JP5704288B1 - 回転電機の固定子、この固定子を用いた回転電機、及び回転電機の固定子のコイル挿入方法 - Google Patents

回転電機の固定子、この固定子を用いた回転電機、及び回転電機の固定子のコイル挿入方法 Download PDF

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Abstract

巻線の絶縁皮膜を損傷することなく、コイルを固定子鉄心に装着可能な回転電機の固定子を提供する。この発明に係る回転電機1の固定子4は、コアバック51と、複数のティース52と、複数のスロット53と、複数のコイル61とを備える。コアバック51は、円環状に形成される。ティース52は、コアバック51の径方向の内側に突出して設けられ、先端に突起部521を有する。スロット53は、隣接するティース52の間に設けられる。コイル61は、スロット53の内部に配置され、導体線の束として形成される。ティース52に設けられた突起部521は、このティース52に隣接する他のティース52の先端に向かって突出して設けられ、先端に平面5211が設けられる。この平面5211は、隣接する他のティース52の有する平面5211と平行に設けられ、かつ、コアバック51の径方向に対して斜めに設けられる。

Description

本発明は、電動機または発電機などの回転電機に使用される固定子、この固定子を用いた回転電機、及び回転電機の固定子のコイル挿入方法に関するものである。
従来の回転電機の固定子において、固定子巻線は、複数のコイルピース(以下、コイルとする)から構成される。コイルは、平角巻線を単列に複数回、巻回して成形される。この平角巻線は、断面が扁平状である。
従来の回転電機の固定子において、コイルは、コイルサイド(以下、スロット挿入部とする)とコイルエンド(以下、コイルエンド部とする)とが、交互に連続するように成形される。スロット挿入部は、固定子のスロット内に挿入される直線状の部分である。コイルエンド部は、固定子のスロット内に挿入されない曲線状の部分である。また、コイルのスロット挿入部は、単列積層状態として成形される。単列積層状態とは、コイルの巻線が単列に積層している状態のことをいう。コイルは、スロット挿入部がスロット内へ挿入されて、ステータコア(以下、固定子鉄心とする)に装着される。
従来の回転電機の固定子において、コイルのスロット挿入部は、スロット開口部を通過させるために、成形時の単列積層状態から連接積層状態に変更される。連接積層状態とは、スロット挿入部において隣接する平角巻線同士を、平行で部分的に連接するように、互いに位置ずれさせた状態のことである。連接積層状態において、スロット挿入部の平角巻線の一つ一つは、スロット開口部を通過可能な斜め向きの状態とされる。
コイルをスロット内へ挿入する際、連接積層状態のスロット挿入部は、平角巻線の積層方向が、コアバックの径方向に沿った方向とされる。スロット挿入部は、先頭に位置する平角巻線から順次、スロット開口部を介してスロット内へと挿入される。先頭に位置する平角巻線とは、コイルをスロット内へ挿入する際において、最もスロット開口部側に位置する平角巻線のことである。
スロット内へ挿入されたとき、スロット挿入部は、ガイド装置により、スロット内で斜め奥方向に向けてガイドされる。このとき、スロット挿入部は、平角巻線が互いに位置ずれさせられる。これにより、スロット挿入部は、コアバックの径方向に沿う連接積層状態からコアバックの周方向に沿う単列積層状態に変更される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−295689号公報(段落0026、0034、0035、0038、0040、及び図7)
特許文献1の技術では、コアバックの径方向に沿う連接積層状態からコアバックの周方向に沿う単列積層状態に変更するために、スロット内において、コイルのスロット挿入部を90度捻る必要がある。このため、特許文献1の技術では、捻りにより平角巻線の絶縁皮膜が損傷し、コイルの絶縁耐圧が低下してしまうという課題があった。
本発明は、巻線の絶縁皮膜を損傷することなく、コイルを固定子鉄心に装着可能な回転電機の固定子、この固定子を用いた回転電機、及び回転電機の固定子のコイル挿入方法を提供することを目的とする。
この発明に係る回転電機の固定子は、円環状に形成されたコアバックと、コアバックの径方向の内側に突出して設けられ、先端に突起部を有する複数のティースと、隣接するティースの間に設けられた複数のスロットと、スロットの内部に配置され、導体線の束として形成された複数のコイルとを備え、ティースに設けられた突起部は、このティースに隣接する他のティースの先端に向かって突出して設けられ、先端に第1の平面が設けられ、この第1の平面が、隣接する他のティースの有する第2の平面と対向して設けられ、かつ、コアバックの径方向に対して斜めに設けられており、第1の平面と第2の平面の間隔が、コイルを形成する導体線の太さよりも広く、コイルを形成する導体線が積層した方向における当該コイルの長さよりも狭い
この発明に係る回転電機の固定子のコイル挿入方法は、導体線を単列に積層して形成した第1のコイルを、固定子の径方向の内側に突出して設けられた複数のティースのうち隣接するティースの間に設けられたスロットの開口部であって、スロットを形成する2つのティースのうち一方のティースの先端から他方のティースの先端に向かって突出する突起部の先端に設けられた第1の平面と他方のティースに第1の平面と対向して設けられた第2の平面とにより囲まれて形成され、かつ、第1の平面と第2の平面が固定子の径方向に対して斜めに設けられた開口部からこのスロットの内部へと、第1のコイルを形成する導体線の積層した方向が、固定子の径方向に対して斜めとなるように挿入する第1のステップと、第1のコイルをスロットの内部へと挿入した後、第1のコイルをスロットの底面に沿って配置する第2のステップと、導体線を単列に積層して形成した第2のコイルを、固定子に設けられたスロットの開口部からこのスロットの内部へと、第2のコイルを形成する導体線の積層した方向が、固定子の径方向に対して斜めとなるように挿入する第3のステップと、第2のコイルをスロットの内部へと挿入した後、第2のコイルを第1のコイルに沿って配置する第4のステップとを備える。
本発明によれば、巻線の絶縁被覆を損傷することなく、コイルを固定子鉄心に装着可能な回転電機の固定子、この固定子を用いた回転電機、及び回転電機の固定子のコイル挿入方法を提供することができる。
実施の形態1における回転電機の固定子の構成を示す図である。 実施の形態1における回転子及び固定子鉄心の断面を示す図である。 実施の形態1における固定子巻線のコイルの構成を示す図である。 実施の形態1における固定子鉄心の断面図である。 実施の形態1におけるティースが有する突起部の拡大図である。 実施の形態1におけるコイルの固定子鉄心への装着作業について示す図である。 実施の形態1におけるコイルを固定子鉄心に装着する作業の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるコイルの固定子鉄心への装着作業について示す図である。 実施の形態3における固定子鉄心の断面図である。 実施の形態4における固定子鉄心の断面図である。 実施の形態5におけるコイルの固定子鉄心への装着作業について示す図である。
実施の形態1.
実施の形態1における回転電機について説明する。なお、回転電機は、電動機または発電機の場合があり、実施の形態1において電動機と発電機のどちらであっても良い。なお、回転電機は、例えば、永久磁石型回転電機または誘導型回転電機である。
図1は、実施の形態1における回転電機の固定子の構成を示す図である。図2は、図1のA−A線に沿った回転子及び固定子鉄心の断面を示す図である。なお、図1では、簡略化のため、回転子1の図示を省略している。同様に、図2では、簡略化のため、固定子巻線6の図示を省略している。
回転電機は、図1及び図2に示すように、回転子1及び固定子4を有する。回転子1の中心には、中心穴が設けられる。図2において、シャフト3は、この中心穴に挿入され、回転子1に対して固定される。
図2において、回転子1の回転子鉄心2は、シャフト3と同心になるように構成される。回転子鉄心2は、例えば、シャフト3に沿った回転軸を有する円柱形状に構成する。
固定子4は、図2に示すように、回転子1と離間して、かつ、回転子1を収容するように構成される。固定子4は、図1に示すように、固定子鉄心5及び固定子巻線6を有する。
固定子鉄心5は、図2に示すように、シャフト3と同心になるように構成される。固定子鉄心5は、例えば、シャフト3に沿った回転軸を有する円筒形状に構成する。また、固定子鉄心5は、例えば、電磁鋼板等を積層して形成する。
固定子鉄心5は、図1及び図2に示すように、コアバック51、複数のティース52、及び複数のスロット53を有する。コアバック51は、例えば円筒形状など、円環状に構成する。
なお、径方向とは、以下において、図2に示すコアバック51の径方向のことである。また、周方向とは、以下において、図2に示すコアバック51の周方向のことである。
ティース52は、図2に示すように、コアバック51の径方向内側に、径方向に伸びるように形成する。複数のティース52のそれぞれは、周方向において、一定の間隔を空けて配置される。周方向に隣り合うティース52間には、それぞれ、スロット53が形成される。
図3は、固定子巻線におけるコイルの構成を示す図である。固定子巻線6は、導体線の束としての図3に示すコイル61から構成される。固定子巻線6は、各相ごとに同様な形状を有したコイル61が用いられる。
コイル61を形成する導体線は、実施の形態1において、断面が扁平状の平角巻線である。導体線は、表面が絶縁被覆されている。コイル61は、この導体線を複数回、巻回して成形される。
コイル61は、図3に示すスロット挿入部SIにおいて、コイル61をなす導体線が単列に積層した、単列積層状態に形成される。つまり、コイル61を形成する導体線は、スロット挿入部SIにおいて、直線状に並んでいる。
コイル61は、コイルエンド部CE1において、図3に示すように、折り曲げ部611、折り曲げ部612、折り曲げ部613を有する。また、コイル61は、コイルエンド部CE2において、図3に示すように、折り曲げ部614、折り曲げ部615、及び折り曲げ部616を有する。コイル61は、各折り曲げ部において、折り曲げられる。このように構成されているため、コイル61は、全体として六角形形状となっている。
コイル61は、固定子鉄心5のスロット53内に1もしくは複数配置される。コイル61は、例えば、絶縁紙などで周囲を保護してスロット53に挿入する。このとき、コイル61は、図3に示すスロット挿入部SIの部分が、固定子鉄心5のスロット53内に挿入される。また、コイル61は、図3に示すコイルエンド部CE1及びコイルエンド部CE2の部分を、図1に示すとおり、固定子鉄心5のスロット53の外部へと突出させる。これにより、コイル61は、固定子鉄心5に装着される。なお、コイル61のスロット挿入部SIが、固定子鉄心5のスロット53内に挿入され、スロット53内に配置されることを、固定子鉄心5に装着されるという。
固定子巻線6は、複数のコイル61を固定子鉄心5に装着した後、複数のコイル61の端末同士を溶接などの方法で接続することにより、形成される。このように、回転電機の固定子4は、以上において説明した固定子鉄心5及び固定子巻線6から構成される。
次に、回転電機の動作について説明する。図1及び図2において、回転電機では、固定子4に対して回転子1が回転する。
回転電機が電動機の場合、回転子1に発生した回転力は、回転子1に固定されたシャフト3を介して機械装置(図示せず)に伝達する。これにより、電動機としての回転電機は、機械装置を稼働させる。
回転電機が発電機の場合、回転子1は、外部の機械装置(図示せず)からシャフト3を介して伝達した回転力により回転する。これにより、発電機としての回転電機は、電磁誘導による起電力を発生させ、発電を行う。
図4は、図1のA−A線に沿った固定子鉄心の断面図であり、図2のB部を拡大した図である。次に、図4を参照して、実施の形態1に係るティース52及びスロット53の形状について、詳細に説明する。
各ティース52は、図4の径方向内側に伸びた先端に、突起部521を有する。突起部521は、図4に示すように、隣接する他のティース52の先端に向かって突出するように設ける。実施の形態1において、突起部521は、隣接する両側のティース52へと、それぞれ突出するように設ける。なお、突起部521とは、実施の形態1において、突起部521a及び突起部521bのことである。先端面5211とは、実施の形態1において、先端面5211a及び先端面5211bのことである。
ティース52の突起部521は、隣接する他のティース52に向かって突出した先端に、先端面5211を有する。ティース52の突起部521は、隣り合うティース52の先端面5211同士が対向するように設ける。この対向する先端面5211同士は、互いに平行となるように設ける。また、これらの先端面5211は、コアバック51の径方向に対して斜めに設ける。
ここで、コアバック51の周方向において、図4の左側へと突出した突起部521を、突起部521aとする。突起部521aの先端に設ける先端面5211を、先端面5211aとする。コアバック51の周方向において、図4の右側へと突出した突起部521を、突起部521bとする。突起部521bの先端に設ける先端面5211を、先端面5211bとする。なお、突起部521とは、実施の形態1において、突起部521a及び突起部521bのことである。先端面5211とは、実施の形態1において、先端面5211a及び先端面5211bのことである。また、先端面5211a及び先端面5211bは、ティース52の有する平面である。
各スロット53は、コアバック51の径方向において径方向内側に、スロット開口部531を有する。スロット53は、コアバック51の周方向において、当該スロット53を両側から挟むように位置する両ティース52により、囲まれて形成されている。このため、スロット53のスロット開口部531は、当該スロット53を両側から挟むように位置する両ティース52の先端面5211により、囲まれて形成される。
また、各スロット53は、コアバック51の径方向において径方向外側に、スロット底面532を有する。
図5は、図4に示したティースが有する突起部の拡大図であり、図4のC部を拡大した図である。図5に示すように、ティース52の先端に設ける突起部521aは、コアバック51の周方向において、図5の左側へ突出量xだけ突出する。また、突起部521bは、コアバック51の周方向において、図5の右側へ突出量yだけ突出する。このとき、突出量xと突出量yを同じ長さとする。この場合、スロット開口部531は、隣接するティース52間の中央に設けられる。
突起部521aにおいて、先端面5211aは、コアバック51の径方向に対し、角度αをなすように設ける。角度αは、0°<α<90°とする。なお、角度αは、30°〜45°の値が適している。実施の形態1において、角度αは、45°である。
また、突起部521bの先端に設けられた先端面5211bは、コアバック51の径方向に対し、角度βをなすように設ける。角度βは、角度αと同一の値とする。つまり、先端面5211aと先端面5211bとは、平行となるように設ける。これにより、スロット開口部531の幅は、コアバック51の径方向において、径方向内側から径方向外側まで一定となる。なお、スロット開口部531の幅は、コイル61を形成する導体線の太さよりも広く形成する。また、スロット開口部531の幅は、単列積層状態のコイル61について、コイル61を形成する導体線が積層した方向の長さよりも狭く形成する。
図6は、実施の形態1におけるコイルの固定子鉄心への装着作業について示す図である。図7は、実施の形態1において、コイルを固定子鉄心に装着する手順を示すフローチャートである。図6及び図7を参照して、実施の形態1におけるコイル61の固定子鉄心5への装着手順について説明する。なお、図6において、コイル61は、図1のA−A線に沿ったスロット挿入部SIの断面について図示している。
図7のステップS1において、巻線機は、図6−(a)に示すように、コイル61のスロット挿入部SIを、スロット開口部531を介してスロット53の内部へと挿入する。このとき、巻線機は、スロット開口部531において、単列積層状態のスロット挿入部SIを、先端面5211a及び先端面5211bに対して平行に挿入する。
上記のとおり、先端面5211a及び先端面5211bは、コアバック51の径方向に対し、45°の角度をなすように設けている。このため、巻線機は、スロット開口部531において、スロット挿入部SIを、コアバック51の径方向に対して45°の角度で挿入する。このとき、コイル61のスロット挿入部SIは、コアバック51の径方向に対して45°の角度に単列に積層されている。
コイル61のスロット挿入部SIは、スロット開口部531を通過することにより、スロット53の内部へと挿入される。コイル61のスロット挿入部SIをスロット53の内部へと挿入した後、巻線機は、スロット53内において、スロット挿入部SIを捻る(ステップS2)。このとき、巻線機は、スロット挿入部SIを、コアバック51の径方向に対して−45°だけ捻る。これにより、単列積層状態のスロット挿入部SIは、スロット底面532に対して平行となる。
それから、巻線機は、図7のステップS3において、コイル61のスロット挿入部SIをスロット53内に配置する。このとき、巻線機は、単列積層状態のスロット挿入部SIが、スロット底面532に沿うようにして配置する。これにより、このコイル61は、固定子鉄心5に装着される。
次に、図7のステップS4において、巻線機は、固定子巻線6を構成する全てのコイル61を、スロット53内に挿入したか確認する。まだスロット53内に挿入していないコイル61がある場合、再度図7のステップS1を行う。
再度のステップS1において、巻線機は、まだ挿入していないコイル61を、スロット53内へと挿入する。ステップS2において、巻線機は、上記と同じように、スロット53内でコイル61のスロット挿入部SIを−45°捻る。そして、ステップS3において、このコイル61のスロット挿入部SIを、スロット53内に配置する。このとき、巻線機は、単列積層状態のスロット挿入部SIが、すでにスロット53内に配置された他のコイル61に沿うようにして配置する。このようにして、巻線機は、スロット53内にまだ挿入していないコイル61を、順次、スロット53内へと挿入し、固定子鉄心5に装着する。
全てのコイル61をスロット53内へと挿入した場合、図7のステップS4において、Yesと判断される。これにより、巻線機は、コイル61のスロット53内への挿入作業を終了する。
図6−(b)は、複数のコイル61を固定子鉄心5に装着する作業について示す図である。図6−(b)において、複数のコイル61とは、コイル61a、コイル61b、コイル61c、及びコイル61dのことである。巻線機は、図6−(b)に示すように、各コイル61a、コイル61b、コイル61c、及びコイル61dを、順次スロット53の内部へと挿入する。
また、スロット53内に挿入された複数のコイル61は、複列積層状態に配置される。複列積層状態とは、図6−(b)に示すコイル61a及びコイル61bのように、単列積層状態のスロット挿入部SIが、コアバック51の径方向に複数列、積層した状態のことをいう。つまり、複数のコイル61は、スロット53内において、スロット挿入部SIがコアバック51の径方向に整列して配置される。
このようにして、実施の形態1におけるコイル61は、固定子鉄心5に装着される。また、複数のコイル61が固定子鉄心5に装着されることで、固定子巻線6が形成される。
なお、図6−(b)において、スロット開口部531に挿入されたコイル61dは、スロット53の内部へと挿入された後、スロット53内でコアバック51の径方向に対して−45°だけ捻られる。これにより、コイル61dのスロット挿入部SIは、図6−(b)に示すコイル61cのように、スロット底面532に対して平行となる。
また、図6−(b)において、スロット底面532に対して平行とされたコイル61cは、次に、スロット53内に配置される。これにより、コイル61cのスロット挿入部SIは、図6−(b)に示すコイル61bのように、先に挿入されたコイル61(つまり、コイル61b)のスロット挿入部SIに沿うようにして配置される。
なお、一般的な回転電機の場合、ティース52の突起部521の先端に設けられ、スロット開口部531を形成する先端面5211は、コアバック51の径方向と平行(つまり、コアバック51の周方向に対して垂直)に形成されている。このため、一般的な回転電機において、コイル61のスロット挿入部SIをスロット53の内部へと挿入した後、巻線機は、スロット53内において、スロット挿入部SIを−90°捻る必要がある。このとき、コイル61のスロット挿入部SIは、スロット53内で大きく捻られて、コイル61を形成する導体線同士の間に大きな摩擦が発生する。またこのとき、例えば、コイル61のスロット挿入部SIは、スロット53内で大きく捻られることにより、スロット53の内壁(つまり、ティース52の側壁)に衝突する可能性がある。つまり、スロット挿入部SIがスロット53内で大きく捻られることにより、コイル61を形成する導体線は、絶縁皮膜が損傷してしまう可能性がある。導体線の絶縁皮膜が損傷した場合、コイル61は、絶縁耐圧が低下してしまう。
これに対し、実施の形態1における回転電機において、ティース52の突起部521aが有する先端面5211aは、隣接するティース52の突起部521bが有する先端面5211bに対し、対向して設けられる。また、対向する先端面5211同士は、互いに平行となるように設ける。また、これらの先端面5211は、コアバック51の径方向に対して斜めに設ける。具体的には、これらの先端面5211は、コアバック51の径方向に対し、角度が45°をなすように設ける。
このように構成されているため、実施の形態1における回転電機では、コイル61のスロット挿入部SIをスロット53の内部へと挿入した後、巻線機が、スロット53内において、スロット挿入部SIを−45°捻るだけで良い。つまり、コイル61のスロット挿入部SIは、スロット53内において、従来よりも少ない量だけ捻られる。このため、実施の形態1における回転電機は、コイル61のスロット挿入部SIをスロット53内に配置する際に、コイル61を形成する導体線の絶縁皮膜が損傷し、コイル61の絶縁耐圧が低下してしまうことを防止できる。
実施の形態1における回転電機は、スロット開口部531を形成する先端面5211が、コアバック51の径方向に対して斜めに設けられている。このため、コイル61をスロット開口部531へと挿入する作業が、従来よりも容易となる。また、実施の形態1における回転電機は、スロット53内においてスロット挿入部SIを捻る量が、従来よりも少なくなっている。このため、コイル61のスロット53内に配置する作業が、従来よりも容易である。よって、コイル61の固定子鉄心5への装着作業を、効率良く行うことができる。
また、複数のコイル61は、スロット53内において、複列積層状態に配置される。つまり、複数のコイル61は、スロット53内において、スロット挿入部SIがコアバック51の径方向に整列して配置される。よって、実施の形態1における回転電機は、スロット53内におけるコイル61の占積率を向上できる。なお、スロット53内におけるコイル61の占積率とは、スロット53内において、コイル61を形成する導体線が占める割合のことである。
なお、実施の形態1において、突起部521aの先端面5211aは、コアバック51の径方向に対し、角度αをなすように設けた。また、突起部521bの先端面5211bは、コアバック51の径方向に対し、角度βをなすように設けた。この角度βは、角度αと同一の値とした。しかし、実施の形態1における回転電機は、これに限られるものではない。すなわち、角度αおよびβは、互いに異なる値であっても良い。例えば、角度αを30°としたとき、角度βは、45°としても良い。このとき、スロット開口部531の幅は、径方向における最も外側の部分においても、コイル61を形成する導体線の太さよりも広く形成する。この場合、スロット開口部531は、径方向内側において、先端面5211同士が平行な場合よりも、大きく開口する。このため、コイル61をスロット開口部531へと挿入する作業が、さらに容易となる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2における回転電機について説明する。実施の形態1と同一または同等の手段、構成に関しては、同一の名称と符号とを用いて説明を省略する。
実施の形態2における固定子巻線6は、複数のコイル62から構成される。実施の形態2において、複数のコイル62のそれぞれは、巻数が違う異なる形状を有している。また、コイル62を形成する導体線は、断面が扁平状の平角巻線である。導体線は、表面が絶縁被覆されている。コイル62は、この導体線を複数回、巻回して成形される。実施の形態2におけるコイル62は、これらの形状・構造等につき、実施の形態1におけるコイル61と異なっている。なお、このほかの形状・構造等について、コイル62は、実施の形態1におけるコイル61と同様である。
図8は、実施の形態2におけるコイルの固定子鉄心への装着作業について示す図である。実施の形態2において、スロット開口部531の幅は、コイル62を形成する導体線の太さよりも広く形成する。また、スロット開口部531の幅は、単列積層状態のコイル62について、コイル62を形成する導体線が積層した方向の長さよりも狭く形成する。
図8−(a)に示すとおり、巻線機は、コイル62のスロット挿入部SIを、スロット開口部531からスロット53の内部へと挿入する。このとき、スロット開口部531において、巻線機は、コイル62のスロット挿入部SIを、実施の形態1のときと同様に、コアバック51の径方向に対して斜めに挿入する。具体的には、巻線機は、コイル62のスロット挿入部SIを、突起部521の先端面5211がコアバック51の径方向に対してなす角度と同じ角度で挿入する。
コイル62のスロット挿入部SIは、スロット開口部531を通過することにより、スロット53の内部へと挿入される。コイル62のスロット挿入部SIをスロット53の内部へと挿入した後、巻線機は、スロット53内でスロット挿入部SIを捻らない。つまり、実施の形態2において、コイル62のスロット挿入部SIは、スロット開口部531通過時の斜めを保ったまま、スロット底面532へと配置される。これにより、このコイル62は、固定子鉄心5に装着される。
次にスロット53内へ挿入したコイル62についても、巻線機は、スロット53内でスロット挿入部SIを捻らない。巻線機は、このコイル62について、スロット開口部531通過時の斜めを保ったまま、すでにスロット53内に配置したコイル62に沿うようにして配置する。このようにして、巻線機は、複数のコイル62を順次、スロット53内へと挿入し、固定子鉄心5に装着する。
実施の形態2の複数のコイル62とは、図8−(b)において、コイル62a、コイル62b、コイル62c、コイル62d、及びコイル62eのことである。巻線機は、図8−(b)に示すように、各コイル62a、コイル62b、コイル62c、コイル62d、及びコイル62eを、順次スロット53の内部へと挿入する。
また、スロット53内に挿入された複数のコイル62は、斜列積層状態に配置される。斜列積層状態とは、図8−(b)に示すコイル62a、コイル62b、及びコイル62cのように、単列積層状態のスロット挿入部SIが、コアバック51の径方向に対し、斜めに複数列積層した状態のことをいう。つまり、複数のコイル62は、スロット53内において、スロット挿入部SIがコアバック51の径方向に対し、斜めに整列して配置される。
なお、図8−(b)において、スロット開口部531に挿入されたコイル62eは、スロット53の内部へと挿入された後、スロット開口部531通過時の斜めを保ったまま、径方向外側へと移動させられる。これにより、コイル62eのスロット挿入部SIは、図8−(b)に示すコイル62dのように、斜めのまま径方向外側へと移動させられる。
また、図8−(b)において、斜めのまま径方向外側へと移動させられたコイル62dは、次に、スロット53内に配置される。これにより、コイル62dのスロット挿入部SIは、図8−(b)に示すコイル62cのように、先に挿入されたコイル62(つまり、コイル62c)のスロット挿入部SIに沿うようにして配置される。
このように構成されているため、実施の形態2における回転電機では、コイル62のスロット挿入部SIをスロット53内部へと挿入した後、巻線機が、スロット53内において、スロット挿入部SIをまったく捻らなくても良い。このため、実施の形態2における回転電機は、コイル62のスロット挿入部SIをスロット53内に配置する際に、コイル62を形成する導体線の絶縁皮膜が損傷し、コイル62の絶縁耐圧が低下してしまうことを防止できる。
また、複数のコイル62は、スロット53内において、斜列積層状態に配置される。つまり、複数のコイル62は、スロット53内において、スロット挿入部SIがコアバック51の径方向に対し、斜めに整列して配置される。よって、実施の形態2における回転電機は、スロット53内におけるコイル62の占積率を向上できる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3における回転電機について説明する。実施の形態1または実施の形態2と同一または同等の手段、構成に関しては、同一の名称と符号とを用いて説明を省略する。実施の形態3において、固定子巻線6は、実施の形態1と同様に、複数のコイル61から構成される。また、固定子巻線6は、実施の形態1と同様に、各相ごとに同様な形状を有したコイル61が用いられる。
図9は、実施の形態3における固定子鉄心の断面図である。なお、図9は、図1のA−A線に沿った固定子鉄心5の断面図であり、図2のB部を拡大した図である。また、実施の形態3における固定子鉄心5は、図9に示すように、ティース52、スロット53、及びスロット底面532の代わりに、ティース52a、スロット53a、及びスロット底面532aを備える。
各スロット53aは、コアバック51の径方向内側に、スロット底面532aを有する。実施の形態3において、スロット底面532aは、図9に示すとおり、コアバック51の周方向に対し、角度θだけ傾斜を持つように設ける。これにより、スロット53aの形状は、平行四辺形状に形成されている。
角度θは、0°<θ<90°とする。なお、角度θは、30°〜45°の値が適している。実施の形態3において、角度θは、30°である。
実施の形態3において、コイル61のスロット挿入部SIをスロット53aの内部へと挿入した後、巻線機は、スロット53a内において、スロット挿入部SIを捻る。このとき、巻線機は、スロット挿入部SIを、コアバック51の径方向に対して−(α−θ)°だけ捻る。なお、実施の形態3においては、スロット挿入部SIを、コアバック51の径方向に対して−15°だけ捻る。これにより、単列積層状態のスロット挿入部SIは、スロット底面532aに対して平行となる。巻線機は、スロット底面532aに対して平行となったスロット挿入部SIを、スロット53a内に配置する。
このように構成されているため、実施の形態3における回転電機では、コイル61のスロット挿入部SIをスロット53a内部へと挿入した後、巻線機が、スロット53a内において、スロット挿入部SIを−15°捻るだけで良い。つまり、実施の形態3における回転電機では、巻線機が、スロット53a内において、スロット挿入部SIをほとんど捻らなくても良い。このため、実施の形態3における回転電機は、コイル61のスロット挿入部SIをスロット53a内に配置する際に、コイル61を形成する導体線の絶縁皮膜が損傷してしまうことを防止できる。
また、実施の形態2においては、巻数が違う異なる形状のコイル62を、スロット53a内において斜列積層状態に配置した。これに対し、実施の形態3においては、同一形状のコイル61を、スロット53a内でほとんど捻らずに、斜列積層状態に配置できる。よって、実施の形態3における回転電機は、同一形状のコイル61を用いる場合でも、スロット53a内におけるコイル61の占積率を向上できる。また、実施の形態3においては、同じ形状のコイル61を使用できるため、コイル61を固定子鉄心5に装着する作業が、簡単になる。
なお、角度θは、先端面5211a及び先端面5211bの、コアバック51の径方向に対する角度α及び角度βと同一としても良い。この場合、コイル61のスロット挿入部SIをスロット53a内部へと挿入した後、巻線機は、スロット53a内において、スロット挿入部SIをまったく捻らなくても良い。これにより、実施の形態3における回転電機は、コイル61のスロット挿入部SIをスロット53a内に配置する際に、コイル61を形成する導体線の絶縁皮膜が損傷し、コイル61の絶縁耐圧が低下してしまうことを防止できる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4における回転電機について説明する。実施の形態1乃至実施の形態3と同一または同等の手段、構成に関しては、同一の名称と符号とを用いて説明を省略する。図10は、実施の形態4における固定子鉄心の断面図である。なお、図10は、図1のA−A線に沿った固定子鉄心5の断面図であり、図2のB部を拡大した図である。
図10−(a)は、固定子鉄心5の断面図であって、スロット開口部531aをスロット53bの中央よりも左側に設けた場合を示す図である。実施の形態4における固定子鉄心5は、図10−(a)に示すように、ティース52及びスロット53の代わりに、ティース52b及びスロット53bを備える。
図10−(a)において、各ティース52bは、径方向内側に伸びた先端に、突起部521cを有する。突起部521cは、図10−(a)に示すように、隣接する他のティース52bの先端に向かって突出するように設ける。突起部521cの先端には、先端面5211cを設ける。
なお、実施の形態4における突起部521cは、コアバック51の周方向において、図10−(a)の左側に隣接するティース52bへと、突出するように設ける。また、実施の形態4においては、実施の形態1乃至実施の形態3と異なり、突起部521bを設けない。つまり、実施の形態4において、各ティース52bの先端は、コアバック51の周方向において、図10−(a)の右側に隣接するティース52bへと突出させない。
実施の形態4においては、突起部521bを設ける代わりに、各ティース52bの先端に先端面5211dを設ける。先端面5211dは、各ティース52bの先端であって、コアバック51の周方向において図10−(a)の右側に設ける。
このため、突起部521cの先端面5211cは、隣接するティース52bが有する先端面5211dと、面同士で対向する。なお、先端面5211とは、実施の形態4において、先端面5211c及び先端面5211dのことである。
この対向する先端面5211同士は、図10−(a)に示すように、互いに平行となるように設ける。また、これらの先端面5211は、図10−(a)に示すように、コアバック51の径方向に対して斜めに設ける。
スロット開口部531aは、隣り合うティース52bの有する先端面5211c及び5211dにより、囲まれて形成される。このため、スロット開口部531aは、コアバック51の周方向において図10−(a)の左側に位置するティース52bに沿った位置に形成される。この位置は、コアバック51の周方向において、図10−(a)のスロット53bの左端である。つまり、スロット開口部531aは、隣接するティース52b間の中央よりも、コアバック51の周方向において図10−(a)の左側に設けられる。
なお、スロット開口部531aの幅は、コイル61またはコイル62を形成する導体線の太さよりも広く形成する。また、スロット開口部531aの幅は、コイル61またはコイル62を形成する導体線が積層した方向の長さよりも狭く形成する。
このように構成されているため、実施の形態4における回転電機は、コイル61またはコイル62をスロット53b内へと挿入する際、コイル61またはコイル62が、コアバック51の周方向において図10−(a)の右側に位置するティース52bに対し、衝突しにくくなる。このため、コイル61またはコイル62をスロット開口部531aへと挿入する作業が、スロット開口部531aをスロット53の中央付近に構成した場合よりも、容易となる。よって、コイル61またはコイル62の固定子鉄心5への装着作業を、効率良く行うことができる。
なお、実施の形態4において、スロット開口部531aは、スロット53bの中央よりも左側に設けたが、これに限られるものではない。図10−(b)は、固定子鉄心5の断面図であって、スロット開口部531bをスロット53cの中央よりも右側に設けた場合を示す図である。
図10−(b)において、各ティース52cは、径方向内側に伸びた先端に、突起部521dを有する。突起部521dは、コアバック51の周方向において、図10−(b)の右側に隣接するティース52cに向かって突出した先端に、先端面5211eを有する。また、各ティース52の先端には、突起部521aを設ける代わりに、先端面5211fを設ける。先端面5211fは、コアバック51の周方向において、図10−(b)の左側に設ける。
この場合、突起部521dの先端面5211eは、隣接するティース52cが有する先端面5211fと、面同士で対向する。この場合において、先端面5211とは、先端面5211e及び先端面5211fのことである。また、この対向する先端面5211同士は、図10−(b)に示すように、互いに平行となるように設ける。さらに、これらの先端面5211は、図10−(b)に示すように、コアバック51の径方向に対して斜めに設ける。
図10−(b)に示す場合、スロット開口部531bは、隣り合うティース52cの有する先端面5211e及び5211fにより、囲まれて形成される。このため、スロット開口部531bは、コアバック51の周方向において図10−(b)の右側に位置するティース52cに沿った位置に形成される。この位置は、コアバック51の周方向において、図10−(b)のスロット53cの右端である。つまり、スロット開口部531bは、隣接するティース52c間の中央よりも、コアバック51の周方向において図10−(b)の右側に設けられる。
なお、スロット開口部531bの幅は、コイル61またはコイル62を形成する導体線の太さよりも広く形成する。また、スロット開口部531bの幅は、コイル61またはコイル62を形成する導体線が積層した方向の長さよりも狭く形成する。
図10−(b)に示す場合、コイル61またはコイル62をスロット53c内へと挿入する際、コイル61またはコイル62が、コアバック51の周方向において図10−(b)の左側に位置するティース52cに対し、衝突しにくくなる。つまり、このような構成とした場合においても、スロット開口部531bをスロット53cの中央よりも左側に設けた場合と同様な効果を奏することができる。
さらに、実施の形態4においては、スロット開口部531aをスロット53bの左端、スロット開口部531bをスロット53cの右端、と交互に設けても良い。図10−(c)は、固定子鉄心5の断面図であって、スロット開口部531aをスロット53bの左端、スロット開口部531bをスロット53cの右端、と交互に設けた場合を示す図である。この場合において、ティース52は、図10−(c)に示すとおり、ティース52d及びティース52eのことである。また、スロット53は、図10−(c)に示すとおり、スロット53b及びスロット53cのことである。
図10−(c)において、各ティース52dは、径方向内側に伸びた先端に、突起部521c及び突起部521dを有する。突起部521cは、コアバック51の周方向において、図10−(c)の左側に隣接するティース52eに向かって突出した先端に、先端面5211cを有する。また、突起部521dは、コアバック51の周方向において、図10−(c)の右側に隣接するティース52eに向かって突出した先端に、先端面5211eを有する。
各ティース52eの先端には、突起部521bを設ける代わりに、先端面5211dを設ける。先端面5211dは、コアバック51の周方向において、図10−(c)の右側に設ける。また、各ティース52eの先端には、突起部521aを設ける代わりに、先端面5211fを設ける。先端面5211fは、コアバック51の周方向において、図10−(c)の左側に設ける。
この場合、ティース52dが有する突起部521cの先端面5211cは、隣接するティース52eが有する先端面5211dと、面同士で対向する。ティース52dが有する突起部521dの先端面5211eは、隣接するティース52eが有する先端面5211fと、面同士で対向する。この場合において、先端面5211とは、先端面5211c、先端面5211d、先端面5211e、及び先端面5211fのことをいう。
また、この対向する先端面5211同士は、図10−(c)に示すように、互いに平行となるように設ける。さらに、これらの先端面5211は、図10−(c)に示すように、コアバック51の径方向に対して斜めに設ける。
図10−(c)に示す場合、スロット開口部531aは、隣り合うティース52の有する先端面5211c及び5211dにより、囲まれて形成される。このため、スロット開口部531aは、コアバック51の周方向において図10−(c)の左側に位置するティース52eに沿った位置に形成される。この位置は、コアバック51の周方向において、図10−(c)のスロット53bの左端である。つまり、スロット開口部531aは、隣接するティース52間の中央よりも、コアバック51の周方向において図10−(c)の左側に設けられる。
なお、スロット開口部531aの幅は、コイル61またはコイル62を形成する導体線の太さよりも広く形成する。また、スロット開口部531aの幅は、コイル61またはコイル62を形成する導体線が積層した方向の長さよりも狭く形成する。
また、スロット開口部531bは、図10−(c)に示すように、隣り合うティース52の有する先端面5211e及び5211fにより、囲まれて形成される。このため、スロット開口部531bは、コアバック51の周方向において図10−(c)の右側に位置するティース52eに沿った位置に形成される。この位置は、コアバック51の周方向において、図10−(c)のスロット53cの右端である。つまり、スロット開口部531bは、隣接するティース52間の中央よりも、コアバック51の周方向において図10−(c)の右側に設けられる。
なお、スロット開口部531bの幅は、コイル61またはコイル62を形成する導体線の太さよりも広く形成する。また、スロット開口部531bの幅は、コイル61またはコイル62を形成する導体線が積層した方向の長さよりも狭く形成する。
図10−(c)に示す場合において、スロット開口部531とは、スロット開口部531a及びスロット開口部531bのことである。スロット開口部531は、コアバック51の周方向に沿って、スロット53の右端、左端と交互に設けられる。このような構成とした場合においても、スロット開口部531をスロット53の中央よりも左側に設けた場合、またはスロット開口部531をスロット53の中央よりも右側に設けた場合と、同様な効果を奏することができる。さらに、1つのコイル61またはコイル62を2つのスロット53にまたがって挿入する場合において、スロット開口部531へと挿入する作業が、すべてのスロット開口部531を同じ位置に設けた場合よりも、容易となる。よって、コイル61またはコイル62の固定子鉄心5への装着作業を、効率良く行うことができる。
なお、実施の形態4において、スロット開口部531をスロット53の中央よりも左側に設ける場合、スロット開口部531は、径方向内側において、図10−(a)または図10−(c)の左上方向へと開口するように設ける。すなわち、先端面5211は、スロット開口部531が、径方向内側において図10−(a)または図10−(c)の左上方向へと開口するように、コアバック51の径方向に対する角度を決定する。先端面5211は、コアバック51の径方向に対し、この角度をなすような斜めに形成される。
また、実施の形態4において、スロット開口部531をスロット53の中央よりも右側に設ける場合、スロット開口部531は、径方向内側において、図10−(b)または図10−(c)の右上方向へと開口するように設ける。すなわち、先端面5211は、スロット開口部531が、径方向内側において図10−(b)または図10−(c)の右上方向へと開口するように、コアバック51の径方向に対する角度を決定する。先端面5211は、コアバック51の径方向に対し、この角度をなすような斜めに形成される。
さらに、実施の形態4において、スロット底面532は、実施の形態3の場合と同様に、コアバック51の周方向に対し、角度θだけ傾斜を持つように設けてもよい。これにより、実施の形態4においても、実施の形態3の場合と同様な効果を奏することができる。
実施の形態5.
次に、実施の形態5における回転電機について説明する。実施の形態1乃至実施の形態4と同一または同等の手段、構成に関しては、同一の名称と符号とを用いて説明を省略する。図11は、実施の形態5におけるコイルの固定子鉄心への装着作業について示す図である。コイル61を固定子鉄心5へと装着する作業において、実施の形態5では、図11に示すとおり、コイル挿入治具7を用いる。なお、以下においては、コイル挿入治具7を用いてコイル61を固定子鉄心5へと装着する作業について説明するが、コイル62を固定子鉄心5へと装着する場合も同様である。
図11−(a)は、コイル挿入治具7を挿入した固定子鉄心5を、ステータ固定治具8の上に配置した状態について示す図である。固定子鉄心5は、例えば、シャフト3に沿った回転軸を有する円筒形状に構成される。このため、コイル61を固定子鉄心5へと装着する際、実施の形態5においては、コイル挿入治具7を固定子鉄心5の中心の空洞へと挿入する。
また、コイル61を固定子鉄心5へと装着する際、実施の形態5においては、図11−(a)に示すとおり、固定子鉄心5をステータ固定治具8の上に配置する。このとき、ステータ固定治具8は、固定子鉄心5との間で摩擦力を発生させる。これにより、ステータ固定治具8は、コイル61の装着作業時において、固定子鉄心5の転がりを防止する。
図11−(b)は、実施の形態5におけるコイル61の固定子鉄心5への装着作業について示す図である。コイル挿入治具7には、図11−(a)及び図11−(b)に示すように、固定爪71を形成する。コイル挿入治具7を固定子鉄心5内へと挿入したとき、固定爪71は、固定子鉄心5のスロット開口部531に差込まれる。これにより、コイル挿入治具7は、固定子鉄心5に対して固定される。
コイル挿入治具7は、傾斜面72a及び傾斜面72bを有する。傾斜面72aは、コアバック51の周方向において、図11−(a)及び図11−(b)の左側に形成する。また、傾斜面72bは、コアバック51の周方向において、図11−(a)及び図11−(b)の右側に形成する。
コイル挿入治具7を固定子鉄心5に対して固定した場合において、傾斜面72aは、コアバック51の径方向に対し、先端面5211aと同じ角度をなすように形成する。このため、コイル挿入治具7を固定子鉄心5に固定した場合において、傾斜面72aは、先端面5211aと平行となる。つまり、コイル挿入治具7を固定子鉄心5に固定した場合において、傾斜面72aと先端面5211aとは、突起等を持たない連続的な平面を形成する。
また、コイル挿入治具7を固定子鉄心5に対して固定した場合において、傾斜面72bは、コアバック51の径方向に対し、先端面5211bと同じ角度をなすように形成する。このため、コイル挿入治具7を固定子鉄心5に固定した場合において、傾斜面72bは、先端面5211bと平行となる。つまり、コイル挿入治具7を固定子鉄心5に固定した場合において、傾斜面72bと先端面5211bとは、突起等を持たない連続的な平面を形成する。
次に、実施の形態5におけるコイル61の固定子鉄心5への装着作業について説明する。コイル61の固定子鉄心5への装着作業において、巻線機は、図11−(b)に示すように、コイル61をスロット開口部531へと挿入する。このとき、巻線機は、コイル61を、コイル挿入治具7の傾斜面72bに沿って挿入する。これにより、コイル61は、傾斜面72b上を滑るようにして、スロット開口部531へと挿入される。
また、上記のとおり、傾斜面72bと先端面5211bとは、連続的な平面である。このため、コイル61は、ティース52の有する突起部521bに引っ掛かることなく、スロット開口部531へと挿入される。またこのとき、コイル61は、スロット開口部531において、先端面5211b上を滑るようにして、スロット53の内部へと挿入される。
このように構成されているため、実施の形態5における回転電機は、コイル61のスロット53内への挿入時において、コイル61が突起部521bに引っ掛かることを防止できる。よって、コイル61のスロット53内への挿入時において、コイル61に傷が付き、コイル61の絶縁耐圧が低下してしまうことを防止できる。
また、実施の形態5における回転電機は、コイル61をスロット開口部531へと容易に挿入することができる。よって、コイル61の固定子鉄心5への装着作業を、効率良く行うことができる。
なお、上記までにおいて説明したように、実施の形態1、及び実施の形態3において、固定子巻線6は、複数のコイル61から構成されるとした。実施の形態2において、固定子巻線6は、複数のコイル62から構成されるとした。実施の形態4、及び実施の形態5において、固定子巻線6は、複数のコイル61、または複数のコイル62から構成されるとした。しかし、実施の形態1乃至実施の形態5において、固定子巻線6の構成は、これに限られるものではない。すなわち、実施の形態1乃至実施の形態5のそれぞれにおいて、コイル61及びコイル62は、導体線として平角巻線でなく、丸型巻線を使用しても良い。この場合においても、実施の形態1乃至実施の形態5において得られる効果を奏することができる。
なお、実施の形態1乃至実施の形態5において、コイル61またはコイル62を固定子鉄心5へと装着する作業について、巻線機が行うこととして説明した。しかし、実施の形態1乃至実施の形態5においては、これに限られるものではない。すなわち、コイル61またはコイル62を固定子鉄心5へと装着する作業は、固定子4を製造する製造装置により、自動的に行うこととしても良い。この場合においても、巻線機が行う場合と同様に、実施の形態1乃至実施の形態5において得られる効果を奏することができる。
1 回転子、2 回転子鉄心、3 シャフト、4 固定子、5 固定子鉄心、51 コアバック、52 ティース、52a ティース、52b ティース、52c ティース、52d ティース、52e ティース、521 突起部、521a 突起部、521b 突起部、521c 突起部、521d 突起部、5211 先端面、5211a 先端面、5211b 先端面、5211c 先端面、5211d 先端面、5211e 先端面、5211f 先端面、53 スロット、53a スロット、53b スロット、53c スロット、531 スロット開口部、531a スロット開口部、531b スロット開口部、532 スロット底面、532a スロット底面、6 固定子巻線、61 コイル、61a コイル、61b コイル、61c コイル、61d コイル、611 折り曲げ部、612 折り曲げ部、613 折り曲げ部、614 折り曲げ部、615 折り曲げ部、616 折り曲げ部、62a コイル、62b コイル、62c コイル、62d コイル、62e コイル、7 コイル挿入治具、71 固定爪、8 ステータ固定治具

Claims (11)

  1. 円環状に形成されたコアバックと、
    前記コアバックの径方向の内側に突出して設けられ、先端に突起部を有する複数のティースと、
    隣接するティースの間に設けられた複数のスロットと、
    前記スロットの内部に配置され、導体線の束として形成された複数のコイルと
    を備え、
    前記ティースに設けられた前記突起部は、
    このティースに隣接する他のティースの先端に向かって突出して設けられ、先端に第1の平面が設けられ、
    この第1の平面が、
    前記隣接する他のティースの有する第2の平面と対向して設けられ、かつ、前記コアバックの径方向に対して斜めに設けられており、
    前記第1の平面と前記第2の平面の間隔が、
    前記コイルを形成する導体線の太さよりも広く、前記コイルを形成する導体線が積層した方向における当該コイルの長さよりも狭い
    ことを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 前記突起部の有する前記第1の平面は、
    前記コアバックの径方向に対し、30°〜45°の角度をなすように斜めに設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
  3. 前記スロットは、
    隣接するティース間の中央よりも一方のティース側の位置に開口部が形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
  4. 前記複数のコイルは、
    前記スロット内で積層して配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
  5. 前記複数のコイルは、
    複数の異なる形状を持つように形成され、
    前記スロット内で斜めに積層して配置される
    ことを特徴とする請求項4に記載の回転電機の固定子。
  6. 前記スロットは、
    底面が、前記突起部の有する前記第1の平面と平行に形成され、
    前記複数のコイルは、
    同一の形状を持つように形成され、
    前記スロット内において、前記底面またはすでに配置された前記コイルに沿って配置される
    ことを特徴とする請求項4に記載の回転電機の固定子。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の固定子を利用したことを特徴とする回転電機。
  8. 導体線を単列に積層して形成した第1のコイルを、固定子の径方向の内側に突出して設けられた複数のティースのうち隣接するティースの間に設けられたスロットの開口部であって、前記スロットを形成する2つの前記ティースのうち一方のティースの先端から他方のティースの先端に向かって突出する突起部の先端に設けられた第1の平面と他方のティースに前記第1の平面と対向して設けられた第2の平面とにより囲まれて形成され、かつ、前記第1の平面と前記第2の平面が前記固定子の径方向に対して斜めに設けられた前記開口部からこのスロットの内部へと、前記第1のコイルを形成する導体線の積層した方向が、前記固定子の径方向に対して斜めとなるように挿入する第1のステップと、
    前記第1のコイルを前記スロットの内部へと挿入した後、前記第1のコイルを前記スロットの底面に沿って配置する第2のステップと、
    導体線を単列に積層して形成した第2のコイルを、前記固定子に設けられた前記スロットの前記開口部からこのスロットの内部へと、前記第2のコイルを形成する導体線の積層した方向が、前記固定子の径方向に対して斜めとなるように挿入する第3のステップと、
    前記第2のコイルを前記スロットの内部へと挿入した後、前記第2のコイルを前記第1のコイルに沿って配置する第4のステップと
    を備えたことを特徴とする回転電機の固定子のコイル挿入方法。
  9. 前記第2のステップは、
    前記第1のコイルを前記スロットの内部へと挿入した後、前記第1のコイルを前記スロットの底面に沿って配置する前に、前記スロット内において、前記第1のコイルを形成する導体線の積層した方向が前記スロットの底面に対して平行となるように、前記第1のコイルを捻り、
    前記第4のステップは、
    前記第1のコイルと同一形状の前記第2のコイルを前記スロットの内部へと挿入した後、前記第2のコイルを前記第1のコイルに沿って配置する前に、前記スロット内において、前記第2のコイルを形成する導体線の積層した方向が前記スロットの底面に対して平行となるように、前記第2のコイルを捻る
    ことを特徴とする請求項8に記載の回転電機の固定子のコイル挿入方法。
  10. 前記第2のステップは、
    前記第1のコイルを前記スロットの内部へと挿入した後、前記第1のコイルを形成する導体線の積層した方向が前記固定子の径方向に対して斜めのまま、前記第1のコイルを前記スロットの底面に沿って配置し、
    前記第4のステップは、
    前記第1のコイルとは異なる形状の前記第2のコイルを前記スロットの内部へと挿入した後、前記第2のコイルを形成する導体線の積層した方向が前記固定子の径方向に対して斜めのまま、前記第2のコイルを前記第1のコイルに沿って配置する
    ことを特徴とする請求項8に記載の回転電機の固定子のコイル挿入方法。
  11. 前記第2のステップは、
    前記第1のコイルを、底面が前記固定子の径方向に対して斜めに形成された前記スロットの内部へと挿入した後、前記第1のコイルを形成する導体線の積層した方向が前記固定子の径方向に対して斜めのまま、前記スロットの底面に沿って配置し、
    前記第4のステップは、
    前記第1のコイルと同一形状の前記第2のコイルを、前記スロットの内部へと挿入した後、前記第2のコイルを形成する導体線の積層した方向が前記固定子の径方向に対して斜めのまま、前記第1のコイルに沿って配置する
    ことを特徴とする請求項8に記載の回転電機の固定子のコイル挿入方法。
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