JP5715343B2 - タッチパネル - Google Patents

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本発明はタッチパネルに関し、特にタッチパネル内部での反射光およびタッチパネル表面での反射光を抑制するタッチパネルに関する。
図8を参照して従来のタッチパネルの一例を説明する。図8は、従来のタッチパネル50の概要を説明するための図であり、図8(A)が操作者側からみた平面図であり、タッチパネルの内部の構成の一部も透過して示している。図8(B)が図8(A)のb−b線断面図である。
タッチパネル50は、第1基板(下基板)51と第2基板(上基板)52を重畳させ、上基板52の一主面側の平面図として記載している。周辺部を囲んで設けられた位置検出電極57x、57yは、例えば、下基板51の位置検出電極57xが、図8(A)のx軸方向に沿った下基板51の2辺に設けられ、上基板52の位置検出電極57yがy軸方向に沿った上基板52の2辺に設けられる。
透明導電膜581、582は、スイッチとして機能する。すなわち、タッチパネル50は上基板52の、透明導電膜582の形成領域の任意の点を指またはペン等で押圧操作すると、その点において上基板52の透明導電膜582と下基板51の透明導電膜581が接触する構造となっており、それぞれの透明導電膜581、582の抵抗値を位置検出電極57x、57yで検出することで、押圧された任意の点(x座標およびy座標)を検出することができる。
タッチパネルは下基板51と、上基板52とが対向配置され、周囲がシール剤54によって固着されている。
タッチパネル50は、例えば、LCDやCRTなどの表示装置60と組み合わせ(張り合あわせ)、1つのケースに収納されて使用される。(例えば特許文献1参照)。
特開2003−316517号公報
図8(B)を参照して、タッチパネル50では、操作者側の表面(ここでは上基板52の表面)から入射した外光(自然光)が最表面や、タッチパネル50の内部(タッチパネル50の各界面)および下方の表示装置60で反射する。タッチパネル50は、一般的に表示装置60に重ねて使用するため、表示装置60において反射の対策を行ったとしても、タッチパネル50を設けることによって、操作者が表示を認識しにくくなるという問題がある。
これを解消するために、従来のタッチパネルでは図8(B)の如く、例えば、上基板52の平坦な表面に、粘着材55によって直線偏光板56を貼り付けるなどの方法を採用していた。タッチパネル内部や表示装置60表面で生じた反射光R2は水平偏光のため、それを透過しない方向に直線偏光板56を配置すると、タッチパネル50の反射光R2を抑制することができる。
しかし、自然光は様々な方向に振動している成分を持つため、特定方向に振動している光のみを透過させる直線偏光板56を透過させると、表示させたい表示装置60からの表示光DLの光量も減少して表示が暗くなる場合がある。
暗さを補うためには、表示装置(例えばLCD)60のバックライトを明るくすることが考えられるが、消費電力の面で不利となる。また、直線偏光板56を採用しても、最表面での反射光R1を抑制することはできない問題があった。
したがって、従来構造では、直線偏光板56の最表面での反射光R1を抑制することはできなかった。
本発明は、上記の事情に鑑み、外部からタッチパネルの視認性を妨げる入射角で入射する光の反射光を、タッチパネル内部から操作者側の視野に戻らないように抑制し、タッチパネルの最表面での反射も防止するとともに、表示装置の表示光を効果的に透過するタッチパネルを提供することを目的とする。
また本発明は、直線偏光板を設けずに、外部から入射する光の反射光を防止でき、表示装置側の光量を上げる必要もなく、表示装置側の消費電力において有利なタッチパネルを提供することを目的とする。
本発明は上述した諸々の事情に鑑み成されたもので、表示装置の上に、第1基板と、該第1基板と一の主面を対向して配置した第2基板と、該第2基板上の位置検出領域と、該位置検出領域の任意の位置を検出する位置検出手段とを有するタッチパネルにおいて、前記第2基板の他の主面上に粘着材、基材フィルムおよび反射防止層をこの順で積層し、前記基材フィルムに、前記第2基板の他の主面に水平な面とのなす角が41度以上の側面を有する凹部を設け、タッチパネル表面の前記位置検出領域に入射する外光であって前記第2基板の他の主面に対して4度から37度の入射角で入射するタッチパネル内部からの反射光は、前記凹部の前記側面から前記粘着材に向けて全反射させて前記基材フィルム内を透過させず、前記表示装置からの表示光であって前記第2基板の他の主面に水平な面に対して垂直入射する光は、前記凹部を透過させることにより解決するものである。
また、それぞれの前記凹部の形状は、三角溝状および湾曲溝状のいずれかであることを特徴とするものである。
また、前記複数の凹部の形状は、三角溝状および湾曲溝状が混在することを特徴とするものである。
また、前記粘着材の屈折率は、前記基材フィルムの屈折率より大きいことを特徴とするものである。
本実施形態に依れば以下の効果が得られる。
第1に、タッチパネルの操作者側の基板(第2基板)に粘着材によって固着される基材フィルムの、粘着材側の主面に、視認性を妨げる入射角で位置検出領域に入射する光の反射光の少なくとも一部を全反射する凹部を設けることにより、タッチパネル内部および表示装置表面での反射光の一部を全反射させ、操作者側への反射光を抑制することができる。
より具体的には、凹部は、第2基板の他の主面に水平な面とのなす角が41度以上の側面を有する形状に設けられ、第2基板の他の主面に対して4度から37度の入射角で入射する反射光を凹部によって全反射させることができる。
タッチパネルの一般的な使用状態(タッチパネルのサイズおよび操作者とタッチパネルの距離)において、視認性を妨げる入射角は、主にタッチパネルの表面(第2基板の他の主面)に対して4度から37度の入射角で入射する反射光である。
凹部を側面の立ち上がり角度(第2基板の他の主面に水平な面とのなす角)が41度以上となる形状とし、粘着材と基材フィルムの屈折率を適宜選択することにより、反射光の入射角が凹部の界面で臨界角以上となるため、凹部によって反射光を全反射させることができる。これにより、タッチパネル内部の反射光が操作者に到達することを防止できる。
すなわち、タッチパネルの視認性を妨げる入射角でタッチパネルに入射する光の反射を防止できる。
一般には、タッチパネルを表示装置上に設けることにより、タッチパネルでの反射が発生するため、表示装置側で反射防止対策を施した場合でも、視認性が悪くなる問題がある。本実施形態では、タッチパネル表面および内部での反射光を防止できるので、タッチパネルを載置しても視認性の劣化を防止できる。更にタッチパネルを載置する表示装置側での反射防止対策も不要にできる。例えば、表示装置では直線偏光板を設けるなどの反射防止対策を行っているが、本実施形態のタッチパネルを用いることで、表示装置の直線偏光板を不要にでき、表示装置のコストの低減や、表示光の透過率の向上にも寄与できる。
本実施形態では基材フィルムに凹部を設けることで、操作者側に反射光が戻ることを防止できるので、直線偏光板が不要となる。従来では、タッチパネルでの反射防止対策として直線偏光板を用いており、表示装置からの光(表示光)も十分透過できない問題があった。本実施形態では、タッチパネル自体に直線偏光板を用いないため、表示装置からの光(表示光)は十分透過させることができ、操作者側に到達する光量の減少による画面の暗化を防止できる。したがって、表示装置側の光量(例えばバックライトなど)を上げる必要がなく、本発明のタッチパネルを用いる表示装置の消費電力を抑えることができる。
第2に、凹部で全反射させる反射光は、第2基板の表面、裏面、第1基板の表面、裏面の少なくともいずれかの面で反射する光であるため、タッチパネルの内部の反射光を基材フィルムの凹部により全反射できる。これにより、従来のタッチパネルの反射防止手段であった直線偏光板を省くことができる。
第3に、凹部を三角溝状、湾曲溝状のいずれかの形状にすることにより、効果的に反射光を全反射させることができる。
第4に、複数の凹部は、三角溝状、湾曲溝状を混在させることにより、さまざまな方向から入射する外光の反射光を効果的に全反射させることができる。
第5に、タッチパネルの操作者側の最表層に基材フィルムと当接する反射防止層を設けることにより、タッチパネルの最表層での外光の反射光も抑制できる。
第6に、粘着材の屈折率は、基材フィルムの屈折率より大きく、その差も大きいため、直線偏光板などの材料を追加することなく粘着材と凹部を設けた基材フィルムによって、視認の妨げとなる範囲の入射角の反射光を全反射できる。
本発明の実施形態のタッチパネルを説明する(A)平面図、(B)断面図である。 本発明の実施形態における臨界角を説明するための(A)断面図、(B)断面図、(C)屈折率と臨界角の対応表である。 本発明の実施形態の反射光入射角を説明するための(A)概要図、(B)概要図、(C)視認距離と入射角の対応表である。 本発明の実施形態のタッチパネルを説明する断面図である。 本発明の実施形態のタッチパネルを説明する断面図である。 本発明の実施形態における屈折率、臨界角および傾斜角の対応表である。 本発明の他の実施形態のタッチパネルを説明する断面図である。 従来のタッチパネルを説明するための(A)平面図、(B)断面図である。
図1から図7を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態のタッチパネル10の概要を説明するための図であり、図1(A)はタッチパネル10を操作者側から見た平面図であり、タッチパネルの内部の構成の一部も透過して示している。図1(B)は、図1(A)のа−а線断面図である。
タッチパネル10は、第1基板11と、第2基板12と、位置検出領域ARと、位置検出手段13、14と、粘着材15と、基材フィルム16と、凹部17と、反射防止層18と、を有する。
図1(A)を参照して、タッチパネル10は、第1基板11と第2基板12を重畳させ、第2基板12の一主面側の平面図として記載している。周辺部を囲んで設けられた位置検出電極14x、14yは、例えば、第1基板11の位置検出電極14xが、図1(A)のx軸方向に沿った第1基板11の2辺に設けられ、第2基板12の位置検出電極14yがy軸方向に沿った第2基板12の2辺に設けられる。
更に図示は省略するが、位置検出電極14x、14yを接続するための連結部や、位置検出電極14x、14yを外部の端子に引き出す取り出し電極も適宜設けられる。
第1基板11の主面S1には、例えば周辺部を除く破線の領域に透明導電膜131が設けられ、周辺部には当該透明導電膜131に接続する位置検出電極14xが設けられる。
第2基板12の主面S3にも同様に、例えば周辺部を除く破線の領域に透明導電膜132が設けられ、周辺部には当該透明導電膜132に接続する位置検出電極14yが設けられる。
透明導電膜13(131、132)は例えば、酸化インジウム等を蒸着して形成されたITO(Indium Tin Oxide)膜である。
透明導電膜131、132は、スイッチとして機能する。すなわち、タッチパネル10は第2基板12の、透明導電膜132の形成領域の任意の点を指またはペン等で押圧操作すると、その点において第2基板52の透明導電膜132と第1基板11の透明導電膜131が接触する構造となっており、それぞれの透明導電膜131、132の抵抗値を位置検出電極14x、14yで検出することで、押圧された任意の点(x座標およびy座標)を検出することができる。
すなわち、タッチパネル10で位置を検出できるのは、破線の透明導電膜131、132の形成領域であり、この領域は、表示装置30で表示する画像等が認識しうる領域である。以下この領域を位置検出領域ARと称する。
なお、本実施形態では、スイッチとなる透明電導膜13(131、132)と位置検出電極14x、14yとを位置検出手段とする抵抗膜方式のタッチパネルについて説明するが、タッチパネルの位置検出方式(位置検出手段)は、これに限らない。
すなわち、タッチパネルの位置検出手段として、押圧した位置を電圧や電流、その他電気現象を用いるもの(例えば静電容量方式)や、位置検出手段として電気以外の物理的な振動や音、光などを利用して位置を検出するもの(たとえば赤外線方式)がある。それ以外でも、超音波の遮断で検出する超音波方式や、位置検出手段として空間的に画像認識や測定を行うものなどがある。本実施形態は、これらの位置検出方式を採用したタッチパネルであっても同様に実施できる。
抵抗膜方式以外のタッチパネルであっても、位置検出が可能な領域、および表示装置30の表示が認識できる破線の領域が、位置検出領域ARである。
図1(B)を参照して、第1基板11は、例えば厚さ1.1mmのガラス基板からなり、第2基板12は、例えば厚さ0.2mmのガラス基板からなる。これらは互いに一の主面(主面S1、主面S3)が対向するように配置され、両基板の周囲に配置されたシール剤19にて固着される。
第1基板11の他の主面(主面S2)は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどの表示装置30と対向配置される面である。タッチパネル10と表示装置30は一般的には、1つのケース内に収められる。
以下、第1基板11、第2基板12、粘着材15、基材フィルム16、反射防止層18の各層について、説明の便宜上、それぞれ操作者O側を表面、表示装置30側を裏面と称する。
粘着材15は、第2基板12の表面(主面S4)側に設けられる。粘着材15は、例えばアクリル系の材料であり、その屈折率n1は例えば、1.80である。粘着材15の厚みt1は例えば25μm程度である。
基材フィルム16は、第2基板12の表面(主面S4)側に粘着材15によって固着される。基材フィルム16は粘着材の屈折率(第1の屈折率)n1より小さい屈折率(第2の屈折率)n2を有する。基材フィルム16は例えば、ポリエステル系、ポリアクリル系、ポリアミド系などの樹脂であり、例えばポリエチレンテレフタレート、またはポリカーボネートの場合、屈折率n2は1.60である。基材フィルム16の厚みt2は例えば10μm〜200μm程度である。
基材フィルム16の表面側にはこれと当接する反射防止層18が設けられる。反射防止層18は、屈折率の異なるナノ粒子を含んだUV硬化樹脂であり、それぞれの厚みによって入射光の反射波が干渉しあい、基材フィルム16の表面における反射光を打ち消すものである。反射防止層18は、1層のみでは干渉する波長域が狭いため、広い波長域の可視光線を防止するため、多層構造とする。これらは例えば、厚みの異なる高屈折率の樹脂層と低屈折率の樹脂層を交互に積層した4層の積層体である。
基材フィルム16の粘着材15と接する裏面側には、複数の凹部17が設けられる。
凹部17は、視認性を妨げる入射角で位置検出領域ARに入射する光の反射光の少なくとも一部を全反射する形状に設けられる。凹部17の高さt3は、例えば1μm〜100μm、好ましくは15μm〜30μmである。
凹部17は、位置検出領域ARの全面に対応する領域の基材フィルム16に設けられる。位置検出領域ARにおいて、隣り合う凹部17間に平坦な領域は存在しない。
後述するが、凹部17はより具体的には、第2基板12の表面(主面S4)に水平な面とのなす角が41度以上の側面を有する形状に設けられる。凹部17によって第2基板12の表面(主面S4)に対して4度から37度の入射角で入射する反射光r2のほとんどを全反射させることができる。
この反射光r2は、第2基板12の表面(主面S4)、裏面(主面S3)、第1基板11の表面(主面S1)、裏面(主面S2)の少なくともいずれかの面で反射する光をいい、更に、表示装置30表面で反射する光も含む。
図2は、全反射の原理について説明する図であり、図2(A)(B)が粘着材15(屈折率n1)と接する基材フィルム16(屈折率n2)の裏面が平坦(第2基板12の表面(主面S4))に対して水平)な場合の構造を示す断面図であり、図2(C)が臨界角と屈折率の関係を示す表である。
図2の如く、基材フィルム16の裏面に凹部が設けられず、粘着材15と基材フィルム16の界面が第2基板12の主面S4に水平な場合、タッチパネル10内部からの反射光r2(下方の表示装置30で反射した反射光も含む、以下同様)が、粘着材15と基材フィルム16の界面に対して、臨界角θcより小さい入射角θiの場合、反射光r2の一部が基材フィルム16を透過し透過光r2’が操作者側に届くこととなる(図2(A))。
一方、入射角θiが臨界角θc以上の場合には、反射光r2は水平界面で全反射を起こし、全て、粘着材15側に反射される(図2(B))。このために、操作者側へ反射光r2が届くことはない。
臨界角θcは、粘着材15の屈折率n1と基材フィルム16の屈折率n2により決定され、以下の式1で表される。
sinθc=n2/n1 (式1)
図2(C)は、粘着材15と基材フィルム16のそれぞれの屈折率n1、n2と臨界角θcとの関係を示している。
この表から、本実施形態の粘着材15および基材フィルム16の一例として、粘着材15の屈折率n1が1.80、基材フィルム16の屈折率n2が1.60で、臨界角θc=63度の場合について、以下説明する。
粘着材15と基材フィルム16の界面が第2基板12の主面S4(図1(B)に示すタッチパネル10表面)に対して水平な場合、反射光r2の入射角θiが63度以上でないと、全反射を起こさない。
これはすなわち、操作者が視認するタッチパネル10表面の位置検出領域AR(表示装置の画像等が表示される領域)に入射する外光の入射角が63度以上の場合に、タッチパネル10内部(粘着材15と基材フィルム16の界面)で反射した光が全反射を起こすことを意味する。
つまり、反射光r2が、臨界角(63度)より小さい角度で入射した場合、その反射光の一部は、図2(A)の如く、タッチパネル10の内部を透過して操作者側に届いてしまう。
後に詳述するが、タッチパネル10には、様々な入射角の反射光r2が入射するが、タッチパネル10の通常の使用状態において、反射によって操作者の視認性を妨げる入射角の外光はある程度の範囲に絞ることができる。そしてその範囲は、一般に、上記の臨界角(63度)より小さいものである。
そこで、本実施形態では、基材フィルム16の形状を工夫し、臨界角より小さく、視認性を妨げる入射角で位置検出領域ARに入射する光であっても、その反射光の少なくとも一部をタッチパネル10内部で全反射させることとした。
再び図1(B)の断面図を参照して、一例として本実施形態では基材フィルム16の裏面すなわち粘着材15側に例えば三角溝状の凹部17を設け、第2基板12の表面(主面S4)に対して水平な面(以下基準水平面S8(破線))に入射する反射光r2の入射角度が、基準水平面S8における臨界角より小さい場合であっても、凹部17における基材フィルム16と粘着材15との界面(以下凹部界面S7)で全反射するような三角溝の形状(傾斜角)とした。
尚、基準水平面S8は、タッチパネル10(位置検出領域AR)の表面に水平な面であるが、異なる2つの材料(粘着材15と基材フィルム16)の物理的な界面ではなく、説明の便宜上の基準面である。
ここで、タッチパネル10の実際の使用に際し、位置検出領域ARに表示される画像等の視認性を妨げる外光の入射角について、説明する。
例えば、位置検出領域ARに比較的大きい入射角(位置検出領域ARに対して水平に近い入射角)で入射する外光の反射光r2は、操作者の目に届くことは少なく、視認性に与える影響は少ない。また、位置検出領域ARに、小さい入射角(位置検出領域ARに対して垂直に近い入射光)で入射する外光とはすなわち、操作者の後方からの外光となり、一般には操作者自身によって遮られ、位置検出領域ARに入射することは少ない。
つまり、一般的な使用状態において、ある範囲の入射角の外光が位置検出領域ARに入射した場合には、その反射光が操作者に届くことにより操作者の視認性を妨げることとなる。
この外光の入射角の範囲はすなわち、基準水平面S8に入射する反射光r2の入射角の範囲であり、この範囲の反射光r2を抑制することで、操作者の視認性を向上させることができる。
そこで、タッチパネル10の通常使用時において視認性の妨げとなる反射光r2の入射角度の範囲を見積り、この範囲の反射光r2をタッチパネル10内部で全反射させる。
図3は、タッチパネル10の通常使用時において視認性の妨げとなる反射光r2の入射角度の見積りの一例を説明する図である。図3(A)(B)は、タッチパネル10表面(基準水平面S8)に対する反射光r2の入射角度(以下水平面入射角度)θpを見積るための条件を示す概要図であり、図3(C)は、視認距離Lと、水平面入射角度θpの関係を示す表である。
図3(A)を参照して、操作者Oがタッチパネル10を操作する場合の一般的な条件として、横幅Wのタッチパネル10の中心に、視認距離Lで操作者O(の目)が位置する(操作者Oがタッチパネル10の中央に注目している)とした場合に、操作者Oの視認性に影響を与える反射光r2の反射位置を検討する。
まず既述の如く、タッチパネル10に垂直な入射光は、操作者O自身によって遮られるため、殆どないといってよい。
そして例えば、操作者Oに近い位置(例えば操作者OからW/8の位置)に小さい入射角で入射する光も、ほぼ操作者Oの後方からの光といってよく、操作者自身に遮られる。このため、タッチパネル10への入射は少なく、その反射光r211は操作者Oに殆ど影響はない。また、大きい入射角で入射する光が操作者OからW/8の位置で反射した場合、その反射光r212は操作者Oの目に入ることは少なく、こちらも視認性に影響を与えることは少ない。
次に、操作者Oから遠い位置(例えば、W/2の位置、タッチパネル10の端部)では、小さい入射角で入射する光の反射光r221は、操作者Oの目に入ることは殆どない。また、大きい入射角で入射する光の反射光r222については、操作者Oに届くことはあったとしても、タッチパネル10の中央に注目している操作者Oの視認性に影響を与えることは少ないといってよい。
そこで、図3(B)の如く、操作者Oの視認性に影響を与える反射光r2の反射位置を操作者OからW/4の位置と仮定する。そして、この条件において、タッチパネル10と操作者Oの目の間の距離(視認距離)Lと、タッチパネル10の横幅Wおよび水平面入射角度θpの関係を表すと、次式の通りとなる。
tanθp=W/4L (式2)
図3(C)を参照して、タッチパネル10の横幅Wを30cmとし、視認距離Lを10cm、30cm、50cm、70cm、100cm、120cmとして、式2にて算出した場合、それぞれの反射光の水平面入射角度θpはそれぞれ、36.9度、14度、8.5度、6.1度、4.3度、3.6度となる。
図3(C)は、視認距離Lを10cm〜120cmで見積もった結果であるが、タッチパネル10は一般には、操作者自身がその表示を視認して自ら操作するため、タッチパネル10から操作者の目の距離(視認距離)Lは、目に接触するほど近づくことはなく、また操作者の腕の長さ以上に離れることはないと考えてよい。このため、視認距離Lの範囲は、10cm〜100cm程度と見積もられ、水平面入射角度θpは、4.3度〜36.9度と見積もることができる。
これより、凹部17界面S8で全反射させるべき水平面入射角度θpは、最小で4.3度、最大で36.9度となる。
つまり、実際の操作において、防止すべき反射光r2を生じる外光の水平面入射角度θpはほぼ所定の範囲(上記の例では約4度以上約37度以下)に絞ることが可能であり、それ以外の反射光r2は、操作者Oの目に届かないか、届いたとしても操作者Oの視認性に殆ど影響を与えない。つまり約4度以上37度以下の範囲の水平面入射角度θpの反射光を全反射できれば、操作者側への反射光はほとんど防ぐことができるといえる。
自然光(外光)は様々な角度で入射するため、これら全ての反射光を全反射することは困難である。本実施形態では、タッチパネルの通常使用において特に視認性に影響を与える範囲の入射角の範囲を見積もり、その範囲の反射光r2を全反射できる凹部17の形状を特定した。上記の如く、見積もりによれば、視認距離Lが100cm(タッチパネル10の横幅W=30cm)の場合に、最小の水平面入射角度θpは4.3度であるが、基材フィルム16の形成上のばらつき等も考慮して、本実施形態では凹部17で全反射させる反射光r2の水平面入射角度θpの範囲の下限を4度とする。
同様に、視認距離Lが10cm(タッチパネル10の横幅W=30cm)の場合に、最小の水平面入射角度θpは36.9度であるが、基材フィルム16の形成上のばらつき等も考慮して、凹部17で全反射させる反射光r2の水平面入射角度θpの範囲の上限を37度とする。
図4は、本実施形態の凹部17部分の拡大図である。尚、図4においては、各図の間に平坦な領域が存在しているが、実際には、位置検出領域ARに相当する領域において隣接する凹部17間に平坦な部分は存在しない(図1参照)。
本実施形態では基材フィルム16の裏面に凹部17を設ける。凹部17の形状は、例えば三角溝状であり、基準水平面S8と凹部17の側面(ここでは三角溝の斜辺)SWとのなす角(基材フィルム16が存在しない領域の角度、あるいは三角溝の底辺角)が所定の傾斜角θを有する。傾斜角θは、基準水平面S8と凹部17の側面SWとのなす角をいい、視認性の妨げとなる最小の水平面入射角θp(4度)の反射光の、凹部界面S7への入射角度θiが臨界角以上となるように定められた角度である。
例えば、粘着材15の屈折率n1が1.80、基材フィルム16の屈折率n2が1.60で、臨界角θcが63度とすると、凹部17が三角溝状の場合には、4度の水平面入射角θpを全反射する傾斜角θ(最小値)は59度である。傾斜角θを59度以上にすることで、水平面S8に入射する反射光r2の入射角度(水平面入射角度θp)が視認性に影響を与える範囲内において小さくても、凹部界面S7の入射角θiが臨界角(63度)以上となり、凹部17界面S7で全反射させることができる。
図4(A)を参照し、傾斜角θが例えば、59度の場合、水平面入射角θpが4度(視認距離Lが約100cm)でこの凹部17に入射した反射光r2は、凹部界面S7の入射角θiが臨界角θc(63度)と等しくなり、全反射する。
また図4(B)の如く、水平面入射角θpが6度(視認距離Lが約70cm)でこの凹部17に入射した反射光r2は、凹部界面S7の入射角θi(65度)が臨界角θc以上となり、全反射する。
これに対し図4(C)の如く、水平面入射角θpが4度より小さい(例えば2度)場合は、凹部界面S7の入射角θi(61度)が臨界角θcより小さくなるため、全反射を起こさない。しかしこの場合は、タッチパネル10の一般的に実用可能な視認距離L(約100cm)を越えるため、問題はないと考えられる。
このように本実施形態の凹部17は、全ての反射光を全反射するものではないが、タッチパネルの通常使用で視認性に影響を与える最小の水平面入射角θp以上の角度の反射光を全反射することができるものである。
尚、例えば図4(A)において、水平面入射角θpが最大値の37度より大きい(例えば59度)場合、反射光r0(一点鎖線)は、凹部17(三角溝)の他の斜辺SW’で反射する。この場合、凹部17界面で全反射とはならないが、透過光r0’は操作者側に到達することが少ないため、問題とならない。
また既述の如く、臨界角θcは、粘着材15と基材フィルム16のそれぞれの屈折率n1、n2によって変化するので、反射光r2を全反射する最小の傾斜角θ(底辺角)もそれぞれの屈折率n1、n2によって変化する。
図5は、それぞれの屈折率n1、n2を変化させた場合の、臨界角θcと傾斜角θの関係の一例を示す概要図である。
例えば図5(A)は、粘着材15の屈折率n1=2.00であり、基材フィルム16の屈折率n2=1.40の場合である。この場合、全反射を起こす臨界角θcは45度となる。従って、凹部17の最小の傾斜角θ(底辺角)を41度とすることにより、水平面入射角θp=4度の反射光r2を全反射することができる。
また図5(B)は、粘着材15の屈折率n1=1.50であり、基材フィルム16の屈折率n2=1.40の場合である。この場合、全反射を起こす臨界角θcは69度となる。従って、凹部17の最小の傾斜角θ(底辺角)を65度とすることにより、水平面入射角θp=4度の反射光r2を全反射することができる。
図6は、本実施形態において好適な屈折率n1、n2の組合せと、臨界角θcおよび傾斜角θの対応を示す表である。
この表において、傾斜角θは水平面入射角θpが4度(水平面入射角θpの最小値)の反射光r2を全反射する凹部17の底辺角である。また、臨界角θcは、全反射を起こす最小の角度であるため、これに対応する傾斜角θは、全反射を起こす凹部17の底辺角の最小値である。
つまりそれぞれの屈折率の組合せにおいて、傾斜角θ以上であれば、水平面入射角θpが4度以上37度以下の反射光r2を全反射させることができる。上記の如く、水平面入射角θpが最大値の37度より大きい場合は、全反射しないものもあるが、本実施形態においては考慮しなくてよい(図4(A)参照)。)
屈折率の各組み合わせの中で、傾斜角θが最小のものは傾斜角θ=41度の場合である。すなわち、粘着材15と基材フィルム16の屈折率n1、n2を適宜選択して凹部17の傾斜角θが41度以上となる形状とすることにより、最小の水平面入射角θpの反射光r2は凹部界面S7で臨界角θc以上となるため、凹部17によって所望の領域の反射光r2を全反射させることができる。これにより、タッチパネル内部の反射光r2が操作者に到達することを防止できる。
また、屈折率の各組み合わせの中で、傾斜角θが最大のものは傾斜角θ=72度の場合である。つまり、傾斜角θ(底辺角)が72度以上であれば、図6に記載のいずれの屈折率の組合せであっても全反射させることができる。
基材フィルム16の屈折率は、材料の物質組成、構造組成(材料を構成する分子の構造や配列)を変えることで、調整可能である。
例えば、フッ素置換アクリレートポリマー、フッ素置換メタクリレートポリマー、フッ素置換ポリオレフィンなどのフッ素置換ポリマーは、物質組成、構造組成の変化によって、屈折率を1.40前後にすることができる。また、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートは同様に、屈折率を1.60前後とすることができる。
また、ポリエチレンテレフタレート、アクリルポリマー、ポリエステル、ポリアミドなどのプラスチック樹脂等の基材フィルム16の材料に、屈折率調整用の微粒子(粒子径100nm以下)を添加することでも屈折率を調整できる。例えば、これらにフッ化カルシウム、フッ化マグネシウムなどの金属フッ化物(例えば屈折率1.38)を適量添加することで、1.40前後の屈折率の基材フィルム16を得ることができる。
更に、上記のプラスチック樹脂等に、炭酸カルシウムを適量添加することで、1.60前後の屈折率の基材フィルム16が得られ、酸化亜鉛(屈折率1.90)を添加することで、1.70〜1.80の屈折率の基材フィルム16が得られ、ジルコニア(屈折率2.2)または酸化チタン(屈折率2.3〜2.7)を添加することで、2.00以上の屈折率の基材フィルム16が得られる。
このように本実施形態では、4度から37度の範囲で粘着材15から基材フィルム16に入射する反射光r2を全反射する凹部17を、位置検出領域ARの全面に相当する基材フィルム16に設けることにより、操作者への反射光の戻りを抑制することができる。
つまり、粘着材15と基材フィルム16の屈折率および基材フィルム16の形状の工夫によりタッチパネル10内部の反射を抑制でき、従来、反射防止対策としてタッチパネル10に用いていた直線偏光板を不要にできる。
尚、表示装置30からの表示光DLは、基準水平面S8に対して垂直入射である。凹部17によって、タッチパネルに4度から37度の範囲で入射する反射光r2については全反射するため基材フィルム16内を透過しないが、粘着材15側からの垂直入射光、すなわち表示装置からの表示光DLは、基材フィルム16内を透過する。本実施形態では直線偏光板を用いないため、この表示光DLを効率よく透過できる(図1(B)参照)。
凹部17は、例えば平坦な基材フィルム16に凹部の形状の金型でプレス加工して形成できる。あるいは、基材フィルム16の形成時に凹部の形状を有する金型に樹脂を流して成形してもよいし、平坦な基材フィルム16の所定の領域をヤスリ等で研磨して形成してもよい。更に、必要に応じてマスクを設けるなどして、プラズマ加工や、レーザー(電子線)加工をすることによっても、凹部17を形成できる。
以下、図7を参照して、凹部17の形状について説明する。それぞれの凹部17の断面形状(図1のa−a線断面)としては、上記で示した三角溝状の他、側面SWが曲面の湾曲溝状であってもよい。この場合傾斜角θは、基準水平面S8と凹部17側面SWとのなす角であるが、ここで側面SWとは、凹部17界面S7上の任意の点を通る、曲面の接線を含む平面とする。
つまり湾曲溝状の場合には、傾斜角θは、側面SWにおける反射光r2の反射位置によって変化する。このため、湾曲溝の頭頂部T付近で傾斜角θが41度より小さくなる領域においては、全反射を起こさない部分もあるが、傾斜角θが41度以上の領域では全反射させることができる。
凹部17は、位置検出領域ARの全面にわたって同じ形状で設けられてもよいし、異なる形状であってもよい。例えば、凹部17は、三角溝状と湾曲溝状が混在してもよい。
更に、同じ三角溝状であっても、その傾斜角θが異なるものであってもよい。
タッチパネル10に入射する外光は様々な入射角度を有するため、傾斜角θの角度を不均一にすることによって、一つの凹部17では全反射しない反射光も他の凹部17で全反射させることが可能となる。
このように本発明は、タッチパネル10の表面(操作者側)に反射防止層18を有する基材フィルム16の主面(裏面、粘着材15側)に、凹部17を設ける。基材フィルム16の裏面に塗布(貼付)する粘着材15の屈折率n1を基材フィルム16の屈折率n2より大きくし、凹部17は、タッチパネル10内部または表示装置30で反射した外光のうち、タッチパネルの通常の使用状態で視認性の妨げとなる所定の範囲の入射角の反射光を、全反射する形状とする。
本実施形態では、水平面(基準水平面S8)では臨界角θcより小さいために透過してしまう反射光r2を、凹部17界面S7で臨界角θc以上となるように凹部17を形成することで、凹部17界面S7で全反射させるものである。
これにより、タッチパネル10表面に対する入射角度が小さく、視認性を妨げる範囲の入射角の反射光r2も全反射させることができ、操作者に到達する反射光r2を低減できる。
この構成によれば、偏光を利用しないで反射光を低減できるので、直線偏光板が不要となり、これを用いた際に問題となる表示装置からの光量の減少は起こらない。つまり、表示装置側の光量(例えばLCDのバックライト)を増やす必要がなく、表示装置側の消費電力を低減できる。
更に、基材フィルム16表面の反射防止層18によって、直線偏光板では不可能であったタッチパネル10の最表面での反射光r1を抑制することができる(図1(B)参照)。
11 第1基板
12 第2基板
15 粘着材
16 基材フィルム
17 凹部
18 反射防止層

Claims (4)

  1. 表示装置の上に、第1基板と、該第1基板と一の主面を対向して配置した第2基板と、該第2基板上の位置検出領域と、該位置検出領域の任意の位置を検出する位置検出手段とを有するタッチパネルにおいて、
    前記第2基板の他の主面上に粘着材、基材フィルムおよび反射防止層をこの順で積層し、
    前記基材フィルムに、前記第2基板の他の主面に水平な面とのなす角が41度以上の側面を有する凹部を設け、
    タッチパネル表面の前記位置検出領域に入射する外光であって前記第2基板の他の主面に対して4度から37度の入射角で入射するタッチパネル内部からの反射光は、前記凹部の前記側面から前記粘着材に向けて全反射させて前記基材フィルム内を透過させず、
    前記表示装置からの表示光であって前記第2基板の他の主面に水平な面に対して垂直入射する光は、前記凹部を透過させることを特徴とするタッチパネル。
  2. それぞれの前記凹部の形状は、三角溝状および湾曲溝状のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 前記複数の凹部の形状は、三角溝状および湾曲溝状が混在することを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル。
  4. 前記粘着材の屈折率は、前記基材フィルムの屈折率より大きいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のタッチパネル。
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