JP5708792B2 - 通信装置、経路探索方法および経路探索プログラム - Google Patents

通信装置、経路探索方法および経路探索プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、経路探索方法および経路探索プログラムに関する。
近年、基地局やアクセスポイントなどのネットワークインフラを用いずに、端末同士が直接接続してネットワークを構築するアドホックネットワークなどの自律分散型ネットワークが利用されている。
自律分散型ネットワークは、例えばコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話端末等の無線接続に用いられている技術を用いて多数の端末をアクセスポイントの介在なしに相互に接続する。また、自律分散型ネットワークは、ノードの追加や削除に伴うネットワークの構築を自立して実行するので、ネットワーク設定の労力を軽減でき、ノードが多い場合やネットワークの構成がある程度の頻度で変化する場合に有効である。
このような自律分散型ネットワークのネットワーク状態を管理する技術として、管理サーバで集中管理する手法や個々のノードが周辺のトポロジーを収集して自立的に管理する手法が知られている。
国際公開第2005/117365号 特開2003−061120号公報
しかしながら、従来の技術では、管理サーバまたは各ノードが、ノードの初期起動時や追加、ネットワークの断線など各イベントを検出するたびに、他ノードにパケットを送信することになるので、トラフィックが多く、ノードの負荷も高いという問題があった。
例えば、管理サーバや各ノードは、イベント発生を検出すると、まず、ネットワーク内の各ノードにパケットを送信し、その応答を受信する。次に、管理サーバや各ノードは、受信した応答からトポロジーを生成する。その後、管理サーバや各ノードは、前回のイベント検出時に生成したトポロジーと今回生成したトポロジーとを比較して、ネットワーク構成の変化を検出する。
このように、管理サーバや各ノードは、ネットワーク構成の変化を特定するために多くの処理を実行することになり、ノード数が膨大な大規模ネットワークでは処理負荷が膨大になる。また、大規模ネットワークでは、膨大なノード数のパケットが送信されることになるので、トラフィック量も膨大になる。さらに、ノードの追加や削除が多発した場合には、処理負荷がボトルネックになって、ネットワーク構成の変化に追従できない問題も発生する。
明細書及び図面に開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、少ないトラフィックでネットワーク構成を確認できる通信装置、経路探索方法および経路探索プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する通信装置、経路探索方法および経路探索プログラムは、一つの態様において、送信部と、受信部と、送信実行部と、送信停止部と、警告送信部とを有する。送信部は、直接通信が可能な通信装置である隣接通信装置のうち、自装置から所定装置までの経路探索を要求する経路探索要求の送信先として未選択である隣接通信装置に、前記経路探索要求を送信する。受信部は、前記送信部によって送信された前記経路探索要求の応答を前記所定装置から受信する。送信実行部は、前記応答が受信され、経路が確認された隣接通信装置の数が所定数より少なく、かつ、前記未選択である隣接通信装置が存在する場合に、前記送信部に前記経路探索要求の送信を実行させる。送信停止部は、前記応答が受信され、経路が確認された隣接通信装置の数が所定数に達した場合に、前記送信部が実行する前記経路探索要求の送信を停止する。警告送信部は、前記経路が確認された隣接通信装置の数が所定数より少なく、かつ、前記未選択である隣接通信装置が存在しない場合に、前記所定装置に警告を送信する。
本願の開示する通信装置、経路探索方法および経路探索プログラムの一つの態様によれば、少ないトラフィックでネットワーク構成を確認できるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係るシステムの全体構成を示す図である。 図2は、ノード装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、冗長経路テーブルに記憶される情報の例を示す図である。 図4は、リンクテーブルに記憶される情報の例を示す図である。 図5は、ルーティングテーブルに記憶される情報の例を示す図である。 図6は、転送記録テーブルに記憶される情報の例を示す図である。 図7は、経路探索要求のフレームフォーマット例を示す図である。 図8は、警告のフレームフォーマットを示す図である。 図9は、実施例1に係るノード装置が経路探索要求を送信する場合の処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、実施例1に係るノード装置が経路探索要求を受信した場合の処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、実施例2に係るシステムの全体構成を示す図である。 図12は、経路探索依頼のフレームフォーマットの例を示す図である。 図13は、実施例2に係るノード装置が経路探索要求で調査して経路探索依頼を実行する場合の処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、実施例2に係るノード装置が経路探索依頼を受信した場合の処理の流れを示すフローチャートである。 図15は、実施例3に係るノード装置が経路探索要求を送信する場合の処理の流れを示すフローチャートである。 図16は、冗長経路探索プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる通信装置、経路探索方法および経路探索プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
実施例1では、実施例1に係るノード装置を含むシステムの全体構成、ノード装置の機能ブロック図、処理の流れ、効果を説明する。なお、ここで説明するノード装置は、アドホックネットワークを形成する通信装置などの装置であり、例えばサーバなどの情報処理装置、ルータなどの中継装置、センサ等を有する無線装置などである。
[全体構成]
図1は、実施例1に係るシステムの全体構成を示す図である。図1に示すように、このシステムは、GW(ゲートウェイ)装置5、管理サーバ7、ノード装置A、ノード装置B、ノード装置C、ノード装置D、ノード装置E、ノード装置F、ノード装置G、ノード装置Hを有する。また、図1に示したシステムは、アドホックネットワークなどの自律分散型ネットワークであり、各ノード装置が無線接続に用いられている技術を用いてアクセスポイントの介在なしに相互に接続する。なお、図1に示したノード装置が通信装置の一例である。
GW装置5は、図1に示したシステムと他のシステムとの間のデータ中継、図1に示した各ノード装置と管理サーバ7との間のデータ中継などを実行するデータ中継装置である。GW装置5は、各ノード装置から送信された各情報を管理サーバ7に転送する。管理サーバ7は、図1に示したシステムや各ノード装置を管理する管理者が使用するコンピュータ装置であり、GW装置5を介して、各ノード装置から送信された情報を受信する。
各ノード装置は、アドホックネットワークを構成するコンピュータ装置であり、例えばPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話端末等の無線接続が可能な装置である。また、各ノード装置は、各ノード同士でHelloパケットをやり取りすることで、通信可能なノード装置言い換えると隣接ノード装置を特定したり、GW装置5までの経路を特定したりすることができる。
このような各ノード装置は、直接通信が可能な通信装置である隣接ノード装置のうち、自装置からGW装置5までの経路探索を要求する経路探索要求の送信先として未選択である隣接ノード装置に、経路探索要求を送信する。そして、各ノード装置は、応答が受信され、経路が確認された隣接ノード装置の数が所定数より少なく、かつ、未選択である隣接通信装置が存在する場合に、経路探索要求の送信を実行させる。
また、各ノード装置は、応答が受信され、経路が確認された隣接ノード装置の数が所定数に達した場合に、経路探索要求の送信を停止する。また、各ノード装置は、経路が確認された隣接ノード装置の数が所定数より少なく、かつ、経路探索要求が未送信である通信可能な隣接ノード通信装置が存在しない場合に、GW装置5に警告を送信する。
このように、各ノード装置は、冗長経路を所定数確保できる場合には、経路探索を中止し、冗長経路が所定数確保できない場合には、GW装置5に対して警告を送信する。この結果、従来のように、管理サーバで集中管理する場合や各ノードがトポロジーを生成したりする場合に比べて、冗長経路を探索するトラフィックを削減でき、ネットワーク構成を確認することができる。
[ノード装置の構成]
図2は、ノード装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、図1に示した各ノード装置は同様の構成を有するので、ここでは、ノード装置10として説明する。また、GW装置5は、一般的なゲートウェイ装置と同様の構成を有し、管理サーバ7も一般的なサーバ装置と同様の構成を有するので、ここでは、詳細な説明は省略する。
ノード装置10は、無線インタフェース部11と、記憶部12と、無線処理部13と、探索実行部14と、探索応答部15とを有する。なお、ここで例示した各制御部は、あくまで例示であり、これに限定されるものではなく、例えばディスプレイなどの表示部やキーパッドなどの入力部を有していてもよい。
また、記憶部12は、例えば半導体メモリ素子やハードディスクなどの記憶装置である。無線処理部13と、探索実行部14と、探索応答部15は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの電子回路やFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの集積回路である。
無線インタフェース部11は、少なくとも1つのアンテナを有し、アンテナを介して電波を送受信し、各ノード装置と無線通信を確立する。例えば、この無線インタフェース部11は、隣接ノード装置に経路探索要求を送信し、GW装置5から経路探索要求の応答を受信する。また、無線インタフェース部11は、GW装置5に警告を送信する。
記憶部12は、無線通信に用いる各種情報を記憶するとともに、冗長経路テーブル12aと、リンクテーブル12bと、ルーティングテーブル12cと、転送記録テーブル12dとを有する。また、記憶部12は、SLA(Service Level Agreement)として「ユーザが指定する冗長経路本数」として「2」を記憶する。
冗長経路テーブル12aは、経路が確認された冗長経路を記憶する。ここで記憶される情報は、探索実行部14等によって格納される。なお、ここでは、最大値として、SLAとして記憶される「2」つの冗長経路が記憶される。
図3は、冗長経路テーブルに記憶される情報の例を示す図である。図3に示すように、冗長経路テーブル12aは、「隣接ノード、アドレス情報」を記憶する。ここで記憶される「隣接ノード」は、ノード装置10がGW装置5に至る経路としてはじめに到達する無線通信可能なノード装置を示し、「アドレス情報」は、例えばMACアドレス(Media Access Control)など隣接ノード装置のアドレス情報である。図3の場合、ノード装置10の冗長経路として、MACアドレスがMAC(B)である「ノードB」と、MACアドレスがMAC(E)である「ノードE」とが記憶されることを示す。
リンクテーブル12bは、ノード装置10と無線通信可能なノード装置の情報を記憶する。ここで記憶される情報は、後述する無線処理部13等が他のノード装置とやり取りしたHelloパケットに基づいて格納したり、管理者等によって格納される。
図4は、リンクテーブルに記憶される情報の例を示す図である。図4に示すように、リンクテーブル12bは、「隣接ノード、アドレス情報」を記憶する。ここで記憶される「隣接ノード」は、ノード装置10と無線通信可能なノード装置を示し、「アドレス情報」は、例えばMACアドレスなど隣接ノード装置のアドレス情報である。図4の場合、隣接ノードとして「ノードB、ノードC、ノードE、ノードG、ノードH」を記憶し、それぞれのMACアドレスが「MAC(B)、MAC(C)、MAC(E)、MAC(G)、MAC(H)」であることを示す。
ルーティングテーブル12cは、ノード装置10からGW装置5までの経路のうち、優先度の高い、すなわち通話品質の高い経路を記憶する。なお、ここで記憶される情報は、後述する無線処理部13等が他のノード装置とやり取りしたHelloパケットに基づいて格納したり、管理者等によって格納される。
図5は、ルーティングテーブルに記憶される情報の例を示す図である。図5に示すように、ルーティングテーブル12cは、「GD(Global Destination)のアドレス情報、LD(Local Destination)のアドレス情報、優先度」を記憶する。ここで記憶される「GDのアドレス情報」は、最終宛先となるノードのアドレス情報であり、ここではGW装置5のMACアドレスが格納される。「LDのアドレス情報」は、GDに対してノード装置10からみて次に宛先となるノードのアドレス情報、すなわち、GW装置5を目的地とした場合にノード装置10の隣接ノードのMACアドレスが格納される。「優先度」は、通話品質の高い順を示す情報であり、例えば1が一番高く、3が3番目である。
図5の場合、MAC(GW)を宛先とする経路では、ノード装置10からMAC(B)への経路の優先度が最も高く、次に、ノード装置10からMAC(C)への経路の優先度が高く、ノード装置10からMAC(G)への経路の優先度が3番目であることを示す。
転送記録テーブル12dは、冗長経路探索要求ごとに、冗長経路探索時の情報を記憶する一時的な記憶領域である。なお、ここで記憶される情報は、後述する探索実行部14や探索応答部15等が格納したり、管理者等によって格納される。図6は、転送記録テーブルに記憶される情報の例を示す図である。図6に示すように、転送記録テーブル12dは、「フレームID、GS(Global Source)、カウントID、宛先候補、宛先候補送信済フラグ、隣接ノード、隣接ノード送信済フラグ、LS(Local Source)」を記憶する。なお、転送記録テーブル12dは、経路探索要求ごと、すなわち、後述するフレームIDごとに上記情報を記憶する。
ここで記憶される「フレームID」は、経路探索要求を識別する識別子である。「GS」は、経路探索要求を送信した送信元のノード装置のMACアドレスであり、「カウントID」は、何本目の冗長経路を探索する経路探索要求であるかを示す情報である。「宛先候補」は、ノード装置10のルーティングテーブル12cから取得される隣接ノードのMACアドレスであり、「宛先候補送信済フラグ」は、各宛先候補に経路探索要求が送信済みであるか否かを示す情報である。「隣接ノード」は、ノード装置10のリンクテーブル12bから取得される隣接ノードのMACアドレスであり、「隣接ノード送信済フラグ」は、各隣接ノードに経路探索要求が送信済みであるか否かを示す情報である。「LS」は、冗長経路探索要求の転送元を示す。
図6の場合、「フレームID」が「F1」であり、「MAC(E)」であるノード装置Eから「1本目」の冗長経路を探索する経路探索要求を受信したことを示す。また、優先度の高い隣接ノード装置の候補が「MAC(B)、MAC(C)、MAC(G)」であり、MAC(B)には既に経路探索要求が送信済みであることを示す。また、ノード装置10と隣接するノード装置が「MAC(B)、MAC(C)、MAC(E)、MAC(G)、MAC(H)」であり、MAC(B)には既に経路探索要求が送信済みであることを示す。
図2に戻り、無線処理部13は、一般的なアドホックネットワークに関する無線通信を実行する処理部である。例えば、無線処理部13は、ノード装置10と他のノード装置と間で無線通信を確立する。また、無線処理部13は、他のノード装置とHelloパケットを送受信して、GW装置5までの経路を特定する。そして、無線処理部13は、冗長経路テーブル12aのデータを生成する。同様に、無線処理部13は、他のノード装置とHelloパケットを送受信して、隣接ノード装置等を特定し、リンクテーブル12bやルーティングテーブル12cのデータを生成する。
探索実行部14は、送信部14a、受信部14b、カウント部14c、送信制御部14d、警告送信部14eを有し、これらによって、ノード装置10が起動した場合など所定の契機で、経路探索を実行する処理部である。
送信部14aは、直接通信可能なノード装置のうち、ノード装置10からGW装置5までの経路探索を要求する経路探索要求が未送信であるノード装置に、経路探索要求を送信する。
上述した例で具体的に説明すると、まず、ノード装置10の初期動作時には、送信部14aは、ルーティングテーブル12cを参照して、最も優先度の高い隣接ノード(B)のアドレス情報であるMAC(B)を取得する。そして、送信部14aは、MAC(B)に経路探索要求を送信する。ここで、送信される経路探索要求の例を説明する。図7は、経路探索要求のフレームフォーマット例を示す図である。
図7に示すように、この経路探索要求は、「GS、GD、LS、LD、拒否ノードリスト、カウントID、フレームID、送信時間」で形成される。「GS」は、送信元のノード装置のアドレス情報であり、この例ではノード装置10のMACアドレスとなる。「GD」は、経路探索要求の最終宛先のアドレス情報であり、この例ではGW装置のアドレス情報「MAC(GW)」となる。
「LS」は、経路探索要求を転送したノード装置のアドレス情報であり、この例ではノード装置10のMACアドレスとなる。例えば、ノード装置Eがノード装置Aに転送した経路探索要求の場合には、「LS」はノード装置EのMACアドレスとなる。「LD」は、経路探索要求の送信先となるノード装置のアドレス情報である。この例ではLSはMAC(E)、LDはMAC(A)となる。「拒否ノードリスト」は、経路探索要求の転送先として指定できないノード装置のアドレス情報であり、「GS」のリンクテーブルに示されたノードのアドレス情報となる。この例では、MAC(A)、MAC(F)となる。
「カウントID」は、当該経路探索要求が何本目の冗長経路を探索する要求であるかを示す情報であり、初期動作時には「1」となる。「フレームID」は、経路探索要求を識別する識別子であり、送信部14aによって一意に割り与えられる。「送信時間」は、経路探索要求の送信時間である。
例えば、初期動作時のノード装置10が時刻10:00:00にGW装置5までの経路探索要求をノード装置Bに送信したとする。この場合、送信部14aは、「GS=MAC(ノード装置10)、GD=MAC(GW)、LS=MAC(ノード装置10)、LD=MAC(ノード装置B)、拒否ノードリスト=なし、フレームID=F1、送信時間=10:00:00」とする経路探索要求を生成する。そして、送信部14aは、生成した経路探索要求をノード装置Bに送信する。なお、送信部14aは、ノード装置Bが経路探索要求の送信先として既に選択済みであることを示す選択済みフラグと、例えばリンクテーブル12bやルーティングテーブル12cなどに記憶される情報とを対応付けることで管理する。
また、送信部14aは、ノード装置Bに経路探索要求を送信した後に、後述する送信制御部14dから要求送信指示を受信した場合、ルーティングテーブル12cを参照して、次に優先度の高い隣接ノード(C)のアドレス情報であるMAC(C)を取得する。そして、送信部14aは、経路探索要求を生成してノード装置Cに送信する。このときの経路探索要求は、「GS=MAC(ノード装置10)、GD=MAC(GW)、LS=MAC(ノード装置10)、LD=MAC(ノード装置C)、拒否ノードリスト=MAC(ノード装置B)、フレームID=F2、送信時間=10:05:00」となる。
この送信部14aは、例えば冗長経路本数=2とするSLAを満たすまで、かつ、隣接ノードが存在するまで、送信制御部14dの指示に従って経路探索要求の送信を繰り返す。なお、送信部14aが隣接ノード装置を特定する順番としては、第1に、ルーティングテーブル12cに記憶される優先度の順番であり、第2に、リンクテーブル12bにだけ記憶される隣接ノードの順番となる。
図2に戻り、受信部14bは、送信部14aによって送信された経路探索要求の応答をGW装置5から受信する処理部である。この受信部14bは、送信された経路探索要求の応答であるACK応答などをGW装置5から受信した場合に、ACK応答を受信したことをカウント部14cに通知する。なお、経路探索要求とACK応答との結び付けの例としては、両方にフレームIDを含める手法など様々な手法を用いることができる。
カウント部14cは、経路が確認された冗長経路をカウントする処理部である。例えば、カウント部14cは、送信部14aが経路探索要求の送信を開始すると、冗長経路テーブル12aの情報を削除して初期化する。その後、カウント部14cは、受信部14bからACK応答を受信したことが通知された場合、当該ACK応答または送信部14aから、隣接ノードとして選択されたノード装置のアドレス情報を取得して、冗長経路テーブル12aに格納する。このように、カウント部14cが初期化した後に、経路が確認された冗長経路を格納することで、送信部14aは、経路探索要求を送信するタイミングで、何本目の冗長経路を探索しているのかを確認することができる。
送信制御部14dは、SLAを満たすまで冗長経路探索要求を繰り返して実行する処理部である。具体的には、送信制御部14dは、受信部14bによって受信された応答の受信回数がSLAで規定する回数と等しくなった場合に、送信部14aが実行する経路探索要求の送信を停止する。また、送信制御部14dは、受信部14bによって受信された応答の受信回数がSLAで規定する回数より少なく、かつ、経路探索要求が未送信である通信可能なノード装置が存在する場合に、送信部14aに経路探索要求の送信を実行させる。
例えば、送信制御部14dは、受信部14bによって応答が受信された場合に、冗長経路テーブル12aを参照し、SLAを満たす本数の冗長経路が探索されたか否かを判定する。そして、送信制御部14dは、SLAを満たす本数の冗長経路が冗長経路テーブル12aに格納されている場合には、送信部14aに送信を停止する指示を出力する。この結果、送信部14aは、経路探索要求の送信を停止する。
一方、送信制御部14dは、SLAを満たす本数の冗長経路が冗長経路テーブル12aに格納されていない場合、ルーティングテーブル12cまたはリンクテーブル12bを参照する。そして、送信制御部14dは、まだ経路探索要求の送信先として選択されていないノード装置を特定する。例えば、送信制御部14dは、送信部14aがルーティングテーブル12cまたはリンクテーブル12bに格納する選択済みフラグ等から特定する。その後、送信制御部14dは、送信部14aに経路探索要求の送信を続ける指示を送信する。このとき、送信制御部14dは、まだ選択されていないノード装置のアドレス情報を送信部14aに送信してもよい。
警告送信部14eは、SLAを満たす冗長経路が探索できなかった場合に、GW装置5に警告を送信する処理部である。具体的には、警告送信部14eは、受信部14bによって受信された応答の受信回数がSLAで規定する回数より少なく、かつ、経路探索要求が未送信である通信可能な通信装置が存在しない場合に、GW装置5に警告を送信する。
例えば、警告送信部14eは、受信部14bによって応答が受信された場合に、冗長経路テーブル12aを参照し、SLAを満たす本数の冗長経路が探索されたか否かを判定する。そして、警告送信部14eは、SLAを満たす本数の冗長経路が冗長経路テーブル12aに格納されていない場合、ルーティングテーブル12cまたはリンクテーブル12bを参照する。さらに、警告送信部14eは、まだ経路探索要求の送信先として選択されていないノード装置が存在しない場合、ノード装置10がSLAを満たさない装置であると特定し、警告をGW装置5に送信する。
ここで、警告送信部14eが送信する警告について説明する。図8は、警告のフレームフォーマットを示す図である。図8に示すように、警告は、「GS、GD、LS、LD、警告ノード」とから構成される。「GS」は、送信元のノード装置のアドレス情報であり、この例ではノード装置10のMACアドレスとなる。「GD」は、経路探索要求の最終宛先のアドレス情報であり、この例ではGW装置のアドレス情報「MAC(GW)」となる。「LS」は、経路探索要求を転送したノード装置のアドレス情報であり、「LD」は、経路探索要求の送信先となるノード装置のアドレス情報である。「警告ノード」は、警告のトリガーとなったノード装置のアドレス情報であるが、ネットワーク起動時の不安定性による警告時は空白となる。
図2に戻り、探索応答部15は、情報格納部15a、判定部15b、要求転送部15c、要求応答部15dを有し、これらによって、他のノード装置から受信した経路探索要求に対する処理を実行する。
情報格納部15aは、他のノード装置から経路探索要求を受信した場合に、経路探索状況を特定して転送記録テーブル12dに情報を格納する処理部である。例えば、情報格納部15aは、受信した経路探索要求から「フレームID」を抽出し、当該「フレームID」が転送記録テーブル12dに格納されていない場合には、当該「フレームID」に対応付けた新たなレコードを転送記録テーブル12dに生成する。そして、情報格納部15aは、生成した新たなレコードに対して、後述する処理で特定した情報を格納する。
具体的には、情報格納部15aは、受信した経路探索要求から「GS」、「カウントID」、「LS」を抽出して転送記録テーブル12dに格納する。続いて、情報格納部15aは、ルーティングテーブル12cから優先度の高い隣接ノード装置のアドレス情報を取得して、転送記録テーブル12dの「宛先候補」に格納する。あるいは、経路探索要求に含まれる「LS」以外のアドレス情報を転送記録テーブル12dの「宛先候補」に格納する。また、情報格納部15aは、リンクテーブル12bからノード装置10と直接通信が可能な隣接ノード装置のアドレス情報を取得して、転送記録テーブル12dの「隣接ノード」に格納する。あるいは、経路探索要求に含まれる「LS」以外のアドレス情報を、転送記録テーブル12dの「隣接ノード」に格納する。さらに、情報格納部15aは、受信した経路探索要求から「拒否ノードリスト」に含まれるノード装置のアドレス情報を抽出し、該当する「宛先候補」または「隣接ノード」の「フラグ」を「ON」にする。あるいは、「LS」を含む場合、「LS」に該当する「宛先候補」または「隣接ノード」の「フラグ」を「ON」にする。
判定部15bは、情報格納部15aによって経路探索要求が受信された場合に、転送記録テーブル12dを参照して、転送先が存在するか否かを判定する処理部である。具体的には、判定部15bは、選択された隣接ノード装置以外の隣接ノード装置を使用した制約条件のもと、GW装置5への経路を探索する。
例えば、判定部15bは、受信された経路探索要求から「フレームID」を抽出し、抽出した「フレームID」に対応付けられる転送記録テーブル12dのレコードを特定する。そして、判定部15bは、特定したレコードの「宛先候補」のうち「宛先候補送信済フラグ」が「ON」になっていない「宛先候補」を転送先と特定して、要求転送部15cに通知する。一方、判定部15bは、特定したレコードの「宛先候補」のうち「宛先候補送信済フラグ」が「ON」になっていない「宛先候補」が存在しない場合には、特定したレコードの「隣接ノード」を参照する。そして、判定部15bは、「隣接ノード」のうち「隣接ノード送信済フラグ」が「ON」になっていない「隣接ノード」を転送先と特定して、要求転送部15cに通知する。また、判定部15bは、「隣接ノード」のうち「隣接ノード送信済フラグ」が「ON」になっていない「隣接ノード」が存在しない場合、その旨を要求応答部15dに通知する。
つまり、判定部15bは、選択された隣接ノード装置以外の隣接ノード装置を使用しない制約条件のもと、まだ冗長経路として確認していない別の隣接ノード装置を選択して要求転送部15cに通知する。ただし、判定部15bは、隣接ノード装置以外のノード装置や、ノード装置間ラインの重複については、制約条件に含めない。
要求転送部15cは、判定部15bから通知されたノード装置に、情報格納部15aによって受信された経路探索要求を転送する。例えば、要求転送部15cは、判定部15bからノード装置BのMAC(B)が通知された場合には、経路探索要求の「LD」を「MAC(B)」に変更するとともに、経路探索要求の「LS」を自装置のMACアドレスに変更して転送する。このとき、要求転送部15cは、転送記録テーブル12dにおいて、「LD」に格納した「MAC(B)」の「隣接ノード送信済フラグ」を「ON」にする。
要求応答部15dは、判定部15bから隣接ノードが存在しないことが通知された場合、経路探索要求の「LS」を宛先として、受信された経路探索要求を送信する。つまり、要求応答部15dは、Depth−Firstの考え方から、転送先がない場合には、送信元に転送する。
[処理の流れ]
次に、経路探索要求を送信する場合の処理と、経路探索要求を受信した場合の処理について説明する。
(経路探索要求を送信する場合の処理)
図9は、実施例1に係るノード装置が経路探索要求を送信する場合の処理の流れを示すフローチャートである。図9に示すように、送信部14aは、処理開始が指示されると(S101肯定)、変数(i)を「0」とする(S102)。
続いて、送信部14aは、ルーティングテーブル12cやリンクテーブル12bを参照し、隣接ノード数がSLA条件を満たすか否か、つまり、隣接ノード数がSLAで規定する本数(N)以上か否かを判定する(S103)。
そして、送信部14aは、隣接ノード数がSLAで規定する本数よりも大きい場合(S103肯定)、経路探索要求を生成して、未送信のノード装置に送信する(S104)。その後、カウント部14cは、GW装置5からACKを受信した場合(S105肯定)、変数(i)をインクリメントする(S106)。なお、GW装置5からACKを受信できず、タイムアウト等を起こした場合(S105否定)、S106を実行することなく、S107が実行される。
そして、送信制御部14dは、変数(i)がSLA条件を満たすか否か、つまり、ACKの受信数がSLAで規定する本数(N)以上か否かを判定する(S107)。送信制御部14dは、変数(i)がSLA条件(N)を満たす場合(S107肯定)、処理を終了する。一方、送信制御部14dは、変数(i)がSLA条件を満たさない場合(S107否定)、S104以降を繰り返す。
また、S103において、隣接ノード数がSLAで規定する本数よりも小さい場合(S103否定)、警告送信部14eは、警告フレームを生成してGW装置5に送信する(S108)。
(経路探索要求を受信した場合の処理)
図10は、実施例1に係るノード装置が経路探索要求を受信した場合の処理の流れを示すフローチャートである。図10に示すように、情報格納部15aは、他のノード装置から経路探索要求を受信した場合(S201肯定)、経路探索要求の「フレームID」をキーにして転送記録テーブル12dを参照して、初めての経路探索要求か否かを判定する(S202)。
そして、情報格納部15aは、受信した経路探索要求が初めての経路探索要求である場合(S202肯定)、当該フレームIDに対応した転送記録テーブル12dを生成する(S203)。一方、情報格納部15aは、受信した経路探索要求が初めての経路探索要求でない場合(S202否定)、当該フレームIDに対応した転送記録テーブル12dを更新する(S204)。
その後、判定部15bが未送信の隣接ノード装置が存在すると判定した場合(S205肯定)、要求転送部15cは、経路探索要求の情報を更新して、未送信の隣接ノード装置に転送する(S206)。一方、判定部15bが未送信の隣接ノード装置が存在しないと判定した場合(S205否定)、要求応答部15dは、経路探索要求の情報を更新して、転送元の隣接ノード装置に転送する(S207)。
[実施例1による効果]
実施例1によれば、ノード装置10は、ユーザにとって重要であるSLAとして、冗長経路に着目し、自律的に経路探索要求を実行するとともに、SLAを満たす経路が見つかった場合には、経路探索を抑止する。したがって、SLAを満たす最低限のトラフィックでネットワーク構成を確認することができる。また、SLAを満たさない場合には、警告を送信するので、SLAを満たさないノード装置をユーザが簡単に確認することができる。
実施例1によれば、トポロジーがわからない状態でも冗長経路を探索することができる。冗長経路が確保できない場合に警告を送信することで、現在のトポロジーに問題がある、ネットワークが正常に稼動していない、ノードに問題がある、経路に問題があるなどの障害を認識することができる。
ところで、開示するノード装置は様々なタイミングで経路探索を実行することができる。そこで、実施例2では、リンク切断を検出したノード装置が経路探索を実行する例について説明する。
[全体構成]
図11は、実施例2に係るシステムの全体構成を示す図である。図11に示すように、このシステムは、GW装置、ノード装置A1からノード装置A3、ノード装置B1からノード装置B3、ノード装置C1からノード装置C3を有する。なお、SLAは、冗長経路の本数=2本とする。
GW装置は、ノード装置A1とノード装置B1とノード装置C1と隣接する、言い換えると、直接通信可能である。ノード装置A1は、GW装置、ノード装置B1、ノード装置A2と隣接する。ノード装置A2は、ノード装置A1、ノード装置B2、ノード装置A3と隣接する。ノード装置A3は、ノード装置A2、ノード装置B3と隣接する。
また、ノード装置B1は、GW装置、ノード装置A1、ノード装置B2、ノード装置C1と隣接する。ノード装置B2は、ノード装置A2、ノード装置B1、ノード装置B3、ノード装置C2と隣接する。ノード装置B3は、ノード装置A3、ノード装置B2、ノード装置C3と隣接する。
また、ノード装置C1は、GW装置、ノード装置B1、ノード装置C2と隣接する。ノード装置C2は、ノード装置B2、ノード装置C1、ノード装置C3と隣接する。ノード装置C3は、ノード装置B3、ノード装置C2と隣接する。
このような状態において、ノード装置C3とノード装置C2との間のリンクが切断された場合、ノード装置C3およびノード装置C2は、ポーリングやHelloパケットの受信有無等によって、リンク切断を検出する。すると、ノード装置C3およびノード装置C2各々は、経路探索を実行する。
このシステムの場合、ノード装置C3は、冗長経路として確認された隣接ノード装置がノード装置B3とノード装置C2であることから、冗長経路を1本しか確保できないこととなり、警告をGW装置に送信する。
一方、ノード装置C2は、冗長経路として確認された隣接ノード装置がノード装置B2、ノード装置C1、ノード装置C3であることから、冗長経路を2本確保できることとなり、SLAを満たすと判定する。そして、ノード装置C2は、確保した隣接ノード装置のうち、例えばノード装置C1に経路探索依頼を送信する。
ここで、経路探索依頼について説明する。図12は、経路探索依頼のフレームフォーマットの例を示す図である。図12に示すように、経路探索依頼は、「原因内容、原因のノード情報、GS、LS、フレームID」から構成される。
ここで記憶される「原因内容」は、経路探索依頼を送信することとなった理由であり、例えば探索実行部14等が「リンク切断の検出」などを格納する。「原因のノード情報」は、経路探索依頼を送信する原因となったノード情報であり、この例では、ノード装置C2の探索実行部14等が「ノード装置C3のMACアドレス」等を格納する。「GS」、「LS」、「フレームID」は、上述したものと同様なので、ここでは省略する。
この例では、例えば、ノード装置C2の探索実行部14等が、「リンク切断の検出、ノード装置C3のMACアドレス、ノード装置C2のMACアドレス、ノード装置C2のMACアドレス、F11」などの経路探索依頼を生成する。
[処理の流れ]
次に、リンク切断に伴って経路探索要求を送信する場合の処理と、経路探索依頼を受信した場合の処理について説明する。
(リンク切断に伴って経路探索要求を送信する場合の処理)
図13は、実施例2に係るノード装置が経路探索要求で調査して経路探索依頼を実行する場合の処理の流れを示すフローチャートである。図13に示すように、送信部14aは、断線を検出すると(S301肯定)、変数(i)を「0」とする(S302)。
続いて、送信部14aは、ルーティングテーブル12cやリンクテーブル12bを参照し、隣接ノード数がSLA条件を満たすか否か、つまり、隣接ノード数がSLAで規定する本数(N)以上か否かを判定する(S303)。
そして、送信部14aは、隣接ノード数がSLAで規定する本数よりも大きい場合(S303肯定)、経路探索要求を生成して、未送信のノード装置に送信する(S304)。その後、カウント部14cは、GW装置からACKを受信した場合(S305肯定)、変数(i)をインクリメントする(S306)。なお、GW装置からACKを受信できず、タイムアウト等を起こした場合(S305否定)、S306を実行することなく、S307が実行される。
そして、送信制御部14dは、変数(i)がSLA条件を満たすか否か、つまり、ACKの受信数がSLAで規定する本数(N)以上か否かを判定する(S307)。送信制御部14dは、変数(i)がSLA条件(N)を満たす場合(S307肯定)、起点ノード装置からGW装置までの冗長経路を1つ、または冗長経路として確認された隣接ノード装置のうち1つを選択し(S308)、選択した冗長経路上の隣接ノード装置に経路探索依頼を送信して処理を終了する(S309)。一方、送信制御部14dは、変数(i)がSLA条件を満たさない場合(S307否定)、S304以降を繰り返す。
また、S303において、隣接ノード数がSLAで規定する本数よりも小さい場合(S303否定)、警告送信部14eは、警告フレームを生成してGW装置に送信する(S310)。
(経路探索依頼を受信した場合の処理)
図14は、実施例2に係るノード装置が経路探索依頼を受信した場合の処理の流れを示すフローチャートである。図14に示すように、実施例2に係るノード装置が経路探索依頼を受信した場合(S401肯定)、実施例1で説明したS102からS107およびS108と同様の処理である、S402からS407およびS409を実行するので、詳細な説明は省略する。
実施例1等と異なる点は、実施例2に係るノード装置は、S407において変数(i)がSLA条件(N)を満たす場合(S407肯定)、GSが選択した冗長経路上の隣接ノード装置、またはGWへの経路候補としてルーティングテーブルに保存されている隣接ノード装置のうち1つに経路探索依頼を送信して処理を終了する(S408)。
[実施例2による効果]
実施例2に係るノード装置は、リンク切断を検出した場合に、自装置で冗長経路探索を実行して、SLAを満たさない場合には警告をGW装置に送信する。一方で、ノード装置は、リンク切断を検出した場合に、自装置の隣接ノード装置に冗長経路の探索依頼を送信する。したがって、リンク切断に関係する最低限のノード装置だけが冗長経路探索を実行するので、少ないトラフィックでネットワーク構成を確認できる。
ところで、実施例1では、隣接ノード数がSLA条件(N)よりも少ない場合に警告フレームを送信する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、冗長経路として既に検出された隣接ノード数(i)と、確認未実施の隣接ノードの数との合計が、SLA条件(N)より小さくなった場合にも、警告フレームを送信することができる。
そこで、実施例3では、既に冗長経路として検出された隣接ノード数(i)と、確認未実施の隣接ノードの数との合計が、SLA条件(N)より小さくなった場合にも、警告フレームを送信する例について説明する。図15は、実施例3に係るノード装置が経路探索要求を送信する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
図15に示すように、送信部14aは、処理開始が指示されると(S501肯定)、変数(i)を「0」とする(S502)。続いて、送信部14aは、ルーティングテーブル12cやリンクテーブル12bを参照し、隣接ノード数がSLAで規定する本数(N)以上か否かを判定する(S503)。
そして、送信部14aは、隣接ノード数がSLAで規定する本数以上の場合(S503肯定)、未送信ノード数と発見した経路(変数(i))を足した数とSLAを比較する(S504)。つまり、送信部14aは、冗長経路として既に検出された隣接ノード数(i)と確認未実施の隣接ノードの数との合計が、SLA条件(N)以上か否かを判定する。
その後、送信部14aは、未送信ノード数と発見した経路(変数(i))を足した数がSLAより小さい場合(S504否定)、SLAを満たせないため、警告フレーム送信の処理を実行する(S509)。
一方、送信部14aは、未送信ノード数と発見した経路(変数(i))を足した数がSLA以上の場合(S504肯定)、経路探索要求を生成して、未送信のノード装置に送信する(S505)。
その後、カウント部14cは、GW装置5からACKを受信した場合(S506肯定)、変数(i)をインクリメントする(S507)。なお、GW装置5からACKを受信できず、タイムアウト等を起こした場合(S506否定)、S507を実行することなく、S508が実行される。
そして、送信制御部14dは、変数(i)がSLA条件を満たすか否か、つまり、ACKの受信数がSLAで規定する本数(N)以上か否かを判定する(S508)。送信制御部14dは、変数(i)がSLA条件(N)を満たす場合(S508肯定)、処理を終了する。一方、送信制御部14dは、変数(i)がSLA条件を満たさない場合(S508否定)、S504に戻って以降の処理を繰り返す。
このようにすることで、ノード10は、経路が確認された隣接ノードの数がSLA条件より少なくなることが確定した時点で、管理サーバ7に警告を送信することができる。したがって、いち早く警告を管理サーバ7に通知することができる。また、無駄な確認パケットを減らすことができ、トラフィック量の削減にも繋がる。
上述した手法は、実施例2に適用することができる。具体的には、図13に示したS303とS304との間に、図15で説明したS504と同様の処理を実行するステップを挿入することができる。すなわち、ノード10は、未送信ノード数と発見した経路(変数(i))を足した数がSLAより小さい場合、SLAを満たせないため、警告フレーム送信の処理を実行する。一方、送信部14aは、未送信ノード数と発見した経路(変数(i))を足した数がSLA以上の場合に、S304を実行するようにしてもよい。
同様に、図14に示したS403とS404との間に、図15で説明したS504と同様の処理を実行するステップを挿入することができる。すなわち、ノード10は、未送信ノード数と発見した経路(変数(i))を足した数がSLAより小さい場合、SLAを満たせないため、警告フレーム送信の処理を実行する。一方、送信部14aは、未送信ノード数と発見した経路(変数(i))を足した数がSLA以上の場合に、S404を実行するようにしてもよい。
このように、実施例2に適用した場合でも、実施例3と同様、ノード10は、経路が確認された隣接ノードの数がSLA条件より少なくなることが確定した時点で、管理サーバ7に警告を送信することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(経路探索を実行する契機)
例えば、ノード装置が経路探索を実行する契機は、実施例1や実施例2以外にも任意に設定することができる。例えば、システムに新たに追加されたタイミング、故障から復帰したタイミング、警告を送信後の定期間隔など様々な契機で、経路探索を実行することができる。
また、ノード装置自体にボタンを付けるなどし、ユーザによってボタンが押下された場合に、経路探索を実行し、その結果である冗長経路をディスプレイ等に表示させてもよい。こうすることで、ノード装置の設置者は、冗長経路の本数がSLAを満たす箇所にノード装置を設置することができる。
(SLA)
例えば、上述した実施例では、SLAとして、GW装置までの冗長経路の本数が2本である例について説明したが、これに限定されるものではなく、任意に設定変更できる。また、GW装置までの冗長経路ではなく、任意のノード装置や外部のサーバまでなどユーザが任意に設定することができる。
(システム)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(プログラム)
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。
図16は、冗長経路探索プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図16に示すように、コンピュータシステム100は、バス101に、CPU102、入力装置103、出力装置104、通信インタフェース105、HDD(Hard Disk Drive)106、RAM(Random Access Memory)107が接続される。
入力装置103は、マウスやキーボードであり、出力装置104は、ディスプレイなどであり、通信インタフェース105は、NIC(Network Interface Card)などのインタフェースである。HDD106は、冗長経路探索プログラム106aとともに、図6等に示した各テーブル等に記憶される情報を記憶する。記録媒体の例としてHDD106を例に挙げたが、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CD−ROM等の他のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に各種プログラムを格納しておき、コンピュータに読み取らせることとしてもよい。なお、記録媒体を遠隔地に配置し、コンピュータが、その記録媒体にアクセスすることでプログラムを取得して利用してもよい。また、その際、取得したプログラムをそのコンピュータ自身の記録媒体に格納して用いてもよい。
CPU102は、冗長経路探索プログラム106aを読み出してRAM107に展開することで、図2等で説明した各機能を実行する冗長経路探索プロセス107aを動作させる。すなわち、冗長経路探索プロセス107aは、図2に記載した探索実行部14や探索応答部15と同様の機能を実行する。このようにコンピュータシステム100は、プログラムを読み出して実行することで冗長経路探索方法を実行する情報処理装置として動作する。
5 GW装置
7 管理サーバ
10 ノード装置
11 無線インタフェース部
12 記憶部
12a 冗長経路テーブル
12b リンクテーブル
12c ルーティングテーブル
12d 転送記録テーブル
13 無線処理部
14 探索実行部
14a 送信部
14b 受信部
14c カウント部
14d 送信制御部
14e 警告送信部
15 探索応答部
15a 情報格納部
15b 判定部
15c 要求転送部
15d 要求応答部
100 コンピュータシステム
101 バス
102 CPU
103 入力装置
104 出力装置
105 通信インタフェース
106 HDD
106a 冗長経路探索プログラム
107 RAM
107a 冗長経路探索プロセス

Claims (6)

  1. 直接通信が可能な通信装置である隣接通信装置のうち、自装置から所定装置までの経路探索を要求する経路探索要求の送信先として未選択である隣接通信装置に、前記経路探索要求を送信する送信部と、
    前記送信部によって送信された前記経路探索要求の応答を前記所定装置から受信する受信部と、
    前記応答が受信され、経路が確認された隣接通信装置の数が所定数より少なく、かつ、前記未選択である隣接通信装置が存在する場合に、前記送信部に前記経路探索要求の送信を実行させる送信実行部と、
    前記応答が受信され、経路が確認された隣接通信装置の数が所定数に達した場合に、前記送信部が実行する前記経路探索要求の送信を停止する送信停止部と、
    前記経路が確認された隣接通信装置の数が所定数より少なく、かつ、前記未選択である隣接通信装置が存在しない場合に、前記所定装置に警告を送信する警告送信部と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記隣接通信装置から経路探索要求を受信した場合に、前記経路探索要求の送信元の通信装置が選択した隣接通信装置以外の隣接通信装置を選択しない条件で、前記経路探索を実行する探索実行部さらに有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記送信部は、前記隣接通信装置との間のリンク切断を検出した場合に、前記未選択である隣接通信装置に、前記経路探索要求を送信し、
    前記送信停止部は、前記経路探索要求を送信した隣接通信装置の数が所定数に達した場合に、前記送信部が実行する前記経路探索要求の送信を停止するとともに、リンクが切断された隣接通信装置以外の隣接通信装置1基に対して、経路探索の実行を依頼する経路探索依頼を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記送信部は、前記隣接通信装置から経路探索の実行を依頼する経路探索依頼を受信した場合に、前記未選択である隣接通信装置に、前記経路探索要求を送信し、
    前記受信部は、前記送信部によって送信された前記経路探索要求の応答を前記所定装置から受信し、
    前記送信実行部は、経路が確認された隣接通信装置の数が所定数より少なく、かつ、前記未選択である隣接通信装置が存在する場合に、前記送信部に前記経路探索要求の送信を実行させ、
    前記送信停止部は、経路が確認された隣接通信装置の数が所定数に達した場合に、前記送信部が実行する前記経路探索要求の送信を停止するとともに、前記隣接通信装置のうち前記リンクが切断された隣接通信装置または前記経路探索依頼の送信元の隣接通信装置以外の隣接通信装置に対して、前記経路探索依頼を送信し、
    前記警告送信部は、経路が確認された隣接通信装置の数が所定数より少なく、かつ、前記未選択である隣接通信装置が存在しない場合に、前記所定装置に警告を送信するとともに、前記経路探索依頼を終了することを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  5. コンピュータが、
    直接通信が可能な通信装置である隣接通信装置のうち、自コンピュータから所定装置までの経路探索を要求する経路探索要求の送信先として未選択である隣接通信装置に、前記経路探索要求を送信し、
    信した前記経路探索要求の応答を前記所定装置から受信し、
    前記応答を受信し、経路が確認された隣接通信装置の数が所定数より少なく、かつ、前記未選択である隣接通信装置が存在する場合に、前記経路探索要求の送信を実行し、
    前記応答を受信し、経路が確認された隣接通信装置の数が所定数に達した場合に、前記経路探索要求の送信を停止し、
    前記経路が確認された隣接通信装置の数が所定数より少なく、かつ、前記未選択である隣接通信装置が存在しない場合に、前記所定装置に警告を送信する、
    処理を含んだことを特徴とする経路探索方法。
  6. コンピュータに、
    直接通信が可能な通信装置である隣接通信装置のうち、自プログラムを実行するコンピュータから所定装置までの経路探索を要求する経路探索要求の送信先として未選択である隣接通信装置に、前記経路探索要求を送信する手順と
    信した前記経路探索要求の応答を前記所定装置から受信する手順と
    前記応答を受信し、経路が確認された隣接通信装置の数が所定数より少なく、かつ、前記未選択である隣接通信装置が存在する場合に、前記経路探索要求の送信を実行する手順と
    前記応答を受信し、経路が確認された隣接通信装置の数が所定数に達した場合に、前記経路探索要求の送信を停止する手順と
    前記経路が確認された隣接通信装置の数が所定数より少なく、かつ、前記未選択である隣接通信装置が存在しない場合に、前記所定装置に警告を送信する手順と
    実行させることを特徴とする経路探索プログラム。
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