JP5701661B2 - 照明付き畳と、これを用いた敷物並びに建築物 - Google Patents

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本発明は、照明機能を有する畳と、これを用いた敷物並びに建築物に関し、特に従前における畳の縁部分を発光させるようにした畳と、これを用いた敷物並びに建築物に関する。
従来から畳は和室における敷物乃至は床材として利用されている。かかる畳は、板状の芯材である畳床と、その表面を覆うイグサを編み込んで出来た敷物状の畳表と、畳の縁に付けられる帯状の畳縁とで構成されているのが通例である。そして近年では、畳床や畳表に合成樹脂を用いた畳や、畳縁の無い半畳サイズの琉球畳も普及している。
このような畳の材質や大きさ、あるいは形状の違いは、室内空間のデザインの多様化に対応するべく、種々考案されているのが実情であり、また機能面からも様々な提案がなされている。
例えば特許文献1(特開平10−18560号公報)では、熱圧縮性ポリウレタンフォームシートの片面又は両面に合板を積層させた複合体からなる芯材の上面に畳表を被覆することにより、防音性,断熱性,通気性,歩行感に優れると共に、衛生的な防音用畳を提供することが提案されている。
また、近年では「癒し」とも称される安らぎが得られる空間として、畳を用いた空間も人気を博している。そしてこのような安らぎを得る為の空間作りには、照明も重要であり、一般的には天井から部屋全体を明るくするダウンライトではなく、柔らかく光量を抑えた間接照明が利用されていることも多い。
そこで従来では、特許文献2(特開2007−309071号公報)において、畳表と畳床からなる畳において、発光手段を有することを特徴とする機能性畳が提案されている。この特許文献2では、敷物としての使い方しかなかった畳に発光手段を設けることで、一般住宅でも簡単に癒しの空間を演出でき、従来の間接照明でも、就寝時の照明としては、眩し過ぎるという問題があったが、そのため眩しさを感じることなく眠りに入ることができ、かつ夜中の移動に対しても足元を照らしてくれる照明を提供することを課題としている。
特開平10−18560号公報 特開2007−309071号公報
畳に発光手段を設けることについては、前記特許文献2で提案されている。しかしながら、この文献で提案されている機能性畳では、床材乃至は敷物として使用される畳本来の機能および照明としての機能や、照明手段の設置方法において、未だ十分とはいえないものとなっていた。
即ち、上記特許文献2において提案されている技術では、「畳の表面部に発光手段を有する」為に、畳表に孔を穿たなければならず、これでは、長年の使用により畳表が毛羽立ってしまい、使用に耐え得ないものとなることが予想された。また、畳の表面部は、人が歩行する為の領域であることから、歩行者の衝撃によって保護カバーが破損したりすることも考えられた。
また、この特許文献2では「畳の縁端部に発光手段を有すること」も提案されているが、その図1からも明らかなように、縁端部に設けられる発光手段は、縁に点在するように設けられており、畳を利用することによる照明効果を享受し得るものではなかった。
そこで本発明では、単なる床面からの照明としてではなく、畳であることによる照明効果を発現させることを第一の課題とし、更に畳であることを考慮して耐久性を高めることを第二の課題とする。
さらに、畳の縁を長さ方向に発光させるとしても、当該畳の製造方法に関しては従前の製造方法から大きく変えないことも重要である。なぜならば、製造方法を大幅に変えてしまったのでは、既存の設備が利用できなくなるのみならず、これまでに培った畳職人としての技術も有効に活用できなくなる為である。
そこで本発明は、第三に既存の製造方法を大幅に変えることなく製造可能であって、照明効果も良好な畳を提供することを第三の課題とする。
上記課題の少なくとも何れかを解決するべく、本発明者は畳の縁(畳縁)の下に発光手段を設けることにより、畳ならではの照明効果を発現することができ、かつ耐久性を向上させることを見出し、本発明を完成させるに至ったものである。
即ち、本発明にかかる照明付き畳は、畳床における何れか又は全ての縁部分の上面を、当該縁部分の長さ方向にわたって他の部分よりも一段低く形成した陥没部と、この陥没部内に設置する発光手段と、この発光手段の上方を覆って畳床上に載置され、畳表の上面と面一になる光透過性部材と、前記光透過性部材の上面を覆う畳縁とからなることを特徴とする。
上記陥没部は、一般的には長手方向に沿う辺の何れか一方、または双方の上面領域を、段のように、または溝のように切除することによって形成することができる。一般的な畳の場合には、長辺は短辺の2倍の長さの長方形に形成されており、この長辺を畳縁としているのであるから、この畳縁が形成される領域の何れか一方または双方に陥没部を形成することができる。また、この陥没部は、畳床の長尺な縁部であって、その長さ方向の両端部を除いた範囲に形成されることが望ましい。一般的な畳において、畳床における長尺な縁部は畳の畳縁となる部分であり、この畳縁の設置に際しては、畳床の短手方向の縁部分において折り込みや縫い付け等の複雑な加工が必要である。そして、このような加工を行う為には、当該畳床の長さ方向の両端部は陥没していないことが望ましい。そこで、本発明では畳床の長尺な縁部の長さ方向の両端部には、陥没部を形成しないことにより、畳縁の設置の困難性を解消している。
そして、上記のように形成した陥没部分の中には、LED、有機EL、電球、光ファイバー等から選択される1つ又は2つ以上の組み合わせからなる発光手段を設ける。この発光手段はLEDだけであっても良く、またLEDと光ファイバーを組み合わせたものであっても良い。そしてこれら発光手段は、上記の陥没部に直接設置することも可能であるが、板状又は凹状に形成された長尺部材に設置し、この発光手段を設けた長尺部材を陥没部内に設置することが望ましい。陥没部に設置する発光手段をモジュール化することにより、その設置を容易にするためである。また、発光手段を長尺部材に設けることにより、発光手段の交換作業を容易に行うことができる。
かかる長尺部材は、ステンレスやアルミ、あるいはプラスチックなどを用いて形成することができ、前記陥没部内に収まる大きさに形成する。また、かかる長尺部分は、少なくとも発光手段の光が当たる面が金属色、白色など、光を反射する色で形成されることが望ましい。そして、この長尺部材は、畳の縁部に形成される陥没部に設けられることから、その形状を「L」字状、あるいは凹状に形成した場合には、当該畳の縁部の変形を阻止するものとして機能させることができる。
そして発光手段を設置した陥没部において、空いている上方は、光透過性部材を配置し、当該発光手段を覆っている。かかる光透過性部材は、アクリル、塩化ビニルなどの樹脂材料で形成するほか、ガラスであっても良い。さらに、この光透過性部材は、発光手段の光を透過させれば良いことから、透明の材料を用いて形成するのみならず、不透明の材料、例えば樹脂や金属を用いて、これに光が透過する為の開口を複数設けたものであっても良い。たとえば、金属板や不透明な樹脂板を格子状に形成したり、あるいは複数の開口を形成した多孔板に形成しても良い。但し、この光透過性部材は、陥没部を覆うと共に、当該陥没部内に設置された発光手段を保護する機能も有することから、少なくとも人が載った状態においても、破損することがない強度で形成されるべきである。かかる光透過性部材の形状は、それが載せ置かれる長尺部材の形状や陥没部の形状に応じて適宜選択することができる。具体的には長尺部材が断面凹状である場合には、その上部を閉塞するような板状に形成することができ、また長尺部材が板状であっても陥没部が断面凹状(溝状)である場合には、この光透過性部材は凹状(溝状)の陥没部の蓋をするような板状に形成するか、或いは横断面が逆向き凹状に形成することができる。さらに陥没部が壇状に切除されている場合で、長尺部材が板状である場合には、この光透過性部材は横断面が逆向きL字状に形成することができる。
そして以上のようにして、発光手段を設けた陥没部の上方を閉塞した光透過性部材の上には畳縁が設けられる。かかる畳縁は通常は織物を用いて形成されていることから、陥没部内の発光手段から放出される光は、畳縁の織目を透過することができる。そしてこの透過する光は、畳縁自体の色彩に基づいて様々な色彩にすることができ、これにより柔らかい光を放つ照明として機能させることができる。かかる畳縁は、織物からなる従前の畳縁であって良いが、更に光を透過させる材料を用いて形成したシート状のものであっても良い。但し、少なくとも光を透過できるものとして形成される必要がある。
以上のように形成された照明付き畳は、住居や飲食店、或いは文化施設などにおける建築物の室内に敷設して使用される。本発明にかかる照明付き畳は、本来畳であることから和室に敷設して使用されることを前提とするが、必ずしも和室に限るものではなく、例えば洋室の一角や廊下などに敷設して使用することができる。また、多くの場合、当該照明付き畳は1枚のみで使用されることは少なく、2枚以上を並べて使用されることが通例である。そこで、本発明では、当該照明付き畳に関連し、複数枚の照明付き畳を組み合わせて構成された敷物であって、何れか1つ以上の照明付き畳を選択的に点灯又は消灯させる制御回路を備える敷物を提供する。
当該制御回路は、各畳に設けられる発光手段について複数の回路を形成し、何れの回路を通電させるか選択するように構成することができる。たとえば、発光させる照明付き畳を遍在させるようにするか、あるいは1つおきに発光させるなど選択できるように構成することが望ましい。
また、かかる敷物においては、それを構成する複数の照明付き畳における各畳の何れの発光手段を点灯させるかを選択できるように構成することもできる。例えば、各畳の何れか一方の縁部に設置された発光手段だけを点灯させたり、他方の縁部に設置された発光手段を交互に点灯させるなど選択できるように、前記制御回路を構成することが望ましい。
以上のように構成された本発明の照明付き畳によれば、従来は敷物としてしか機能していなかった畳を新たな照明器具とすることができ、空間デザインの多様性を広げることができる。さらに、本発明にかかる照明付き畳では、畳縁で覆われる領域に発光手段を設けていることから、敷物としての畳の耐久性を従前と変わりなくすることができる。即ち、仮に畳表の領域に照明手段を設置した場合には、天然材料である畳表の耐久性が減じられてしまい、また照明を露出させる為に畳表に使用されるイ草の一部を切除しなければならないが、当該イ草の伸縮により当該切除部分が露出してしまい、畳表がバラけてしまうことが考えられる。この点、本発明にかかる照明付き畳では、畳表についての加工を要しないことから、上記のような耐久性についての問題を解消することができる。
さらに畳に関しては、伝統的な行儀作法の上では畳縁を踏むことがマナーに反するとされていることから、積極的に畳縁が踏まれることは無く、よってこの光透過性部材が損傷を受ける可能性を極力減じることができる。
そしてこのように形成された畳では、畳縁が発光することになり、畳の敷き方に応じて、直線状の発光部分を組み合わせたような照明となり、畳らしさを演出することが可能になる。
また本発明にかかる照明付き畳では、畳床における長尺な辺に、上方に開口する陥没部を設けて、これに発光手段を設置していることから、光源の光を畳の表側に透過させることができる。特に、この発光手段を凹状またはL字状に形成した長尺部材に設け、これを陥没部内に設置することにより、畳における発光する側の縁部分を当該長尺部材で補強することができ、その結果、敷物として使用した場合における変形などの劣化を阻止することができる。即ち、凹状またはL字状の長尺部材は、畳の表側に光を透過させながらも、その縁部における強度を保つ上で重要であり、当該長尺部材を使用して発光手段を設ける構造が望ましい実施態様となる。
本実施の形態にかかる照明付き畳を示す斜視図 当該照明付き畳における縁部分の(A)要部分解斜視図、(B)要部断面図 該照明付き畳における縁部分の要部分解斜視図 他の実施の形態にかかる照明付き畳における縁部分の(A)要部分解斜視図、(B)要部断面図 本実施の形態にかかる照明付き畳を敷いた領域を示す斜視図
以下、本実施の形態にかかる照明付き畳10を、図面を参照しながら説明する。図1は本実施の形態にかかる照明付き畳10を示す斜視図であり、図2は当該照明付き畳10における縁部分の(A)要部分解斜視図、(B)要部断面図であり、図3は当該照明付き畳10における縁部分の要部分解斜視図である。図4は他の実施の形態にかかる照明付き畳10における縁部分の(A)要部分解斜視図、(B)要部断面図であり、図5は本実施の形態にかかる照明付き畳10を敷いた領域を示す斜視図である。
図1に示す照明付き畳10は、基本的な全体の形状自体は広く一般的に使用されている畳と同じ様に形成されたものであり、特に長手方向に沿う畳縁14の領域に、発光手段20を設定している点が相違する。この図1に示すとおり、本実施の形態にかかる照明付き畳10では、両側の畳縁14の部分に発光手段20が設けられているが、これは何れか一方のみであっても良い。但し、この発光手段20が設けられる領域は、その長手方向の両端部を除いた範囲となっている。その結果、畳の短手方向における畳縁14の処理を従前の畳と同じようにすることができ、よって従来培ってきた畳職人の技術をそのまま活用することができる。
次に、この照明付き畳10における畳縁14の部分の構造を、図2及び3を参照しながら説明する。本実施の形態にかかる畳縁14部において、畳床11には、その長手方向の端部上面側を段になるように切除した陥没部16を形成している、この陥没部16は、畳床11の長手方向に沿う長尺であり、即ち、前記図1に示したように畳床11における長さ方向の両端部約5〜10cm程度を除いた範囲に形成されている。そしてこのように形成した陥没部16には、当該陥没部16内に相補的に合致する大きさに形成された長尺部材21が収容される。この実施の形態において、当該長尺部材21は横断面形状が凹状のアルミニウム製のものが使用されており、その幅、高さ及び長さは前記陥没部16のそれと同じに形成されている。特にこの長尺部材21は、陥没部16に収容した状態において、その外側の壁面が畳の横面(側面)として機能することから、一定の強度を有することが望ましい。
そして、かかる長尺部材21の底面には、LEDからなる発光手段20を、長手方向に所定の間隔で配置する。そして配置したLEDには、電力を供給する導線を接続し、これを当該長尺部材21の端部から露出させて、その端部に端子を設ける。この端子の設置に際しては雄雌で連結するコネクターとする他、弾性偏倚による接触で通電するように形成することもできる。
陥没部16内に長尺部材21を収容した後においては、当該長尺部材21において開口している上面を閉塞するようにして、光透過性部材22を載せ置く。本実施の形態において、この光透過性部材22はアクリルや塩化ビニルなどを用いて形成された板状の部材が使用されており、当該板状の光透過性部材22で、長尺部材21により区画された溝を閉塞している。特に、この光透過性部材22は、長さ方向に沿う一端側が長尺部材21の立ち上がった壁面に支持され、他端側は畳床11の上に乗るように、その幅が調整されている。そして、当該光透過性部材22は、その厚さが畳表12と同じ厚さに形成されていることから、結果として、当該光透過性部材22と畳表12とは表面における段差が生じないものとなっている。
なお、この光透過性部材22における、長尺部材21の壁面に載せ置かれる部分には、溝などを形成して当該壁面の上端と継合するように形成することも望ましい。このように形成すれば、当該光透過性部材22をより確実に固定できるためである。
そして以上のようにして長尺部材21によって区画された溝を光透過性部材22で閉塞した上から、当該光透過性部材22を固定する為に、織物からなる畳縁14を設ける。この畳縁14の取り付け方法は、従前の畳、即ち発光手段20を設けていない畳と同じように作業を行うことができ、よってこれまでの技術を無駄にすることなく本発明にかかる照明付き畳10を製造することができる。
図4は他の実施の形態にかかる照明付き畳10を示しており、この実施の形態にかかる照明付き畳10は、特に光透過性部材22と長尺部材21の形状が上記のものと異なっている。即ち、この実施の形態にかかる照明付き畳10では、横断面が逆向きL字状の光透過性部材22を使用しており、また長尺部材21として、アルミニウムなどの金属を用いて平板状に形成したものを使用している。
本実施の形態では、長尺部材21をこのように平板状に形成していることから、畳の長尺な辺の縁を形成するために、光透過性部材22は断面L字状のものを使用している。即ち、畳床11の長手方向に沿う側面側を段状に切り欠いて、その底部に平板状の長尺部材21を配置している。この状態において、畳床11の長手方向に沿う上縁部分は開放され、凹んだ状態になってしまう。そこで、光透過性部材22として、畳の長手方向の側面を形成する板状の鉛直部分と、この鉛直部分の上方から水平方向に延伸して畳床11の上面に乗せ置かれる水平部分を備える断面L字状の光透過性部材22を使用し、この凹みをカバーするように構成している。そして、この光透過性部材22をカバーするように織物からなる畳縁14を設けており、当該畳縁14によって当該光透過性部材22を畳床11に保持・固定することができる。
このように形成した照明付き畳10では、発光手段20の点灯時における光が、上面のみならず側面からも放出されるので、例えば畳の側面を露出させて配置する場合などにおいても、周囲を照らすことができるようになる。
なお、この実施の形態に示す照明付き畳10のように、断面L字状の光透過性部材22を使用した場合であっても、段状の切り欠きは、畳床11の長手方向両端部を除いた範囲に形成されることが望ましい。畳縁14の設置処理の困難性を解消するためである。
以上のように構成された照明付き畳10は、図5に示すように建築物内の所定の空間に敷設することができる。特に、この実施の形態に示す照明付き畳10は、長手方向に沿う任意の畳縁14を点灯することができるように構成しており、特にこの畳が敷設された領域(即ち部屋)の隅の領域に存在する畳縁14が光るように構成している。ただし、その発光させる場所は、何れの発光手段20に通電するかによって任意に変更することができ、またこの照明付き畳10をどの様に敷くかによっても調整することができる。
そして、上記の実施の形態に示した何れの照明付き畳10においても、発光手段20は長尺部材21に設置されていることから、仮にLEDなどの照明手段が長年の使用により点灯しなくなった場合においても、この発光手段を設けた長尺部材21を抜き取るだけで、簡易に交換作業を行うことができる。即ち、本実施の形態にかかる照明付き畳10はメンテナンス性においても優れたものとなっている。
本発明にかかる照明付き畳によれば、従来の畳を照明手段あるいはインテリアとして使用することができ、空間デザインの多様性を広げることができる。また、畳に対する発光手段の設置方法に工夫を施していることから、畳職人における此れまでの技術を活用して照明付き畳を製造することができる。
10 畳
11 畳床
14 畳縁
20 発光手段
21 長尺部材
22 光透過性部材

Claims (5)

  1. 畳床における何れか又は全ての縁部分の上面を、当該縁部分の長さ方向にわたって延伸する他の部分よりも低く形成した陥没部と、
    この陥没部内に設置された発光手段と、
    この発光手段の上方を覆って畳床上に載置され、畳表の上面と面一になる光透過性部材と、
    前記光透過性部材の上面を覆う畳縁とからなることを特徴とする照明付き畳。
  2. 前記発光手段は、LED、有機EL、電球、光ファイバーから選択される1つ又は2つ以上の組み合わせであって、
    当該発光手段は板状、凹状またはL字状に形成された長尺部材に設けられており、
    当該発光手段が設けられた長尺部材は、前記陥没部内に、着脱自在に設置されている、請求項1に記載の照明付き畳。
  3. 前記陥没部は、畳床の長尺な縁部であって、その長さ方向の両端部を除いた範囲に形成されている、請求項1又は2に記載の照明付き畳。
  4. 請求項1、2又は3に記載の照明付き畳を2つ以上並べて配置してなる敷物であって、
    更に何れか1つ以上の照明付き畳を選択的に点灯又は消灯させる制御回路を備える事を特徴とする敷物。
  5. 屋内の少なくとも何れかの領域に複数枚の畳が敷設されている建築物であって、
    当該畳の少なくとも何れかが請求項1、2又は3に記載の照明付き畳であることを特徴とする、建築物。
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