JP5708293B2 - 車両の空調装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明を電気自動車の空調装置に具体化した第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
空調装置には、同装置の各種機器を駆動制御するための電子制御装置21が設けられている。この電子制御装置21は、上記各種機器の駆動制御に係る演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果等が一時記憶されるRAM、外部との間で信号を入・出力するための入・出力ポート等を備えている。
・冷却水回路3のヒータコア4を通過する冷却水の温度を検出する水温センサ22。
・ヒートポンプ6におけるエバポレータ10の温度、言い換えれば同エバポレータ10内を通過する熱媒体の温度を検出するエバポレータ温度センサ24。
・電気自動車の車速を検出する車速センサ26。
電子制御装置21の出力ポートには、パワーユニット1を動作させるための各種機器の駆動回路、ウォータポンプ2の駆動回路、コンプレッサ7の駆動回路、及び送風機12の駆動回路等が接続されている。
(1)車室5を暖房する際には、パワーユニット1からの廃熱を用いた車室5の暖房の他に、ヒートポンプ6におけるコンデンサ8を通過する熱媒体の熱を利用した車室5の暖房も行われる。このときには、ヒートポンプ6におけるコンデンサ8を通過する熱媒体の熱を用いた車室5の暖房を効果的に行うべく、送風機12の駆動を通じてエバポレータ10に向けて空気(外気)が送られる。ただし、電気自動車におけるパワーユニット1とヒートポンプ6との搭載位置によっては、エバポレータ10周りを通過して温度低下した上記空気がパワーユニット1を冷却してしまい、パワーユニット1からの廃熱による車室5の暖房を効果的に行えなくなるおそれがある。こうしたことを考慮して、上記送風機12の駆動制御が、パワーユニット1からの廃熱による車室5の暖房能力Qhcと、ヒートポンプ6のコンデンサ8を通過する熱媒体の熱による車室5の暖房能力Qhpとの合計値である全体暖房能力QHに基づいて行われる。詳しくは、その全体暖房能力QHが最大値QHmaxとなるよう上記送風機12が駆動される。これにより、パワーユニット1からの廃熱とヒートポンプ6の熱媒体の熱とを用いて車室5を暖房する際、その暖房を効果的に行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態を図5及び図6に基づき説明する。
図5は、この実施形態の空調装置における電気的構成を示すブロック図である。この実施形態は、モータとエンジン(内燃機関)とを原動機として搭載するハイブリッド自動車に本発明を適用したものであり、エンジン31が上記ハイブリッド自動車における熱源となっている。こうしたハイブリッド自動車では、エンジン31からの廃熱が冷却水回路3の冷却水により回収されて車室5の暖房に用いられる。
・ハイブリッド自動車の運転者により踏み込み操作されるアクセルペダルの操作量(アクセル操作量)を検出するためのアクセルポジションセンサ32。
・エンジン31の吸気通路を通過する空気の量(エンジン31の吸入空気量)を検出するエアフローメータ34。
また、電子制御装置21の出力ポートには、エンジン31を運転するための各種機器の駆動回路等が接続されている。
(3)車室5を暖房する際には、エンジン31からの廃熱を用いた車室5の暖房の他に、ヒートポンプ6におけるコンデンサ8を通過する熱媒体の熱を利用した車室5の暖房も行われる。このときには、ヒートポンプ6におけるコンデンサ8を通過する熱媒体の熱を用いた車室5の暖房を効果的に行うべく、送風機12の駆動を通じてエバポレータ10に向けて空気(外気)が送られる。ただし、ハイブリッド自動車におけるエンジン31とヒートポンプ6との搭載位置によっては、エバポレータ10周りを通過して温度低下した上記空気がエンジン31を冷却してしまい、エンジン31からの廃熱による車室5の暖房を効果的に行えなくなるおそれがある。こうしたことを考慮して、上記送風機12の駆動制御が、エンジン31からの廃熱による車室5の暖房能力Qhcと、ヒートポンプ6のコンデンサ8を通過する熱媒体の熱による車室5の暖房能力Qhpとの合計値である全体暖房能力QHに基づいて行われる。詳しくは、その全体暖房能力QHが最大値QHmaxとなるよう上記送風機12が駆動される。これにより、パワーユニット1からの廃熱とヒートポンプ6の熱媒体の熱とを用いて車室5を暖房する際、その暖房を効果的に行うことができる。
[その他の実施形態]
なお、上記各実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
Claims (3)
- 車両に搭載された熱源からの廃熱で車室を暖房するとともに、同じく車両に搭載されたヒートポンプのコンデンサを通過する熱媒体の熱で車室を暖房する車両の空調装置において、
前記ヒートポンプのエバポレータに向けて空気を送ることにより同エバポレータを通過する熱媒体に対し前記空気の熱を付与する送風機と、
前記熱源からの廃熱による車室の暖房能力及び前記ヒートポンプの熱媒体の熱による車室の暖房能力の合計値に基づき前記送風機を駆動制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記熱源からの廃熱による車室の暖房能力及び前記ヒートポンプの熱媒体の熱による車室の暖房能力の合計値が基準値以上になるよう前記送風機を駆動制御し、
前記制御手段は、前記送風機の風量に応じた前記合計値を同風量別にそれぞれ推定し、それら推定した合計値のうち同合計値が前記基準値以上となるときの風量が得られるよう前記送風機を駆動制御することを特徴とする車両の空調装置。 - 車両に搭載された熱源からの廃熱で車室を暖房するとともに、同じく車両に搭載されたヒートポンプのコンデンサを通過する熱媒体の熱で車室を暖房する車両の空調装置において、
前記ヒートポンプのエバポレータに向けて空気を送ることにより同エバポレータを通過する熱媒体に対し前記空気の熱を付与する送風機と、
前記熱源からの廃熱による車室の暖房能力及び前記ヒートポンプの熱媒体の熱による車室の暖房能力の合計値に基づき前記送風機を駆動制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記熱源からの廃熱による車室の暖房能力及び前記ヒートポンプの熱媒体の熱による車室の暖房能力の合計値が最大となるよう前記送風機を駆動制御することを特徴とする車両の空調装置。 - 前記制御手段は、前記送風機の風量に応じた前記合計値を同風量別にそれぞれ推定し、それら推定した合計値のうち同合計値が最大となるときの風量が得られるよう前記送風機を駆動制御する
請求項2記載の車両の空調装置。
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