JP5696484B2 - 流体噴射装置、医療機器 - Google Patents

流体噴射装置、医療機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5696484B2
JP5696484B2 JP2011003724A JP2011003724A JP5696484B2 JP 5696484 B2 JP5696484 B2 JP 5696484B2 JP 2011003724 A JP2011003724 A JP 2011003724A JP 2011003724 A JP2011003724 A JP 2011003724A JP 5696484 B2 JP5696484 B2 JP 5696484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
acceleration
injection
mode
fluid ejection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011003724A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012143374A (ja
Inventor
小島 英揮
英揮 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2011003724A priority Critical patent/JP5696484B2/ja
Priority to US13/347,252 priority patent/US9131952B2/en
Priority to CN201210005960.8A priority patent/CN102579110B/zh
Publication of JP2012143374A publication Critical patent/JP2012143374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5696484B2 publication Critical patent/JP5696484B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/3203Fluid jet cutting instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00017Electrical control of surgical instruments
    • A61B2017/00022Sensing or detecting at the treatment site
    • A61B2017/00075Motion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00017Electrical control of surgical instruments
    • A61B2017/00137Details of operation mode
    • A61B2017/00154Details of operation mode pulsed
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/06Measuring instruments not otherwise provided for
    • A61B2090/064Measuring instruments not otherwise provided for for measuring force, pressure or mechanical tension
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/06Measuring instruments not otherwise provided for

Description

本発明は、流体噴射装置、流体噴射方法と、この流体噴射装置を用いた医療機器に関する。
従来から、加圧流体を噴射して組織を切断する流体噴射切断制御システムが知られている。この流体噴射切断制御システムでは、流体の噴射力をポンプの出力(圧力)で制御している。このポンプの圧力制御方法としては、ポンプまたはエンド・エフェクターの流量や圧力をモニターするセンサーを付加する方法、操作者がフットスイッチを用いて出力変更指令をコンソールに入力する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−198409号公報
このような特許文献1によれば、エンド・エフェクターを手で持って狙った組織の切除を行う場合、噴射力は制御できるが、エンド・エフェクターの動かし方によっては切除の程度が変わってしまう。例えば、比較的広範囲を浅く切りたい場合には、エンド・エフェクターをこまめに動かす必要があるが、エンド・エフェクターの動きを止めてしまうと必要以上に深く切れてしまうことがある。逆に、特定の狭い部分を切除する場合には、手が振れてしまうと、切除したい部位以外に噴射した流体が当たって切除してしまうことがあり、操作者の意図に沿った切除や切開ができないという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る流体噴射装置は、流体を噴射させて対象物の切開または切除を行う流体噴射装置であって、流体を供給する流体供給手段と、前記流体供給手段から供給される流体が連通する操作部と、前記操作部を連通する流体を噴射する流体噴射管と、所定の噴射モードを選択させる噴射モード選択手段と、前記操作部の操作加速度を検出する加速度センサーと、選択された前記噴射モードに基づき設定された設定加速度と、前記加速度センサーによって検出された操作加速度とを用いて流体の噴射を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
ここで、噴射モードの選択とは、例えば、広範囲の切除または切開を行うモードか、狭範囲の切除または切開を行うモードか、を選択することをさす。
本適用例によれば、操作者が操作部を操作するときの動きを加速度センサーで操作加速度として検出し、選択された噴射モードに基づき設定された設定加速度と、操作加速度とによって、流体の噴射または非噴射を制御する。従って、広範囲を浅く切りたい場合、狭範囲を適切な深さで切りたい場合、それぞれに操作者が意図する適切な切開または切除を行うことができる。
[適用例2]上記適用例に係る流体噴射装置は、前記所定の噴射モードは、前記対象物の広い範囲を切開または切除する広範囲モードを含み、前記制御手段は、前記広範囲モードが選択される場合において、前記操作加速度が前記設定加速度よりも大きいときに流体を噴射し、かつ、前記操作加速度が前記設定加速度以下のときに流体の噴射を停止する、
ことが好ましい。
このようにすれば、比較的広範囲を浅く切りたい場合に、操作加速度が設定加速度以上のとき、例えば、操作部をこまめに早く動かすと流体を噴射し、手の動きを遅く、または止めてしまうと流体の噴射が止まるので、同じ場所で噴射を継続させることがなく、必要以上に深く切れてしまうことを防止できる。
[適用例3]上記適用例に係る流体噴射装置は、前記所定の噴射モードは、前記対象物の狭い範囲を切開または切除する狭範囲モードを含み、前記制御手段は、前記狭範囲モードが選択される場合において、前記操作加速度が前記設定加速度よりも小さいときに流体を噴射し、かつ、前記操作加速度が前記設定加速度以上のときに流体の噴射を停止する、ことが好ましい。
特定の部位の切除を行う場合に、操作加速度が設定加速度以下のとき、例えば、操作部の動きが小さい場合に切除可能となり、仮に、手が振れて大きな動きになって操作加速度が設定加速度以上と判定した場合には噴射を停止することで、意図しない部位の切除を防止することができる。
[適用例4]上記適用例に係る流体噴射装置は、選択された前記噴射モードと、前記設定加速度と、前記操作加速度とを用いて、流体の噴射の可否の情報を出力する情報出力手段をさらに有する、ことが好ましい。
ここで、情報出力手段としては、例えば、音声による出力や、光または画面表示等の視認可能な出力手段がある。
例えば、情報出力手段から音声などの出力があるときに噴射させ、手の動きを止めると噴射を停止させることができる。つまり、ある操作加速度の範囲で操作する場合、音や光や画面表示などで使用者に噴射に適した状態か適さない状態かを知らせることができ、情報出力手段の出力に合わせて使用者が噴射スイッチを制御できるので、操作者は意図した噴射条件で操作することができる。
[適用例5]上記適用例に係る流体噴射装置は、前記操作部は、パルス流体を発生させる脈動発生部であり、前記制御手段は、パルス流体の噴射を制御する制御手段である、ことが好ましい。
操作部をパルス流体を発生する脈動発生部とすることで、小型で操作しやすい形態を実現できる。また、対象物の切除や切開を行う場合の流体の噴射形態としては、連続流(ジェット流と呼ぶことがある)と、パルス流がある。パルス流は、連続流と比較して少量の流体で生体組織を選択的に切除・切開・破砕することが可能であるなど優れた特性を有している。このように、パルス流を用いる場合においても、操作者が操作部(脈動発生部)を操作するときの動きを加速度センサーで検出し、選択された噴射モードに基づき設定された設定加速度と、操作加速度によって、パルス流体の噴射または非噴射を制御する。従って、広範囲を浅く切りたい場合、狭範囲を適切な深さで切りたい場合、それぞれに操作者が意図する適切な切開または切除を行うことができる。
[適用例6]本適用例に係る医療機器は、上記適用例のいずれかに記載の流体噴射装置を備える、ことを特徴とする。
本適用例の医療機器は、生体組織の切除や切開を行う手術具として用いることに適しており、操作部を手に持って操作する場合、操作部の動きを加速度センサーで検出し、選択された噴射モードに基づき設定された設定加速度と比較して流体の噴射を制御する。従って、広範囲を浅く切りたい場合、狭範囲を適切な深さで切りたい場合、それぞれに操作者が意図する適切な切開または切除を行うことができ、操作をしやすくし、かつ、安全性を高めることができる。
[適用例7]本適用例に係る流体噴射方法は、流体を噴射させて対象物の切開または切除を行う流体噴射方法であって、流体を供給することと、所定の噴射モードを選択させることと、ユーザーが把持する操作部の加速度を検出することと、選択された前記噴射モードに基づき設定された設定加速度と、検出された前記操作加速度とを用いて、前記供給される流体の噴射を制御することと、を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、操作者が操作部を操作するときの動き(操作加速度)を検出し、選択された噴射モードに基づき設定された設定加速度と操作加速度とを比較して、流体の噴射を制御する。従って、例えば、広範囲を浅く切りたい場合、狭範囲を適切な深さで切りたい場合、それぞれに操作者が意図する適切な切開または切除を行うことができる。
実施形態1に係る流体噴射装置の概略を示す構成図。 制御手段の主要構成を示す構成説明図。 表1のアルゴリズムに基づく流体噴射の具体的な1例を示す説明図。 表2のアルゴリズムに基づく流体噴射の具体的な1例を示す説明図。 実施形態2に係る流体噴射装置の概略を示す構成図。 実施形態2に係る脈動発生部の構成を示す断面図。 実施形態2に係る制御手段の主要構成を示す構成説明図。 圧電素子に入力する電圧波形の1例。 表3のアルゴリズムに基づくパルス流噴射の具体的な1例を示す説明図。 表4のアルゴリズムに基づくパルス流噴射の具体的な1例を示す説明図。 実施形態3に係る制御手段の主要構成を示す構成説明図。 表5のアルゴリズムに基づく流体噴射の具体的な1例を示す説明図。 表6のアルゴリズムに基づく流体噴射の具体的な1例を示す説明図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
なお、以下の説明で参照する図は、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図である。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る流体噴射装置1の概略を示す構成図である。図1において、流体噴射装置1は、流体を収容する流体容器2から第1接続チューブ3を介して流体を吸引する流体供給手段10と、流体供給手段10から供給された流体を噴射させる流体噴射管50と、流体噴射管50と流体供給手段10とを接続する第2接続チューブ4と、流体の噴射を制御する制御手段100と、から構成されている。
ここで、流体供給手段10は、ポンプであって、ポンプの形式は特には限定されない。流体噴射管50の先端部には、流路径が縮小された流体噴射開口部56を有するノズル55が挿着されており、流体供給手段10の供給圧力をノズル55によってさらに高め、流体噴射開口部56から高速噴射が可能となっている。よって、流体噴射管50は、流体噴射に伴う変形や、操作する場合の変形がない程度の剛性を有し、第2接続チューブ4は、自由な操作を可能にする程度の柔軟性を有していることが望ましい。
流体噴射管50と第2接続チューブ4の接続部は、操作者が手で握りやすい形状や重量を有する操作部20が設けられている(図1では簡略化して表している)。
操作部20には、操作部20の動きを検出する加速度センサー40と、噴射または非噴射の指令を使用者が入力する噴射スイッチ45と、が装着されている。加速度センサー40は、流体噴射管50の軸方向に対して垂直方向の平面の動きの加速度(以降、操作加速度と表す)を検出することが可能な少なくとも2軸が検出できるものを使用する。なお、加速度センサー40の装着位置は、図示した位置に限らず、操作部20の任意の位置や流体噴射管50の任意位置であってもよい。また、噴射スイッチ45の装着位置は、操作者が操作しやすい任意位置を選択できる。噴射スイッチ45は、噴射を指令する場合はONが入力され、非噴射を指令する場合はOFFが入力される。噴射スイッチ45は、入力されるON,OFFに応じて指令信号を出力する。
制御手段100は、加速度センサー40の検出信号、噴射スイッチ45からの入力信号を受信し、その信号に基づき流体供給手段10の駆動を制御することで、流体噴射を制御する。なお、制御手段100には、噴射モード選択手段120が設けられている。噴射モード選択手段120は、広範囲の切開・切除の噴射モード(広範囲モード)か、狭範囲の切開・切除の噴射モード(狭範囲モード)か、を使用者に選択させるスイッチまたはダイヤルからなる。なお、噴射モード選択手段120の取り付け位置は、制御手段100以外でもよく、操作部20の任意位置または単独配置にしてもよい。制御手段100の詳しい構成については、図2を参照して説明する。
図2は、制御手段100の主要構成を示す構成説明図である。制御手段100は、流体噴射装置1の全体制御を行う制御回路101と、流体供給手段10の駆動制御(流体の噴射または非噴射を制御)する流体供給手段駆動回路103と、加速度センサー40による操作加速度検出信号を受信するセンサー信号受信回路102と、を有している。
制御回路101には、噴射スイッチ45からの入力信号を処理する回路と、噴射モード選択手段120からの入力信号を処理する回路と、噴射モードに基づきあらかじめ設定しておく設定加速度を記憶する記憶回路等を有している(図示は省略)。
制御回路101は、噴射スイッチ45からの噴射または非噴射の入力と、噴射モード選択手段120によって選択された噴射モードで流体噴射が可能な状態に制御し、加速度センサー40で検出した操作加速度と、設定されている設定加速度の大小を判定して、その判定結果に基づき流体供給手段10の駆動を制御する。
続いて、実施形態1に係る流体噴射の制御方法について図面を参照して説明する。
まず、噴射モード選択手段120で広範囲モードを選択した場合の制御方法について説明する。
表1は、広範囲モードにおける流体噴射の制御アルゴリズムを表し、図3は、表1のアルゴリズムに基づく流体噴射の具体的な1例を示す説明図である。表1と図3を参照して説明する。なお、あらかじめ設定する設定加速度をα0、加速度センサー40で検出した操作加速度をαとする。
Figure 0005696484
加速度センサー40では、噴射の可否に限らず(つまり、操作の有無に限らず)、操作部20の加速度を検出している。ここで、噴射スイッチ45をONしている間において、α0<αのときには流体供給手段10を駆動(ON)し、α0>αのときには流体供給手段10を停止(OFF)する。噴射スイッチ45がOFFの場合には、α0<α、α0>αの両方の状態において、流体供給手段10の駆動を停止する。つまり、噴射スイッチ45の信号がON、且つ操作加速度αが設定加速度α0よりも大きいときに流体を噴射し、噴射スイッチ45の信号がON、且つ操作加速度αが設定加速度α0よりも小さいときに流体噴射を停止する。
なお、α0=αの場合は、安全性を優先して流体供給手段20は停止(OFF)を設定することが好ましい。
以上のような制御方法によれば、比較的広範囲を浅く切りたい場合に、操作加速度αと設定加速度α0を比較判定して流体噴射か非噴射かを制御することから、操作部20をこまめに早く動かすと流体を噴射し、手の動きを遅くまたは止めてしまうと流体の噴射が止まるので、同じ場所で噴射を継続してしまうことがなく、必要以上に深く切れてしまうことを防止できる。
次に、噴射モード選択手段120で狭範囲モードを選択した場合の制御方法について説明する。
表2は、狭範囲モードにおける流体噴射の制御アルゴリズムを表し、図4は、表2のアルゴリズムに基づく流体噴射の具体的な1例を示す説明図である。表2と図4を参照して説明する。なお、あらかじめ設定する設定加速度をα0、加速度センサー40で検出した操作加速度をαとする。
Figure 0005696484
加速度センサー40では、噴射の可否に限らず(つまり、操作の有無に限らず)、操作部20の加速度を検出している。ここで、噴射スイッチ45をONしている間において、α0<αのときには流体供給手段10を停止(OFF)し、α0>αのときには流体供給手段10を駆動(ON)する。噴射スイッチ45がOFFの場合には、α0<α、α0>αの両方の状態において、流体供給手段10の駆動を停止する。つまり、噴射スイッチ45の信号がON、且つ操作加速度αが設定加速度α0よりも大きいときに噴射を停止し、噴射スイッチ45の信号がON、且つ操作加速度αが設定加速度α0よりも小さいときに流体を噴射する。
なお、α0=αの場合は、安全性を優先して流体供給手段20は停止(OFF)を設定することが好ましい。
以上のような制御方法によれば、特定の部位の切除・切開を行う場合、噴射モードを狭範囲に選択して、噴射スイッチ45をONし、操作部20の動きが小さい場合(α<α0)に切除可能となり、仮に、手が振れて大きな動きになって操作加速度αが設定加速度α0よりも大きいと判定した場合には噴射を停止することで、意図しない部位の切除を防止することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る流体噴射装置1及び流体噴射の制御方法について説明する。実施形態2は、前述した実施形態1の流体噴射が連続流であることに対して、パルス流であることを特徴とする。
図5は、実施形態2に係る流体噴射装置1の概略を示す構成図である。図5において、流体噴射装置1は、流体を収容する流体容器2から第1接続チューブ3を介して流体を吸引する流体供給手段10と、流体供給手段10から供給された流体に脈動を発生させる脈動発生部30と、脈動発生部30に連通する流体噴射管50と、流体供給手段10と脈動発生部30とを接続する第2接続チューブ4と、流体の噴射を制御する制御手段100と、から構成されている。
ここで、流体供給手段10は、ポンプであって、ポンプの形式は特には限定されない。流体噴射管50の先端部には、流路径が縮小された流体噴射開口部56を有するノズル55が挿着されており、脈動発生部30で発生した脈動流をパルス流として流体噴射開口部56からの高速噴射を行う。よって、流体噴射管50は、流体噴射に伴う変形や、操作する場合の変形がない程度の剛性を有し、第2接続チューブ4は、自由な操作を可能にする程度の柔軟性を有していることが望ましい。脈動発生部30は、操作者が手で握って操作するための操作部であって、握りやすい筐体で覆う形態としてもよい。
脈動発生部30には、脈動発生部30の動きを検出する加速度センサー40と、噴射または非噴射の指令を入力する噴射スイッチ(実施形態1と区別するために、パルス噴射スイッチ46と表す)と、が装着されている。加速度センサー40は、実施形態1と同様に、流体噴射管50の軸方向に対して垂直方向の平面の動きの操作加速度を検出することが可能な少なくとも2軸タイプのものを使用する。なお、加速度センサー40の装着位置は、図示した位置に限らず、脈動発生部30の任意の位置や流体噴射管50の任意位置であってもよい。また、パルス噴射スイッチ46の装着位置も、操作者が操作しやすい任意位置を選択できる。なお、制御手段100には、制御手段100を立ち上げるためのメインスイッチ(図示せず)が設けられている。
制御手段100は、パルス流体の噴射を制御する制御手段であって、加速度センサー40の検出信号、パルス噴射スイッチ46からの入力信号を受信し、その信号に基づき流体供給手段10及び脈動発生部30の駆動を制御することで、パルス噴射または非噴射を制御する。なお、制御手段100には、噴射モード選択手段120が設けられている。噴射モード選択手段120は、広範囲の切開・切除の噴射モードか、狭範囲の切開・切除の噴射モードか、を選択するスイッチまたはダイヤルからなる。なお、噴射モード選択手段120の取り付け位置は、制御手段100以外でもよく、脈動発生部30の任意位置または単独配置にしてもよい。制御手段100の詳しい構成については、図7を参照して後述する。
次に、脈動発生部の構成について図面を参照して説明する。
図6は、脈動発生部30の構成を示す断面図である。図6において、脈動発生部30は、流体室80の容積変更手段としての圧電素子33と、ダイアフラム35と、流体室80と連通する噴射流路51を有する流体噴射管50とを有して構成されている。
圧電素子33は、第1ケース31の空間内に配置され、一方の端部は第1ケース31の底部に、他方の端部は補強板34を介してダイアフラム35に固定されている。圧電素子33は、電荷を印加すると矢視A方向に伸長し、電荷を除去すると収縮して初期長さに復帰するものを採用している。
流体室80には、入口流路36が連通し、入口流路36は第2接続チューブ4を介して流体供給手段10に接続されている。
流体噴射管50は、第2ケース32に形成される出口流路37と連通する噴射流路51を有し、先端部には流路径が縮小された流体噴射開口部56を有するノズル55が挿着されている。
続いて、制御手段100の構成について説明する。
図7は、実施形態2に係る制御手段100の主要構成を示す構成説明図である。なお、実施形態1と同じ機能を有するものには、同じ符号を附し、その説明を省略している。制御手段100は、流体噴射装置1の全体制御を行う制御回路105と、流体供給手段10を駆動制御する流体供給手段駆動回路103と、加速度センサー40による操作加速度検出信号を受信するセンサー信号受信回路102と、脈動発生部30の駆動を制御する脈動発生部駆動回路106と、を有している。
制御回路105には、パルス噴射スイッチ46からの入力信号を処理する回路と、噴射モード選択手段120からの入力信号を処理する回路と、噴射モードに基づきあらかじめ設定しておく設定加速度を記憶する記憶回路等を有している(図示は省略)。
制御回路105は、パルス噴射スイッチ46からの噴射または非噴射の入力と、噴射モード選択手段120によって選択された噴射モードでパルス流噴射が可能な状態に制御し、加速度センサー40で検出した操作加速度と設定されている設定加速度の大小を判定して、その判定結果に基づき流体供給手段10と、脈動発生部30の駆動を制御する。
続いて、本実施形態におけるパルス流噴射の作用について図5、図6を参照して説明する。流体室80には、流体供給手段10によって一定圧力の液圧で流体が供給される。その結果、圧電素子33の動作を行わない場合、流体供給手段10の吐出力と入口流路36側全体の流体抵抗値の差によって、流体は流体室80内に流入し、流体噴射開口部56から連続流が噴射される。
圧電素子33に駆動波形を入力すると、圧電素子33の伸長、収縮に伴いダイアフラム35により流体室80の容積が変更される。すなわち、圧電素子33に駆動信号が入力され、圧電素子33が伸長したとすると、流体室80内の圧力は、上昇して数十気圧に達する。また、駆動信号を停止すると、圧電素子33は収縮して流体室80内の圧力は低下する。この流体室80内の圧力変動によって脈動流が発生する。この際の圧力変動が、流体噴射管50内を伝播して、先端の流体噴射開口部56からパルス状に流体が高速噴射される。ここで脈動流とは、流体の流量または流速が周期的な変動または不定期な変動を伴った流体の流動を意味する。脈動流には、流体の流動と停止とを繰り返す間欠の流動も含むが、流体の流量または流速が周期的または不定期な変動をしていればよい。同様に、流体をパルス状に噴射するとは、噴射する流体の流量または移動速度が周期的または不定期に変動した流体の噴射を意味する。
次に、圧電素子33に入力する電圧波形について説明する。
図8に、圧電素子33に入力する電圧波形の1例を示す。駆動波形は、正の電圧方向にオフセットして位相が−90度ずれたsin波形(1周期分)と休止期間とを組み合わせたものである。この駆動波形の繰り返し周波数を上げる場合には、休止期間の長さを変えることで変化させられる。例えば、容積変更手段に使われている圧電素子33は正の電圧が印加されると伸長するものとすると、駆動波形の立ち上りの時間は、流体室80の容積を減少している時間に相当する。そして、駆動波形の立ち下りの時間は、流体室80の容積を増やしている時間に相当し、休止時間では流体室80の容積は変化しない。このような電圧波形を繰り返すことよって、脈動流(パルス流)を発生させる。
続いて、実施形態2に係る流体噴射の制御方法について図面を参照して説明する。
まず、噴射モード選択手段120で広範囲モードを選択した場合の制御方法について説明する。
表3は、広範囲モードにおけるパルス流噴射の制御アルゴリズムを表し、図9は、表3のアルゴリズムに基づくパルス流噴射の具体的な1例を示す説明図である。表3と図9を参照して説明する。なお、あらかじめ設定する設定加速度をα0、加速度センサー40で検出した操作加速度をαとする。
Figure 0005696484
まず、メインスイッチによって制御手段100を立ち上げ、流体供給手段10を駆動し(流体供給手段ON)、脈動発生部30に流体を供給する。加速度センサー40では、噴射または非噴射に限らず(つまり、操作の有無に限らず)、脈動発生部30の加速度を検出している。ここで、パルス噴射スイッチ46をONしている間において、α0<αのときには脈動発生部30を駆動(ON)し、α0>αのときには脈動発生部30を停止(OFF)する。パルス噴射スイッチ46がOFFの場合には、α0<α、α0>αの両方の状態において、脈動発生部30の駆動を停止(OFF)する。つまり、パルス噴射スイッチ46の信号がON、且つ操作加速度αが設定加速度α0よりも大きいときにパルス流を噴射し、パルス噴射スイッチ46の信号がON、且つ操作加速度αが設定加速度α0よりも小さいときにパルス流の噴射を停止する。
なお、α0=αの場合は、安全性を優先して脈動発生部30は停止(OFF)を設定することが好ましい。
以上のような制御方法によれば、比較的広範囲を浅く切りたい場合に、操作加速度αと設定加速度α0を比較判定して噴射を制御することから、脈動発生部30をこまめに早く動かすと流体を噴射し、手の動きを遅くまたは止めてしまうと流体の噴射が止まるので、同じ場所で噴射を継続してしまうことがなく、必要以上に深く切れてしまうことを防止できる。
また、メインスイッチによって制御手段100を立ち上げている状態では、脈動発生部30が停止しているときでも流体供給手段10は駆動しており、脈動発生部30に流体を供給し続け、流体噴射開口部56からは連続流が噴射されている。この連続流は、脈動発生部30内部の抵抗要素を通過していることから、容積変更手段によって加圧されたパルス流に比べて圧力が小さいため、噴射されても組織へダメージを与えることはない。
なお、流体供給手段10は、メインスイッチがONされたときに常に駆動状態にせず、脈動発生部30と流体供給手段10と駆動、非駆動を同期させる制御方法としてもよい。
次に、噴射モード選択手段120で狭範囲モードを選択した場合の制御方法について説明する。
表4は、狭範囲モードにおける流体噴射の制御アルゴリズムを表し、図10は、表4のアルゴリズムに基づくパルス流噴射の具体的な1例を示す説明図である。表4と図10を参照して説明する。なお、あらかじめ設定する設定加速度をα0、加速度センサー40で検出した操作加速度をαとする。
Figure 0005696484
加速度センサー40では、噴射または非噴射に限らず(つまり、操作の有無に限らず)、操作部の加速度を検出している。ここで、パルス噴射スイッチ46をONしている間において、α0<αのときには脈動発生部30を停止(OFF)し、α0>αのときには脈動発生部30を駆動(ON)する。パルス噴射スイッチ46がOFFの場合には、α0<α、α0>αの両方の状態において、脈動発生部30の駆動を停止(OFF)する。
なお、α0=αの場合は、安全性を優先して脈動発生部30は停止(OFF)を設定することが好ましい。
以上のような制御方法によれば、特定の部位の切除・切開を行う場合、脈動発生部30の動きが小さい場合(操作加速度α<α0)に切除可能となり、仮に、手が振れて大きな動きになって操作加速度αが設定加速度α0よりも大きいと判定した場合には噴射を停止することで、意図しない部位を切除してしまうことを防止できる。
(実施形態3)
続いて、実施形態3に係る流体噴射装置について説明する。前述した実施形態2が、パルス噴射スイッチ46の信号と噴射モードの情報と加速度センサー40の検出信号によって流体の噴射を制御していることに対して、実施形態3は、噴射モードの情報と加速度センサー40の検出信号(操作加速度)によって出力が制御される情報出力手段を有していることが異なる。よって、相違箇所を中心に説明する。
図11は、実施形態3に係る制御手段100の主要構成を示す構成説明図である。なお、実施形態2と同じ機能を有するものには、同じ符号を附し、その説明を省略している。制御手段100は、流体噴射装置1の全体制御を行う制御回路110と、流体供給手段10の駆動制御をする流体供給手段駆動回路103と、加速度センサー40の操作加速度検出信号を受信するセンサー信号受信回路102と、脈動発生部30の駆動を制御する脈動発生部駆動回路106と、情報出力手段としての音声出力回路111と、スピーカー112とを有している。
なお、情報出力手段として音声以外に、光や画面表示等の視認可能な出力手段を用いることができる。また、スピーカー112は、制御手段100とは別の場所に配置してもよい。
制御回路110には、パルス噴射スイッチ46からの入力信号を処理する回路と、噴射モード選択手段120からの入力信号を処理する回路と、噴射モードに基づきあらかじめ設定しておく設定加速度、音声出力の出力内容を記憶する記憶回路、等を有している(図示は省略)。
続いて、実施形態3に係る情報出力手段の制御方法について図面を参照して説明する。
まず、噴射モード選択手段120で広範囲モードを選択した場合の制御方法について説明する。
表5は、広範囲モードにおける流体噴射の制御アルゴリズムを表し、図12は、表5のアルゴリズムに基づく流体噴射の具体的な1例を示す説明図である。表5と図12を参照して説明する。なお、あらかじめ設定する設定加速度をα0、加速度センサー40で検出した操作加速度をαとする。
Figure 0005696484
加速度センサー40では、噴射または非噴射に限らず(つまり、操作の有無に限らず)、操作部としての脈動発生部30の加速度を検出している。ここで、パルス噴射スイッチ46をONしている間において、α0<αのときには脈動発生部30を駆動(ON)し、α0>αのときには脈動発生部30を停止(OFF)する。パルス噴射スイッチ46がOFFの場合には、α0<α、α0>αの両方の状態において、脈動発生部30の駆動を停止する。そして、パルス噴射スイッチ46がON、且つα0<αの状態のときには、スピーカー112から音声または発信音を出力し、α0>αのときには発信音は出力されない。言い換えれば、音声が出力されているときにパルス噴射スイッチ46をONにすれば、脈動発生部30をこまめに動かすとパルス流噴射され、音声が出力されていないときには、パルス噴射スイッチ46をONしても、流体噴射は停止されることになる。
このようにすれば、α0<αの範囲で操作する場合、音や光や画面表示などで使用者に噴射に適した状態か適さない状態かを知らせることができ、情報出力手段の出力に合わせて使用者が噴射スイッチを制御できるので、操作者は意図した噴射条件で操作することができる。
次に、噴射モード選択手段120で狭範囲モードを選択した場合の制御方法について説明する。
表6は、狭範囲モードにおける流体噴射の制御アルゴリズムを表し、図13は、表6のアルゴリズムに基づく流体噴射の具体的な1例を示す説明図である。表6と図12を参照して説明する。なお、あらかじめ設定する設定加速度をα0、加速度センサー40で検出した操作加速度をαとする。
Figure 0005696484
加速度センサー40は、噴射または非噴射に限らず(つまり、操作の有無に限らず)、操作部としての脈動発生部30の加速度を検出している。ここで、パルス噴射スイッチ46をONしている間において、α0<αのときには脈動発生部30を停止(OFF)し、α0>αのときには脈動発生部30を駆動(ON)する。パルス噴射スイッチ46がOFFの場合には、α0<α、α0>αの両方の状態において、脈動発生部30の駆動を停止する。そして、パルス噴射スイッチ46がON、且つα0>αのときに、スピーカー112から音声または発信音を出力可能である。
言い換えれば、α0>αの範囲で操作する場合、音や光や画面表示などで使用者に噴射に適した状態か適さない状態かを知らせることができ、特定の部分を切除する場合に、発信音が出力されているときにパルス噴射スイッチ46をONにすれば、手が振れていない状態で切除したい部位にパルス流を噴射できる。よって、情報出力手段の出力に合わせて使用者が噴射スイッチを制御できるので、操作者は意図した噴射条件で操作することができる。
また、前述したスピーカー112のONとOFFの機能は一例であり、スピーカー112のONとOFFの機能を入れ替えて、パルス噴射スイッチ46をONにしてはいけない状態を示す警告音としたり、スピーカー112のONのときの発信音とOFFのときの発信音が異なるようにして、操作者が切除可能な状態か、不可能な状態かを区別して認識できるようにしてもよい。
(医療機器)
続いて、前述した各実施形態による流体噴射装置1と、流体噴射の制御方法を用いた医療機器について説明する。医療機器は、実施形態1(図1、図2、参照)、実施形態2(図5、図6、図7、参照)、実施形態3(図11、参照)で説明した構成のものを採用することができる。なお、本実施例の医療機器は、生体組織を選択的に切除・切開・破砕することが可能な手術具である。よって、ここで用いる流体は、生理食塩水などの液体である。
噴射流体は、連続流またはパルス流のどちらも選択可能であるが、特に、流体をパルス状に高速噴射する場合、生体組織を選択的に切除・切開・破砕することが可能で、血管等の細管組織を温存できるなど手術具として優れた特性を有している。
そして、操作者が操作部(操作部20または脈動発生部30)を操作するときの動き(操作加速度α)を加速度センサー40で検出し、選択された噴射モードに基づき設定された設定加速度α0と比較して、流体の噴射または非噴射を制御する。従って、広範囲を浅く切りたい場合、狭範囲を適切な深さで切りたい場合、それぞれに操作者が意図する適切な切開または切除を行うことができ、操作性がよく、安全性が高い手術具としての医療機器を実現できる。
(変形例)
以上説明した実施形態には以下の変形例が存在する。なお、変形例の説明においては、上述した実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
上述した実施形態では、流体噴射装置1が噴射スイッチ45を有している構成としたが、噴射スイッチ45はなくてもよい。例えば、加速度センサー40で検出した操作部(操作部20または脈動発生部30)の操作加速度αが選択された噴射モードに基づき設定された設定加速度α0に対して、α0<αのときには流体供給手段10を駆動(ON)し、α0≧αのときには流体供給手段10を停止(OFF)するようにしてもよい。また、反対に、α0≧αのときには流体供給手段10を駆動(ON)し、α0<αのときには流体供給手段10を停止(OFF)するようにしてもよい。
上述した実施形態では、選択された噴射モードに基づき設定される設定加速度について、一律にα0として説明したが、選択される噴射モードに基づき、設定加速度を可変にしてもよい。例えば、広範囲モードの場合の設定加速度α1と、狭範囲モードの場合の設定加速度α2とを用意してもよい。この場合、α1>α2としてもよいし、α1<α2としてもよい。
1…流体噴射装置、10…流体供給手段、30…脈動発生部、40…加速度センサー、46…噴射スイッチ、50…流体噴射管、55…ノズル、56…流体噴射開口部、100…制御手段、120…噴射モード選択手段。

Claims (6)

  1. 体を供給する流体供給手段と、
    前記流体供給手段から供給される流体が連通する操作部と、
    前記操作部を連通する流体を噴射する流体噴射管と、
    記操作部の操作加速度を検出する加速度センサーと、
    射モードに基づき設定された設定加速度と、前記加速度センサーによって検出された操作加速度とを用いて流体の噴射を制御する制御手段と、を有し、
    前記噴射モードは、
    対象物の第1の範囲に流体を噴射するための第1のモードと、
    対象物の前記第1の範囲に比べて狭い第2の範囲に流体を噴射するための第2のモードと、を含み、
    前記第1のモードの場合、前記制御手段は、前記操作加速度が前記設定加速度よりも大きいときに流体を噴射させ、かつ、前記操作加速度が前記設定加速度以下のときに流体の噴射を停止させる、流体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の流体噴射装置において、
    前記第2のモードの場合、前記制御手段は、前記操作加速度が前記設定加速度よりも小さいときに流体を噴射させ、かつ、前記操作加速度が前記設定加速度以上のときに流体の噴射を停止させる、流体噴射装置。
  3. 流体を供給する流体供給手段と、
    前記流体供給手段から供給される流体が連通する操作部と、
    前記操作部を連通する流体を噴射する流体噴射管と、
    前記操作部の操作加速度を検出する加速度センサーと、
    噴射モードに基づき設定された設定加速度と、前記加速度センサーによって検出された操作加速度とを用いて流体の噴射を制御する制御手段と、を有し、
    前記噴射モードは、
    対象物の第1の範囲に流体を噴射するための第1のモードと、
    対象物の前記第1の範囲に比べて狭い第2の範囲に流体を噴射するための第2のモードと、を含み、
    前記第2のモードの場合、前記制御手段は、前記操作加速度が前記設定加速度よりも小さいときに流体を噴射させ、かつ、前記操作加速度が前記設定加速度以上のときに流体の噴射を停止させる、流体噴射装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の流体噴射装置において、
    体の噴射の可否の情報を出力する情報出力手段をさらに有する、
    ことを特徴とする流体噴射装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の流体噴射装置において、
    前記操作部は、パルス流体を発生させる脈動発生部を含み
    前記制御手段は、パルス流体の噴射を制御する、
    ことを特徴とする流体噴射装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の流体噴射装置を備える、医療機器。
JP2011003724A 2011-01-12 2011-01-12 流体噴射装置、医療機器 Active JP5696484B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011003724A JP5696484B2 (ja) 2011-01-12 2011-01-12 流体噴射装置、医療機器
US13/347,252 US9131952B2 (en) 2011-01-12 2012-01-10 Fluid ejection device, fluid ejection method, and medical apparatus
CN201210005960.8A CN102579110B (zh) 2011-01-12 2012-01-10 流体喷射装置、医疗设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011003724A JP5696484B2 (ja) 2011-01-12 2011-01-12 流体噴射装置、医療機器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015022920A Division JP2015097820A (ja) 2015-02-09 2015-02-09 流体噴射装置、医療機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012143374A JP2012143374A (ja) 2012-08-02
JP5696484B2 true JP5696484B2 (ja) 2015-04-08

Family

ID=46454928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011003724A Active JP5696484B2 (ja) 2011-01-12 2011-01-12 流体噴射装置、医療機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9131952B2 (ja)
JP (1) JP5696484B2 (ja)
CN (1) CN102579110B (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5845798B2 (ja) * 2011-10-17 2016-01-20 セイコーエプソン株式会社 制御装置、液体噴射装置、医療機器及びプログラム
CN103417265A (zh) 2012-05-15 2013-12-04 精工爱普生株式会社 医疗设备
US9724122B2 (en) * 2012-09-14 2017-08-08 The Spectranetics Corporation Expandable lead jacket
JP2015077391A (ja) * 2013-09-11 2015-04-23 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置、医療機器
JP2015054030A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置、液体噴射方法および医療機器
JP2015054026A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置、医療機器
JP2015054027A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置、医療機器
JP2015054029A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置、医療機器
JP2015062469A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 セイコーエプソン株式会社 制御装置、検査方法
JP2015093141A (ja) 2013-11-14 2015-05-18 セイコーエプソン株式会社 ロボット手術装置、およびロボット手術装置用流体噴射装置
JP2015198863A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 セイコーエプソン株式会社 流体噴射装置
JP2015198862A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 セイコーエプソン株式会社 流体噴射装置
JP2015198864A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 セイコーエプソン株式会社 流体噴射装置
JP2015200288A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 セイコーエプソン株式会社 流体噴射装置
JP2015198865A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 セイコーエプソン株式会社 流体噴射装置
JP2015200289A (ja) 2014-04-10 2015-11-12 セイコーエプソン株式会社 流体噴射装置
JP2016016284A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 セイコーエプソン株式会社 液体噴射制御装置、液体噴射システム及び制御方法
JP2015097820A (ja) * 2015-02-09 2015-05-28 セイコーエプソン株式会社 流体噴射装置、医療機器
CN107822696A (zh) * 2017-10-12 2018-03-23 徐州市妇幼保健院 一种医用腔镜水刀喷枪及其使用方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69228410T2 (de) * 1991-08-21 1999-07-08 Smith & Nephew Inc Flüssigkeitenbehandlungssystem
US5788667A (en) * 1996-07-19 1998-08-04 Stoller; Glenn Fluid jet vitrectomy device and method for use
US6629948B2 (en) * 1997-01-22 2003-10-07 Advanced Medical Optics Rapid pulse phaco power for burn free surgery
US6451017B1 (en) * 2000-01-10 2002-09-17 Hydrocision, Inc. Surgical instruments with integrated electrocautery
DE20009786U1 (de) * 2000-05-31 2000-10-19 Taufig Ahmmed Ziah Fettabsaugvorrichtung
US6679879B2 (en) * 2000-08-16 2004-01-20 John H. Shadduck Electrical discharge catheter system for extracting emboli in endovascular interventions
DE102004021754A1 (de) * 2004-04-30 2005-11-24 Reinhardt Thyzel Vorrichtung zum Entfernen von Epithelzellen aus einem Linsenkapselsack eines menschlichen oder tierischen Auges
JP2006010206A (ja) 2004-06-25 2006-01-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫搭載の浄水ポットおよび冷蔵庫
US20060100606A1 (en) * 2004-11-10 2006-05-11 Dobak John D Iii Method and device for liposuction
US20060156875A1 (en) 2005-01-19 2006-07-20 Depuy Mitek, Inc. Fluid cutting device and method of use
US20060271033A1 (en) * 2005-05-31 2006-11-30 Moxhe Ein-Gal Tissue ablation with jet injection of conductive fluid
JP5115088B2 (ja) * 2007-08-10 2013-01-09 セイコーエプソン株式会社 手術具
JP2009045167A (ja) 2007-08-17 2009-03-05 Seiko Epson Corp 流体噴射装置
DE102008025233A1 (de) * 2008-05-27 2009-12-03 Erbe Elektromedizin Gmbh Wasserstrahlchirurgieinstrument
JP2010051430A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Seiko Epson Corp 脈動発生機構、接続流路管、流体噴射装置
JP5320906B2 (ja) 2008-08-28 2013-10-23 セイコーエプソン株式会社 流体噴射手術器具および流体噴射方法
JP2010051896A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Seiko Epson Corp 流体噴射装置、流体噴射手術器具及び流体噴射方法
JP2010057531A (ja) 2008-09-01 2010-03-18 Seiko Epson Corp 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法および手術装置
DE202009018056U1 (de) * 2009-04-16 2010-12-30 Erbe Elektromedizin Gmbh Endoskopisches Chirurgieinstrument

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012143374A (ja) 2012-08-02
US20120176431A1 (en) 2012-07-12
CN102579110A (zh) 2012-07-18
CN102579110B (zh) 2015-08-19
US9131952B2 (en) 2015-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5696484B2 (ja) 流体噴射装置、医療機器
JP4655163B1 (ja) 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法
JP2010106748A (ja) 流体噴射システム、流体噴射システムの駆動方法、手術装置
JP2009045167A (ja) 流体噴射装置
US9234516B2 (en) Fluid ejection device and medical device
JP2015198864A (ja) 流体噴射装置
US9238373B2 (en) Fluid ejection device
JP2015200287A (ja) 流体噴射装置
EP2929846B1 (en) Surgical fluid ejection device
JP2015198861A (ja) 流体噴射装置、および、流体噴射方法
JP2010084678A (ja) 流体噴射装置、流体噴射方法および手術装置
JP2010077948A (ja) 流体噴射装置、及び流体噴射装置の制御方法
JP2015198860A (ja) 流体噴射装置
JP2015200286A (ja) 流体噴射装置
JP5360690B2 (ja) 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法
US20150283809A1 (en) Fluid ejection device
JP2010059939A (ja) 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法および手術装置
JP2015198865A (ja) 流体噴射装置
JP2015198862A (ja) 流体噴射装置
JP2015200288A (ja) 流体噴射装置
JP2015097820A (ja) 流体噴射装置、医療機器
JP2015198863A (ja) 流体噴射装置
JP5212440B2 (ja) レーザーパルスメスおよび医療機器
JP5585713B2 (ja) 流体噴射装置
JP5408324B2 (ja) 流体噴射装置および医療機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140903

TRDD Decision of grant or rejection written
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5696484

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350