JP5715985B2 - 給水システムおよび給水システムの運転方法 - Google Patents
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Description
(1)n重の制御基板はインタフェース基板から指令し、圧力制御はそれぞれの制御基板が行う。(2)電源投入時に通信異常が発生したらそれぞれの制御基板の初期化処理で手動運転とし、運転中に通信異常が発生した場合には、通信異常が発生する直前のインタフェース基板の運転モード信号(手動運転モード、切又は自動運転モード)を制御基板のEEPROMに記憶させておき、このモードが切のときは切の処理を、手動のときは手動の処理を、自動のときは自動の処理を実行する。(3)インタフェース基板とn重の制御基板間に通信異常が発生した場合には、それぞれの制御基板が手動運転か自動運転かを判定するパラメータに基づいて、手動運転又は自動運転を行い、通信異常が復帰したら自動運転を行なう。(4)インタフェース基板とn重の制御基板間に通信異常が発生した場合には、通信異常となった制御基板が、通常の始動圧力パラメータより−3mと設定し同時運転を回避する、などである。
前記n台のポンプ装置の各可変速制御装置は、マスター号機かスレーブ号機を選択して設定する設定手段を有し、前記設定手段により予めn台のポンプ装置のうちの1台がマスター号機に他がスレーブ号機に設定され、設定されたマスター号機は、始動条件が成立した際に最初に始動し、停止条件又は減台条件が成立した際には最後に停止し、前記マスター号機の故障時に、前記設定手段により他のスレーブ号機のうちの1台のポンプ装置がマスター号機にシフトして設定されること特徴とする。
前記n台のポンプ装置の各可変速制御装置は、設定手段により予めn台のポンプ装置のうちの1台がマスター号機に他がスレーブ号機に設定され、設定されたマスター号機は、始動条件が成立した際に最初に始動し、停止条件又は減台条件が成立した際には最後に停止し、前記マスター号機の故障時に、他のスレーブ号機のうちの1台のポンプ装置がマスター号機にシフトして設定されること特徴とする。
n=2台の例で説明する。(図9参照)詳細は後で述べるので、ここでは減台時の最低周波数の設定方法について説明する。
1.ポンプ1台の性能曲線とポンプn台の揃速運転時ポンプ合成性能曲線図上に、1台運転時及びn台運転時の配管抵抗曲線F、Jを引く。
2.最高周波数運転時のポンプ性能曲線と配管抵抗曲線との交点Htが増台、減台圧力であり、これに対応する水量がQtである。ポンプ1台運転時の配管抵抗曲線Fと水量Qt/2を上方に伸ばした直線との交点O5上にポンプ性能曲線Kを引き、これを満足する周波数fGが最低周波数である。これらのHt、fGを予めメモリに記憶しておく。あるいは516ステップの処理中で演算して設定しても良い。又、本例は、n=2台で説明したが3台以上でも同様な方法で増台、減台時圧力、減台時最低周波数を決定或いは設定することが出来る。
n=2台の例で説明する。(図10参照)詳細は後で述べるので、ここでは減台時の最低周波数の設定方法について説明する。先ず、予め、ポンプ性能曲線図を用いて、例えば図10のように、並列運転時のポンプの合成性能曲線図を作図しておく。同図において、並列運転時の目標圧力は水量Q1〜Q6間で、座標O1(最低周波数f5、下限目標圧力H1)、座標O6(最高周波数f1+f1、下限目標圧力H5)を結ぶ線分の例えば方程式としている。これを方程式とするため、パラメータとして予め、最低周波数f5、下限目標圧力H1、最高周波数f11、下限目標圧力H5、締め切り圧力HSを記憶部に記憶しておく。そして、最低周波数f5は、ポンプ締め切り圧力HS、2台運転時下限目標圧力H1、最高周波数f1+f1を用いて、f5=(f1+f1)X√(H1/HS)と求める。
状態1
運転号機:IDNO.1、IDNO.2、IDNO.3
次に停止する号機:IDNO.2
状態2 IDNO.2の号機が停止する。
運転号機:IDNO.1、IDNO.3
次に停止する号機:IDNO.3(運転号機はIDNO.1、IDNO.3であるが複数台運転の場合、マスター号機であるIDNO.1の停止を禁止、一つ前の次に停止する号機はIDNO.2であり、運転号機のIDNO.3がIDNO.2より次に若い号機であり、次に停止する号機にIDNO.3が選ばれる。)
状態3 IDNO.3の号機が停止。
運転号機:IDNO.1
次に停止する号機:IDNO.1
となる。
パターン1 ポンプが0台から1台に増台、1台から0台に減台(図12参照)
運転号機:IDNO.1(初めに1号機運転)→1号機が停止して0台→IDNO.2→2号機が停止して0台→IDNO.3→3号機が停止して0台→IDNO.4→4号機が停止して0台→IDNO.1
この場合、IDNO.1(スレーブ)の停止を禁止し、使用水量が0となってもポンプを停止しないと1号機のみの運転が継続する。このようにすれば、マスター号機が先に故障する確立が著しく高くなり、他のスレーブ号機は故障する確立が低くなり、保守は、マスター号機より順次実施することとなり保守性が向上する。
運転号機:IDNO.1(初めに1号機運転)→IDNO.1(運転を継続)+IDNO.2(2号機が追従)→IDNO.1(運転を継続)→IDNO.1(運転を継続)+IDNO.3(3号機が追従)→IDNO.1(運転を継続)→IDNO.1(運転を継続)+IDNO.4(4号機が追従)→IDNO.1(運転を継続)最初に戻る。
次に停止する号機:1号機を除く先に運転している号機
パターン3 ポンプが2台から3台に増台、3台から2台に減台(図12参照)
運転号機:IDNO.1(初めに1号機運転)+IDNO.2→IDNO.1(初めに1号機運転)+IDNO.2+IDNO.3(3号機が追従)→IDNO.1(初めに1号機運転)+IDNO.3(3号機は運転継続)→IDNO.1(初めに1号機運転)+IDNO.3(3号機は運転継続)+IDNO.4(4号機が追従)→IDNO.1(初めに1号機運転)+IDNO.4(4号機は運転継続)→IDNO.1(初めに1号機運転)+IDNO.4(4号機は運転継続)+IDNO.2(2号機が追従)
次に停止する号機:1号機を除く先に運転している号機。
1.自己機(IDNO.1)以外のスレーブ号機の運転状態をIDNO.毎にチエックし、運転台数を求め、その中から最初に運転したポンプ装置を減台指令するポンプに選ぶ。運転台数から、前述した増台、減台圧力(増台、減台時共通)を設定又は予め記憶しているメモリより読み出す。同様に、減台時最低周波数を設定又は予め記憶しているメモリより読み出す。
2.インバータ周波数が最低周波数となり、給水圧力が減台圧力以上となるか又は、この状態が所定時間経過する。
3.減台圧力の代わりに図9に示す減台電流IGを用いても良い。
状態1
運転号機:IDNO.1
次に運転する号機:IDNO.2
状態2 IDNO.2の号機が運転。
運転号機:IDNO.1+IDNO.2
次に運転する号機:IDNO.3 (運転号機はIDNO.1、IDNO.2であり、停止している号機はIDNO.3、IDNO.4とすれば、一つ前の次に運転する号機はIDNO.2であり、停止号機のIDNO.3がIDNO.4より次に若い号機であり、次に運転する号機にIDNO.3が選ばれる。
状態3 IDNO.3の号機が運転。
運転号機:IDNO.1+IDNO.2+IDNO.3
次に運転する号機:IDNO.4
となる。
534ステップの判定でNOの場合は528ステップへ進む。
1.自己機(IDNO.1)以外のスレーブ号機の運転状態をIDNO.毎にチエックし、運転台数を求め、その中から番号の若い番号のポンプ装置を次に増台指令するポンプに選ぶ。運転台数から、前述した増台圧力(増台、減台時共通)を設定又は予め記憶しているメモリより読み出す。増台時最高周波数を設定又は予め記憶しているメモリより読み出す。
2.インバータ周波数が最高周波数となり、給水圧力が増台圧力以下となるか又は、この状態が所定時間経過する。
3.増台圧力の代わりに図9に示す増台電流Itを用いても良い。
Claims (12)
- マイクロプロセッサー、操作パネル、各設定値を記憶する記憶部を有する可変速制御装置と、該可変速制御装置で駆動されるポンプと、該ポンプの吐出側に取付けられた圧力センサを備えたポンプ装置をn台設置し、該圧力センサの検出したポンプ吐出側圧力が所定圧力となるように、各ポンプ装置がそれぞれ独立して運転がなされる給水システムおいて、
前記n台のポンプ装置の各可変速制御装置は、マスター号機かスレーブ号機を選択して設定する設定手段を有し、前記設定手段により予めn台のポンプ装置のうちの1台がマスター号機に他がスレーブ号機に設定され、設定されたマスター号機は、始動条件が成立した際に最初に始動し、停止条件又は減台条件が成立した際には最後に停止し、前記マスター号機の故障時に、前記設定手段により他のスレーブ号機のうちの1台のポンプ装置がマスター号機にシフトして設定されること特徴とする給水システム。 - 請求項1項に記載の給水システムにおいて、
前記マスター号機は、給水負荷に応じてポンプ装置を増台又は減台し、増台又は減台する際の順番をローテーションすることを特徴とする給水システム。 - 請求項2に記載の給水システムにおいて、
前記マスター号機は、給水負荷に応じてポンプ装置を増台又は減台する際に、複数のスレーブ号機に対して順番をローテーションすることを特徴とする給水システム。 - 請求項1項に記載の給水システムにおいて、
マスター号機に設定されたポンプ装置は、運転後は停止条件または減台条件が成立しても運転が継続されることを特徴とする給水システム。 - 請求項1に記載の給水システムにおいて、
前記マスター号機の故障時に、他のスレーブ号機のうちの1台のポンプ装置がその可変速制御装置の設定手段により、マスター号機にシフトして設定されることを特徴とする給水システム。 - 請求項1または5に記載の給水システムにおいて、
前記マスター号機の故障時に、他のスレーブ号機のうちのマスター号機より最も若い号機の1台のポンプ装置がマスター号機にシフトして設定されること特徴とする給水システム。 - マイクロプロセッサー、操作パネル、各設定値を記憶する記憶部を有する可変速制御装置と、該可変速制御装置で駆動されるポンプと、該ポンプの吐出側に取付けられた圧力センサを備えたポンプ装置をn台設置し、該圧力センサの検出したポンプ吐出側圧力が所定圧力となるように、各ポンプ装置がそれぞれ独立して運転がなされる給水システムの運転方法において、
前記n台のポンプ装置の各可変速制御装置は、設定手段により予めn台のポンプ装置のうちの1台がマスター号機に他がスレーブ号機に設定され、設定されたマスター号機は、始動条件が成立した際に最初に始動し、停止条件又は減台条件が成立した際には最後に停止し、前記マスター号機の故障時に、他のスレーブ号機のうちの1台のポンプ装置がマスター号機にシフトして設定されること特徴とする給水システムの運転方法。 - 請求項6項に記載の給水システムの運転方法において、
前記マスター号機は、給水負荷に応じてポンプ装置を増台又は減台し、増台又は減台する際の順番をローテーションすることを特徴とする給水システムの運転方法。 - 請求項8に記載の給水システムの運転方法において、
前記マスター号機は、給水負荷に応じてポンプ装置を増台又は減台する際に、複数のスレーブ号機に対して順番をローテーションすることを特徴とする給水システムの運転方法。 - 請求項7項に記載の給水システムの運転方法において、
マスター号機に設定されたポンプ装置は、運転後は停止条件または減台条件が成立しても運転が継続されることを特徴とする給水システムの運転方法。 - 請求項7に記載の給水システムの運転方法において、
前記マスター号機の故障時に、他のスレーブ号機のうちの1台のポンプ装置がその可変速制御装置の設定手段により、マスター号機にシフトして設定されることを特徴とする給水システムの運転方法。 - 請求項7または11に記載の給水システムの運転方法において、
前記マスター号機の故障時に、他のスレーブ号機のうちのマスター号機より最も若い号機の1台のポンプ装置がマスター号機にシフトして設定されること特徴とする給水システムの運転方法。
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