JP5695268B2 - 広帯域オーディオ信号のための計算節減エコーキャンセラ - Google Patents

広帯域オーディオ信号のための計算節減エコーキャンセラ Download PDF

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Description

本発明は、一般に、通信ネットワークにおいて、例えばソフトフォンやゲートウェイにおいて使用することができるエコーキャンセラに関する。本発明は、特に、広帯域オーディオ信号のためのエコーキャンセルに関する。本発明はまた、16000Hzより高いサンプリングレート(例えば22050Hz、32000Hz、44100Hz…)におけるオーディオ信号にも適用することができる。
エコーキャンセルは、インターネットプロトコルを介してのオーディオ通信に必要とされる。広帯域オーディオの使用は、広帯域エコーキャンセルの使用を暗示する。品質の点から、狭帯域エコーキャンセルと同じ有効性を実現するためには、広帯域エコーキャンセルは、より大きな計算量、すなわちより大きな数の、4倍の、100万命令毎秒(MIPS)を必要とする。すなわち狭帯域エコーキャンセルがnMIPSを必要とする場合は、同じ技術を使用する広帯域エコーキャンセルは、4xnMIPSを必要とすることになる。一般に、帯域幅が2倍になると、エコーキャンセルの計算量は4倍になる。
ソフトフォンまたはゲートウェイでは、エコーキャンセルは、エコーキャンセルソフトウェアを実行する信号プロセッサによって構成されたエコーキャンセラによって提供される。広帯域電話のためのオーディオコーデックは、狭帯域電話のためのオーディオコーデックより多くの計算量を必要とするので、ソフトフォンの計算量全体は非常に高い。さらに、ソフトフォンは、通常、パーソナルコンピュータにおいて同時に他のアプリケーションとともに動作する。したがって、特にハンドフリーモードで高いレベルのオーディオ品質を提供しながら、エコーキャンセラの計算量を低減することが重要である。
本発明は、エコーキャンセルの計算量の問題に対処し、オーディオ信号の品質を下げることなくこの量を低減するためのエコーキャンセラを提案する。
広帯域エコーキャンセルの計算量を低減するためには、いくつかの知られている方法がある。これらの方法は、サブバンド分解、または周波数領域計算に基づく。しかし、これらの方法は、下記を導入する:
− サブバンドの数と共に増大する通信における追加の遅延。この遅延は、3つ以上のサブバンドには重大である。
− (3つ以上のサブバンドにとっての)オーディオ品質の低下。この品質低下は、(どのフィルタも理想的でないので)サブバンドの分離が不完全であるためである。
これらの欠点を回避する知られている方法もある。これらの方法は、サブバンド分解およびサブバンドフィルタ適応に基づく。これらは、2つのサブバンドフィルタを使用することによりフルバンドフィルタを合成することにある。これらの方法は、遅延のない分解と呼ばれる。文献、国際特許出願公開第2007/021722は、そのような方法を記載している。それらの方法は、下記の理由から十分ではない:
− それらは、フルバンドフィルタを合成するために高速フーリエ変換(FFT)および逆高速フーリエ変換(iFFT)の使用を暗示する。それらは、FFTおよびiFFTの計算が数の浮動小数点コーディングで行われなければならないので、追加の計算を必要とする。
− それらは、特に数の固定小数点計算の場合は、フルバンドフィルタの合成が原因で品質の問題を導入する。
サブバンド分解に基づく知られている方法の中で、2つのサブバンドに分解することは、計算を約2分の1に低減する(実際には、2よりは小さい)ことを可能にする。文献、国際特許出願公開第2005/062595号は、そのような方法を記載している。広帯域オーディオ信号では、この分解は、品質の主観的低下をもたらさない。しかし、計算量をより顕著に低減することが望ましいであろう。
図1は、先行技術によるそのような2つのサブバンドエコーキャンセラの例示的EC1の機能図を示す。この実施例は、下記を含む:
− 近端端末から信号TXiを受信する入力。
− 遠端端末に信号TXoを送信する出力。この信号は、近端端末から受信された信号TXiと同一である。
− 遠端端末によって捕捉された音声信号、および近端端末から生じて遠端端末を介して戻ってくるエコーから構成された信号RXiを受信する入力。
− 信号RXoを近端端末に送信する出力。エコーは、この信号RXoにおいてキャンセルされるかまたは少なくとも減衰される。
− 信号TXiを高域サブバンドおよび低域サブバンドにそれぞれ対応する2つのサブサンプリングされた信号THおよびTLに分離するためのスプリッタデバイスSP1
− 高域サブバンドおよび低域サブバンドにそれぞれ対応する2つの信号THおよびTLをそれぞれフィルタリングするための2つの適応フィルタALおよびAH。これらのフィルタは、フィルタリングされた信号FTLおよびFTHをそれぞれ供給する。
− 信号RXiを高域サブバンドおよび低域サブバンドにそれぞれ対応する2つのサブサンプリングされた信号RHおよびRLに分離するためのスプリッタデバイスSP2。
− 信号FTHを信号RHに減算するための第1の減算器SH。結果としての信号は、高域サブバンドのための補正された信号CRHである。
− 信号FTLを信号RLに減算するための第2の減算器SL。結果としての信号は、低域サブバンドのための補正された信号CRLである。
− 2つの補正された信号CRHおよびCRLをアップサンプリングし、結合し、平滑にすることにより信号RXoを構成するための混合器デバイスMX。
2つの適応フィルタALおよびAHは、補正された信号CRLおよびCRHが最小化されるように、すなわちエコーがサブバンドのそれぞれにおいて最小化されるように、これらの補正された信号によってそれぞれ制御される。例えば、高域サブバンドは、4000Hzから7000Hzにおよび、低域サブバンドは50Hzから4000Hzに及ぶ。
スプリッタデバイスSP1は、2つのサブサンプリングデバイスLSS1およびHSS1にそれぞれ関連する低域通過フィルタLP1および高域通過フィルタHP1を含む。低域通過フィルタLP1および高域通過フィルタHP1によってそれぞれ供給された2つのフィルタリングされた信号のそれぞれの2つの連続サンプルのうち1つは、信号TLおよびTHをそれぞれ構成するために落とされる。
スプリッタデバイスSP2は、信号RLおよびRHをそれぞれ生成するための2つのサブサンプリングデバイスLSS2およびHSS2にそれぞれ関連する低域通過フィルタLP2および高域通過フィルタHP2を含む。低域通過フィルタLP2および高域通過フィルタHP2によってそれぞれ供給された2つのフィルタリングされた信号のそれぞれの2つの連続サンプルのうちの1つは、信号RLおよびRHをそれぞれ構成するために落とされる。
ミキサデバイスMXは、下記を含む:
− 各サンプルを複製することにより補正された信号CRHおよびCRLをそれぞれアップサンプリングするための2つのアップサンプラHUSおよびLUS。
− アップサンプラHUSによって復元された信号をフィルタリングするための高域通過フィルタHP3。
− アップサンプラLUSによって復元された信号をフィルタリングするための低域通過フィルタLP3。
− フィルタHP3およびLP3によってそれぞれ供給された2つのフィルタリングされた信号を加算し、近端端末に供給されるべき出力信号RXoを生成するための加算器デバイスAO。
(この実施例では)各サブバンドにおけるエコーを除去するための計算量は、2に等しいダウンサンプリング係数のために、4分の1に縮小される。しかし、信号を2つのサブバンドに分解し、次いで完全な信号を合成するための追加のコストがある。したがって、この解決策のコストは、下記の通りである:
2x(フルバンドコスト)/4+分解コスト+合成コスト
この知られている解決策のコストは、分解コストおよび合成コストがエコーフィルタリングおよび適応のコストに比べて非常に低いので、フルバンド解決策のコストの半分よりわずかに大きいだけである。この知られている方法は、n帯域分解のために使用することができる。
広帯域オーディオ信号では、この分解は、品質の主観的低下を導入しない。しかし、計算量をより顕著に低減することが望ましいであろう。
国際公開第2007/021722号 国際公開第2005/062595号
したがって、広帯域オーディオ通信のためのエコーキャンセルの計算量をさらに低減するための技術的解決策を提供する必要がある。この点は、ゲートウェイ上で使用されるモバイルデバイスおよびさらにマルチチャネルエコーキャンセラにとって特に重要である。これは、本発明によるエコーキャンセラによって解決することができる。
本発明は、下記を含むエコーキャンセラを対象とする:
− 近端端末から遠端端末に送信された信号を、遠端端末に送信された信号の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号、および遠端端末に送信された信号の低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号に分割するための手段。
− 遠端端末から受信された信号を、遠端端末から受信された信号の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号、および遠端端末から受信された信号の低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号に分割するための手段。
− 遠端端末に送信された信号の低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号をフィルタリングし、第1のフィルタリングされた信号を復元するための第1の適応フィルタ。
− 遠端端末に送信された信号の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号をフィルタリングし、第2のフィルタリングされた信号を復元するための第2の適応フィルタ。
− 遠端端末から受信された信号のうちの低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号から第1のフィルタリングされた信号を減算し、第1の補正された信号を供給するための第1の手段。
− 遠端端末から受信された信号の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号から第2のフィルタリングされた信号を減算し、第2の補正された信号を供給するための、ならびに第1の適応フィルタおよび第2の適応フィルタによって供給されるフィルタリングされた信号がそれぞれ最小化されるように適応フィルタを制御するための、第2の手段。
− 第1の補正された信号および第2の補正された信号をそれぞれ処理し、低周波数サブバンドおよび高周波数サブバンドにそれぞれ対応する2つの処理された補正された信号を供給するための手段。
− 近端端末に供給されるべき出力信号を構成するために、2つの処理補正された信号を混合し、結果としての信号をアップサンプリングするための手段。
このエコーキャンセラは、第1の適応フィルタの適応および第2の適応フィルタの適応を、これらの2つの適応が決して同時でないように制御する制御手段をさらに含むことを特徴とする。
本発明によるエコーキャンセラは、音声信号の性質を利用する:
このエコーキャンセラは、この音声信号を2つの周波数サブバンドに分解する。さらに、
このエコーキャンセラは、2つのサブバンドに対応するフィルタを同時に適応することを回避するやり方で、これら2つのフィルタの適応を制御する。2つのフィルタのそれぞれの適応のための計算量は、エコーキャンセルのフィルタリングおよび他の機能のための計算に比べて非常に高いので、全計算量がドラスチックに低減される。
本発明の他の特徴および利点は、本発明の諸実施形態の以下の詳細な説明から、添付の図面と併せて読まれれば、より明らかになるであろう。
本発明の諸実施形態の特徴および利点を詳細に例示するために、以下の説明は添付の図面を参照しながら行われる。可能な場合は、同じまたは同様の参照数字は、添付の図面の図および説明全体にわたって、同じまたは同様の構成要素を示す。
前述の、従来技術による2つのサブバンドエコーキャンセラの一例の機能図である。 広帯域電話チャネルにおいて見られる典型的なオーディオ信号のスペクトルを示す図である。 本発明によるエコーキャンセラの一実施形態のブロック図である。
図2は、広帯域電話チャネルにおいて見られる典型的なオーディオ信号のスペクトルを示す。このスペクトルは、0から8000Hzに及ぶ。典型的な電話は、狭帯域300−3400Hzを送信する。広帯域電話は、帯域50−7000Hzを送信する。エコーキャンセルプロセスを分割するために、50−4000Hzをカバーする低域サブバンドLSおよび4000−7000Hzをカバーする高域サブバンドHSを考慮する。この電話信号のエネルギーの最大部分は、低域サブバンドLS(50−3400Hz)にある。低域サブバンドLSは、オーディオ情報の主要部分を搬送する。より具体的には、帯域50−300Hzは、存在の感知を提供する。高域サブバンドHS(4000−8000Hz)の信号のエネルギーは低く、信号のこの部分は、雑音と同様であるが、復元されたオーディオの明瞭さおよび明快さを向上させるのに貢献する。
4000Hzおよびそれより高い周波数におけるオーディオ信号は、雑音と同様であり、帯域50−3400Hzにおけるエネルギーに関して、この周波数のまわりのエネルギーは低いので、復元された信号の2つのサブバンド50−4000Hzおよび4000−7500Hzへの分解および合成は、オーディオ信号の品質にほとんど影響を及ぼさない。本発明の基本概念は、高周波数の処理よりも低周波数の処理に多く焦点を当て、それによって計算量を節減することである。エコーキャンセルを低帯域適応フィルタに適応することは、決定的に重要である。エコーキャンセルを高帯域適応フィルタに適応することは、それほど重要ではない。
本発明によれば、収束時間中は、低域サブバンドのフィルタだけが適応される。この収束時間中は、適応フィルタではなく、簡単なエコーサプレッサが高域サブバンドに適用される。低域サブバンドのフィルタが許容可能な品質に達するとすぐ、このフィルタは凍結され、高域サブバンドのためのフィルタの適応がイネーブルにされる。エコーサプレッサは、回線上で1つの方向に進み、次いでもう1つの方向に大量の損失を挿入するオーディオ信号があるかどうかを検出することにより動作する。通常、回線の遠端におけるエコーサプレッサは、回線の近端から来るオーディオを検知すると、この損失を追加する。この追加された損失は、近端にいる話者が、話者自身の音声を聞けないようにする。
適応機構は、フィルタの迅速な収束を許容可能な品質に提供するように設計される。最適フィルタ値に達した後は、エコーの変更がない限り、適応の必要はない。
図3は、本発明によるエコーキャンセラの一実施形態EC2のブロック図を示す。この実施形態は、下記を含む。
− 近端端末から遠端端末に送信されるべき信号TXiを受信する入力。
− 信号TXoを遠端の話者に送信する出力。この信号は、近端端末から受信された信号TXiと同一である。
− 遠端端末から信号RXiを受信する入力。この信号は、遠端端末によって捕捉された音声信号、および近端端末から生じ、遠端端末を介して戻ってくるエコーから構成される。
− 信号RXoをエコーが減衰されている近端端末に供給する出力。
− 信号TXiを高域サブバンド(この実施例では50−4000Hz)および低域サブバンド(この実施例では4000−7500Hz)にそれぞれ対応する2つの信号THおよびTLに分離するためのスプリッタデバイスSP1。
− 2つの信号THおよびTLをそれぞれフィルタリングし、低域サブバンドおよび高域サブバンドにそれぞれ対応するフィルタリングされた信号FTLおよびFTHを供給するための2つの適応フィルタALおよびAH。
− 信号RXiを高域サブバンドおよび低域サブバンドにそれぞれ対応する2つの信号RHおよびRLに分離するためのスプリッタデバイスSP2。
− 信号RHから信号FTHを減算するための第1の減算器SH。結果としての信号は、高域サブバンドのための補正された信号CRHである。
− 信号RLから信号FTLを減算するための第2の減算器SL。結果としての信号は、低域サブバンドのための補正された信号CRLである。
− 信号CRHを処理し、信号THおよび補正された信号CRHを受信し、高域サブバンドのための処理された補正された信号CRH’を供給するための第1の非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLPH−ES。
− 信号CRLを処理し、低域サブバンドのための処理された補正された信号CRL’を供給するための第2の非線形プロセッサNLPL。
− 2つの処理された補正された信号CRH’およびCRL’をアップサンプリングし、結合し、平滑にすることにより信号RXoを構成するための典型的なミキサデバイスMX。
− コマンドをフィルタAHおよび非線形プロセッサNLPH−ESに供給する制御モジュールCH。
− コマンドをフィルタALおよび非線形プロセッサNLPLに供給する制御モジュールCL。
− 高域サブバンドのための、フィルタAHの現在の状態を受信するレジスタSTH。
− 低域サブバンドのための、フィルタALの現在の状態を受信するレジスタSTL。
− レジスタSTHからの信号およびレジスタSTLからの信号を受信し、信号SCMDを制御モジュールCLおよびCHに供給する制御モジュールCTR。
− 低域サブバンドのための、スプリッタSP2によって供給された信号RLおよびスプリッタSP1によって供給された信号TLを受信し、受信された信号RXiがダブルトーク、シングルトーク、またはノートークを表すかどうかを示す信号をレジスタSTLに供給する典型的なトーク検出器DTD。
スプリッタデバイスSP1、スプリッタデバイスSP2、およびミキサデバイスMXは、知られている、図1に関連して説明されたものと同様である。
レジスタSTLは、制御ユニットCTRに以下の情報を含む信号を提供する:
− ダブルトーク、またはシングルトーク、またはノートーク。
− 低域サブバンドのための現在のフィルタ品質(dBで測定されるフィルタの機能拡張:遠端ユーザシングルトーク中のCRLとRLとの間の差)。
− (信号TXoとRXiとの間の)エコーの現在の推定遅延。
− 現在の推定ERL(エコーリターンロス:遠端ユーザが単独で話しているときのTLとRLとの間の差)。この推定は、エコーが変わった場合は、通信中に変わる可能性がある。この推定は、必要な場合は、収束をスピードアップするために高域サブバンド処理において使用される。この推定はまた、エコーサプレッサとして使用される場合、エネルギー比較のための閾値を設定するために、非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLPH−ESによって使用される。
レジスタSTHは、制御ユニットCTRに、以下の情報を提供する:
− 高域サブバンドのための現在のフィルタ品質(dBで測定されるフィルタの機能拡張:遠端ユーザシングルトーク中のCRHとRHとの間の差)。
− 高帯域における現在の推定ERL(エコーリターンロス:遠端ユーザが単独で話しているときのTHとRHとの間の差)。
レジスタSTHおよびSTLによって提供された情報は、低域サブバンドおよび高域サブバンドのためのフィルタALおよびAHの適応をそれぞれ制御するための制御モジュールCLおよびHLに供給される信号SCMDを生成するために制御モジュールCTRによって使用される。
信号SCMDは、以下の情報を含む:
− 適応をイネーブルまたはディセーブルにするためのコマンド(制御モジュールCTRは、適応をイネーブルまたはディセーブルにするための決定をするためにフィルタALおよびAHの状態を使用する:)。
− 適応のゲイン。
− 現在の推定ERL。
− エコーの推定遅延および推定深さ:それらは、高域サブバンドエコー処理の焦点を、低域サブバンドエコー処理によってすでに見つけられているエコーの特性に当てるために使用される。したがって、それはまた、追加のMIPSがエコーの特性を再度推定するために使用されないので、計算を節減する。
− 非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLPH−ESのモードを選ぶためのバイナリコマンド:クラシカルモードまたはエコーサプレッサモード。
− フィルタ品質の状態(dBで測定されるフィルタの機能拡張)。
制御モジュールCLは、非線形プロセッサNLPLをバイパスするかまたはしないための信号を生成するために、およびフィルタALを制御する信号を生成するために、信号SCMDの情報を使用して:
− フィルタALにおける適応をイネーブルまたはディセーブルにする。
− フィルタALにおける適応のゲインを設定する(このゲインは、フィルタの品質および収束速度に決定的に重要な影響を及ぼす)。
制御モジュールCHは、非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLPL−ESのモードを選択するための信号を生成するために、およびフィルタAHを制御する信号を生成するために、信号SCMDの情報を使用する。
− フィルタAHにおける適応をイネーブルまたはディセーブルにする。
− フィルタAHにおける適応のゲインを設定する(このゲインは、フィルタの品質および収束速度に決定的に重要な影響を及ぼす)。
制御モジュールCTRの基本的実施形態によれば、2つのフェーズがある:
1)収束フェーズ中は、低域サブバンドのための適応フィルタALの適応は、補正された信号CRLが最小化されるように、すなわちエコーが低域サブバンドにおいて最小化されるように、補正された信号CRLによって制御され、高域サブバンドのための適応フィルタAHの適応は禁止される。このフィルタAHは、ブロックされる。非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLPH−ESは、単なるエコーサプレッサのように振る舞うように、制御モジュールCHによって供給されたバイナリ制御信号によって制御される。非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLPH−ESは、高域サブバンドに対応する信号THおよびCRHを受信する。非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLPH−ESは、信号THのエネルギーおよび信号CRHのエネルギーを可変閾値ESTHと比較する。エコーを抑制するために、非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLPH−ESは、信号THのエネルギーが信号CRHのエネルギープラス閾値ESTHより大きい場合は、信号CRHを抑制する。このフェーズでは、FTH=0およびCRH=RHである。
2)収束フェーズの後に、2つの適応フィルタALおよびAH、ならびに非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLPH−ESは、補正された信号CRLおよびCRHが最小化されるように、すなわち両方のサブバンドにおいてエコーが最小化されるように、これらの補正された信号によってそれぞれ制御される。非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLPH−ESは、適応フィルタに関連する典型的な非線形プロセッサのように振る舞うように、制御モジュールCHによって供給されたバイナリ制御信号によって制御される。
制御モジュールCTRのより詳細な実施形態によれば、それぞれ異なる適応モードを有する5つの連続フェーズがある。しかし、制御手段モジュールCTRは、低域サブバンド適応フィルタALの適応および高域サブバンド適応フィルタHLの適応が決して同時でないように、これらの2つの適応を制御する。
a)初期設定フェーズ:
− 低域サブバンドフィルタリングがアクティブである。フィルタALの適応が永続的にイネーブルにされる。フィルタALは、トーク検出器DTDによって供給された情報(ダブルトーク、またはシングルトーク、またはノートーク)に応じて適応されるだけである。
− 高域サブバンドフィルタリングが永続的にディセーブルにされる。フィルタAHの適応がディセーブルにされる。非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLP_ESは、エコーサプレッサモードにある。閾値ESTHは、例えば6dB(サブレッサモードの初期設定において供給された値)に設定される。
次いで、制御モジュールCTRユニットは、「低域サブバンドエコーキャンセル収束」フェーズに切り替わる。
b)低域サブバンドエコーキャンセル収束フェーズ:
− 低域サブバンドフィルタリングがアクティブである。フィルタALの適応が永続的にイネーブルにされる。フィルタALがトーク検出器DTDによって供給された情報(ダブルトーク、またはシングルトーク、またはノートーク)に応じて適応される。
− 高域サブバンドフィルタリングが永続的にディセーブルにされる。非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLP_ESは、エコーサプレッサモードにある。閾値ESTHは、以下の式によって、推定ERLに応じて更新される:
ESTH=推定ERL−マージュ (例えば、マージュ=1dB)
このフェーズは、低域サブバンドフィルタリングの品質が、第1の閾値QTH1(例えば、15dB)に達するまで、すなわち以下のときまで続く:
―― 信号TLのエネルギーが信号CRLのエネルギープラス品質閾値QTH1より大きくなったとき。
―― および、エコーがあるとき(例:フィルタALが、遅延が5msに等しく、深さが16msに等しいと判定したとき)。
制御モジュールCTRは、「代替適応」フェーズに切り替わる。
c)代替適応フェーズ:
このフェーズでは、フィルタALおよびAHの適応が両方ともイネーブルにされるが、同時にではない。好ましくは、低域サブバンドエコーキャンセルの適応は4回のうち3回イネーブルにされ、高域サブバンドエコーキャンセルの適応は4回のうち1回イネーブルにされる。
高域サブバンドフィルタリングは、エコーがある時間窓においてアクティブである(例:低域サブバンドフィルタALによって見つけられた遅延が5msであり、深さが16msである場合、40から167までのフィルタ係数がアクティブ化される)。非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLP_ESはエコーサプレッサモードにある。その閾値は、ESTH=推定ERL−マージュである。
制御モジュールCTRユニットは、低域サブバンドフィルタリングの品質が第2の閾値QTH2に達すると、「高帯域エコー収束」フェーズに切り替わる:TLのエネルギー>CRLのエネルギー+QTH2 (例えば、QTH2=20dB)。
d)高域サブバンドエコー収束フェーズ:
低域サブバンドフィルタリングは、エコーがあるウィンドウ上でアクティブである。しかし、その適応は、永続的にディセーブルにされる。
高域サブバンドフィルタリングは、エコーがあるウィンドウ上でアクティブである(例:低域サブバンドフィルタALによって見つけられた遅延が5msであり、深さが16msである場合は、40から167までのフィルタ係数がアクティブ化される)。その適応は、永続的にイネーブルにされる。
非線形プロセッサ/エコーサプレッサNLP_ESは、それでもなおエコーサプレッサモードにある。
ESTH=推定ERL−マージュ
高域サブバンドフィルタリングの品質が第2の閾値(QTH2)に達すると、制御モジュールCTRユニットは、「品質最適化」フェーズに切り替わる:
THのエネルギー>CRHのエネルギー+QTH2 (例えば、QTH2=20dB)。
e)品質最適化フェーズ
低域サブバンドフィルタリングおよび高域サブバンドフィルタリングは、エコーがあるウィンドウ上で両方ともアクティブである。低域サブバンドフィルタリング適応は、2つの信号サンプルのうちの1つのためにイネーブルにされる。低域サブバンドフィルタリング品質の品質が第3の閾値QTH3(例えば、24dB)に達すると、低域サブバンドフィルタリング適応は凍結される。
高域サブバンドフィルタリング適応は、もう1つのサンプル上でイネーブルにされる。高域サブバンドフィルタリングの品質が第3の閾値QTH3(例えば、24dB)に達すると、高域サブバンドフィルタリング適応は凍結される。
エコーの特性が変わり、適応がフィルタALおよびHLの1つのために凍結された場合は、制御ユニットCTRユニットは、フェーズ「低域サブバンドエコー収束」に戻る。

Claims (4)

  1. 近端端末から遠端端末に送信された信号(TXi)を、遠端端末に送信された信号(TXi)の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(TH)、および遠端端末に送信された信号(TXi)の低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(TL)に分割するための手段(SP1)と、
    遠端端末から受信された信号(RXi)を、遠端端末から受信された信号(RXi)の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(RH)、および遠端端末から受信された信号(RXi)の低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(RL)に分割するための手段(SP2)と、
    遠端端末に送信された信号(TXi)の低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(TL)をフィルタリングし、第1のフィルタリングされた信号(FTL)を復元するための第1の適応フィルタ(AL)と、
    遠端端末に送信された信号(TXi)の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(TH)をフィルタリングし、第2のフィルタリングされた信号(FTH)を復元するための第2の適応フィルタ(AH)と、
    遠端端末から受信された信号(RXi)のうちの低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(RL)から第1のフィルタリングされた信号(FTL)を減算し、第1の補正された信号(CRL)を供給するための第1の手段(SL)と、
    遠端端末から受信された信号(RXi)の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(RH)から第2のフィルタリングされた信号(FTH)を減算し、第2の補正された信号(CRH)を供給するための第2の手段(SH)、および、
    第1の手段(SL)および第2の手段(SH)によって供給される第1の補正された信号(CRL)および第2の補正された信号(CRH)がそれぞれ最小化されるように、第1の適応フィルタ(AL)および第2の適応フィルタ(AH)を制御するための制御手段(CTR)と、
    第1の補正された信号および第2の補正された信号(CRH、CRL)をそれぞれ処理し、低周波数サブバンドおよび高周波数サブバンドにそれぞれ対応する2つの処理された補正された信号(CRL’、CRH’)を供給するための手段(NLPL、NLPH−ES)と、
    近端端末に供給されるべき出力信号(RXo)を構成するために、2つの処理補正された信号(CRL’、CRH’)を混合し、結果としての信号をアップサンプリングするための手段(MX)と、
    第1の適応フィルタ(AL)の適応および第2の適応フィルタ(AH)の適応を、これらの2つの適応が決して同時でないように制御する制御手段(CTR、STL、STH)と
    を含み、
    前記制御手段(CTR、STL、STH)が、
    第1の適応フィルタ(AL)の適応が収束したことを示す第1の適応フィルタ(AL)の現在の状態に関する情報を提供するための手段(STL)と、
    第1の適応フィルタ(AL)の適応が収束していない限り、第2の適応フィルタ(AH)の適応を禁止するための手段(CTR)と、
    第1の適応フィルタ(AL)の適応が収束するとすぐ、第2の適応フィルタ(AH)の適応をイネーブルにするための手段(CTR)と
    を含む、広帯域エコーキャンセラ(EC2)。
  2. 近端端末から遠端端末に送信された信号(TXi)を、遠端端末に送信された信号(TXi)の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(TH)、および遠端端末に送信された信号(TXi)の低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(TL)に分割するための手段(SP1)と、
    遠端端末から受信された信号(RXi)を、遠端端末から受信された信号(RXi)の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(RH)、および遠端端末から受信された信号(RXi)の低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(RL)に分割するための手段(SP2)と、
    遠端端末に送信された信号(TXi)の低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(TL)をフィルタリングし、第1のフィルタリングされた信号(FTL)を復元するための第1の適応フィルタ(AL)と、
    遠端端末に送信された信号(TXi)の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(TH)をフィルタリングし、第2のフィルタリングされた信号(FTH)を復元するための第2の適応フィルタ(AH)と、
    遠端端末から受信された信号(RXi)のうちの低周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(RL)から第1のフィルタリングされた信号(FTL)を減算し、第1の補正された信号(CRL)を供給するための第1の手段(SL)と、
    遠端端末から受信された信号(RXi)の高周波数サブバンドに対応するサブサンプリングされた信号(RH)から第2のフィルタリングされた信号(FTH)を減算し、第2の補正された信号(CRH)を供給するための第2の手段(SH)、および、
    第1の手段(SL)および第2の手段(SH)によって供給される第1の補正された信号(CRL)および第2の補正された信号(CRH)がそれぞれ最小化されるように、第1の適応フィルタ(AL)および第2の適応フィルタ(AH)を制御するための制御手段(CTR)と、
    第1の補正された信号および第2の補正された信号(CRH、CRL)をそれぞれ処理し、低周波数サブバンドおよび高周波数サブバンドにそれぞれ対応する2つの処理された補正された信号(CRL’、CRH’)を供給するための手段(NLPL、NLPH−ES)と、
    近端端末に供給されるべき出力信号(RXo)を構成するために、2つの処理補正された信号(CRL’、CRH’)を混合し、結果としての信号をアップサンプリングするための手段(MX)と、
    第1の適応フィルタ(AL)の適応および第2の適応フィルタ(AH)の適応を、これらの2つの適応が決して同時でないように制御する制御手段(CTR、STL、STH)と
    を含み、
    前記制御手段(CTR、STL、STH)が、
    a) 第1のフィルタ(AL)の適応が永続的にイネーブルにされ、
    第2のフィルタ(AH)の適応が永続的にディセーブルにされる、
    初期設定フェーズを制御するための手段(CTR)と
    b) 第1のフィルタ(AL)の適応が永続的にイネーブルにされ、
    低域サブバンドフィルタリングの品質が所定の閾値に達するまで第2のフィルタ(AH)の適応が永続的にディセーブルにされる、
    低域サブバンドエコーキャンセル収束フェーズを制御するための手段(CTR)と、
    c) 第1のフィルタ(AL)の適応および第2のフィルタ(AH)の適応が両方とも、低域サブバンドフィルタリングの品質が所定の閾値に達するまでイネーブルにされるが、同時にではない、
    代替適応フェーズを制御するための手段(CTR)と、
    d) 第1のフィルタ(AL)の適応が永続的にディセーブルにされ、
    第2のフィルタ(AH)の適応が、高域サブバンドフィルタリングの品質が所定の閾値に達するまで永続的にイネーブルにされる、
    高域サブバンドエコー収束フェーズを制御するための手段(CTR)と、
    e) 第1のフィルタ(AL)の適応が、低域サブバンドフィルタリングの品質が所定の閾値に達するまで、2つのうちの1つの信号サンプル上でイネーブルにされ、次いで低域サブバンドフィルタリング適応が凍結され、
    第2のフィルタ(AH)の適応が、高域サブバンドフィルタリングの品質が所定の閾値に達するまで、もう1つの信号サンプル上でイネーブルにされ、次いで高域サブバンドフィルタリング適応が凍結される、
    品質最適化フェーズを制御するための手段(CTR)と
    を含む、広帯域エコーキャンセラ。
  3. 前記制御手段(CTR、STL、STH)が、4つのうちの3つの信号サンプルのために第1のフィルタ(AL)の適応をイネーブルにし、4つのうちの1つの信号サンプルのために第2の適応フィルタ(AH)の適応をイネーブルにするための手段を含む、請求項1または2に記載の広帯域エコーキャンセラ。
  4. 第2の適応フィルタ(AH)がディセーブルにされている限り、第2の適応フィルタ(AH)エコーサプレッサ(NLP−ES)として振る舞うように制御するための手段(CTR)をさらに含む、請求項1または2に記載の広帯域エコーキャンセラ。
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