JP5697878B2 - スプール搬送具 - Google Patents

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本発明は、スプール搬送具(以下、単に「搬送具」とも称する)に関し、詳しくは、スチールワイヤが巻回されたスプールを保持して搬送するために用いられるスプール搬送具に関する。
一般に、タイヤ等の補強部材としてのスチールコードは、目的の線径まで伸線されたスチールワイヤを、撚り線機において所望の撚り構造に撚り合わせることにより製造される。この際、伸線されたスチールワイヤは、スプールに巻回された状態で撚り線機に仕掛けられ、撚り線に供される。しかし、スチールワイヤが巻回されたスプールは高重量であるため、人手による搬送作業は、困難であることに加え、労働安全上好ましくない。そのため従来、スプールの撚り線機への搬送は、ベルトスリングを用いてチェーンブロックで吊り上げることにより行われていた。
円環状部材の搬送具に係る技術としては、例えば、特許文献1に、ベルトスリングを使用して被吊上物をチョーク吊りする際に使用するスリング用フックであって、略コ字形のフック本体とその開放端の脚部間に開閉自在に差渡されスリングの一端吊り手部を係合するフックピンとを備え、フックピンを閉姿勢で本体に係止する抜け止め手段を設けたものが開示されている。また、特許文献2には、本体のガイド溝の一端側に垂設した固定挟持プレートと、ガイド溝に嵌装してスライドされ他端側から垂下して固定挟持プレートに対し進退する移動挟持プレートと、本体上に突設したガイド部材にガイドされて上下動する吊り枠と、本体の他端部に枢着し吊り枠と移動挟持プレートの間に連設して吊り枠の上下動で移動挟持プレートを進退する連動機構と、移動挟持プレートのスライド部と本体の間に配設しプレート開に保持するロック機構を具備するボビン等の吊り具が開示されている。
さらに、特許文献3には、下方に開放するコの字形、或いは、ハの字形のメインフレームの両方の下端部に夫々揺動可能に設けたグリップアームと、メインフレーム上端部にグリップアームの夫々と動力伝達手段により連結された一対のスイングアームと、一対のスイングアームの各他端部を揺動可能に連結した昇降フックとを設け、昇降フックのメインフレームに対する昇降運動により動力伝達手段を介してグリップアームの揺動運動を達成させるように構成し、揺動する一対のグリップアームにより被搬送物を吊り上げる吊り具が開示されている。
実用新案第3008102号公報(実用新案登録請求の範囲等) 特開平7‐324290号公報(特許請求の範囲等) 特開2005‐119767号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、スプールを、従来のベルトスリングを用いてチョーク吊りして撚り線機に搬送する場合には、ベルトをその都度チェーンブロックのフックから外さなければならず、作業性が悪いという問題があった。また、特許文献1〜3に挙げられているような技術もあるが、スプールをアームやプレート等の金具で挟み込むような装置では狭い撚り機の中に入れることができず、いずれにしても、スプールを撚り線機内に搬送する用途に用いるには十分なものではなかった。
そこで本発明の目的は、上記問題を解消して、スプールの撚り線機への搬送作業性を向上することができるスプール搬送具を提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、両端を環状に形成した帯状部材に対し、その一端を係止できる部材を取り付けることで、スプールを保持することが可能であって、かつ、スプールの脱着が容易であるスプール搬送具が得られることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、スプールを搬送するために用いられるスプール搬送具において、
両端に環状部を有する帯状部材と、該帯状部材に対し移動可能に取り付けられた係止部材本体と、該帯状部材の一端の環状部を係止可能であって、該係止部材本体から突出して設けられた係止部とを備え、該係止部材本体が、該帯状部材の外れを防止するための、該係止部の突出端部と係合するストッパーを備えるとともに、前記スプールのフランジ部と当接する当接部を有し、前記帯状部材により前記スプールを保持することを特徴とするものである。
本発明によれば、スプール搬送の際における、従来のチェーンブロックのフックへの付け替え作業を要しなくなるので、スプールの撚り線機への搬送作業性を、従来と比較して大幅に向上することが可能である。
本発明のスプール搬送具の一例を示す(a)概略側面図および(b)正面図である。 本発明のスプール搬送具の他の例を示す(a)概略側面図および(b)正面図である。 本発明のスプール搬送具におけるストッパーを示す説明図である。 図2に示すスプール搬送具の、帯状部材を除く部分を拡大して示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に、本発明のスプール搬送具の一例の(a)概略側面図および(b)正面図を示す。図示するように、本発明のスプール搬送具は、両端に環状部1A,1Bを有する帯状部材1と、帯状部材1に対し移動可能に取り付けられた係止部材本体2と、帯状部材1の一端の環状部1Aを係止可能であって、係止部材本体2から突出して設けられた係止部3とを備えており、帯状部材1によりスプール10を保持して搬送するものである。
本発明のスプール搬送具によれば、タイヤの補強材等に用いられるスチールワイヤを巻回したスプールを安全に、かつ効率よく搬送することが可能である。また、本発明の搬送具は、帯状部材1の端部の環状部1Aを係止部3に引っ掛けて係止することにより、帯状部材1自体でスプール10を保持するものであるので、スプール10の着脱が容易である。さらに、搬送具自体が簡易な構造でコンパクトな形状を有するので、スプール10を保持して撚り線機内に搬送することが容易であり、このため搬送作業性を向上することができるものである。
本発明の搬送具を構成する帯状部材1は、両端が環状となっているものであればよく、これにより、一方の環状部1A側でスプールの保持を行い、もう一方の環状部1B側をチェーンブロックのフック(図示せず)に引っ掛けることで、スプールの搬送を行うことができる。帯状部材1は、取り扱い性およびスプール10に巻かれたスチールワイヤの傷つきを防止する観点から、柔軟性を有する材質からなることが好適であり、例えば、ナイロン等の樹脂材料からなるものを用いることができる。帯状部材1の厚み、幅および長さについては、スプールの寸法や作業性の観点から適宜決定することができ、特に制限されるものではないが、高重量のスプールを安定的に保持して搬送する観点から、好適には、厚み8〜12mm、幅100〜150mmのものを用いる。
係止部材本体2は、帯状部材1の端部の環状部1Aを係止する係止部3を有し、帯状部材1に対し移動可能に取り付けられているものであればよく、その具体的な形状や構造、材質等については、特に制限されるものではない。好適には、強度等の観点から、鉄やステンレス等の金属材料からなるものとする。本発明の搬送具においては、係止部材本体2がスプール10に巻かれたスチールワイヤと接触することがないので、係止部材本体2が金属材料からなるものであっても、スチールワイヤの傷つきの問題を生ずることがない。係止部材本体2は、図示するように、係止部3にて帯状部材1の環状部1Aを係止した状態で、スプール10を固定してその移動を規制する機能も有する。また、図中の(b)に示すように、係止部本体2には、取っ手4を設けることが好ましく、これにより、作業者が搬送具を容易に搬送できるものとなる。
係止部3は、係止部材本体2から突出して設けられ、一端が係止部材本体2に固定されるとともに他端が開放された状態を呈するものであって、帯状部材1の端部の環状部1Aを引っ掛けて係止することができるものであればよい。スプール10は高重量であるため、環状部1Aを係止部3に引っ掛けて係止するのみでも帯状部材1が外れるおそれは低いが、好ましくは、係止部材本体2に、この係止部3の突出端部と係合するストッパーを設けることで、係止部3に引っ掛けて係止させた帯状部材1の外れをより確実に防止することができる。図3(a)に、図1(a)中の矢印方向から見た係止部材本体2の上面図を、同図(b)に、ストッパーの取り付け側から見た係止部材本体2の側面図を、それぞれ示す。図示するように、ストッパー5は、例えば、係止部材本体2に対し、取付部6を支点として回転可能に取り付けることができ、この場合、係止部3に対する帯状部材1の着脱を妨げることがない。
図2に、本発明のスプール搬送具の他の例の(a)概略側面図および(b)正面図を示す。図示するスプール搬送具は、両端に環状部11A,11Bを有する帯状部材11と、帯状部材11に対し移動可能に取り付けられた係止部材本体12と、帯状部材11の一端の環状部11Aを係止可能であって、係止部材本体12から突出して設けられた係止部13とを備え、帯状部材11によりスプール10を保持して搬送する点は、図1に示すスプール搬送具と同様である。図示するスプール搬送具は、係止部材本体12に、スプール10のフランジ部10aと当接する当接部15が設けられている点で、図1に示すスプール搬送具と異なる。図4に、図2に示すスプール搬送具の、帯状部材11を除く部分を拡大して示す斜視図を示す。なお、図中の符号14は取っ手を示す。
図2に示す搬送具においては、当接部15を設けたことで、帯状部材11と係止部材本体12とにより、上下からスプール10を固定することができる。そのため、スプール10の中心出しをすることができるので、スチールワイヤが巻かれていない空の状態のスプールについても安定して保持、搬送することができるとともに、図示するように、帯状部材11が比較的細いものであっても、安定してスプール10を保持することが可能である。この場合の帯状部材1の幅は、例えば、25〜50mmとすることができる。なお、図2に示す搬送具においても、帯状部材、係止部材本体および係止部等については、当接部を設ける以外は図1と同様に適宜構成することができ、特に制限されるものではない。
1,11 帯状部材
1A,1B,11A,11B 環状部
2,12 係止部材本体
3,13 係止部
4,14 取っ手
5 ストッパー
6 取付部
10 スプール
10a フランジ部
15 当接部

Claims (1)

  1. スプールを搬送するために用いられるスプール搬送具において、
    両端に環状部を有する帯状部材と、該帯状部材に対し移動可能に取り付けられた係止部材本体と、該帯状部材の一端の環状部を係止可能であって、該係止部材本体から突出して設けられた係止部とを備え、該係止部材本体が、該帯状部材の外れを防止するための、該係止部の突出端部と係合するストッパーを備えるとともに、前記スプールのフランジ部と当接する当接部を有し、前記帯状部材により前記スプールを保持することを特徴とするスプール搬送具。
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