JP5697721B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1のように、変動表示装置に特図を変動表示して特図ゲームを行い、特別遊技状態が発生している間(例えば1ラウンド開始前)に、その特図とは別の識別情報である確変獲得決定図柄を表示し、確率変動状態に突入するか否かのゲームを行い、そのゲームの結果、確率変動状態に突入していれば、結果情報として「確変ゲーム獲得」等のメッセージを変動表示装置に表示して、報知を行うようにした遊技機が提供されている。なお確率変動とは、例えば大当りとなる確率を通常よりも高めることであり、以下では、場合により確変という。
そこで本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、遊技者の期待感を高揚させて、より高い演出効果が期待できる遊技機を提供することを目的とする。
ゲームを表示する表示装置とは別の発光源が発光することにより遊技演出を行う遊技機において、
前記遊技演出を行う演出ユニットを設け、
前記演出ユニットは、
透光性があり、立体的に装飾され、前記発光源からの光を透過することで、前記遊技演出を行う演出部材と、
前記演出部材と対向する内面を窪ませ、この対向する内面によって曲面を形成し、前記演出部材の前面を覆うことが可能なハーフミラーと、を備え、
前記ハーフミラーは、動作可能に支持され、
前記ハーフミラーが前記演出部材の前面を覆った状態では、前記発光源が発光することで前記演出部材が視認可能になり、
前記ハーフミラーが前記演出部材の前面を覆わない状態では、前記発光源を発光させなくても前記演出部材が視認可能になることを特徴とする。
(第1形態例)
まず、第1形態例を説明する。
A.遊技盤の全体構成
図1は本形態例のパチンコ機の遊技盤の前面図である。
図1において、符号1は遊技盤であり、前面の略円形領域がガイドレール2で囲まれることにより遊技領域3が形成されている。
このセンターケース10の上部には、第1大入賞口12と演出部30(前面から見て円形状の部分、詳細後述する)が左右に並んで設けられている。
また、センターケース10の底部には、遊技球が転動可能ないわゆる球見せ用のステージ40が形成されている。
またここで、装飾部26の演出部26a,26bは、後述する報知演出ユニット50(図2(b)に示す)によって構成されている。
また、始動入賞口11は、特図の始動入賞口として機能する入賞口であり、この始動入賞口11に遊技球が入賞すると特図の始動入賞となる。ここで、始動入賞口11は、前述した始動入賞誘導口24の中央導出部24cの真下に配置されている。また、始動入賞口11は、普通電動役物タイプの始動入賞口であり、入賞口としての開口部分を開閉する開閉部材11aを有する。この開閉部材11aは、後述するように、普図当りのときに開く。そして、開閉部材11aが閉じているときには、始動入賞口11に遊技球が入賞する可能性は低い構成(主に中央導出部24cから落下した遊技球のみが入賞する構成)となっており、開閉部材11aが開くことによって、始動入賞口11の中央の左右両側に流れ落ちた遊技球(例えば、前述の左側導出部24a又は右側導出部24bから排出された遊技球)が、開閉部材11aに案内されて始動入賞口11に流入する可能性が生じる。
なお図1では、開閉部材11aが開いた状態を図示している。
また、普図記憶表示器(図示省略)は、例えば普図表示器の周囲4箇所に設けられた小さなランプよりなり、そのランプの点灯数によって、普図始動ゲート15を遊技球が通過することにより発生した普図の始動記憶の数(この場合、上限数が4個)を表示するものである。
次に、センターケース10の構成について、図2を参照して説明する。図2(a)は、センターケース10の正面図であり、図2(b)はセンターケース10の斜視図(後述する装飾枠体10aと報知演出ユニット50とを示す斜視図)である。なお図2は、装飾部25を構成する部材や、後述する画面枠等を取り外した状態を示している。
遊技盤1を構成する基板(いわゆるベニヤ、図示省略)には、上記センターケース10をはめ込むためのセンターケース用開口(図示省略)が形成され、上記装飾枠体10aは、遊技盤1の前面からこのセンターケース用開口にはめ込まれて取り付けられる。
また装飾枠体10aには、表示部6の上方に、前方に突出する鎧部28が設けられている。この鎧部28は、遊技球が表示部6の前面に落下しないようにする部分である。
一方、画面枠は、前記表示部6が臨む矩形の表示用開口部(図示省略)を内側に有し、装飾枠体10aに対して固定される部材である。
次に、ステージ40について簡単に説明する。
ステージ40は、装飾枠体10aの底面上にネジ止めによって固定されるステージ部材40aの上面に形成され、前方から視認可能となっている。
ステージ40等の詳細な構成の説明は省略するが、ワープ入口23から流入した遊技球は、まず装飾部22の内部に形成されたワープ流路(図示省略)を流れ落ちて、装飾部22の内面側(ステージ40の左方)に形成されたワープ出口23a(図2(b)に示す)から流出し、ステージ40上に左端から流入する。そして、こうしてステージ40上に流れた遊技球の一部は、最終的に始動入賞誘導部24の中央導出部24c又は左側導出部24a又は右側導出部24bからセンターケース10の下方に排出され、始動入賞口11又はその付近に流下する構成となっている。
次に、演出部30の構成について、簡単に説明する。
演出部30は、装飾枠体10a(ベース部材)に形成された円形の開口部31(図2(b)に示す)と、該開口部31を介して遊技盤前面側に臨む発光源(図示省略)と、該発光源(図示省略)の前面を覆う透明な立体オブジェクト(図示省略)と、該立体オブジェクト(図示省略)の前面を覆うハーフミラー34(図2(a)に示す)とを有する。
次にハーフミラー34は、曲面(この場合、球面)を有し、発光源からの光の一部を前記曲面によって屈折させて立体オブジェクトに反射させる構成である。即ちハーフミラー34は、立体オブジェクトと対向する内面を窪ませた半球状のもので、この対向する内面によって前記曲面を形成した構成である。このハーフミラー34は、その後部側(外周側)が開口部31の内側に配置され、その前部側(中心側)が開口部31よりも前方に張り出している。
次に発光源は、LED基板(図示省略)に搭載されたLEDである。
なお、演出部30以外の演出部(符号22a、25a、27a、25b、27b、25cで示す演出部)は、演出部30と同様の内部構成を有するものでもよいし、前面構成だけが演出部30と同様の構成である態様(発光源や立体オブジェクト等を備えない態様)であってもよい。
次に、演出部26a、26bを構成する報知演出ユニット50の構成について、図2〜図12によって説明する。
図3は、報知演出ユニットの分解斜視図である。
図4及び図5は、報知演出ユニットの要部(報知演出部材等)の分解斜視図であり、図4は裏側から斜めに見た図、図5は前面側から斜めに見た図である。
図6は、報知演出ユニットの動作を示す図であり、図6(a)は常態(ハーフミラーは閉状態)を示し、図6(b)はレンズ面が前面を向いた状態(ハーフミラーは開状態)を示し、図6(c)は確変報知時の状態を示し、図6(d)は非確変報知時の状態を示す。
図7は、報知演出ユニットの前面側斜視図であり、図7(a)は常態(ハーフミラーは閉状態)を示し、図7(b)はレンズ面が前面を向いた状態(ハーフミラーは半分開状態)を示す。
図8は、報知演出ユニットの前面側斜視図であり、図8(a)はレンズ面が前面を向いた状態(ハーフミラーは開状態)を示し、図8(b)は報知部材やレンズ部材が回転している状態(ハーフミラーは開状態)を示す。
図9は、報知演出ユニットの前面側斜視図であり、図9(a)は確変報知のために上側のハーフミラーが開状態に動く途中の状態を示し、図9(b)は確変報知時の状態を示し、図9(c)は非確変報知のために下側のハーフミラーが開状態に動く途中の状態を示し、図9(d)は非確変報知時の状態を示す。
図10(a)は、報知演出ユニットの部分断面図(図10(b)におけるX−X断面図)であり、図10(b)は、報知演出ユニットの正面図(ハーフミラー閉状態)である。
図11(a)は、報知演出ユニットの部分断面図(図11(b)におけるX−X断面図)であり、図11(b)は、報知演出ユニットの正面図(ハーフミラー開状態)である。
図12(a)は、報知演出ユニットの部分断面図(図12(b)におけるX−X断面図)であり、図12(b)は、報知演出ユニットの正面図(確変報知時の状態)である。
図3〜図5に示すように、報知演出ユニット50は、確率変動状態になることの報知及び装飾演出を行う第1報知演出部材51と、該第1報知演出部材51の下方に配置されて、前記確率変動状態ではない非確率変動状態になることの報知及び装飾演出を行う第2報知演出部材52と、第1報知演出部材51の前面を覆う閉状態と第1報知演出部材51の前面を覆わない開状態とに変化できるように回転可能とされた略半球状の第1ハーフミラー61と、第2報知演出部材52の前面を覆う閉状態と第2報知演出部材52の前面を覆わない開状態とに変化できるように回転可能とされた略半球状の第2ハーフミラー62と、第1報知演出部材51と第2報知演出部材52を連動させて回転駆動する報知演出駆動機構70と、第1ハーフミラー61を回転駆動する第1ミラー駆動機構71と、第2ハーフミラー62を第1ハーフミラー61とは別個に回転駆動する第2ミラー駆動機構72と、当該報知演出ユニット50を装飾枠体10aに取り付けるための取付ベース73と、各駆動機構70〜72を取付ベース73に取り付けるための駆動機構取付ベース74と、当該報知演出ユニット50の裏面を覆う裏箱部材75とを備える。
次に駆動機構取付ベース74は、各駆動機構70〜72を後方からスライドさせて取り付けて支持する部材である。この駆動機構取付ベース74は、取付ベース73の後面側に図示省略したネジによって固定される。なお、第1報知演出部材51と第2報知演出部材52、及び第1ハーフミラー61と第2ハーフミラー62は、この駆動機構取付ベース74と取付ベース73との間に配置されて取り付けられる。
次に裏箱部材75は、駆動機構取付ベース74の裏面(即ち、各駆動機構70〜72の裏面)を覆って蓋をするための部材である。この裏箱部材75は、図示省略したネジによって駆動機構取付ベース74に固定される。
報知部材53は、略半球状に形成され、その膨出した表面に報知面53aが形成されている。報知面53aには、図6(c)に示すように、確率変動状態を発生させる大当たりであることを示す文字列「BIG」が形成されている。この報知部材53は、表面が前面に向いた前向き状態と後面に向いた後向き状態とに変化できるように、略上下方向の軸線(以下、第1回転軸線という)を中心として回転可能となるように取付ベース73に対して取り付けられ、前記前向き状態において確率変動状態になることの報知を行う。
また、この報知部材53の半球状部分の裏面側下端には、図4や図5に示すように、裏面側に突出するボス53cが形成されている。なお報知演出ユニット50の組立状態において、このボス53cは、後述する凹部54c内に嵌合され、凹部54cにネジ止めされる。また、このボス53cには、後述する第1報知部材従動ギア70eの小径軸70hが回転不能に嵌まり込む取付孔53dが形成されている。
また、このレンズ部材54の上端には、図4や図5に示すように、半円筒状部54bが上方に延びるように設けられている。なお組立状態において、この半円筒状部54bは、既述したように半円筒状部53bと接合されることによって、円筒状の中空軸を構成する。また、この中空軸(半円筒状部53bと半円筒状部54bよりなるもの)は、第1ハーフミラー61の後述する円筒状部61b内に摺動可能に挿入されることで、報知部材53やレンズ部材54の上部が回転可能に支持されている。また、このレンズ部材54の下端には、図4や図5に示すように、前述したボス53cが嵌まり込む凹部54cが形成されている。
報知部材56は、略半球状に形成され、その膨出した表面に報知面56aが形成されている。報知面56aには、図6(d)に示すように、確率変動状態を発生させる大当たりでないことを示す文字列「REG」が形成されている。この報知部材56は、表面が前面に向いた前向き状態と後面に向いた後向き状態とに変化できるように、略上下方向の軸線(以下、第2回転軸線という)を中心として回転可能となるように取付ベース73に対して取り付けられ、前記前向き状態において非確率変動状態であることの報知を行う。
また、この報知部材56の半球状部分の裏面側上端には、図4や図5に示すように、裏面側に突出するボス56cが形成されている。なお報知演出ユニット50の組立状態において、このボス56cは、後述する凹部57c内に嵌合され、凹部57cにネジ止めされる。また、このボス56cには、後述する第2報知部材従動ギア70fの小径軸70kが回転不能に嵌まり込む取付孔56dが形成されている。
また、このレンズ部材57の下端には、図4や図5に示すように、半円筒状部57bが下方に延びるように設けられている。なお組立状態において、この半円筒状部57bは、既述したように半円筒状部56bと接合されることによって、円筒状の中空軸を構成する。また、この中空軸(半円筒状部56bと半円筒状部57bよりなるもの)は、第1ハーフミラー62の後述する筒状部62b内に摺動可能に挿入されることで、報知部材56やレンズ部材57の下部が回転可能に支持されている。また、このレンズ部材57の上端には、図4や図5に示すように、前述したボス56cが嵌まり込む凹部57cが形成されている。
なお図示省略しているが、このLED基板58の電気配線は、前記中空軸(半円筒状部56bと半円筒状部57b)や後述する第2ミラー従動ギア72eの内部を通して報知演出ユニット50の外部に引き出されている。これにより、上記電気配線が第2回転軸線上から引き出されることになり、報知部材56の回転に伴うLED基板58の回転によって上記電気配線に発生する動きを最小限の捩れだけに抑制して、上記電気配線の断線等を防止できる。
また、この第1ハーフミラー61は、第1ミラー駆動機構71によって回転駆動されてその半球状の膨出面が前面側に位置した状態を閉状態とし、回転駆動されてその半球状の膨出面が奥手側に位置した状態を開状態とするように構成されている。
また、この第2ハーフミラー62は、第2ミラー駆動機構72によって回転駆動されてその半球状の膨出面が前面側に位置した状態を閉状態とし、回転駆動されてその半球状の膨出面が奥手側に位置した状態を開状態とするように構成されている。
また、第2報知部材従動ギア70fは、取付ベース73や駆動機構取付ベース74に対して回転可能に取り付けられるものである。この第2報知部材従動ギア70fの中心線上の下面側には、前述の軸受孔62cに摺動回転可能に嵌まり込む大径軸部70jが形成されている。また、この第2報知部材従動ギア70fの中心線上の下端側(大径軸部70jよりも下方)には、前述の取付孔56dに嵌まり込む小径軸70kが形成されている。
ここで、第1ミラー従動ギア71eは中空状のものであり、この第1ミラー従動ギア71eの中心線上の上面側には、取付ベース73や駆動機構取付ベース74に対して摺動回転可能に取り付けられる円筒軸部71fが形成されている。そして、この円筒軸部71fによって、第1ミラー従動ギア71eや第1ハーフミラー61が、取付ベース73や駆動機構取付ベース74に対して回転可能に支持されている。
ここで、第2ミラー従動ギア72eは中空状のものであり、この第2ミラー従動ギア72eの中心線上の下面側には、取付ベース73や駆動機構取付ベース74に対して摺動回転可能に取り付けられる円筒軸部72fが形成されている。そして、この円筒軸部72fによって、第2ミラー従動ギア72eや第2ハーフミラー62が、取付ベース73や駆動機構取付ベース74に対して回転可能に支持されている。
また同様に、第2ハーフミラー62や第2報知演出部材52は、装飾枠体10aの下側の開口部42と取付ベース73の下側の第2開口部73bを介して前面から視認可能である。
次に、報知演出ユニット50の動作について、図13等によって説明する。図13(a)は、確変報知を行う場合の各モータ等の動作を示すタイミングチャートであり、図13(b)は、非確変報知を行う場合の各モータ等の動作を示すタイミングチャートである。
前述した各モータ(報知部材用モータ70a、第1ミラー用モータ71a、第2ミラー用モータ72a)は、図示省略した本パチンコ機の制御装置(遊技制御装置などと呼ばれるメイン制御装置、或いは演出制御装置などのサブ制御装置)によって制御され、次のような動作が実現される。
なお、上記発光源がオンされなければ、第1ハーフミラー61又は第2ハーフミラー62のハーフミラーとしての機能によって、レンズ部材54又は57は遊技機前面側の遊技者からは視認不可能である。
なおこの際、報知部材用モータ70aは、一方向にぐるぐる回転するように駆動されてもよいが、報知部材53,56とレンズ部材54,57が交互に前面に向くように180度の範囲で第1報知演出部材51と第2報知演出部材52が揺動するように駆動されてもよい。
そしてその後、確率変動状態になることが報知される場合には、図13(a)に示すように、第1ミラー用モータ71aのみが一時的にONされ、第1ハーフミラー61のみが180度回転駆動されて図9(a),(b)の如く閉状態から開状態に動き、非確率変動状態niなることが報知される場合には、図13(b)に示すように、第2ミラー用モータ72aのみが一時的にONされ、第2ハーフミラー62のみが180度回転駆動されて図9(c),(d)の如く閉状態から開状態に動く。
これにより、確率変動状態niなることが報知される場合には、図6(c)や図9(b)或いは図12(a),(b)に示すように、第1報知演出部材51の報知部材53が開口部41から前面に露出して、遊技者に報知面53aの文字列「BIG」のみが見えて、確変になることが報知される。一方、非確率変動状態になることが報知される場合には、図6(d)や図9(d)に示すように、第2報知演出部材52の報知部材56が開口部42から前面に露出して、遊技者に報知面56aの文字列「REG」のみが見えて、確変にならないことが報知される。
次に、本形態例のパチンコ機で行われる遊技の概要や遊技の流れについて説明する。
まず、遊技開始当初の時点(或は遊技開始前の時点)では、客待ち状態(デモ中)となっており、表示装置本体の画面(表示部6)には客待ち画像(動画又は静止画)が表示される。
ガイドレール2を介して遊技領域3に打込まれた遊技球が、始動入賞口11に入賞すると(即ち、特図の始動入賞があると)、表示部6において特図の変動表示が行われて、変動表示ゲームが実行される。
また、例えば上記特図の停止表示態様が特定の表示態様(例えば、「7、7、7」などのゾロ目)であれば、大当りになるとともに、その大当り後に大当りとなる確率が高められる確率変動状態となる。そして本例の場合、報知演出ユニット50の前述の動作によって、このような確率変動状態になるか否かが報知される。
また、上記特図の停止表示態様が確率変動状態になる特定の表示態様(例えば、「7、7、7」などのゾロ目)でない場合に、再抽選として報知演出ユニット50の前述の動作を行って、確率変動状態になるか否かを再度決定して遊技者に報知するような構成でもよい。
即ち、変動表示ゲームが大当たりで終了すれば大当たり状態に移行し、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶がなければ客待ち状態に戻り、大当たりが終了して始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、大当たりが終了して始動記憶がなければ客待ち状態に戻る流れとなっている。
この普図当りになると、始動入賞口11の一対の開閉部材11aが逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.5秒程度保持される遊技が行われる。これにより、始動入賞口11に遊技球が入る可能性が生じて始動入賞し易くなり、その分、特図の変動表示ゲームの実施回数が増えて大当りになる可能性が増す。
また、上記普図の変動表示ゲーム中に、普図始動ゲート15にさらに遊技球が入賞したときには、普図記憶表示器で普図始動記憶表示が実行されてこの場合4個まで記憶され、普図の変動表示ゲームの終了後に、その記憶に基づいて上記普図の変動表示ゲームが繰り返される。
また、本例の遊技機によれば、各レンズ部材54,57の装飾を立体オブジェクトにしたから、前述した常態において、後方からの照射により非常に高い装飾演出効果が得られる。
次に、第2形態例を図14、図15によって説明する。図14(a)は、報知演出ユニットの部分断面図(図14(b)におけるX−X断面図)であり、図14(b)は、報知演出ユニットの正面図(ハーフミラー閉状態)である。図15は、報知演出ユニットの前面側斜視図であり、ハーフミラーは閉状態を示す。なお、第1形態例と同様の要素には同符号を使用する。
本例は、次の点において報知演出ユニットの構成が第1形態例の報知演出ユニット50と異なり、他の構成は第1形態例と同じである。
即ち、第1報知演出部材51の報知部材53と、第2報知演出部材52の報知部材56が、透光性を有する部材によって形成されて、本発明の報知レンズ部材として機能する。また、第1報知演出部材51のレンズ部材54と第2報知演出部材52のレンズ部材57は、第1形態例と同様に透光性を有する部材によって形成されて、本発明の装飾レンズ部材として機能する。また、第1報知演出部材51と第2報知演出部材52の内部には、例えば図14(a)に示すように、LED基板が2枚(LED基板55とLED基板105)設けられ、それぞれのLED基板に発光源としてのLED(LED55aとLED105a)が搭載され、各LEDによってレンズ部材54(装飾レンズ部材)と報知部材53(報知レンズ部材)をそれぞれ後面から照射可能な構成となっている。
本例の遊技機によれば、第1形態例と同様の効果に加えて、次のような効果がある。即ち、報知演出部材の両面をレンズ面として、ハーフミラーで前面を覆った状態でもその報知を実現するようにしたから、ハーフミラー越しに確変の報知を行うという従来にない報知を行うことができ、高い装飾効果を期待できる。
例えば、上記形態例では確変になることを報知する第1報知演出部材51が上側に配置されているが、第1報知演出部材51と第2報知演出部材52の位置関係が上下逆であってもよいことは、いうまでもない。
また、上記形態例では、特図の変動表示結果に基づいて大当り(特別遊技状態)になる時に確率変動状態を発生させるか否かが決定される構成となっているが、これに限られない。特図の変動表示ゲームに無関係に確率変動状態が発生する構成であってもよい。
また、本発明の報知演出ユニットによる報知は、少なくとも確率変動状態になるか否かを報知するものであるが、現在の状態が確率変動状態であるか否かの報知も行うようにしてもよい。例えば、報知部材の報知面を前向きにして該当のハーフミラーを開状態にしてその報知面を露出状態に維持しておくことで、現在の状態が確率変動状態であるか否かの報知も本発明の報知演出ユニットによって実現できることは、いうまでもない。
3 遊技領域
6 表示部(表示領域)
10 センターケース(変動表示装置)
10a 装飾枠体
50 報知演出ユニット
51 第1報知演出部材
52 第2報知演出部材
53,56 報知部材(報知レンズ部材)
53a,56a 報知面(報知レンズ面)
54、57 レンズ部材(装飾レンズ部材)
55a,105a LED(発光源)
61 第1ハーフミラー
62 第2ハーフミラー
70 報知演出駆動機構
71 第1ミラー駆動機構
72 第2ミラー駆動機構
73 取付ベース
73a 第1開口部
73b 第2開口部
Claims (1)
- ゲームを表示する表示装置とは別の発光源が発光することにより遊技演出を行う遊技機において、
前記遊技演出を行う演出ユニットを設け、
前記演出ユニットは、
透光性があり、立体的に装飾され、前記発光源からの光を透過することで、前記遊技演出を行う演出部材と、
前記演出部材と対向する内面を窪ませ、この対向する内面によって曲面を形成し、前記演出部材の前面を覆うことが可能なハーフミラーと、を備え、
前記ハーフミラーは、動作可能に支持され、
前記ハーフミラーが前記演出部材の前面を覆った状態では、前記発光源が発光することで前記演出部材が視認可能になり、
前記ハーフミラーが前記演出部材の前面を覆わない状態では、前記発光源を発光させなくても前記演出部材が視認可能になることを特徴とする遊技機。
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