JP5701042B2 - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

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本発明は印刷物における傷に対する画像処理に関する。
インクジェットプリンタに用いられるインクとして、染料インクと顔料インクがある。染料インクは、一般に長期間の保存によって、濃度低下や変色等の変化(退色)を起こしやすい。印刷物に退色が発生した場合、大切な印刷物のときは、退色を可能な限り修復して画像を復元することが求められる。退色画像の復元方法について、特許文献1には、画像の退色劣化したプリント物に対して、退色した反射画像の反射濃度を透過濃度に変換し、変換した透過濃度に対する劣化前の透過濃度を予測する。そして、この透過濃度に基づいて透過復元画像を作成し、作成した透過復元画像の濃度を再度反射濃度に変換して、画像出力装置により出力することが記載されている。
他方で、顔料インクは染料に比べて退色しにくいため、写真やポスターなどの印刷に顔料インクのプリンタが用いられるようになってきている。しかしながら、顔料インクは、色材が紙面上に積層するため、外力による摩擦によって色材が剥がれやすく、傷になりやすいという特徴がある。
特開2005−101790号公報
特許文献1の方法は、退色による色変化を予測するものであって、色材が剥がれたことなどによる傷については検知することができない。そして、その傷を修復することもできない。
そこで本発明は、印刷物の傷を判定することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、印刷媒体に印刷された画像上における傷の領域と該傷の領域の周辺領域とを含む複数の領域それぞれの正反射光及び拡散光を取得する反射光取得手段と、前記傷の領域と前記周辺領域とにおける前記正反射光と前記拡散光との関係に基づき、前記傷の領域であるか否かを判定する判定手段とを有する。
本発明によれば、印刷物の傷を判定することが可能となる。
実施例1の画像処理装置のシステム構成を示すブロック図である。 実施例1の画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施例1のUI画面を示す図である。 実施例1の修復印刷処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の傷検出処理の動作を示すフローチャートである。 インク特性データを示す図である。 実施例1のインク量推定処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の画像方向とフーリエ変換後のパワー成分との関係を表す模式図である。 実施例1の測色器の構成を示すブロック図である。 実施例1の修復印刷処理の動作を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の実施例に示す構成は一例に過ぎず、本発明は下記の構成に限定されるものではない。
実施例1では色材としてインクを用いた例について説明するが、色材はインクに限られるものでなく、トナーなど他の色材でもよい。
<システムの構成>
図1は、本実施例1に係る画像処理装置101を備えるシステムの構成を示したブロック図である。
まず、画像処理装置101の機能構成について説明する。出力部102は、画像データ及び表示部116にユーザーインターフェイス(UI)画面を表示するための表示データなどの各種データを出力する。入力部103は、画像処理装置101の外部から各種データを入力する。例えば、正反射光測色部111、拡散光測色部112で測定された色データなどを入力する。傷判定部104は、正反射光と拡散光の測定データから、印刷媒体に印刷された画像(印刷物)上に傷があるかどうかを判定する。方向判定部105は、画像上における傷の領域(以降、単に傷とも呼ぶ)と傷の周辺領域とからなる傷周辺の拡散光の測定データから、傷の方向を判定する。インク量推定部106は、正反射光と拡散光の測定データから、傷の修復に必要なインク量を推定する。傷修復画像データ生成部107は、傷を修復する印刷を行うのに必要な色材量データを含む画像データを生成する。インク特性記憶部108は、あらかじめ測定しておいたインク量毎の正反射光測定データ及び拡散光測定データを記憶する。測定データ記憶部109は、傷判定部104で傷と判定された傷の位置と測色結果とを対応付けて記憶する。UI部110は、UI画面などの表示データを介して、ユーザーからの指示を入力するユーザーインターフェイスを制御する。
次に、画像処理装置101に接続する各部について説明する。正反射光測色部111は印刷物の正反射光を、拡散光測色部112は印刷物の拡散光を測定する。ここで、図8に正反射光測色部111及び拡散光測色部112の構成を示す。光源801は印刷物に光を照射する。正反射光測色部111は光源801に対して正反射の角度に位置する。拡散光測色部112は、光源801に対して正反射の角度以外に位置する。ここで、各測色部は、光電変換素子によって光のセンサへの照射量を読み取るものであり、例えば、印刷媒体上の画像を光学的に読み取る分光放射輝度計、スキャナ、CCDカメラ等の画像入力装置によって実現される。測色位置制御部113は、正反射光測色部111及び拡散光測色部112の各測色部の位置を所望の位置に移動させる制御部である。例えば、各測色部は印刷面に対して縦横方向に動くステージ上に取り付けられており、縦横方向の2軸への移動は、各軸にリニアエンコーダーを備えることで、位置移動を高精度に制御する。また、各測色部の位置制御は画像出力機器115に備えている印刷ヘッド部(図示しない)の位置も合わせて把握しており、例えば印刷ヘッド部の相対位置を記憶している。外部記憶装置114は、ハードディスクやCD−ROM等の大容量記憶装置である。画像出力機器115は、例えばインクジェットプリンタなどの印刷機器である。表示部116は、画像処理装置101から出力された画像データやUI画面データを表示する。ネットワーク117は、インターネット等のネットワークである。
なお、正反射光測色部111と拡散光測色部112は、1つの測定装置がそれぞれの測色部を備える構成としてもよい。
<ハードウェアの構成>
図2は、本実施例1に係る画像処理装置1のハードウェア構成を示したブロック図である。
CPU201は、RAM202及びROM203に記憶されたプログラムに従って画像処理装置1全体の動作を制御する。RAM202は、CPU201のメインメモリとして使用され、CPU201により実行されるプログラムがロードされる。またこのRAM202は、CPU201による制御動作時に各種データを一時的に保存するワークエリアを提供する。ROM203は、ブートプログラムや各種データを不揮発に記憶する。入力装置205は、キーボード、マウス等のポインティングデバイスを有し、ユーザーの操作(ユーザー指示)による各種データやコマンドの入力に使用される。表示部204は、CRTや液晶などの表示ユニットを有し、処理対象のデータやUI画面等の表示に使用される。外部記憶装置(HD)206は大容量の記憶装置であり、ここにはOS、各種アプリケーションプログラムやプリンタドライバ、及びデータなどが予めインストールされている。そして、そのプログラムの起動が指示されると、プログラムはRAM202にロードされて実行される。ネットワークインターフェース207は、LAN等のネットワークとのインタフェースを制御している。入出力ポート208は、例えばUSBやIEEE1394などのインタフェースで、図1に示す外部機器111,112,114や外部装置などと接続している。
なお、図1に示す画像処理装置1の各機能は、本実施例においては、CPU201とその制御プログラムにより達成されるが、これら機能を実現するための専用ハードウェアがそれぞれに設けられてもよい。また図1における記憶部108、109は、ROM203又はHD206に設けられているが、固定データの記憶部はROM203に設けられてもよい。
<UI>
図3は、UI部110によって表示部116に表示された傷修復を行うためのUI画面の一例を示す図である。以下、ユーザーが印刷サンプルの傷の修復印刷を行う操作について説明する。ユーザーは、図3に示す傷修復設定画面301において、傷検出ボタン302を押下する。プレビュー画面303に画像の全体像と検知された傷の箇所304が表示される。傷修復印刷ボタン305を押すとプリンタドライバによる印刷設定画面が開き、修復印刷処理が開始される。
<全体の処理動作>
図4は、本実施例における修復印刷処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS401において、正反射光測色部111は、印刷サンプルの正反射光の色を測定する。測色値の形式は、RGB、XYZ、L*a*b*、分光反射率など色情報を識別できるものであれば任意の形式で構わない。本実施形態ではL*a*b*が得られるとする。色情報を測定する場所は、傷を検出するために、印刷物上の複数の場所(領域)において行われる必要がある。測定データは印刷物上での測定値の変化が分かるよう、連続した二次元のデータであるとする。なお、本実施例における処理単位は画素であるが、これに限られるものではなく、所定画素数からなるブロックを単位としてもよい。
次にステップS402において、拡散光測色部112は、印刷サンプルの拡散光の色を測定する。測定値の形式は、ステップS401と同様に任意の形式で構わない。なお、ステップS401とステップS402とは予め行われていてもよく、その場合は、予め測定された測定データを取得する。
次にステップS403において、傷判定部104は、画像上の任意の領域が傷領域であるか否かを判定する。顔料インクで出力された印刷物の場合、傷が生じた箇所は、顔料の色材が削り取られる。色材が削り取られた箇所は傷の周辺に比べて表面形状が変化し、正反射光又は拡散光の測色値が変化する。そこで、傷の領域と傷の周辺領域それぞれにおける正反射光及び拡散光の測色値の変化量に対して、ある閾値によって変化量の大小関係を比較し、比較した結果から、傷が生じた箇所であるか否かの判定を行う。傷と判定されなければ処理は終了である。傷と判定された場合は、次のステップS404に進む。具体例として、色材インクとクリアインクを用いた印刷物の傷検出方法について以下で説明する。
次にステップS404において、傷判定部104は、ステップS403で傷と判定された印刷物上の位置を記憶する。傷の位置情報は、例えば、測色データを縦・横の2次元の位置座標として、測定データ記憶部109に記憶する。また、ここで、傷の位置(箇所)を画像データ上に表示し、ユーザーに報知してもよい。これにより、ユーザーは報知された傷が修正したいものであるか否かを判定することができるようになる。
次にステップS405において、インク量推定部106は、正反射光と拡散光の測色値と、あらかじめインク特性記憶部108に記憶しておいたインク特性データから傷修復前のインク量を推定する。図6に、インク特性記憶部108に記憶しておくインク特性データを示す。図6は、プリンタ入力する入力色データであるRGB入力信号値とCMYKのインク値、そして該インク値における正反射光と拡散光の測色データとの対応関係を保持する対応表(テーブル)である。図6において、入力信号値とインク値は0−255の8ビットで記憶しており、正反射光データ、拡散光データは0.00−100.00の少数で記憶している。インク特性記憶部108に記憶された、ステップS401およびS402で測定した測色データから正反射光データと拡散光データとが近いインク値を複数個探索する。そして、探索した複数のインク値の線形補間処理によって、傷修復前の傷領域におけるインク値Cを推定する。推定処理の詳細については後述する。なお、本実施例ではCMYKインクを例に説明したが、これに限られず、他の色材色の有色色材(カラーインク)や無色色材(クリアインク)などを含んでいても構わない。
次にステップS406において、インク量推定部106は、傷修復後のインク量Cを推定する。傷修復後のインク量の推定方法の詳細については後述する。
次にステップS407において、インク量推定部106は、傷修復に必要なインク量を計算する。傷領域における現状のインク量と本来傷の無い状態で印刷されているべきインク量とから、修復に必要となるインク量を生成する。修復前の傷の箇所のインク量をC、傷修復後の推定インク量をCとすると傷修復に必要なインク量は、(傷修復のインク量)=(傷部の修復後の推定インク量)−(傷部の修復前のインク量)となり、下記で表される。
ΔC=C−C
ΔM=M−M
ΔY=Y−Y
ΔK=K−K 式(1)
次にステップS408において、傷修復画像データ生成部107は、修復データを生成する。ステップS407で生成した、各インクに対する修復量ΔC、ΔM、ΔY、ΔKに基づいて、修復画像データを生成する。本実施例では修復画像データは8ビットのCMYKデータである。
次にステップS409において、傷修復画像データ生成部107は、画像ステップS408で生成した修復画像データを、出力部102を介して画像出力機器115に出力し、画像出力機器115により印刷が行われる。ステップS409の詳細な動作については後述する。ステップS408で作成された修復画像データは、図示しないが周知の手法により、例えばプリンタドライバにおいてガンマ修復処理及びハーフトーン処理が行われる。そして、プリンタにおいてドットを打つか打たないかのドット配置パターンである1ビットCMYKデータに変換されて、修復の印刷が行われる。
<クリアインクと色材インクで構成される印刷物の傷検出の動作>
ステップS403における、傷判定部104が行う傷判定処理の詳細な動作について、クリアインクと色材インクを含む場合を例に説明する。
一般的に、クリアインクは色材を含まないインクのことであり、印刷媒体における光沢感や質感を制御するのに用いられる。クリアインクは光沢に大きく影響を及ぼすため、クリアインクが剥がれた場合、傷の周辺領域と比較して傷領域の拡散光の変化は小さく、正反射光の変化は大きい。一方で、色材インクが剥がれた場合は、記録媒体における色材量が変化するため、傷の周辺領域と比較して傷領域の拡散光の変化が大きく、正反射光の変化は小さい。そして、光沢インクと色材インクの両方が剥がれた場合は、傷の周辺領域と比べて傷領域における正反射光と拡散光の両方の変化が大きくなる。これらの特性を利用すれば傷の検知を行うことができる。
傷の判定方法の動作について図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1101において、正反射光の、画像上における2次元の測定データについて、着目領域(位置)での測定値と周辺領域(位置)での測定値との差分をとり、両位置における変化量を計算する。
同様に、ステップS1102において、拡散光の、画像上における2次元の測定データについて、着目位置での測定値と周辺位置での測定値との差分をとり、両位置における変化量を計算する。
次に、ステップS1103において、ステップS1101で求めた正反射光の変化が予め定められた所定の閾値以上かどうかを判定する。
ステップS1103において閾値以上と判定された場合は、ステップS1104において、ステップS1102で求めた拡散光の変化が予め定められた所定の閾値以上かどうかを判定する。閾値以上であれば、S1109において、クリアインクと色材インク両方に対する傷であると判定する。また、閾値より小さければ、S1108において、クリアインクの傷であると判定する。
また、ステップS1103において、ステップS1101で求めた正反射光の変化が閾値より下と判定された場合は、ステップS1105において、ステップS1102で求めた拡散光の変化が予め定められた所定の閾値以上かどうかを判定する。閾値以上であれば、ステップS1107において色材インクの傷であると判定する。閾値より下であれば、ステップS1106において傷ではないと判定し、補正の必要はなくなる。
以上でステップS403の傷判定の動作は終了である。
<傷修復後のインク量推定の動作>
ステップS406における、方向判定部105が行う傷修復後のインク量の推定について図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップS601において、ステップS402で測定した拡散光の測定データに対して2次元フーリエ変換を行う。
ここで、k:x方向周波数、l:y方向周波数、M:x方向要素数、N:y方向要素数である。
次に、ステップS602において、パワー成分を算出し画像方向を特定する。ここでパワー成分は下記の式により算出する。
式(3)のパワー成分が大きいk、lの値から拡散光の測定データ上にもっとも多く含まれる画像方向を決定する。ここで、パワー成分と画像方向の関係について図8を用いて説明する。図8には、実画像とフーリエ変換後のパワー成分を示しており、白い部分で示した領域ほどパワー成分が強いことを表す。図8(a)のように、パワー成分のl軸上の成分が多い場合は、画像上ではx軸に平行な周期成分を多く含む。また、図8(b)のように、パワー成分のk軸上の成分が多い場合は、y軸上に平行な周期成分を多く含む。一般的に、実空間上における画像方向(画像に含まれる線とx軸のなす角度)を表す角度θは、最もパワー成分が多いk、lを用いて式(4)のように表される。
次に、ステップS603において、ステップS403において検出した傷領域に対してθ方向に、傷領域の周辺領域の拡散光、正反射光の測定データを補間する。例えば、横方向の画像成分を多く含む場合は、横方向の測定データを用いて補間する。
次に、ステップS604において、インク特性データに基づいて、ステップS603の補間処理によって算出した正反射光、拡散光の値からインク量を推定する。
以上でステップS406の処理を終了する。
なお、方向判定部における方向を判定するための方法は、2次元フーリエ変換以外の方法を用いても構わない。例えば、傷周辺の拡散光データに対して、複数方向の差分量を計算し、最も差分量が小さい方向を画像方向としてもよい。
<傷修復印刷の動作>
ステップS409の修復画像データを用いた印刷処理の動作の詳細について、図10のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1001において、測定データ記憶部109から傷領域の修正位置に対する印字における位置とその周辺領域に対する位置とのそれぞれについて、ステップS401、S402で測定した測定データを取得する。
次に、ステップS1002において、ステップS1001で取得した修正位置に測色位置制御部113を介して印刷ヘッドを移動する。
次に、ステップS1003において、ステップS1002で印刷ヘッドを移動した位置において、正反射光、拡散光の測色を行う。
次に、ステップS1004において、ステップS1003で測色した結果とステップS401、S402で測定した結果が一致するか否かの判定を行う。判定の結果が一致すれば、ステップS1005に進む。また、一致しないと判定された場合は、ステップS1006に進む。
ステップS1005において、ステップS408で作成された修正データの印字処理を行う。
ステップS1006において、ステップS1004で測色した位置がずれていると考えられるため、位置ずれ量を特定可能かどうか判断する。具体的には、ステップS1003で測色した結果が、ステップS1001で取得した周辺領域に対する位置において、ステップS1001において取得した測定データに含まれるか否かを判断する。そして、含まれないと判断した位置と、含まれると判断した結果の位置との距離から位置ずれ量を算出する。位置ずれ量を求めたら、ステップS1007に進む。
ステップS1007において、ステップS1006で求めたずれ量に応じて修正画像の位置データを移動する。
また、ステップS1006で位置ずれ量が特定できないと判断された場合は、ステップS1008に進み、現在の測色位置を変更し、S1003に戻る。
以上により、傷修復印刷の動作が終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、正反射光と拡散光のデータから傷の修復に必要なデータを予測し、同じ印刷サンプルに対して傷領域を再度印刷することによって、傷領域の画像劣化を補正することが可能となる。
なお、上記実施例では印刷物に生じた傷について説明しているが、インクの色材量の変化であれば、傷以外であっても検知・修正できる。例えば、インクジェットプリントにおけるインク滴の不吐によって、印刷媒体上にインクが打たれる箇所と打たれない箇所が混在し、所謂印刷すじや印刷むらが生じる。このような印刷すじや印刷むらに対しても本実施形態が適用できる。
<他の実施例>
上記実施例は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、アプリケーションソフトウェア等)から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明は、上述した実施例の機能(例えば、上記のフローチャートにより示される工程)を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても実現できる。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が、コンピュータが読み取り可能に記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することにより、上述した実施例の機能を実現する。

Claims (10)

  1. 印刷媒体に印刷された画像上における傷の領域と該傷の領域の周辺領域とを含む複数の領域それぞれの正反射光及び拡散光を取得する反射光取得手段と、
    前記傷の領域と前記周辺領域とにおける前記正反射光と前記拡散光との関係に基づき、前記傷の領域であるか否かを判定する判定手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記領域は、前記画像の画素であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記関係は、前記傷の領域と前記周辺領域とにおける前記正反射光の変化と、前記傷の領域と前記周辺領域とにおける前記拡散光の変化との関係であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記拡散光の変化により、前記領域における有色色材に対する傷であると判定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記正反射光の変化が所定の値より大きく、かつ、前記拡散光の変化が所定の値より大きい場合は前記領域における無色色材に対する傷であると判定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像上において前記傷の領域と判定された箇所を記憶する記憶手段と、前記記憶された箇所を報知する報知手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像処理装置。
  7. 画像データの入力色データと、該入力色データに対応する色材量データと、該色材量データに対応する前記正反射光及び前記拡散光との対応関係を保持する保持手段と、
    前記画像の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記判定手段による判定結果と、
    前記判定手段により判定された傷の領域の方向を判定する方向判定手段と、
    前記方向判定手段による判定の結果と前記対応関係と前記画像データ取得手段により取得された画像データとに基づき、前記傷を修復した場合の色材量データを推定する推定手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記推定手段により推定された色材量データと前記対応関係と前記画像データ取得手段により取得された画像データとに基づき、前記傷を修復するために必要な色材量データを算出する算出手段を更に有することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. コンピュータを、請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載された画像処理装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 印刷媒体に印刷された画像上における傷の領域と該傷の領域の周辺領域とを含む複数の領域それぞれの正反射光及び拡散光を取得する反射光取得手段と、
    前記傷の領域と前記周辺領域とにおける前記正反射光と前記拡散光との関係に基づき、前記傷の領域であるか否かを判定する判定手段と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
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