JP5713585B2 - コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ストリーミングデータを受信し、再生するコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法に関する。
IP(Internet Protocol)ネットワークを介して行う種々のストリーミングサービスが提案されている。ストリーミングサービスでは、コンテンツ再生装置は、コンテンツ配信装置からIPネットワークを介してストリーミング配信されたコンテンツデータ(ストリーミングデータ)を受信し、このデータに基づいてコンテンツを再生する。
コンテンツ再生装置は、コンテンツの変速再生などのトリックプレイ(特殊再生)を、IPネットワークを介してコンテンツ配信装置に要求することができる。コンテンツ配信装置は、通常再生用ストリーミングデータと変速再生用ストリーミングデータとを保有しており、通常再生用ストリーミングデータの送信中に変速再生の要求を受信した場合には、ストリーミング配信するデータを通常再生用ストリーミングデータから変速再生用ストリーミングデータに切り替える。変速再生用ストリーミングデータは、所定の再生速度倍率(例えば、2倍速)用に処理されストリーミングデータであり、コンテンツ再生装置は、通常再生用ストリーミングデータに対する処理と実質的に同一の処理を変速再生用ストリーミングデータに施すことにより、コンテンツを変速再生することができる。
しかし、コンテンツ配信装置は、すべてのコンテンツについて変速再生用ストリーミングデータを保有しているとは限らない。このため、変速再生用ストリーミングデータが保有されていないコンテンツについては、上記方式の変速再生を行うことはできない。
この問題の解決策として、受信時に、ストリームファイルを記録装置に記録し、記録されたストリームファイルを読み出して時間管理情報ファイルを生成し記録しておき、変速再生時に、時間管理情報ファイルに基づいてストリームファイルの読み出し位置を求めてストリームを読み出し再生することで、変速再生を実現する記録再生装置の提案がある(例えば、特許文献1参照)。
また、符号化されたデータからイントラフレーム(Iフレーム)のみを取得し、Iフレームのみを表示させることによって早送り再生を実現する再生装置もある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−086431号公報 特開2009−171202号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、記録装置に記録されたストリームファイルが再生対象となっており、IPネットワークを介して受信したストリームファイルを変速再生することはできない。
また、特許文献2に記載の装置では、ストリーミングデータを変速再生することはできるが、ユーザは、変速再生中の表示画像よりも時間的に後の画像を知る(すなわち、時間的に後の画像を先読みする)ことはできず、見たい画像が表示されるまでにどの位の時間が必要であるかの判断が難しく、その結果、変速再生中に希望する画像位置で通常再生に戻す操作が困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ストリーミングデータの変速再生中における操作性を向上させることができるコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法を提供することにある。
本発明の一形態に係るコンテンツ再生装置は、ストリーミング配信されたデータを受信し、該データに基づく再生データを出力するコンテンツ再生装置であって、データ取得部と、前記データ取得部によって取得された第1のフレームデータを一時的に蓄積する第1のバッファと、前記データ取得部によって取得された第2のフレームデータを一時的に蓄積する第2のバッファと、前記第1のフレームデータをデコードして、前記第1のフレームデータに基づく第1の画像を表示させる第1の再生データを出力する第1の再生部と、前記第2のフレームデータをデコードして、前記第2のフレームデータに基づく第2の画像を表示させる第2の再生データを出力する第2の再生部と、制御部とを有し、前記制御部は、変速再生時に、前記データ取得部に、変速再生データとして前記第1のフレームデータを取得して前記第1のバッファに蓄積させると共に、先読み再生データとして前記第2のフレームデータを取得して前記第2のバッファに蓄積させ、前記第1の再生部に、前記第1のフレームデータに基づく前記第1の再生データを変速再生画像用の信号として出力させると共に、前記第2の再生部に、前記第2のフレームデータに基づく前記第2の再生データを先読み再生画像用の信号として出力させ、前記第1の再生部から前記第1の再生データが出力されている期間に、前記第2の再生部から出力される前記第2の再生データが持つ再生時刻情報が示す時刻、前記第1の再生部から出力されている前記第1の再生データが持つ再生時刻情報が示す時刻よりも遅い時刻となるように、前記第1の再生部及び前記第2の再生部を制御し、前記第1の再生部は、前記第1のフレームデータをデコードするハードウェアデコーダを含み、前記第2の再生部は、前記第2のフレームデータをデコードするソフトウェアデコーダを含むことを特徴とする。
本発明の一形態に係るコンテンツ再生方法は、ストリーミング配信されたデータを受信し、該データに基づく再生データを出力するコンテンツ再生装置によって実行されるコンテンツ再生方法であって、前記コンテンツ再生装置がストリーミング配信されたデータを取得する取得ステップと、前記取得されたデータの内の第1のフレームデータを一時的に第1のバッファに蓄積すると共に、前記取得されたデータの内の第2のフレームデータを一時的に第2のバッファに蓄積する蓄積ステップと、前記第1のフレームデータをデコードして、前記第1のフレームデータに基づく第1の画像を表示させる第1の再生データを出力すると共に、前記第2のフレームデータをデコードして、前記第2のフレームデータに基づく第2の画像を表示させる第2の再生データを出力する再生ステップと、を有し、前記コンテンツ再生装置は、前記再生ステップにおいて、前記第1のフレームデータに基づく前記第1の再生データを変速再生画像用の信号として出力ると共に、前記第2のフレームデータに基づく前記第2の再生データを先読み再生画像用の信号として出力、前記第2の再生データが出力されているときの前記第2のフレームデータが持つ再生時刻情報が示す時刻、前記第1の再生データが出力されている前記第1のフレームデータが持つ再生時刻情報が示す時刻よりも、遅い時刻となるように制御し、前記コンテンツ再生装置は、前記第1のフレームデータをデコードするハードウェアデコーダと、前記第2のフレームデータをデコードするソフトウェアデコーダとを含むことを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ再生装置又はコンテンツ再生方法によれば、ストリーミングデータの変速再生中における操作性を向上させることができるという効果がある。
実施の形態1及び2に係るコンテンツ再生装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1に係るコンテンツ再生装置における、変速再生データと変速再生画像との関係、及び、先読み再生データと先読み再生画像との関係の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置の変速再生データ用の第1のバッファ及び先読み再生データ用の第2のバッファの使用例を示す図である。 実施の形態1に係るコンテンツ再生装置における変速再生ループの処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るコンテンツ再生装置における先読み再生データ取得の処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るコンテンツ再生装置における先読み再生データ決定の処理を示すフローチャートである。 (a)〜(g)は、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置における変速再生画像と先読み再生画像の表示例を示す図である。 (a)〜(d)は、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置における変速再生画像と先読み再生画像の他の表示例を示す図である。 実施の形態2に係るコンテンツ再生装置における先読み再生データ決定の処理を示すフローチャートである。 (a)及び(b)は、実施の形態2に係るコンテンツ再生装置の変速再生データ用の第1のバッファ及び先読み再生データ用の第2のバッファの使用例を示す図である。 (a)〜(d)は、実施の形態2に係るコンテンツ再生装置における変速再生画像と先読み再生画像の表示例を示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態2に係るコンテンツ再生装置における変速再生画像と先読み再生画像の他の表示例を示す図である。 実施の形態3〜5に係るコンテンツ再生装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態3に係るコンテンツ再生装置における通常再生開始の処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態4に係るコンテンツ再生装置における通常再生開始の処理の他の例を示すフローチャートである。 実施の形態4に係るコンテンツ再生装置における通常再生開始の処理のさらに他の例を示すフローチャートである。 実施の形態5に係るコンテンツ再生装置における変速再生ループの処理を示すフローチャートである。 実施の形態5に係るコンテンツ再生装置における、変速再生データと変速再生画像との関係、及び、先読み再生データと先読み再生画像との関係の一例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2(すなわち、実施の形態1に係るコンテンツ再生方法を実施することができる装置)の構成を概略的に示すブロック図である。図1に示されるように、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2は、ストリーミング配信されたコンテンツデータ(ストリーミングデータ)を受信するデータ取得部22と、バッファ部23と、第1の再生部24と、第2の再生部25と、装置全体を制御する制御部21とを備えている。例えば、第1の再生部24は、ハードウェア(HW)デコーダを有し、第2の再生部25は、ソフトウェア(SW)デコーダを有している。
制御部21は、データ取得部22によるデータの取得処理を制御する取得制御部211と、第1の再生部24及び第2の再生部25によるデータの再生動作を制御する再生制御部212とを有している。バッファ部23は、例えば、変速再生データ用の第1のバッファ231と、先読み再生データ用の第2のバッファ232とを有している。
データ取得部22は、IPネットワーク回線3を介してコンテンツ配信装置1に接続されている。データ取得部22は、コンテンツ配信装置1からIPネットワーク回線3を介して配信されたデータを取得し、取得されたデータをバッファ部23に一時的に蓄積する。
第1の再生部24及び第2の再生部25のそれぞれは、バッファ部23に蓄積されたストリーミングデータを再生する。再生されたストリーミングデータは、映像・音声信号として、外部装置(例えば、モニター)4に出力される。
取得制御部211は、データ取得部22が取得する画像を決定し、決定された画像に基づくフレームのデータの取得の指示をデータ取得部22に送る。また、再生制御部212は、第1の再生部24及び第2の再生部25がデータを再生する速度を制御する。
次に、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2の動作を説明する。コンテンツ再生装置2が変速再生を行う際、取得制御部211は、データ取得部22に、変速再生画像を表示させるためのフレームデータ(変速再生データ)の取得を指示する。取得制御部211は、取得する変速再生データを、変速再生データが持つ時刻情報が示す時刻(変速再生データ時刻)で指定する。
変速再生データの出力時刻Tは、通常再生画像を表示させるためのフレームデータ(通常再生データ)が持つ時刻(通常再生データ時刻)Tと、通常再生速度に対する変速再生速度の倍率(再生速度倍率)Nとを用いて算出される。
データ取得部22は、変速再生データの取得と並行して、先読み再生データの取得を実行する。先読み再生データは、再生中の変速再生データが持つ時刻情報が示す時刻よりも時間的に後の時刻に再生されるデータ(又は通常再生データが持つ時刻情報が示す時刻よりも時間的に後の時刻に再生されるデータ)である。
データ取得部22は、取得制御部211からの指示に基づいて、コンテンツ配信装置1に、時刻指定(取得すべき先読み再生データの時刻Tを指定)して、先読み再生画像を表示させるためのフレームデータ(先読み再生データ)を要求し、要求した先読み再生データを取得する。データ取得部22は、先読み再生データの要求に応じて、例えば、フレーム内符号化されたフレーム(Iフレーム)のデータを1フレームデータ取得する。なお、先読み再生データは、コンテンツ配信装置1から取得されたデータに限らず、データ取得部22によって取得される変速再生データの中から取得されたデータであってもよい。
図2は、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2における、変速再生データと変速再生画像42との関係、及び、先読み再生データと先読み再生画像43との関係を示す図である。図2の上側に示される右方向を向く時間軸tは、時間軸左側のデータが時間的に古いデータ(時間的に早い時点のデータ)を示し、時間軸右側のデータは時間的に新しいデータ(時間的に遅い時点のデータ)を示す。
例えば、通常再生速度に対する変速再生速度の倍率(すなわち、変速再生の再生速度倍率)Nを2倍とし、予め設定された先読み再生データの時刻を、変速再生中の変速再生データ時刻を10倍した時刻であるとする。
このとき、変速再生の再生速度倍率Nが2倍であり、先読み再生データの指定時刻が変速再生によって表示されているフレームの時刻(変速再生データ時刻)を10倍進めた時刻であるから、変速再生データの時刻は、通常再生データの時刻を2倍ずつ進めた時刻となり、先読み再生データの時刻は、通常再生データの時刻を20倍ずつ進めた時刻となる。
再生制御部212は、バッファ部23に蓄えられたデータの再生タイミングを、第1の再生部24及び第2の再生部25に指示する。再生制御部212は、変速再生データの出力を第1の再生部24に指示し、第1の再生部24は、この指示に従って変速再生データを外部装置4に出力する。また、再生制御部212は、取得された先読み再生データの出力を第2の再生部25に指示し、第2の再生部25は、この指示に従って先読み再生データを外部装置4に出力する。
外部装置4は、そのモニター画面41に、第1の再生部24から出力される変速再生データに基づく変速再生画像に、第2の再生部25から出力される先読み再生データの縮小表示画像に基づく先読み再生画像を重ねて、表示する。複数の画像を重ねて表示させるための処理は、外部装置4内の画像データ処理部(図示せず)、又は、コンテンツ再生装置2に備えられ画像データ処理部(図示せず)によって実施される。
図3(a)及び(b)は、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2の変速再生データ用の第1のバッファ231及び先読み再生データ用の第2のバッファ232の使用例を示す図である。
変速再生時の再生速度倍率Nが2倍の場合、ストリーミングデータに含まれるIフレームを順にフレーム#1、フレーム#2、フレーム#3、…とするならば、図3(a)に示されるように、データ取得部22が取得する変速再生データは、フレーム#2、フレーム#4、フレーム#6、フレーム#8、…となる。
また、取得すべき先読み再生データの時刻を、変速再生データ時刻を5倍して得られる時刻と設定している場合、先読み再生データは、フレーム#10、フレーム#20、フレーム#30、フレーム#40、…となる。
例えば、取得されたストリーミングデータの内の変速再生データは、第1のバッファ231に蓄積され、取得されたストリーミングデータの内の先読み再生データは、第2のバッファ232に蓄積される。第1のバッファ231にデータが蓄積されると、第1のバッファ231における書き込みアドレスWPAは、図3(a)に示されるように、蓄積データ(ハッチング部分のデータ)の終端アドレスを指す位置に変更される。第2のバッファ232にデータが蓄積されると、第2のバッファ232における書き込みアドレスWPBは、図3(b)に示されるように、蓄積データ(ハッチング部分のデータ)の終端アドレスを指す位置に変更される。第1のバッファ231に蓄積された変速再生データは、再生制御部212の指示に従って、第1の再生部24によって読み出される。また、第2のバッファ232に蓄積された先読み再生データは、再生制御部212の指示に従って、第2の再生部25によって読み出される。
第1の再生部24又は第2の再生部25によって第1のバッファ231又は第2のバッファ232からデータが読み出されると、第1のバッファ231の読み出しアドレスRPAと第1のバッファ232の読み出しアドレスRPBは、図3(a)及び(b)に示されるように、蓄積データ(ハッチング部分のデータ)の先頭を指す位置に変更される。
図4は、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2における変速再生ループの処理を示すフローチャートである。図4に示されるように、コンテンツ再生装置2は、変速再生ループを開始すると(ステップS100)、変速再生に必要な変速再生データを取得し(ステップS120)、第1のバッファ231に蓄積されたデータのフレーム数が再生に必要なフレーム数より多くなった時点で、変速再生処理を開始し(ステップS121)、時刻が変速再生データの出力時刻Tになった時点で変速再生データを出力する(ステップS122、S123)。
変速再生データの出力時刻Tは、変速再生データとして取得されたフレームデータが持つ時刻情報が示す時刻(変速再生データ時刻)をTとし、変速再生開始時刻(すなわち、最初の変速再生データの出力時刻)をTb0とし、変速再生の再生速度倍率をNとしたときに、例えば、次式(1)で算出できる。
=(T−Tb0)/N 式(1)
図4に示されるように、変速再生データの取得、出力の繰り返しと並行して、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2は、変速再生データより時間的に後のデータ(先読み再生データ)の取得(先読み)を行い(ステップS110)、先読み再生データが1フレーム分取得された時点で、先読み再生データを出力する(ステップS111、S112)。コンテンツ再生装置2は、先読み再生データを出力すると共に、変速再生中の変速再生データ時刻から、先読み再生データ時刻Tを算出し(ステップS113)、該当するデータ時刻Tを指定して、先読み再生データの取得を行う。
図5は、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2による先読み再生データ取得の処理を示すフローチャートである。図5に示されるように、先ず、データ取得部22は、指定された再生速度倍率で変速再生中の画像より指定時間だけ後のデータ(先読み再生データ)を取得する(ステップS200)。次に、変速再生中のフレーム(変速再生データ)の時刻から、取得すべき先読み再生データ(フレーム)の時刻を算出する(ステップS210)。次に、該当する先読み再生データが取得済みであるかどうかを判断し(ステップS211)、取得済みでなければ、第2のバッファ232のデータが最大数MAXであるか否かを判断する(ステップS212)。ステップS212において、第2のバッファ232のデータが最大数MAXでなければ、先読み再生データの取得処理を実行し(ステップS213)、第2のバッファ232のデータが最大数MAXであれば、第2のバッファ232から次のデータが出力されるまで待って(ステップS214)、処理をステップS211に進める。先読み再生データは、変速再生データに比べて出力される時刻の時間間隔が長いため、第2のバッファ232に蓄えられている時間が長くなるが、蓄えておくデータ数は少なくてよい。したがって、先読み再生データの記憶用に使用する第2のバッファ232の記憶容量は、変速再生用に使用される第1のバッファ231の記憶容量より少なくすることができる。
図6は、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2による先読み再生データ決定の処理を示すフローチャートである。図6に示されるように、変速再生中の変速再生データ(フレーム)の時刻Tから、取得すべき先読み再生データ(フレーム)の時刻Tを算出する処理(ステップS210)は、変速再生中の変速再生データ時刻をTとし、先読み再生データ取得定数をCとし、変速再生中の変速再生データ時刻からの時間間隔をDとすると(ステップS221)、取得すべき先読み再生データの時刻Tは、次式(2)で算出することができる(ステップS222)。
=T+C*D 式(2)
ただし、取得すべき先読み再生データの時刻Tの算出方法又は算出式は、変速再生中の変速再生データの時刻Tから時間的に一定時刻後の時刻であり、また、取得された変速再生データの時刻の時間間隔より先読み再生データの時刻の時間間隔が粗くなるように設定されているならば、式(2)に限定されない。
図7(a)〜(g)は、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2における変速再生データに基づく変速再生画像42と先読み再生データに基づく先読み再生画像43の表示例を経過時間順に示す図である。図7(a)〜(g)に示されるように、モニター画面41の全体に変速再生画像42を再生させながら、取得した先読み再生データに基づく1又は複数の先読み再生画像43を縮小して小窓に表示してもよい。例えば、図7(a)では、変速再生画像42としてフレーム#10が表示され、先読み再生画像としてフレーム#30が表示されている。図7(b)では、変速再生画像42としてフレーム#20が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#30とフレーム#50が表示されている。図7(c)では、変速再生画像42としてフレーム#30が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#50とフレーム#70とフレーム#90が表示される。図7(d)では、変速再生画像42としてフレーム#40が表示され、先読み再生画像としてフレーム#50とフレーム#70とフレーム#90とフレーム#110が表示されている。図7(e)では、変速再生画像42としてフレーム#50が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#70とフレーム#90とフレーム#110が表示されている。図7(f)では、変速再生画像42としてフレーム#60が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#90とフレーム#110が表示されている。図7(g)では、変速再生画像としてフレーム#70が表示され、先読み再生画像としてフレーム#110が表示されている。
図8(a)〜(d)は、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2における変速再生データに基づく変速再生画像と先読み再生データに基づく先読み再生画像の他の表示例を経過時間順に示す図である。図8(a)〜(d)に示されるように、変速再生画像42に重ね合わせて、取得した先読み再生データ画像43を表示してもよい。図8(a)では、変速再生画像42としてフレーム#10が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#30が表示されている。図8(b)では、変速再生画像42としてフレーム#20が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#30とフレーム#50が表示される。図8(c)では、変速再生画像42としてフレーム#30が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#50とフレーム#70とフレーム#90が表示される。図8(d)では、変速再生画像42としてフレーム#40が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#50とフレーム#70とフレーム#90が表示されている。
図7(a)〜(g)及び図8(a)〜(d)に示す番号(#数字)は、ストリームの先頭からのIフレーム番号の一例であり、変速再生中データのストリーム先頭から変速再生時に出力されているフレームの番号と、同時に出力されている先読み再生データのフレームの番号を示している。先読み再生データがストリームの終端に達した場合には、図7(e)〜(g)に示されるように先読み再生データの更新時に先読み再生データフレーム表示の枠を減少させて表示することで、ストリーム終端をユーザに提示することができる。
以上に説明したように、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2又はコンテンツ再生方法によれば、変速再生中のフレームの画像と、先読みした時間的に後の時刻のフレームの画像とを同時に出力させることができる。第2の再生部25としてSWを用いれば、HWを追加する必要がないので、装置のコストを抑制しつつ、ユーザの視認性を向上させることができる。
また、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置2又はコンテンツ再生方法によれば、変速再生用ストリームデータが存在しないストリームに対する変速再生が可能となり、さらに、変速再生中のユーザの視認性を良くし、操作性を向上させることができる。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2に係るコンテンツ再生装置(実施の形態2に係るコンテンツ再生方法を実施することができる装置)における先読み再生データ決定の処理を示すフローチャートである。実施の形態2に係るコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法は、先読み再生データを決定する処理を除き、実施の形態1に係るコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法と同様である。したがって、実施の形態2の説明に際しては、図1をも参照する。
実施の形態2における処理の概略は、実施の形態1と同様であるが、変速再生中の変速再生データの時刻Tからの取得すべき先読み再生データの時刻TF2の算出方法(ステップS300)が異なる。例えば、変速再生中の変速再生データの時刻をTとし、先読み再生データ取得定数をCとし、先読み再生データのアクセラレーション基数をEとし、変速再生中の変速再生データの時刻からの時間間隔をDとすると、取得すべき先読み再生データの時刻TF2は、例えば、次式(3)で算出できる。
F2=T+(C*E) 式(3)
取得すべき先読み再生データの時刻TF2の算出は、変速再生中の変速再生データの時刻Tから一定時間経過後であり、且つ、取得すべき先読み再生データの時刻の時間間隔が変速再生データの取得時刻の時間間隔よりも粗くなるように設定されており、且つ、先読み再生データの取得時刻の時間間隔を変速再生中の変速再生データに近い時点では取得時刻の時間間隔が細かく、変速再生中の変速再生データから離れた時点では粗くされているならば、式(3)に限定されない。
図10(a)及び(b)は、実施の形態2に係るコンテンツ再生装置の変速再生データ用の第1のバッファ231及び先読み再生データ用の第2のバッファ232の使用例を示す図である。実施の形態2では、例えば、変速再生時の再生速度倍率を2倍とした場合、取得すべき先読み再生データの時刻の時間間隔を、変速再生中の変速再生データの時刻に近い時点では細かく、再生中データから離れた時点では粗くなるようにする。
例えば、変速再生時の再生速度倍率が2倍の場合、ストリームデータに含まれるIフレームを順にフレーム#1、フレーム#2、フレーム#3、…とするならば、取得する変速再生データは、フレーム#2、フレーム#4、フレーム#6、…となる。また、先読み再生データは、例えば、フレーム#10、フレーム#20、フレーム#40、フレーム#80、フレーム#160、…となる。取得されたデータのうちの変速再生データは、第1のバッファ231に蓄積され、取得されたデータのうちの先読み再生データは、第2のバッファ232に蓄積される。
図10(a)及び(b)に示されるように、バッファ部23にデータが蓄積されると、第1のバッファ231の書き込みアドレスWPAと第2のバッファ232の書き込みアドレスWPBが、蓄積データ(ハッチング部分のデータ)の終端アドレスを指す位置に変更される。取得された変速再生データ及び先読み再生データは、第1のバッファ231及び第2のバッファ232に蓄積されると、再生制御部212の指示に従って、第1の再生部24又は第2の再生部25によって読み出される。
図11(a)〜(d)は、実施の形態2に係るコンテンツ再生装置における変速再生データ42と先読み再生データ43の表示例を経過時間順に示す図である。図11(a)では、変速再生画像42としてフレーム#10が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#30が表示されている。図11(b)では、変速再生画像42としてフレーム#20が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#30とフレーム#60が表示されている。図11(c)では、変速再生画像42としてフレーム#30が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#50とフレーム#80とフレーム#120が表示されている。図11(d)では、変速再生画像42としてフレーム#40が表示され、先読み再生画像43としてフレーム#60とフレーム#90とフレーム#130とフレーム#190が表示されている。
図12(a)及び(b)は、実施の形態2に係るコンテンツ再生装置における変速再生データに基づく変速再生画像と先読み再生データに基づく先読み再生画像の他の表示例を示す図である。図12(a)では、変速再生画像としてフレーム#20が表示され、先読み再生画像としてフレーム#30とフレーム#50とフレーム#100とフレーム#200が、画面右下側に表示される。図12(b)では、変速再生画像としてフレーム#30が表示され、先読み再生画像としてフレーム#40とフレーム#60とフレーム#110とフレーム#200が、画面右下側に表示される。
図11(a)〜(d)及び図12(a)及び(b)は、実施の形態2における変速再生画像と先読み再生画像の表示例を示しており、変速再生データを再生させながら、取得した先読み再生データは、図11(a)〜(d)に示されるように小窓に表示しても良いし、また、変速再生データの再生時点から時間的にどの程度離れたデータであるかが視覚的に認識できるようにするため、図12(a)及び(b)に示されるように変速再生中の変速再生データに対応する時刻を中心に先読み再生画像が表示されるべき時刻までの時間間隔を、この時間間隔に対応する表示領域の幅で表すように先読み再生画像を表示することもできる。また、実施の形態2において、図8(a)〜(d)に示したように、変速再生画像に重ね合わせて先読み再生画像を表示しても良い。
以上に説明したように、実施の形態2に係るコンテンツ再生装置又はコンテンツ再生方法によれば、変速再生用ストリームデータが存在しないストリームに対する変速再生が可能となる。
また、実施の形態2に係るコンテンツ再生装置又はコンテンツ再生方法によれば、変速再生中のユーザの視認性を良くし、操作性を向上させることができる。さらに、実施の形態2に係るコンテンツ再生装置又はコンテンツ再生方法によれば、先読み再生データの取得・表示を変速再生中データの近くでは細かく、離れた時点では粗く変化させることで、取得データ量を少なく抑えつつユーザの視認性をより高め、操作性をさらに向上させることができる。
実施の形態3.
図13は、実施の形態3に係るコンテンツ再生装置2a(すなわち、実施の形態3に係るコンテンツ再生方法を実施することができる装置)の構成を概略的に示すブロック図である。図13において、図1に示される構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図13に示されるように、コンテンツ再生装置2aは、データ取得部22と、バッファ部23と、第1の再生部24と、第2の再生部25と、装置全体を制御する制御部21と、入力制御部26とを備えている。例えば、第1の再生部24は、ハードウェア(HW)デコーダを有し、第2の再生部25は、ソフトウェア(SW)デコーダを有する。
実施の形態3に係るコンテンツ再生装置2aは、変速再生中に、変速再生画像、又は、先読み再生画像を指定して、通常再生要求を出すことができる点が、実施の形態1又は2に係るコンテンツ再生装置と相違する。実施の形態3に係るコンテンツ再生装置2aでは、ユーザは、例えば、リモコンなどを使用して、変速再生中に、変速再生画像、又は、先読み再生画像を指定して、通常再生要求を出すことができる。
図14は、実施の形態3に係るコンテンツ再生装置2aにおける通常再生開始の処理の一例を示すフローチャートである。先ず、入力制御部26は、ユーザからの通常再生要求を受け、ユーザが指定した画面を特定する(ステップS400)。ユーザが指定した画面が変速再生中画面である場合には、その再生中画面を開始時点として通常再生を開始するよう制御部21に指示する(ステップS401)。制御部21は、変速再生中画面の表示画面の時刻を指定して再生データ要求を取得制御部211からデータ取得部22に出す。データ取得部22は、指定された時刻から始まる再生データをコンテンツ配信装置1に要求し、再生データを取得する(ステップS402)。取得されたデータは、バッファ部23に蓄積される。再生制御部212は、再生可能なデータ量がバッファ部23に蓄積された時点で再生開始要求を第1の再生部24に指示し、第1の再生部24によって通常再生が開始される(ステップS403)。
ユーザが指定した画面が先読み再生データ画面である場合、入力制御部22は、その先読み再生データ画面を開始時点として通常再生を開始するよう制御部21に指示する。その後のデータ取得、通常再生開始の流れは、変速再生中画面が指定された場合と同様である。
以上に説明したように、実施の形態3に係るコンテンツ再生装置2a又はコンテンツ再生方法によれば、変速再生用ストリームデータが存在しないストリームに対する変速再生を行うことができる。
また、変速再生中のユーザの視認性を良くし、操作性を向上させることができる。さらに、変速再生中画面又は先読み再生データ画面の選択により通常再生を開始させることで、ユーザの操作性をより高めることができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係るコンテンツ再生装置又はコンテンツ再生方法は、変速再生中画面又は先読み再生データ画面の選択により、選択された位置より所定の時刻前から通常再生を開始させる点が、実施の形態3に係るコンテンツ再生装置又はコンテンツ再生方法と相違する。他の点について、実施の形態4に係るコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法は、実施の形態3に説明されたコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法と同様である。したがって、実施の形態4の説明に際しては、図13をも参照する。
図15は、実施の形態4に係るコンテンツ再生装置における通常再生開始の処理の他の例を示すフローチャートである。入力制御部26は、ユーザからの通常再生要求を受け、ユーザが指定した画面を特定する割り込み操作を行う(ステップS400a)。ユーザが指定した画面が変速再生中の画面だった場合には、その再生中画面を開始時点として通常再生を開始するよう制御部21に指示する。制御部21は、変速再生中画面の表示画面の時刻を指定して(ステップS401a)再生データ要求を取得制御部211からデータ取得部22に出力する(ステップS402a)。このとき、制御部21は、ユーザが指定した開始時点より所定の時間T前の時刻のデータの取得を指定する(ステップS401a)。データ取得部22は、指定された時刻からの再生データをコンテンツ配信装置1に要求し、再生データを取得する。取得されたデータは、バッファ部23に蓄積される。再生制御部212は、再生可能なデータ量がバッファ部23に蓄積された時点で再生開始要求を第1の再生部24に指示し、第1の再生部24によって通常再生が開始される(ステップS403a)。
図16は、実施の形態4に係るコンテンツ再生装置における通常再生開始の処理のさらに他の例を示すフローチャートである。実施の形態4において、ユーザが指定した画面より前の時点を通常再生の開始とする決定を入力制御部26が行っているが、入力制御部26は、ユーザが指定した画面をそのまま制御部21に指示し(ステップS400b)、制御部21で取得すべきデータを指定された画面より時間T前の時点の時刻Tを算出し(ステップS401b)、算出された時刻Tを再生開始時刻として取得制御部211からデータ取得部22に指示するようにしてもよい(ステップS402b)。
以上に説明したように、実施の形態4に係るコンテンツ再生装置又はコンテンツ再生方法によれば、変速再生用ストリームデータが存在しないストリームに対する変速再生ができる。
また、変速再生中のユーザの視認性を良くし、操作性を向上させることができる。さらに、変速再生中画面又は先読み再生データ画面の選択により、選択された位置より所定の時刻前から通常再生を開始させることで、ユーザ操作の遅延を吸収し、ユーザの操作性をより向上させることができる。
実施の形態5.
実施の形態5に係るコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法では、変速再生するストリームと先読み再生するストリームとを、異なるストリームとすることができる。他の点について、実施の形態5に係るコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法は、実施の形態1から4までに説明されたコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法と同様である。したがって、実施の形態5の説明に際しては、図13をも参照する。
図17は、実施の形態5に係るコンテンツ再生装置における変速再生ループの処理を示すフローチャートである。図17に示されるように、複数のストリームの内の一方を第1のストリームとし、他方を第2のストリームとし、第1のストリームに対して変速再生に必要な変速再生データを取得し(ステップS500)、バッファ部23に蓄積されたデータのフレーム数が再生に必要なフレーム数より多くなった時点で変速再生を開始する(ステップS501、S502)。なお、第2のストリームは、ユーザが選択したストリームである場合、又は、サーバ側からお勧めコンテンツの概要を自動表示させるためのストリームである場合などがある。そして、フレーム出力では、再生フレームの出力時刻になった時点でデータを出力する(ステップS503)。
第1のストリームに対する変速再生データの取得、出力を繰り返す処理と並行して、第2のストリームに対して所定の時間間隔でIフレームデータの取得を行う(ステップS504)。取得したデータは、1フレーム分取得された時点で出力する(ステップS505、S506)。
図18は、実施の形態5に係るコンテンツ再生装置における、変速再生データと変速再生画像42との関係、及び、先読み再生データと先読み再生画像51との関係を示す図である。図18の上側及び下側にそれぞれ示される右方向を向く時間軸tは、時間軸左側のデータが時間的に古いデータ(時間的に早い時点のデータ)を示し、時間軸右側のデータは時間的に新しいデータ(時間的に遅い時点のデータ)を示す。第1のストリームから取得した変速再生データ(実施の形態1乃至4における先読み再生データに対応するデータ)を表示させながら、第2のストリームから取得したさらに粗く取得したデータを同じ画面に表示させる。第1のストリームと第2のストリームは、異なるストリームでも良いし、同一ストリーム内に複数ES(Elementary Stream)が存在する場合の異なるESでも良い。また、複数ストリームは、2ストリームを超える数であっても良い。
以上に説明したように、実施の形態5に係るコンテンツ再生装置又はコンテンツ再生方法によれば、変速再生用ストリームデータが存在しないストリームに対する変速再生が可能となる。
また、変速再生中のユーザの視認性を良くし、操作性を向上させることができる。さらに、変速再生中に別のストリームのデータを表示させることによって、ユーザが同時に複数ストリームの概要を把握することが可能なり、見たいストリームの見たい箇所を素早く選択することを可能とし、ユーザの利便性を向上させることができる。
1 コンテンツ配信装置、 2,2a コンテンツ再生装置、 3 IPネットワーク回線、 4 外部装置、 21 制御部、 22 データ取得部、 23 バッファ部、 24 第1の再生部、 25 第2の再生部、 26 入力制御部、 41 画面、 42 変速再生画像、 43 先読み再生画像、 51 他の変速再生画像、 211 取得制御部、 212 再生制御部、 231 第1のバッファ、 232 第2のバッファ、 300 変速再生データ表示画面、 301 先読み再生データ表示画面、 400 第1のストリームの変速再生データ表示画面、 401 第2のストリームのデータ表示画面。

Claims (24)

  1. ストリーミング配信されたデータを受信し、該データに基づく再生データを出力するコンテンツ再生装置であって、
    データ取得部と、
    前記データ取得部によって取得された第1のフレームデータを一時的に蓄積する第1のバッファと、
    前記データ取得部によって取得された第2のフレームデータを一時的に蓄積する第2のバッファと、
    前記第1のフレームデータをデコードして、前記第1のフレームデータに基づく第1の画像を表示させる第1の再生データを出力する第1の再生部と、
    前記第2のフレームデータをデコードして、前記第2のフレームデータに基づく第2の画像を表示させる第2の再生データを出力する第2の再生部と、
    制御部と
    を有し、
    前記制御部は、変速再生時に、
    前記データ取得部に、変速再生データとして前記第1のフレームデータを取得して前記第1のバッファに蓄積させると共に、先読み再生データとして前記第2のフレームデータを取得して前記第2のバッファに蓄積させ、
    前記第1の再生部に、前記第1のフレームデータに基づく前記第1の再生データを変速再生画像用の信号として出力させると共に、前記第2の再生部に、前記第2のフレームデータに基づく前記第2の再生データを先読み再生画像用の信号として出力させ、
    前記第1の再生部から前記第1の再生データが出力されている期間に、前記第2の再生部から出力される前記第2の再生データが持つ再生時刻情報が示す時刻が、前記第1の再生部から出力されている前記第1の再生データが持つ再生時刻情報が示す時刻よりも遅い時刻となるように、前記第1の再生部及び前記第2の再生部を制御し、
    前記第1の再生部は、前記第1のフレームデータをデコードするハードウェアデコーダを含み、前記第2の再生部は、前記第2のフレームデータをデコードするソフトウェアデコーダを含む
    ことを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 前記第2の再生部は、前記ソフトウェアデコーダが複数の前記第2のフレームデータをデコードして、複数の前記第2のフレームデータに基づく複数の第2の画像を表示させる第2の再生データを出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 前記複数の第2の画像を互いに重ねて表示するように、前記第2の再生部が出力する前記第2の再生データを処理する画像データ処理部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 前記第2のバッファは、前記第2のフレームデータとして、フレーム内符号化フレームのデータを蓄積する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第1のバッファに蓄積するデータを再生時刻情報で指定し、前記指定された再生時刻情報を持つフレームデータを、前記第1のフレームデータとして、前記第1のバッファに蓄積させ、
    前記第2のバッファに蓄積するデータを再生時刻情報で指定し、前記指定された再生時刻情報を持つフレームデータを、前記第2のフレームデータとして、前記第2のバッファに蓄積させる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  6. 前記制御部は、複数の前記第2のフレームデータのそれぞれが持つ再生時刻情報の示す時刻の時間間隔が、複数の前記第1のフレームデータのそれぞれが持つ再生時刻情報の示す時刻の時間間隔より粗くなるように、前記データ取得部を制御することを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ再生装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第1のバッファに前記第1のフレームデータが第1の所定量以上蓄積されたときに、前記第1の再生部に前記第1の再生データの生成を開始させ、
    前記第2のバッファに前記第2のフレームデータが第2の所定量以上蓄積されたときに、前記第2の再生部に前記第2の再生データの生成を開始させる
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  8. 前記制御部は、複数の前記第2のフレームデータのそれぞれが持つ再生時刻情報が示す時刻の時間間隔が一定になるように、前記データ取得部を制御することを特徴とする請求項5又は6に記載のコンテンツ再生装置。
  9. 前記制御部は、前記第2の再生部から出力される複数の前記第2の再生データのそれぞれが持つ再生時刻情報が示す時刻の時間間隔は、前記第1の再生部から出力されている前記第1の再生データが持つ再生時刻情報が示す時刻から遠い時刻の時間間隔ほど、大きくなるように、前記データ取得部を制御する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のコンテンツ再生装置。
  10. ユーザからの画面選択指示入力を受信して解析を行い前記制御部にユーザの指示を送る入力制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の再生部から出力されている第1の再生データの画像又は前記第2の再生部から出力されている第2の再生データの画像の中から、前記入力制御部を介して指示された画像を、再生開始時点として、前記第1の再生部に通常再生を開始させる
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  11. 前記入力制御部がユーザからの画面選択指示を受け、前記第1の再生部又は前記第2の再生部から出力されている第1の再生データ又は第2の再生データの画像が決定されると、
    前記制御部は、前記決定された画像から所定時間前の時点を開始時点として、前記第1の再生部に通常再生を開始する
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ再生装置。
  12. 前記第1のバッファは、前記ストリーミング配信されたデータである第1のストリーミングデータを元とする前記第1のフレームデータを蓄積し、
    前記第2のバッファは、前記第1のストリーミングデータとは異なるデータであり、且つ、前記ストリーミング配信されたデータである第2のストリーミングデータを元とする前記第2のフレームデータを蓄積する
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  13. ストリーミング配信されたデータを受信し、該データに基づく再生データを出力するコンテンツ再生装置によって実行されるコンテンツ再生方法であって、
    前記コンテンツ再生装置がストリーミング配信されたデータを取得する取得ステップと、
    前記取得されたデータの内の第1のフレームデータを一時的に第1のバッファに蓄積すると共に、前記取得されたデータの内の第2のフレームデータを一時的に第2のバッファに蓄積する蓄積ステップと、
    前記第1のフレームデータをデコードして、前記第1のフレームデータに基づく第1の画像を表示させる第1の再生データを出力すると共に、前記第2のフレームデータをデコードして、前記第2のフレームデータに基づく第2の画像を表示させる第2の再生データを出力する再生ステップと、
    を有し、
    前記コンテンツ再生装置は、
    前記再生ステップにおいて、前記第1のフレームデータに基づく前記第1の再生データを変速再生画像用の信号として出力すると共に、前記第2のフレームデータに基づく前記第2の再生データを先読み再生画像用の信号として出力し、
    前記第2の再生データが出力されているときの前記第2のフレームデータが持つ再生時刻情報が示す時刻が、前記第1の再生データが出力されている前記第1のフレームデータが持つ再生時刻情報が示す時刻よりも、遅い時刻となるように制御し、
    前記コンテンツ再生装置は、前記第1のフレームデータをデコードするハードウェアデコーダと、前記第2のフレームデータをデコードするソフトウェアデコーダとを含む
    ことを特徴とするコンテンツ再生方法。
  14. 前記再生ステップにおいて、前記ソフトウェアデコーダが複数の前記第2のフレームデータをデコードして、複数の前記第2のフレームデータに基づく複数の第2の画像を表示させる第2の再生データを出力する
    ことを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ再生方法。
  15. 前記再生ステップにおいて、前記複数の第2の画像を互いに重ねて表示するように、前記第2の再生データを処理することを特徴とする請求項14に記載のコンテンツ再生方法。
  16. 前記第2のバッファは、前記第2のフレームデータとして、フレーム内符号化フレームのデータを蓄積する
    ことを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載のコンテンツ再生方法。
  17. 前記取得ステップにおいて、
    前記第1のバッファに蓄積するデータを再生時刻情報で指定し、前記指定された再生時刻情報を持つフレームデータを、前記第1のフレームデータとして、前記第1のバッファに蓄積させ、
    前記第2のバッファに蓄積するデータを再生時刻情報で指定し、前記指定された再生時刻情報を持つフレームデータを、前記第2のフレームデータとして、前記第2のバッファに蓄積させる
    ことを特徴とする請求項13から16のいずれか1項に記載のコンテンツ再生方法。
  18. 前記取得ステップにおいて、複数の前記第2のフレームデータのそれぞれが持つ再生時刻情報の示す時刻の時間間隔が、複数の前記第1のフレームデータのそれぞれが持つ再生時刻情報の示す時刻の時間間隔より粗くなるように、前記ストリーミング配信されたデータを取得することを特徴とする請求項17に記載のコンテンツ再生方法。
  19. 前記再生ステップにおいて、
    前記第1のバッファに前記第1のフレームデータが第1の所定量以上蓄積されたときに、前記第1の再生データの生成を開始させ、
    前記第2のバッファに前記第2のフレームデータが第2の所定量以上蓄積されたときに、前記第2の再生データの生成を開始させる
    ことを特徴とする請求項13から18のいずれか1項に記載のコンテンツ再生方法。
  20. 前記取得ステップにおいて、複数の前記第2のフレームデータのそれぞれが持つ再生時刻情報が示す時刻の時間間隔が一定になるように、ストリーミング配信された前記データを取得する
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載のコンテンツ再生方法。
  21. 前記取得ステップにおいて、複数の前記第2のフレームデータのそれぞれが持つ再生時刻情報が示す時刻の時間間隔は、前記第1のフレームデータが持つ再生時刻情報が示す時刻から遠い時刻の再生時刻情報を持つ前記第2のフレームデータほど、大きくなるように、ストリーミング配信された前記データを取得する
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載のコンテンツ再生方法。
  22. 前記コンテンツ再生装置が、ユーザからの画面選択指示入力を受信したときに、前記再生ステップにおいて、再生中の第1の再生データ又は第2の再生データの画像の中から、前記画面選択指示入力で指示された画像を、再生開始時点として通常再生を開始させる
    ことを特徴とする請求項13から21のいずれか1項に記載のコンテンツ再生方法。
  23. ユーザからの画面選択指示を受け、
    再生中の変速再生データ又は先読み再生データの画像を決定し、
    前記決定された画像から所定時間前の時点を開始時点として
    通常再生を開始する
    ことを特徴とする請求項22に記載のコンテンツ再生方法。
  24. 前記第1のバッファは、前記ストリーミング配信されたデータである第1のストリーミングデータを元とする前記第1のフレームデータを蓄積し、
    前記第2のバッファは、前記第1のストリーミングデータとは異なるデータであり、且つ、前記ストリーミング配信されたデータである第2のストリーミングデータを元とする前記第2のフレームデータを蓄積する
    ことを特徴とする請求項13から23のいずれか1項に記載のコンテンツ再生方法
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