JP5715585B2 - 信号伝送装置及び方法並びに変電所監視制御システム - Google Patents

信号伝送装置及び方法並びに変電所監視制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5715585B2
JP5715585B2 JP2012033638A JP2012033638A JP5715585B2 JP 5715585 B2 JP5715585 B2 JP 5715585B2 JP 2012033638 A JP2012033638 A JP 2012033638A JP 2012033638 A JP2012033638 A JP 2012033638A JP 5715585 B2 JP5715585 B2 JP 5715585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
data
unit
message
monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012033638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013172228A (ja
Inventor
輝久 安
輝久 安
秀高 速水
秀高 速水
博司 木田
博司 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2012033638A priority Critical patent/JP5715585B2/ja
Publication of JP2013172228A publication Critical patent/JP2013172228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5715585B2 publication Critical patent/JP5715585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Communication Control (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Description

本発明は信号伝送装置及び方法並びに変電所監視制御システムに係り、特に現場側で検出した信号を上位側の要求に応じて伝送するための信号伝送装置及び方法並びに変電所監視制御システムに関する。
各種の監視、制御装置などにおいては、現場側装置と中央側装置を備え、この間で信号伝送を行う信号伝送装置を備えたものがある。信号伝送装置により現場側装置では、現場の各種プロセス量などの信号を一定の周期でサンプリング入力し、中央側装置からの送信要求に応じて最新の検出信号を中央側装置に送信する。なお、この場合の通信は有線、無線のいずれとすることもできる。
係る構成の信号伝送装置を採用する監視、制御装置は産業分野などに広く採用されているが、この一例として、変電所監視制御システムに採用されたものがある。発電所から各需要家に至る電力系統の各所に変電所が設置されている。これらの変電所には、各種機器の監視制御を行うための変電所監視制御システムが構築される。
変電所監視制御システムは具体的には、現場(変電所)に設けられた監視制御端局装置と、変電所内または遠方の給電制御所に設置された上位装置と、複数の監視制御端局装置からのデータを中継し上位装置へ伝送する通信中継装置とで構成されている。
このうち監視制御端局装置では、変電所内の各種遮断器、開閉器の制御命令、状態、あるいは回線ごとの電圧、電流、電力量といった計測値等、変電所内各種設備に関する情報を一定周期ごとに検出している。また送信要求に応じてその時刻の検出信号を送出する。
上位装置は、通信中継装置に信号送信要求を発し、通信中継装置を介してデータを受信する。
通信中継装置は、監視制御端局装置からの送信要求信号を受信して複数の監視制御端局装置に中継し、複数の監視制御端局装置が送信した信号を上位装置に中継する。
係る変電所監視制御システムに採用される信号伝送装置では、データ欠落のない高信頼な通信と、多くの監視制御端局装置を扱えることが求められる。
このような観点での変電所監視制御システムを実現するために、特許文献1においては、コネクションレスの通信により、複数の通信ルートを用い、同一通信ルートへ同一情報を連送し、最先の情報を有効とし他のデータを破棄する遠方監視制御システムが開示されている。この通信ルート多重化と信号連送処理により、高信頼な通信が実現できる。
特開2004−178068号公報
監視制御端局装置の多くは、電圧や電流といった計測値と機器の状態を送信するため送信データを定周期で編集している。例えば電圧や電流といったアナログ計測値を一定周期でサンプリングしてディジタル値に変換し送信データとしている。
しかし、編集処理部分が一定周期処理されても、この結果を取得し送信する送信処理部が編集処理部と同期せずに実行される場合には、送信処理部と編集処理部の周期差によって、編集結果の情報が送信されないうちに最新の編集結果が次の値に更新されてしまいデータ欠落を生じる場合がある。
図3は、送信処理部と編集処理部の周期差による不都合を説明するための図である。この図には上部から通信中継装置でのデータ処理タイミング、通信路でのデータ処理タイミング、監視制御端局装置でのデータ処理タイミングを示している。この例では通信において、監視制御端局装置における送信データの定周期編集と、上位の通信中継装置からのデータ送信要求の受信並びに監視制御端局装置からの送信が同期せずに実行される。
編集処理部での一定周期処理により、監視制御端局装置の最新データ記憶部には一定周期の時刻T11、T12、T13、T14に新しいデータD11、D12、D13、D14が準備され保持されている。
これに対し、通信中継装置のデータ送信要求は一定周期の時刻T21、T22、T23に発信され、通信路を介して監視制御端局装置には時刻T31、T32、T33に受信される。そして監視制御端局装置における内部処理時間経過後の時刻T41、T42、T43での最新データ記憶部の記憶内容を送信する。
通信中継装置のデータ要求周期をMミリ秒とし、監視制御端局装置のデータ編集周期をNミリ秒とした場合、N=Mの設定であっても、実際には監視制御端局装置のCPU処理時間と通信中継装置のCPU処理時間とでは微妙な差が生じる。また、伝送路の通信負荷状態によってもデータ到達までの時間がばらつくことがあり、データ編集周期とデータ要求の周期は一致しないことが多い。
その結果、図3の例では、通信中継装置に得られたデータは、D11、D13、D14であり、D12の欠落を生じる。データD11とデータD13の間で、本来データD12が伝送されなければならないところ、データD12の送信前にデータD13へ更新されてしまいデータ欠落するケースが生じる。
前記の特許文献1に記載の遠隔監視制御システムでは、送信データの編集結果を定周期で取得し同一データが時間間隔をおいて連送されている。つまりこの場合の連送処理は、例えば最新データ記憶部にデータを読みに行った時刻T41のときの値D11を数回伝送したものである。
そのため、編集処理部と送信処理部が各々異なる演算装置CPUで処理される場合や、上位装置からの要求受信により送信処理する場合等、編集処理部と送信処理部が同期せずに実行される場合には、編集処理部により未送信の情報が最新値へ更新されてしまいデータ欠落するケースが生じてしまう。
以上のことから本発明においては、編集処理部と送信処理部の間の差周期により生じる可能性のあるデータ欠損を回避することのできる信号伝送装置及び方法並びに変電所監視制御システムを提供することを目的とする。
以上のことから本発明においては、現場側に設置された複数の現場側装置と、通信路を介して現場側装置に接続された上位装置からなる信号伝送装置において、上位装置は、通信路を介して現場側装置にデータ送信要求を発するデータ要求送信部を備え、現場側装置は、現場側の信号を一定周期で取り込んで送信伝文を構成し記憶部に記憶する定周期編集部、上位装置からのデータ送信要求を確認してから一定時間後に起動され、所定時間間隔でデータ記憶部の送信伝文を前記上位装置に複数回送信する連続送信部を備えていることを特徴とする。
また上位装置は、連続送信部から連続して受信した複数の送信伝文に同一内容の送信伝文を含むときその一部を破棄する破棄部を備えることを特徴とする。
また一定時間は、複数の現場側装置ごとに相違する時間とされていることを特徴とする。
また定周期編集部が編集する送信伝文は、現場側のアナログ、ディジタル信号に識別情報として現場側装置を識別する情報と、連続する通番が付与されて形成されていることを特徴とする。
以上のことから本発明においては、上位装置と複数の現場側装置との間で通信路を介して行う信号伝送方法において、上位装置は、通信路を介して現場側装置にデータ送信要求を発し、現場側装置は、現場側の信号を一定周期で取り込んで送信伝文を構成して記憶し、データ送信要求を確認してから一定時間後に起動されて所定時間間隔で送信伝文を上位装置に複数回送信することを特徴とする。
また上位装置は、連続して受信した複数の送信伝文に同一内容の送信伝文を含むときその一部を破棄することを特徴とする。
以上のことから本発明においては、変電所に設置された複数の監視制御端局装置と、通信路を介して接続された遠方の通信中継装置からなる変電所監視制御システムにおいて、通信中継装置は、通信路を介して監視制御端局装置にデータ送信要求を発するデータ要求送信部を備え、監視制御端局装置は、変電所に設置された変電所機器から信号を一定周期で取り込んで送信伝文を構成し記憶部に記憶する定周期編集部、通信中継装置からのデータ送信要求を確認してから一定時間後に起動され、所定時間間隔でデータ記憶部の送信伝文を通信中継装置に複数回送信する連続送信部を備えていることを特徴とする。
また監視制御端局装置と通信中継装置の通信手段は、通信におけるデータの欠落を判定することによる再送の手段を持たない通信手段であることを特徴とする。
また監視制御端局装置における信号取り込みの一定周期と、通信中継装置のデータ送信要求の周期は非同期かつ同じ周期に設定されていることを特徴とする。
本発明によればデータの編集完了のタイミングと送信のタイミングが同期していなくても、データの欠落を生じさせない効果がある。
また、通信手段において再送機能を持たないことから、再送機能のために必要なCPU負荷や使用するメモリ量を抑えることができることから、より多くの監視制御端局装置と通信する場合に適している。
本発明における変電所監視制御システムの全体構成例を示す図。 本発明によりデータ欠落を阻止できることを説明するための図。 送信処理部と編集処理部の周期差による不都合を説明するための図。 図2の処理を実現するための監視制御端局装置内の各部の処理フローを示す図。 定周期編集部2Cで作成される送信伝文2D1の一例を示す図。 通信中継装置のデータ要求送信部のフローチャートの一例を示す図。 通信中継装置の遅達破棄部のフローチャートの一例を示す図。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明における変電所監視制御システムの全体構成例を示す。変電所監視制御システムは、現場の変電所機器1に設けられた監視制御端局装置2と、変電所内または遠方の給電制御所に設置された上位装置4と、複数の監視制御端局装置2からのデータを中継し上位装置4へ伝送する通信中継装置3とで構成されている。このように、変電所を回線単位または機器単位に分割し、これらの分割単位での変電所機器1を監視制御する監視制御端局装置2が配置されている。
さらに、監視制御端局装置2は、遮断器や開閉器等の変電所機器1と、制御ケーブル7を介して接続している。これにより変電所内の各種遮断器、開閉器の制御命令、状態、あるいは回線ごとの電圧、電流、電力量といった計測値等、変電所内各種設備に関する情報を監視制御端局装置2に取り込んでいる。
複数の監視制御端局装置2は、回線数や機器数に応じて、通信路5を介して通信中継装置3と接続されている。通信路5は、UDP(USER DATAGRAM PROTOCOL)等のコネクションレスによる通信であり、監視制御端局装置2や通信中継装置3はデータ欠落を検出して再送する機能を持たない。
また、通信中継装置3は、通信路6を介して、変電所や給電制御所へ設置する上位系装置4へ接続している。
上記のシステム構成において、監視制御端局装置2は、まず変電所機器1から制御ケーブル7を介して、電力系統の情報をデジタル入力部2A及びアナログ入力部2Bに取得する。取得した情報は定周期編集部2Cにより定周期で編集し、その編集結果をデータ記憶部2Dへ出力する。定周期編集部2Cは、編集完了したデータと合わせて識別情報を付加し、データ記憶部2Dへ出力する。データ記憶部2Dへは、定周期編集部2Cで編集を完了した最新値のみが常に登録されている。
これに対し、通信中継装置3は、データ要求送信部3Eにより、送受信部3Aおよび通信路5を介して、監視制御端局装置2へ定周期でデータ要求を送信する。
監視制御端局装置2は、送受信部2Fを介しデータ要求受信部2Gにより、通信中継装置3からのデータ要求を受信し、要求を受信したことを連続送信部2Eへ通知する。このように、データ要求とデータ編集は同期することなく処理される。
連続送信部2Eは、データ要求の通知を受けてから予め設定した時間ΔTが経過後、予め設定した周期および回数によりデータ記憶部2Dから最新データを取得し送信する。この時、データ要求を受けてから送信処理を開始するまでの時間ΔTを、監視制御端局装置2毎に変えて予め設定しておくことで、通信路5における伝送衝突を回避することができる。
連続送信部2Eによる複数回の送信データは、送受信部2Fと通信路5を介して通信中継装置3で受信される。通信中継装置3は、受信するデータについて送受信部3Aを介して遅達破棄部3Bへ渡す。遅達破棄部3Bは、受信したデータに付加された識別情報を参照し、既に受信されたデータと同一の識別情報であった場合に、当該データを破棄し、新たな識別情報を負荷された有効なデータのみをデータ記憶部3Cに出力する。
通信中継装置3の上位向け編集部3Dでは、データ記憶部3Cに登録された有効データを上位向けのデータへ編集し送受信部3Fを介して送信する。上位系装置4では、通信中継装置3を介して受信する監視制御に関するデータにより、変電所機器1の状態を把握する。
また、上位系装置4から変電所機器1を制御する場合は、上位装置4から通信中継装置3へ制御データを送信する。通信制御装置3は、送受信部3Fを介して制御データを受信し、制御要求部3Gにより送受信部3Aを介して監視制御端局装置2へ制御データを送信する。監視制御端局装置2は、送受信部2Fを介して制御データを受信し、制御出力部2Hにより、変電所機器1へ制御信号を出力する。制御による変電所機器1の動作状況は、デジタル入力部2A、及びアナログ入力部2Bへ取り込まれ、通信中継装置3を介して上位系装置4へ伝送される。
図2は、本発明によりデータ欠落を阻止できることを説明するための図である。この図は図3と同じように、上部から通信中継装置3でのデータ処理タイミング、通信路5でのデータ処理タイミング、監視制御端局装置2でのデータ処理タイミングを示している。この例では通信において、監視制御端局装置2における送信データの定周期編集と、上位の通信中継装置3からのデータ送信要求の受信が同期せずに実行される。
編集処理部での一定周期処理により、監視制御端局装置2の最新データ記憶部2Dには一定周期の時刻T11、T12、T13、T14に新しいデータD11、D12、D13、D14が準備され保持されている。
これに対し、通信中継装置3のデータ送信要求は一定周期の時刻T21、T22、T23に発信され、通信路5を介して監視制御端局装置2には時刻T31、T32、T33に受信される。これを受けて、連続送信部2Eは、データ要求の通知を受けてから予め設定した時間ΔTが経過後、通信路5へのデータ送信を開始する。ここまでの動作は、図3の場合と全く同じである。以下の動作に本発明の特徴がある。
本発明の連続送信部2Eは、通信路5へのデータ送信を連送処理とする。但し、特許文献1のように時刻T41の時のデータ記憶部2Dの記憶内容D11を数度に分けて連送伝送するものではない。時刻T41を起点とし、連続する複数時刻におけるデータ記憶部2Dの記憶内容を伝送する。
図2の例では、時刻T41を起点とした連続する3時刻T41A、T41B、T41Cで連送処理を行い、これによりその都度データD11、D12、D12を送信する。なお、送信処理の次の時刻T42では、連続する3時刻T42A、T42B、T42Cで連送処理を行い、これによりその都度データD12、D12、D12を送信する。さらに次の時刻T43では、連続する3時刻T43A、T43B、T43Cで連送処理を行い、これによりその都度データD13、D13、D13を送信する。このことから明らかなように、従来であればD12の欠損を生じていたが、本発明ではこの欠損を回避できる。
なお、通信中継装置3には同じデータが最大3回送信されることになるので、遅達破棄部3Bは2回目以降の遅れて到達したデータを破棄する。
先に述べたように、通信中継装置のデータ要求周期と監視制御端局装置のデータ編集周期は一致するように設計されるが、現実にはデータ編集周期とデータ要求の周期の不一致(誤差時間)が避けられない。本発明では、連続する3時刻間の時間、例えば(T41C−T41A)以内に誤差時間が入っていればデータの欠損は発生しないといえる。
本発明により、データ編集周期とデータ要求周期が異なる場合でも、データの編集処理と送信処理のタイミングに起因するデータ欠落を防止することができる。
また、データが複数回送信されることから、通信路5の伝送品質により、万が一1つのデータが破損し到達できなかった場合でも、別途同一データが送信されておりデータ欠落が生じない。
また通信中継装置3は、再送機能を伴わないことから再送機能のために必要なCPU負荷や使用するメモリ量を抑えることができ、より多くの監視制御端局装置2と通信することができる。
図4は、図2の処理を実現するための監視制御端局装置内の各部の処理フローを示す図である。ここには、定周期編集部2C、データ要求受信部2G、連続送信部2Eの各部処理フローを示している。これらの処理は、データ記憶部2Dを中心にして行われるが、それぞれは別々の演算部やマルチタスクにより非同期に実行されている。
このうちまず定周期編集部2Cは、データ要求受信部2G、連続送信部2Eの各部処理とは独立に自己内の一定周期で動作する。定周期編集部2Cでは、一定周期で送信伝文2D1を編集し、データ記憶部2Dへ常に最新の伝文を書き込む。定周期編集部2Cで作成される最終形態の送信伝文2D1は、その一例が図5に例示されている。この送信伝文2D1は、先頭から識別情報2D1A、機器状態・状変情報2D1B、計測値情報2D1Cで構成される。また識別情報2D1Aは、端局番号2D1Dと伝文通番2D1Eで構成される。
当該構成の送信伝文2D1を得るために、まず図4のデータ入力判定処理部2C1ではディジタル入力部2Aからの入力に基づき、遮断器の入切、故障接点情報などの状態変化の有無判定、および最新状態値を作成する。これらの情報は、図5の送信伝文2D1の機器状態・状変情報2D1Bに配置される。この情報は、入力名称と状態情報とで構成される。
当該構成の送信伝文2D1を得るために、アナログ入力変換処理部2C2では、アナログ入力部2Bからアナログ入力(電圧、電流、電力量などのといった計測値情報)を取り込み、ディジタル変換したのちに図5の送信伝文2D1の計測値情報2D1Cに配置する。この情報は、入力名称と大きさの情報とで構成される。
図4の識別情報作成処理部2C3では、当該監視制御端局装置2を他の監視制御端局装置2と識別するための端局番号(例えば1から50の端局番号)2D1Dを付与する。また、個々の送信伝文を識別するための伝文通番2D1E(例えば、1〜256までの数値を順番に設定する。256の次は1とするなどリング処理される)を設定する。この端局番号2D1Dと伝文通番2D1Eから、送信伝文2D1へ設定する識別情報2D1Aを作成する。
上位の通信中継装置3は、この識別情報2D1Aに基づき、どの監視制御端局装置2から受信した情報かを判定すると共に、同一の送信伝文2D1を受信した場合に遅達破棄するように動くことができる。
図4の送信伝文編集処理部2C4では、2C1、2C2、2C3の処理結果から得られた情報をもとにして、送信伝文2D1を作成し、図1のデータ記憶部2Dに書き込む。次編集待ち処理部2C5では、次の編集処理を開始するまでの待ち処理を行う。これら一連の処理により、一定周期ごとに計測した各種情報がその名称、状態あるいは大きさ、監視制御端局装置2の種別、伝送通番と一体化されて準備される。
次に図4のデータ要求受信部2Gの動作について説明する。データ要求受信部2Gは、定周期編集部2C、連続送信部2Eの各部処理とは独立に自己内の一定周期で動作する。データ要求受信部2Gは、上位装置側からの送信要求をトリガとして一連の処理を開始する。つまり、通信中継装置3からの送信要求を解釈し、データ要求を受信したことを判定し、連続送信部2Eへ通知する。
このために、まず受信待機処理部2G1では通信中継装置3からの受信があるまで待機し、データ要求解釈処理部では受信信号がデータ送信要求であるかを解釈する。2G2では送信要求の有無を判定し、送信要求がある場合にはデータ要求通知処理部2G3に移り、データ要求があったことを連続送信部2Eに対して通知する。送信要求でない場合には、再度待ち状態に入る。
次に図4の連続送信部2Eの動作について説明する。連続送信部2Eは、定周期編集部2C、データ要求受信部2Gの各部処理とは独立に自己内の一定周期で動作する。連続送信部2Eは、データ要求受信部2Gからのデータ送信要求通知をトリガとして一連の処理を開始する。
連続送信部2Eは、データ要求受信部2Gから通知を受けると、当該監視制御端局装置2へ予め割り当てられた待ち時間をおいた後、一定時間毎に3回送信する。その時、各送信タイミングで、常に最新の送信伝文2D1を参照し、送信する。すなわち、3回送信する間に、定周期編集部2Cにより、送信伝文2D1が更新されれば、その最新の送信伝文2D1を送信する。
このために、連続送信部2Eでは、2E1においてデータ要求受信部2Gからのデータ送信要求通知が存在することを確認し、通知がある場合に以下の処理を開始する。次に、送信開始タイマ処理部2E2では、この監視制御端局装置2へ予め割り当てられた図2の待ち時間ΔTの経過を監視する。この処理は、1つ目の送信までの時間を待つ処理である。また待ち時間ΔTを制御端局装置毎に個別に設定しておくことにより、伝送路上での伝文衝突の可能性を低くする。つまり、通信中継装置3から送信要求された複数の監視制御端局装置2が同一タイミングで送信開始することによる通信路5上の伝文衝突の可能性を低くする。
2E3、2E5、2E7は、それぞれ1〜3回目の送信処理部であり、一定時間間隔の処理タイミングでデータ記憶部2Dを参照し、最新の送信伝文2D1を送信する。なお、2E4、2E6は次送信待ち処理部であり、予め設定した時間間隔をあけてデータ送信するための待ち時間が経過したことを監視し、次回の送信を促す。
以上、最新の送信伝文2D1を送信する複数の監視制御端局装置2側の処理について説明した。これに対し、送信要求を発信し送信伝文2D1を受信する側の通信中継装置3側の処理フローについて説明する。ここでは、データ送信要求部3E内の処理フローを図6に、遅延破棄部3B内の処理フローを図7に示している。データ送信要求部3Eおよび遅延破棄部3Bの処理は、演算部やマルチタスクにより非同期に実行されている。
図6のデータ送信要求部3E内の処理フローでは、まずデータ要求伝文作成処理部3E1において、受信側(監視制御端局装置2側)でデータ要求であることを判定可能な識別子を含むデータ要求伝文を作成する。
次にデータ要求伝文送信処理部3E2では、データ要求伝文作成処理部3E1で作成したデータ要求伝文を、送受信部3Aを介して送信する。次送信待ち処理部3E3では、定周期でデータ要求伝文を送信するために、ここで待ち処理を行う。
図7の遅延破棄部3B内の処理フローは、同一の監視制御端局装置2から、同一の伝文を受信した場合に後着の伝文を破棄する仕掛けである。ここでは、受信伝文2D1中の識別情報2D1Aが、同一の端局番号2D1Dで、かつ、同一の伝文通番2D1Eである場合に、後着の伝文と判断しこれを破棄する。
具体的には、まず受信待機処理部3B1において、伝文2D1の受信があるまで待ち、受信したら処理用記憶部3B2に記憶する処理を行う。
受信があった場合、次に3B3において端局番号毎の受信通番重複判定処理を実施する。これは別途記憶した端末番号毎の最終受信通番記憶部3B6を参照し、処理用記憶部3B2の受信伝文の識別情報と比較する。これはいわば前回受信の受信伝文2D1(端末番号毎の最終受信通番記憶部3B6に記憶)中の識別番号、伝文通番と、今回記憶の受信伝文2D1(処理用記憶部3B2に記憶)中の識別番号、伝文通番とを比較したものである。
同一の監視制御端局装置2から、同一の伝文を受信した場合には同じであれば、既に受信の伝文と判定し、後着伝文破棄処理部3B4において後着の伝文を破棄する。
同一でない場合、識別情報記憶処理部3B5に進み、未受信伝文と判定された伝文の識別情報を端末番号毎の最終受信通番3B6へ記憶する。また受信伝文記憶処理部3B7に進み、未受信伝文と判定された伝文をデータ記憶部3Cに記憶する。
1:変電所機器
2:監視制御端局装置
2A:デジタル入力部
2B:アナログ入力部
2C:定周期編集部
2E:連続送信部
2G:データ要求受信部
3B:遅達破棄部
3E:データ要求送信部
4:上位系装置
5:通信路
7:制御ケーブル

Claims (14)

  1. 現場側に設置された複数の現場側装置と、通信路を介して前記現場側装置に接続された上位装置からなる信号伝送装置において、
    前記上位装置は、前記通信路を介して前記現場側装置にデータ送信要求を発するデータ要求送信部を備え、
    前記現場側装置は、現場側の信号を一定周期で取り込んで送信伝文を構成し記憶部に記憶する定周期編集部、前記上位装置からのデータ送信要求を確認してから一定時間後に起動され、所定時間間隔で前記記憶部を複数回参照し、参照の都度その時の送信伝文を前記上位装置に送信する連続送信部を備えていることを特徴とする信号伝送装置。
  2. 請求項1に記載の信号伝送装置において、
    前記上位装置は、連続送信部から連続して受信した複数の送信伝文に同一内容の送信伝文を含むときその一部を破棄する破棄部を備えることを特徴とする信号伝送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の信号伝送装置において、
    前記一定時間は、複数の現場側装置ごとに相違する時間とされていることを特徴とする信号伝送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の信号伝送装置において、
    定周期編集部が編集する送信伝文は、現場側のアナログ、ディジタル信号に識別情報として現場側装置を識別する情報と、連続する通番が付与されて形成されていることを特徴とする信号伝送装置。
  5. 上位装置と複数の現場側装置との間で通信路を介して行う信号伝送方法において、
    前記上位装置は、前記通信路を介して前記現場側装置にデータ送信要求を発し、
    前記現場側装置は、現場側の信号を一定周期で取り込んで送信伝文を構成して記憶し、前記データ送信要求を確認してから一定時間後に起動されて所定時間間隔で前記記憶された送信伝文を複数回参照し、参照の都度その時の送信伝文を前記上位装置に送信することを特徴とする信号伝送方法。
  6. 請求項5に記載の信号伝送方法において、
    前記上位装置は、連続して受信した複数の送信伝文に同一内容の送信伝文を含むときその一部を破棄することを特徴とする信号伝送方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の信号伝送方法において、
    前記一定時間は、複数の現場側装置ごとに相違する時間とされていることを特徴とする信号伝送方法。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載の信号伝送方法において、
    前記送信伝文は、現場側のアナログ、ディジタル信号に識別情報として現場側装置を識別する情報と、連続する通番が付与されて形成されていることを特徴とする信号伝送方法。
  9. 変電所に設置された複数の監視制御端局装置と、通信路を介して接続された遠方の通信中継装置からなる変電所監視制御システムにおいて、
    前記通信中継装置は、前記通信路を介して前記監視制御端局装置にデータ送信要求を発するデータ要求送信部を備え、
    前記監視制御端局装置は、変電所に設置された変電所機器から信号を一定周期で取り込んで送信伝文を構成し記憶部に記憶する定周期編集部、前記通信中継装置からのデータ送信要求を確認してから一定時間後に起動され、所定時間間隔で前記記憶部を複数回参照し、参照の都度その時の送信伝文を前記通信中継装置に送信する連続送信部を備えていることを特徴とする変電所監視制御システム。
  10. 請求項9に記載の変電所監視制御システムにおいて、
    前記通信中継装置は、連続送信部から連続して受信した複数の送信伝文に同一内容の送信伝文を含むときその一部を破棄する破棄部を備えることを特徴とする変電所監視制御システム。
  11. 請求項9または請求項10に記載の変電所監視制御システムにおいて、
    前記一定時間は、複数の監視制御端局装置ごとに相違する時間とされていることを特徴とする変電所監視制御システム。
  12. 請求項9から請求項11のいずれかに記載の変電所監視制御システムにおいて、
    定周期編集部が編集する送信伝文は、前記変電所機器のアナログ、ディジタル信号に識別情報として監視制御端局装置を識別する情報と、連続する通番が付与されて形成されていることを特徴とする変電所監視制御システム。
  13. 請求項9から請求項12のいずれかに記載の変電所監視制御システムにおいて、
    前記監視制御端局装置と前記通信中継装置の通信手段は、通信におけるデータの欠落を判定することによる再送の手段を持たない通信手段であることを特徴とする変電所監視制御システム。
  14. 請求項9から請求項13のいずれかに記載の変電所監視制御システムにおいて、
    前記監視制御端局装置における信号取り込みの一定周期と、前記通信中継装置のデータ送信要求の周期は非同期かつ同じ周期に設定されていることを特徴とする変電所監視制御システム。
JP2012033638A 2012-02-20 2012-02-20 信号伝送装置及び方法並びに変電所監視制御システム Active JP5715585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012033638A JP5715585B2 (ja) 2012-02-20 2012-02-20 信号伝送装置及び方法並びに変電所監視制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012033638A JP5715585B2 (ja) 2012-02-20 2012-02-20 信号伝送装置及び方法並びに変電所監視制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013172228A JP2013172228A (ja) 2013-09-02
JP5715585B2 true JP5715585B2 (ja) 2015-05-07

Family

ID=49265926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012033638A Active JP5715585B2 (ja) 2012-02-20 2012-02-20 信号伝送装置及び方法並びに変電所監視制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5715585B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5815664B2 (ja) * 2013-12-26 2015-11-17 ファナック株式会社 無線加速度センサを有するロボットシステム
DE112014002049B4 (de) * 2014-03-27 2017-04-13 Mitsubishi Electric Corporation Qualitätsdaten-Verarbeitungsgerät für drahtlose Kommunikation und Kommunikationssystem
CN105116868A (zh) * 2015-06-29 2015-12-02 江苏大学 一种基于can总线的小型电控汽油机触摸式hmi标定方法
JP2017034745A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 東京電力ホールディングス株式会社 監視制御システム
JP6556607B2 (ja) * 2015-11-25 2019-08-07 株式会社東芝 テレメータ伝送システム
JP2018074508A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 遠隔監視システム、中央データ収集装置、現地データ収集装置、遠隔監視方法及びプログラム
JP6823105B2 (ja) * 2019-05-07 2021-01-27 株式会社東芝 テレメータ伝送システム

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63104193A (ja) * 1986-10-21 1988-05-09 Nec Corp デ−タ収集方式
JPH05191472A (ja) * 1992-01-10 1993-07-30 Fujitsu Ltd データ収集処理方式
JPH09135487A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信システム
JP2000149178A (ja) * 1998-11-10 2000-05-30 Railway Technical Res Inst 計測データのシリアル伝送方式
JP2003272078A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Toyota Central Res & Dev Lab Inc センサネットワーク
JP2004178068A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Kansai Electric Power Co Inc:The 遠方監視制御装置、遠方監視制御システム、遠方監視制御方法、遠方監視制御プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体
EP1826029B1 (en) * 2004-12-15 2013-02-13 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Wheel information acquiring system
JP4825492B2 (ja) * 2005-10-19 2011-11-30 株式会社ミツトヨ 測定情報送受信装置および測定システム
JP5374717B2 (ja) * 2008-08-21 2013-12-25 独立行政法人情報通信研究機構 高信頼な制御コマンドの送受信と帯域の効率化を実現するセンサーネットワークシステム
JP2010271897A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Toshiba Toko Meter Systems Co Ltd 無線検針システム
JP2011118727A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Mitsutoyo Corp 測定データ無線転送システム
JP5469445B2 (ja) * 2009-12-22 2014-04-16 株式会社メガチップス 近接センサ機能付き通信装置およびセンサシステム
EP2528280B1 (en) * 2010-01-22 2017-07-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Power data collection device, power measurement device, and power data collection method
JP5699446B2 (ja) * 2010-04-22 2015-04-08 横河電機株式会社 データ収集装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013172228A (ja) 2013-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5715585B2 (ja) 信号伝送装置及び方法並びに変電所監視制御システム
US10298380B2 (en) Method for transmitting data in a communication network of an industrial automation system and coupling communication device
JP4868645B2 (ja) ピア・ツー・ピア通信回路網を介した障害データ同期化
CN105682121A (zh) 传感器网络的数据采集方法、网关和数据采集系统
JP5649505B2 (ja) 同期制御システム
EP2410697A1 (en) Frame transmission and communication network
CN104301188A (zh) 工业用设备、控制器、数据传输方法及数据发送方法
EP2347943B1 (en) Signalling system
KR20170111890A (ko) 실시간 원격 제어 시스템 및 실시간 스마트 게이트웨이
CN113541845B (zh) 一种电力通信继电保护业务时延控制方法、系统及继电保护设备
JP2009253403A (ja) ログレベル収集装置およびログレベル収集方法
JP2008182861A (ja) 電力線搬送通信システム
JP2006080994A (ja) 通信システム
JP6322122B2 (ja) 中央監視制御システム、サーバ装置、検出情報作成方法、及び、検出情報作成プログラム
JP2004312354A (ja) 環境モニタリングシステムとこのシステムで使用されるデータロガー及びそのプログラム
JP2018046382A (ja) 無線通信装置、無線通信システム、及び、通信制御方法
JP5933761B2 (ja) 信号変換システム及び信号変換方法
JP2004242031A (ja) 通信システム
JP2006079442A (ja) 無線データ収集システム
JP2015177247A (ja) 無線通信ネットワークシステム、無線端末、時刻補正方法、プログラム
US7844751B2 (en) Data transmission and processing system with reliable acquisition of critical states
JP7302336B2 (ja) 照明制御システム
JPH09115083A (ja) 遠方監視制御装置
EP2802052B1 (en) An apparatus and method for sectioning the phase conductors of an electric power distribution network
JP2019114935A (ja) 外形監視システム、および、監視用端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5715585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150