<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態における情報提供システム1000について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における情報提供システム1000の構成を示す。
図1に示されるように、情報提供システム1000は、移動通信端末100と、管理サーバ200と、Zigbee(登録商標)ルータ端末300a、300bと、Zigbeeコーディネータ400と、無線通信タグ500とを含んで構成されている。
なお、移動通信端末100は、例えば、携帯無線電話機や、スマートフォンのような携帯情報端末などを含む。また、Zigbeeルータ端末300a、300bは、本発明の固定通信端末に対応する。なお、以下の説明では、Zigbeeルータ端末300aとZigbeeルータ端末300bを特に区別して説明する必要がない場合、これらを包括的にZigbeeルータ端末300として説明する場合がある。
図1に示されるように、移動通信端末100と管理サーバ200は、インターネットまたは携帯電話網600を介して、互いに通信することができる。
管理サーバ200とZigbeeコーディネータ400は、Enthernetネットワーク700によって、有線で接続されている。管理サーバ200とZigbeeコーディネータ400は、Enthernetネットワーク700を介して、互いにデータ通信できる。
Zigbeeコーディネータ400とZigbeeルータ端末300a、300bは、Zigbeeネットワーク800によって、有線で接続されている。Zigbeeコーディネータ400とZigbeeルータ端末300a、300bは、Zigbeeネットワーク800を介して、互いにデータ通信できる。
ここで、Zigbeeとは、センサーネットワークを主目的とする近距離無線通信規格の1つである。このZigbeeの基礎部分の電気的な仕様は、IEEE802.15.4に規格化されている。すなわち、管理サーバ200、Zigbeeコーディネータ400およびZigbeeルータ端末300a、300bは、Zigbeeに関係する規格に従って、互いにデータ通信を行う。
無線通信タグ500は、少なくともQRコード(登録商標)510を有している。このQRコード510は、マトリックス型二次元式のバーコードであって、「QR」はQuik Responseに由来する。また、QRコード510は、一次元バーコードと異なり、一般的に縦横に情報を有し、格納できる情報量が多い。このため、QRコード510は、数字だけでなく、英字や漢字などの多言語のデータも格納できる特徴がある。なお、QRコード510は、本発明のバーコードに対応する。
図2は、QRコード510に含まれる情報内容を示す図である。
図2に示されるように、QRコード510には、URL511とタグ識別番号512が書き込まれている。
ここで、URL511は、管理サーバ200のウェブサイトアドレスであるサーバアドレスである。また、タグ識別番号512は、複数の無線通信タグ500の各々を識別するために、各無線通信タグ500に割り振られた番号である。なお、タグ識別番号512は、本発明のタグ識別情報に対応する。タグ識別情報には、数字番号に限らず、アルファベットや漢字や記号などを含めてもよい。すなわち、タグ識別番号512に代えて、アルファベットや漢字や記号を用いたタグ識別情報を用いて、QRコード510を構成してもよい。
図2では、吹き出し枠内の上側に印字文字を示し、吹き出し枠内の下側に印字内容を示している。図2に示されるように、QRコード510には、例示として、「http://xxxxxxx?」というURL511と、「tag=1」というタグ識別番号512が書き込まれているものとする。
図1に戻って、無線通信タグ500は、Zigbeeルータ端末300a、300bと無線により通信接続する。また、無線通信タグ500は、図1に示されるように、Zigbeeエンドポイントとしても機能する。
Zigbeeルータ端末300a、300bは、所定の位置に配置される。図1に示す例では、Zigbeeルータ端末300aは、店舗Aに配置されている。Zigbeeルータ端末300bは、店舗Bに配置されている。なお、上述で、Zigbeeルータ端末300a、300bは、本発明の固定通信端末に対応すると説明した。これは、Zigbeeルータ端末300a、300bが、店舗A、Bにそれぞれ固定して配置される意義である。したがって、Zigbeeルータ端末300a、300bは、店舗A、B内の敷地内で自由に配置変更をすることができる。
また、Zigbeeルータ端末300aには、店舗Aの情報が対応つけられている。同様に、Zigbeeルータ端末300bには、店舗Bの情報が対応付けられている。
次に、情報提供システム1000の移動通信端末100の構成を説明する。
図3は、移動通信端末100の構成を示す図である。
図3に示されるように、移動通信端末100は、撮像部110と、表示部120と、タグ情報取得部130と、端末側通信部140と、制御部150とを備えている。
撮像部110は、無線通信タグ510に取り付けられたQRコード510を撮像する。
表示部120は、例えば、液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)装置などによって構成される。表示部120は、撮像部110により撮像されたQRコード510等を表示する。これにより、移動通信端末100の利用者は、表示部120を見ながら、QRコード510を正確に撮像することができる。
タグ情報取得部130は、無線通信タグ510のタグ識別番号512を取得する。具体的には、タグ情報取得部130は、撮像部110により撮像されたQRコード510を読み込むことにより、QRコード510に書き込まれたタグ識別番号512を取得する。また、同時に、タグ情報取得部130は、撮像部110により撮像されたQRコード510を読み込むことにより、QRコード510に書き込まれたURL511を取得する。
端末側通信部140は、タグ情報取得部130により取得されたタグ識別番号512を管理サーバ200へ送信する。このとき、端末側通信部140は、まず、タグ情報取得部130により取得されたURL511に応じて、インターネット/携帯電話網600を介して、管理サーバ200に通信接続する。そして、端末側通信部140は、管理サーバ200と通信接続した状態で、タグ識別番号512を管理サーバ200へ送信する。これにより、管理サーバ200は、無線通信タグ500のタグ識別番号512を、取得することができる。
制御部150は、移動通信端末100内の各部を制御する。すなわち、撮像部110、表示部120、タグ情報取得部130および端末通信部140は、制御部150の制御の下で、動作する。
次に、管理サーバ200の構成について説明する。
図4は、管理サーバ200の構成を示す図である。
図4に示されるように、管理サーバ200は、サーバ側通信部210と、管理サーバ側Ethernet(登録商標)ネットワーク接続用通信部220と、サーバ側記憶部230と、接続中ルータ抽出部240と、情報抽出部250と、制御部260とを備えている。
サーバ側通信部210は、インターネット/携帯電話網600を介して、移動通信端末100と通信する。サーバ側通信部210は、サーバ側受信部211と、サーバ側送信部212とを備えている。
サーバ側受信部211は、インターネット/携帯電話網600を介して、移動通信端末100から各種データを受信する。具体的には、サーバ側受信部211は、端末側通信部140により送信されたタグ識別番号512等を受信する。このとき、サーバ側通信部210と移動通信端末100の端末側通信部140とが、タグ情報取得部130により取得されたURL511に従って、インターネット/携帯電話網600を介して、通信接続されている。すなわち、サーバ側受信部211は、サーバ側通信部210と端末側通信部140が互いに通信接続している間に、タグ識別番号512を受信する。
サーバ側送信部212は、インターネット/携帯電話網600を介して、移動通信端末100へ各種データを送信する。具体的には、サーバ側送信部212は、後述の情報抽出部により抽出された抽出情報等を移動通信端末100へ送信する。
管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部220は、Ethernetネットワーク700を介して、Zigbeeコーディネータ400と接続されている。管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部220とZigbeeコーディネータ400は、Ethernetネットワーク700を介して、互いに各種データを送受信する。
サーバ側記憶部230は、管理サーバ200内の各種データを記憶する。ここでは、サーバ側記憶部230は、店舗A情報231と店舗B情報232とを記憶している。店舗A情報231および店舗B情報232は、複数のZigbeeルータ端末300a、300bにそれぞれ対応付けられた情報である。すなわち、店舗A情報231は、Zigbeeルータ端末300aに対応付けられた情報である。店舗B232は、Zigbeeルータ端末300bに対応付けられた情報である。なお、店舗A情報231および店舗B情報232は、本発明の所定の情報に対応する。
接続中ルータ抽出部240は、サーバ側受信部211により受信されたタグ識別番号512に基づいて、無線通信タグ500が通信接続しているZigbeeルータ端末300aを、接続中のZigbeeルータ端末(接続中の固定通信端末)として、抽出する。なお、接続中ルータ抽出部240は、本発明の接続中固定通信端末抽出部に対応する。
情報抽出部250は、接続中ルータ抽出部240により抽出された接続中のZigbeeルータ端末300aに対応付けられた店舗A情報232を抽出情報としてサーバ側記憶部230から抽出する。
制御部260は、管理サーバ200内の各部を制御する。すなわち、サーバ側通信部210、管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部220、サーバ側記憶部230、接続中ルータ抽出部240および情報抽出部250は、制御部260の制御の下で、動作する。
次に、管理サーバ200の各構成を図4とは別の視点で説明する。図5は、管理サーバ200の構成を図4と異なる視点で示す図である。
図5に示されるように、管理サーバ200は、WWWサーバ271と、位置情報管理部272と、Etherネットインターフェース273と、制御部274とを備えている。
ここで、WWWサーバ270の機能には、サーバ側通信部210が実行する機能が対応する。位置情報管理部280の機能には、接続中ルータ抽出部240、情報抽出部250およびサーバ側記憶部230が実行する機能が対応する。Etherネットインターフェース273の機能には、管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部220が対応する。制御部274の機能には、制御部260が実行する機能が対応する。
次に、Zigbeeルータ端末の構成について説明する。
図6は、Zigbeeルータ端末300の構成を示す図である。
図6に示されるように、Zigbeeルータ端末300は、ルータ端末側通信部310と、記憶部320と、ルータ端末側Zigbeeネットワーク接続用通信部330とを備えている。なお、図6では、複数のZigbeeルータ端末300の例示として、Zigbeeルータ端末300aを示している。
ルータ端末側通信部310は、当該ルータ端末側通信部310近傍に配置された無線通信タグ500と無線通信接続する。
記憶部320は、Zigbeeルータ端末300の各種データを記憶する。ここでは、記憶部320は、店舗Aフラグ321を記憶している。ここで店舗Aフラグ321は、Zigbeeルータ端末300に対応付けられた店舗情報によって、異なってくる。すなわち、図6に例示したように、店舗A情報321がZigbeeルータ端末300aに対応付けられている場合、Zigbeeルータ端末300aの記憶部320には、店舗Aフラグ321が記憶される。一方、店舗B情報321がZigbeeルータ端末300bに対応付けられている場合、Zigbeeルータ端末300bの記憶部320には、店舗Bフラグ(不図示)が記憶される。これにより、各店舗情報が各Zigbeeルータ端末300に対応付けられる。
ルータ端末側Zigbeeネットワーク接続用通信部330は、Zigbeeネットワーク800を介して、Zigbeeコーディネータ400と接続されている。ルータ端末側Zigbeeネットワーク接続用通信部330とZigbeeコーディネータ400は、Zigbeeネットワーク800を介して、互いに各種データを送受信する。
制御部340は、Zigbeeルータ端末300内の各部を制御する。すなわち、ルータ端末側通信部310、記憶部320およびルータ端末側Zigbeeネットワーク接続用通信部330は、制御部340の制御の下で、動作する。
次に、Zigbeeコーディネータ400の構成について説明する。
図7は、Zigbeeコーディネータ400の構成を示す図である。
Zigbeeコーディネータ400は、コーディネータ側Zigbeeネットワーク接続用通信部410と、コーディネータ側Ethernetネットワーク接続用通信部420と、制御部430とを備えている。
コーディネータ側Zigbeeネットワーク接続用通信部410は、Zigbeeネットワーク800を介して、Zigbeeルータ端末300と接続されている。コーディネータ側Zigbeeネットワーク接続用通信部410とZigbeeルータ端末300は、Zigbeeネットワーク800を介して、互いに各種データを送受信する。
コーディネータ側Ethernetネットワーク接続用通信部420は、Ethernetネットワーク700を介して、管理サーバ200と接続されている。コーディネータ側Ethernetネットワーク接続用通信部420と管理サーバ200は、Ethernetネットワーク700を介して、互いに各種データを送受信する。
制御部430は、Zigbeeコーディネータ400内の各部を制御する。すなわち、コーディネータ側Zigbeeネットワーク接続用通信部410およびコーディネータ側Ethernetネットワーク接続用通信部420は、制御部430の制御の下で、動作する。
以上、本発明の実施の形態における情報提供システム1000の構成について、各図を用いて、説明した。
次に、情報通信システム1000の動作について、図に基づいて説明する。
図8は、情報通信システム1000の動作を示すシーケンス図である。
まず、移動通信端末100および無線通信タグ500を有する利用者が、店舗Aに近づくと、無線通信タグ500は、Zigbeeルータ端末300aの通信接続可能範囲内に入り、Zigbeeルータ端末300aと通信接続する(ステップ(以下、Sと称する)801)。具体的には、Zigbeeルータ端末300aのルータ端末側通信部310と無線通信タグ500とが、互いに無線通信接続する。
無線通信タグ500とZigbeeルータ端末300aとの通信接続が完了すると、Zigbeeルータ端末300aはZigbeeコーディネータ400に対して、認証を要求する(S802)。このとき、Zigbeeルータ端末300aのルータ端末側Zigbeeネットワーク接続用通信部330が、Zigbeeコーディネータ400に対して、店舗Aフラグ321と合わせて情報認証の要求信号を送信する。
次に、Zigbeeコーディネータ400が、Zigbeeルータ端末300aからの要求に従って、認証を行う(S803)。
そして、Zigbeeコーディネータ400は、認証の結果を、無線通信タグ500へ送信する(S804)。この結果、無線通信タグ500は、Zigbeeルータ端末300aとの通信接続を完了する(S805)。
また、Zigbeeコーディネータ400は、「無線通信タグ500は、店舗Aに配置されたZigbeeルータ端末300aと接続した。」という情報を、管理サーバ200の位置情報管理部272へ送信する(S806)。具体的には、Zigbeeコーディネータ400のコーディネータ側Ethernetネットワーク接続用通信部420が、Ethernetネットワーク700を介して、管理サーバ200の管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部220へ、上記情報を送信する。
次に、無線通信タグ500がZigbeeルータ端末300aと接続している状態で、利用者は移動通信端末100の撮像部110を用いて無線通信タグ500のQRコード510を撮影する(S807)。
そして、移動通信端末100のタグ情報取得部130は、撮像部110により撮像されたQRコード510を読み込むことにより、無線通信タグ510のQRコード510に書き込まれたURL511とタグ識別番号512と読み取る(S808)。
移動通信端末100は、インターネット/携帯電話網600を介して、S808で取得したURL511に応じて、管理サーバ200のWWWサーバ271に通信接続する(S809)。そして、管理サーバ200では、制御部274が、WWWサーバ271を介してURL511を取得する(S810)。このとき、移動通信端末100は、当該移動通信端末100内にインストールされたインターネットブラウザを用いて、URL511を指定して、管理サーバ200の制御部274にアクセスする。具体的には、移動通信端末100の端末側通信部140が、タグ情報取得部130により取得されたURL511に応じて、インターネット/携帯電話網600を介して、管理サーバ200のサーバ側通信部210に通信接続する。また、移動通信端末100の端末側通信部140は、タグ情報取得部130により取得されたタグ識別番号512をURL511に含めて管理サーバ200へ送信する。
次に、管理サーバ200では、制御部274が、URL511のクエリ部分からタグ識別番号512を取り出す(S811)。
そして、管理サーバ200では、制御部274は、無線通信タグ500の位置情報を、位置情報管理部272へ問い合わせる(S812)。より具体的には、管理サーバ200の制御部260が、サーバ側受信部211により受信されたタグ識別番号512に基づいて、無線通信タグ500の位置を、接続中ルータ抽出部240へ問い合わせる。
また、管理サーバ200では、位置情報管理部272が、無線通信タグ500の位置情報を抽出し、この抽出結果として、「接続中ルータ端末名」を制御部274へ送信する(S813)。より具体的には、接続中ルータ抽出部240が、サーバ側受信部211により受信されたタグ識別番号512に基づいて、無線通信タグ500が通信接続しているZigbeeルータ端末300を接続中Zigbeeルータ端末として抽出する。ここでは、S801〜S805の処理の通り、無線通信タグ500はZigbeeルータ端末300aと通信接続している。したがって、接続中ルータ抽出部240は、「Zigbeeルータ端末300a」を接続中Zigbeeルータ端末として抽出して、これを「接続中ルータ名」として制御部260へ送信する。
次に、管理サーバ200では、制御部274が、WWWサーバ271に対して、店舗Aに関する情報を移動通信端末100へ送信するように要求する(S814)。より具体的には、管理サーバ200では、情報抽出部250が、接続中ルータ抽出部240により抽出された接続中Zigbeeルータ端末300aに対応付けられた店舗A情報232を抽出情報としてサーバ側記憶部230から抽出する。そして、制御部260が、サーバ側送信部212に対して、店舗A情報232を移動通信端末100へ送信するように送信要求する。
管理サーバ200では、WWWサーバ271は、制御部274の送信要求を受けて、店舗A情報232を移動通信端末100へ送信する(S815)。より具体的には、サーバ側送信部212が、情報抽出部250により抽出された店舗A情報232を移動通信端末100へ送信する。これにより、移動通信端末100利用者は、当該移動通信端末100がある近くの店舗Aに関する情報を、取得することができる。
以上の通り、本発明の第1の実施の形態における情報提供システム1000は、管理サーバ200と、無線通信タグ500と、移動通信端末100とを有する。管理サーバ200は、所定の情報(店舗A情報、店舗B情報等)がそれぞれ対応付けられた複数のZigbeeルータ端末300(固定通信端末)に接続されている。無線通信タグ500は、タグ識別番号512(タグ識別情報)を有し、Zigbeeルータ端末300と通信接続する。移動通信端末100は、管理サーバ200との間で無線通信を行う。
移動通信端末100は、タグ情報取得部130と、端末側通信部140とを有している。タグ情報取得部130は、タグ識別情報を取得する。端末側通信部140は、タグ情報取得部130により取得されたタグ識別情報を管理サーバ200へ送信する。
管理サーバ200は、サーバ側受信部211と、サーバ側記憶部230と、接続中ルータ抽出部240(接続中固定通信端末抽出部)と、情報抽出部250と、サーバ側送信部212とを有している。サーバ側受信部211は、端末側通信部140により送信されたタグ識別番号512を受信する。サーバ側記憶部230は、複数のZigbeeルータ端末300にそれぞれ対応付けられた所定の情報(店舗A情報、店舗B情報等)を記憶する。接続中ルータ抽出部240は、サーバ側受信部211により受信されたタグ識別番号512に基づいて、無線通信タグ500が通信接続しているZigbeeルータ端末300を、接続中固定通信端末として抽出する。情報抽出部250は、接続中ルータ抽出部240により抽出された接続中固定通信端末に対応付けられた所定の情報(店舗A情報、店舗B情報等)を抽出情報としてサーバ側記憶部230から抽出する。サーバ側送信部212は、情報抽出部250により抽出された抽出情報を移動通信端末100へ送信する。
このように、移動通信端末100では、タグ情報取得部130が無線通信タグ500のタグ識別番号512を取得し、端末通信部140がタグ識別番号512を管理サーバ200へ送信する。これにより、管理サーバ200は、移動通信端末100の利用者が所有する無線通信タグ500のタグ識別番号512を取得できる。
また、管理サーバ200では、接続中ルータ抽出部240は、サーバ側受信部211により受信されたタグ識別番号512に基づいて、無線通信タグ500が通信接続しているZigbeeルータ端末300を、接続中固定通信端末として抽出する。このとき、管理サーバ200は、所定の情報(店舗A情報、店舗B情報等)が対応付けられた複数のZigbeeルータ端末300に接続され、無線通信タグ500とZigbeeルータ端末300aは通信接続している。このため、接続中ルータ抽出部240は、タグ識別番号512を手がかりに、無線通信タグ500が通信接続しているZigbeeルータ端末300を、接続中固定通信端末として抽出することができる。
また、管理サーバ200では、サーバ側記憶部230が、複数のZigbeeルータ端末300に対応付けられた所定の情報(店舗A情報、店舗B情報等)を記憶している。したがって、情報抽出部250は、無線通信タグ500が通信接続しているZigbeeルータ端末300(接続中固定通信端末)を特定できれば、当該接続中固定通信端末に対応付けられた所定の情報(店舗A情報、店舗B情報等)を抽出情報としてサーバ側記憶部230から抽出することができる。
また、管理サーバ200では、サーバ側送信部212は、情報抽出部250により抽出された抽出情報を移動通信端末100へ送信する。
このようにして、本発明の第1の実施の形態における情報提供システム1000では、移動通信端末100および無線通信タグ500の移動に応じて、管理サーバ200が移動通信端末100へ適切な情報を提供するので、無線通信タグ500の位置に対応する適切な情報を移動通信端末100で簡単に取得することができる。
また、本発明の第1の実施の形態における情報提供システム1000において、タグ識別番号512(タグ識別情報)は、無線通信タグ500に取り付けられたQRコード510(バーコード)に書き込まれている。タグ情報取得部130は、QRコード510を読み込むことにより、QRコード510に書き込まれたタグ識別番号を取得する。これにより、タグ識別情報を、バーコードの中から簡単に読み込んだり、書き込んだりすることができる。
本発明の第1の実施の形態における情報提供システム1000において、QRコード510(バーコード)は、タグ識別番号512に加えて、管理サーバ200のウェブサイトアドレスであるURL511(サーバアドレス)を含んでいる。タグ情報取得部130は、QRコード510を読み込むことにより、QRコード510に書き込まれたタグ識別番号512およびURL511を取得する。端末側通信部140は、タグ情報取得部130により取得されたURL511に従って管理サーバ200に通信接続した後に、タグ情報取得部130により取得されたタグ識別番号512を管理サーバ200へ送信する。これにより、タグ識別情報に加えて、管理サーバ200のウェブサイトアドレスであるサーバアドレスをも、バーコードの中から簡単に読み込んだり、書き込んだりすることができる。また、移動通信端末100は、バーコード中から取得したサーバアドレスに従って、管理サーバ200に簡単に通信接続することができ、タグ識別情報を管理サーバ200へ送信することができる。
本発明の第1の実施の形態における情報提供システム1000において、Zigbeeルータ端末300(固定通信端末)および無線通信タグ500の間の通信接続は、短距離無線通信により行われる。これにより、Zigbeeルータ端末300(固定通信端末)および無線通信タグ500の間の通信接続を簡単に実現できる。
本発明の第1の実施の形態における情報提供システム1000において、所定の情報は、Zigbeeルータ端末300(固定通信端末)が設置された店舗に関する情報である。これにより、例えば、ショッピングモールに本発明を適用できる。
本発明の第1の実施の形態における情報提供方法は、管理サーバ200と、無線通信タグ500と、移動通信端末100との間で、情報を提供する方法である。このとき、管理サーバ200は、所定の情報(店舗A情報、店舗B情報等)がそれぞれ対応付けられた複数のZigbeeルータ端末300(固定通信端末)に接続されている。無線通信タグ500は、タグ識別番号512(タグ識別情報)を有し、Zigbeeルータ端末300と通信接続する。移動通信端末100は、管理サーバ200との間で無線通信を行う。
情報提供方法は、タグ識別情報取得ステップと、タグ識別情報送信ステップと、タグ識別情報受信ステップと、接続中固定端末抽出ステップと、情報抽出ステップと、抽出情報送信ステップとを含んでいる。タグ識別情報取得ステップでは、移動通信端末100が、タグ識別情報を取得する。タグ識別情報送信ステップでは、移動通信端末100が、タグ識別情報取得ステップで取得されたタグ識別情報を管理サーバ200へ送信する。タグ識別情報受信ステップでは、管理サーバ200が、移動通信端末100により送信されたタグ識別情報を受信する。接続中固定端末抽出ステップでは、管理サーバ200が、タグ識別情報受信ステップで受信されたタグ識別情報に基づいて、無線通信タグ500が通信接続している固定通信端末を、接続中固定通信端末として抽出する。情報抽出ステップでは、管理サーバ200が、接続固定通信端末抽出ステップで抽出された接続中固定通信端末に対応付けられた所定の情報を抽出情報として、複数の固定通信端末にそれぞれ対応付けられた所定の情報を記憶するサーバ側記憶部から抽出する。抽出情報送信ステップでは、管理サーバ200が、情報抽出ステップで抽出された抽出情報を移動通信端末100へ送信する。このような情報提供方法であっても、上述した情報提供システム1000と同様の効果を奏することができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態における情報提供システム1000Aについて、図に基づいて説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態における情報提供システム1000Aの構成を示す図である。
図9に示されるように、情報提供システム1000Aは、移動通信端末100と、管理サーバ200Aと、RFID(Radio Frequency IDentification)リーダ端末300Aa、300Abと、RFID管理サーバ400と、無線通信タグ500とを含んで構成されている。
ここで、RFIDとは、電波と使用して物品や人物を自動的に識別するための技術をいう。RFIDは、Zigbeeと同様に、無線通信を利用している。このため、データの読み取りが柔軟で、同時に複数のIDを一括して読み取ることができる。
なお、RFIDリーダ端末300Aa、300Abは、本発明の固定通信端末に対応する。なお、以下の説明では、RFIDリーダ端末300AaとRFIDリーダ端末300Abを特に区別して説明する必要がない場合、これらを包括的にRFIDリーダ端末300Aとして説明する場合がある。
ここで、図9に示された情報提供システム1000Aと、図1に示された情報提供システム1000とを対比する。
図1では、店舗Aおよび店舗Bの各店舗には、Zigbeeルータ端末300a、300bが設けられている。これに対して、図9では、店舗Aおよび店舗Bの各店舗には、RFIDリーダ端末300Aa、300Abが設けられている。
図1では、Zigbeeコーディネータ400が管理サーバ200にEthernetネットワーク700を介して接続されている。これに対して、図9では、RFID管理サーバ400Aが管理サーバ200AにEthernetネットワーク700を介して接続されている。
図1では、Zigbeeコーディネータ400とZigbeeルータ端末300a、300bがZigbeeネットワーク800を介して接続されている。これに対して、図9では、RFID管理サーバ400AとRFIDリーダ端末300Aa、300AbがRFIDネットワーク800Aを介して接続されている。
図1では、無線通信タグ500は、Zigbeeエンドポイントとして機能する。これに対して、図9では、無線通信タグ500Aは、RFIDタグとして機能する。
図9に示されるように、移動通信端末100と管理サーバ200Aは、インターネットまたは携帯電話網600を介して、互いに通信することができる。
管理サーバ200AとRFID管理サーバ400Aは、Enthernetネットワーク700によって、有線で接続されている。管理サーバ200AとRFID管理サーバ400Aは、Enthernetネットワーク700を介して、互いにデータ通信できる。
RFID管理サーバ400AとRFIDリーダ端末300Aa、300Abは、RFIDネットワーク800Aによって、有線で接続されている。RFID管理サーバ400AとRFIDリーダ端末300Aa、300Abは、RFIDネットワーク800Aを介して、互いにデータ通信できる。
無線通信タグ500Aは、少なくともQRコード510を有している。なお、QRコード510は、本発明のバーコードに対応する。QRコード510に含まれる情報内容は、第1の実施の形態の説明において、図2を用いて説明した通りである。
無線通信タグ500Aは、RFIDリーダ端末300Aa、300Abと無線により通信接続する。また、無線通信タグ500Aは、図9に示されるように、RFIDタグとしても機能する。
RFIDリーダ端末300Aa、300Abは、所定の位置に配置される。図9に示す例では、RFIDリーダ端末300Aaは、店舗Aに配置されている。RFIDリーダ端末300Abは、店舗Bに配置されている。なお、上述で、RFIDリーダ端末300Aa、300Abは、本発明の固定通信端末に対応すると説明した。これは、RFIDリーダ端末300Aa、300Abが、店舗A、Bにそれぞれ固定して配置される意義である。したがって、RFIDリーダ端末300Aa、300Abは、店舗A、B内の敷地内で自由に配置変更をすることができる。
また、RFIDリーダ端末300Aaには、店舗Aの情報が対応つけられている。同様に、RFIDリーダ端末300Abには、店舗Bの情報が対応付けられている。
次に、情報提供システム1000Aの各構成について、説明する。
まず、移動通信端末100の構成は、図3と同様であるので、具体的な説明を省略する。
次に、管理サーバ200Aの構成について説明する。
図10は、管理サーバ200Aの構成を示す図である。
図10に示されるように、管理サーバ200Aは、サーバ側通信部210と、管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部220と、サーバ側記憶部230と、接続中リーダ抽出部240Aと、情報抽出部250と、制御部260とを備えている。
ここで、図4と図10を対比する。図4では、接続中ルータ抽出部240であるのに対して、図10では、接続中リーダ抽出部240Aである点で、両者は互いに相違する。
その他の構成は、図4に示した管理サーバ200と同様であり、第1の実施の形態の説明に準じた動作をする。このため、その他の構成については、詳しい説明を省略する。
接続中リーダ抽出部240Aは、サーバ側受信部211により受信されたタグ識別番号512に基づいて、無線通信タグ500Aが通信接続しているRFIDリーダ端末300Aaを、接続中のRFIDリーダ端末(接続中の固定通信端末)として、抽出する。なお、接続中リーダ抽出部240Aは、本発明の接続中固定通信端末抽出部に対応する。
なお、管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部220は、Ethernetネットワーク700を介して、RFID管理サーバ400Aと接続されている。管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部220とRFID管理サーバ400Aは、Ethernetネットワーク700を介して、互いに各種データを送受信する。
次に、管理サーバ200Aの各構成を図10とは別の視点で説明する。図11は、管理サーバ200Aの構成を図10と異なる視点で示す図である。
図10に示されるように、管理サーバ200Aは、WWWサーバ271と、位置情報管理部272と、Etherネットインターフェース273と、制御部274とを備えている。
ここで、WWWサーバ270の機能には、サーバ側通信部210が実行する機能が対応する。位置情報管理部280の機能には、接続中リーダ抽出部240A、情報抽出部250およびサーバ側記憶部230が実行する機能が対応する。Etherネットインターフェース273の機能には、管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部220が対応する。制御部274の機能には、制御部260が実行する機能が対応する。
次に、RFIDリーダ端末の構成について説明する。
図12は、RFIDリーダ端末300Aの構成を示す図である。
図12に示されるように、RFIDリーダ端末300Aは、リーダ端末側通信部310Aと、記憶部320と、リーダ端末側RFIDネットワーク接続用通信部330Aとを備えている。なお、図12では、複数のRFIDリーダ端末300Aの例示として、RFIDリーダ端末300Aaを示している。
ここで、図6と図12を対比する。図6では、ルータ端末側通信部310であるのに対して、図10では、リーダ端末側通信部310Aである点で、両者は互いに相違する。
また、図6では、ルータ端末側Zigbeeネットワーク接続用通信部330であるのに対して、図12では、リーダ端末側RFIDネットワーク接続用通信部330Aである点で、両者は互いに相違する。
その他の構成は、図6に示したZigbeeルータ300と同様であり、第1の実施の形態の説明に準じた動作をする。このため、その他の構成については、詳しい説明を省略する。
リーダ端末側通信部310Aは、当該リーダ端末側通信部310A近傍に配置された無線通信タグ500Aと無線通信接続する。
リーダ端末側RFIDネットワーク接続用通信部330Aは、RFIDネットワーク800Aを介して、RFID管理サーバ400Aと接続されている。リーダ端末側RFIDネットワーク接続用通信部330AとRFID管理サーバ400Aは、RFIDネットワーク800Aを介して、互いに各種データを送受信する。
次に、RFID管理サーバ400Aの構成について説明する。
図13は、RFID管理サーバ400Aの構成を示す図である。
図13に示されるように、RFID管理サーバ400Aは、管理サーバ側RFIDネットワーク接続用通信部410Aと、管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部420Aと、制御部430とを備えている。
ここで、図7と図13を対比する。図7では、コーディネータ側Zigbeeネットワーク接続用通信部410であるのに対して、図13では、管理サーバ側RFIDネットワーク接続用通信部410Aである点で、両者は互いに相違する。
また、図7では、コーディネータ側Ethernetネットワーク接続用通信部420であるのに対して、図13では、管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部420Aである点で、両者は互いに相違する。
その他の構成は、図7に示したZigbeeコーディネータ400と同様であり、第1の実施の形態の説明に準じた動作をする。このため、その他の構成については、詳しい説明を省略する。
管理サーバ側RFIDネットワーク接続用通信部410Aは、RFIDネットワーク800Aを介して、RFIDリリーダ端末300Aと接続されている。管理サーバ側RFIDネットワーク接続用通信部410AとRFIDリーダ端末300Aは、RFIDネットワーク800Aを介して、互いに各種データを送受信する。
管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部420Aは、Ethernetネットワーク700を介して、管理サーバ200Aと接続されている。管理サーバ側Ethernetネットワーク接続用通信部420Aと管理サーバ200Aは、Ethernetネットワーク700を介して、互いに各種データを送受信する。
以上、本発明の実施の形態における情報提供システム1000Aの構成について、各図を用いて、説明した。
次に、情報通信システム1000Aの動作について、図に基づいて説明する。
図14は、情報通信システム1000Aの動作を示すシーケンス図である。
ここで、図8と図14を対比する。図14のS1401〜S1414は、図8のS801〜S814にそれぞれ対応する。図8と図14の相違点は、上述したように、各構成の名称の違いや符号に伴う点のみである。したがって、図14のS1401〜S1414の各処理は、図8のS801〜S814の各処理と同様の処理となる。以下、簡略して、各処理について説明する。
まず、移動通信端末100および無線通信タグ500Aを有する利用者が、店舗Aに近づくと、無線通信タグ500Aは、RFIDリーダ端末300Aaの通信接続可能範囲内に入り、RFIDリーダ端末300Aaと通信接続する(S1401)。
無線通信タグ500AとRFIDリーダ端末300Aaとの通信接続が完了すると、RFIDリーダ端末300AaはRFID管理サーバ400Aに対して、認証を要求する(S1402)。
次に、RFID管理サーバ400Aが、RFIDリーダ端末300Aaからの要求に従って、認証を行う(S1403)。
そして、RFID管理サーバ400Aは、認証の結果を、無線通信タグ500Aへ送信する(S1404)。この結果、無線通信タグ500Aは、RFIDリーダ端末300Aaとの通信接続を完了する(S1405)。
また、RFID管理サーバ400Aは、「無線通信タグ500Aは、店舗Aに配置されたRFIDリーダ端末300Aaと接続した。」という情報を、管理サーバ200Aの位置情報管理部272へ送信する(S1406)。
次に、無線通信タグ500AがRFIDリーダ端末300Aaと接続している状態で、利用者は移動通信端末100の撮像部110を用いて無線通信タグ500AのQRコード510を撮影する(S1407)。
そして、移動通信端末100のタグ情報取得部130は、撮像部110により撮像されたQRコード510を読み込むことにより、無線通信タグ510のQRコード510に書き込まれたURL511とタグ識別番号512と読み取る(S1408)。
移動通信端末100は、インターネット/携帯電話網600を介して、S1408で取得したURL511に応じて、管理サーバ200AのWWWサーバ271に通信接続する(S1409)。そして、管理サーバ200Aでは、制御部274が、URL511を取得する(S1410)。
次に、管理サーバ200Aでは、制御部274が、URL511のクエリ部分からタグ識別番号512を取り出す(S1411)。
そして、管理サーバ200Aでは、制御部274は、無線通信タグ500の位置情報を、位置情報管理部272へ問い合わせる(S1412)。より具体的には、管理サーバ200Aの制御部260が、サーバ側受信部211により受信されたタグ識別番号512に基づいて、無線通信タグ500Aの位置を、接続中リーダ抽出部240Aへ問い合わせる。
また、管理サーバ200Aでは、位置情報管理部272が、無線通信タグ500Aの位置情報を抽出し、この抽出結果として、「接続中リーダ端末名」を制御部274へ送信する(S1413)。より具体的には、接続中リーダ抽出部240Aが、サーバ側受信部211により受信されたタグ識別番号512に基づいて、無線通信タグ500Aが通信接続しているRFIDリーダ端末300Aを接続中RFIDリーダ端末として抽出する。ここでは、S1401〜S1405の処理の通り、無線通信タグ500AはRFIDリーダ端末300Aaと通信接続している。したがって、接続中リーダ抽出部240Aは、「RFIDリーダ端末300Aa」を接続中RFIDリーダ端末として抽出して、これを「接続中リーダ名」として制御部260へ送信する。
次に、管理サーバ200Aでは、制御部274が、WWWサーバ271に対して、店舗Aに関する情報を移動通信端末100へ送信するように要求する(S1414)。
管理サーバ200Aでは、WWWサーバ271は、制御部274の送信要求を受けて、店舗A情報232を移動通信端末100へ送信する(S1415)。
以上の通り、本発明の第2の実施の形態における情報提供システム1000は、管理サーバ200Aと、無線通信タグ500Aと、移動通信端末100とを有する。管理サーバ200は、所定の情報(店舗A情報、店舗B情報等)がそれぞれ対応付けられた複数のRFIDリーダ端末300A(固定通信端末)に接続されている。無線通信タグ500Aは、タグ識別番号512(タグ識別情報)を有し、RFIDリーダ端末300Aと通信接続する。移動通信端末100は、管理サーバ200Aとの間で無線通信を行う。
移動通信端末100は、タグ情報取得部130と、端末側通信部140とを有している。タグ情報取得部130は、タグ識別情報を取得する。端末側通信部140は、タグ情報取得部130により取得されたタグ識別情報を管理サーバ200へ送信する。
管理サーバ200Aは、サーバ側受信部211と、サーバ側記憶部230と、接続中リーダ抽出部240A(接続中固定通信端末抽出部)と、情報抽出部250と、サーバ側送信部212とを有している。サーバ側受信部211は、端末側通信部140により送信されたタグ識別番号512を受信する。サーバ側記憶部230は、複数のRFIDリーダ端末300Aにそれぞれ対応付けられた所定の情報(店舗A情報、店舗B情報等)を記憶する。接続中リーダ抽出部240Aは、サーバ側受信部211により受信されたタグ識別番号512に基づいて、無線通信タグ500Aが通信接続しているRFIDリーダ端末300Aを、接続中固定通信端末として抽出する。情報抽出部250は、接続中リーダ抽出部240Aにより抽出された接続中固定通信端末に対応付けられた所定の情報(店舗A情報、店舗B情報等)を抽出情報としてサーバ側記憶部230から抽出する。サーバ側送信部212は、情報抽出部250により抽出された抽出情報を移動通信端末100へ送信する。
このような情報提供システム1000Aの構成であっても、第1の実施の形態における情報提供システム1000と同様の効果を奏することができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、上述各実施の形態に対して、さまざまな変更、増減、組合せを加えてもよい。これらの変更、増減、組合せが加えられた変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。