより送信された検出データDdの他、検出データDbを保持している。また、同時計数モジュールMcは、同時計数モジュールMbより送信された検出データDaの他、検出データDcを保持している。そして、同時計数モジュールMdは、同時計数モジュールMcより送信された検出データDbの他、検出データDdを保持している。
したがって、図16右側の時点で、同時計数モジュールMbは、検出データDb,Ddの間で同時計数を行うことができ、同時計数モジュールMcは、検出データDa,Dcの間で同時計数を行うことができる。そして、同時計数モジュールMdは、検出データDb,Ddの間で同時計数を行うことができる。
このように、同時計数モジュールMa,Mb,Mc,Mdの各々は、検出器リング12において互いに隣接する放射線検出器1に対応する2つの同時計数モジュールのうち、一方の同時計数モジュールから他方の同時計数モジュールに向けて検出データを送信し、以降同様な送受信を繰り返すことにより、ある放射線検出器が出力した検出データを検出器リングにおける半周先に位置する放射線検出器に対応する同時計数モジュールまで送信する。このようにすることで、全ての放射線検出器の組み合わせについて同時計数を行うことができる。このときの同時計数モジュールMa,Mb,Mc,Mdの送受信は、隣り合う同時計数モジュールの間で行われる。そして、検出データの送信は、送信元の同時計数モジュールに送信しないように一方通行かつ連鎖的に行われる。ここでいう隣り合う同時計数モジュールとは、対応する放射線検出器1が隣り合う同時計数モジュールを意味している。このとき、放射線検出器1の隣接関係は、検出器リング12に設けられた欠損領域Nを無視して判断される。
この様に、実施例2の放射線断層撮影装置9は、同時計数部21をそれぞれ備えた複数の同時計数モジュール21aを有している。この同時計数モジュール21aの各々は、異なる放射線検出器1に接続されるとともに他の同時計数モジュール21aとも接続され、同時計数部21は、放射線検出器1から送出された検出データを相互に送受信することにより、検出データを共有して動作する。
同時計数モジュール21aの各々は、同時計数データを画像生成部25に送信する。画像生成部25は、同時計数データを基に被検体Mの断層画像Dを取得する。
ここでクロック19の動作について説明する。クロック19は、同時計数部21に時刻情報を送出する際に、同時計数モジュール21aの全てに一斉に時刻情報を送信する。これにより、同時計数モジュール21aは確実に現在時刻を知ることができる。また、同時計数モジュール21aは、取得した時刻情報を同時計数モジュール21aに対応する放射線パルス演算モジュール20aに時刻情報を送出する。放射線パルス演算モジュール20aは、この時刻情報に基づいて動作する。
このように、実施例2の装置は、放射線パルス演算部20,同時計数部21の情報伝達に工夫がされている。したがって、放射線パルス演算部20,同時計数部21の内部に捕らわれなければ、実施例2の構成は実施例1と違いはない。この様な事情があるので、実施例2の動作は、大まかには実施例1の動作と同じとなる。したがって、実施例2に係る装置の動作説明は省略する。
以上のように、実施例2の構成によれば、異なる放射線検出器1から検出データを受信する複数の同時計数モジュール21aを有する。そして、同時計数モジュール21aの各々が検出データを送受信し合うことにより、検出データを共有して同時イベントを計数する。すなわち、複数の同時計数モジュール21aが協働して同時イベントを計数する同時計数部21として機能するのである。つまり、放射線断層撮影装置を製造する際に、各同時計数モジュール21aを配線するだけで同時計数部21が実現できる。この様に構成すれば、同時計数を行う基板を新たに開発することなく放射線断層撮影装置が製造できるので、開発コストが抑制された安価な放射線断層撮影装置が提供できる。
本発明は、上述の構成に限られず、下記のように変形実施することが可能である。
(1)上述した実施例においては、可動アレイ12dが仮想円VAに沿った円運動をする構成となっていたが、本発明はこの構成に限らない。図17に示すように可動アレイ12dが仮想円VAの中心VACに接近または離反するように移動するようにしてもよい。この様な場合においても固定アレイ12sに対する可動アレイ12dの位置関係は変動する。したがって、この様な変形例でも上述の実施例と同様に可動アレイ12dの移動先ごとにテーブルTが設けられており、放射線断層撮影装置9は、図8のような表を参照することにより、可動アレイ12dの移動先に適したテーブルTを選択して動作する。
(2)上述の実施例においては、説明の便宜上、単位リング12bが可動アレイ12dと固定アレイ12sとで構成されるように説明されている。本発明においては、この様な構成を採用してもよいことはもちろんであるが、この構成において、単位リング12bを2つの可動アレイ12d1,12d2から構成するようにしてもよい。この構成では、可動アレイ12d1,12d2は、図18に示すように同期して仮想円VAに沿った円運動をする。この様な場合においても互いの可動アレイ12d1,12d2の位置関係は変動する。したがって、この様な変形例でも上述の実施例と同様に可動アレイ12d1,12d2の位置関係ごとにテーブルTが設けられており、放射線断層撮影装置9は、可動アレイ12d1,12d2の位置関係に適したテーブルTを選択して動作する。従って、この場合、図8で説明した表は、可動アレイの移動先と同時計数に用いるテーブルの種類が関連したものではなく、可動アレイ12d1,12d2の位置関係と同時計数に用いるテーブルの種類とが関連したものとなっている。
また、上述の構成において、可動アレイ12d1,12d2は、図19に示すように互いの位置関係を保った状態で仮想円VAに沿って円運動できるように構成してもよい。この様な移動がされたとしても同時計数に用いるテーブルの種類は変わらない。
なお、2つの可動アレイ12d1,12d2を備えた構成において、可動アレイ12d1,12d2の各々を仮想円VAの中心VACに接近または離反するように移動するようにしてもよい。
(3)上述の2つの可動アレイ12d1,12d2は、円弧状となっていたが、本発明はこの構成に限らない。すなわち、図20左側に示すように可動アレイ12d1,12d2を直線上としてもよい。この場合、可動アレイ12d1,12d2は、図20右側に示すように天板10の短手方向にある一端が被検体Mから離れるように同期的に移動するようにしてもよい。
(4)上述した実施例のいうシンチレータ結晶は、LYSOで構成されていたが、本発明においては、その代わりに、LGSO(Lu2(1−X)G2XSiO5)やGSO(Gd2SiO5)などの他の材料でシンチレータ結晶を構成してもよい。本変形例によれば、より安価な放射線検出器が提供できる放射線検出器の製造方法が提供できる。
(5)上述した実施例において、光検出器は、光電子増倍管で構成されていたが、本発明はこれに限らない。光電子増倍管に代わって、フォトダイオードやアバランシェフォトダイオードや半導体検出器などを用いてもよい。
(6)上述の構成において、検出器移動機構17が複数の放射線検出器1を互いに独立に移動させるように構成してもよい。このように、本発明は様々な態様の装置に適用可能である。
以上のように、本発明は、医用の放射線断層撮影装置に適している。
N 欠損領域
1 放射線検出器(検出器)
17 検出器移動機構(検出器移動手段)
18 検出器移動制御部(検出器移動制御手段)
12 検出器リング
35 操作卓(入力手段)
37 記憶部(記憶手段)
20 同時計数部(同時計数手段)
21a 同時計数モジュール(モジュール)
1 放射線検出器(検出器)
17 検出器移動機構(検出器移動手段)
18 検出器移動制御部(検出器移動制御手段)
12 検出器リング
35 操作卓(入力手段)
37 記憶部(記憶手段)
20 同時計数部(同時計数手段)
21a 同時計数モジュール(モジュール)
Claims (6)
- 放射線を検出する検出器が複数まとまって保持された複数の検出器群と、
ある前記検出器又は前記検出器群を他の検出器又は検出器群に対して相対的に移動させる検出器移動手段と、
前記検出器移動手段を制御する検出器移動制御手段と、
前記検出器又は検出器群の移動先に関する術者の指示を入力させる入力手段と、
前記検出器の組み合わせの各々と、消滅放射線のペアの検出を行うかどうかを示すフラグとが関連したテーブルが前記検出器又は前記検出器群の移動先ごとに記憶された記憶手段と、
前記入力手段を通じて入力された前記検出器の移動先に対応した前記テーブルを読み出して、前記テーブルが規定する前記検出器の組み合わせを用いて消滅放射線のペアの同時計数を行う同時計数手段とを備えることを特徴とする放射線断層撮影装置。 - 請求項1に記載の放射線断層撮影装置において、
前記記憶手段が記憶する前記テーブルは、複数の検出器群で構成される検出器リングに属する2つの前記検出器を結ぶ直線が検出器リング内部において被検体が位置する領域である関心領域を通過する場合、当該2つの前記検出器について消滅放射線のペアの検出行うフラグ付けがされていることを特徴とする放射線断層撮影装置。 - 請求項1または請求項2に記載の放射線断層撮影装置において、
前記同時計数手段をそれぞれ備えた複数のモジュールを有し、
前記モジュールの各々は、異なる前記検出器に接続されるとともに他の前記モジュールとも接続され、
前記同時計数手段は、前記検出器から送出された検出データを相互に送受信することにより、検出データを共有して動作することを特徴とする放射線断層撮影装置。 - 請求項3に記載の放射線断層撮影装置において、
前記モジュールは、前記検出器の各々に設けられていることを特徴とする放射線断層撮影装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の放射線断層撮影装置において、
複数の検出器群で構成される検出器リングには前記検出器が設けられていない欠損領域を有し、
前記検出器移動手段は、前記検出器を相対的に移動させることにより前記検出器リングの前記欠損領域の出現位置を変更させることを特徴とする放射線断層撮影装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の放射線断層撮影装置において、
前記検出器移動手段は、複数の前記検出器を互いに独立に移動させることを特徴とする放射線断層撮影装置。
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