JP5701797B2 - 分電盤の分岐回路接続判定システム - Google Patents

分電盤の分岐回路接続判定システム Download PDF

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Description

本発明は、分電盤の分岐回路と当該分岐回路に接続されている専用機器との接続の対応関係を確認するシステムにかかり、特に、分電盤の分岐回路の各々に接続されている専用機器が、予め定められたものか否かを判定可能な分電盤の分岐回路接続判定システムに関する。
分電盤は、建物の電力の供給先毎に複数の分岐ブレーカーを有し、これら分岐ブレーカーからは、電力を供給するために複数の分岐回路が、電力の供給先毎に敷設されている。
これらの分岐回路は、その末端にコンセントが設けられているのが一般的であるが、その末端にコンセントを設けずに、分岐回路に電力消費量が多い専用機器のみが直接接続されている場合も少なくない。
専用機器とは、例えば、エアコン、キッチンにおけるIH調理器、エコキュート(登録商標)等の電気給湯器、又はEV(Electric Vehicle)、HV(Hybrid Vehicle)若しくはPHV(Plug-in Hybrid Vehicle)等の車両と電気的に接続し当該車両に電力を供給する車両充電器等である。
これらの専用機器は電力消費量が大きいために、同じ分岐回路において他の機器と電力を共有するのは好ましくないため、1つの分岐回路に1つの専用機器のみが直接接続されている。
また、最近は、省エネルギーの観点から、各分岐回路に接続されている専用機器の電力消費量をディスプレイ等の表示装置に表示することが行われている。
図6は、各分岐回路に接続されている専用機器の電力消費量を表示装置に表示している一例を示す図である。この図6のように各専用機器の電力消費量を表示するには、消費電力表示装置160の記憶手段に各分岐回路と各専用機器との接続の対応関係を予め記憶しておき、記憶されている各分岐回路と各専用機器との接続の対応関係及び各分岐回路で計測された電力消費量に基づいて、各専用機器の電力使用量を割り出している。
しかしながら、各分岐回路と各専用機器との実際の接続が、記憶されている各分岐回路と各専用機器との接続の対応関係と一致していない場合、各専用機器の電力消費量の正確な表示は不可能となる。
その場合には、各分岐回路と各専用機器との接続を特定し直し、記憶されている各分岐回路と各専用機器との接続の対応関係を実際の接続に合わせて修正する必要がある。
しかしながら、分岐回路に上記のような専用機器が直結されている場合、各分岐回路は天井裏等の隠蔽された部分を通っており、各分岐回路をたどって各専用機器との接続を特定することはできない。
そのため、専用機器の電力消費量から、分岐回路と専用機器の接続を特定することが考えられる。
そこで、以前から、積算電力量が目標値を超過する見込みか否かを判定する種々の技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の技術では、積算電力量の実績値が判定閾値を超えているか否かを判定することにより、積算電力量が目標値を超過する見込みか否かについての判断し、当該判断結果を報知することが提案されている。
特開2010−223628号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、積算電力量の実績値が判定閾値を超えているか否かを判定することにより、積算電力量が目標値を超過する見込みか否かについて判断するものの、分岐回路と専用機器の接続を特定し得ないという問題点があった。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、分電盤の分岐回路の各々に接続されている専用機器が、予め定められたものか否かを判定可能な分電盤の分岐回路接続判定システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、分電盤が有する複数の分岐回路に各々設けられ、前記複数の分岐回路の通電電流の電流値を検知する複数の通電電流検知手段と、前記複数の通電電流検知手段の各々が検知した電流値から前記複数の分岐回路の各々の電力消費量を算出する電流計測手段と、前記分岐回路の各々と前記分岐回路の各々に接続されている電力負荷手段との対応を関係付けた分岐回路電力負荷手段対応関係及び前記電力負荷手段の電力消費量の傾向を電力負荷手段の種別毎に規定した電力消費モデルを予め記憶すると共に、前記電流計測手段が算出した各分岐回路における電力消費量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記分岐回路電力負荷手段対応関係と前記電流計測手段が算出した前記複数の分岐回路の各々における電力消費量とに基づいて前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の電力消費量を認識し、該認識した前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の電力消費量が前記記憶手段に記憶されている電力消費モデルに合致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、通電電流検知手段は、分電盤における各分岐回路に設けられることにより、各分岐回路の通電電流の電流値を検知する。
電流計測手段は、通電電流検知手段が検知した電流値に基づいて各分岐回路における電力消費量を算出する。
記憶手段は、分岐回路の各々に接続されている電力負荷手段であるエアコン、IH調理器、電気給湯器又は車両充電器等の専用機器と各分岐回路との対応を関係付けた分岐回路電力負荷手段対応表を予め記憶すると共に、各専用機器の電力消費量の傾向を専用機器の種別毎に規定した電力消費モデルを予め記憶している。
また、記憶手段は、電流計測手段が算出した各分岐回路における電力消費量を記憶する。
判定手段は、記憶手段に記憶されている分岐回路電力負荷手段対応表と電流計測手段が算出した記複数の分岐回路の各々における電力消費量とに基づいて複数の分岐回路の各々に接続されている専用機器の電力消費量を認識する。
さらに判定手段は、複数の分岐回路の各々に接続されている専用機器の電力消費量が記憶手段に記憶されている電力消費モデルに合致するか否かを判定する。
表示手段は、判定手段が判定した結果を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置である。
なお、請求項2に記載の発明のように、前記表示手段は、前記判定手段が認識した前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の電力消費量を表示すると共に、前記認識した前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の電力消費量が前記記憶手段に記憶されている電力消費モデルに合致しないと判定した場合には、該合致しない分岐回路及び電力負荷手段についてエラー表示をしてもよい。これによって、分岐回路と専用機器との接続に過誤がある場合を報知することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記判定手段は、予め決められた期間内に所定回数以上、前記認識した前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の電力消費量が前記記憶手段に記憶されている電力消費モデルに合致しないと判定した場合に該合致しない分岐回路及び電力負荷手段についてエラー判定を行い、前記表示手段は、前記エラー判定を表示するようにしてもよい。これによって、分岐回路と専用機器との接続の適否をより厳密に判定し、当該判定結果を報知することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記記憶手段は、前記電流計測手段が算出した各分岐回路の時系列での電力消費量のうち所定期間における時系列での電力消費量を記憶し、前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されている各分岐回路の前記所定期間における時系列での電力消費量と前記記憶手段に記憶されている前記分岐回路電力負荷手段対応関係とに基づいて前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の前記所定期間における時系列での電力消費量を認識すると共に、該認識した前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の前記所定期間における時系列での電力消費量が前記記憶手段に記憶されている電力消費モデルに合致するか否かを判定するようにしてもよい。これによって、記憶手段における記憶領域の浪費を防止できる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記所定期間は、少なくとも1日でよく、これによって、1日以上の期間における専用機器の電力消費量に基づいた判定が可能となる。
また、請求項6に記載の発明のように、前記所定期間は、季節に応じて変更可能であってもよく、これによって、エアコンなどの季節に応じて使用頻度が異なる専用機器の電力使用量を考慮した判定が可能となる。
以上説明したように本発明によれば、分電盤の分岐回路の各々に接続されている専用機器が、予め定められたものか否かを判定可能な分電盤の分岐回路接続判定システムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る分電盤の分岐回路接続確認システムの一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る分電盤の分岐回路接続確認システムのメモリユニットに記憶される各分岐回路における電力消費量の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る分電盤の分岐回路接続確認システムのメモリユニットに記憶される分岐回路電力負荷手段対応表の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る分電盤の分岐回路接続確認システムのメモリユニットに記憶される電力消費モデルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る分電盤の分岐回路接続確認システムの処理を示すフローチャートである。 各分岐回路に接続されている専用機器の電力消費量を表示装置に表示している一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る分電盤の分岐回路接続確認システム10の概略構成を示すブロック図である。
図1では、電力会社から供給される系統電力の電力は、主幹ブレーカー100を介して分電盤120に供給されている。
分電盤120は、複数の分岐ブレーカー121〜124を有し、分岐ブレーカー121は分岐回路1に、分岐ブレーカー122は分岐回路2に、分岐ブレーカー〜123は分岐回路3に、分岐ブレーカー124は分岐回路4に、各々対応している。
分岐回路1〜4の各々には専用機器が接続されていて、例えば、分岐回路1にはエアコン131が、分岐回路2には電気給湯器132が、分岐回路3にはIH調理器133が、分岐回路134にはEV、HV又はPHVが電気的に接続される車両充電器134が、各々接続されている。
また、分岐回路1〜4には各分岐回路の電流値を計測する電流センサ141〜144が各々設けられている。
電流センサ141〜144には、電流センサ141〜144が計測した各分岐回路の電流値から分岐回路の各々における電力消費量を算出する電流計測ユニット150が接続されている。
また、電流計測ユニット150には、シリアル通信等によって消費電力表示装置160が接続されている。
消費電力表示装置160は、電流計測ユニット150が算出した各分岐回路の電流値及び当該電流値から算出された各分岐回路における電力消費量を記憶するメモリユニット161を有している。
図2は、本実施の形態に係る分電盤の分岐回路接続確認システムのメモリユニット161に記憶される各分岐回路における電力消費量の一例である。本実施の形態では、一定の時間毎、例えば10分毎に各分岐回路の電流値が計測され、当該電流値から各分岐回路における電力消費量が算出され、メモリユニット161に記憶される。
なお、電流センサ141〜144、電流計測ユニット150及び消費電力表示装置160は、各分岐回路に供給する電力を制御するHEMS(Home Energy Management System)が備える電流センサ、電流計測手段及び表示装置を用いてもよい。
この場合、電流計測ユニット150及び消費電力表示装置160をHEMSの筐体内に一体化できると共に、消費電力表示装置160は、入力装置としても使用できるタッチパネルを備えることが可能となる。
また、HEMSでは、各分岐回路の電流値のみならず電圧値も計測可能なので、本実施の形態においても、電流センサ141〜144以外に、各分岐回路の電圧を測定する手段を別途備えるようにしてもよい。
図2では、各分岐回路における電力消費量を記載したが、電流センサ141〜144以外に、各分岐回路の電圧を測定する手段を別途備えるのであれば、当該電力消費量の算出の根拠となった各分岐回路における電流値及び電圧値を併せて記載し、メモリユニット161に記憶するようにしてもよい。
また、メモリユニット161は、分岐回路の各々と分岐回路の各々に接続されている専用機器と対応付けた分岐回路電力負荷手段対応表と、各専用機器の電力消費量の傾向を専用機器の種別に規定した電力消費モデルと、を予め記憶している。
図3は、本実施の形態に係る分電盤の分岐回路接続確認システムのメモリユニット161に記憶される分岐回路電力負荷手段対応表の一例を示す図である。図3では、分岐回路1にはエアコンが、分岐回路2には電気給湯器が、分岐回路3にはIH調理器が、分岐回路4には車両充電器が、各々接続されていることが記載されている。
図4は、本実施の形態に係る分電盤の分岐回路接続確認システムのメモリユニット161に記憶される電力消費モデルの一例を示す図である。図4では、分岐回路に接続されている専用機器の電力消費量、1日の動作時間、主動作時間帯について記載している。
図4に記載の事項を決定するには種々の方法が考えられるが、一例として、各専用機器の定格消費電力と、各専用機器の使用状況及び実際の消費電力とを統計的に調査した結果から算出することが考えられる。
本実施の形態では、電流計測ユニット150が算出した各分岐回路での電力使用量及びメモリユニット161に記憶されている分岐回路電力負荷手段対応表に基づいて割り出した各分岐回路における電力消費量を、各分岐回路に接続されている専用機器の電力消費量として認識し、当該認識した電力消費量がメモユニット161に記憶されている電力消費モデルに記載されている各専用機器の電力使用量の傾向と合致するか否かを判定する。
これにより、各分岐回路に実際に接続されている専用機器が、分岐回路電力負荷手段対応表に記載されている通りか否かを判断することが可能となる。
以下、本実施の形態に係る分電盤の分岐回路接続確認システムの動作について説明する。図5は、本実施の形態に係る分電盤の分岐回路接続確認システムの処理を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートは、上述のようにHEMSを用いることにより、電流計測ユニット150と消費電力表示装置160とが一体化した場合を前提としている。
ステップ100では、電流センサ141〜144を用いて、各分岐回路での電流値の計測を行う。本実施の形態では、後述するようにデータをCSV(Comma-Separated Values)等の形式で記憶することを前提としているので、一定の時間毎に電流値を測定するものとする。一定の時間は、電力計測ユニット150若しくは消費電力表示装置160の処理能力、又はメモリユニット161の容量等に影響され得るが、10分程度とすることが考えられる。
データをCSV等の形式で記憶することを特に考慮しないのであれば、一定の時間毎ではなく連続的に各分岐回路の電流値を計測し、計測した電流値を1本の曲線のグラフとして記録してもよい。
ステップ102では、電流センサ141〜144が計測した各分岐回路の電流値から電流計測ユニット150が各分岐回路における電力消費量を算出する。建物内に供給される電力の電圧値は一般に100Vなので、本実施の形態では、計測した電流値に電圧値として100Vを乗じた値を電力消費量としている。
しかしながら、前述のように各分岐回路の電圧を測定する手段を別途備え、各分岐回路において測定した電圧値と電流値とを乗算することにより、各分岐回路における電力消費量を算出するようにしてもよい。
ステップ104では、算出した電力消費量をメモリユニット161に記憶する。各分岐回路の電流値を一定の時間毎に測定したのであれば、メモリユニット161に記憶される各分岐回路における電力消費量は、一定時間毎に時系列で記録された図2のようなデータであり、かかるデータをメモリユニット161は、CSV等の形式で記憶する。
電流計測ユニット150で算出した電力使用量は、メモリユニット161の容量が許される限り、メモリユニット161に記憶してもよいが、所定期間内での時系列での電力使用量を記憶するようにしてもよい。
所定期間は種々の長さが考えられるが、例えば、1日等が考えられ、仮に所定期間を1日とした場合、メモリユニット161には、最近に電流値が計測された時刻から24時間以内に計測された電流値に基づいて算出された電力消費量が記憶される。
その一方で、最近に電流値が計測された時刻から24時間以前に計測された電流値に基づいて算出された電力消費量は、逐次メモリユニット161から消去されるので、メモリユニット161の空き容量を確保することができる。
なお、所定期間は、1日に限られるものではなく、HEMSのタッチパネル等の入力手段を介して随時変更可能であり、例えば、季節に応じて変更可能であってもよい。
ステップ106では、ステップ100における電流値の計測開始から単位時間が経過したか否かが判断される。単位時間とは、後述するステップ112において、各分岐回路に接続されている専用機器が分岐回路電力負荷手段対応表の通りか否かを判定できるに足る時系列での各分岐回路の電力消費量が、メモリユニット116に蓄積される時間である。
本実施の形態では、時系列で計測された各分岐回路での電流値から算出された電流値が、各専用機器の電力使用量の傾向に合致するか否かを判定するので、ある程度の時間で時系列での各分岐回路における電力消費量を取得する必要があるためである。
本実施の形態において、単位時間は種々の長さが考えられるが、専用機器のうち、例えば電気給湯器は、電力料金が低廉な夜間に電力を消費する等、1日のうち、使用される時間帯に特徴が見られるので、1日、すなわち24時間とすることができる。
仮に単位時間を24時間とし、かつ、ステップ104においてメモリユニット161に記憶する各分岐回路における電力使用量のデータを過去24時間分とすると、メモリユニット161には、各分岐回路に接続されている専用機器の当否を判定するのに必要なだけの各分岐回路における電力消費量のみが記憶され、より効率的なメモリユニット161の運用が可能となる。
このステップ106では、電流値の計測開始から単位時間が経過した場合は、手順を次のステップ108に移行させるが、電流値の計測開始から単位時間が経過していない場合は、手順をステップ100に戻し、電流値の計測を再度行うようにする。
続くステップ108では、各分岐回路に接続されている専用機器の接続の当否を判定するのは初回か否かを判断する。
本実施の形態では、後述するように、ステップ114において、各分岐回路における専用機器の接続の当否を判定した結果を当該判定した年月日時と共にメモリユニット116に記憶する。従って、当該判定結果の記憶がメモリユニット116に存在しない場合は、各分岐回路における専用機器の接続の当否判定は初回であると考えられるので、手順をステップ112に移行させる。
また、ステップ108において、当該判定結果の記憶が既にメモリユニット116に存在する場合は、手順をステップ110に移行させる。
ステップ110では、メモリユニット116に記憶されている判定結果の年月日時を参照して、前回判定を行った時から前述の単位時間が経過しているか否かを判断する。
ステップ110において、前回の判定から単位時間が経過していると判断された場合は手順をステップ112に移行させ、前回の判定から単位時間が経過していないと判断された場合は手順をステップ100に戻し、電流値の計測を再度行うようにする。
ステップ112では、メモリユニット116に記憶されている分岐回路電力負荷手段対応表と電流計測手段150が算出した各分岐回路における電力消費量とに基づいて割り出した各分岐回路における電力消費量を、各分岐回路に接続されている専用機器の電力消費量として認識し、認識した各分岐回路に接続されている専用機器の電力消費量がメモリユニット116に記憶されている電力消費モデルに合致するか否かを判定する。
判定する方法は、種々考えられるが、一例として、各専用機器の電力消費量に、図4に示したように下限値と上限値を設定し、分岐回路電力負荷手段対応表の記載では1の分岐回路に接続されている専用機器に係る電力消費モデルにおける電力消費量の下限値と上限値との間に、当該分岐回路における電力消費量が該当するか否かを判断する。
当該分岐回路における電力消費量が、電力消費モデルの下限値と上限値の間であれば、次いで、メモリユニット116に記憶されている例えば24時間分の電力消費量の推移から、1日の動作時間が電力消費モデルと合致するか否か、さらには主な動作時間帯が電力消費モデルと合致するか否かで判定を行うこととが考えられる。
また、ステップ112では、メモリユニット116に記憶されている分岐回路電力負荷手段対応表と電力消費モデルとから、分岐回路電力負荷手段対応表に基づく各分岐回路における電力消費の傾向を認識し、当該認識した各分岐回路の電力消費の傾向が、電流計測ユニット150によって算出された各分岐回路の実際の電力消費量と合致するか否かで、各分岐回路における専用機器の接続の当否を判定してもよい。
ステップ114では、ステップ112で判定した結果及び判定処理をした年月日時をメモリユニット116に記憶する。
ステップ116では、判定した結果を消費電力表示装置160に表示する。ステップ116では、各分岐回路に接続されている専用機器の電力消費量がメモリユニット116に記憶されている電力消費モデルに合致する場合はその旨を表示してもよいし、各分岐回路における専用機器の接続が正常である旨を表示するようにしてもよい。
また、接続が正常であるのならば、建物への電力供給には何ら不都合はないので、消費電力表示装置160には、何も表示しなくてもよい。
逆に、各分岐回路のいずれかで電力消費モデルに合致しない箇所がある場合には、合致していない分岐回路と専用機器とを表示すると共に、当該分岐回路及び専用機器についてエラー表示をするようにしてもよい。
ステップ116の後は、判定処理を終了してもよいが、1回の判定だけでは、各分岐回路と各専用機器との対応を正確に判定できない場合も考えられるので、本実施の形態では手順をステップ100に戻し、電流値の計測を再度行うようにする。
再びステップ100以降の手順を繰り返して、予め決められた期間内に所定回数以上、一例として1カ月に4回、各分岐回路の各々に接続されている専用機器の電力消費量が電力消費モデルに合致しないと判定した場合に、当該合致しない分岐回路及び専用機器についてエラー判定を行い、消費電力表示装置160は、かかるエラー判定の結果を表示するようにしてもよい。
図5の一連の処理は、予め決められた期間内に所定回数以上、各分岐回路の各々に接続されている専用機器の電力消費量が電力消費モデルに合致しないと判定した場合には、接続の過誤は確定的であるとみなして、終了してもよい。
又は、その後も電力供給の健全性を継続的に監視するため、本実施の形態の分電盤の分岐回路接続判定システムの電源がオフにならない限り、図5の一連の処理を繰り返すようにしてもよい。
上記の判定により、分岐回路に接続されている専用機器が、分岐回路電力負荷手段対応表の通りでないことが明らかになった場合は、メモリユニット161に記憶されている分岐回路電力負荷手段対応表の記載を書き換えることで対応することができる。
分岐回路電力負荷手段対応表の書き換えは、HEMSが備えるタッチパネル等を介して行うことが考えられるが、HEMSにPC等の機器を接続して書き換えることも考えられる。
上記の判定結果に従って分岐回路電力負荷手段対応表を書き換えた後は、消費電力表示装置160において、各専用機器の電力消費量を適正に表示できるようになる。
1、2、3、4 分岐回路
10 分電盤の分岐回路接続判定システム
100 主幹ブレーカー
120 分電盤
121、122、123、124 分岐ブレーカー
131 エアコン
132 電気給湯器
133 IH調理器
134 車両充電器
141、142、143、144 電流センサ
150 電流計測ユニット
160 消費電力表示装置
161 メモリユニット

Claims (6)

  1. 分電盤が有する複数の分岐回路に各々設けられ、前記複数の分岐回路の通電電流の電流値を検知する複数の通電電流検知手段と、
    前記複数の通電電流検知手段の各々が検知した電流値から前記複数の分岐回路の各々の電力消費量を算出する電流計測手段と、
    前記分岐回路の各々と前記分岐回路の各々に接続されている電力負荷手段との対応を関係付けた分岐回路電力負荷手段対応関係及び前記電力負荷手段の電力消費量の傾向を電力負荷手段の種別毎に規定した電力消費モデルを予め記憶すると共に、前記電流計測手段が算出した各分岐回路における電力消費量を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記分岐回路電力負荷手段対応関係と前記電流計測手段が算出した前記複数の分岐回路の各々における電力消費量とに基づいて前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の電力消費量を認識し、該認識した前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の電力消費量が前記記憶手段に記憶されている電力消費モデルに合致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を表示する表示手段と、
    を備える分電盤の分岐回路接続判定システム。
  2. 前記表示手段は、前記判定手段が認識した前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の電力消費量を表示すると共に、前記認識した前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の電力消費量が前記記憶手段に記憶されている電力消費モデルに合致しないと判定した場合には、該合致しない分岐回路及び電力負荷手段についてエラー表示をする請求項1に記載の分電盤の分岐回路接続判定システム。
  3. 前記判定手段は、予め決められた期間内に所定回数以上、前記認識した前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の電力消費量が前記記憶手段に記憶されている電力消費モデルに合致しないと判定した場合に該合致しない分岐回路及び電力負荷手段についてエラー判定を行い、
    前記表示手段は、前記エラー判定を表示する請求項2に記載の分電盤の分岐回路接続判定システム。
  4. 前記記憶手段は、前記電流計測手段が算出した各分岐回路の時系列での電力消費量のうち所定期間における時系列での電力消費量を記憶し、
    前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されている各分岐回路の前記所定期間における時系列での電力消費量と前記記憶手段に記憶されている前記分岐回路電力負荷手段対応関係とに基づいて前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の前記所定期間における時系列での電力消費量を認識すると共に、該認識した前記複数の分岐回路の各々に接続されている前記電力負荷手段の前記所定期間における時系列での電力消費量が前記記憶手段に記憶されている電力消費モデルに合致するか否かを判定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の分電盤の分岐回路接続判定システム。
  5. 前記所定期間は、少なくとも1日である請求項4に記載の分電盤の分岐回路接続判定システム。
  6. 前記所定期間は、季節に応じて変更可能である請求項5に記載の分電盤の分岐回路接続判定システム。
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