JP5695592B2 - 製氷機 - Google Patents

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Description

本発明は、キューブ状あるいは板状の氷を生成する製氷機に関し、なかでも氷を生成する過程における冷凍装置および製氷構造の運転状態を制御する制御方法に改良を加えたものである。
製氷機が設置される室内の温度(室温)にかかわらず所望の形状の氷を得るために、室温に応じて製氷完了温度を変動させることが、例えば特許文献1に公知である。そこでの製氷機は、下向きに開口する一群のセル(製氷小室)を有する製氷ケース(冷却器)と、各セルへ向かって製氷用水を噴出供給する給水部と、氷の下面中央に形成される窪み(穴)の径を4段階(15φ、10φ、5φ、1φ)に設定する設定手段とを備えている。この窪みの設定値と室温とに基づいて、製氷完了温度が設定されている。具体的には、窪みの直径値が大きく室温が高いほど、製氷完了温度は高い値に設定される。
本発明では、室温と製氷用水の温度(給水温)とに応じて製氷完了温度を変動させるが、これに関連して、室温および給水温に応じて製氷時間(製氷工程の開始から完了までの時間)を変動させることが、特許文献2に公知である。そこでは、窪みの設定値と室温と給水温とに基づいて、製氷時間が設定されている。具体的には、窪みの直径値が小さく室温および給水温が高いほど、製氷時間は長めに設定される。
特開昭58−210470号公報 特開昭58−210471号公報
製氷機で使用される製氷用水は、製氷機が設置される建物の外の水道管と、建物内の水道管とを順に通って、製氷機内へ引き込まれる。製氷機内の氷が満量であるなどの理由で製氷工程が長時間行われなかった場合、建物内の水道管に滞留する水の温度は、建物内の気温近くまで上昇あるいは下降する。これにより、建物外と建物内の水温に差が生じる。特に夏季や冬季は、冷暖房の使用によって建物の内外の気温差が大きくなりやすく、従っ
て内外の水温差も大きくなりやすい。
給水温を検出し、これに基づき製氷完了温度を設定する製氷機において、建物外と建物内の水温差が大きい状態で製氷工程を開始すると、最初は建物内に滞留していた水が製氷用水として使用されるので、建物内の水の温度が給水温として検出され、これに基づき製氷完了温度が設定される。しかし、建物内の水はやがて使い切られ、その後は、製氷工程の開始時に建物外にあった水、すなわち建物外の気温に近い温度の水が、製氷機内へ引き込まれる。つまり、製氷完了温度の設定時に検出した給水温とは異なる温度の水が、製氷用水として使用されることになり、その結果、製氷ケース内に形成される氷の形状(例えば、窪みの形状)を設定するための設定手段を備える製氷機において、次のような不都合を生じることがある。
建物外よりも建物内の気温が高い場合(冬季など)は、建物内の水を使い切った後、それよりも低い温度の水が製氷用水として使用される。つまり、製氷工程の途中で給水温が低下する。これにより、製氷ケースの温度(ケース温度)の低下速度が速くなり、その結果、ケース温度が製氷完了温度に達するまでの時間、すなわち製氷時間が短くなる。ここで、上記設定手段における所望の氷の形状が比較的大きい(窪みが小さい)場合は、製氷時間が少し短くなっても、氷の形状が所望より少し小さく(窪みが大きく)なる程度でさほど問題は無いが、所望の氷の形状が最小(窪みが最大)もしくはそれに近い場合に製氷時間が短くなると、得られる氷が小さくなり過ぎるおそれがある。
建物外よりも建物内の気温が低い場合(夏季など)は、建物内の水を使い切った後、それよりも高い温度の水が製氷用水として使用される。つまり、製氷工程の途中で給水温が上昇する。これにより、ケース温度の低下速度が遅くなって、製氷時間が長くなる。ここで、上記設定手段における所望の氷の形状が比較的小さい(窪みが大きい)場合は、製氷時間が少し長くなっても、氷の形状が所望より少し大きく(窪みが小さく)なる程度でさほど問題は無いが、所望の氷の形状が最大(窪みが最小)もしくはそれに近い場合に製氷時間が長くなると、氷が成長し過ぎるおそれがある。
上記のように給水温の変化は氷の形状に影響するが、室温の変化によっても同様の問題が生じるおそれがある。すなわち、製氷完了温度を設定して製氷工程を開始してから、その途中で室温が低下すると、その低下前に比べて凝縮器における放熱効率が上昇する。また、放熱効率の上昇に伴って冷凍装置の冷却能力が上昇するため、ケース温度の低下速度が速くなり、従って製氷時間が短くなる。所望の氷の形状が最小もしくはそれに近い設定のときに製氷時間が短くなると、得られる氷が小さくなり過ぎるおそれがある。逆に、製氷工程の途中で室温が上昇すると、その上昇前に比べてケース温度の低下速度が遅くなるので製氷時間が長くなる。所望の氷の形状が最大もしくはそれに近い設定のときに製氷時間が長くなると、氷が成長し過ぎるおそれがある。
特許文献1では、窪みの設定が最大(15φ)あるいは最小(1φ)の場合にも、室温が上昇するに従って製氷完了温度を上昇させて、室温にかかわらず所望の窪みを有する氷が得られるようにしている。しかし、この設定は、製氷工程の途中で室温が大きく変動した場合に対応できない。すなわち、窪みの設定が最大(15φ)の場合に、製氷工程の途中で室温が低下すると、上記の理由から製氷時間が短くなるので、得られる氷が小さくなり過ぎる(窪みが15φよりも大きくなり過ぎる)おそれがある。また、窪みの設定が最小(1φ)の場合に、製氷工程の途中で室温が上昇して製氷時間が長くなると、氷が成長し過ぎてセルからはみ出るおそれがある。また、最小(1φ)の窪みを有する氷が形成された後、すなわち氷がセルいっぱいに成長した後も製氷工程を続けると、電力を無駄に消費してしまう。
本発明の目的は、製氷完了温度の設定方法を改良することにより、製氷工程の途中で室温や給水温が変動した場合でも、得られる氷が小さくなり過ぎ、あるいは逆に氷が成長し過ぎるのを解消して、氷の形状を確実に適正範囲内にすることができる製氷機を提供することにある。
本発明に係る製氷機は、冷凍装置4および製氷構造と、これら両者の運転状態を制御する運転制御部51と、運転制御部51に制御データを渡す温度設定部52およびケース温度検出部53とを備えている。温度設定部52は、製氷機が設置される室内の気温を検出する室温検出部63の検出値と、給水管32内の製氷用水の温度を検出する給水温検出部64の検出値と、氷形状設定部65で設定された氷形状設定値とに基づいて、製氷完了温度の暫定値を設定するように構成されている。温度設定部52で設定した製氷完了温度の暫定値が、予め設定された上限温度と下限温度の範囲内にある条件下では、前記暫定値をそのまま製氷完了温度として製氷を行い、前記暫定値が上限温度を上回る条件下では、上限温度を製氷完了温度として製氷を行い、前記暫定値が下限温度を下回る条件下では、下限温度を製氷完了温度として製氷を行うことを特徴とする。
室温検出部63および給水温検出部64で検出される室温および給水温について、それぞれ基準値を設定する。室温検出部63および給水温検出部64の検出値がそれぞれの基準値と等しくかつ氷形状設定部65において氷形状が最小に設定されている場合に温度設定部52で設定される製氷完了温度の暫定値を、製氷完了温度の上限温度として設定する。室温検出部63および給水温検出部64の検出値がそれぞれの基準値と等しくかつ氷形状設定部65において氷形状が最大に設定されている場合に温度設定部52で設定される製氷完了温度の暫定値を、製氷完了温度の下限温度として設定する。
本発明では、室温および給水温と氷形状設定値とに基づいて製氷完了温度の暫定値を設定し、この暫定値が予め設定された上限温度と下限温度の範囲内にある条件下では、暫定値をそのまま製氷完了温度として製氷を行った。また、暫定値が上限温度を上回る条件下では、上限温度を製氷完了温度として製氷を行い、暫定値が下限温度を下回る条件下では、下限温度を製氷完了温度として製氷を行った。本発明において製氷完了温度の暫定値は、従来の製氷完了温度と同様に設定する。すなわち、室温や給水温が高いほど、ケース温度の低下速度が遅くなるため暫定値を高く設定する。さらに、氷形状設定値が示す氷の形状が小さいほど、製氷時間が短くて済むため暫定値を高く設定する。
上限温度を設定するのは、氷形状設定値が示す氷の形状が最小もしくはそれに近い場合に、室温や給水温の低下により生じる不都合を回避するためである。すなわち、製氷工程の途中で室温や給水温が低下すると、その低下前に比べてケース温度の低下速度が速くなるので製氷時間が短くなる。氷の形状が最小もしくはそれに近い設定のときに製氷時間が短くなると、得られる氷が小さくなり過ぎる。これは、製氷工程の開始時の室温と給水温が比較的高い場合であり、またこのような場合に、製氷完了温度の暫定値は最も高く設定される。つまり、得られる氷が小さくなり過ぎるおそれがある場合に、製氷完了温度の暫定値は特に高くなる。そこで本発明では、製氷完了温度に上限温度を設定し、暫定値が上限温度を上回る条件下では、暫定値よりも低い上限温度を製氷完了温度として製氷を行った。これによれば、上限温度が設定されていなかった従来よりも製氷完了温度を低くして、その分だけ製氷時間を長くして氷を成長させることができ、従って、氷が小さくなり過ぎるのを解消することができる。
下限温度を設定するのは、氷形状設定値が示す氷の形状が最大もしくはそれに近い場合に、室温や給水温の上昇により生じる不都合を回避するためである。すなわち、製氷工程の途中で室温や給水温が上昇すると、その上昇前に比べてケース温度の低下速度が遅くなるので製氷時間が長くなる。氷の形状が最大もしくはそれに近い設定のときに製氷時間が長くなると、氷が成長し過ぎる。これは、製氷工程の開始時の室温と給水温が比較的低い場合であり、またこのような場合に、製氷完了温度の暫定値は最も低く設定される。つまり、氷が成長し過ぎるおそれがある場合に、製氷完了温度の暫定値は特に低くなる。そこで本発明では、製氷完了温度に下限温度を設定し、暫定値が下限温度を下回る条件下では、暫定値よりも高い下限温度を製氷完了温度として製氷を行った。これによれば、下限温度が設定されていなかった従来よりも製氷完了温度を高くして、その分だけ製氷時間を短くすることができ、従って、氷が成長し過ぎるのを解消することができる。また、氷が成長し過ぎる前に製氷工程を終えることにより、電力の無駄な消費を解消できる。
以上のように、製氷完了温度に上限温度を設定すると、仮に製氷工程の途中で室温や給水温が低下しても、得られる氷が小さくなり過ぎることが無く、製氷完了温度に下限温度を設定すると、仮に製氷工程の途中で室温や給水温が上昇しても、氷が成長し過ぎることが無い。このように、本発明によれば、製氷工程の途中で室温や給水温が変動した場合でも、得られる氷が小さくなり過ぎ、あるいは逆に氷が成長し過ぎるのを解消して、氷の形状を確実に適正範囲内にすることができる。
室温検出部63および給水温検出部64の検出値がそれぞれの基準値と等しくかつ氷形状設定部65が最小設定である場合に温度設定部52で設定される製氷完了温度の暫定値(最高基準暫定値)を、製氷完了温度の上限温度として設定する。これによれば、ケース温度が少なくとも最高基準暫定値に達するまでは製氷工程を続けることができ、最小設定よりも小さく使用に適さない氷が得られるのをより確実に防止できる。すなわち、室温および給水温の検出値が基準値と等しい基準温度条件では、ケース温度が最高基準暫定値に達するまで製氷工程を行うことにより、最小設定の形状の氷を得ることができる。また、基準温度条件よりも低温の温度条件では、基準温度条件に比べてケース温度の低下速度が速くなるが、その分製氷完了温度の暫定値が最高基準暫定値よりも低く設定されて、当該暫定値がそのまま製氷完了温度となるので、当該製氷完了温度に達するまで製氷工程を行って、最小設定の形状の氷を得ることができる。基準温度条件よりも高温の温度条件では、基準温度条件に比べてケース温度の低下速度が遅くなり、その分製氷完了温度の暫定値が最高基準暫定値よりも高く設定されるが、当該暫定値よりも低い最高基準暫定値が製氷完了温度となるので、この製氷完了温度に達するまで製氷工程を行って、最小設定と同等もしくはそれより大きい氷を得ることができる。つまり、最高基準暫定値を製氷完了温度の上限温度とする本発明によれば、室温および給水温の高低にかかわらず、最小設定と同等もしくはそれより大きい氷を確実に得ることができる。
室温検出部63および給水温検出部64の検出値がそれぞれの基準値と等しくかつ氷形状設定部65が最大設定である場合に温度設定部52で設定される製氷完了温度の暫定値(最低基準暫定値)を、製氷完了温度の下限温度として設定する。これによれば、ケース温度が遅くとも最低基準暫定値に達した時点で製氷工程を終えることができ、氷が最大設定を超えて成長し過ぎるのをより確実に防止できる。すなわち、先の基準温度条件では、ケース温度が最高基準暫定値に達するまで製氷工程を行うことにより、最大設定の形状の氷を得ることができる。また、基準温度条件よりも高温の温度条件では、基準温度条件に比べてケース温度の低下速度が遅くなるが、その分製氷完了温度の暫定値が最低基準暫定値よりも高く設定されて、当該暫定値がそのまま製氷完了温度となるので、当該製氷完了温度に達した時点で製氷工程を終えて、最大設定の形状の氷を得ることができる。基準温度条件よりも低温の温度条件では、基準温度条件に比べてケース温度の低下速度が速くなり、その分製氷完了温度の暫定値が最高基準暫定値よりも低く設定されるが、当該暫定値よりも高い最低基準暫定値が製氷完了温度となるので、この製氷完了温度に達した時点で製氷工程を終えて、最大設定と同等もしくはそれより小さい氷を得ることができる。つまり、最低基準暫定値を製氷完了温度の下限温度とする本発明によれば、室温および給水温の高低にかかわらず、最大設定と同等もしくはそれより小さい氷を確実に得ることができる。
製氷完了温度テーブルの作成手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る製氷機の全体構成を示す図である。 実施例に係る製氷機の製氷構造の縦断正面図である。 実施例に係る製氷機の制御系を示すブロック図である。 製氷完了温度テーブルの一部を示す図である。 製氷完了温度テーブルの作成手順を示す図である。
(実施例) 本発明に係る製氷機の実施例を、図1から図6を用いて説明する。図2に示すように製氷機1は、断熱構造の製氷室2と、この製氷室2の下側に配置された機械室3とを備えている。製氷室2の上部には、冷凍装置4により冷却される製氷ケース5と、製氷ケース5へ製氷用水を供給する給水部6などの製氷構造が配置されており、製氷室2の下部が、製氷ケース5で作製された氷を貯える貯氷空間となっている。
冷凍装置4は、冷凍サイクルを構成する圧縮機8、凝縮器9、膨張弁10、および蒸発器11と、これらを接続して冷媒循環用の通路を形成する冷媒配管12と、ホットガス循環用の通路を形成するホットガス管13などで構成される。圧縮機8および凝縮器9は、凝縮器9用のファン14とともに機械室3に配置されている。蒸発器11は、製氷室2内において製氷ケース5に密着するように配置されている。ホットガス管13は、凝縮器9および膨張弁10を迂回して圧縮機8と蒸発器11を直接繋いでおり、冷媒配管12における圧縮機8と凝縮器9の間から分岐されて、膨張弁10と蒸発器11の間へ合流している。ホットガス管13には、これを開閉するための電磁弁15が配置されている。
製氷工程時には、圧縮機8から凝縮器9、膨張弁10、および蒸発器11を経由して圧縮機8へ戻る冷媒の流れが形成されて、液状の冷媒が蒸発器11で蒸発することにより、蒸発器11と接触する製氷ケース5が冷却される。離氷工程時には、ホットガス管13の電磁弁15が開操作されて、圧縮機8から蒸発器11へ向かってホットガスが吐出されることにより、製氷ケース5が温められる。
図3に示すように製氷ケース5は、下向きに開口する一群のセル19が縦横格子状に区画された四角皿状に形成されており、製氷室2の上端部に設けたユニットベース20に固定されている。蒸発器11は、蛇行状に形成したパイプで構成されて、製氷ケース5の上面に固定されている。これら製氷ケース5および蒸発器11は、熱伝導性に優れた金属、例えば銅などで形成される。
給水部6は、製氷ケース5の下面側に対向配置された水皿23と、水皿23の下側に取り付けられた水タンク24と、水タンク24に取り付けられた水ポンプ25とを備える。水皿23は、下向きに開口する四角皿状に形成されており、その内部に水路枠26を一体に備えている。水皿23の上壁には、セル19へ向かって製氷用水を噴出供給する多数のノズル27と、各ノズル27を挟んで配置される一対の戻し孔28とが形成されている。ノズル27は水路枠26で区画された通水路29に連通しており、この通水路29の基端に水ポンプ25が接続されている。戻し孔28は水路枠26の枠外部分に上下貫通状に形成されており、戻し孔28を流下した水は水タンク24で回収される。
給水部6への製氷用水の供給は給水管32を介して行われる。給水管32の上流端は、機械室3側に設けた引出口から製氷機1の外側へ引き出されて、製氷機1の外部の給水口33(図2参照)に接続されている。給水管32の下流端は水皿23の上面に臨んでおり、そこには複数の下向きの散水口34が一定間隔おきに設けられている。給水管32の一個所には、給水管32を開閉して水皿23への水の供給を制御するための電磁弁35が配置されている。
水皿23の一方の外側面には傾動アーム38が固定されており、この傾動アーム38の上端部が水平軸39を介してユニットベース20に軸支されている。給水部6の全体は、水平軸39のまわりにユニットベース20に対して上下揺動自在に構成されており、水皿23の上面が製氷ケース5の各セル19に対向する上方の製氷姿勢と、水皿23の揺動先端側が製氷ケース5から離れて水皿23の上面が揺動先端側に向かって下り傾斜する下方の離氷姿勢とに姿勢切り換え可能に構成されている。給水部6の姿勢を切り換えるための駆動手段は、モータ40(図4参照)とばね(図示せず)を駆動源として構成されている。水タンク24の揺動先端壁と水皿23との間には、戻し孔28へ流れ込まなかった水を水タンク24へ流し込むための隙間41が確保されている。
水タンク24の揺動先端側には、水タンク24からの排水を行うための排水路44が形成されており、図2に示すように給水部6の下方には、排水路44からの排水を受け止める排水パン45が配置されている。排水パン45へ排出された水は、排水管46を介して製氷機1の外部へ排出される。
製氷工程においては、冷凍装置4により製氷ケース5が冷却されるとともに給水部6が製氷姿勢となって、給水管32の各散水口34から水皿23の上面へ向かって製氷用水が散水されて、戻し孔28あるいは隙間41を介して水タンク24内へ流れ込む。水タンク24内の製氷用水は、水ポンプ25によって通水路29へ送り込まれて、各ノズル27からセル19へ向かって噴出供給される。この製氷用水がセル19内で凝固することにより、セル19内にキューブ状の氷が形成される。セル19内で凝固せずに水皿23の上面へ落下した製氷用水は、戻し孔28を介して水タンク24へ戻る。製氷工程が完了すると、冷凍装置4による製氷ケース5の冷却と、給水管32からの散水と、セル19への製氷用水の噴出供給とを停止して、各セル19から氷を分離する離氷工程へ移行する。
離氷工程においては、給水部6が離氷姿勢となって各セル19の下面が開放されるとともに、圧縮機8から蒸発器11へ向かってホットガスが吐出されて製氷ケース5が温められる。これにより、製氷ケース5と接触する面において氷が融解し、水皿23へ向かって分離落下する。落下した氷は、水皿23の上面に沿って滑り落ちて、水皿23の揺動先端から製氷室2の下部の貯氷空間へ向かって落下する。このとき、給水管32から水皿23の上面へ除氷水が散水されて、ノズル27や戻し孔28に引っ掛かった氷が洗い流される。この除氷水は、戻し孔28あるいは隙間41を介して水タンク24内へ流れ込み、水タンク24内に残った余剰の製氷用水とともに、排水路44から排水パン45へ排出される。
図4に示すように、本実施例に係る製氷機1の制御系は、製氷工程および離氷工程を制御する運転制御部51と、製氷室2内の貯氷量を検出する貯氷量検出部50と、製氷ケース5の温度(ケース温度)を検出するケース温度検出部53と、製氷完了温度を設定する温度設定部52などで構成される。運転制御部51は、貯氷量検出部50で検出される貯氷量が一定以下に減少すると製氷工程を開始し、ケース温度検出部53で検出されるケース温度が製氷完了温度まで低下すると、製氷工程を完了して離氷工程を開始する。製氷工程および離氷工程において運転制御部51は、冷凍装置4を構成する圧縮機8、膨張弁10、ファン14、およびホットガス管13の電磁弁15と、給水部6の水ポンプ25と、給水管32の電磁弁35と、給水部6の姿勢を切り換える駆動手段のモータ40などを制御する。
運転制御部51により製氷工程が開始されると、温度設定部52によって製氷完了温度が設定される。温度設定部52は、機種検出部61、周波数検出部62、室温検出部63および給水温検出部64による検出値と、氷形状設定部65における氷形状設定値と、温度設定部52内の記憶部66に記憶されている製氷完了温度テーブルとを参照して、製氷完了温度を設定する。機種検出部61は製氷機1の機種を検出し、周波数検出部62は製氷機1の電源周波数を検出する。周波数検出部62による電源周波数の検出は、例えば特公平7−35939号公報に記載されている方法で行うことができる。
室温検出部63は、製氷機1が設置される室内の気温を検出するものであって、例えば機械室3側に配置される。給水温検出部64は、給水管32内の製氷用水の温度を検出するものであって、電磁弁35より10cm程度上流側に配置されている。室温の検出値Taおよび給水温の検出値Twは、それぞれについて設けられた下閾値T1・T3および上閾値T2・T4と比較されて、次の9通りの温度条件[A]〜[I]のいずれかに属するか判定される。
[A] Ta<T1 ,Tw<T3 (室温:低,給水温:低)
[B] Ta<T1 ,T3≦Tw<T4 (室温:低,給水温:中)
[C] Ta<T1 , T4≦Tw (室温:低,給水温:高)
[D] T1≦Ta<T2,Tw<T3 (室温:中,給水温:低)
[E] T1≦Ta<T2,T3≦Tw<T4 (室温:中,給水温:中)
[F] T1≦Ta<T2, T4≦Tw (室温:中,給水温:高)
[G] T2≦Ta,Tw<T3 (室温:高,給水温:低)
[H] T2≦Ta,T3≦Tw<T4 (室温:高,給水温:中)
[I] T2≦Ta, T4≦Tw (室温:高,給水温:高)
Ta:室温の検出値 T1:室温の下閾値 T2:室温の上閾値
Tw:給水温の検出値 T3:給水温の下閾値 T4:給水温の上閾値
本実施例では、T1=10℃、T2=30℃、T3=9℃、T4=16℃に設定した。
氷形状設定部65では、製氷ケース5のセル19において氷の下面中央に形成される窪みの大きさを、ユーザーが「1」から「7」までの7段階の氷形状設定値で設定することができる。氷形状設定値が大きいほど、氷に形成される窪みも大きくなる。本実施例において、氷形状設定値「1」のときの窪みの上下深さは約2mm、氷形状設定値「4」のときは約7mm、氷形状設定値「7」のときは約15mmに設定されている。なお、セル19の上下寸法は約30mm、前後寸法および左右寸法は約29mmである。
記憶部66に記憶されている製氷完了温度テーブルの一部を図5に示す。例えば、機種検出部61で検出される製氷機1の機種が「F−101」、周波数検出部62で検出される電源周波数が「50Hz」、室温検出部63で検出される室温が「15℃」、給水温検出部64で検出される給水温が「12℃」、氷形状設定部65における設定値が「5」であるとき、温度設定部52は製氷完了温度テーブルを参照して、各部61〜65の検出値・設定値に該当する欄の温度、すなわち「−14℃」を製氷完了温度に設定する。
次に、製氷完了温度テーブルの作成手順について、機種がF−101、電源周波数が50Hzの場合を例として、図1のフローチャート、および図6の製氷完了温度テーブルに基づき説明する。室温と給水温に関する閾値T1〜T4は先に設定してあるものとする。
(手順1) 室温の基準値である基準室温と、給水温の基準値である基準給水温とを決定し、基準室温および基準給水温が含まれる温度条件を基準温度条件に決定する(S1)。基準室温および基準給水温は、例えば年間平均値とすることができる。本実施例では、基準室温を20℃、基準給水温を15℃とし、これらが含まれる温度条件[E]を基準温度条件とした。
(手順2) 1つの氷形状設定値を選択し、当該設定値および手順1で選択した基準温度条件における製氷完了温度の暫定値を設定する(S2)。ここでの氷形状設定値は「1」〜「7」の中から任意に選択できるが、本実施例では中間値である「4」を選択した。製氷完了温度の暫定値の設定方法も任意であるが、例えば、基準温度条件の下で実際に製氷工程を行い、窪みが氷形状設定値「4」に相当する大きさ(上下深さ約7mm)になった際のケース温度の実測値を、製氷完了温度の暫定値に設定することができる。本実施例では、温度条件[E]、氷形状設定値「4」における製氷完了温度の暫定値を−15℃に設定した(図6(a))。
(手順3) 手順2で選択しなかった他の氷形状設定値および基準温度条件における製氷完了温度の暫定値を設定する(S3)。この設定は、手順2で設定した製氷完了温度の暫定値を基準として行う。本実施例では、氷形状設定値「4」に対応する製氷完了温度の暫定値−15℃を基準として、氷形状設定値が「4」から1小さくなるに従って1℃ずつ低くなるように、1大きくなるに従って1℃ずつ高くなるように暫定値を設定した(図6(b))。温度条件が同じであれば、製氷完了温度が高いほど、ケース温度が製氷完了温度に達するまでの時間、すなわち製氷時間は短くなり、この製氷時間が短くなるほど氷の窪みは大きくなる。そのため、氷形状設定値(所望の氷の窪み)が大きくなるほど製氷完了温度を高く設定する。
手順2と手順3を行うことにより、基準温度条件[E]における全ての暫定値を設定することができる(図6(b))。基準温度条件[E]における各暫定値のことを、以下では基準暫定値という。例えば、氷形状設定値「2」における基準暫定値は−17℃である。なお、上記の手順3を行うのに代えて、全ての基準暫定値を手順2と同様の実測による方法で設定してもよい。
(手順4) 手順2および手順3で設定した基準暫定値に基づき、他の温度条件における製氷完了温度の暫定値を設定する(S4)。詳しくは、基準温度条件に比べて室温あるいは給水温が高く、ケース温度の低下速度が遅くなる温度条件においては、暫定値を基準暫定値よりも高く設定する。逆に、基準温度条件に比べて室温あるいは給水温が低く、ケース温度の低下速度が速くなる温度条件においては、暫定値を基準暫定値よりも低く設定する。本実施例では、各温度条件における暫定値を次のように設定した(図6(c))。
・温度条件[B][C][D]では、基準温度条件[E]と比べてケース温度の低下速度にあまり差が無いため、各氷形状設定値において暫定値を(基準暫定値±0℃)とした。
・温度条件[A]では、基準温度条件[E]と比べてケース温度の低下速度が速くなるため、各氷形状設定値において暫定値を(基準暫定値−1℃)とした。
・温度条件[F][G]では、基準温度条件[E]と比べてケース温度の低下速度が遅くなるため、各氷形状設定値において暫定値を(基準暫定値+1℃)とした。
・温度条件[H]では、温度条件[F][G]と比べてさらにケース温度の低下速度が遅くなるため、各氷形状設定値において暫定値を(基準暫定値+2℃)とした。
・温度条件[I]では、温度条件[H]と比べてさらにケース温度の低下速度が遅くなるため、各氷形状設定値において暫定値を(基準暫定値+3℃)とした。
(手順5) 製氷完了温度の上限温度および下限温度を設定する(S5)。両温度は任意の方法で設定できるが、本実施例では、氷形状設定値「7」(窪み最大)に対応する基準暫定値(最高基準暫定値)すなわち−12℃を上限温度とし、氷形状設定値「1」(窪み最小)に対応する基準暫定値(最低基準暫定値)すなわち−18℃を下限温度とした。
(手順6) 手順4までに設定した各暫定値を、手順5で設定した上限温度および下限温度と比較して、製氷完了温度を決定する(S6)。具体的には、暫定値が上限温度以下かつ下限温度以上である場合(S61およびS62でYes)は暫定値をそのまま製氷完了温度とし(S63)、暫定値が上限温度を上回る場合(S61でNo)は上限温度を製氷完了温度とし(S64)、暫定値が下限温度を下回る場合(S62でNo)は下限温度を製氷完了温度とする(S65)。図6(d)のテーブルにおける網掛け部分では、暫定値が上限温度を上回るか下限温度を下回っているために、上限温度あるいは下限温度を製氷完了温度とした。その他の部分では、暫定値が上限温度以下かつ下限温度以上であるため、暫定値をそのまま製氷完了温度とした。
上限温度(−12℃)を設定するのは、製氷工程の途中で室温あるいは給水温が下がって、ケース温度の低下速度が速くなった場合に、セル19内に形成される氷が小さくなり過ぎるのを防ぐためである。具体例として、冬季(外気温5℃)に暖房を使用して、製氷機1が設置される建物内の気温が25℃になっている状態で、氷形状設定値を「7」に設定して製氷工程を開始する状況を挙げて説明する。
製氷機1で使用される製氷用水は、建物外と建物内の水道管を順に通って、製氷機1の給水管32内へ供給される。製氷室2内の氷が満量であるなどの理由で製氷が長時間行われなかった場合、建物内の水道管に滞留する水の温度は、建物内の気温(25℃)近くまで上昇する。一方、建物外の水の温度は外気温と同じ5℃近くであるから、建物外と建物内の水温に差が生じる。この状態で製氷工程を開始すると、最初は建物内に滞留していた25℃の水が製氷用水として使用されるが、建物内の水はやがて使い切られ、その後は、製氷工程の開始時に建物外にあった5℃の水が製氷用水として使用される。
このように、製氷工程の途中で給水温が低下すると、その低下前に比べてケース温度の低下速度が速くなるので、ケース温度が製氷完了温度に達するまでの時間、すなわち製氷時間が短くなる。ここで、氷形状設定値(所望の氷の窪み)が比較的小さく設定されていれば、製氷時間が少し短くなっても、窪みが所望より少し大きくなる程度でさほど問題は無いが、今回の例のように氷形状設定値が「7」に設定されている場合に製氷時間が短くなると、小さ過ぎて使用に適さない氷となる。
上記のような状況を解消するために、製氷完了温度に上限温度(−12℃)を設定している。上記の例において、製氷工程の開始時の給水温は25℃、室温も25℃であるから温度条件は[F]に該当し、また氷形状設定値は「7」である。この場合の手順4における製氷完了温度の暫定値は−11℃(図6(c))であるが、手順6で製氷完了温度は−12℃に下方修正されている(図6(d))。このように、製氷完了温度を下方修正すると、その分だけ製氷時間を長くして氷を成長させることができる。従って、仮に製氷工程の途中で給水温が低下しても、得られる氷が小さくなり過ぎるおそれ、すなわち、氷形状設定値「7」に相当する大きさよりも極端に小さい氷が生成されるのを解消して、使用に適した大きさの氷を確実に得ることができる。
下限温度(−18℃)を設定するのは、製氷完了温度の途中で室温あるいは給水温が上がって、ケース温度の低下速度が遅くなった場合に、氷が成長し過ぎてセル19からはみ出るのを防ぐためである。具体例として、室温と給水温がともに5℃の条件で、氷形状設定値を「1」に設定して製氷工程を開始してから、暖房の使用により室温が大きく上昇した状況を挙げて説明する。
製氷工程の途中で室温が上昇すると、その上昇前に比べて凝縮器9における放熱効率が低下し、冷凍装置4の冷却能力が低下して、ケース温度の低下速度が遅くなるので、製氷時間が長くなる。ここで、氷形状設定値(所望の氷の窪み)が比較的大きく設定されていれば、製氷時間が少し長くなっても、窪みが所望より少し小さくなる程度でさほど問題は無いが、この例のように氷形状設定値が「1」に設定されている場合に製氷時間が長くなると、氷が成長し過ぎてセル19からはみ出て、給水部6の水皿23に貼り付くなどの不都合が生じるおそれがある。また、氷形状設定値「1」に相当する大きさの氷が形成された後、すなわち氷がセル19いっぱいに成長した後も製氷工程を続けると、電力を無駄に消費してしまう。
上記のような状況を解消するために、製氷完了温度に下限温度(−18℃)を設定している。上記の例において、製氷工程の開始時の室温と給水温はともに5℃であるから温度条件は[A]に該当し、また氷形状設定値は「1」である。この場合の手順4における製氷完了温度の暫定値は−19℃(図6(c))であるが、手順6で製氷完了温度は−18℃に上方修正されている(図6(d))。このように、製氷完了温度を上方修正すると、その分だけ製氷時間を短くすることができる。従って、仮に製氷工程の途中で室温が上昇しても、氷が成長し過ぎてセル19からはみ出るおそれを解消して、氷が水皿23に貼り付くなどの不都合を確実に防止することができる。また、氷が成長し過ぎる前に製氷工程を終えることにより、電力の無駄な消費を解消できる。
上記の手順1〜6では、電源周波数が50Hzの場合について説明したが、電源周波数が60Hzの場合も、同じ手順で製氷完了温度テーブルを作成することができる。あるいは、50Hzの製氷完了温度テーブルの各製氷完了温度を1〜2℃程度低くしたものを、60Hzの製氷完了温度テーブルとすることができる。本実施例では、50Hzの製氷完了温度テーブルの各製氷完了温度を2℃低くしたものを、60Hzの製氷完了温度テーブルとした(図5参照)。
電源周波数が60Hzの場合は、電源周波数が50Hzの場合に比べて、圧縮機8の駆動源であるモータの回転速度が速くなって、冷凍装置4による冷却能力が高くなるので、ケース温度の低下速度が速くなる。そのため、50Hzと60Hzとで製氷完了温度を等しく設定していると、60Hzの場合の方が製氷時間が短くなって、得られる氷が小さくなる。そこで本実施例では、60Hzの場合の製氷完了温度を、50Hzの場合に比べて2℃低く設定した。これにより、得られる氷の形状(窪みの大きさ)を、両周波数でほぼ同一にすることができる。なお、本実施例では、両周波数における製氷完了温度の差を2℃としたが、この温度差は、冷凍装置4の冷却能力やセル19の大きさなどを考慮して任意に決定することができる。
また、上記の実施例では、室温と給水温の検出値を9種類の温度条件に分類し、各温度条件ごとに製氷完了温度を設定したが、本発明はこれに限られない。例えば、室温と給水温と氷形状設定値とを変数とする特性式に従って、製氷完了温度の暫定値を算出することができる。その後は、先の手順5および手順6と同様に、上限温度および下限温度を設定し、これらと暫定値を比較して製氷完了温度を決定すればよい。
上記実施例ではセル型の製氷機1について説明したが、本発明に係る製氷機1はセル型に限られず、例えば略平板状の製氷ケースを有し、水を製氷ケース上で凍結させて板状の氷を形成する製氷機に本発明を適用することができる。また、氷形状設定部65における氷形状設定値は窪みの大きさを設定するものに限られず、例えば板状の氷を形成する製氷機において氷の厚みを設定するものであってもよい。
4 冷凍装置
5 製氷ケース
6 給水部
32 給水管
51 運転制御部
52 温度設定部
53 ケース温度検出部
63 室温検出部
64 給水温検出部
65 氷形状設定部

Claims (1)

  1. 冷凍装置(4)および製氷構造と、これら両者の運転状態を制御する運転制御部(51)と、運転制御部(51)に制御データを渡す温度設定部(52)およびケース温度検出部(53)とを備えており、
    温度設定部(52)は、製氷機が設置される室内の気温を検出する室温検出部(63)の検出値と、給水管(32)内の製氷用水の温度を検出する給水温検出部(64)の検出値と、氷形状設定部(65)で設定された氷形状設定値とに基づいて、製氷完了温度の暫定値を設定するように構成されており、
    温度設定部(52)で設定した製氷完了温度の暫定値が、予め設定された上限温度と下限温度の範囲内にある条件下では、前記暫定値をそのまま製氷完了温度として製氷を行い、
    前記暫定値が上限温度を上回る条件下では、上限温度を製氷完了温度として製氷を行い、
    前記暫定値が下限温度を下回る条件下では、下限温度を製氷完了温度として製氷を行うようになっており、
    室温検出部(63)および給水温検出部(64)で検出される室温および給水温について、それぞれ基準値が設定されており、
    室温検出部(63)および給水温検出部(64)の検出値がそれぞれの基準値と等しくかつ氷形状設定部(65)において氷形状が最小に設定されている場合に温度設定部(52)で設定される製氷完了温度の暫定値が、製氷完了温度の上限温度として設定されており、
    室温検出部(63)および給水温検出部(64)の検出値がそれぞれの基準値と等しくかつ氷形状設定部(65)において氷形状が最大に設定されている場合に温度設定部(52)で設定される製氷完了温度の暫定値が、製氷完了温度の下限温度として設定されていることを特徴とする製氷機
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