JP5706858B2 - クロステロウイルス耐性植物の生産方法 - Google Patents

クロステロウイルス耐性植物の生産方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5706858B2
JP5706858B2 JP2012172852A JP2012172852A JP5706858B2 JP 5706858 B2 JP5706858 B2 JP 5706858B2 JP 2012172852 A JP2012172852 A JP 2012172852A JP 2012172852 A JP2012172852 A JP 2012172852A JP 5706858 B2 JP5706858 B2 JP 5706858B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cucumber
seq
plant
nucleotide sequence
primer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012172852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012213409A (ja
Inventor
ディ ロイタ、 ヴォウテル、 ピーター、 ヨハネス
ロイタ、 ヴォウテル、 ピーター、 ヨハネス ディ
ファン デル クナフ、 ベルナルトゥス、 ヨセフ
デル クナフ、 ベルナルトゥス、 ヨセフ ファン
クラフヴィヨク、 アブラハム、 アレクサンダ
アブラハム、 アレクサンダ クラフヴィヨク、
ホフステディ、 レネ、 ヨハネス、 マリア
レネ、 ヨハネス、 マリア ホフステディ、
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Monsanto Invest BV
Original Assignee
Monsanto Invest BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=8172028&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5706858(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Monsanto Invest BV filed Critical Monsanto Invest BV
Publication of JP2012213409A publication Critical patent/JP2012213409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5706858B2 publication Critical patent/JP5706858B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01HNEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
    • A01H1/00Processes for modifying genotypes ; Plants characterised by associated natural traits
    • A01H1/04Processes of selection involving genotypic or phenotypic markers; Methods of using phenotypic markers for selection
    • A01H1/045Processes of selection involving genotypic or phenotypic markers; Methods of using phenotypic markers for selection using molecular markers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01HNEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
    • A01H5/00Angiosperms, i.e. flowering plants, characterised by their plant parts; Angiosperms characterised otherwise than by their botanic taxonomy
    • A01H5/08Fruits
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01HNEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
    • A01H6/00Angiosperms, i.e. flowering plants, characterised by their botanic taxonomy
    • A01H6/34Cucurbitaceae, e.g. bitter melon, cucumber or watermelon 
    • A01H6/346Cucumis sativus[cucumber]

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Developmental Biology & Embryology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Description

本発明は、キュウリに発生するクロステロウイルスに耐性のキュウリ植物を生産する方法に関する。さらに、本発明は、前記方法によって生産したキュウリ植物並びに前記植物によって作られた果実および種子に関する。
(発明の背景)
この15年間、キュウリの黄斑ウイルスがキュウリを生産する生産者の主な関心事となっている(Hassan「A Review of a Yellowing and Stunting disorder of Cucurbits in the United Arab Emirates Emir」J.Agric.Sci.(1991)、2、1〜16)。黄斑ウイルスとはクロステロウイルスのことである。特に、2種類のコナジラミが運ぶウイルスが問題である。これらのウイルスは、Trialeurodes vaporariorumによって運ばれる別名キュウリクロロテックスポットウイルス(cucumber chlorotic spot virus)と呼ばれるビートシュード−イエローウイルス(beat pseudo−yellows virus)(BPYV)、およびBemisia tabaciによって運ばれるウリイエロースタンティングディスオーダーウイルス(cucurbit yellow stunting disorder virus)(CYSDV)として知られている。クロステロウイルスの群にはさらに、とりわけクロステロウイルスのクリニウイルス属の1種であるレタス伝染性黄斑ウイルス(LIYV)が含まれる。これらのウイルスは通常約7日間媒介昆虫内に保持され、コナジラミの摂食活動によって植物上に運ばれる。疾患の制御は通常、殺虫剤処理による媒介昆虫の排除によって実施される。現在まで、この病原体に耐性の植物原料は知られておらず、殺虫剤処理またはコナジラミ耐性の品種改良によって媒介昆虫を排除する研究が行われてきた。現在のところ、いずれの取り組みもこの疾患の制御に成功していない。
Hassan「A Review of a Yellowing and Stunting disorder of Cucurbits in the United Arab Emirates Emir」J.Agric.Sci.(1991)、2、1〜16
本発明の目的は、キュウリに発生するクロステロウイルス、特にBPSVおよびCYSDVに耐性のキュウリ植物を提供することである。
(発明の概要)
本発明者等は、パキスタン原産のキュウリ在来系統Khira、PI250147がBPSVおよびCYSDVに対する耐性をもたらすことを発見した。PI250147とCucumis sativus栽培育種材料とを交配した。交配実施後この植物には種子が生じたので、この種子を採取して植物体に生育させた。この植物のBPYVおよびCYSDVに対する耐性を評価した。耐性を示した植物を感受性のキュウリ優良系に戻し交配した。AFLPフィンガープリント技術を使用して量的遺伝子座(QTL)解析を実施したところ、この耐性が2種のQTLに関連するという結果が導かれた。
したがって、本発明は、キュウリに発生するクロステロウイルスに耐性のキュウリ植物の生産方法を提供し、この方法には、
a.キュウリクロステロウイルスに対する耐性を与える対立遺伝子を含有するCucumis sativus植物を提供する段階であって、この対立遺伝子は異なる染色体上にある2種類の量的遺伝子座QTL1およびQTL2を特徴としており、QTL1は以下のフランキングマーカー、
i)5’から3’に向かってヌクレオチド配列、配列番号1を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号2を有するMseIプライマーから成る約244bpのマーカー、
ii)5’から3’に向かってヌクレオチド配列、配列番号1を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号2を有するMseIプライマーから成る約188bpのマーカー、
iii)5’から3’に向かってヌクレオチド配列、配列番号3を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号4を有するMseIプライマーから成る約251bpのマーカー、
または、クロステロウイルス耐性を与えるフランキングマーカーの間のPI250147にあるようなDNA配列のいずれかの部分によって定義され、QTL2は以下のマーカー、
i)5’から3’に向かってヌクレオチド配列、配列番号5を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号2を有するMseIプライマーから成る約260bpのマーカー、
ii)5’から3’に向かってヌクレオチド配列、配列番号5を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号6を有するMseIプライマーから成る約107bpのマーカー、
または、クロステロウイルス耐性を与えるフランキングマーカーの間のPI250147にあるようなDNA配列のいずれかの部分によって定義される段階、
b.段階aで得られたCucumis sativusをCucumis sativus栽培育種材料とを交配する段階、
c.段階bの交配体から得られた種子を採取する段階、
d.種子を植物に再生する段階、
e.段階dの植物のキュウリクロステロウイルス耐性を評価する段階、および
f.キュウリクロステロウイルスに耐性の植物を同定し選択する段階が含まれる。
本発明はさらに、キュウリに発生するクロステロウイルスに耐性の、前記方法によって作製したキュウリ植物、特に交雑キュウリ植物を提供する。本発明はまた、前記植物によって生産した果実および種子と種子生産方法を提供する。
本明細書では、「キュウリクロステロウイルスに耐性」という用語は栽培者が使用する意味と同じで、クロステロウイルスによって引き起こされる症状が葉、茎または果実に認められない植物のことである。
キュウリでは、ゲノム変異性は限定されている。また、Cucumis sativusと関連種との交配は実質的に不可能である。したがって、(新規)疾患の特性を含有する遺伝子物質材料を得ることは困難である。しかし、商用に使用される長型スライス用キュウリの亜種であるいわゆる在来系統は、たとえば東ヨーロッパに、亜種rigidus var 「Europea」および亜種gracilis var.「Izmir and Cilicium」として維持されている(S.Neykov、Plant Genetic Resources Newsletter、99、1〜2(1994))。この文献では、インド原産のKhira PI196289は特に食感特性の組み合わせ選択が可能であることを示唆している。驚くべきことに、Khira PI250147は試験した150種と公知の登録物との間でBPYVおよびSYSDVに対する新規耐性を有することがわかった。本発明は、BPYVおよびSYSDVに対する耐性を与える対立遺伝子をヨーロッパおよび中東で通常使用される長型および短型キュウリに首尾良く転移させることに関与する。
英語の文献では、Khiraという名称は何回も出てきているが(Neykov、1994、Dhillon、Plant Genetic Resources Newsletter、119、59〜61、1999)、ウイルス耐性とは関連づけられたことはなかった。これは、2種類の関連するウイルスがパキスタンおよびその周辺の地域で発見されなかったことによる。
(発明の詳細な説明)
本発明は、BPYVおよびCYSDVに耐性のキュウリ植物(Cucumis sativus)を生産することに関する。植物は、BPYVおよびCYSDVを含有するコナジラミに暴露したとき、疾患の徴候が現れないか、または感受性植物と比較して有意に徴候の減少が見られる場合、疾患耐性であると言われる。Cucumis sativusにおいてBPYVおよびCYSDVに対する耐性が認められたことはなかったので、本発明の植物は新規である。PI205147は、BPYVおよびCYSDVに対する耐性を与える対立遺伝子を含有する。この対立遺伝子は、マーカーを補った交配方法を使用することによって優良種に首尾良く転移することができる。本発明の植物は、伝統的な交配技術によって作製することができる。たとえば、PI250147の種子を使用することができる。しかし、疾患は変化しやすいので、市場で知られている優良な雑種に対抗できる優良種に選択的に転移するためにマーカーを選択することは極めて重要である。
遺伝は主働遺伝子の劣性遺伝である。これは、大量の植物世代を分離して、2パーセント未満の耐性(ホモ接合)植物を発見することが必要であることを意味する。
実施例1:
媒介昆虫であるコナジラミ(Trialeurodesおよび/またはBemisia)を使用して試験方法を開発した。管理した温室環境内でコナジラミにBPYVを含有する感染キュウリ植物成木を与えた。この温室内には、感受性を調べた遺伝子バンクの150品目(インド産75品目、中国産60品目およびパキスタン産15品目)を置いた。2〜4葉期の個々の幼木をトレイに入れて(30植物/m)、感染した植物およびコナジラミに取り巻かれた温室内に置いた。2週間後に2連ずつ評価した。このように設定した試験によって、トレイ内の幼木全てにウイルスを無作為に分布させることができた。2週間後、全植物を媒介動物が含まれる温室に植えた。さらに3〜4週間した後、感染を1(耐性)から8(感受性)の段階で評価した。感受性の徴候は、実験開始後5〜6週間して認められた。驚いたことに、1個の登録番号、PI250147(Khira)だけは徴候が明らかに認められず、耐性であることが判明した。
Figure 0005706858
表1:段階1(耐性)から8(感受性)で評価したCYSDVに対する耐性(登録数150の一部)
耐性の登録物を優良育種系と交配した。1回目の戻し交配(BC1)によって、ウイルスに対して完全に感受性になることが判明し、耐性は劣性遺伝子によって制御されているという事実が示された。したがって、BC1を自殖した。自殖した種子をこの実施例で説明したようにトレイに播種して、植物の耐性を試験した。耐性植物を温室に置いて、そこで最初の交配で使用した優良系と同等の表現型が認められるものの選択を実施した。選択した個々の植物を元の優良系親に戻し交配し、その後優良系に劣性特性を転移する同様の育種計画を実施した。
実施例2:
PI250147を優良育種系と交配した。F1種子を採取した。F1植物を成熟するまで生育させ、植物を自殖させた。その後F2種子を収穫した。実施例1で説明した条件と本質的に同様の試験条件下で、F2集団を温室内で播種した。個々の植物の耐性の程度を評価し、DNA試料を得た。Young、Annual Review of Phytopathology 34、479〜501(1996)の記載と本質的に同様に量的遺伝子座(QTL)分析をこの物質に実施した。この分析は、KeygeneでAFLP法を使用して実施された(Vos et al、Nucleic Acids Research、1995、Vol23、No21、4407〜4414)。その結果、耐性は3種類のQTLに関連していた。
表現型変種の42%が説明される1種の主要なQTL(4個のマーカーを含有する本来は24cM領域にあるQTL1)。表現型の13%が説明される異なる染色体上にある第2の中間QTL(7個のマーカーを含有する本来は24cM領域にあるQTL2)および8個のマーカーを含有する領域にある第3のQTLである。それぞれのQTL領域のマーカーを使用して、3種類のQTL領域の1つの組換体であるF2個体を大量のF2から同定した。この組換体は準同一遺伝子組換体(NIR)の組に分類されたので、組の結合の遺伝子構造は分析するQTLについてのみ異なる。組内および組間のF3表現型を比較することによって、QTLのファインマッピングを実施した。これらのNIRセットのF3について耐性を試験した。
3種のQTL領域のうち2種に限定することに成功した。QTL1は依然として16のみで、QTL2の大きさはほんの10cMである。
配列リスト
配列番号1
GACTGCGTACCAATTCCC
配列番号2
GATGAGTCCTGAGTAACAT
配列番号3
GACTGCGTACCAATTCAA
配列番号4
GATGAGTCCTGAGTAACAC
配列番号5
GACTGCGTACCAATTCAT
配列番号6
GATGAGTCCTGAGTAACGT

Claims (7)

  1. キュウリに発生するクロステロウイルスに耐性のキュウリ植物の生産方法であって、
    a.キュウリクロステロウイルスに対する耐性を与える対立遺伝子を含有するCucumis sativus植物を提供する段階であって、
    該対立遺伝子は異なる染色体上にある2種類の量的遺伝子座QTL1およびQTL2を特徴としており、
    該QTL1は以下のフランキングマーカー、
    i)5'から3'に向かってヌクレオチド配列、配列番号1を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号2を有するMseIプライマーから成る244bpのマーカー、
    ii)5'から3'に向かってヌクレオチド配列、配列番号1を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号2を有するMseIプライマーから成る188bpのマーカー、及び
    iii)5'から3'に向かってヌクレオチド配列、配列番号3を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号4を有するMseIプライマーから成る251bpのマーカー、
    によって定義され、
    該QTL2は以下のマーカー、
    i)5'から3'に向かってヌクレオチド配列、配列番号5を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号2を有するMseIプライマーから成る260bpのマーカー、及び
    ii)5'から3'に向かってヌクレオチド配列、配列番号5を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号6を有するMseIプライマーから成る107bpのマーカー、
    によって定義される段階、
    b.段階aで得られたCucumis sativusをCucumis sativus栽培育種材料とを交配する段階、
    c.段階bの交配体から得られた種子を採取する段階、
    d.該種子を植物に再生する段階、
    e.再生された植物を、Cucumis sativus優良育種系に戻し交配する段階、
    f.戻し交配した植物を、自殖する段階、
    g.段階の植物のキュウリクロステロウイルス耐性を評価する段階、および
    h.キュウリクロステロウイルスに耐性の植物を同定し選択する段階
    を含む方法。
  2. 段階aで提供された該Cucumis sativus植物がPI250147、Khira在来系統である請求項1に記載の方法。
  3. 前記クロステロウイルスがビートシュード−イエローウイルス(BPYV)またはウリイエロースタンティングディスオーダーウイルス(CYSDV)である請求項1または2に記載の方法。
  4. 請求項1または2に記載の方法によって生産した、キュウリに発生するクロステロウイルスに耐性のキュウリ植物。
  5. 交雑キュウリ植物である請求項4に記載のキュウリ植物。
  6. 請求項4または5に記載の植物によって生産した果実または種子。
  7. キュウリに発生するクロステロウイルスに耐性のキュウリ植物を生じる種子の生産方法であって、
    a.キュウリクロステロウイルスに対する耐性を与える対立遺伝子を含有するCucumis sativus植物を提供する段階であって、
    該対立遺伝子は異なる染色体上にある2種類の量的遺伝子座QTL1およびQTL2を特徴としており、
    該QTL1は以下のフランキングマーカー、
    i)5'から3'に向かってヌクレオチド配列、配列番号1を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号2を有するMseIプライマーから成る244bpのマーカー、
    ii)5'から3'に向かってヌクレオチド配列、配列番号1を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号2を有するMseIプライマーから成る188bpのマーカー、及び
    iii)5'から3'に向かってヌクレオチド配列、配列番号3を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号4を有するMseIプライマーから成る251bpのマーカー、
    によって定義され、
    該QTL2は以下のマーカー、
    i)5'から3'に向かってヌクレオチド配列、配列番号5を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号2を有するMseIプライマーから成る260bpのマーカー、及び
    ii)5'から3'に向かってヌクレオチド配列、配列番号5を有するEcoRIプライマー、キュウリゲノム断片およびヌクレオチド配列、配列番号6を有するMseIプライマーから成る107bpのマーカー
    によって定義される段階、
    b.段階aで得られたCucumis sativusをCucumis sativus栽培育種材料とを交配する段階、
    c.キュウリクロステロウイルスに耐性のキュウリ植物を生じる段階bの交配から得られた種子を採取する段階、
    d.該種子を植物に再生する段階、
    e.再生された植物を、Cucumis sativus優良育種系に戻し交配する段階、
    f.戻し交配した植物を、自殖する段階、
    g.段階fの自殖した植物のキュウリクロステロウイルス耐性を評価する段階、
    h.キュウリクロステロウイルスに耐性の植物を同定し選択する段階、および
    i.前記自殖した植物に追加の自殖を行い、キュウリクロステロウイルスに対する耐性の植物を与える追加の自殖の結果得られる植物の種を採取する段階
    を含む方法。
JP2012172852A 2000-09-14 2012-08-03 クロステロウイルス耐性植物の生産方法 Expired - Fee Related JP5706858B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP00203191.2 2000-09-14
EP00203191A EP1188833A1 (en) 2000-09-14 2000-09-14 A method for producing plants which are resistant to closteroviruses

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002527278A Division JP5599541B2 (ja) 2000-09-14 2001-09-14 クロステロウイルス耐性植物の生産方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012213409A JP2012213409A (ja) 2012-11-08
JP5706858B2 true JP5706858B2 (ja) 2015-04-22

Family

ID=8172028

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002527278A Expired - Lifetime JP5599541B2 (ja) 2000-09-14 2001-09-14 クロステロウイルス耐性植物の生産方法
JP2012172852A Expired - Fee Related JP5706858B2 (ja) 2000-09-14 2012-08-03 クロステロウイルス耐性植物の生産方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002527278A Expired - Lifetime JP5599541B2 (ja) 2000-09-14 2001-09-14 クロステロウイルス耐性植物の生産方法

Country Status (9)

Country Link
US (2) US7348467B2 (ja)
EP (4) EP1188833A1 (ja)
JP (2) JP5599541B2 (ja)
AT (1) ATE393233T1 (ja)
AU (1) AU2001294407A1 (ja)
DE (1) DE60133750T2 (ja)
ES (2) ES2304131T3 (ja)
PT (1) PT1317558E (ja)
WO (1) WO2002022836A2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1188833A1 (en) * 2000-09-14 2002-03-20 De Ruiter Seeds C.V. A method for producing plants which are resistant to closteroviruses
WO2007042070A1 (en) * 2005-10-07 2007-04-19 Enza Zaden Beheer B.V. Method for providing cucumber fruits with an extended shelf life
EP1782685A1 (en) * 2005-11-04 2007-05-09 De Ruiter Seeds R&D B.V. Disease resistant cucumber plants
EP1800535A1 (en) * 2005-12-21 2007-06-27 De Ruiter Seeds R&D B.V. Closterovirus-resistant melon plants
WO2008003356A1 (en) * 2006-07-07 2008-01-10 Enza Zaden Beheer B.V. Resistance to powdery mildew and absence of necrosis in cucumis sativus
NL2000992C2 (nl) 2007-11-09 2009-05-12 Nunhems Bv Nieuwe komkommerplanten met compacte groeiwijze.
AU2008346535A1 (en) * 2008-01-10 2009-07-16 Enza Zaden Beheer B.V. Marker genetically linked to tobamovirus resistance in cucumber and the use thereof
NL2003978C2 (en) 2008-12-19 2010-09-20 Monsanto Invest Nv Method of breeding cysdv-resistant cucumber plants.
US8779241B2 (en) * 2009-07-07 2014-07-15 Enza Zaden Beheer B.V. Cucumber vein yellowing virus (CVYV) resistant cucumber plants (Cucumis sativus L.)
EP2525658B1 (de) 2010-01-22 2017-03-01 Bayer Intellectual Property GmbH Akarizide und/oder insektizide wirkstoffkombinationen
UA109460C2 (uk) 2010-11-02 2015-08-25 Байєр Інтелекчуал Проперті Гмбх N-гетарилметилпіразолілкарбоксаміди
BR112013012080A2 (pt) 2010-11-15 2016-07-19 Bayer Ip Gmbh n-aril pirazol (tio) carboxamidas
EP2658853A1 (en) 2010-12-29 2013-11-06 Bayer Intellectual Property GmbH Fungicide hydroximoyl-tetrazole derivatives
AU2012293636B2 (en) 2011-08-10 2015-12-03 Bayer Intellectual Property Gmbh Active compound combinations comprising specific tetramic acid derivatives
US9362731B2 (en) 2013-12-18 2016-06-07 Hubbell Incorporated Single-fastener mounting plate for electrical outlets
WO2020025631A1 (en) * 2018-08-01 2020-02-06 Rijk Zwaan Zaadteelt En Zaadhandel B.V. Cysdv resistance in members of the cucurbitaceae family
CN111713400A (zh) * 2020-07-03 2020-09-29 南京农业大学 一种黄瓜-酸黄瓜二体附加系的创制、鉴定方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2701960B1 (fr) * 1993-02-26 2002-09-13 Gene Shears Pty Ltd Polyribozyme apte à conférer, aux plantes, une résistance aux virus et plantes résistantes produisant ce polyribozyme.
DE69813203T2 (de) * 1998-07-21 2004-02-12 Keygene N.V. Verbesserte Primer zur AFLP Amplifizierung
AU6223399A (en) * 1998-10-28 2000-05-15 Imperial College Of Science, Technology And Medicine Sequence encoding cysdv coat protein
EP1188833A1 (en) * 2000-09-14 2002-03-20 De Ruiter Seeds C.V. A method for producing plants which are resistant to closteroviruses

Also Published As

Publication number Publication date
US7348467B2 (en) 2008-03-25
AU2001294407A1 (en) 2002-03-26
US8759622B2 (en) 2014-06-24
EP2292775A2 (en) 2011-03-09
WO2002022836A3 (en) 2002-08-08
JP5599541B2 (ja) 2014-10-01
EP1317558B1 (en) 2008-04-23
ES2211361B1 (es) 2005-12-16
US20080189811A1 (en) 2008-08-07
PT1317558E (pt) 2008-07-15
DE60133750D1 (de) 2008-06-05
WO2002022836A2 (en) 2002-03-21
EP1188833A1 (en) 2002-03-20
EP1992221A1 (en) 2008-11-19
ES2304131T3 (es) 2008-09-16
JP2004508829A (ja) 2004-03-25
EP2292775A3 (en) 2011-04-20
JP2012213409A (ja) 2012-11-08
ATE393233T1 (de) 2008-05-15
EP1317558A2 (en) 2003-06-11
US20040006790A1 (en) 2004-01-08
ES2211361A1 (es) 2004-07-01
DE60133750T2 (de) 2009-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5706858B2 (ja) クロステロウイルス耐性植物の生産方法
US20210195859A1 (en) Resistance to tolcndv in melons
JP2021505165A (ja) Tbrfv抵抗性トマト植物
US12082545B2 (en) QTLs conferring resistance to potyviruses in watermelon
Kulkarni et al. The worldwide gene pools of Gossypium arboreum L. and G. herbaceum L., and their improvement
CN110831433B (zh) ToLCNDV抗性甜瓜植物
US11130963B2 (en) Tomato leaf curl new delhi virus (ToLCNDV) resistant melons
Singh et al. Genetic and molecular characterisations of Tomato leaf curl virus resistance in tomato (Solanum lycopersicum L.)
US20240090420A1 (en) Qtls for mclcv resistance in c. melo
US10966384B2 (en) Cotton variety FM 2498GLT
US11116171B2 (en) Cotton variety FM 2574GLT
US11109559B2 (en) Cotton variety ST 5818GLT
US10829782B2 (en) QTL contributing to whitefly resistance in Cucumis melo
Liu et al. A New Synthetic Allotetraploid (A. sub. 1A. sub. 1G. sub. 2G. sub. 2) between Gossypium herbaceum and G. australe: Bridging for Simultaneously Transferring Favorable Genes from These Two Diploid Species into Upland Cotton
WO2019001703A1 (en) MELONS RESISTANT TO NEW DELHI VIRUS OF TOMATO ROLLED LEAVES (TOLCNDV)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140210

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140414

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140512

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5706858

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees