JP5699018B2 - シード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子の製造方法および複合樹脂粒子の製造方法 - Google Patents
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Description
前記押出物が、押出孔1つ当たり4〜8kg/mm 2 ・時間の押出速度で押出されることを特徴とするシード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子の製造方法が提供される。
従って、本発明によれば、微粒子と凝集粒子の含有量の少ない複合樹脂粒子を得ることができるシード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子の簡便な製造方法を提供することができる。
以下、本発明のシード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子および複合樹脂粒子の製造方法、シード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子、複合樹脂粒子、発泡性複合樹脂粒子、予備発泡粒子ならびに発泡成形体について詳説する。
(1)ポリプロピレン系樹脂を少なくとも含む樹脂組成物を230〜280℃の溶融混練温度で押出し、得られた押出物を50〜70℃の水流温度の水流中で切断する押出工程(シード粒子の製造工程)を含む製造方法によって得ることができる。
(2)前記シード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子にスチレン系単量体を含浸、重合させるシード重合工程(複合樹脂粒子の製造工程)を含む製造方法によって得ることができる。
(3)発泡剤を複合樹脂粒子に含浸させる含浸工程(発泡性複合樹脂粒子の製造工程)と、
(4)発泡性複合樹脂粒子を予備発泡させる予備発泡工程(予備発泡粒子の製造工程)と、
(5)予備発泡粒子を発泡成形する発泡成形工程(発泡成形体の製造工程)とを含む製造方法によって得ることができる。
本発明において、シード粒子とは、シード重合を行う際に単量体成分を含浸させる樹脂粒子、いわゆる種粒子を意味する。
シクロペンテン、ノルボルネン、テトラシクロ[6,2,11,8,13,6]−4−ドデセンなどの環状オレフィン;
5−メチレン−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、メチル−1,4−ヘキサジエン、7−メチル−1,6−オクタジエンなどのジエン;
塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、無水マレイン酸、スチレン、メチルスチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼンなどのビニル単量体などが挙げられ、これらを1種または2種以上使用することができる。
有機系顔料としては、アゾ系、フタロシアニン系、スレン系、キクナドリン系、ジオキサジン系およびイソインドリン系の顔料を挙げることができる。
無機系顔料としては、カーボンブラック、酸化鉄、酸化チタン、酸化クロムおよびウルトラマリンの顔料を挙げることができる。
本発明のシード粒子はポリプロピレン系樹脂を少なくとも含む樹脂組成物を230〜280℃の溶融混練温度で押出し、得られた押出物を50〜70℃の水流温度の水流中で切断することによって得ることができる。
(a)ポリプロピレン系樹脂を少なくとも含む樹脂組成物を混練機中、所定の温度で溶融混練することによって流動性を有する溶融混練物を得る工程aと、
(b)溶融混練物を230〜280℃の溶融混練温度で混練機の先端に備えた金型から押出すことによって押出物を得る工程bと、
(c)押出物を50〜70℃の水流温度の水流中で冷却し、水中カット方式により切断する工程cとを含む製造方法によって得ることができる。
本発明においては、ポリプロピレン系樹脂を少なくとも含む樹脂組成物を混練機中、所定の溶融混練温度で溶融混練することによって流動性を有する溶融混練物を得ることができる。
本発明においては、溶融混練物を230〜280℃の溶融混練温度で混練機の先端に備えた金型の押出孔から押出すことによって押出物を得ることができる。
本発明においては、押出後、得られた押出物を50〜70℃の水流温度の水流中で冷却し、水中カット方式により切断することによってシード粒子を得ることができる。
本発明において、複合樹脂粒子とは、複数種の樹脂成分を含む樹脂粒子、具体的には、樹脂成分としてポリプロピレン系樹脂とポリスチレン系樹脂とを含む樹脂粒子を意味する。
本発明の複合樹脂粒子はポリプロピレン系樹脂を含むシード粒子にスチレン系単量体を含浸、重合させるシード重合を用いることによって得ることができる。
以下に一例を挙げて本発明の複合樹脂粒子の製造方法を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(A)分散剤を含む水性懸濁液中に、界面活性剤の存在下、ポリプロピレン系樹脂のシード粒子と、第1のスチレン系単量体と、第1の重合開始剤とを分散させる工程Aと、
(B)得られた分散液を第1のスチレン系単量体が実質的に重合しない温度に加熱して第1のスチレン系単量体をシード粒子に含浸させる工程Bと、
(C)ポリプロピレン系樹脂の融点をT℃としたとき、(T−10)℃〜(T+20)℃の温度で、第1のスチレン系単量体の第1の重合を行って第1の粒子を得る工程Cと、
(D)第2のスチレン系単量体と第2の重合開始剤とをさらに加え、かつ、(T−25)℃〜(T+10)℃の温度とすることにより、第1の粒子への第2のスチレン系単量体の含浸および第2の重合を行って樹脂粒子を得る工程Dを経るシード重合工程(但し、第1のスチレン系単量体と第2のスチレン系単量体との合計量は、ポリプロピレン系樹脂100質量部に対して、好ましくは100〜400質量部、より好ましくは125〜240質量部である)を含む製造方法を用いることにより得ることができる。
本発明の工程Aは、分散剤を含む水性懸濁液中に、界面活性剤の存在下、ポリプロピレン系樹脂のシード粒子と、第1のスチレン系単量体と、第1の重合開始剤とを分散させる工程である。
ピロリン酸マグネシウム、ピロリン酸カルシウム、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウムおよび酸化マグネシウムのような無機系分散剤を挙げることができる。この内、より安定な水性懸濁液を得ることができる場合があるため、無機系分散剤が好ましく、ピロリン酸マグネシウムがより好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミンおよびグリセリン脂肪酸エステルのようなノニオン性界面活性剤;
ラウリルジメチルアミンオキサイドのような両性界面活性剤;ならびに
脂肪族第四級アンモニウム塩のようなカチオン性界面活性剤等を挙げることができる。
本発明の工程Bは、得られた分散液を第1のスチレン系単量体が実質的に重合しない温度に加熱して第1のスチレン系単量体をシード粒子に含浸させる工程である。
本発明の工程Cは、ポリプロピレン系樹脂の融点をT℃としたとき、(T−10)℃〜(T+20)℃の温度で、第1のスチレン系単量体の第1の重合を行って第1の粒子を得る工程である。また、本発明の工程Dは、工程Cに続いて、第2のスチレン系単量体と第2の重合開始剤とをさらに加え、かつ、(T−25)℃〜(T+10)℃の温度とすることにより、第1の粒子への第2のスチレン系単量体の含浸および第2の重合を行って樹脂粒子を得る工程である。
本発明において、発泡性複合樹脂粒子とは、複合樹脂粒子に所定の割合で発泡剤を含浸させた加熱発泡性能を有する樹脂粒子を意味する。
本発明の発泡性複合樹脂粒子は発泡剤を複合樹脂粒子に含浸させることによって得ることができる。
例えば、V型、C型あるいはDC型等の回転混合機であって、密閉耐圧の容器に複合樹脂粒子を入れて流動させ、次いで発泡剤を導入することで複合樹脂粒子に発泡剤を含浸させる方法、および
攪拌機付密閉耐圧容器内で複合樹脂粒子を水性媒体に懸濁させ、次いで発泡剤を導入し、複合樹脂粒子に発泡剤を含浸させる方法を挙げることができる。
本発明の予備発泡粒子は発泡性複合樹脂粒子を予備発泡させることによって得ることができる。また、本発明において、予備発泡粒子とは、発泡性複合樹脂粒子を所定の嵩倍数まで加熱発泡させた樹脂粒子を意味する。
本発明の発泡成形体は予備発泡粒子を熱融着させ、次いで成形することにより得ることができる。また、本発明において、発泡成形体とは、予備発泡粒子を熱融着させることにより得られる樹脂成形体を意味する。
測定に使用したGPC装置は、東ソー社製HLC−8121GPC/HTであり、カラムとして東ソー社製TSKgel GMHhr−H(20)HTを用い、カラム温度を140℃に設定し、溶離液として1,2,4−トリクロロベンゼンを用いる。測定試料は、1.0mg/mLの濃度に調整し、GPC装置への注入量を0.3mLとする。各分子量の検量線は、分子量既知のポリエチレン試料を用いて校正する。数平均分子量(Mn)は、直鎖状ポリエチレン換算値として求める。
JIS K7122:1987「プラスチックの転移熱測定方法」記載の方法により測定する。即ち、示差走査熱量計装置DSC220型(セイコー電子工業社製)を用い、測定容器に試料を7mg充填して、窒素ガス流量30mL/分のもと、室温から220℃の間で10℃/分の昇・降温スピードにより昇温、降温、昇温を繰り返し、2回目の昇温時のDSC曲線の融解ピーク温度を融点とする。また、融解ピークが2つ以上ある場合は、低い側のピーク温度を融点とする。
MFRは、JIS K7210:1999に準拠して、230℃、2.16kg荷重で測定する。測定装置および測定条件を下記する。
測定温度:230℃
測定荷重:2.16kg
オリフィス径:2.09mm
ポリプロピレン系樹脂5gを予め230℃に予熱したメルトインデクサー内に入れ、4分間放置する。次に2.16kgの重りをピストンに載せ、オリフィス径2.09mmよりポリプロピレン系樹脂を押出し測定する。
試料の平均粒子径は、これら粒子の粒子径の平均をとることにより算出する。即ち、本発明において、平均粒子径とは、体積平均粒子径を意味する。なお、試料の平均粒子径は、例えば、べックマンコールター株式会社から製品名「コールターマルチサイザーII」として市販されている測定装置を用いて測定することができる。
シード粒子の凝集粒子量を、シード粒子1gから2個以上のシード粒子が付着した重合した凝集粒子を取り出し凝集粒子の重量を計量し、シード粒子100質量部に対する質量部として求める。
(1)凝集粒子量がシード粒子100質量部に対して4質量部以下の場合・・・・・合格(○)
(2)凝集粒子量がシード粒子100質量部に対して4質量部より多いの場合・・・不合格(×)
と判定する。
シード粒子の微粒子量を、シード粒子25gを計量し、JIS Z 8801篩網を順番に並べ、サンプルを入れ、篩網を篩網振騰機にセットし、8分間振騰させ、篩網の目開きで0.25mm以下のシード粒子の質量を計量し、シード粒子100質量部に対する質量部として求める。
(1)微粒子量がシード粒子100質量部に対して1質量部以下の場合・・・・・合格(○)
(2)微粒子量がシード粒子100質量部に対して1質量部より多いの場合・・・不合格(×)
と判定する。
複合樹脂粒子の凝集粒子量を、複合樹脂粒子1gから2個以上の複合樹脂粒子が付着した重合した凝集粒子を取り出し凝集粒子の重量を計量し、複合樹脂粒子100質量部に対する質量部として求める。
(1)凝集粒子量が複合樹脂粒子100質量部に対して5質量部以下の場合・・・・・合格(○)
(2)凝集粒子量が複合樹脂粒子100質量部に対して5質量部より多いの場合・・・不合格(×)
と判定する。
複合樹脂粒子の微粒子量を、複合樹脂粒子25gを計量し、JIS Z 8801篩網を順番に並べ、サンプルを入れ、篩網を篩網振騰機にセットし、8分間振騰させ、篩網の目開きで0.5mm以下の複合樹脂粒子の質量を計量し、複合樹脂粒子100質量部に対する質量部として求める。
(1)微粒子量が複合樹脂粒子100質量部に対して1質量部以下の場合・・・・・合格(○)
(2)微粒子量が複合樹脂粒子100質量部に対して1質量部より多いの場合・・・不合格(×)
と判定する。
発泡性複合樹脂粒子を5〜20mg精秤し、測定試料とする。この測定試料を180〜200℃に保持された熱分解炉(島津製作所社製:PYR−1A)にセットし、測定試料を密閉後、120秒間に亘って加熱して発泡剤成分を放出させる。この放出された発泡剤成分をガスクロマトグラフ(島津製作所社製:GC−14B、検出器:FID)を用いて下記条件にて発泡剤成分のチャートを得る。予め測定しておいた発泡剤成分の検量線に基づいて、得られたチャートから発泡性複合樹脂粒子中の発泡剤含有量(質量部)を算出する。
カラム:信和化工社製「Shimalite 60/80 NAW」(φ3mm×3m)カラム温度:70℃
検出器温度:110℃
注入口温度:110℃
キャリアーガス:窒素
キャリアーガス流量:60mL/分
予め水を使用して内容積AmLを実測した約5000mLのポリ容器を準備する。小数以下2位まで秤量できる電子天秤にてポリ容器を載せてゼロ点補正する。ポリ容器に予備発泡粒子を充填し丸棒等で擦切る。発泡粒子を充填したポリ容器の底から丸棒等で20秒振動させる。振動により沈んだポリ容器の上部空間に予備発泡粒子を充填し、再度擦切る。再度、電子天秤にポリ容器を載せて発泡粒子の重量Bを測定する。内容積AmLと重量Bgとから次式により倍数を求める。
倍数(倍)=AmL/Bg
発泡成形体(成形後、50℃で4時間以上乾燥させたもの)から切り出した試験片(例75×300×35mm)の重量(a)と体積(b)をそれぞれ有効数字3桁以上になるように測定し、式(a)/(b)により発泡成形体の密度(g/cm3)を求める。なお、倍数は密度の逆数、すなわち式(b)/(a)とする。
嵩倍数が30±1.0倍の予備発泡粒子を用いて、100×50×20mmの発泡成形体を型内成形する。その発泡成形体を50℃×4時間、乾燥させて、発泡成形体の重量を100個測定する。
製品効率は、下記の式より計算する。
製品効率(%)=(発泡成形体の倍数が30±2.0倍の製品個数)/100個×100
(1)製品効率が95%以上の場合・・・合格(○)
(2)製品効率が95%未満の場合・・不合格(×)
と判定する。
ポリプロピレン系樹脂(プライムポリマー社製、製品名「F−744NP」、融点:140℃、プロピレン単位:96質量%)を押出機(TUNG TAI MACHINE WORKS社製、製品名「SEG−09030」に供給して、溶融混練温度:235℃、水流温度:60℃、押出孔1つ当たりの押出速度:5kg/mm2・時で溶融混練して水中カットにより造粒ペレット化して、ポリプロピレン系樹脂粒子(シード粒子)を得た。
この懸濁液中に、重合開始剤であるジクミルパーオキサイド14gを溶解させたスチレン単量体6.8kgを30分で滴下した。滴下後30分保持し、ポリプロピレン系樹脂粒子にスチレン単量体を吸収させた。
反応系の温度をポリプロピレン系樹脂粒子の融点よりも5℃低い135℃に昇温して2時間保持し、スチレン単量体をポリプロピレン系樹脂粒子中で重合(第1重合段階)させた。
取り出し後の複合樹脂粒子15kgを内容積50Lの耐圧回転混合機に投入し、回転させ、発泡剤としてブタン2.4kgを耐圧回転混合機に注入した。注入後、70℃に昇温し、4時間攪拌を続けた。
その後、常温まで冷却して50L耐圧回転混合機から取り出し、発泡性複合樹脂粒子を得た。
次に、得られた発泡性複合樹脂粒子を嵩倍数30±1.0倍に予備発泡させ、予備発泡粒子を得た。
実施例1より、溶融混練温度を235℃から250℃に変更した。
それ以外は、実施例1と同様にした。
実施例1より、溶融混練温度を235℃から265℃に変更した。また、ファーネスブラック(カーボンブラック)を5質量%含有するポリプロピレン系樹脂粒子を次のようにして作製した。ポリプロピレン系樹脂(プライムポリマー社製、製品名「F−744NP」、融点:140℃、プロピレン単位:96質量%)26.7kgと、ファーネスブラック45質量%含有マスターバッチ(大日精化工業社製、製品名「PP−RM10H381」)3.34kgとを混合し、この混合物を押出機に供給して溶融混練温度:265℃、水流温度:60℃、押出孔1つ当たりの押出速度:5kg/mm2・時で溶融混練して水中カットにより造粒ペレット化して、カーボンブラック含有ポリプロピレン系樹脂粒子を得た。
それ以外は、実施例1と同様にした。
実施例1と同様に、ポリプロピレン系樹脂(プライムポリマー社製、製品名「F−744NP」、融点:140℃、プロピレン単位:96質量%)を押出機に供給して、溶融混練温度:250℃、水流温度:50℃、押出孔1つ当たりの押出速度:6kg/mm2・時で溶融混練して水中カットにより造粒ペレット化して、ポリプロピレン系樹脂粒子を得た。
この懸濁液中に、重合開始剤であるジクミルパーオキサイド10.2gを溶解させたスチレン単量体5.1kgを30分で滴下した。滴下後30分保持し、ポリプロピレン系樹脂粒子にスチレン単量体を吸収させた。
反応系の温度をポリプロピレン系樹脂粒子の融点よりも5℃低い135℃に昇温して2時間保持し、スチレン単量体をポリプロピレン系樹脂粒子中で重合(第1重合段階)させた。
取り出し後の複合樹脂粒子15kgを内容積50Lの耐圧回転混合機に投入し、回転させ、発泡剤としてブタン2.4kgを耐圧回転混合機に注入した。注入後、70℃に昇温し、4時間攪拌を続けた。
その後、常温まで冷却して50L耐圧回転混合機から取り出し、発泡性複合樹脂粒子を得た。
次に、得られた発泡性複合樹脂粒子を嵩倍数30±1.0倍に予備発泡させ、予備発泡粒子を得た。
実施例4より、水流温度を60℃から70℃に変更した。
それ以外は、実施例4と同様にした。
実施例1より、溶融混練温度を235℃から250℃に、水流温度を60℃から40℃に変更した。
この条件では、所望のポリプロピレン系樹脂粒子が得られなかった。
実施例1より、溶融混練温度を235℃から250℃に、水流温度を60℃から80℃に変更した。
それ以外は、実施例1と同様にした。
凝集粒子が多かったため、微粒子については評価を中止した。
実施例1より、溶融混練温度を235℃から290℃に変更した。
それ以外は、実施例1と同様にした。
実施例1より、溶融混練温度を235℃から220℃に変更した。
それ以外は、実施例1と同様にした。
Claims (3)
- ポリプロピレン系樹脂を少なくとも含む樹脂組成物を230〜280℃の溶融混練温度で押出し、得られた押出物を50〜70℃の水流温度の水流中で切断することによってポリプロピレン系樹脂粒子を製造することからなり、
前記押出物が、押出孔1つ当たり4〜8kg/mm 2 ・時間の押出速度で押出されることを特徴とするシード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子の製造方法。 - 前記樹脂組成物が、前記樹脂組成物100質量部に対してカーボンブラックを2〜10質量部の割合で含む請求項1に記載のシード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子の製造方法。
- 請求項1または2に記載の製造方法によって得られるシード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子を得た後、前記シード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子にスチレン系単量体を含浸、重合させることによって複合樹脂粒子を製造する複合樹脂粒子の製造方法。
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