JP5702571B2 - 空調方法及び空調システム - Google Patents

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Description

本発明は空調方法及び空調システムに関し、特に湿度が調節された外気を複数系統の被空調室に供給する場合でも所定の指標を最適値に近づけることができる空調方法及び空調システムに関する。
近年、省エネルギーと快適性とを両立する冷暖房方式として、放射熱を用いた放射冷暖房システムが注目されている。放射冷暖房システムは、放射パネルからの放射熱で専ら被空調室の顕熱を処理し、外調機で湿度を調節した外気を被空調室に供給することで主に被空調室の潜熱を処理する、顕熱処理と潜熱処理とを分離した顕熱潜熱分離処理システムの一形態である。顕熱潜熱分離処理システムの制御として、被空調室の二酸化炭素濃度を所定の濃度にするように供給外気量を調節するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−304096号公報(段落0042等)
しかしながら、二酸化炭素濃度に基づいて画一的に導入外気流量を決定すると、その外気流量で被空調室の潜熱を処理できるようにエンタルピを減少させるために、そのコイルに適切な範囲の運転点を外れて運転しなければならない場合が生じ得る。あるいは、外気を搬送するファンに適切な範囲の運転点を外れて運転しなければならない場合が生じ得る。このとき、外気導入流量を決定する観点を、二酸化炭素濃度あるいは機器類の運転点のいずれか適切な方を基準とすることも考えられるが、外調機で処理した外気を1つの被空調室に供給する場合はともかく、複数系統の被空調室に供給する場合は被空調室ごとに事情が異なる場合が一般的なので適用が難しいが、適用できればエネルギー消費量等の所定の指標を最適値に近づけることができると考えられる。
本発明は上述の課題に鑑み、湿度が調節された外気を複数系統の被空調室に供給する場合でも所定の指標を最適値に近づけることができる空調方法及び空調システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る空調方法は、例えば図1乃至図3を参照して示すと、外気OAの湿度を調節し、湿度が調節された調節済外気QAを複数の被空調室Rに供給して、複数の被空調室Rの空調を行う空調方法であって;調節済外気QAを、被空調室Rの目標湿度PSに対してあらかじめ対応づけられた空気線図上の状態点である第1の状態点P1で、複数の被空調室Rに供給する際に、複数の被空調室Rを目標湿度PSにするために必要な除湿風量Qh1を個別に算出する第1の除湿風量算出工程(St1)と;複数の被空調室Rの二酸化炭素濃度を所定の濃度とするために必要な外気量を個別に算出する必要外気量算出工程(St2)と;複数の被空調室Rについて個別に、第1の除湿風量算出工程(St1)で算出された除湿風量Qh1と、必要外気量算出工程(St2)で算出された外気量Qrとを比較して、大きい方を採択する第1の採択工程(St3)と;第1の採択工程(St3)で個別に採択された風量の総和である第1の総和風量ΣQe1の外気OAを第1の状態点P1の調節済外気QAとするためにエンタルピを減少させる際の所定の指標の変化量を算出すると共に、第1の総和風量ΣQe1の調節済外気QAを複数の被空調室Rへ搬送する際の所定の指標の変化量を算出して合算する、第1の変化量算出工程(St4)と;除湿風量Qh2を第1の状態点P1とは異なる空気線図上の状態点である第2の状態点P2について、除湿風量Qh2を個別に算出する第2の除湿風量算出工程(St5)と;複数の被空調室Rについて個別に、第2の除湿風量算出工程(St5)で算出された除湿風量Qh2と、必要外気量算出工程(St2)で算出された外気量Qrとを比較して、大きい方を採択する第2の採択工程(St6)と;第2の採択工程(St6)で個別に採択された風量の総和である第2の総和風量ΣQe2の外気OAを第2の状態点P2の調節済外気QAとするためにエンタルピを減少させる際の所定の指標の変化量を算出すると共に、第2の総和風量ΣQe2の調節済外気QAを複数の被空調室Rへ搬送する際の所定の指標の変化量を算出して合算する、第2の変化量算出工程(St7)と;調節済外気QAの状態点を、第1の変化量算出工程(St4)で算出された所定の指標の第1の変化量Δ1と、第2の変化量算出工程(St7)で算出された所定の指標の第2の変化量Δ2とのうち、最小となる所定の指標の変化量の算出に用いられた状態点に更新する状態点更新工程(St8)とを備える。
このように構成すると、複数の被空調室に供給される外気の総和に対して所定の指標が適切となるような状態点の外気に処理されることとなり、所定の指標を最適値に近づけることができる。
また、本発明の第2の態様に係る空調方法は、上記本発明の第1の態様に係る空調方法において、前記所定の指標が、エネルギー消費量、コスト、二酸化炭素排出量のうちの少なくとも1つである。
このように構成すると、使用者の価値観に適合した所定の指標を最適値に近づけることができる。
また、本発明の第3の態様に係る空調方法は、例えば図1及び図2を参照して示すと、上記本発明の第1の態様又は第2の態様に係る空調方法において、第2の変化量Δ2が、複数の状態点について複数算出され;状態点更新工程(St8)が、第1の変化量及び複数の第2の変化量のうちから最小となる変化量の算出に用いられた状態点に、調節済外気QAの状態点を更新するように構成されている。
このように構成すると、所定の指標の最適値に近づけるための選択肢を増やすことができ、所定の指標をより最適値に近づけることができる確率が高まることとなる。
また、本発明の第4の態様に係る空調システムは、例えば図1に示すように、上記本発明の第1の態様乃至第3の態様のいずれか1つの態様に係る空調方法を実行する制御装置60と;外気OAの湿度を調節する外調機11と;被空調室Rに供給される調節済外気QAの風量を調節する風量調節装置15であって、複数の被空調室Rに対応して複数設けられた風量調節装置15とを備える。
このように構成すると、所定の指標を最適値に近づけることができる空調システムとなる。
また、本発明の第5の態様に係る空調システムは、例えば図1及び図2に示すように、上記本発明の第4の態様に係る空調システム1において、外気OAの空気線図上の状態を特定する物理量を検出する調節前外気状態検出器51、52と;複数の被空調室Rのそれぞれに対応して設けられ、被空調室R内の湿度を検出する室内湿度検出器56と;複数の被空調室Rのそれぞれに対応して設けられ、被空調室R内の二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭素濃度検出器57とを備え;制御装置60が、室内湿度検出器56で検出された値から第1の除湿風量算出工程(St1)における必要な除湿風量Qh1を算出し、二酸化炭素濃度検出器57で検出された値から必要外気量算出工程(St2)における必要な外気量Qrを算出すると共に、調節前外気状態検出器51、52で検出された値及び状態点更新工程(St8)で更新された状態点からエンタルピを減少させる際の所定の指標の変化量を算出するように構成されている。
このように構成すると、被空調室の状態の変化に応じて、湿度が調節された調節済外気の状態点を適切に変更することができる。
本発明によれば、複数の被空調室に供給される外気の総和に対して所定の指標が適切となるような状態点の外気に処理されることとなり、所定の指標を最適値に近づけることができる。
本発明の実施の形態に係る空調システムの模式的系統図である。 本発明の実施の形態に係る空調システムの制御を説明する概念図である。 本発明の実施の形態に係る空調システムにおける空気の状態を示す空気線図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係る空調システム1を説明する。図1は、空調システム1の模式的系統図である。空調システム1は、外気OAの湿度を調節する外調機11と、外調機11に熱媒体としての冷水Cを供給する熱源機13と、外調機11で外気OAの湿度が調節された調節済外気QAの風量を調節する風量調節装置としてのVAV(可変風量装置)15と、被空調室Rに供給する供給空気SAの温度を調節する空調機18と、被空調室Rの顕熱を処理する放射パネル21と、空調機18及び放射パネル21に熱媒体としての冷温水CHを供給する熱源機23と、各種の計器類51〜57と、制御装置60とを備えている。
外調機11は、外気OAを導入し、導入した外気OAを熱源機13からの冷水Cで冷却除湿して湿度を調節し、外気OAの湿度が調節された調節済外気QAを生成する機器である。外調機11は、外気OAを冷却するコイル11cと、調節済外気QAを吐出するファン11fとを有している。また、外調機11は、排出する被空調室Rの空気(排気EA)と湿度調節前の外気OAとで熱交換を行わせる熱交換器11xを有している。以下の説明では、熱源機13のエネルギーを用いて冷却除湿された外気を調節済外気QAと言うこととし、熱交換器11xを通過した後でもコイル11cに導入される前は外気OAの概念に含まれることとする。外調機11のコイル11cと熱交換器11xとの間には、外気OAの温度を検出する外気温度計51と、外気OAの湿度を検出する外気湿度計52とが配設されている。外気温度計51と外気湿度計52とで、調節前外気状態検出器を構成している。外調機11は、外気OAの湿度を調節する際に外気OAを冷却するため、結果として外気OAの温度も変化することとなる。
外調機11には、外気OAを導入する外気ダクト31と、調節済外気QAを流す調節済外気ダクト32と、被空調室Rからの排気EAを導入する排気ダクト33と、熱交換後の排気EAを外部に導く排気ダクト34とがそれぞれ接続されている。調節済外気ダクト32には、調節済外気QAを分配する分岐ダクト35が接続されている。分岐ダクト35は、図1中では3つが示されているが、実際は、1系統の外調機11から調節済外気QAが供給される被空調室Rの数分が、メインダクトとしての役割を果たす調節済外気ダクト32から分岐している。
熱源機13は、電気や熱等の外部からのエネルギー(外部エネルギー)を用いて、外調機11に供給する冷水Cの温度を調節する機器であり、典型的には冷凍機あるいはチリングユニットが用いられる。熱源機13は、外調機11で外気OAとの熱交換により温度が上昇した冷水Cを導入し、内部を循環する冷媒(不図示)が冷凍サイクル中で蒸発する際に冷水Cから蒸発潜熱を奪うことにより、冷水Cを冷却するように構成されている。熱源機13は、外調機11のコイル11cに対して、冷却された冷水Cを供給する冷水往管41及び温度が上昇した冷水Cを導入する冷水還管42で接続されている。
VAV15は、分岐ダクト35に配設されており、吐出される調節済外気QAを、制御装置60からの要求風量に応じた風量で吐出させる装置である。VAV15は、通過する気体の風速を検出する風速センサ(不図示)と、通過する気体の風量を調節するダンパ(不図示)とを有しており、風速センサで検出された通過風速に基づいて算出された通過風量を要求風量と比較し、通過風量が要求風量に近づくようにダンパの開度を調節するように構成されている。このように、VAV15は、通過風速に基づいて通過風量が算出されるため、ダクトの静圧が変化しても適切な風量制御が可能となっている。
空調機18は、VAV15から導出された調節済外気QA及び被空調室Rからの還気RAを導入して混合し、混合された空気の温度を調節して被空調室Rに供給する供給空気SAを生成する機器である。空調機18は、混合された空気の温度を調節するコイル18cと、供給空気SAを吐出するファン18fとを有している。供給空気SAを圧送するファン18fは、インバータ制御で回転速度を変えることにより供給空気SAの吐出風量を変えることができるように構成されている。また、空調機18は、導入した調節済外気QA及び還気RAを混合させるミキシングチャンバ18mを有している。
空調機18には、分岐ダクト35と、還気RAを導入する還気ダクト38と、供給空気SAを被空調室Rに導く給気ダクト36とがそれぞれ接続されている。本実施の形態では、分岐ダクト35及び還気ダクト38がそれぞれミキシングチャンバ18mに接続されているが、VAV15の下流側の分岐ダクト35に還気ダクト38が接続されて還気RAが調節済外気QAに合流した後に空調機18へ導入されるように構成されていてもよい。
放射パネル21は、被空調室Rの天井に配設され、被空調室Rの天井面を構成している。放射パネル21は、板状に形成されたパネルの天井裏側の面に、熱媒体としての冷水C又は温水H(以下、総称して「冷温水CH」という。)を流すパイプが配置されて構成されている。パネルは、典型的には矩形(長方形又は正方形)の平面形状を有するが、三角形や六角形等の多角形の平面形状を有していてもよい。パイプは、冷温水CHが保有する熱(冷熱又は温熱)をパネル全体に伝達することができるように、蛇行させて接触配置することにより伝熱面積を大きくすることが好ましい。
熱源機23は、電気や熱等の外部からのエネルギー(外部エネルギー)を用いて、空調機18及び放射パネル21に供給する冷温水CHの温度を調節する機器であり、典型的には冷温水発生機あるいはヒートポンプチラーが用いられる。熱源機23には、温度が調節された冷温水CHを流す冷温水往管44と、空調機18及び/又は放射パネル21で熱が利用された後の冷温水CHを導入する冷温水還管46とが接続されている。冷温水往管44の他端は、空調機18のコイル18cに接続されている。冷温水還管46の他端は、放射パネル21に接続されている。空調機18と放射パネル21とは、冷温水中継管45で接続されている。このように構成されていることで、本実施の形態では、熱源機23で温度が調節された冷温水CHが、まず空調機18に供給されて供給空気SAと熱交換が行われ、その後に放射パネル21に供給されて被空調室R内の物体と放射熱交換を行って被空調室Rの顕熱を処理した後、熱源機23に戻されるように構成されている。
調節済外気ダクト32には、調節済外気QAの温度を検出する調節済外気温度計53と、調節済外気QAの湿度を検出する調節済外気湿度計54とが配設されている。還気ダクト38には、還気RAの温度を検出する還気温度計55と、還気RAの湿度を検出する還気湿度計56と、還気RAの二酸化炭素濃度を検出する還気炭酸ガス濃度計57とが配設されている。還気温度計55及び還気湿度計56で、被空調室R内の温度及び湿度を実質的に検出することができるように構成されている。なお、還気温度計55、還気湿度計56及び還気炭酸ガス濃度計57は、被空調室R内に配設されていてもよい。外気湿度計52、調節済外気湿度計54、還気湿度計56は、典型的には半導体等を用いたセンサを感部とする電気式湿度計が用いられるが、露点計が用いられてもよい。また、各湿度計52、54、56は、単独で湿度を検出するものに限らず、温度計で検出された温度を用いて間接的に湿度を検出するものであってもよく、検出する湿度は相対湿度でも絶対湿度でもよい。さらに空調機18における供給空気SAの温度制御用に、供給空気SAの温度を検出する給気温度計(不図示)を給気ダクト36に設けてもよい。
制御装置60は、外調機11を制御する外調機制御部61と、VAV15及び空調機18を制御する空調機制御部68とを含んで構成されている。外調機制御部61と空調機制御部68とは、図1では分離されて示されているが、一体に構成されていてもよい。外調機制御部61は、外気温度計51、外気湿度計52、調節済外気温度計53、及び調節済外気湿度計54とそれぞれ信号ケーブルで接続されており、検出された値に基づいて外調機11のコイル11cにおける冷水Cと外気OAとの交換熱量を調節することができるように構成されている。冷水Cと外気OAとの交換熱量の調節は、典型的にはコイル11cを通過する冷水Cの流量を変化させることで行わせるが、コイル11cに供給される冷水Cの温度を変化させること、あるは冷水Cの温度及び流量の双方を変化させることにより調節することとしてもよい。外調機制御部61と空調機制御部68とは信号ケーブルで接続されており、検出値等のデータを相互に伝達することができるように構成されている。空調機制御部68は、還気温度計55、還気湿度計56、及び還気炭酸ガス濃度計57とそれぞれ信号ケーブルで接続されており、検出された値に基づいて除湿風量や必要外気量を算出又は抽出することができるように構成されている。また、空調機制御部68は、空調機18のファン18f及びVAV15とそれぞれ信号ケーブルで接続されており、外調機制御部61及び/又は空調機制御部68で検出あるいは演算されたデータに基づいてVAV15のダンパの開度及びファン18fの回転速度を調節することができるように構成されている。制御装置60における制御の詳細は後述する。
引き続き図1を参照して、空調システム1の作用を説明する。まず、被空調室Rに供給される空気の大まかな流れを説明する。空調システム1を起動すると、外気OAが外調機11に導入される。外調機11に導入された外気OAは、熱源機13から供給された冷水Cによって冷却除湿されて調節済外気QAとなる。調節済外気QAは、調節済外気ダクト32を流れ、複数の分岐ダクト35に分流される。分岐ダクト35に流入した調節済外気QAは、VAV15で風量が調節されたうえで空調機18に導入される。空調機18には、調節済外気QAのほか、被空調室Rからの還気RAも導入され、両者は混合されたうえで、熱源機23から供給された冷温水CHによって温度が調節されて供給空気SAとなる。供給空気SAは、給気ダクト36を介して被空調室Rに供給され、被空調室Rの顕熱の一部及び潜熱を処理する。なお、被空調室Rの顕熱の残りは、放射パネル21からの放射熱によって処理される。放射パネル21には、空調機18で調節済外気QAと熱交換した後の冷温水CHが導入される。放射パネル21に導入された冷温水CHは、被空調室Rの顕熱を処理した後、熱源機23に還される。他方、被空調室Rの熱処理を行った供給空気SAは、一部が還気RAとして還気ダクト38を介して空調機18に導かれ、残りが排気EAとして排気ダクト33を介して外調機11に導かれて外気OAと熱交換が行われた後に、排気ダクト34から屋外に排出される。
上述のように、空調システム1は、1台の外調機11で調節された調節済外気QAを、複数の系統に分配することとして、システム構成の簡略化を図っている。他方、分配された調節済外気QAが供給される各被空調室Rは、通常、在室者の人数がまちまちであるため、必要換気量や処理すべき熱負荷が異なっている。本実施の形態では、還気炭酸ガス濃度計57で各被空調室Rの二酸化炭素濃度を検出しているため、被空調室R内の二酸化炭素濃度を所定の濃度(例えば建築基準法で要求される濃度)に維持できる最小の外気OAを供給することとすれば、導入する外気OAの量を最小限にとどめることが可能になる。この場合、被空調室Rの潜熱の処理は、導入される最小限の風量の外気OAで行われることとなる。しかし、導入する外気OAの風量を二酸化炭素濃度のみで決定する場合、各被空調室Rの湿度を目標湿度以下に維持するためには、調節済外気QAの湿度の状態点を最も条件の悪い被空調室Rに合わせて調節することになる。このため、二酸化炭素濃度を所定の濃度に維持する観点から決定された風量が、外調機11の処理能力に適切な風量とは限らないため、空調システム1全体の消費エネルギー、ランニングコスト、又は二酸化炭素排出量等の所定の指標を最適化するのに、二酸化炭素濃度の観点から決定された風量が最適とは限らない。そこで、空調システム1では、以下のような制御をすることで、所定の指標を最適値に近づけることとしている。
図2は、空調システム1の制御を説明する概念図である。図3は、空調システム1における空気の状態を示す空気線図である。以下の説明において、空調システム1の構成に言及しているときは、適宜図1を参照することとする。また、以下の説明では、1台の外調機11で生成された調節済外気QAを3つの被空調室R(以下の説明の便宜上区別する場合はそれぞれR1、R2、R3の符号で示す)に分配する例を示すが、被空調室Rは2つでも4つ以上でも同様に適用することができる。また、以下の説明では、所定の指標が消費エネルギーであるとする。制御装置60は、各被空調室R1、R2、R3内の空気の状態が、目標とする室内空気の状態点(以下、「目標状態点PS」という。)に近づくように、空調システム1を制御する。本実施の形態では、目標状態点PSが、乾球温度28℃、相対湿度45%(このときの絶対湿度は0.01063kg/kg(DA)となる)であるとして説明する。
制御装置60は、外気温度計51及び外気湿度計52から外気OAの温度及び湿度を検出して、外気OAの空気線図上における状態点P0(図3に示す例では、乾球温度が28℃、湿球温度が21.3℃)を検出している。また、制御装置60は、各被空調室R1、R2、R3について還気温度計55及び還気湿度計56から還気RAの状態点を検出し、調節済外気QAを、外調機11で仮に第1の状態点P1に調節した場合に、各被空調室R1、R2、R3内を目標湿度にするのに必要な風量である第1の除湿風量Qh1を、各被空調室R1、R2、R3について算出する(第1の除湿風量算出工程:St1)。第1の状態点P1は、目標状態点PSの湿度に対してあらかじめ対応づけられた状態点であり、典型的には、起動時はあらかじめ決められている値(絶対値でもよく、外気温等に対して所定の関係にある値でもよい)であり、運転中は直前に運転されていた状態点である。本実施の形態では、第1の状態点P1が、乾球温度12.3℃、相対湿度90%であり、第1の除湿風量Qh1が、被空調室R1は1433m/h、被空調室R2は1323m/h、被空調室R3は551m/hとなっている。
また、制御装置60は、還気炭酸ガス濃度計57から二酸化炭素濃度を検出し、各被空調室R1、R2、R3の二酸化炭素濃度を所定の濃度にするために必要な外気OAの風量である必要外気風量Qrを算出する(必要外気量算出工程:St2)。必要外気風量Qrは、換気風量と相関があり、典型的には在室者の人数によって変動する。本実施の形態では、必要外気風量Qrが、被空調室R1は1800m/h、被空調室R2は2000m/h、被空調室R3は300m/hとなっている。第1の除湿風量Qh1及び必要外気風量Qrが算出されたら、制御装置60は、各被空調室R1、R2、R3について、第1の除湿風量Qh1及び必要外気風量Qrのうち大きい方を採択して第1の採択風量Qe1とする(第1の採択工程:St3)。本実施の形態では、第1の採択風量Qe1が、被空調室R1は1800m/h、被空調室R2は2000m/h、被空調室R3は551m/hとなっている。
その後、制御装置60は、各被空調室R1、R2、R3の第1の採択風量Qe1を総和して第1の総和風量ΣQe1を算出する。本実施の形態では、第1の総和風量ΣQe1は4351m/hとなる。この、第1の総和風量ΣQe1が、第1の状態点P1の調節済外気QAを被空調室Rに供給する場合に外調機11に導入する外気OAの風量となる。そして、制御装置60は、第1の総和風量ΣQe1の外気OAを第1の状態点P1の調節済外気QAとするためにエンタルピを減少させる際の消費エネルギー(所定の指標の変化量)を算出する。エンタルピを減少させる際の消費エネルギーは、外調機11の動力、熱源機13の動力、冷水Cの搬送動力等の総和である。ただし、この総和は、被空調室R内の顕熱処理に寄与する分が除かれている。被空調室Rの顕熱処理寄与分は、調節済外気QAによる被空調室R内の顕熱処理熱量に相当する熱源動力として、典型的には、「顕熱処理寄与分=0.33×外気OAの風量(m/h)×(被空調室R内の温度(℃)−調節済外気QAの温度(℃))÷熱源機のCOP」で求められる。上記式における数値「0.33」は、空気の定圧比熱(Wh/(kg・K))と空気の密度(kg/m)との積で求められる空気の容積比熱(Wh/(m・K))の略値である。また、熱源機13と熱源機23とのCOPが異なる場合、上記消費エネルギーから除かれる被空調室Rの顕熱処理寄与分は、熱源機23のCOPを適用することで、空調システム1全体の消費エネルギーを評価する際に、熱源機23の負荷の減少分を正しく反映することができる。ある熱負荷を処理する際、第1の総和風量ΣQe1が少ないほど比エンタルピの減少量を大きくするために外調機11のコイル11cを通過する冷水Cの流量が多くなりがちであり、冷水Cの流動抵抗も大きくなりがちである。また、制御装置60は、並行して、第1の総和風量ΣQe1の調節済外気QAを各被空調室R1、R2、R3に搬送する際の消費エネルギー(所定の指標の変化量)を算出する。このときの消費エネルギーは、典型的にはファン11fの動力である。そして、制御装置60は、第1の総和風量ΣQe1について、エンタルピを減少させる消費エネルギー及び調節済外気QAを搬送する際の消費エネルギーを算出したら、これらを合算した第1の変化量Δ1を算出する(第1の変化量算出工程:St4)。
次に、制御装置60は、調節済外気QAの最適な状態点を探索するため、外調機11から導出される調節済外気QAを、第1の状態点P1の代わりに第2の状態点P2に調節した場合に、各被空調室R1、R2、R3内を目標湿度にするのに必要な風量である第2の除湿風量Qh2を、各被空調室R1、R2、R3について算出する(第2の除湿風量算出工程:St5)。第2の状態点P2は、第1の状態点P1とは異なる任意の状態点である。第2の状態点P2は、外調機11によって冷却除湿される空気(外気OA)の露点付近の挙動に鑑み、第1の状態点P1が通る相対湿度線付近(典型的には同じ相対湿度)の状態点とするのが好ましい。本実施の形態では、第2の状態点P2が、乾球温度11.8℃、相対湿度90%であり、第2の除湿風量Qh2が、被空調室R1は1300m/h、被空調室R2は1200m/h、被空調室R3は500m/hとなっている。
第2の除湿風量Qh2が算出されたら、制御装置60は、各被空調室R1、R2、R3について、第2の除湿風量Qh2及び必要外気風量Qrのうち大きい方を採択して第2の採択風量Qe2とする(第2の採択工程:St6)。なお、必要外気風量Qrは、第1の状態点P1における第1の除湿風量Qh1と比較する前に必要外気量算出工程(St2)で算出した風量と同じである。本実施の形態では、第2の採択風量Qe2が、被空調室R1は1800m/h、被空調室R2は2000m/h、被空調室R3は500m/hとなっている。
その後、制御装置60は、各被空調室R1、R2、R3の第2の採択風量Qe2を総和して第2の総和風量ΣQe2を算出する。本実施の形態では、第2の総和風量ΣQe2は4300m/hとなる。この、第2の総和風量ΣQe2が、第2の状態点P2の調節済外気QAを被空調室Rに供給する場合に外調機11に導入する外気OAの風量となる。そして、制御装置60は、上述の第1の変化量算出工程(St4)と同じ要領で、第2の総和風量ΣQe2の外気OAを第2の状態点P2の調節済外気QAとするためにエンタルピを減少させる際の消費エネルギー(所定の指標の変化量)を算出し(ここでの消費エネルギーも第1の変化量Δ1を算出したときと同様に被空調室R内の顕熱処理寄与分が除かれている。)、第2の総和風量ΣQe2の調節済外気QAを各被空調室R1、R2、R3に搬送する際の消費エネルギー(所定の指標の変化量)を算出して、両者を合算した第2の変化量Δ2を算出する(第2の変化量算出工程:St7)。
また、本実施の形態では、調節済外気QAの最適な状態点を選定する際の選択肢を増やす観点から、第2の変化量Δ2をもう1つ算出することとしている。なお、もう1つの変化量を算出するのに必要な状態点、除湿風量、採択風量を、上述の第2の変化量Δ2を算出するのに用いたものと区別するため、接頭辞「第3の」を付することとする。制御装置60は、外調機11から導出される調節済外気QAを、第3の状態点P3に調節した場合に、各被空調室R1、R2、R3内を目標湿度にするのに必要な風量である第3の除湿風量Qh3を、各被空調室R1、R2、R3について算出する。本実施の形態では、第3の状態点P3が、乾球温度13.2℃、相対湿度90%であり、第3の除湿風量Qh3が、被空調室R1は1770m/h、被空調室R2は1634m/h、被空調室R3は681m/hとなっている。
第3の除湿風量Qh3が算出されたら、制御装置60は、各被空調室R1、R2、R3について、第3の除湿風量Qh3及び必要外気風量Qr(第1の変化量Δ1及び第2の変化量Δ2を算出する際の値と同じ)のうち大きい方を採択して第3の採択風量Qe3とする。本実施の形態では、第3の採択風量Qe3が、被空調室R1は1800m/h、被空調室R2は2000m/h、被空調室R3は681m/hとなっている。
その後、制御装置60は、各被空調室R1、R2、R3の第3の採択風量Qe3を総和して第3の総和風量ΣQe3を算出する。本実施の形態では、第3の総和風量ΣQe3は4481m/hとなる。この、第3の総和風量ΣQe3が、第3の状態点P3の調節済外気QAを被空調室Rに供給する場合に外調機11に導入する外気OAの風量となる。そして、制御装置60は、第3の総和風量ΣQe3の外気OAを第3の状態点P3の調節済外気QAとするためにエンタルピを減少させる際の消費エネルギー(所定の指標の変化量)を算出し(ここでの消費エネルギーも第1及び第2の変化量Δ1、Δ2を算出したときと同様に被空調室R内の顕熱処理寄与分が除かれている。)、第3の総和風量ΣQe3の調節済外気QAを各被空調室R1、R2、R3に搬送する際の消費エネルギー(所定の指標の変化量)を算出して、両者を合算した第3の変化量Δ3を算出する。
第1の変化量Δ1、第2の変化量Δ2、及び第3の変化量Δ3を算出したら、これらのうち最も小さくなるもの(すなわち消費エネルギーが最小となるもの)を選択し、その選択した変化量を算出した際に用いられた調節済外気QAの状態点を、制御目標の状態点として採用し、実際の制御に反映させる(状態点更新工程:St8)。調節済外気QAの状態点が状態点更新工程で採用した状態点になっているかは、調節済外気温度計53及び調節済外気湿度計54で調節済外気QAの温度及び湿度を検出することによって確認される。調節済外気QAの状態点が採用した状態点になっていない場合は、外調機11に供給される冷水Cの流量及び/又は温度を調節することにより、採用した状態点に近づける。そして、状態点を更新したら、引き続き、あるいは所定時間経過後に、再び第1の除湿風量算出工程(St1)に戻り、以降、上述の制御を繰り返す。
以上のように、空調システム1は、二酸化炭素濃度の観点から必要な外気流量に拘泥せず、所定の指標を最適値に近づける観点から導入する外気OAの風量を決定することとなるので、要求される所定の指標に最適な運転を行うことができる。
以上の説明では、所定の指標に最も適う調節済外気QAの状態点を採用するために、変化量を3つ算出することとしたが、算出する変化量は、計算負荷軽減の観点から2つとしてもよく、選択の幅を広げてより適切な調節済外気QAの状態点を探索する観点から4つ以上としてもよい。
以上の説明では、外気温度計51及び外気湿度計52が外調機11のコイル11cと熱交換器11xとの間に設けられているとしたが、外調機11に熱交換器11xが設けられない場合は外気ダクト31あるいは屋外に設けられていてもよい。また、外調機11に熱交換器11xが設けられる場合であっても、熱交換器11xが顕熱のみを交換する熱交換器である場合は、外気湿度計52が外気ダクト31あるいは屋外に設けられることとしてもよい。
以上の説明では、被空調室Rの顕熱が主に空調機18及び放射パネル21で処理されることとしたが、放射パネル21で足りる場合は空調機18を設けずに、調節済外気QAを各被空調室Rに供給する構成としてもよい。このようにすると、空調システム1の構成を簡素化することができる。
1 空調システム
11 外調機
15 VAV
51 外気温度計
52 外気湿度計
56 還気湿度計
57 還気炭酸ガス濃度計
60 制御装置
OA 外気
QA 調節済外気
R 被空調室

Claims (4)

  1. 外気の湿度を調節し、湿度が調節された調節済外気を複数の被空調室に供給して、複数の前記被空調室の空調を行う空調方法であって;
    前記調節済外気を、前記被空調室の目標湿度に対してあらかじめ対応づけられた空気線図上の状態点である第1の状態点で、複数の前記被空調室に供給する際に、複数の前記被空調室を前記目標湿度にするために必要な除湿風量を個別に算出する第1の除湿風量算出工程と;
    複数の前記被空調室の二酸化炭素濃度を所定の濃度とするために必要な外気量を個別に算出する必要外気量算出工程と;
    複数の前記被空調室について個別に、前記第1の除湿風量算出工程で算出された除湿風量と、前記必要外気量算出工程で算出された外気量とを比較して、大きい方を採択する第1の採択工程と;
    前記第1の採択工程で個別に採択された風量の総和である第1の総和風量の外気を前記第1の状態点の前記調節済外気とするためにエンタルピを減少させる際の所定の指標の変化量を算出すると共に、前記第1の総和風量の前記調節済外気を複数の前記被空調室へ搬送する際の前記所定の指標の変化量を算出して合算する、第1の変化量算出工程と;
    前記調節済外気を、前記第1の状態点とは異なる空気線図上の状態点である第2の状態点で、複数の前記被空調室に供給する際に、前記除湿風量を個別に算出する第2の除湿風量算出工程と;
    複数の前記被空調室について個別に、前記第2の除湿風量算出工程で算出された除湿風量と、前記必要外気量算出工程で算出された外気量とを比較して、大きい方を採択する第2の採択工程と;
    前記第2の採択工程で個別に採択された風量の総和である第2の総和風量の外気を前記第2の状態点の前記調節済外気とするためにエンタルピを減少させる際の前記所定の指標の変化量を算出すると共に、前記第2の総和風量の前記調節済外気を複数の前記被空調室へ搬送する際の前記所定の指標の変化量を算出して合算する、第2の変化量算出工程と;
    前記第1の変化量算出工程で算出された前記所定の指標の第1の変化量と、前記第2の変化量算出工程で算出された前記所定の指標の第2の変化量とのうち、最小となる前記所定の指標の変化量の算出に用いられた前記調節済外気の前記状態点を、制御目標の状態点として採用して実際の制御に反映させる状態点更新工程とを備え;
    前記所定の指標が、エネルギー消費量、コスト、二酸化炭素排出量のうちの少なくとも1つである;
    空調方法。
  2. 前記第2の変化量が、複数の前記状態点について複数算出され;
    前記状態点更新工程が、第1の変化量及び複数の前記第2の変化量のうちから最小となる変化量の算出に用いられた前記調節済外気の前記状態点を、制御目標の状態点として採用して実際の制御に反映させるように構成された;
    請求項1に記載の空調方法。
  3. 請求項1又は請求項に記載の空調方法を実行する制御装置と;
    外気の湿度を調節する外調機と;
    前記被空調室に供給される前記調節済外気の風量を調節する風量調節装置であって、複数の前記被空調室に対応して複数設けられた風量調節装置とを備える;
    空調システム。
  4. 外気の空気線図上の状態を特定する物理量を検出する調節前外気状態検出器と;
    複数の前記被空調室のそれぞれに対応して設けられ、前記被空調室内の湿度を検出する室内湿度検出器と;
    複数の前記被空調室のそれぞれに対応して設けられ、前記被空調室内の二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭素濃度検出器とを備え;
    前記制御装置が、前記室内湿度検出器で検出された値から前記第1の除湿風量算出工程における前記必要な除湿風量を算出し、前記二酸化炭素濃度検出器で検出された値から前記必要外気量算出工程における前記必要な外気量を算出すると共に、前記調節前外気状態検出器で検出された値及び前記状態点更新工程で採用された前記状態点から前記エンタルピを減少させる際の所定の指標の変化量を算出するように構成された;
    請求項に記載の空調システム。
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