JP5706030B1 - ミキサ車のドラム補修用パネル - Google Patents

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【課題】 小コストで補修でき、ドラムの美観を損なわない、ドラムの補修材を提供する。【解決手段】ミキサ車の鋼板からなるドラム(2)を補修する補修用パネル(1a、1b、1c)をFRPから構成する。補修用パネル(1a、1b、1c)は、複数枚をドラム(2)の外周面に貼り合わせてドラムを円周方向全体に渡って被覆する。補修用パネル(1a、1b、1c)のドラム(2)への貼り付けは所定厚さの両面接着シート(10、10’)によって行うようにし、1枚の補修用パネル(1a)は複数枚の両面接着シート(10)によってドラムに貼り合わせ、複数枚の両面接着シート(10)の合計面積は1枚の補修用パネル(1a)の面積より小さくなるようにする。【選択図】 図1

Description

本発明は、コンクリートを運搬するミキサ車のドラムにおいて、摩耗、劣化等により穴が開いたり鋼板が薄くなったドラムを補修する補修材に関するものである。
バッチャープラントにおいて製造されるコンクリートは、ミキサ車のドラムに入れられて工事現場まで搬送される。ドラムは鋼板から溶接によって容器状に形成されており、後方の端部は開口している。ドラム内部には螺旋状のブレードが設けられており、コンクリートが入れられた状態でドラムを一方の方向に回転するとドラム内でコンクリートを攪拌することができ、これによってコンクリートの劣化や凝固を抑制して工事現場まで搬送することができる。また他方の方向に回転するとドラムの後方の開口部からコンクリートを排出できる。
ドラムはこのようにコンクリートを入れた状態で回転させるので、ドラム内壁に沿ってコンクリートが流動する。ドラムは前記したように鋼板から形成されているので摩耗に対して比較的耐性を備えてはいるが、コンクリートの流動によって少しずつ摩耗が進行する。ドラムの鋼板は例えば3.2mm程度の厚さしかないので、10年前後ドラムを使用すると鋼板が薄くなる。ドラム内に投入されるコンクリートに含まれている骨材が砕石からなる場合には摩耗が進行し易く、さらに早期に鋼板が薄くなる。薄くなることによって、自然にドラムに穴が開くこともあるし、洗浄作業によって穴が開くこともある。ドラムはコンクリートを排出したら、その都度ドラム内に付着しているコンクリートを洗浄によって除去してドラムの劣化を防止する洗浄作業が必要であるが、鋼板が薄いと清掃用具によって誤って鋼板を突き破ってしまうからである。つまり洗浄作業によって穴が開くことがある。ドラムに穴が開いてしまうと、車両自体の寿命が来る前にミキサ車が使えなくなってしまい不経済であるので、ドラムを交換するかドラムを補修して対応することになる。ところでドラムは、1個ずつ溶接によって手作りされているので高価であるし、国内においては製造しているメーカが少数で供給能力に限界もある。従って新しいドラムに交換する方法は、コストが高いだけでなくドラムの入手も困難で現実的ではない。そこで一般的には、穴が開いてしまったドラムは補修されている。ドラムの補修は所定の大きさの補修用鋼板を外部から当て溶接によりドラムに固着して行う。補修用鋼板によってドラムに空いた穴を塞ぐことができると共に薄くなった鋼板を補強することもできる。
特表2003−511269号公報 特開2009−279893号公報
本発明に直接関係はないが、特許文献1、2には、樹脂材料から構成されたドラムが記載されている。これらの文献に記載のドラムは、樹脂材料から構成されているので軽量であり、従ってその分の重量だけコンクリートを多く入れて搬送することができる。さらに特許文献2に記載のドラムの場合は、外側の層がFRPから、そして内側の層がウレタン樹脂からなり、2層の樹脂材料から構成されているので、強度も備えているし、コンクリートに対する耐摩耗性も高い。
鋼板から構成されているドラムに穴が開いた場合には、前記したように補修用の鋼板を当ててドラムに溶着しても補修はできる。しかしながら問題も見受けられる。まず、コストが大きい点があげられる。補修は溶接により実施しなければならないので、熟練を要しコストが大きい。次に、外観の問題が挙げられる。ドラムの外周面に補修用の鋼板が溶着されていると、一見してツギが当てられているのが分かる。特に補修箇所が複数箇所になると補修用の鋼板によってドラム表面が凸凹して美観を損ねてしまう。重量の問題もある。補修箇所が1カ所であれば補修用の鋼板は1枚で済むのでドラムの重量増加は無視できるが、複数箇所に穴が開いてしまうと複数枚の補修用の鋼板を溶着しなければならずドラムの重量が増加してしまう。そうすると搬送できるコンクリートの量が少なくなる。追加の補修が困難であるという問題もある。そもそもドラムに穴が開いてしまうのは穴の周辺の鋼板が薄くなっていることが原因であり、穴の近傍も穴が開きやすい状態になっている。そうすると穴の開いた箇所を補修用の鋼板で一旦塞いでも、後日この鋼板の近傍で穴が開く可能性は十分にある。補修用の鋼板で補修されている部分は、鋼板の縁が段差になっている。この段差近傍でドラムに穴が開いてしまうと追加の補修が難しい。段差に補修用の鋼板を当てることが難しいからである。あるいは貼り付けられている古い補修用の鋼板を剥がして、複数の穴を塞ぐことができる大きい面積の補修用の鋼板を貼り付けることも考えられる。しかしながら溶接によって貼り付けられた鋼板を剥がすことは実質的に不可能である。母材のドラムの鋼板を損ねてしまうからである。すなわち補修用の鋼板で補修する場合には追加の補修が困難であると言える。
したがって本発明は、鋼板からなるミキサ車のドラムを補修する補修材を提供することを目的としており、具体的には、ドラムの鋼板が薄くなって穴が開いてしまってもこれを小コストで確実に塞ぐことができ、補修後のドラムの美観に優れ、補修によるドラム重量の増加もわずかで済み、追加の補修も容易な、ドラムの補修材を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、ミキサ車の鋼板からなるドラムを補修する補修用パネルとして構成する。補修用パネルはFRPから所定の板厚に形成し、ドラムの外周面に貼り合わせてドラムを補修するように構成する。また補修用パネルは円錐面あるいは円柱面の一部を構成する曲面状に形成し、複数枚の補修用パネルによってドラム外周面を円周方向全体に渡って被覆できるように構成する。そして補修用パネルは所定厚さの両面接着シートによってドラムの外周面に貼り合わせるようにし、1枚の補修用パネルは複数枚の両面接着シートによってドラムに貼り合わせ、複数枚の両面接着シートの合計面積は1枚の補修用パネルの面積より小さくなるように構成する。
すなわち、請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、ミキサ車の鋼板からなるドラムを補修する補修用パネルであって、前記補修用パネルはFRPから所定の板厚に形成され、ドラムの外周面に貼り合わせてドラムを補修するようになっていることを特徴とするミキサ車のドラムの補修用パネルとして構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の補修用パネルは円錐面あるいは円柱面の一部を構成する曲面状に形成され、複数枚の前記補修用パネルによってドラム外周面を円周方向全体に渡って被覆できるようになっていることを特徴とするミキサ車のドラムの補修用パネルとして構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の補修用パネルは、所定厚さの両面接着シートによってドラムの外周面に貼り合わされるようになっていることを特徴とするミキサ車のドラムの補修用パネルとして構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の補修用パネルにおいて、1枚の前記補修用パネルは、その合計の面積が該1枚の前記補修用パネルの面積よりも小さい複数枚の前記両面接着シートによってドラムに貼り合わされるようになっていることを特徴とするミキサ車のドラムの補修用パネルとして構成される。
以上のように本発明は、ミキサ車の鋼板からなるドラムを補修する補修用パネルであって、補修用パネルはFRPから所定の板厚に形成され、ドラムの外周面に貼り合わせてドラムを補修するように構成されている。従ってドラムの鋼板に穴が開いてしまっても、これを確実に塞いで補修することができる。補修用パネルはFRP製であるので、接着剤、両面接着シート等によってドラム外周面に貼り付けることができ、格別に溶接等の熟練を要しない。つまり補修のコストが小さくなる。また補修用パネルはFRP製で軽量であるのでドラムの重量の増加はわずかである。本発明の補修用パネルは、FRPからなるので剥がすことも容易である。つまり、補修用の鋼板をドラムに溶接する場合と異なり、FRP製の補修用パネルは接着剤、両面接着シート等により接着されているだけなのでドラムを傷つけること無くドラムから剥がすことができる。これによって2つの効果が得られる。まず、追加の補修が容易に実施できる効果が得られる。すなわちドラム補修後にドラムの他の部分に穴が開いても、最初に貼り合わせた補修用パネルを剥がして、他の補修用パネルを貼り合わせて補修できるので追加の補修が容易である。他の効果は、補修用パネルの交換が容易であるという効果である。補修用パネルが劣化したらこれを剥がして新しい補修用パネルに交換できるからである。また他の発明によると、補修用パネルは円錐面あるいは円柱面の一部を構成する曲面状に形成され、複数枚の補修用パネルによってドラム外周面を円周方向全体に渡って被覆できるように構成されている。そうすると、ドラムの外周面は補修用パネルで完全に被覆されることになり、ドラム表面の凹凸は無い。つまりドラムは補修によって美観が損なわれることがない。またこのように外周面を円周方向全体に渡って被覆すると、仮に補修後にドラムの鋼板に新たに穴が開いたとしてもドラム全体が被覆されているので、新しい穴は補修用パネルで塞がれた状態になることが保証される。追加の補修が不要になる。さらに他の発明によると、補修用パネルは、所定厚さの両面接着シートによってドラムの外周面に貼り合わされるようになっている。そして他の発明によると1枚の補修用パネルは、その合計の面積が該1枚の補修用パネルの面積よりも小さい複数枚の両面接着シートによってドラムに貼り合わされるように構成されている。そうするとドラムと補修用パネルの間には、両面接着シートによって接着されていない部分が形成されることになる。つまり補修用パネルの所定の部分はドラムと所定の隙間を介して浮いた状態になる。鋼板とFRPとは熱膨張係数が相違しているので、互いに熱膨張によるズレが発生する可能性があるが、この浮いた部分においてズレを吸収することができる。
ミキサ車のドラムと、該ドラムを補修する本発明の実施の形態に係る補修用パネルを模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る補修用パネルを貼り付けて補修した状態のドラムを、ドラムのフロントシェルの部分において軸と垂直に切断した断面図で、その(ア)はドラム全体の断面図、その(イ)はドラムの一部の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態に係る補修用パネル1a、1b、…は、一般的なミキサ車のドラム2を対象としてこれを補修する補修用パネルとして構成されている。対象となるミキサ車のドラム2は、図1に示されているように、一般的なドラムと同様に所定の板厚の鋼板から溶接によって形成され、一般的な形状に形成されている。すなわちドラム2は、鏡板すなわちヘッドプレート3と、このヘッドプレート3に溶着されているフロントシェル4と、フロントシェル4に溶着されているセンタシェル5と、センタシェル5に溶着されているリアシェル6とから構成され、容器状に形成されている。本実施の形態においては、ヘッドプレート3、フロントシェル4、およびリアシェル6は、それぞれ円錐面を軸に垂直な面で切り取った形状を呈しており、センタシェル5は円柱面を軸に垂直な面で切り取った形状を呈している。これらはそれぞれ1枚の鋼板から形成されていてもよいが、複数枚の鋼板から溶接によって溶着されていてもよい。例えば本実施の形態においてフロントシェル4は、4枚の鋼板から構成され、これらの4枚の鋼板が円周方向に並べられて互いの縁部が溶着されている。なお4枚の鋼板の互いの縁部が溶接されることによって形成されている溶接痕は図1には示されていない。
図1には、ドラム2に穴8が開いている状態が示されている。本実施の形態に係る補修用パネル1a、1b、…は、このような穴8を塞いだり、長期間の使用によって鋼板が薄くなってしまったドラム2を補強するためのものである。補修用パネル1a、1b、…は、繊維強化プラスチックすなわちFRPから板状に形成されたパネルになっている。補修用パネル1a、1b、…は、それぞれ補修する対象の部位に適合するように、曲面の形状が少しずつ相違している。例えば、フロントシェル4に貼り付けられる補修用パネル1a、1a、…は、フロントシェル4を構成している円錐面を円周方向に4分割した曲面に形成されている。同様にセンタシェル5、リアシェル6に貼り付けられる補修用パネル1b、1cは、それぞれセンタシェル5を構成している円柱面、リアシェル6を構成している円錐面を円周方向に4分割した曲面に形成されている。従って、フロントシェル4、センタシェル5、およびリアシェル6のいずれの部位も、それぞれの形状に適した補修用パネル1a、1b、1c、…を4枚円周方向に貼り付けると、ドラム2の外周面が全体的に被覆されることになる。なお、図1においてはヘッドプレート3を補修する補修用パネルは示されていないが、他の部位と同様にヘッドプレート3に適した形状の補修用パネルを用意すれば、当然にヘッドプレート3を被覆することができる。
本実施の形態に係る補修用プレート1a、1b、…は、接着剤によりドラム2に貼り付けることもでき、このような貼り付け方法は格別に問題はない。しかしながら推奨される方法は、両面接着シートにより貼り付ける方法である。格別に熟練を要すること無く、比較的容易に貼り付けることができるからである。また、両面接着シートにより貼り付ける方法を採用する場合であっても、両面接着シートを補修用プレート1a、1b、…の全面に貼り付けるようにして貼り付ける方法もあるが、より推奨される方法は、両面接着シートを貼り付ける部分は、補修用プレート1a、1b、…の一部のみとする方法である。図1にこのような方法で補修用プレート1a、1b、…が貼り付けられている様子が示されている。例えばフロントシェル4については、鋼板が露出した部分において、面積の小さい2枚の両面接着シート10、10が貼られている様子が示されている。この2枚の両面接着シート10、10に補修用パネル1aを貼り合わせればよい。つまり1枚の補修用パネル1aを、2枚の両面接着シート10、10でドラム2に貼り付けるが、2枚の両面シート10、10、の合計の面積が補修用パネル1aの面積より小さくなるようにする。このように貼り合わせることによって、補修用パネル1aの裏面の所定の範囲が、ドラム2の外周面に接着することなく隙間が形成されることになる。FRPと鋼板とは熱膨張係数が異なっているので熱膨張に差があるが、このように補修用パネル1aとドラム2の外周面に隙間が形成されているので熱膨張の差によるズレが吸収されやすくなっている。
両面接着シート10、10は、厚さが薄いものを採用すれば、ドラム2の外周面と補修用パネル1aの隙間はわずかになる。従ってドラムに開いている穴8からの漏れが発生し難く好ましいと言える。しかしながら比較的厚い両面接着シート10、10を採用すればこの隙間を若干大きくすることができ、この場合も問題はない。一般的にドラム2を構成している鋼板は互いに溶接されていて外周面には溶接痕が形成されているが、このような溶接痕を利用して、積極的にドラム2の外周面と補修用パネル1aの隙間を大きくとることができる。図2の(ア)にはこのような例が示されている。図2の(ア)に示されているようにドラム2の外周面には、複数箇所において溶接痕12、12、…が形成されている。この溶接痕12、12の近傍のドラム2の外周面に、両面接着シート10、10、…を貼るようにする。両面接着シート10、10、…はその厚さが溶接痕12、12、…の高さと等しいかそれよりもわずかに厚くなるようにする。従って溶接痕12、12、…は両側の両面接着シート10、10、…によってわずかに埋没する状態になる。溶接痕12、12、…から離間した部分にも、両面接着シート10’、10’、…を貼る。このような両面接着シート10、10’、…に本実施の形態に係る補修用パネル1a、1a、…を貼る。このようにしてドラム2の円周方向に渡って4枚の補修用パネル1a、1a、…を貼り合わせると、図2の(ア)に示されているようにドラム2の外周面が全体的に補修用パネル1a、1aによって被覆された状態になる。隣接する2枚の補修用パネル1a、1aの隙間には、コーキング剤13、13、…によってシーリングする。これによって、ドラム2は補修用パネル1a、1a、…によって液密的に密封された状態になる。
図2の(ア)に示されているように、比較的厚めの両面接着シート10、10’、…によってドラム2に補修用パネル1a、1a、…を貼り合わせると、ドラム2と補修用パネル1a、1aには所定の隙間が形成される。前記したように、隙間が形成されることによって鋼板とFRPの熱膨張の違いを吸収できる効果は得られるが、穴8からのコンクリートの漏れが問題になる。ところで、ドラム2内から穴8を通って、ドラム2の外周面と補修用パネル1a、1aの隙間に漏れ出すのは骨材を含まないセメントペースト分が主体になる。隙間は高々1〜数mm程度であるからである。このような漏れ出したセメントペースト分15は、図2の(イ)に示されているように比較的小さい範囲に漏れ出し、やがて固化する。そうすると穴8は実質的に塞がれる。このように穴8はセメントペースト分15によって塞がれるので、ドラム2の外周面と補修用パネル1a、1aの間に隙間が形成されていてもコンクリートの漏れの問題はない。
複数枚の補修用パネル1a、1b、…によって外周面全体が被覆されたドラム2は、新たに穴が開いても、実質的に補修用パネル1a、1b、…によって補修された状態になる。そして新たな穴からセメントペースト分が漏れ出しても、ドラム2の外周面と補修用パネル1a、1aの隙間にセメントペースト分が漏れ出すだけで、その後固化して自然に穴は塞がれる。つまり、ドラム2に開く穴は自動的に補修されることになる。つまりドラム2に新たに穴が開いても追加の補修は不要になる。しかしながら長期間使用すると補修用パネル1a、1b、…が劣化することもある。そのような場合には補修用パネル1a、1b、…と両面接着シート10、10’、…をドラム2から剥がして、新しい両面接着シート10、10’、…によって新しい補修用パネル1a、1b、…をドラム2に貼り付けて補修する。溶接等の作業が不要であるので、このような補修も容易に実施できる。
本実施の形態に係る補修用パネル1a、1b、…は、上の説明では円周方向に4枚並べるとドラム2の外周面全体を被覆できるように説明した。つまり円周方向に4分割した形状になっている。しかしながらこの分割数は変形でき、6分割、8分割等であってもよい。つまりこのような形状の補修用パネル1a、1b、…については、ドラム2の円周方向に6枚、あるいは8枚並べるようにするとドラム2の外周面全体を被覆できる。また、本実施の形態に係る補修用パネル1a、1b、…は、必ずしもドラム2の外周面を完全に被覆する必要はない。つまり穴が開いたり、鋼板が薄くなってしまった箇所についてのみ、補修用パネル1a、1b、…を貼り付けて補修してもよい。
1a、1b、1c 補修用パネル
2 ドラム
3 ヘッドプレート
4 フロントシェル
5 センタシェル
6 リアシェル
8 穴
10 両面接着シート
12 溶接痕
13 コーキング剤
15 セメントペースト分

Claims (4)

  1. ミキサ車の鋼板からなるドラムを補修する補修用パネルであって、
    前記補修用パネルはFRPから所定の板厚に形成され、ドラムの外周面に貼り合わせてドラムを補修するようになっていることを特徴とするミキサ車のドラムの補修用パネル。
  2. 請求項1に記載の補修用パネルは円錐面あるいは円柱面の一部を構成する曲面状に形成され、複数枚の前記補修用パネルによってドラム外周面を円周方向全体に渡って被覆できるようになっていることを特徴とするミキサ車のドラムの補修用パネル。
  3. 請求項1または2に記載の補修用パネルは、所定厚さの両面接着シートによってドラムの外周面に貼り合わされるようになっていることを特徴とするミキサ車のドラムの補修用パネル。
  4. 請求項3に記載の補修用パネルにおいて、1枚の前記補修用パネルは、その合計の面積が該1枚の前記補修用パネルの面積よりも小さい複数枚の前記両面接着シートによってドラムに貼り合わされるようになっていることを特徴とするミキサ車のドラムの補修用パネル。
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