JP5714923B2 - 無機質板、及び無機質板の製造方法 - Google Patents

無機質板、及び無機質板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、建築板に好適な無機質板、及び無機質板の製造方法に関するものである。
従来から、セメント等の水硬性無機粉体と、木質パルプ繊維などの木質補強材とを主成分とする無機質板がある。例えば、特許文献1には、セメント類と繊維物質とを主体とした原料混合物に更にアルカリ処理した無機質中空フィラーを添加してスラリーとし、該スラリーを抄造脱水したマットを複数積層して積層マットとし、該積層マットを成形養生硬化せしめる無機質板の製造方法が開示されている。このような無機質板は、曲げ強度などの物性に優れるので、住宅の内壁材、外壁材等の建築板として使用されている。
しかし、近年、無機質板の用途を広げ、該無機質板を中層ビルなどに施工することが検討されている。しかし、中層ビルの高さは36mあることもあり、その風圧は高いので、施工するには無機質板の耐風圧性を向上させる必要がある。更に、近年、住宅の長期耐久性の更なる向上が求められているので、該無機質板にも、長期耐久性の更なる向上が求められている。
特開平9−227200号公報
無機質板の物性の中でも、曲げ強度は耐震、耐風圧に大きく寄与し、寸法安定性は無機質板の長期耐久性に大きく寄与する。そのため、無機質板の耐風圧性を向上させるには、曲げ強度に優れることが必要であり、長期耐久性を向上させるには、寸法安定性に優れることが必要である。したがって、本発明の課題は、曲げ強度、寸法安定性に優れた無機質板、及びその製造方法を提供するものである。
本発明の無機質板は、セメントと、珪酸含有物と、木質補強材からなる層を積層してなり、比重が1.5〜2.0であり、80℃で10日間の放湿寸法変化率が0.1%以下であり、7日間吸水寸法変化率が0.1%以下であり、二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率が0.1%以下であり、曲げ強度が20N/mm以上である。なお、曲げ強度は、JIS A 1408に準拠して測定した値であり、20N/mm以上であると、高さ36m、風圧46m/分という厳しい条件下の耐風圧試験に合格するほど耐風圧性に優れる。放湿寸法変化率は、20℃、湿度60%の恒温恒湿室で試験体を平衡状態とさせた後、該試験体の長さ(lとする)を測定し、その後、該試験体を80℃の乾燥機に入れ、10日経過した後に、該試験体を乾燥機から取り出し、再度、該試験体の長さ(lとする)を測定し、(l−l)をlで除算した値に100を乗算することにより求めた値である。吸水寸法変化率は、20℃、湿度60%の恒温恒湿室で試験体を平衡状態とさせた後、該試験体の長さ(lとする)を測定し、その後、該試験体を水中に浸せきし、7日経過した後に、該試験体を水中から取り出し、湿布で表面に付着した水を拭き取った後、再度、該試験体の長さ(lとする)を測定し、(l−l)をlで除算した値に100を乗算することにより求めた値である。二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率は、20℃、湿度60%の恒温恒湿室で試験体を平衡状態とさせた後、該試験体の長さ(lとする)を測定し、その後、該試験体を二酸化炭素濃度5%環境下で7日間曝した後に、再度、該試験体の長さ(lとする)を測定し、(l−l)をlで除算した値に100を乗算することにより求めた値である。80℃で10日間の放湿寸法変化率は、放湿による寸法変化の程度を示しており、7日間吸水寸法変化率は、吸水による寸法変化の程度を示し、二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率は、炭酸化による寸法変化の程度を示しており、これらの値がいずれも0.1%以下である無機質板は、経年による劣化が小さく、寸法安定性に優れている。よって、施工してから長期を経過しても物性の劣化は小さく、長期耐久性建築板として有用である。また、本発明の無機質板において、セメントと珪酸含有物を質量比で35:65〜45:55の範囲で含有し、木質補強材として針葉樹パルプを6〜8質量%含むので、該無機質板は、曲げ強度、たわみ、寸法変化率が特に優れる。更に、木質補強材を7〜10質量%含み、木質補強材として故紙を含有すると、無機質板に適度なたわみが得られるので好ましい。更に、マイカを3〜5質量%含むと、より寸法安定性に優れるので、好ましい。
また、本発明は、無機質板の製造方法も提供する。本発明の無機質板の製造方法は、セメントと、珪酸含有物と、木質補強材からなる原料スラリーを製造する工程と、得られた原料スラリーを抄造し、積層マットを製造する工程と、積層マットをプレスし、養生する工程とからなる。プレス、養生する工程において、プレス圧は50kg/cm以上であり、養生はオートクレーブにて170〜200℃で行う。それにより、曲げ強度、長期耐久性に優れた無機質板が製造できる。なお、積層マットを製造する工程において、積層マットの製造は、原料スラリーを抄造、加圧脱水して得られたシートを積層することにより行うことが好ましい。また、原料スラリーを製造する工程において、原料スラリー中のセメントと珪酸含有物の質量比を35:65〜45:55とし、木質補強材として針葉樹パルプを原料スラリーの固形分に対して6〜8質量%含ませので、得られる無機質板は、曲げ強度、たわみ、寸法変化率が特に優れる。更に、原料スラリーを製造する工程において、木質補強材を原料スラリーの固形分に対して7〜10質量%とし、木質補強材として故紙を含ませると、無機質板に適度なたわみが得られるので好ましい。更に、原料スラリーを製造する工程において、原料スラリーにマイカを固形分対比で3〜5質量%含ませると、より寸法安定性に優れるので、好ましい。
本発明によれば、曲げ強度、寸法安定性に優れた無機質板、及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。
本発明の無機質板は、セメントと、珪酸含有物と、木質補強材とからなる層を複数積層してなる。
セメントとしては、ポルトランドセメント、早強セメント、アルミナセメント、フライアッシュセメント、高炉スラグセメント、シリカセメント、白色セメント等がある。本発明では、これらの物質のうち、いずれか1種のみを含有しても良いし、2種類以上を含有してもよい。
珪酸含有物としては、珪砂、ケイ石粉、シリカ粉、シリカフューム、フライアッシュ、高炉スラグ、シラスバルーン、パーライト、珪藻土等がある。本発明では、これらの物質のうち、いずれか1種のみを含有しても良いし、2種類以上を含有してもよい。
木質補強材としては、故紙、針葉樹未晒しクラフトパルプ(NUKP)や針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒しクラフトパルプ(LUKP)、広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)等がある。本発明では、これらの物質のうち、いずれか1種のみを含有しても良いし、2種類以上を含有してもよい。また、ディスクリファイナー等の叩解機で叩解してカナディアンフリーネス300〜600mlにした木質補強材を用いると、強度などの物性が向上するので、好ましい。
上記以外の原料として、マイカも使用することができる。マイカは、平均粒径が200〜700μmで、アスペクト比が60〜100のフレーク状のものが望ましい。マイカは、通常層状構造を有し、吸湿性がなく、剛性を有する高弾性体であり、無機質板の寸法安定性を大幅に向上させることができるので、好ましい。
また、セメント組成物も使用することができる。セメント組成物としては、製造工程で発生した硬化前の無機質板の不良板、硬化後の無機質板の不良板、建築現場で発生した無機質板の端材、廃材などがある。いずれも衝撃式粉砕機及び/又は擦過式粉砕機で平均粒径50〜150μmに粉砕し、使用する。該セメント組成物を使用することで、製造コストを安くすることができるとともに、産業廃棄物を減らすことができる。
更に、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸カリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、蟻酸カルシウム、酢酸カルシウム、アクリル酸カルシウム、水ガラス等の硬化促進剤や、ベントナイト、バーミキュライト等の鉱物粉末や、ロウ、ワックス、パラフィン、シリコン、コハク酸、高級脂肪酸の金属塩等の防水剤、撥水剤や、発泡性熱可塑性プラスチックビーズ、プラスチック発泡体等や、ナイロン、ポリビニルアルコール繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維、ポリウレタン繊維、ガラス繊維などの化学繊維や、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースなどの水性糊料、スチレン−ブタジエンラテックス、アクリル樹脂エマルジョンなどの合成樹脂エマルジョンの強化剤も使用することができる。
そして、本発明の無機質板は、セメントと、珪酸含有物と、木質補強材からなる層を積層してなり、比重が1.5〜2.0であり、80℃で10日間の放湿寸法変化率が0.1%以下であり、7日間吸水寸法変化率が0.1%以下であり、二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率が0.1%以下であり、曲げ強度が20N/mm以上である。その製造方法については後述するが、このような物性を持つことにより、曲げ強度、長期耐久性に優れた建築板として、外壁、内壁を構成することができる。
なお、本発明の無機質板において、セメントと珪酸含有物を質量比で35:65〜45:55の範囲で含有し、木質補強材を7〜10質量%含むことが好ましい。セメントと珪酸含有物を質量比で35:65〜45:55の範囲で含有すると、オートクレーブ養生による水熱反応が良好に進み、トバモライト生成量が多くなり、マトリックスが緻密化して、得られる無機質板は、十分な強度を発現できるとともに、寸法変化率が小さくなる。木質補強材を7〜10質量%含有するのは、10質量%より多いと、セメントの硬化が阻害され、得られる無機質板の強度が低下する恐れがあり、7質量%より少ないと、無機質板は十分なたわみが得られない恐れがあるためである。更に、マイカを3〜5質量%含むと、より寸法安定性に優れるので、好ましい。
そして、本発明の無機質板は、湿式製法により製造することができる。
本発明の製造方法は、セメントと、珪酸含有物と、木質補強材からなる原料スラリーを製造する工程と、得られた原料スラリーを抄造し、積層マットを製造する工程と、積層マットをプレスし、養生する工程とからなる。
原料スラリーを製造する工程は、セメントと、珪酸含有物と、木質補強材を混合することにより行う。セメントと、珪酸含有物と、木質補強材は、粉体(乾燥)状態で添加しても良いし、予め各原料を別の水に混合しておいてから添加しても良いが、スラリーの固形分濃度が20質量%以下となるように調整する。スラリーの固形分濃度を20質量%以下とするのは、20質量%より多いとスラリーを脱水する際に時間がかかり、脱水された抄造シートに亀裂が入りやすく、抄造しにくいなどの問題が発生するためである。
得られた原料スラリーを抄造し、積層マットを製造する工程では、まず、フェルト、金網等を用いて、スラリーを水と固形物に分離する。具体的には、フェルトの上にスラリーを流下させ、スラリーを脱水する方法や、スラリーを円形の金網ですきあげて脱水する方法などにより行うことができる。そして、得られた抄造シートの上に別の抄造シートを積層することにより、積層マットを製造する。抄造シートの積層方法は、抄造シートの搬送方向に、抄造シートを製造する装置を複数用意し、各装置で製造された抄造シートを積層する方法や、抄造シートをロールに巻き付けて積層し、所定の厚みが得られたら該ロールより外す方法等により行うことができる。
得られた積層マットをプレスし、養生する工程は、積層マットを50kg/cm以上の圧力でプレスし、その後、オートクレーブ養生することにより行う。なお、プレスの際に、積層マットの上、又は下に型板を配置し、積層マットの表面に凹凸模様を形成することもできる。また、オートクレーブ養生は、170〜200℃、0.5MPa以上の圧力で7〜15時間行う。
次に、本発明の実施例をあげる。
ポルトランドセメントと、珪砂と、木質補強材と、水を混合してスラリーとし、該スラリーを脱水フェルト上に流下せしめて脱水しながら抄造シートを賦形し、該抄造シートをロールで巻き取ることにより積層し、得られた積層マットを、プレス、オートクレーブ養生して、実施例1〜6、比較例1〜5の無機質板を製造した。スラリーの全固形分に対する各原料の割合、固形分濃度、プレス圧、オートクレーブ養生温度は表1に示す通りである。なお、実施例1、2、4〜6と、比較例1〜4は、木質補強材としてカナディアンフリーネス450mlの針葉樹未晒しクラフトパルプを配合し、実施例3、比較例5ではカナディアンフリーネス450mlの針葉樹未晒しクラフトパルプと故紙を配合した。また、実施例1、3〜6、比較例1、3〜5では更にマイカを配合した。
そして、得られた実施例1〜6、及び比較例1〜5の各無機質板について、比重、厚さ、曲げ強度、80℃で10日間の放湿寸法変化率、7日間吸水寸法変化率、二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率を測定したので、その結果も表1に示す。
Figure 0005714923
プレス圧が50kg/cmより大きく、オートクレーブ養生温度が170℃以上の実施例1〜6の無機質板は、比重が1.5〜1.6で、曲げ強度が20N/mmよりも大きく、曲げ強度に優れた。また、80℃で10日間の放湿寸法変化率、7日間吸水寸法変化率、二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率がいずれも0.1%未満であり、これらの物性にも優れた。
一方、プレス圧が40kg/cm、オートクレーブ養生温度が100℃の比較例1の無機質板は、比重が1.35と低く、曲げ強度が20N/mmよりも小さく、80℃で10日間の放湿寸法変化率、7日間吸水寸法変化率、二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率がいずれも0.1%よりも大きかった。
プレス圧が100kg/cm、オートクレーブ養生温度が180℃であるが、針葉樹未晒しクラフトパルプを11質量%配合した比較例2の無機質板は、比重が1.41であり、曲げ強度は20N/mmよりも小さく、80℃で10日間の放湿寸法変化率、7日間吸水寸法変化率、二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率はいずれも0.1%よりも大きかった。
プレス圧が100kg/cm、オートクレーブ養生温度が180℃であるが、ポルトランドセメントを44.5質量%、珪砂を44.5%配合した比較例3の無機質板は、80℃で10日間の放湿寸法変化率、7日間吸水寸法変化率、二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率が0.1%以下であったが、曲げ強度が18.4N/mm未満であり、曲げ強度に劣った。
プレス圧が100kg/cm、オートクレーブ養生温度が180℃であるが、マイカを10質量%配合した比較例4の無機質板は、比重が1.33と低く、曲げ強度は20N/mmよりも小さく、80℃で10日間の放湿寸法変化率、7日間吸水寸法変化率、二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率はいずれも0.1%よりも大きかった。
プレス圧が100kg/cm、オートクレーブ養生温度が180℃であるが、故紙を8.0質量%、マイカを3.0%配合した比較例5の無機質板は、80℃で10日間の放湿寸法変化率、7日間吸水寸法変化率、二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率がいずれも0.1%未満であり、これらの物性に優れたが、曲げ強度が20N/mm未満であり、曲げ強度に劣った。
以上に本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載の発明の範囲において種々の変形態を取り得る。
以上説明したように、本発明によれば、曲げ強度、寸法安定性に優れた無機質板、及びその製造方法を提供することができる。

Claims (7)

  1. セメントと、珪酸含有物と、木質補強材からなる層を積層してなる無機質板であって、
    セメントと珪酸含有物を質量比で35:65〜45:55の範囲で含有し、
    木質補強材として針葉樹パルプを6〜8質量%含有し、
    比重が1.5〜2.0であり、
    80℃で10日間の放湿寸法変化率が0.1%以下であり、
    7日間吸水寸法変化率が0.1%以下であり、
    二酸化炭素濃度5%環境下での7日間寸法変化率が0.1%以下であり、
    曲げ強度が20N/mm以上である
    ことを特徴とする無機質板。
  2. 質補強材を7〜10質量%含み、
    木質補強材として故紙を含有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無機質板。
  3. 更に、マイカを3〜5質量%含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の無機質板。
  4. セメントと、珪酸含有物と、木質補強材からなる原料スラリーを製造する工程と、
    得られた原料スラリーを抄造し、積層マットを製造する工程と、
    積層マットをプレスし、養生する工程とからなり、
    原料スラリーを製造する工程において、原料スラリー中のセメントと珪酸含有物の質量比を35:65〜45:55とし、木質補強材として針葉樹パルプを原料スラリーの固形分に対して6〜8質量%含ませ、
    プレス、養生する工程において、プレス圧は50kg/cm 以上であり、養生はオートクレーブにて170〜200℃で行うことにより無機質板の比重を1.5〜2.0にする
    ことを特徴とする無機質板の製造方法
  5. 積層マットを製造する工程において、積層マットの製造は、原料スラリーを抄造、加圧脱水して得られたシートを積層することにより行う
    ことを特徴とする請求項に記載の無機質板の製造方法
  6. 原料スラリーを製造する工程において、木質補強材を原料スラリーの固形分に対して7〜10質量%とし、木質補強材として故紙を含ませる
    ことを特徴とする請求項4に記載の無機質板の製造方法。
  7. 原料スラリーを製造する工程において、原料スラリーにマイカを固形分対比で3〜5質量%含ませる
    ことを特徴とする請求項に記載の無機質板の製造方法。
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