JP5708769B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機、組合せ遊技機(アレンジボール遊技機)、スロットマシンなどの遊技機に関する。
近年、遊技機では各種制御処理の効率化や制御負担の軽減の観点から、遊技機の動作制御を複数の制御部に分散し、例えば遊技の進行に係る制御処理を主制御部(主制御手段)で行い、遊技の進行に伴う演出に係る演出制御処理を副制御部(演出制御手段)で行う構成が採用されている。そして、最近では演出パターン(特に表示演出関連の演出パターン)が多様化しており、演出制御を行う副制御部の処理負担が増大傾向にある。このため、演出制御を行う副制御部を複数設け、演出制御処理を分散して行うようにしている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1に記載の遊技機は、遊技興趣の向上を図ることを目的として、進行中の演出内容に変化を与えるための操作手段(例えば演出ボタン)を具備している。これにより、操作手段の操作を所定の演出装置(例えば、演出表示装置、可動役物装置など)を用いて実行される演出動作に反映させている。なお、演出制御を行う副制御部が複数設けられる場合には、それら複数の副制御部のうちの一の副制御部に操作手段を接続するのが一般的である。
特開2004−65378号公報
ところで、演出制御を行う複数の副制御部(演出制御手段)のうちの一の副制御部に操作手段を接続する遊技機では、図柄変動演出や大当り演出など所定の遊技演出の実行中に、操作手段の操作に応じた演出(操作演出)を発生させることが可能となっている。この操作演出としては、例えば所定の画像を表示する表示演出、所定の音を出力する音演出、所定の可動役物を動かす可動役物演出が挙げられる。
これら操作手段の操作に応じて発生させる操作演出は、単独で発生させる場合もあれば、各々連動して発生させる場合もあり、操作演出の種類(操作演出パターン)を多様化すればする程、より正確な操作演出の実行制御が重要となる。
しかし、特許文献1に記載の遊技機では、操作手段が接続された副制御部が他の副制御部における演出制御処理の実行状態を把握していない構成となっているので、操作手段の操作が他の副制御部における演出制御処理に正確に反映されない状況が発生し得るといった問題がある。このことは、操作手段の操作に基づく演出制御の精度を低下させる要因となり、遊技機の品質上好ましくない。
そこで、本発明は上記点に鑑み、操作手段が接続された演出制御手段と、操作手段の操作が反映される演出を制御する演出制御手段とを備える遊技機において、操作手段の操作に基づく演出制御の精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、
遊技の進行を司る主制御手段と、
前記主制御手段に接続され、第1演出装置を用いた演出の制御を行う第1演出制御手段と、
前記第1演出制御手段に接続され、前記第1演出制御手段から送信される制御信号に基づいて第2演出装置を用いた演出の制御を行う第2演出制御手段と、
前記第1演出制御手段に接続され、遊技者による操作が可能な操作手段と、
を備え、
前記操作手段が操作された場合に、前記操作手段が操作されたことを示す操作信号を前記第1演出制御手段から前記第2演出制御手段に対して送信する遊技機であって、
前記第2演出制御手段は、前記操作信号を受信した場合に、当該操作信号を受信した際の前記第2演出装置の演出実行状況を特定可能な操作応答信号を前記第1演出制御手段に対して送信し、
前記第1演出制御手段は、前記操作応答信号を受信した場合に、当該受信した操作応答信号により特定される前記第2演出装置の演出実行状況に基づいて、前記第1演出装置を用いた操作対応演出を実行する
ことを特徴としている。
また、本発明の遊技機において、
前記第1演出制御手段は、前記操作応答信号を受信した場合に、前記第2演出装置を用いた操作対応演出を指定する演出指定信号を前記第2演出制御手段に送信し、
前記第2演出制御手段は、受信した前記演出指定信号に基づき特定される実行パターンで前記第2演出装置を用いた操作対応演出を実行する
こととしてもよい
また、本発明の遊技機において、
前記第1演出装置は、ランプ装置、効果音出力装置および可動役物の少なくとも1つによって構成され、
前記第2演出装置は、演出表示装置によって構成される
こととしてもよい
次に、本明細書において参考的に開示する参考発明1の遊技機は、遊技の進行を司る主制御手段と、主制御手段に接続され、遊技の進行に応じた遊技演出の実行を司るとともに第1演出装置を用いた演出の制御を行う第1演出制御手段と、第1演出制御手段に接続され、第1演出制御手段から送信される制御信号に基づいて第2演出装置を用いた演出の制御を行う第2演出制御手段と、第1演出制御手段に接続され、遊技者による操作が可能な操作手段と、操作手段の操作に応じた操作演出を伴う操作演出パターンを含む複数種類の演出パターンを記憶する演出パターン記憶手段と、複数種類の演出パターンのそれぞれに予め設定された選択率に従って複数種類の演出パターンのうちから特定の演出パターンを選択する演出パターン選択手段と、を備え、第1演出制御手段が、演出パターン選択手段にて操作演出パターンが選択され、操作手段が操作された場合に、操作手段が操作されたことを示す操作信号を第2演出制御手段に対して送信する操作信号送信手段を含んで構成される遊技機であって、第2演出制御手段は、操作信号を受信した際の第2演出装置の演出実行状況を特定可能な操作応答信号を前記第1演出制御手段に対して送信する応答信号送信手段を備え、第1演出制御手段は、操作応答信号を受信した場合に、当該受信した操作応答信号により特定される第2演出装置の演出実行状況に基づいて、第1演出装置を用いた操作対応演出を実行すると共に、第2演出装置を用いた操作対応演出を指定する演出指定信号を前記第2演出制御手段に送信する操作対応演出実行手段を備えることを特徴としている。
これによれば、操作手段が接続された第1演出制御手段では、第2演出制御手段が操作信号を受信した際(操作手段が操作された際)に第2演出装置が行っている演出の実行状況を特定することができ、その演出の実行状況に対応する操作対応演出を実行することができる。その結果、操作手段の操作を、第2演出制御手段にて行われる演出制御および第1演出制御手段にて行われる演出制御のそれぞれに正確に反映させることができる。
従って、操作手段の操作に伴う演出を、第1演出装置における演出と第2演出装置における演出とを正確にリンク(連動)させた形態で行うことができ、操作手段の操作に基づく演出制御の精度を向上させることができる。
なお、操作対応演出は、第1演出装置を用いた演出および第2演出装置を用いた演出の一方又は両方によって実現することができる。つまり、操作対応演出実行手段が実行する操作対応演出としては、第1演出装置を直接的に制御して行う操作対応演出と、第2演出装置を間接的に制御して行う操作対応演出(第1演出制御手段から第2演出制御手段に制御信号を送信することで行われる操作対応演出)とが例示できる。
また、本明細書において参考的に開示する参考発明2の遊技機は、参考発明1の遊技機において、第1演出装置は、ランプ装置、効果音出力装置および可動役物の少なくとも1つによって構成され、第2演出装置は、演出表示装置によって構成されることを特徴としている。
本発明によれば、操作手段が接続された第1演出制御手段と、操作手段の操作が反映される演出を制御する第2演出制御手段とを備える遊技機において、操作手段の操作に基づく演出制御の精度を向上させることができる。
本発明を適用した実施例に係る遊技機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施例のサブ制御部と演出制御部の概略構成を示すブロック図である。 第1実施例の図柄変動演出処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施例の図柄変動演出表示処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施例のボタン予告演出処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施例のボタン予告演出表示処理の流れを示すフローチャートである。 ボタン予告演出表示処理にて表示する演出図柄を説明する説明図である。 第2実施例の図柄変動演出処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施例の図柄変動演出表示処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施例のボタン演出処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施例のボタン演出表示処理の流れを示すフローチャートである。 ボタン演出表示処理にて表示する演出図柄を説明する説明図である。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図面を用いて説明する。本発明の遊技機をセブン機と称されるパチンコ遊技機(以下、単に遊技機という。)に適用した実施例を図1〜図8に示す。
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は、本体枠2、中枠3、前面枠4、上皿部5、下皿部6、施錠装置9、遊技盤20などを備えている。なお、図1では遊技盤20の詳細な図示を省略している。また、中枠3は前面枠4などが前面側に配置されているため、図1においては明示されていない。
本体枠2は木製の板状体を略長方形の枠状に組立てたものであり、遊技機1の外枠を構成している。中枠3はプラスチック製であり、本体枠2の内側にはめ込まれて設置されており、外枠2に対して開閉可能に左端で軸支されている。中枠3は、上側2/3程度を占める枠体部と下側1/3程度を占める下板部とから構成されている。枠体部の前面側には遊技盤20と前面枠4とが重なるように設けられており、下板部の前面側には上皿部5と下皿部6が設けられている。下板部には、遊技球を遊技盤20に発射する発射手段を構成する発射装置ユニット(図示略)、遊技球を発射装置ユニットに供給する球送り装置(図示略)が設けられている。
前面枠4は、中枠3の前面側に配置され、中枠3の左端で開閉可能に支持されている。前面枠4はプラスチック製であり、奥側に配置される遊技盤20の盤面を視認可能にするために、円形状の開口部4aが形成されている。前面枠4の裏面には、開口部4aに対応したガラス板などの透明板を備える略長方形状の透明板枠(図示略)が装着されている。前面枠4における遊技盤20の周囲には、LEDなどのランプ類(図示略)が設けられている。これらのランプ類は、遊技効果を高めるためにゲーム進行に応じて点灯・消灯あるいは点滅する。
上皿部5は、前面枠4の下側に設けられ、中枠3の左端に開閉可能に支持されている。上皿部5は、皿外縁部5aと、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口5bと、上皿部5の遊技球を下皿部6に排出する球抜きボタン5cとを備えている。皿外縁部5aの上面には、演出ボタン5d(操作手段)や球貸ボタン5eなどが設けられている。演出ボタン5dは、皿外縁部5aの上面に突出して設けられており、遊技者が押圧操作することで下方に移動するとともに、押圧を解くことで図示しない弾性手段(例えばバネ部材)により上方に移動する出没式の押しボタンとして構成されている。
下皿部6は、上皿部5の下方に設けられている。下皿部6の略中央には、遊技機1の内部から下皿部6に遊技球を排出するための排出口6aが設けられている。下皿部6の左端には灰皿7が設けられている。下皿部6の右端には、遊技者が発射装置ユニット(図示略)を操作するための発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者が触れていることを検出する接触検知手段としてのタッチスイッチ8aが設けられている。発射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的に停止する発射停止スイッチ8bが配置されている。
施錠装置9は、中枠3の右端中央に設けられており、前面枠4を閉じた場合にこれを施錠するためのものである。
また、遊技機1には、遊技状態に応じた効果音などを発生させるための効果音出力装置としてスピーカ10a〜10dが設けられている。スピーカ10a〜10dは、遊技機1の上部に設けられた上部スピーカ10a、10bと遊技機1の下部に設けられた下部スピーカ10c、10dとからなる。さらに、遊技機1の左側には、プリペイドカードユニット13(CRユニット)が装着されている。
次に、本実施例の遊技盤20の表面構造について説明する。図2は遊技盤20の正面図である。遊技盤20は、略長方形の木製の板状体であって中枠3に着脱可能に取り付けられているとともに、裏機構盤(図示略)によりその背面側が覆われている。
図2に示すように、遊技盤20には、遊技盤20の表面(盤面)に設けられた外レール22と内レール23とにより、略円形状の遊技領域21が形成されている。遊技領域21内には、中央装置24、普通図柄作動ゲート27、大入賞装置(特別電動役物)33、始動口28、左入賞口34,35、右入賞口36,37、第1装飾部材50、第2装飾部材60などの遊技装置が配設されている。また、遊技領域21には各遊技装置との位置バランスを考慮して多数の障害釘が配設されている。
中央装置(センター役物)24は遊技領域21の略中央部に配置され、演出表示装置25を備えている。本実施例では、演出表示装置25として大型の液晶表示装置を用いており、演出表示装置25の表示領域では各種演出表示が行われる。
大入賞装置33は遊技領域21における中央装置24の下方に配置されている。第1装飾装置50は遊技領域21における大入賞装置33の左側に配置され、第2装飾装置60は遊技領域21における大入賞装置33の右側に配置されており、装飾装置50,60はいわゆるサイド飾りを構成している。また、第1装飾装置50には左入賞口34,35が一体化されており、第2装飾装置60には右入賞口36,37が一体化されている。
普通図柄作動ゲート27は、中央装置24の左側に設けられている。普通図柄作動ゲート27の内部には、遊技球の通過を検知する普通図柄作動ゲート検知スイッチ27s(図3参照)が設けられている。遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過することで、普通図柄が変動開始する。
始動口28は、中央装置24の中央位置の下方に設けられている。始動口28は、遊技盤20の盤面上を流下する遊技球を受け入れる遊技球受入口が形成された2つの入球口を上下方向に並べて配置したもので、上側に設けられた第1始動口28aと下側に設けられた第2始動口28bとから構成されている。
第1始動口28aは、遊技球受入口の大きさが変化せず遊技球の入球可能性が一定の固定始動口として構成された通常始動口となっており、遊技球の入球が常時可能となっている。一方、第2始動口28bはいわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部を備えており、この一対の翼片部の上端間隙が遊技球受入口となっている。この一対の翼片部は、各々左右方向に傾動することで開閉動作を行うものとされており、この開閉動作により、第2始動口28bは一対の翼片部の遊技球受入口の大きさが変化する可変始動口として構成されている。第2始動口28bは、一対の翼片部が開動作することで入球可能性が高い状態となり、一対の翼片部が閉動作することで入球可能性が低い状態となる。普通図柄が当り図柄の組合せで停止表示された場合には、一対の翼片部が開動作して第2始動口28bの遊技球受入口が拡大され、第2始動口28bは普通電動役物として機能する。
始動口28の内部には、遊技球の入球を検知する始動口入球検知スイッチ28s(図3参照)と、一対の翼片部を作動させるための始動口ソレノイド28c(図3参照)とが備えられている。この一対の翼片部が左右に開動作した場合には、第2始動口28bの遊技球受入口の大きさが通常時より拡大され、第2始動口28bは遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となる。一方、一対の翼片部が立設された場合には、第2始動口28bの遊技球受入口の大きさが遊技球の直径より僅かに大きい(遊技球1個が通過可能な)通常の大きさとされ、第2始動口28bは遊技球の入球可能性が小さくなる通常状態(閉鎖状態)となる。遊技球が始動口28a、28bに入球することで、後述の特別図柄が変動開始する。
大入賞装置33は、始動口28の下方に配設されている。ここで、大入賞装置33は、帯状に開口された大入賞口33aと、この大入賞口33aを開放・閉鎖する開閉板33bと、この開閉板33bを作動させるための大入賞口ソレノイド33c(図3参照)と、遊技球の入球を検知する入球検知スイッチ33s(図3参照)とから主に構成されている。
大入賞装置33の左斜め上方と右斜め上方には、左入賞口34,35と右入賞口36,37が設けられている。これら入賞口の内部には、それぞれ入賞口入球検知スイッチ(図示せず)が設けられている。
第1装飾部材50には、複数のLEDが設けられており、これらのLEDの組合せにより、普通図柄表示部51、普図保留表示部52、特別図柄保留表示部53が構成されている。同様に第2装飾部材60には、複数のLEDが設けられており、これらのLEDの組合せにより、特別図柄表示部61が構成されている。また、第1装飾部材50および第2装飾部材60には、普通図柄表示部51、普図保留表示部52、特別図柄保留表示部53および特別図柄表示部61を構成するLEDの他に、演出用(装飾用)の各種LED・ランプ262(図3参照)が設けられている。
普通図柄表示部51は、1個のLEDから構成されており、このLEDにより普通図柄の表示が行われる。普通図柄表示部51では、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われる。普通図柄表示部51では、普通図柄作動ゲート27を遊技球が通過することにより普通図柄が変動開始し、所定時間経過後に普通図柄が当り普通図柄の表示態様あるいは外れ普通図柄の表示態様で停止表示される。そして、普通図柄が予め設定された当り普通図柄の表示態様で停止表示すると、第2始動口28bが所定時間(例えば0.1秒)だけ開放される。
本実施例では、普通図柄当否判定用乱数が用意されており、この普通図柄当否判定用乱数は、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過した際に、第2始動口28bを作動させるか否かの普通図柄当否判定に用いられる。普通図柄当否判定用乱数には、予め当り値が設定されており、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過したタイミングで取得された普通図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に当りと判定される。そして、当りと判定された場合には、普通図柄表示部51で停止表示される普通図柄は、当り普通図柄の表示態様に決定される。一方、外れと判定された場合(取得された普通図柄当否判定用乱数が当り値と一致しない場合)には、普通図柄表示部51で停止表示される普通図柄は外れ普通図柄の表示態様に決定される。なお、普通図柄当否判定および普通図柄の停止図柄の決定は、後述の主制御部200によって行われる。
ここで、普通図柄の保留について説明する。普図保留表示部52には普通図柄保留数が表示され、普通図柄作動ゲート27を通過した遊技球の数を最大保留数(本実施例では4個)まで保留可能となっている。そして、次回の普通図柄当否判定が行われ普通図柄の変動表示が開始する毎に、未始動回数(保留数)が消化され、普通図柄保留数が1個ずつ減少する。普図保留表示部52は2つのLEDからなり、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、4個を上限として保留数を表示することができる。普通図柄の保留および保留消化は、後述の主制御部200によって行われる。普通図柄の保留に伴って、普通図柄当否判定用乱数が後述の主制御部200のRAMの所定領域に記憶される。
次に、特別図柄について説明する。特別図柄は特別図柄当否判定の結果を示す抽選図柄として機能する。特別図柄表示部61は、7個のLEDから構成されており、これらのLEDにより特別図柄が表示される。特別図柄表示部61を構成する各LEDは、点灯および消灯が可能となっており、これら各LEDの点灯および消灯の組合せにより特別図柄の複数の表示態様を表示できる。そして、7個のLEDで表示される特別図柄の組合せのうち、特定の組合せが当り特別図柄(大当り図柄)の組合せとして設定されており、当り特別図柄以外の組合せが外れ特別図柄(外れ図柄)と設定されている。本実施例では、特別図柄の変動表示を各LEDが点灯と消灯を繰り返す点滅表示で行うものとしている。
特別図柄表示部61では、始動口28に遊技球が入球することにより特別図柄が変動開始し、所定時間経過後に特別図柄が大当り図柄の組合せあるいは外れ図柄の組合せで停止表示される。なお、特別図柄の表示制御は、後述の主制御部200によって行われる。
ここで、本実施例では、普通図柄表示部51、普図保留表示部52、特別図柄保留表示部53および特別図柄表示部61の各表示部を複数のLEDの組合せにより構成しているが、LEDに代えて7セグメント表示器を用いて構成することもできる。また、普図保留表示部52および特別図柄保留表示部53を複数のLEDの組合せにより構成し、普通図柄表示部51および特別図柄表示部61をセグメント表示器により構成したり、普通図柄表示部51、普図保留表示部52および特別図柄保留表示部53を複数のLEDの組合せにより構成し、特別図柄表示部61だけを7セグメント表示器により構成したりすることもできる。
次に、特別図柄の保留について説明する。特別図柄保留表示部53は2つのLEDからなり、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、4個を上限として保留数を表示することができる。
始動口28に入球した遊技球数は、特別図柄保留数として最大保留数(本実施例では4個)に達するまで保留可能となっており、次回の特別図柄当否判定が行われ特別図柄の変動表示が開始する毎に、未始動回数(保留数)が消化され、特別図柄保留数が1個ずつ減少する。なお、特別図柄の保留および保留消化は、後述の主制御部200によって行われる。
本実施例では、遊技球が始動口28に入球したことを契機として、特別遊技(大当り遊技)を開始させるか否かの特別図柄当否判定を行うために、特別図柄当否判定用乱数が用意されている。特別図柄の保留(始動口28への遊技球の入球)に伴って、特別図柄当否判定用乱数が後述の主制御部200のRAMの所定領域に記憶される。
特別図柄当否判定用乱数には、当否判定用の当り値が設定されており、遊技球が始動口28に入球したタイミングで取得された特別図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に大当りと判定される。特別図柄当否判定は、特別図柄が変動表示を開始する際に行われる。そして、特別図柄当否判定の結果が大当りの場合には、特別図柄表示部61で停止表示される特別図柄は大当り図柄(確変大当り図柄または通常大当り図柄)に決定される。なお、特別図柄の大当り図柄の種類は特別図柄決定用乱数に基づき決定される。一方、特別図柄当否判定が外れの場合には、特別図柄表示部61で停止表示される特別図柄が外れ図柄に決定される。
特別図柄は、所定の変動パターンにしたがって変動表示するように構成されている。この変動パターンは、特別図柄の変動時間や、その変動におけるリーチ演出の有無(演出内容)を規定するものである。特別図柄の変動パターンは、特別図柄当否判定が実行される際に、複数の変動パターンが格納された変動パターンテーブル(変動パターン記憶手段)から抽選により選択される。
特別図柄の変動パターンテーブルは、それぞれ複数用意されており、遊技状態に応じて選択されて用いられる。これらの複数の変動パターンテーブルには、当否判定結果が大当りの場合に選択される当り変動パターンテーブルと、当否判定結果が外れの場合に選択される外れ変動パターンテーブルとが含まれている。また、特別図柄当否判定、特別図柄の変動態様の決定、特別図柄の停止図柄の決定は、後述の主制御部200によって行われるように構成されている。
次に、大当り遊技(特別遊技)について説明する。特別図柄表示部61で停止表示された特別図柄が当り特別図柄であった場合(特別図柄当否判定の結果が大当りだった場合)に、主制御部200は遊技者に相対的に有利な大当り遊技(特別遊技)を開始させる。大当り遊技は、大当り遊技フラグをONに設定することで開始する。大当り遊技は、大入賞装置33を作動させる、換言すると大入賞口33aを複数回開閉させることで、大入賞口33aへの遊技球の入球に関して遊技者に利益(賞球)を付与するものである。大当り遊技は、後述の特別電動役物遊技処理が繰り返し実行されることによって実現される。
大当り遊技中(特別遊技中)は、大入賞装置33が作動し、大入賞口33aへの遊技球の入球に応じて、所定数の賞球(例えば、1個の入球に対して15個の賞球)が払い出される。具体的には、大当り遊技の開始により、大入賞装置(特別電動役物)33を連続して作動させ、大入賞口33aを連続して開放状態とする。大入賞装置33の作動開始により、大入賞口33aが開放して遊技球受入状態となる。この遊技球受入状態は、所定の終了条件成立により終了し、開放していた大入賞口33aが閉鎖状態となる。所定の終了条件としては、遊技球受入状態の開始後における大入賞口33aの開放時間が所定時間(本実施例では30秒)に達したとき、もしくは遊技球受入状態の開始後、大入賞口33aに入球した遊技球数が所定数(本実施例では10個)に達したときを例示できる。
この遊技球受入状態の開始から終了までを1ラウンドとした場合、大当り遊技は、所定数のラウンドが行われることで終了する。大入賞装置33では、遊技球受入状態が終了してから所定時間(例えば2秒)が経過した後に、大入賞口33aが開放して再び遊技球受入状態となり、次のラウンドが開始する。このような開始から終了までを1ラウンドとする遊技球受入状態は、所定の継続ラウンド数(本実施例では15ラウンド)が終了するまで繰り返し継続される。
本実施例の遊技機1では、特別遊技(大当り遊技)の終了後、変動時間短縮機能や開放時間延長機能、確率変動機能が作動する特定遊技(いわゆる時短遊技および確変遊技)が開始される。特別図柄当否判定には、複数種類の大当りが設定されており、特別図柄当否判定の結果が通常大当り(特別図柄の停止図柄が通常大当り図柄)の場合には、特別遊技終了後、時短遊技が開始され、特別図柄当否判定の結果が確変大当り(特別図柄の停止図柄が確変大当り図柄)の場合には、特別遊技終了後、確変遊技が開始される。
特別図柄当否判定の結果が通常大当り(特別図柄の停止図柄が通常大当り図柄)の場合には、特別遊技(大当り遊技)の終了後、変動時間短縮機能および第2始動口28bの開放時間を延長させる開放時間延長機能が作動開始し、時短遊技が開始される。変動時間短縮機能および開放時間延長機能は、主制御部200の制御により作動または停止されるものであり、変動時間短縮機能には、普通図柄変動時間を短縮させる普通図柄変動時間短縮機能と、特別図柄変動時間を短縮させる特別図柄変動時間短縮機能とが含まれている。変動時間短縮機能および開放時間延長機能は、特別遊技終了後、次回の特別遊技が開始されるまでの間、または特別図柄の変動回数が所定回数(本例では100回)に到達するまで作動する。
特別図柄当否判定の結果が確変大当り(特別図柄の停止図柄が確変大当り図柄)の場合には、特別遊技(大当り遊技)の終了後、確率変動機能が作動開始し、確変遊技が開始される。確変遊技は、主制御部200の制御により実現されるものであり、この確変遊技では、上記変動時間短縮機能および開放時間延長機能に加え、特別図柄当否判定の確率、すなわち特別図柄が大当り図柄で停止表示する確率を変更(向上)させる確率変動機能が作動する通常確変状態と、上記変動時間短縮機能および開放時間延長機能が作動せず、確率変動機能のみが作動する潜伏確変状態とが設定されている。確率変動機能は、特別遊技終了後、次回の特別遊技が開始されるまで作動する。
次に、演出表示装置25で表示される演出図柄について説明する。演出表示装置25の表示領域には、演出図柄を表示する演出図柄表示部25aが設けられている。演出図柄表示部25aの演出図柄は特別図柄表示部61の特別図柄の変動表示および停止表示に連動して表示される。
演出図柄表示部25aは、右図柄が表示される右図柄表示領域、中図柄が表示される中図柄表示領域、左図柄が表示される左図柄表示領域からなる3つの図柄表示領域などから構成されている。各図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する向き、この場合、上下方向(縦方向)に図柄変動方向が設定されている。各図柄表示領域は、「1」〜「9」からなる図柄をそれぞれ表示可能となっている。
演出図柄は、特別図柄の変動表示開始により変動表示を開始し、特別図柄が何れかの図柄で停止表示されると、演出図柄は特別図柄の停止図柄に応じた図柄で停止表示される。演出図柄では、3桁同一の偶数図柄の表示態様が特別図柄の通常大当り図柄に対応し、3桁同一の奇数図柄の表示態様が特別図柄の確変大当り図柄に対応し、それら以外の図柄の表示態様が特別図柄の外れ図柄に対応している。
演出図柄の変動態様(変動パターン)および停止図柄の決定は、主制御部200から送信される変動パターン指定コマンドに基づいてサブ制御部260によって行われるように構成されている。ここで、主制御部200から送信される変動パターン指定コマンドは、特別図柄の変動パターンを示すもので、具体的には、特別図柄の変動時間や、3桁の演出図柄のうち2桁が同一図柄で停止表示されるリーチ演出(大当りに至る可能性のある状態が継続していることを示す演出)の有無等の演出内容を示している。主制御部200は、特別図柄の当否判定結果に応じて特別図柄の変動パターンをランダムに(乱数抽選により)決定する。そして、主制御部200により決定された特別図柄の変動パターンに基づき、サブ制御部260が、演出図柄表示部25aで表示される演出図柄の演出パターンを決定する。
本実施例の遊技機1は、演出図柄を用いたリーチ演出を行うことができるように構成されている。リーチ演出とは、演出図柄の変動表示中に、最終停止図柄となる演出図柄以外の演出図柄が、大当り図柄の組合せと一致した状態で停止している状態(大当り図柄を構成する図柄で停止表示した状態)のように、全ての演出図柄が停止表示される前で大当り可能性が継続している状態において行われる演出のことを指す。例えば、演出図柄が左図柄、右図柄、中図柄の順に停止し、これら表示図柄がすべて同一図柄で揃った場合に大当りとなるものとする。このとき、最終停止図柄である中図柄以外の左図柄及び右図柄が同一図柄で停止している状態をリーチ状態という。演出図柄によるリーチ演出は、特別図柄当否判定で当り判定となった場合(当りリーチ)、および特別図柄当否判定で外れ判定となった場合においてリーチ演出を行うと決定された場合(外れリーチ)に行われる。
また、本実施例の遊技機1は、リーチ演出の発生を示唆する予告演出を行うことができるように構成されている。本実施例の予告演出は、サブ制御部260の制御(サブ制御部260における演出パターンの選択・決定)により実現される。予告演出は、予告演出図柄として演出図柄表示部25aの表示領域に表示したキャラクタを用いて一連のストーリを進行させ、「リーチ状態」が発生する可能性があることを示唆するものである。
予告演出図柄は、所定の予告演出パターンにしたがって変動表示するように構成されている。この予告演出パターンは、演出表示部25aで表示される予告演出図柄や、一連のストーリの進行中に演出ボタン5dを用いる操作演出(ボタン予告演出)の有無を規定するものである。また、予告演出パターンは、サブ制御部260が演出図柄表示部25aで表示される演出図柄の演出パターンを決定した後、決定した演出パターンに対応して、複数の予告演出パターンが格納された予告演出選択テーブルから抽選により選択される。
予告演出選択テーブルは、複数用意されており、遊技状態に応じて選択されて用いられる。これらの複数の予告演出選択テーブルには、ボタン予告演出を伴う予告演出パターン(操作演出パターン)が他の予告演出パターンよりも選択される可能性(選択率)が高く設定された予告演出選択テーブルと、ボタン予告演出を伴う予告演出パターンが他の予告演出パターンよりも選択される可能性(選択率)が低く設定された予告演出選択テーブルとが含まれている。なお、サブ制御部260は、予告演出選択テーブルのうちから特定の予告演出パターンを選択し、予告演出図柄の変動態様を決定する。このため、本実施例では、予告演出選択テーブルが本発明の演出パターン記憶手段に相当し、サブ制御部260が本発明の演出パターン選択手段に相当している。なお、予告演出選択テーブルは、サブ制御部260のROMに記憶されており、サブ制御部260のROMが実質的に演出パターン記憶手段を構成している。
ここで、操作演出とは、遊技者が演出ボタン5dを操作することで、演出表示装置25における演出表示や効果音出力装置(スピーカ10a〜10d)における演出音などに変化を与えることが可能な演出(演出ボタン5dの操作を前提とした演出)のことを指す。本実施例では、演出表示装置25にて3つの演出図柄が変動表示を開始してから(図柄変動演出の開始から)、最初に演出図柄が停止表示するまで(例えば、第一停止図柄である左図柄が停止表示するまで)の間に、今回の図柄変動演出の展開や結末(リーチ演出の有無や信頼度など)を事前に示唆する予告演出を行うものとしており、その予告演出の一環として、演出ボタン5dの操作を反映させることが可能なボタン予告演出(操作演出)を行うものとしている。具体的には、演出ボタン5dをカメラのシャッタボタンに見立て、演出ボタン5dの操作により予告演出図柄として表示したキャラクタの写真を撮影するシャッタ予告演出を、ボタン予告演出として行う。なお、ボタン予告演出(操作演出)は、このようなシャッタ予告演出に限定されるものではない。
通常時は演出ボタン5dの操作が無効となっているが、ボタン予告演出の実行中は演出ボタン5dの操作が有効となるボタン操作有効期間となっている。ボタン操作有効期間は、予め設定された一定時間となっている。また、ボタン操作有効期間中は、演出ボタン5dの操作が有効となっている旨を遊技者に報知し、遊技者に演出ボタン5dの操作を促すボタン操作促進演出が行われる。このボタン操作促進演出は、例えば演出表示装置25の表示領域に「演出ボタンを押して下さい」とのメッセージを操作促進画像として表示したり、演出ボタン5dの意匠を模した図柄を操作促進画像として表示したりすることにより実施できる。なお、ランプ内蔵型の演出ボタン5dであれば、ボタン操作促進演出として演出ボタン5dのランプを点灯させてもよい。
次に、本実施例の遊技機1の電子制御装置について、図3に基づいて説明する。図3は、電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、電子制御装置は、主制御部200と、その主制御部200に接続された副制御部230、260、280とを含んで構成されている。副制御部は、払出制御部(賞球制御部)230、サブ制御部260及び演出表示制御部280から構成される。主制御部200は、主制御基板200aを備え、副制御部230、260、280は、周辺制御基板として、払出制御基板(賞球制御基板)230a、サブ制御基板260a及び演出表示制御基板280aをそれぞれ備えている。
各制御部200、230、260、280には、図示しない主電源から電源が供給されている。また、電源立上げ時には、システムリセット信号が各制御部200、230、260、280に送信される。なお、本実施例の遊技機1は、電源断時に主制御部200及び払出制御部230に作動電圧を供給する図示しないバックアップ電源部(図示略)を備えており、電源断時にも主制御部200及び払出制御部230のRAMデータが保持される。
主制御部200は、遊技の進行を司る主制御手段を構成するものであり、各副制御部230、260に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信し、各副制御部230、260、280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。
主制御部200の主制御基板200aには、CPU200b、CPUコア、内蔵RAM(以下、単にRAMともいう)、内蔵ROM(以下、単にROMともいう)などを備えており、ROMに格納された制御プログラムにより、RAMをワークエリアとして遊技機1全体の作動制御(遊技の基本進行制御)を司る。また、主制御部200は、CPU200bが主体となって、ROMに格納された当否判定プログラムにより特別図柄の当否判定を行う当否判定手段を構成している。また、主制御部200は、特別図柄当否判定を実行する際に、ROMに格納された特別図柄の変動パターンテーブルから特定の変動パターンを決定する。なお、本実施例の主制御部200のCPU200bの制御周期は4msに設定されている。
主制御部200には、盤面入力中継基板201と盤面出力中継基板202とが接続されている。盤面入力中継基板201には、普通図柄作動ゲート検知スイッチ27s、始動口入賞検知スイッチ28s、大入賞口入球検知スイッチ33sが接続されており、これらの信号が主制御部200に入力するように構成されている。盤面出力中継基板202には、普通図柄表示部51、特別図柄表示部61、始動口ソレノイド28c、大入賞口ソレノイド33cが接続されており、主制御部200からの制御信号が出力される。
払出制御部230を構成する払出制御基板230aには、主制御部200のCPU200bと同様の構成を有するCPU(図示略)を備えている。払出制御部230には、発射制御基板250で構成される発射制御部250、CRユニット13などが接続されている。主制御部200から払出制御部230には、賞球払出を指示する賞球指示信号、遊技開始許可を指示する遊技開始許可信号、各種発射制御コマンドなどのコマンドが送信される。各種発射制御コマンドには、球送り許可・禁止、発射許可・禁止、遊技開始許可などが含まれている。
サブ制御部260を構成するサブ制御基板260aには、CPU260bや図示しないROM、RAM、入出力ポートなどを有する演算回路構成要素が設けられており、入出力ポートにおいて主制御部200に接続されている。サブ制御部260は、遊技の進行に応じた遊技演出の実行を司る第1演出制御手段を構成するものであって、装飾演出装置(第1演出装置)の駆動制御を行うように構成されている。装飾演出装置としては、各種ランプ装置、効果音出力装置(スピーカ10a〜10d)や可動役物(図示せず)が挙げられる。
サブ制御部260には、装飾駆動基板261を介して各種LED・ランプ262(各種ランプ装置)が接続されている。各種LED・ランプ262は、遊技効果を高めるためのものであり、これらのランプ類はゲームの進行に対応して点灯・消灯又は点滅し、遊技効果を高めている。また、サブ制御部260には効果音出力装置(スピーカ10a〜10d)が接続されている(図4参照)。スピーカ10a〜10dからは、遊技の進行に対応して各種の楽曲や音声などが出力される。さらに、サブ制御部260には、音量設定スイッチ264や演出ボタン5dが接続されている。サブ制御部260のCPU260bは、主制御部200のCPU200bからの各種指令(演出パターン指定コマンドの受信、演出ボタン操作信号の入力などの各種制御コマンド)に基づいて、図柄変動演出や大当り演出など遊技進行に応じた各種遊技演出の実行パターンの選択・実行処理や、各種LED・ランプの点灯・点滅パターンの選択・実行処理や、効果音出力装置(スピーカ10a〜10d)から出力される効果音データの選択・出力処理などを行う。なお、演出ボタン5dが本発明の操作手段に相当している。
次に、サブ制御部260および演出表示制御部280との関係について図4に基づいて説明する。図4は、サブ制御部260と演出表示制御部280の概略構成を示すブロック図である。サブ制御部260には、音源IC260cと音源ROM260dが設けられており、音源ROM260dには図柄変動演出および大当り演出などに用いられる楽曲の音声データが記憶されている。サブ制御部260のCPU260bから音源IC260cには、遊技の進行状況に応じて出力すべき音声データ(楽曲)を指定するための効果音指定信号や、その音声データ(楽曲)を出力する際の音量を指定するための音量指定信号が送信される。
サブ制御部260には、演出表示制御部280が接続されている。演出表示制御部280を構成する演出表示制御基板280aには、CPU280bや図示しないRAM、ROM、入出力ポートなどを有する演算回路構成要素(図示略)が設けられ、入出力ポートにおいてサブ制御部260に接続されている。演出表示制御部280は、CPU280bがROMに格納された制御プログラムに従ってRAMをワークエリアとして演出表示装置25(第2演出装置)の駆動制御を行うように構成されている。さらに、演出表示制御部280には、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)280c、CGROM280dが設けられている。VDP280cには、演出表示装置25が接続されており、CGROM280dには、演出表示装置25で表示される演出用図柄の画像データが格納されている。
主制御部200からサブ制御部260には、遊技の進行状況を示す主制御コマンド(変動パターンを指定するコマンド、当否判定結果を示すコマンド、大当り遊技のラウンド数を指定するコマンドなど)が制御信号として送信される。
サブ制御部260から演出表示制御部280には、主制御コマンドに基づいて特定される遊技進行状況に即した各種演出表示の実行を指示する各種演出コマンドなどが制御信号として送信される。演出表示制御部280のCPU280bは、演出コマンドに基づいて演出表示装置25における具体的な表示態様を決定し、当該表示態様を指定する演出表示指定信号をVDP280cに出力し、演出表示装置25で行われる演出表示の制御(第2演出装置の駆動制御)を行う。
上述のように、サブ制御部260のCPU260bは、主制御部200のCPU200bからの各種指令(各種制御コマンド)に基づいて遊技の進行状況に応じた各種遊技演出(図柄変動演出や大当り演出など)の選択・実行制御を担うとともに、装飾演出(ランプを用いた演出や音声を用いた演出など)を実行する制御(装飾演出装置の駆動制御)を担うように構成されている。また、演出表示制御部280のCPU280bは、サブ制御部260のCPU260bからの各種指令(各種演出コマンド)に基づいて表示演出(演出表示装置25で表示される図柄を用いた演出)を実行する制御(演出表示装置25の駆動制御)を担うように構成されている。このように、本実施例の遊技機1では、サブ制御部260のCPU260bと演出表示制御部280のCPU280bとで、演出制御を分散して行うように構成されており、サブ制御部260のCPU260bが本発明の第1演出制御手段に相当し、演出表示制御部280のCPU280bが本発明の第2演出制御手段に相当している。また、本実施例では、演出表示装置25が本発明の第2演出装置に相当し、装飾演出装置としての各種ランプ装置や効果音出力装置(スピーカ10a〜10d)などが本発明の第1演出装置に相当している。
ところで、演出ボタン5dが接続されたサブ制御部260は、演出表示制御部280における演出表示制御の実行状態を把握していない構成であると、演出ボタン5dの操作が演出表示制御部280における演出表示制御に正確に反映させることができない状況が発生し得るといった問題がある。
そこで、本実施例では、ボタン演出期間内(ボタン操作有効期間内)に演出ボタン5dが操作された場合に、サブ制御部260のCPU260bは、遊技者により演出ボタン5dが操作されたことを示すボタン演出指定コマンド(操作信号)を演出表示制御部280に送信するように構成されている。一方、演出表示制御部280のCPU280bは、サブ制御部260からのボタン演出指定コマンドを受信した場合に、現在の演出表示装置25における演出表示状況(演出実行状況)を取得(記憶)して、その演出表示状況を特定可能な操作応答コマンド(操作応答信号)を生成し、そのコマンドをサブ制御部260に送信するように構成されている。
このように、本実施例の遊技機1では、サブ制御部260から演出表示制御部280への信号送信に加え、演出表示制御部280からサブ制御部260への信号送信ができるようになっており、サブ制御部260と演出表示制御部280との間で双方向通信が行われる構成としている。
そして、サブ制御部260のCPU260bは、ボタン予告演出(操作演出)の実行過程において、演出表示制御部280からの操作応答コマンドを受信した場合に、そのコマンドを解析して、現時点(操作ボタン5dの操作時点)での演出表示装置25の演出表示状況を特定し、その特定した演出表示状況に対応する演出(操作対応演出)を実行する。具体的には、演出ボタン5dの操作結果(操作応答コマンドにより特定される現在の演出表示状況)に対応する演出(操作対応演出)の実行パターン(操作対応演出パターン)を決定して、その決定した実行パターン(操作対応演出パターン)に基づいて装飾演出(ランプ演出や音声演出や可動役物演出)を行うとともに、決定した実行パターン(操作対応演出パターン)に基づいて表示演出を行うために、演出表示装置25の表示領域(演出図柄表示部25a)に表示する画像(操作結果画像)を指定する操作結果画像指定コマンドを演出表示制御部280に送信する。なお、演出表示制御部280は、操作結果画像指定コマンドで指定された画像を演出表示装置25の表示領域に表示する。
このように、本実施例のサブ制御部260は、遊技者によって演出ボタン5dが操作されたときの演出表示制御部280における演出表示制御の実行状態を把握可能となっている。なお、本実施例では、サブ制御部260が、演出表示制御部280にボタン演出指定コマンド(操作信号)を送信する操作信号送信手段、および演出制御部280の演出表示状況(演出実行状況)に対応する操作対応演出を実行する操作対応演出実行手段を構成している。また、演出表示制御部280がサブ制御部260に操作応答コマンド(操作応答信号)を送信する応答信号送信手段を構成している。
以下、本実施例の遊技機1の演出ボタン5dの操作を伴うボタン予告演出(操作演出)を行う演出表示制御処理について図5〜図9に基づいて説明する。図5はサブ制御部260のCPU260b(以下、単にサブ制御部260という。)がROMに格納された制御プログラムにしたがって行う図柄変動演出処理の流れを示すフローチャートである。図6は、図5に示す図柄変動演出処理の実行に付随して、演出表示制御部280のCPU280b(以下、単に演出表示制御部280という。)がROMに格納された制御プログラムにしたがって行う図柄変動演出表示処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、サブ制御部260による図柄変動演出処理(図5)とこれに対応する演出表示制御部280による図柄変動演出表示処理を関連づけて説明する。
サブ制御部260は、図5に示すように、主制御部200のCPU200b(以下、単に主制御部200という。)から図柄変動開始コマンド(変動パターン指定コマンドおよび特別図柄停止情報指定コマンドを含むコマンド)を受信したか否かを判定する(S100)。変動パターン指定コマンドは、特別図柄表示部61に表示される特別図柄の変動パターン(特別図柄の変動時間)に対応する演出図柄の演出パターン(図柄変動演出の態様および実行時間)を指定するコマンドであり、特別図柄表示部61における特別図柄の変動表示開始時に、主制御部200がサブ制御部260に対して送信するものである。また、特別図柄停止情報指定コマンドは、特別図柄の停止図柄(大当り図柄、外れ図柄)を指定するコマンドであり、変動パターン指定コマンドと同じく、特別図柄の変動表示開始時に、主制御部200がサブ制御部260に対して送信するものである。
この結果、図柄変動開始コマンドを受信していないと判定された場合には(S100:NO)、S110に進む。なお、S110以降の処理については後述する。一方、図柄変動開始コマンドを受信していると判定された場合には(S100:YES)、主制御部200で行われる特別図柄当否判定の結果が大当りであるか否かを判定する(S101)。特別図柄当否判定の結果が大当りであるか否かは、特別図柄停止情報指定コマンドで指定される特別図柄の停止図柄の種類に基づいて判断することができる。
この結果、特別図柄当否判定の結果が大当りであると判定された場合には(S101:YES)、演出図柄の当り演出パターンと当り図柄を決定する(S102)。一方、特別図柄当否判定の結果が外れであると判定された場合には(S101:NO)、演出図柄の外れ演出パターンと外れ図柄を決定する(S103)。
次に、ボタン予告演出を伴う予告演出パターンの選択率を調整するためのボタン予告演出調整フラグがOFFか否かを判定する(S104)。このボタン予告演出調整フラグは、例えば通信時のノイズなどの影響により、サブ制御部260が演出表示制御部280からの操作応答コマンド(操作応答信号)を適切に受信できない場合にONされるフラグであり、後述するボタン予告演出処理(S109)にて設定されるものである。
ボタン予告演出調整フラグがONされている場合、サブ制御部260では、操作応答コマンドを適切に受信できないことから、演出表示制御部280における演出表示状況を特定することができない。そのため、演出ボタン5dを用いたボタン予告演出が実行されると、演出ボタン5dの操作をサブ制御部260および演出表示制御部280における演出制御に正確に反映させることができない状況が発生し得ることとなる。
本実施例のサブ制御部260は、ボタン予告演出調整フラグがOFFである場合には(S104:YES)、サブ制御部260が演出表示制御部280での演出表示状況を特定することができる状況と判断できるので、複数の予告演出選択テーブルのうち、ボタン予告演出を伴う予告演出パターン(操作演出パターン)の選択率がボタン予告演出を伴わない予告演出パターンの選択率に比べ高く設定された通常時の予告演出選択テーブルに基づいて、予告演出パターンを選択する(S105)。
一方、ボタン予告演出調整フラグがONである場合には(S104:NO)、サブ制御部260が演出表示制御部280での演出表示状況を特定することができない状況と判断できるので、複数の予告演出選択テーブルのうち、通常時に用いる予告演出選択テーブルに比較してボタン予告演出を伴う予告演出パターン(操作演出パターン)の選択率が低く設定された予告演出選択テーブルに基づいて、予告演出パターンを選択する(S106)。なお、S105およびS106における予告演出パターンの選択処理には、予告演出を行うか否かの選択(決定)を含めることができ、この場合、予告演出を行うことが決まると、その予告演出の実行パターン(「演出ボタン5dの操作を伴う予告演出パターン」または「演出ボタン5dの操作を伴わない予告演出パターン」)を選択することとなる。
ここで、例えば、ボタン予告演出調整フラグがOFFである場合の予告演出選択テーブル(通常時の予告演出選択テーブル)では、ボタン予告演出を伴う予告演出パターンの選択率を5/10とし、ボタン予告演出を伴わない予告演出パターンの選択率を5/10とすることができる。これに対して、ボタン予告演出調整フラグがONである場合の予告演出選択テーブルでは、ボタン予告演出を伴う予告演出パターンの選択率を1/10、ボタン予告演出を伴わない予告演出パターンの選択率を9/10とすることができる。なお、ボタン予告演出調整フラグがONである場合の予告演出選択テーブルでは、ボタン予告演出を伴う予告演出パターンの選択率を0/10、ボタン予告演出を伴わない予告演出パターンの選択率を10/10としてもよい。この場合、ボタン予告演出調整フラグがONのときには、ボタン予告演出を伴う予告演出が100%実行されないこととなる。
このように、本実施例では、サブ制御部260が、演出表示制御部280の制御下で行われる演出表示装置25の演出表示状況を特定することができない状況と判断できる場合には、ボタン予告演出を伴う予告演出パターンの選択率が低く設定された予告演出選択テーブルに基づいて予告演出パターンを選択している。そのため、サブ制御部260が演出表示装置25の演出表示状況(演出表示制御部280の制御の進捗状況である演出実行状況)を特定することができない状況でのボタン予告演出の実行を抑制することができる。
次に、サブ制御部260は、図柄変動演出開始コマンドである演出パターン指定コマンド、停止図柄指定コマンド、および予告演出指定コマンドを演出表示制御部280に送信する(S107)。なお、S107で送信される演出パターン指定コマンドは、S102、103で決定した演出図柄の演出パターンの種類を指定するためのコマンドであり、停止図柄指定コマンドは、S102、103で決定した演出図柄の停止図柄の種類を指定するためのコマンドである。また、S107で送信される予告演出指定コマンドは、S105またはS106で選択した予告演出パターンを指定するコマンドである。
次に、サブ制御部260は、今回の図柄変動演出にボタン予告演出が含まれるか否か、つまりS105またはS106で選択した予告演出パターンがボタン予告演出を伴う予告演出パターンであるか否か(ボタン予告演出の有無)を判定する(S108)。この結果、ボタン予告演出を伴う予告演出パターンである(ボタン予告演出あり)と判定された場合には(S108:YES)は、後述するボタン予告演出処理を行う(S109)。なお、ボタン予告演出を伴わない予告演出パターンである(ボタン予告演出なし)と判定された場合には(S108:NO)、ボタン予告演出処理をスキップしてS110に進む。
ここで、演出表示制御部280では、図6に示すように、サブ制御部260から図柄変動演出開始コマンド(演出パターン指定コマンド、停止図柄指定コマンド、予告演出指定コマンド)を受信した場合に(S200:YES)、演出表示装置25で演出図柄を所定時間にわたって変動表示させる演出表示(図柄変動演出表示)を開始させる(S201)。なお、演出表示装置25で行われる演出表示の態様(演出表示パターン)は、予告演出指定コマンドおよび演出パターン指定コマンドにより特定される。
そして、演出表示制御部280は、予告演出指定コマンドにて特定される予告演出パターンにボタン予告演出が含まれるか否か(ボタン予告演出の有無)を判定する(S202)。この結果、ボタン予告演出が含まれる(ボタン予告演出あり)と判定された場合には(S202:YES)、ボタン予告演出表示処理を行う(S203)。なお、サブ制御部260から図柄変動演出開始コマンドを受信していない場合(S200:NO)や、ボタン予告演出が含まれない(ボタン予告演出なし)と判定された場合(S202:NO)には、演出パターン指定コマンドおよび予告演出指定コマンドにより指定されたボタン演出を含まない演出表示を行い、S204に進む。S204以降の処理については後述する。
次に、本実施例の遊技機1のボタン予告演出処理(図5:S109)およびボタン予告演出表示処理(図6:S203)について図7〜図9に基づいて説明する。図7はサブ制御部260(のCPU260b)がROMに格納された制御プログラムにしたがって行うボタン予告演出処理の流れを示すフローチャートである。図8は、図7に示すボタン予告演出処理の実行に付随して、演出表示制御部280(のCPU280b)がROMに格納された制御プログラムにしたがって行うボタン予告演出表示処理の流れを示すフローチャートである。図9は、ボタン予告演出表示処理にて演出表示装置25の表示領域に表示する画像(予告演出図柄)を説明する説明図である。
まず、サブ制御部260では、図7に示すように、演出ボタン5dの操作を有効化するタイミングであるか否か、つまりボタン操作有効期間の開始時期が到来したか否かを判定する(S109a)。この結果、演出ボタン5dの操作を有効化するタイミングでないと判定された場合には(S109a:NO)、演出ボタン5dの操作を有効化するタイミングとなるまで待機状態となる。一方、演出ボタン5dの操作を有効化するタイミングであると判定された場合には(S109a:YES)、演出ボタン有効化コマンドを演出表示制御部280に送信して(S109b)、演出ボタン5dの操作信号の入力を有効化する(S109c)。
一方、演出表示制御部280では、図8に示すように、サブ制御部260から演出ボタン有効化コマンドを受信したか否かを判定する(S203a)。この結果、演出ボタン有効化コマンドを受信していないと判定された場合には(S203a:NO)、演出ボタン有効化コマンドを受信するまで待機状態となる。一方、演出ボタン有効化コマンドを受信したと判定された場合には(S203a:YES)、演出ボタン5dの操作を促す操作促進画像を演出表示装置25の表示領域に表示して、演出ボタン5dが有効になった旨を遊技者に報知する(S203b)。
本実施例では、図9(a)に示すように、演出表示装置25の表示領域の下側領域に「演出ボタンを押して下さい」とのメッセージを操作促進画像として表示することで、遊技者に演出ボタン5dが有効になった旨を報知している。なお、演出ボタン有効化の報知は、例えば、演出ボタン5dの意匠を模したボタン画像を演出表示装置25の表示領域に表示したり、所定のキャラクタと吹出しを表示して、吹出しの中に演出ボタン5dの操作を促す台詞を表示させたりしてもよい。
また、本実施例では、ボタン予告演出としてシャッタ予告演出(操作演出の一具体例)を行っている。本実施例のシャッタ予告演出では、演出表示装置25の表示領域の上側領域に左側から右側へと移動するキャラクタを表示し、この移動するキャラクタを演出ボタン5dの操作によって写真撮影する演出を行っている。なお、ボタン予告演出は、演出ボタン5dの操作を伴う演出であれば、シャッタ予告演出に限らずその他の予告演出であってもよい。
図7に戻り、サブ制御部260は、演出ボタン5dの操作信号の入力を有効化すると(S109c)、演出ボタン5dの操作信号がONになったか否か、つまり遊技者が演出ボタン5dを操作したか否かを判定する(S109d)。この結果、演出ボタン5dの操作信号がONになっている場合、つまり遊技者が演出ボタン5dを操作した場合には(S109d:YES)、遊技者により演出ボタン5dが操作されたことを示すボタン演出指定コマンドを演出表示制御部280に送信する(S109e)。そして、演出ボタン5dの操作信号の入力を無効化する(S109f)。
一方、演出ボタン5dの操作信号がONになっていない場合には(S109d:NO)、予め設定された演出ボタン5dの操作有効期間が経過したか否かを判定する(S109n)。そして、演出ボタン5dの操作有効期間が経過していない場合には(S109n:NO)、演出ボタン5dの操作信号がONとなるまで待機状態となり、演出ボタン5dの操作有効期間が経過した場合には(S109n:YES)、演出ボタン無効化コマンドを演出表示制御部280に送信して(S109o)、演出ボタン5dの操作信号を無効化する(S109p)。
次に、演出表示制御部280では、図8に示すように、サブ制御手段260からボタン演出指定コマンドを受信しているか否かを判定する(S203c)。この結果、ボタン演出指定コマンドを受信していると判定された場合には(S203c:YES)、演出ボタン5dの操作時の画像を演出表示装置25の表示領域の上側領域に表示して(S203d)、演出ボタン5dの操作促進画像を消去する(S203e)。そして、演出表示制御部280では、現在の演出表示状況、すなわち、演出ボタン5dが操作されたときの演出表示装置25における演出表示内容(演出ボタン5dが操作されたときに演出表示装置25に表示されている背景画像やキャラクタ画像など)を取得(記憶)して、この取得した現在の演出表示状況を特定可能な操作応答コマンド(操作応答信号)を生成し、この生成したコマンドをサブ制御部260に送信する(S203f)。
ここで、演出ボタン5dの操作時に表示する画像として、本実施例では、図9(b)に示すように、演出表示装置25の表示領域の上側領域にカメラの意匠を模した画像を表示するとともに、演出表示装置25の表示領域の下側領域に「撮影実行」とのメッセージを表示することとしている。つまり、演出ボタン5dの操作が反映されたことを示す画像を表示すればよく、その画像の内容(種類)は特に問わない。これにより、遊技者に対して演出ボタン5dの操作が正常に行われたことを報知することができる。
一方、図8に示すように、ボタン演出指定コマンドを受信していないと判定された場合には(S203c:NO)、サブ制御部260から演出ボタン無効化コマンドを受信しているか否かを判定する(S203i)。この結果、演出ボタン無効化コマンドを受信していない場合には(S203i:NO)、演出ボタン5dの操作信号がONとなるまで待機状態となり、演出ボタン無効化コマンドを受信している場合には(S203i:YES)、演出ボタン5dの未操作時の画像を表示して(S203j)、演出ボタン5dの操作促進画像を消去する(S203k)。なお、演出ボタン5dの未操作時の画像としては、例えば、演出表示装置25の表示領域に「撮影失敗」、「時間切れ」などのメッセージを表示することができ、演出ボタン5dの操作が反映されなかったこと(演出ボタン5dの操作有効期間が過ぎてしまったこと)を示す画像であれば、その画像の内容(種類)は特に問わない。そして、演出ボタン5dの未操作時の画像を表示して演出ボタン5dの操作促進画像を消去すると、演出表示制御部280では、操作応答コマンド(操作応答信号)をサブ制御部260に送信することなくボタン予告演出表示処理を終了する。
次に、サブ制御部260では、図7に示すように、演出表示制御部280から操作応答コマンド(操作応答信号)を受信したか否かを判定する(109g)。この結果、操作応答コマンドを受信している場合には(S109g:YES)、操作応答コマンドに対応する操作結果演出(操作対応演出)を実行し(S109h、S109i)、ボタン予告演出処理を終了する。つまり、サブ制御部260では、演出表示制御部280の現在の演出表示状況(演出ボタン5dが操作されたときの演出表示内容)に対応した演出を実行する。
ここで、操作応答コマンドに対応する操作結果演出(操作対応演出)は、可動役物演出、効果音出力装置(スピーカ10a〜10d)を用いた音演出、演出用(装飾用)の各種LEDやランプを用いたランプ演出、演出表示装置25を用いた表示演出などが挙げられ、本実施例では、操作結果演出として、音演出、ランプ演出および表示演出を行うこととしている。このことから、本実施例では、S109hの処理で、音演出およびランプ演出による操作結果演出を実行するとともに、S109iの処理で、操作結果演出として演出表示装置25に表示する画像(背景画像、キャラクタ画像など)を指定する操作結果画像指定コマンドを演出表示制御部280に送信して、表示演出による操作結果演出を実行する。操作結果演出の実行パターン(操作結果演出パターン)は、演出表示制御部280からの操作応答コマンドにより特定される「演出ボタン5dが操作されたときの演出表示内容」に基づきサブ制御部260が決定するもので、サブ制御部260は、その決定した実行パターンに従って操作結果演出を実行する(操作結果画像指定コマンドの送信を含む)。
一方、操作応答コマンドを受信していない場合には(S109g:NO)、予め設定された応答期間である待機時間(例えば、200ミリ秒)を経過しているか否かを判定する(S109j)。この結果、待機時間を経過していない場合には(S109j:NO)、操作応答コマンドを受信するまで待機状態となり、待機時間を経過している場合には(S109j:YES)、標準の操作結果演出を実行する(S109k、S109l)。
ここで、標準の操作結果演出は、操作応答コマンドに対応する操作結果演出と同様に、可動役物演出、音演出、ランプ演出、表示演出などが挙げられ、演出ボタン5dの操作タイミングにおける演出表示装置25の演出表示状況の影響を受けない、予め定められた演出である。本実施例では、標準の操作結果演出として、音演出、ランプ演出および表示演出を行うこととしており、このことから、S109kの処理で、音演出およびランプ演出による標準の操作結果演出を実行するとともに、S109lの処理で、標準の操作結果演出として演出表示装置25に表示する画像(背景画像やキャラクタ画像)を指定する操作結果画像指定コマンドを演出表示制御部280に送信して、表示演出による標準の操作結果演出を実行する。
次に、ボタン予告演出調整フラグをONに設定し(S109m)、ボタン予告演出処理を終了する。上述のようにボタン予告演出調整フラグがONに設定されると、演出ボタン5dを用いるボタン予告演出を伴う予告演出パターンの選択率が低く設定された予告演出選択テーブルに基づいて予告演出パターンを選択することになる(図5のS104、S106参照)。なお、本実施例では、一回でも待機時間を経過するとボタン予告演出調整フラグをONに設定しているが、これに限らず、待機時間の経過が所定回数となった場合にボタン予告演出調整フラグをONに設定してもよい。
次に、演出表示制御部280では、図8に示すように、サブ制御部260から操作結果画像指定コマンドを受信したか否かを判定する(S203g)。この結果、操作結果画像指定コマンドを受信していない場合には(S203g:NO)、操作結果画像指定コマンドを受信するまで待機状態となり、操作結果画像指定コマンドを受信している場合には(S203g:YES)、操作結果画像指定コマンドに対応する操作結果画像を表示して(S203h)、ボタン予告演出表示処理を終了する。
ここで、サブ制御部260が演出表示制御部280から操作応答コマンドを受信している場合における操作結果画像として、本実施例では、演出ボタン5dの操作タイミングが良好であると、図9(c)に示すように、キャラクタを特定可能なように演出表示装置25の表示領域にキャラクタの全身が写った写真を模した画像を表示するものとしている。また、演出ボタン5dの操作タイミングが遅いと、図9(d)に示すように、演出表示装置25の表示領域にキャラクタの一部が写った写真を模した画像を表示するものとしている。なお、シャッタ予告演出としては、キャラクタが移動する際の写真撮影に限らず、例えば、演出ボタン5dの操作タイミングに応じて、ピントが合った写真を模した画像やピントがぼけた写真を模した画像を表示するようにしてもよい。また、操作結果画像は静止画像であっても動画像であってもよい。そして、遊技者は、操作結果画像の態様を見て演出ボタン5dの操作タイミングが良好であるか否かを判断し、その結果によって、今回の図柄変動演出表示の展開や結末を推測して遊技を楽しむことができる。
一方、サブ制御部260が演出表示制御部280から操作応答コマンドを受信していない場合における操作結果画像としては、例えば、演出ボタン5dの操作タイミングによらず、図9(e)に示すように、演出表示装置25の表示領域にキャラクタが全く写っていない写真を模した画像を表示することができる。
次に、上述のボタン予告演出処理およびボタン予告演出表示が終了した後の処理について説明する。まず、サブ制御部260では、図5に示すように、主制御部200が演出の停止を指示するために送信する図柄停止コマンドを受信したか否かを判定する(S110)。この図柄停止コマンドは、特別図柄表示部61における特別図柄の変動表示の終了(特別図柄の停止表示)に伴って主制御部200がサブ制御部260に向けて送信するもので、サブ制御部260は、図柄停止コマンドの受信により、特別図柄の変動表示が終了するタイミング(特別図柄が停止表示するタイミング)を認識できる。そして、図柄停止コマンドを受信したと判定された場合には(S110:YES)、図柄停止コマンドを演出表示制御部280に送信する(S111)。S111で送信する図柄停止コマンドは、S110で主制御部200から受信した図柄停止コマンドをそのまま送信すればよい。なお、図柄停止コマンドを受信していないと判定された場合には(S110:NO)、ステップS111の処理をスキップする。
一方、演出表示制御部280では、図6に示すように、サブ制御部260から図柄停止コマンドを受信しているか否かを判定する(S204)。この結果、図柄停止コマンドを受信していると判定された場合には(S204:YES)、図柄変動演出表示の終了処理を行う(S205)。具体的には、演出表示装置25における演出図柄の変動表示(図柄変動演出表示)を終了する(演出図柄を停止表示する)処理を行う。一方、図柄停止コマンドを受信していないと判定された場合には(S204:NO)、S205の図柄変動演出表示の終了処理をスキップする。
ここで、図5〜図8のフローチャートに示した処理と本発明の各手段との対応について説明しておくと、図5におけるS105、S106の処理が演出パターン選択手段に相当し、図7におけるS109eの処理が操作信号送信手段に相当し、図7におけるS109h、109iの処理が操作対応演出実行手段に相当し、図8におけるS203fの処理が応答信号送信手段に相当している。
以上説明した本実施例によれば、演出表示装置25にて3つの演出図柄が変動表示を開始してから(図柄変動演出の開始から)、最初に演出図柄が停止表示するまで(例えば、第一停止図柄である左図柄が停止表示するまで)の間に行われる「予告演出」の一環として、演出ボタン5dの操作を伴う「ボタン予告演出(シャッタ予告演出)」を行うこととしている。そして、ボタン予告演出の実行過程におけるボタン演出期間内において、演出表示制御部280は、サブ制御部260から演出ボタン5dが操作されたことを示すボタン演出指定コマンド(操作信号)を受信すると、そのコマンドを受信した際(演出ボタン5d操作時)の演出表示状況を特定可能な操作応答コマンド(操作応答信号)をサブ制御部260に対して出力し、当該操作応答コマンドを受信したサブ制御部260は、演出表示制御部280の制御下で行なわれる演出表示の進行状況(演出表示状況)に対応した操作結果演出(操作対応演出)を行う。このように、遊技者による演出ボタン5dの操作を伴う予告演出(ボタン予告演出)を、サブ制御部260にて行う演出制御(ボタン予告演出処理)と、演出表示制御部280で行う演出表示制御(ボタン予告演出表示処理)とを正確にリンク(連動)させた状況下で行うことで、演出ボタン5dの操作を伴う予告演出を実現するための制御(演出ボタン5dの操作に基づく演出制御)の精度を向上させることができ、このことが、予告演出の興趣向上に大きく貢献することとなる。
また、サブ制御部260では、予め設定された待機時間(応答期間)内に演出表示制御部280から操作応答コマンド(操作応答信号)を受信していない場合には、応答期間内に演出表示制御部280から操作応答コマンド(操作応答信号)を受信した場合に比べて、演出ボタン5dを用いたボタン予告演出を指定する予告演出パターンの選択率を低下させるので、演出ボタン5dの操作がサブ制御部260および演出表示制御部280の演出制御に正確に反映させることができない状況の発生(精度の低い予告演出の実行)を抑制することができる。そのため、演出ボタン5dの操作に基づく演出制御の精度を向上させることができる。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について図10〜図14に基づいて説明する。上記第1実施例と同様または均等な部分について同一の符号を付し、その説明を省略する。
上述の第1実施例では、演出表示装置25にて3つの演出図柄が変動表示を開始してから(図柄変動演出の開始から)、最初に演出図柄が停止表示するまで(例えば、第一停止図柄である左図柄が停止表示するまで)の間に行われる予告演出の一環として、演出ボタン5dの操作を伴う操作演出を行う例を示したが、本実施例では、演出表示装置25にて3つの演出図柄が変動表示を開始した後(図柄変動演出の開始後)、2つの演出図柄が同一の図柄で停止表示された状態で行われるリーチ演出の実行中に、演出ボタン5dの操作を契機として大当りの信頼度を告知するといった操作演出(信頼度告知演出)を例示する。なお、信頼度告知演出は、大当りの信頼度を示す画像を演出図柄表示部25aの表示領域に表示することで、遊技者に対して大当りの信頼度を告知することで、遊技者の期待感の高揚を図るものである。
本実施例のサブ制御部260は、演出図柄表示部25aで表示される演出パターンを複数の演出パターンが格納された演出パターン選択テーブルから抽選により選択する構成としている。演出図柄の演出パターン選択テーブルは、複数用意されており、遊技状態に応じて選択されて用いられる。これらの複数の演出パターン選択テーブルには、演出ボタン5dを用いるボタン演出を伴う演出パターン(操作演出パターン、すなわち信頼度告知演出を含む演出パターン)の選択率が、他の演出パターン(ボタン演出を伴わない演出パターン、すなわち信頼度告知演出を含まない演出パターン)の選択率よりも高く設定された演出パターン選択テーブルと、他の演出パターンの選択率よりも低く設定された演出パターン選択テーブルとが含まれている。なお、サブ制御部260は、演出パターン選択テーブルのうちから特定の演出パターンを選択し、演出図柄の変動態様を決定する。このため、本実施例では、演出パターン選択テーブルが本発明の演出パターン記憶手段に相当し、サブ制御部260が本発明の演出パターン選択手段に相当している。なお、演出パターン選択テーブルは、サブ制御部260のROMに記憶されており、サブ制御部260のROMが実質的に演出パターン記憶手段を構成している。
次に、本実施例の遊技機1の演出ボタン5dの操作を伴ったボタン演出(操作演出)を行う演出表示制御処理について説明する。ここで、図10は本実施例の図柄変動演出処理の流れを示すフローチャートである。図11は、本実施例の図柄変動演出表示処理の流れを示すフローチャートである。
サブ制御部260は、図10に示すように、特別図柄当否判定の結果が大当りと判定された場合には(S101:YES)、演出図柄の停止図柄を当り図柄に決定する(S102´)。一方、特別図柄当否判定の結果が外れと判定された場合には(S101:NO)、演出図柄の停止図柄を外れ図柄に決定する(S103´)。
そして、ボタン演出を伴う演出パターンの選択率を調整するためのボタン演出調整フラグがOFFか否かを判定する(S104´)。このボタン演出調整フラグは、サブ制御部260が演出表示制御部280から演出表示状況を特定可能な操作応答コマンド(操作応答信号)を適切に受信できない場合にONされるフラグであり、後述するボタン演出処理(S109´)にて設定される。
S104´の判定の結果、ボタン予告演出調整フラグがOFFである場合には(S104´:YES)、複数の演出パターン選択テーブルのうちボタン演出を伴う演出パターン(操作演出パターン)の選択率が高く設定された通常時の演出パターン選択テーブルに基づいて特定の演出パターンを選択する(S105´)。一方、ボタン演出調整フラグがONである場合には(S104´:NO)、通常時の演出パターン選択テーブルに比較して、ボタン演出を伴う演出パターンの選択率が低く設定された演出パターン選択テーブルに基づいて特定の演出パターンを選択する(S106´)。これにより、サブ制御部260が演出表示制御部280の制御下で行われる演出表示装置25の演出表示状況を特定することができない状況での、ボタン演出の実行を抑制することができる。
次に、図柄変動演出開始コマンド(演出パターン指定コマンド、停止図柄指定コマンド)を演出表示制御部280に送信する(S107´)。なお、S107´で送信される演出パターン指定コマンドは、主制御部200から受信した変動パターン指定コマンドに基づいてサブ制御部260がS105´、S106´で選択した演出パターンを指定するコマンドである。また、S107´で送信される停止図柄指定コマンドは、S102´、103´で決定した演出図柄の停止図柄の種類を指定するためのコマンドである。
次に、サブ制御部260は、ボタン演出の有無、つまり演出パターン指定コマンドにて特定される演出パターンがボタン演出を伴う演出パターンであるか否か(ボタン演出の有無)を判定する(S108´)。この結果、ボタン演出を伴う演出パターンである(ボタン演出あり)と判定された場合には(S108´:YES)、後述するボタン演出処理を行う(S109´)。
ここで、演出表示制御部280では、図11に示すように、サブ制御部260からの演出パターン指定コマンドにて特定される演出パターンがボタン演出を伴う演出パターンであるか否か(ボタン演出の有無)を判定する(S202´)。この結果、ボタン演出を伴う演出パターンである(ボタン演出あり)と判定された場合には(S202´:YES)、ボタン演出表示処理を行う(S203´)。
ここで、本実施例のサブ制御部260(CPU260b)が行うボタン演出処理および演出表示制御部280(CPU280b)が行うボタン演出表示処理について、図12〜図14に基づいて説明する。図12は本実施例のボタン演出処理の流れを示すフローチャートである。図13は、本実施例のボタン演出表示処理の流れを示すフローチャートである。図14は、ボタン演出表示処理にて演出表示装置25の表示領域に表示される画像を説明する説明図である。
演出表示制御部280では、図13に示すように、サブ制御部260から演出ボタン有効化コマンドを受信したと判定された場合には(S203a:YES)、演出ボタン5dの操作を促す操作促進画像を演出表示装置25の表示領域に表示して、演出ボタン5dが有効になった旨を遊技者に報知する(S203b´)。なお、サブ制御部260から演出ボタン有効化コマンドが送信されるタイミングは、演出表示装置25の表示領域にて2つの演出図柄が同一の図柄で停止表示し、1つの演出図柄が変動表示を継続した状態で行われる「リーチ演出」の実行中の所定時期である。
本実施例では、図14(a)に示すように、演出表示装置25の表示領域の下側領域に「演出ボタンを押して下さい」とのメッセージを表示することで、遊技者に演出ボタン5dが有効になった旨を報知している。なお、本実施例のボタン演出では、演出表示装置25の表示領域の上側領域に天秤(三角形の土台、土台状の天秤棒)の意匠を模した画像を表示し、三角形の土台上の天秤棒の傾きが右下がり、左下がりにゆらゆらと揺れる天秤棒が、水平となる状態で遊技者に演出ボタン5dを押下させる演出を行っている。
この状態でサブ制御部260では、図12に示すように、演出ボタン5dの操作信号がONになったか否かを、つまり遊技者が演出ボタン5dを操作したか否かを判定する(S109d)。この結果、演出ボタン5dの操作信号がONになっている場合には(S109d:YES)、ボタン演出指定コマンドを演出表示制御部280に送信する(S109e)。そして、演出ボタン5dの操作信号の入力を無効化する(S109f)。
一方、演出ボタン5dの操作信号がONになっていない場合には(S109d:NO)、演出ボタン5dの操作有効期間が経過したか否かを判定する(S109n)。そして、演出ボタン5dの操作有効期間が経過している場合には(S109n:YES)、演出ボタン無効化コマンドを演出表示制御部280に送信して(S109o´)、演出ボタン5dの操作信号を無効化する(S109f)。なお、本実施例では、演出ボタン5dの操作有効期間が経過したとしても、演出ボタン5dを押したものと擬制してボタン演出を続行する。
次に、演出表示制御部280では、図13に示すように、サブ制御手段260からボタン演出指定コマンドを受信しているか否かを判定する(S203c)。この結果、ボタン演出指定コマンドを受信していると判定された場合には(S203c:YES)、演出ボタン5dの操作促進画像を消去する(S203e)。一方、ボタン演出指定コマンドを受信していないと判定された場合には(S203c:NO)、サブ制御部260から演出ボタン無効化コマンドを受信しているか否かを判定する(S203i´)。そして、演出ボタン無効化コマンドを受信していない場合には(S203i´:NO)、演出ボタン5dの操作信号がONとなるまで待機状態となり、演出ボタン無効化コマンドを受信している場合には(S203i´:YES)、演出ボタン5dの操作促進画像を消去する(S203e)。なお、図14(b)に示すように、演出表示装置25の表示領域の上側領域に天秤の意匠を模した画像の表示を残しているが、消去してもよい。そして、演出ボタン5dの操作促進画像を消去したら、現在の演出表示状況(天秤の意匠を模した画像の状態、すなわち天秤の傾き具合)を取得(記憶)して、この取得した現在の演出表示状況を特定可能な操作応答コマンド(操作応答信号)を生成し、この生成したコマンドをサブ制御部260に送信する(S203f)。
次に、サブ制御部260では、図12に示すように、演出表示制御部280から操作応答コマンドを受信したか否かを判定する(109g)。この結果、操作応答コマンドを受信している場合には(S109g:YES)、操作応答コマンドに対応する操作結果演出(操作対応演出)を実行し(S109h、S109i)、ボタン演出処理を終了する。つまり、サブ制御部260では、演出表示制御部280の制御下で行われている現在の演出表示状況(演出ボタン5dが操作されたときの演出表示内容)に対応した演出を実行する。
ここで、本実施例では、操作応答コマンドに対応する操作結果演出(操作対応演出)として、効果音出力装置(スピーカ10a〜10d)を用いた音演出、演出用(装飾用)の各種LEDやランプを用いたランプ演出および演出表示装置25を用いた表示演出を行うこととしている。このことから、本実施例では、S109hの処理で、音演出およびランプ演出による操作結果演出を実行するとともに、S109iの処理で、操作結果演出として演出表示装置25に表示する画像を指定する操作結果画像指定コマンドを演出表示制御部280に送信して、表示演出による操作結果演出を実行する。操作結果演出の実行パターン(操作結果演出パターン)は、演出表示制御部280からの操作応答コマンドにより特定される「演出ボタン5dが操作されたときの演出表示内容」に基づきサブ制御部260が決定するもので、サブ制御部260は、その決定した実行パターンに従って操作結果演出を実行する(操作結果画像指定コマンドの送信を含む)。
一方、操作応答コマンドを受信していない場合には(S109g:NO)、予め設定された応答期間である待機時間(例えば、200ミリ秒)を経過しているか否かを判定する(S109j)。この結果、待機時間を経過していない場合には(S109j:NO)、操作応答コマンドを受信するまで待機状態となり、待機時間を経過している場合には(S109j:YES)、標準の操作結果演出を実行する(S109k、S109l)。この標準の操作結果演出は、上述の第1実施例と同様に、演出ボタン5dの操作の影響を受けない予め定められた演出であり、本実施例においても、音演出、ランプ演出および表示演出により標準の操作結果演出が具現化される。このことから、S109kの処理で、音演出およびランプ演出による標準の操作結果演出を実行するとともに、S109lの処理で、標準の操作結果演出として演出表示装置25に表示する画像(背景画像やキャラクタ画像)を指定する操作結果画像指定コマンドを演出表示制御部280に送信して、表示演出による標準の操作結果演出を実行するものとなっている。そして、標準の操作結果演出を実行した後に、ボタン演出調整フラグをONに設定し(S109m´)ボタン演出処理を終了する。
次に、演出表示制御部280では、図13に示すように、サブ制御部260から操作結果画像指定コマンドを受信したか否かを判定する(S203g)。この結果、操作結果画像指定コマンドを受信していない場合には(S203g:NO)、操作結果画像指定コマンドを受信するまで待機状態となり、操作結果画像指定コマンドを受信している場合には(S203g:YES)、操作結果画像指定コマンドに対応する操作結果画像を表示して(S203h´)、ボタン演出表示処理を終了する。
ここで、サブ制御部260が演出表示制御部280から操作応答コマンドを受信している場合における操作結果画像として、本実施例では、操作応答コマンドで特定される演出ボタン5dの操作タイミングが、天秤棒が水平となる状態(良好)である場合、図14(c)に示すように、演出表示装置25の表示領域の上側領域に天秤棒の状態を表示するとともに、演出表示装置25の表示領域の下側領域に、今回の図柄変動演出表示の信頼度を確定的に示す画像(例えば、信頼度「90%」の文字)を表示するものとしている。また、演出ボタン5dの操作タイミングが、天秤棒が水平とならない状態である場合、図14(d)に示すように、演出表示装置25の表示領域の上側領域に天秤棒の状態を表示するとともに、演出表示装置25の表示領域の下側領域に、今回の図柄変動演出表示の信頼度を示さない画像(例えば、信頼度「??%」の文字)を表示するものとしている。ここで、天秤棒が水平とならない状態であっても、水平に近い状態である場合には、演出表示装置25の表示領域の下側領域に、今回の図柄変動演出表示の信頼度を確定的に示さない画像(例えば、信頼度「90%??」の文字)を表示することとしてもよい。このように、本実施例では、演出ボタン5dの操作タイミングに応じて、段階的に本来の信頼度を告知するようにしている。
また、図12に示すように、遊技者が操作有効期間内に演出ボタン5dを操作せず、操作有効期間が経過した場合(S109n:YES)や、サブ制御部260が演出表示制御部280から操作応答コマンドを受信しておらず所定の待機時間を経過した場合(S109j:YES)における操作結果画像としては、例えば、図14(e)に示すように、演出表示装置25の表示領域に「操作失敗」とのメッセージを表示することができる。
ここで、図10〜図13のフローチャートに示した処理と本発明の各手段との対応について説明しておくと、図10におけるS105´、S106´の処理が演出パターン選択手段に相当し、図12におけるS109eの処理が操作信号送信手段に相当し、図12におけるS109h、S109iの処理が操作対応演出実行手段に相当し、図13におけるS203fの処理が応答信号送信手段に相当している。
以上説明した本実施例によれば、演出表示装置25にて3つの演出図柄が変動表示を開始した後(図柄変動演出の開始後)、2つの演出図柄が同一の図柄で停止表示された状態で行われるリーチ演出の実行中に、演出ボタン5dの操作を契機として大当りの信頼度を告知する「信頼度告知演出」(操作演出の一態様)を行うこととしている。そして、リーチ演出の実行中に「信頼度告知演出」を行うに際して、演出表示制御部280は、サブ制御部260から演出ボタン5dが操作されたことを示すボタン演出指定コマンド(操作信号)を受信すると、そのコマンドを受信した際(演出ボタン5d操作時)の演出表示状況を特定可能な操作応答コマンド(操作応答信号)をサブ制御部260に対して出力し、当該操作応答コマンドを受信したサブ制御部260は、演出表示制御部280の制御下で行われる演出表示状況に対応した信頼度告知演出を操作結果演出(操作対応演出)として行う。このように、遊技者による演出ボタン5dの操作を伴う信頼度告知演出(ボタン演出)を、サブ制御部260にて行う演出制御(ボタン演出処理)と、演出表示制御部280にて行う演出表示制御(ボタン演出表示処理)とを正確にリンク(連動)させた状況下で行うことで、演出ボタン5dの操作状況を的確に反映した演出(信頼度告知演出)をリーチ演出の一環として行うことができる。つまり、演出ボタン5dの操作を伴うボタン演出(信頼度告知演出)を図柄変動演出(演出図柄の変動表示)の進行過程で実現するための制御(演出ボタン5dの操作に基づく演出制御)の精度を向上させることができ、このことが、リーチ演出や図柄変動演出全般の興趣向上に大きく貢献することとなる。
また、本実施例においても、上述の第1実施例と同様に、サブ制御部260では、予め設定された応答期間内に演出表示制御部280から操作応答コマンド(操作応答信号)を受信していない場合には、応答期間内に演出表示制御部280から操作応答コマンド(操作応答信号)を受信した場合に比べて、演出ボタン5dを用いたボタン演出を伴う演出パターン(信頼度告知演出を含む演出パターン)の選択率を低下させるので、演出ボタン5dの操作がサブ制御部260および演出表示制御部280の演出制御に正確に反映させることができない状況の発生(精度の低い図柄変動演出又はリーチ演出の実行)を抑制することができる。
これにより、本実施例で説明した遊技機1では、第1実施例で説明した遊技機1と同様に、演出ボタン5dの操作に基づく演出制御の精度を向上させることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
(1)例えば、上記実施例では、予告演出およびリーチ演出中の信頼度告知演出にて演出ボタン5dを用いた操作演出(ボタン演出)を行う例を示したが、他の遊技演出にて演出ボタン5dを用いた操作演出を行ってもよい。
例えば、大当りラウンド数が複数(例えば15ラウンドと7ラウンド)設定され、大当り遊技中にラウンド昇格演出を行う遊技機において、ラウンド昇格演出でボタン演出を行うように構成してもよい。ラウンド昇格演出は、特別図柄当否判定の結果が15ラウンド大当りまたは7ラウンド大当りの場合に、演出図柄が7ラウンド大当りに対応する図柄で停止表示して大当り遊技が開始されたことを前提条件として行われる。特別図柄当否判定の結果が15ラウンド大当りであっても、演出図柄が7ラウンド大当りに対応する図柄で停止表示した後、ラウンド昇格演出で特別図柄当否判定の結果が15ラウンド大当りであると報知された場合には、遊技者はあたかも特別図柄当否判定が7ラウンド大当りから15ラウンド大当りに昇格したような印象を受け、興趣が向上する。
あるいは、大当り遊技中に、この大当り遊技の終了後に確率変動機能が作動開始するか否かを報知する確変昇格演出を行う場合、この確変昇格演出でボタン演出を行うように構成してもよい。確変昇格演出は、特別図柄当否判定の結果が確変大当りまたは通常大当りの場合に、演出図柄が通常大当り図柄で停止表示して大当り遊技が開始されたことを前提条件として行われる。特別図柄当否判定の結果が確変大当りであっても、演出図柄が通常大当り図柄で停止表示した後、確変昇格演出で特別図柄当否判定の結果が確変大当りであると報知された場合には、遊技者はあたかも特別図柄当否判定が通常大当りから確変大当りに昇格したような印象を受け、興趣が向上する。
なお、上記の「ラウンド昇格演出」や「確変昇格演出」は、サブ制御部260の制御により実行され、例えば演出表示装置25の画面表示を用いて行うことができる。確変昇格演出の具体的態様としては、例えば味方キャラクタと敵キャラクタの戦闘場面を表示し、味方キャラクタが勝利した場合に「ラウンド昇格」や「確変昇格」等と書かれた文字が現われる場面を表示することで、特別図柄当否判定の結果が15ラウンド大当りであることや確変大当りであることを示唆することができる。
(2)また、上記実施例では、操作手段の一態様として出没式(いわゆる押しボタン式)の演出ボタン5dを例示したが、遊技者による操作を検知して演出に変化を与えることができるものであれば、操作手段の形態は特に問わない。例えば、出没式の演出ボタン5dに代えて、遊技者の手指が触れたことを検知する接触型検知センサを採用したり、あるいは光電素子を用いた非接触型検知センサを採用したりすることができる。
(3)また、上記実施例では、サブ制御部260のサブ制御基板260aと演出表示制御部280の演出表示制御基板280aとを独立した2枚の基板から構成したが、これらの基板260a、280aは1枚の基板で構成することもできる。
(4)また、上記実施例では、本発明の遊技機をパチンコ遊技機に適用したが、これに限られない。本発明は、演出ボタンなどの操作手段を具備し、操作手段の操作に応じた演出制御を複数の制御部にて分散して行う遊技機であれば適用可能であり、組合せ遊技機(アレンジボール遊技機)、スロットマシンなどの遊技機にも適用可能である。
1…遊技機、5d…演出ボタン(操作手段)、10a〜10b…スピーカ(第1演出装置)、25…演出表示装置(第2演出装置)、200…主制御部(主制御手段)、260…サブ制御部(第1演出制御手段、演出パターン記憶手段、演出パターン選択手段、操作信号送信手段、操作対応演出実行手段)、262…各種LED・ランプ(第1演出装置)、280…演出表示制御部(第2演出制御手段、応答信号送信手段)。

Claims (1)

  1. 遊技の進行を司る主制御手段と、
    前記主制御手段に接続され、第1演出装置を用いた演出の制御を行う第1演出制御手段と、
    前記第1演出制御手段に接続され、前記第1演出制御手段から送信される制御信号に基づいて第2演出装置を用いた演出の制御を行う第2演出制御手段と、
    前記第1演出制御手段に接続され、遊技者による操作が可能な操作手段と、
    を備え、
    前記操作手段が操作された場合に、前記操作手段が操作されたことを示す操作信号を前記第1演出制御手段から前記第2演出制御手段に対して送信する遊技機であって、
    前記第2演出制御手段は、前記操作信号を受信した場合に、当該操作信号を受信した際の前記第2演出装置の演出実行状況を特定可能な操作応答信号を前記第1演出制御手段に対して送信し、
    前記第1演出制御手段は、前記操作応答信号を受信した場合に、当該受信した操作応答信号により特定される前記第2演出装置の演出実行状況に基づいて、前記第1演出装置を用いた操作対応演出を実行する
    ことを特徴とする遊技機。
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